ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.1741〜1760


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2008年9月7日
No.1741: 直搾り アセロラ / 宝酒造
 じかしぼり あせろら / たからしゅぞう
タカラ 直搾り アセロラ タカラ 直搾り アセロラ review
 明後日9月9日が発売日となっている直搾りのアセロラ。 期間限定等の文字もなく、どうやら通期商品のようである。

 グラスに注いだ色は、ごく淡い肌色で、やや濁りあり。
 香りはシンプルで直球勝負のアセロラ香だが、インパクトは強くない。 穏やかに香る程度。
 味はもっと穏やか。アセロラ特有の強烈な酸味ではなく、 やや苦味が前面に出たストイックな味わい。薄すぎると感じる人もあるかもしれない。 口中に妙な甘さを残さず、後味もスッキリとしている。
 アルコール分5%。果汁1%。原材料:アセロラ果汁、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、 アントシアニン色素、紅花色素。 「手摘みしたアセロラをまるごと搾ったストレート混濁果汁を使用。 産地と果汁の造り方を厳選したアセロラのみずみずしい味わいをお楽しみください。」
 TaKaRaは京都の会社だから、というわけではないかもしれないが、 "はんなり"とした味わいの製品が多い。ベタベタしない口当たり。 しつこくない後味。薄いようでいて、しっかりと素材の持ち味を活かす。 まるで京料理のように、一見地味なところに先進性がかいま見えるような、 そんな製品をこれからも期待する。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月8日
No.1742: 旬果搾り フルッティオ シークァーサー / アサヒ
 しゅんかしぼり ふるってぃお しーくぁーさー / あさひ
アサヒ 旬果搾り フルッティオ シークァーサー アサヒ 旬果搾り フルッティオ シークァーサー review
 明日9月9日、糖質ゼロの旬果搾りFruttiO(フルッティオ)から新フレーバーが2種登場。
 フルッティオはこれまで、レモングレープフルーツの2種が存在しているので、 今回の新製品で計4種となる。
 今日はまず、シークァーサーを飲む。

 グラスに注いだ色はほぼ無色透明だが、ほんのりと色づいているように見えなくもない (夜の電灯下なので、定かではない)。
 香りは、シークァーサー特有の緑臭い感じが良く出ている。
 口に含んだ味はシャープで、甘味は強くない。ただ、飲み込んだあとに人工甘味料的な甘さが、 少しだけ残る。
 酸が強いので、味わいは全体的にスッキリしていて、嫌みがない。
 果汁0.1%。アルコール分5%。原材料:アルコール、 シークァーサースピリッツ、シークァーサー果汁、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。 糖質0。「シークァーサーのスピリッツと果汁ですっきりフルーティー」
「果実由来の香味成分を含む「シークァーサースピリッツ」と「シークァーサー果汁」 を使うことで、「糖質0(ゼロ)」でありながら果汁感を楽しめる テイストを実現しました。」
 レモンやグレープフルーツのところでも書いたが、 このフルッティオのシリーズは、サントリーカロリ。と同じ甘味料(アセスルファムK、スクラロース) を使いながら、甘味がしつこくまとわりつかない点が、好印象である。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月9日[1]
No.1743: 焼酎ハイボール かぼす <限定生産> / 宝酒造
 しょうちゅうはいぼーる かぼす <げんていせいさん> / たからしゅぞう
タカラ 焼酎ハイボール かぼす タカラ 焼酎ハイボール かぼす review
 本日9月9日発売、焼酎ハイボールの限定品「かぼす」。 この製品が最初に出たのは、昨年の今ごろだったが、 その昨年の製品と違うところは、アルコール度数が6%から7%に変更された点である。

 グラスに注いだ色は、ほんのりとした黄色。大きな気泡が立ちのぼるのは、このシリーズ共通。
 香りは、やや酸が強そうで、適度なジューシー感も彷彿とさせる柑橘香。
 口当たりは香りの印象よりは柔らかく、もちろん甘味はほとんどないので、 スッキリ爽快。酸が中心で、ヒリヒリとした後味。
 アルコール分7%。果汁1%。糖質80%オフ。甘味料不使用。 原材料:焼酎、かぼす果汁、レモン果汁、糖類、香料、酸味料、カラメル色素。
 原材料名を見ると、昨年にはなかったレモン果汁が使われている。 ジューシー感を強めるためのテクニックだろうか。 しっかりしたアルコール感もあって、爽快なのに飲み応えのあるチューハイ。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月9日[2]
No.1744: サッポロラガービール <数量限定> / サッポロ
 さっぽろらがーびーる <すうりょうげんてい> / さっぽろ
サッポロラガービール 缶入り サッポロラガービール 缶入り review
 明日9月10日が発売日となっている サッポロラガービールの缶入り。コンビニ限定、数量限定商品だ。 発売前夜の今日、当然のような顔をして、LAWSONの冷蔵ショーケースにたくさん並んでいた。

 液色は淡い黄金色で、特に濃いということはない。 泡にはそこそこ勢いがあり、泡持ちも悪くない。
 ホップ香はやや抑制気味。サッポロらしいモルトの甘いニュアンスがある。
 口に含むと、一瞬柔らかいかな?と思いきや、 苦味がしっかりくる。だが、キリンクラシックラガーみたいに ぐいぐい押してくるような苦味ではない。じわじわと、気づいたら苦味が押し寄せている。 そこにほろっとする甘さや酸があるから、やさしい感じがする。 抽象的な表現が許されるなら、1か0かで整理できないアナログ的な味わいと評したい。
 アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ。
 「現存する日本最古のビールブランド」との文字がある。 現在まで、びん入り製品は脈々と続いてきているが (当サイトでも以前にレビューしている)、 今回初めて、缶入り製品をリリースした。但し、数量限定。
 コンビニで試験的に出してみて、その売れ方如何で、 今後定番化するか否かを判断したいということなのだろうか。 しかしサッポロはいつも弱気で読みが甘いため、 需要に対して生産が追いつかないといった失態を演ずることがある (最近では、新ジャンルの「麦とホップ」が良い例)。 確かにこれは最近の多くの人の指向に合っていない製品かもしれない。 だが、売り方さえ上手ければ、大当たりするのではないかと、私は思う。
種別 ビール
2008年9月10日
No.1745: E−STYLE 芋焼酎 / 菊水酒造
 いー・すたいる いもじょうちゅう / きくすいしゅぞう
菊水 E-STYLE 芋焼酎 菊水 E-STYLE 芋焼酎 review
 これまで、レモンのお酒ゆずのお酒うめのお酒 と、 水割り製品である麦焼酎の計4種を飲んだ E-STYLE。ファミリーマートで発見したものだ。
 だいぶ間隔が空いてしまったが、いつまでも冷蔵庫に眠らせておくことも出来ないので、 残りの1つを今日飲むことにした。

 グラスに注いだ色は、当然無色透明。 焼きいものような香ばしい香りが特徴。
 口あたりも、さつまいも特有の甘さがふんわりと広がり、 豊かなアルコール感がある。
 芋らしさがありながら、クセはそれほど強くない。 この甘味は、まるでスイートポテトみたいだ。それから、やや苦味も感じられる。
 アルコール度数12度。焼酎乙類。原材料:芋・麦・麦麹。 製造者:菊水酒造(株)、高知県安芸市本町4丁目6-25。
 麦に引き続き、こちらも度数は12度と、若干高め。 とても飲み応えがある。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月11日
No.1746: 旬果搾り フルッティオ アップル / アサヒ
 しゅんかしぼり ふるってぃお あっぷる / あさひ
アサヒ 旬果搾り フルッティオ アップル アサヒ 旬果搾り フルッティオ アップル review
 糖質ゼロの旬果搾りFruttiO(フルッティオ)から9月9日に新フレーバーが2種登場。 既にシークァーサーのほうを飲んでいるので、今日は残るアップルを飲む。
 フルッティオはこれまで、レモングレープフルーツの2種が存在しているので、 今回の新製品2種を加えて計4種となったのだ。

 グラスに注いだ色は白濁し、いかにもリンゴっぽい。
 香りは、生の果汁のようにかなりリアル。奥ゆかしく香っているところがいい。
 ところが、口に含んだ瞬間、かなり甘いことに気づく。 もちろん糖質ゼロだから糖分ではなく、人工甘味料である。その甘味がどんよりと残る。 酸は強くないので、間延びした甘味だけが目立つ感じだ。
 果汁0.3%。アルコール分4%。原材料:アルコール、 アップルブランデー、りんご果汁、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。 糖質0。「シークァーサーのスピリッツと果汁ですっきりフルーティー」
「果実由来の香味成分を含む「アップルブランデー」と「アップル果汁」 を使うことで、「糖質0(ゼロ)」でありながら果汁感を楽しめる テイストを実現しました。」
 従来品のレモン、グレープフルーツと、 今回の新製品のシークァーサーは、いずれも甘味がまとわりつかない 仕上がりだが、このアップルだけはサントリーカロリ。と同じ ように、どんよりとした甘味が口中にまとわりつく感じがある。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月12日[1]
No.1747: 博多の華 黒麹 天然水割り 麦 / 福徳長酒類
 はかたのはな くろこうじ てんねんすいわり むぎ / ふくとくちょうしゅるい
博多の花 黒麹 麦 博多の花 黒麹 麦 review
 残念ながらマイナスイメージのニュースで話題となってしまった福徳長酒類だが、 この人気商品「博多の華」シリーズには事故米の混入は確認されなかったということで、 オエノングループのサイト にも告知されている。もとよりこの製品は麦焼酎だから無関係である。
 こういう時こそ応援するのがファンだと思い、以前からある製品だがレビュー未済だったので、 今日はこれを取り上げることにした。

 香りは、名前やパッケージデザインから受ける印象よりは、幾分かやわらかで、 麹香はそれほど強くは感じない。だが、ツンと香り立たない代わりに、 柔らかな深みがある。
 口当たりはほんのり甘く、やさしい。適度な香ばしさ。アルコール感も適度で、 刺激は少ない。なめらかに喉を過ぎてゆき、ふんわりと酔える感じだ。
 アルコール分10%。原材料名:麦・麦麹。
 柔らかだけれど薄いわけではない。上品な深さのある焼酎水割り。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月12日[2]
No.1748: 常陸野ネストビール XH (エクストラハイ)/ 木内酒造
 ひたちのねすとびーる XH (えくすとらはい)/ きうちしゅぞう
常陸野ネストビール XH 常陸野ネストビール XH review
 これまでペールエールアンバーエールスイートスタウトヴァイツェンと4種レビューしている 常陸野ネストビール。
 先日、やまやに寄ったところ偶然これを発見し、購入した。

 色は濁りのあるアンバー。麦茶のような色。泡はベージュ色。 泡持ちはほどほど。
 それほど強くないカラメル香。トロピカルフルーツの甘いニュアンスは少々。
 口に入れると、ねっとりと感じてしまうほどアルコール感が強い。 いやこれはエキス分と言ったらいいのだろうか。とにかくぎっしり目の詰まったような口当たり。
 圧倒的な苦味に、ほろっとした蜂蜜のような甘味。実にたっぷり感のある味わいで、 余韻も恐ろしく長い。噛んで味わいたいようなビール。
 アルコール分8.5%。原材料:麦芽・ホップ。
 「最高級麦芽、ホップをふんだんに使ったプレミアムビールです。 アルコール8%の芳醇な味わいをお楽しみください。尚、未ろ過の為にびん底に 酵母がたまります。」
 「製造から2ヶ月までは新鮮な味わい、9ヶ月までは熟成した豊かな味わいがお楽しみ頂けます。」
 製造者:木内酒造合資会社、茨城県那珂市鴻巣1257。
 この常陸野ネストビールは、これまで飲んだ印象では 総じて目立たないキャラクターだと思っていたが、この製品は突き抜けている。
 330ml小びん入り。入手価格は385円。値段は、それほど突き抜けてはいないところが、うれしい。
種別 ビール
2008年9月13日
No.1749: ギュギュッと搾った プレミアムカクテル 巨峰 / キリン
 ぎゅぎゅっとしぼった ぷれみあむかくてる きょほう / きりん
キリン ギュギュッと搾ったプレミアムカクテル 巨峰 キリン ギュギュッと搾ったプレミアムカクテル 巨峰 review
 発売から10日も経ってしまったが、ようやくこれを掲載できる。 なかなかみつけることができなかったのだ。
 9月3日発売、ギュギュッと搾ったpremium cocktail巨峰。
 このシリーズはメルシャンからキリンへ移管されたものだが、 既に今年4月に白桃グレープフルーツ完熟パイナップルの3種が出ていて、これが4種めとなる。

 グラスに注いだ色は、かなり深い紫色。まさにぶどうジュースのような外観。
 深みあるぶどうの香り。華やかさよりは、どっしりと落ち着いた香りだ。
 味も濃厚。炭酸はそれほど強くなく、甘味と自然な酸味がそのままぶどうを感じさせる。 後味は当然スッキリしない。 タンニン分(渋み)が口中に引っかかる。
 果汁64%。アルコール分4%。原材料:巨峰・その他ぶどう・ウォッカ・赤ワイン・糖類・酸味料・香料。 販売者:麒麟麦酒(株)、製造者:キリンディスティラリー(株)。
 4月に出た3種は製造がいずれもメルシャン(株)で、中身もメルシャンブランド時代と 変わっていないことが推測された。 一方、この巨峰は製造者がキリンディスティラリー(株)となっているのだが、 こちらも果汁含有量がメルシャンブランド時代と同じ64% であるなど、やはり中身は変わっていないと思われる。

 ところでこのシリーズ、メルシャン時代よりも手に入りにくくなった。 タイムリーに置いてくれる店も減ったように思う。 同時にメルシャンから移管した本搾りチューハイもまったく同じような傾向。
 やっぱりメルシャンから引き継いだ商品は、キリン内部では外様扱いなんだろう。 本搾りもキリンブランドでの発売当初こそCMを流していたが、 最近では氷結ばかりが宣伝され、売場でも本搾りの肩身がどんどん狭くなっている感じだ。
 広宣費をどんどん搾り、露出が少ないから当然販売店受けも悪くなり、 売れなくなったら「販売不振」として製造終了に持ち込みたい・・ うがった見方かもしれないが、そんなシナリオが透けて見える。
 老舗メーカーというのは、格下会社から引き受けた製品は異物だから受け入れがたいのだろうか。 これは邪推でしょうか?(→キリンさん)。
 同じ外様製品の扱い方でも、たとえばアサヒにおける旬果搾り(旭化成から引継)や、 カクテルパートナー(協和発酵から引継)は、それぞれチューハイ、缶カクテルの基幹ブランドとして 立派に継承している。
 コストがかかるわりに数量がさばけない製品はお荷物扱いされる。それは営利企業として仕方のないことかもしれない。 だが、せっかく引き継いだ人気ブランドを、企業側の論理だけでつぶしてゆくとしたら、 今度は消費者から愛想を尽かされることになるだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月14日
No.1750: 箕面ビール SEASONAL BEER ダブルIPA / エイ.ジェイ.アイ.ビア
 みのおびーる しーずなる・びあ だぶるIPA / えい.じぇい.あい.びあ
箕面ビール ダブルIPA 箕面ビール ダブルIPA review
 箕面ビールは、私の地元大阪では有名な地ビールである。 一般にはなかなか売られていないのだが、これはちょっと前に偶然みつけ、 冷蔵庫に眠らせていたもの。

 グラスに注いだ色は、濁りのあるアンバー。泡はカフェオレ色で、 泡持ちはほどほど。
 香りは、抑制気味のトロピカルフルーツ香に、ザラメのようなロースト香。深みを感じさせる。
 口に含むとまず、圧倒的な苦味を感じる。さすがはダブルIPA(インディアン・ペールエール)だ。 ふくよかな甘味と適度な酸もあり、ずっしりとものすごい存在感。 飲むというより、噛んで味わうビールといった感じ。
 アルコール分9%。原材料:麦芽、ホップ、酵母。 製造者:エイ.ジェイ.アイ.ビア(有)箕面ブリュワリー、大阪府箕面市牧落3-19-11。
 この造り手の醸造技術の高さがうかがえる素晴らしい作品。 入手価格は650円で、値段だけ見たら驚くのだが、 この内容ならば十分納得。
種別 ビール
2008年9月15日[1]
No.1751: スムース / キリン
 すむーす / きりん
キリン スムース キリン スムース review
 明後日9月17日が発売日となっているキリン・スムース。新ジャンルだ。 発売日2日前にして、近所のスーパーで大々的に売られていた。

 グラスに注いだ当初は泡に勢いがあるが、泡持ちはほどほど。 液色はごく淡い黄金色。
 ホップ香がとても清々しく、臭みのようなものはまったく感じない。 同社のスパークリングホップにも似て、とても芳しい香りだ。
 低炭酸ということで口当たりは柔らかく、ピリピリ感は弱い。 雑味がなく、実にクリアな味と、喉ごし。妙な甘味などもなく、 昔流行したライトビールを彷彿とさせるスッキリ感。
 アルコール分4%。原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・糖類)・ 大麦スピリッツ。
 [低アルコール] [低炭酸] [低発酵] 「ふわっとうまい、が軽やかに続く」
 最近の健康志向にマッチし、とても柔らかく、やさしく体に染みこむような味わい。 ビールとはまったくの別物だが、ビールっぽさをきれいにまとった感じだ。
 同じ健康系で売れているアサヒ・スタイルフリーと、かなりいい勝負をしている。 いや、クオリティ的にはこちらのほうが上かもしれない。 両者の違いはと言えば、あちらのキリッとした角を取って丸くしたら、 こんな感じになりそうだ。
 後発なのでどこまで食い込めるかはわからないが、スタイルフリーの 愛飲者も一度これを体験してみたら、心変わりする人も出てくるかもしれない。

 ところで、商品名の「スムース」にはちょっと違和感がある。 thは濁って「スムーズ」と発音したほうが原語(英語)に近い。 もちろん、そんなことはわかった上でのネーミングだとは思う。 確かにスムースという発音・表記は日本語として一般化しているし、 スムースのほうが、確かにスムースな感じがして、スムーズだと、スムースな感じはしない。
(ああ、日本語って、ムズカシイデスネ)。
種別 新ジャンル
2008年9月15日[2]
No.1752: カクテルパートナー クロカクテル グレープフルーツトニック / アサヒ
 かくてるぱーとなー くろかくてる ぐれーぷふるーつとにっく / あさひ
アサヒ COCKTAIL PARTNER クロカクテル グレープフルーツトニック アサヒ COCKTAIL PARTNER クロカクテル グレープフルーツトニック review
 明後日9月17日、カクテルパートナーから新ラインナップ、クロカクテルが登場。 黒色ハーブリキュールを使ったカクテルだという。 発売日2日前にして、大々的に売り出されていた。
 2種出たのだが、今日はまずこちらから。

 グラスに注いだ色は、ややくすんだ感じの淡い琥珀色。 黒酢ドリンクのような感じもして、見た目は決して美しくはない。
 グレープフルーツの香りに、ちょっとコーラのようなハーブ香がプラスされていて、 今まで缶カクテルでは体験したことのないような香り。クロの名にふさわしく、深みが感じられる。
 味もグレープフルーツ的な爽やかさに、コクのあるハーブのニュアンスが加わって、 やや複雑。トニックウォーターの中にグレープフルーツ果汁を入れたら、確かにこんな感じになりそうだ。 味に深みがありながら、柑橘の酸がキュッと締めるので、後味は比較的クリア。 不思議に後を引く味だ。
 アルコール分6%。果汁2%。 原材料:ハーブリキュール、グレープフルーツ果汁、ハーブエキス(オレガノ、 カモミール、セージ、ペパーミント、ローズマリー)、糖類、酸味料、 香料、カラメル色素。
「ハーブリキュールに、グレープフルーツ果汁とトニックウォーターをミックスした フルーティーでキレのある黒色のカクテルです。」
 使われているハーブは、どれも料理ではおなじみのものばかりだから、 皆一度は口にしている味だとは思う。 飲むまでは、ちょっとどうかな?と思ったが、 飲んでみたら、とても意欲的な作品であることがわかった。 だが、開発者のこのチャレンジングスピリットが、いったいどこまで受け入れられるかは、不明。
 残念ながら、大きく脚光を浴びないまま、去ってゆく製品になりそうだ (そうでないことを祈るが)。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月16日
No.1753: カクテルパートナー クロカクテル オレンジジンジャー / アサヒ
 かくてるぱーとなー くろかくてる おれんじじんしゃー / あさひ
アサヒ COCKTAIL PARTNER クロカクテル オレンジジンジャー アサヒ COCKTAIL PARTNER クロカクテル オレンジジンジャー review
 明日9月17日発売のカクテルパートナー・クロカクテル。 黒色ハーブリキュールを使ったカクテルだという。
 2種出たうち、昨日既にグレープフルーツトニックを飲んだので、今日はもう一方のこちら。

 グラスに注いだ色は、ややくすんだ感じの淡い琥珀色。 黒酢ドリンクのような外観は、グレープフルーツトニックのほうとまったく同じ。
 確かにジンジャーエールの香りだが、ハーブリキュールと混じり合うことにより、 コーラっぽく感じられる。オレンジの柑橘香も少々。
 口に含むと、最初にオレンジが感じられ、ピリピリした炭酸とともに、 ジンジャーエールの風味が広がる。甘味は適度で、酸が効いているので、 とてもシャープ。見た目よりも、飲んでみたら意外に爽やかだ。 氷を入れて飲んでもいいと思う。
 アルコール分5%。果汁2%。 原材料:ハーブリキュール、オレンジ果汁、ハーブエキス(オレガノ、 カモミール、セージ、ペパーミント、ローズマリー)、糖類、酸味料、 香料、カラメル色素。
「ハーブリキュールに、オレンジ果汁とジンジャーエールをミックスした フルーティーでキレのある黒色のカクテルです。」
 昨日、これは寂しく消えてゆくことになりそうだなんて、失礼なことを書いたが、 結構コアなファンは生まれるかもしれない。だが、その数がどれだけいるか?と考えると、 やはり大ヒットするような商品ではないように思う。
 カクパーの開発チームの中には、時折こういったマニアックな(製品としてはかなり練られているが) 新作を大真面目に企画し、大真面目にこれは売れると考える人たちがいるのだろう。すぐに消えていったテキーラカクテルなども良い例。
 だが、その企画が通るということは、かなり自由な気風のある会社なのかなあ?とも思う。
 サントリーのチューハイやカクテルのように、緻密な計算の下に美しく系統立てられて、製品ラインナップが構築されているのと比べると、 時々こういう突拍子もない新作が同じブランド名の下に登場してくるところが、 アサヒの面白さでもあり、今ひとつ垢抜けないところでもあると思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月17日
No.1754: COCKTAIL カロリ。ファジーネーブル / サントリー
 かくてるかろり。ふぁじーねーぶる / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。ファジーネーブル サントリー COCKTAILカロリ。ファジーネーブル review
 カクテルカロリ。4種が、昨日9月16日にリニューアル発売となった。 そのうちの1つがこれ。早速飲んでみよう。

 色はごく淡い黄色。濁りあり。
 香りは、柔らかなオレンジ香と、やさしい白桃香。 甘みがそれほど強そうでもなく、キュンと甘酸っぱい味が想像される。
 実際、口当たりはスッキリしているのだが、 後がいけない。甘味料の人工的な甘さが広がってきて、 その甘味が飲み込んだ後にまで残る。 まあ、ファジーネーブルというカクテルに求められているキャラクターを考えれば、 この程度の甘味があったほうがいいのかもしれない。
 果汁3.6%。アルコール分4%。 原材料名:オレンジ、ピーチ、スピリッツ、ピーチリキュール、 糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、紅花色素、野菜色素。 カロリー50%オフ。
 旧製品に対する私自身のコメントを改めて見てみると、 もっと甘味が強そうに書いている。おそらく、今回のリニューアルで、 シャープな味わいに変わったのではないか。
 原材料名で比較すると、旧製品はピーチのほうが多かったものが、 今回はオレンジのほうが多くなっているようだ。
 消費者アンケート等の結果を踏まえた変更だとすると、 やはり甘さよりもスッキリ感を重視する人のほうが多かったということか。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月18日
No.1755: COCKTAILカロリ。マンゴーピーチ / サントリー
 かくてるかろり。まんごーぴーち / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。マンゴーピーチ サントリー COCKTAILカロリ。マンゴーピーチ review
 9月16日にリニューアル発売されたカクテルカロリ。 4種出たうち、昨日ファジーネーブルを飲んだ。 今日は2つめとして、マンゴーピーチを。

 色は極めて淡いオレンジ(あるいは黄色)で、やや濁りあり。
 香りは、マンゴーが際立っており、 そこに桃が加わっている。だが、それほど甘ったるい感じではない。
 口に含むと、それほどコクのないマンゴー風味が広がる。 桃の生臭い感じも同居。上澄みのような感じなので、こってり感なく、 後味も比較的サッパリ。甘味料の独特の甘さは、 適度に抑えられている。
 果汁1.7%。アルコール分4%。カロリー50%オフ。原材料名:ピーチ、マンゴー、スピリッツ、 ピーチリキュール、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 紅花色素、野菜色素。 「マンゴー果汁と国産ホワイトピーチ果汁、そしてピーチリキュールをミックスした カロリー50%オフのカクテルです。」
 従来品と比べて、かなりスッキリ感が増したように思った (あくまでも昨年の私自身のレビューコメントとの比較で)。 ところが、従来品には使われていなかったピーチリキュールが使われるようになり、 しかも果汁含有率もわずかだが1.5%から1.7%へと上がっている。 桃比率が高まったのに甘味が抑えられているのは、甘味料の使い方なんだろうか。 私がこのシリーズの甘さに慣れてしまったのだろうか。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月19日
No.1756: COCKTAILカロリ。ミックス ソルティードッグ / サントリー
 かくてるかろり。みっくす そるてぃーどっぐ / さんとりー
サントリー カクテルカロリ。ミックスソルティードッグ サントリー カクテルカロリ。ミックスソルティードッグ review
 9月16日にリニューアル発売されたカクテルカロリ。 4種出たうち、ファジーネーブルマンゴーピーチを既に飲んでいる。 今日は3つめとして、「ミックス ソルティードッグ」。 旧製品は、単に「ソルティードッグ」という名前だったものだ。

 グラスに注いだ色は、極めて淡いレモン色で、濁りがある。
 香りは、グレープフルーツ味の缶チューハイにありがちな、 ガムのように甘そうなグレフル香。チューハイっぽい甘い雰囲気だと言える。
 口当たりも軽やかで甘酸っぱく、そのベースには甘味料の不自然な甘さがある。 だから酸は強めでも、後味がスッキリしない。アルコール感もほとんど感じない。
 果汁2.6%。アルコール分4%。 原材料名:グレープフルーツ、ウオツカ、 グレープフルーツ浸漬酒、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 紅花色素、野菜色素。 「フロリダ産ルビーグレープフルーツ果汁と、ホワイトグレープフルーツ果汁をミックスした、 カロリー50%オフのカクテルです。」
 同社サイトの製品情報でも、「2種類のグレープフルーツ果汁をミックスすることで、 さらにグレープフルーツの味わい豊かに!」と説明されている。 だから名前に「ミックス」がついているわけだが、 旧製品も実は2種をミックスしていたのに、名前はただの「ソルティードッグ」だった。 今回名前を変えることで、改めて2種使用を強調しようということだろうか。
 むしろ旧製品との違いをあげるとすれば、 新たに浸漬酒を原材料に加えた点を指摘できる。 おそらくチューハイ−196℃で使っているのと同じものだろう。 だからこんなに缶チューハイっぽいのか、と納得できる。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年9月20日[1]
No.1757: COCKTAILカロリ。カシスオレンジ / サントリー
 かくてるかろり。かしすおれんじ / さんとりー
サントリー カクテルカロリ。カシスオレンジ サントリー カクテルカロリ。カシスオレンジ review
 9月16日にリニューアル発売されたカクテルカロリ。 4種出たうち、既にファジーネーブルマンゴーピーチミックス ソルティードッグを飲んでいるので、 これが最後となった。

 色は濁りある濃いめのピンク。薄紅色と言ってもいい。
 やんわりとカシスが香り、同時にオレンジも感じられる。
 口当たりはキュンと甘酸っぱく、軽やかな飲み口。 甘味は適度に抑えられていて、甘味料の人工的な感じはそれほど強くない。 酸とのバランスが良いためだろう。
 果汁1.8%。アルコール分4%。原材料名:オレンジ、カシス、スピリッツ、 カシスリキュール、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 野菜色素、紅花色素。 「カシス果汁、カシスリキュールと、地中海産ブラッドオレンジを主体とする オレンジ果汁をミックスしたカロリー50%オフのカクテルです。」
 旧製品は果汁1.5%、 さらにその前の製品は1%だったから、 リニューアルするごとに果汁は増えている。ジューシー感をアップさせようという意図なのだろうが、 まあこの程度の増加でははっきりと違いはわからない。だがしかし、 わからない程度に果汁を減らしてコストカットしようと目論むメーカーもある 中で、この姿勢は評価できる。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月20日[2]
No.1758: MAREDSOUS 8 / DUVEL MOORTGAT
 マレッツ 8 / デュベル・モルトガット
MAREDSOUS 8 MAREDSOUS 8 review
 7月にスーパー成城石井でみつけて購入し、 既にマレッツ6のほうを飲んでいるのだが、 こちらが置き去りになっていた。マレッツ8。 ベルギーの修道院に由来するアビイ・ビールである。 有名銘柄DUVELと同じ醸造所でつくられている。

 グラスに注いだ色は、かなり深いブラウン。 泡立ちが非常に良く、不注意に注いだら、写真のように泡が多くなりすぎてしまった。 泡持ちも恐ろしく長い。
 ハーブのニュアンスを伴った豊かなカラメル香。 味は甘味をたたえ、じんわりとモルトの旨みがある。 豊潤な余韻が長い。
 度数が8度のわりには、なめらかな味わいで、 それほど強烈さはない。
 アルコール分8%。原材料:麦芽、ホップ、糖類、酵母。 輸入者:小西酒造(株)。
 ラインナップは6、8のほか10もある。 7月に購入したときは、6と8しかみつからなかったのだが、 その後、10も発見、入手した。 追ってレビューしたい。
種別 ビール
2008年9月21日[1]
No.1759: 神戸居留地チューハイ 白桃&黄桃 / 富永貿易
 こうべきょりゅうちちゅーはい はくとう あんど おうとう / とみながぼうえき
神戸居留地チューハイ 白桃&黄桃 神戸居留地チューハイ 白桃&黄桃 review
 今年の春に、当サイトの元祖救世主である 「回転寿司は永遠に不滅です」 主宰・お寿司MAX副会長氏からご提供いただき、 レモンウメグレープフルーツと3種レビューした神戸居留地チューハイ。 3種ですべてだと思っていたら、同氏からその後「新種発見」とのことで、寄贈していただいた。 その1本がこの白桃&黄桃である。

 グラスに注いだ色は、無色透明。桃なのに透明とは意外だった。
 香りは、桃というよりは、アプリコットに似ている。確かに甘い香りなのだが、 桃のふくよかさとはちょっと違うような。
 一方、口当たりは甘く、確かに桃だ。白桃だけだと穏やかな甘味になるところが、 黄桃のコクのようなものを感じる。まあこれは果汁ではなく、 人工的につくられた味わいなのだろうが。
 しかしこの甘さ、水飴のようにべたっと後に残る。桃味チューハイはこれでいいのだろうが、 凡庸さは否めない。
 アルコール分5%。果汁1.0%。原材料:もも果汁、香料、 醸造アルコール、果糖ぶどう糖液糖、酸味料。
 製造者:(株)チェリオ中部、愛知県小牧市大字河内屋新田字下岩倉杁510番の1。 販売者:富永貿易(株)、 神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。
 可もなく不可もない内容だが、100円程度で購入できれば、別に損はないだろう (タダでもらっておいて、失礼な言い方だが)。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月21日[2]
No.1760: TSUNAMI LAGER
 つなみ らがー
TSUNAMI LAGER TSUNAMI LAGER review
 ハワイ産の有名なビール。 これを取り上げていなかったのは、当サイトとしては取りこぼしといえる。
 だいぶ前に入手していたのだが、登場の機会がなかった。冷蔵庫に入れっぱなしだったので、 中身が少し気になる。

 グラスに注いだ色は、淡い琥珀色。やや濁りがある。泡にボリュームはあまりなく、 泡持ちもよくない。
 香りは、穀物っぽさが強く、米ぬかあるいはパンのような感じがある。 これは、鮮度が落ちているためではないか。
 味は苦味が強く、ずっしりとくる。やはり新鮮さが少し失われているようだが、 じんわりとした飲み応えはある。
 アルコール分4度以上5度未満。原材料:大麦麦芽・ホップ。 輸入者及び取引先:日本ビール(株)。製造者:MEHANA BREWING COMPANY.
「このビールには生きた酵母菌が入っており、 風味を生かすために目の粗いフィルターを使用しております。 瓶底の沈殿物は酵母菌です。商品の異状ではございません。」
 ハワイのイメージから想像されるよりは、ずっと重たく、飲み応えがある。
種別 ビール

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