2008年12月23日
No.1881: 英国古酒 2006 / ヤッホーブルーイング
えいこくこしゅ 2006 / やっほーぶるーいんぐ
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存在は前から知っていたが、ついに購入してしまった、英国古酒。
よなよなエールでおなじみヤッホーブルーイング
がつくるバーレイワイン(長期熟成エール)。
クリスマス用パッケージで送られてきた(右写真)。
グラスに注いだ色は、やや淡いアンバー。それほど濃くはないので、グラスの向こう側が容易に見える。
柔らかく深いカラメル香。どっしりと落ち着いた印象だ。
口当たりもふわっと柔らかいが、芳醇な甘味と苦味がすぐに広がる。度数も高いので、
とても飲み応えがある。口中でとろっととろけるような感覚がある。
飲むというよりも、じっくりと転がして、時間をかけて味わいたい。
アルコール分9%。原材料:麦芽・ホップ・大麦。
飲みごろ温度:12〜14℃。
製造日:2008,11,25。Serial No.583/700。賞味期限:2009,05,31。
750ml陶器製ボトル入りで、販売価格は3,150円(税込・送料込)。
ビールの購入価格としては恐ろしく高いが、ワインを買ったと思えばいい。
2006年に醸造され、樽で熟成されて、つい先日ボトリングされた。
その時間と手間を考えただけでも、非常に貴重な作品である。
ボトルの裏ラベルには、次のような説明がある。
「英国古酒」はイギリスで生まれ今でも飲み継がれている伝統あるお酒です。
18世紀の中頃、葡萄が獲れない英国では、欧州大陸のワインに対抗するため大麦から造ったビールを
バーレイワインと呼ぶようになりました。
数年間にわたり樽の中で熟成させるその製法は、
経験豊かな醸造技師が情熱を傾けることで初めて可能になります。深い琥珀の色合い、キャラメルやコーヒーを
思わせる香ばしさ、ふくよかな旨みとデリケートな苦味、ゆっくりとかみしめたくなるような芳醇さ、
熟成にかけた時間だけ余韻が生まれます。
バーレイワインというカテゴリーは、ビールの世界のひとつの究極であると思う。
「とりあえずビール」と呼ばれてしまうような飲物とは、
まったく別格の存在だ。
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ビール |
2008年12月24日
No.1882: おいしいチューハイ トロピカルミックス <期間限定> / 宝酒造
おいしいちゅーはい とろぴかるみっくす <きかんげんてい> / たからしゅぞう
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昨日12月23日、ファミリーマート限定で発売されたタカラおいしいチューハイの期間限定品。
ファミマ限定のおいしいチューハイといえば、5月に出たフルーツミックスがまだ記憶に新しいところ。
グラスに注いだ色は、ごく淡いレモン色。繊維質が浮遊していて、濁りがある。
香りはパインが強く、ほんのりとマンゴーやバナナも感じる。それ以外に使われているフルーツは、
ほとんど感じられなかった。
味もやはりパインの甘味+酸味、バナナの甘味が目立つ。
口当たりはサラッとしていて伸びやか。果汁50%とは思えぬスッキリ感。
炭酸は非常に弱い。
果汁50%。糖類不使用。アルコール分4%。原材料:果汁
(パイナップル、ぶどう、りんご、オレンジ、マンゴー、バナナ、パッションフルーツ)、
パイナップル果粒、スピリッツ、香料、酸味料。
「果汁をたっぷり50%使用した贅沢なチューハイです。」
パッケージデザインも、前回のフルーツミックスと似て、にぎやかで楽しい。
今回、中身は前回にも増してあっさりしているのだが、妙な甘味やくどさがないところがこのシリーズらしく、
ナチュラルな感じで好印象である。
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チューハイ・カクテル等 |
2008年12月25日
No.1883: ザ・ゴールデンピルスナー <限定醸造> / サッポロ
ざ・ごーるでんぴるすなー <げんていじょうぞう> / さっぽろ
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12月15日イオングループ限定で発売のサッポロ ザ・ゴールデンピルスナー。
サッポロのサイトで、「一部チェーンでは、12月15日以降の発売となります」
と告知されていたとおり、私の行動範囲では、これまでまったくみつけることができなかったのだが、
今日、出先で立ち寄ったジャスコでようやく発見した。
グラスに注いだ色は、しっかりめの黄金色。
泡は非常にきめ細かく力があり、泡持ちも良い。
派手さはないがじんわりと芳しく、深いホップ香。実にサッポロらしい、
ちょっと土臭い感じのモルトのニュアンス。
サッポロの製品は、「畑」を前面に出した宣伝手法のイメージどおり、
どこか土臭く、悪く言えば田舎っぽい香味が特徴だ。
ところが、口に含むとイメージは一変。非常にスムーズで、洗練されたベルベットのような口当たり。
クリアな喉ごし。それでいて、きちんと麦の味がする。
ビターホップも効いていて、とても引き締まった苦味。酸とのバランスも良い。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ。
ちょっと表現はおかしいかもしれないが、こんなにジューシーで官能的な国産ピルスナーが、
これまであっただろうか。つい先だって全国発売され話題となった同社の
エーデルピルスのもつ少しかたくなな苦味の塊を砕いて、表面をすべすべに磨き上げたような飲み心地。
多くの人に受け入れられる味わいだと思うし、特にピルスナー好きには試していただきたい逸品である。
この製品をもって、今年大手各社から発売された新製品のすべて
(アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー、宝酒造、合同酒精、カルピス
の各社が発売したビール系飲料、缶チューハイ・カクテル類の新製品で、
私の住む関西で入手できるもの)を網羅することができた。
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ビール |
2008年12月26日
No.1884: COCKTAILカロリ。オレンジスプモーニ / サントリー
かくてるかろり。おれんじすぷもーに / さんとりー
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今年7月下旬出荷分から、順次リニューアルされているカクテルカロリ。の定番6種。但し、
パッケージデザインだけのリニューアルのようである。
9月16日にカシスオレンジ、
ミックスソルティードッグ、
ファジーネーブル、
マンゴーピーチの4種の中身がリニューアルされて
大々的に発売されたとき、CMでまとめて ALL NEW! と宣伝されていたものだ。
既にベリーミックススプモーニ、
カシスグレープ
と飲んだが、今日はオレンジスプモーニを。
旧製品は、本年2月26日に発売されたものである。
グラスに注いだ色は、淡いオレンジ、あるいは黄色。やや濁っている。
香りは、グレープフルーツと思われる苦そうな柑橘香と、粉末オレンジドリンクのような、
チープなオレンジ香。
味は苦味、甘味とも強くなく、炭酸の刺激が強い。
だが、特有の甘味料の薄ら甘さは健在。
全体的にスッキリした味わいなだけに、最後にどんより残る人工的な甘さが残念。
果汁2%。アルコール分4%。カロリー50%オフ。原材料名:オレンジ、グレープフルーツ、スピリッツ、
糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
紅花色素、野菜色素。
くどさはないので、ゴクゴク飲める。
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チューハイ・カクテル等 |
2008年12月27日
No.1885: COCKTAIL カロリ。スクリュードライバー / サントリー
かくてるかろり。すくりゅーどらいばー / さんとりー
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今年7月下旬出荷分から、順次リニューアルされているカクテルカロリ。の定番6種。但し、
パッケージデザインだけのリニューアルのようである。
9月16日にカシスオレンジ、
ミックスソルティードッグ、
ファジーネーブル、
マンゴーピーチの4種の中身がリニューアルされて
大々的に発売されたとき、CMでまとめて ALL NEW! と宣伝されていたものだ。
既にベリーミックススプモーニ、
カシスグレープ、
オレンジスプモーニと飲んだが、今日は
そのオレンジスプモーニと缶デザインが非常に似ているスクリュードライバー。
旧製品の発売は、2007年2月13日であった。
グラスに注いだ色は、薄いオレンジ色で、やや濁っている。
香りは、この手の缶カクテルによくある粉末オレンジドリンクのような感じの人工的なオレンジ香。
口当たりは軽やかだが、何より甘味料特有の人工的な薄ら甘さが特に目立つ。
飲み干した後にも口中にどんよりとその甘味が長く残る。
果汁2%。アルコール分4%。カロリー50%オフ。
原材料名:オレンジ、
ウオツカ、オレンジ蒸留酒、糖類、酸味料、香料、
紅花色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、果実色素。
オレンジスプモーニとそんなに大きく違わないような気がして、
両方出していることの意義がよくわからない。
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チューハイ・カクテル等 |
2008年12月29日
No.1886: COCKTAILカロリ。ライチグレープフルーツ / サントリー
かくてるかろり。らいちぐれーぷふるーつ / さんとりー
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今年7月下旬出荷分から、順次リニューアルされているカクテルカロリ。の定番6種。但し、
パッケージデザインだけのリニューアルのようである。
9月16日にカシスオレンジ、
ミックスソルティードッグ、
ファジーネーブル、
マンゴーピーチの4種の中身がリニューアルされて
大々的に発売されたとき、CMでまとめて ALL NEW! と宣伝されていたものだ。
既にベリーミックススプモーニ、
カシスグレープ、
オレンジスプモーニ、
スクリュードライバーと飲んだが、今日は
ライチグレープフルーツを。
旧製品の発売は、2007年9月25日であった。
色はごく淡い黄色で、やや濁りあり。香りは、はっきりとしたライチ。柑橘香はほとんど感じない。
味は、グレープフルーツの酸と苦味に、ライチ特有の甘味が加わる。
その後に、甘味料のどんよりした甘味が残る。
果汁2%。アルコール分4%。カロリー50%オフ。原材料名:グレープフルーツ、
ライチ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、紅花色素。
グレープフルーツ味がアクセントとして効いているので、
甘味料の人工的な甘味が気にならない人ならば、スッキリ飲みやすいと感じるに違いない。
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チューハイ・カクテル等 |
2008年12月31日
No.1887: COCKTAILカロリ。柚子モスコーミュール / サントリー
かくてるかろり。ゆずもすこーみゅーる / さんとりー
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今年7月下旬出荷分から、順次リニューアルされているカクテルカロリ。の定番6種。但し、
パッケージデザインだけのリニューアルのようである。
9月16日にカシスオレンジ、
ミックスソルティードッグ、
ファジーネーブル、
マンゴーピーチの4種の中身がリニューアルされて
大々的に発売されたとき、CMでまとめて ALL NEW! と宣伝されていたものだ。
既にベリーミックススプモーニ、
カシスグレープ、
オレンジスプモーニ、
スクリュードライバー、
ライチグレープフルーツと飲み進め、ついに最後の一つとなった。
この柚子モスコーミュールの旧製品は、2007年9月25日の発売であった。
グラスに注いだ色は、ごく淡いレモン色。
柚子の香りが目立つが、軽やかで、やや甘そう。
ジンジャーエールの感じも少し。
味は柚子のグリーンな感じが強く、ジンジャーエールの味はあまりしない。
酸味中心の味だが、甘味料特有の薄ら甘い感じが、最後に口中に残る。
果汁0.1%。アルコール分4%。カロリー50%オフ。原材料名:ゆず、ウオツカ、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カラメル色素。
モスコーミュールにライムではなく柚子を使った工夫が珍しく、
他にはないオリジナルな製品だと言える。
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1年間ご覧くださいまして、ありがとうございました。
2009年も当サイトをどうぞよろしくお願いいたします。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月2日
No.1888: サッポロ黒ラベル 第85回箱根駅伝缶 / サッポロ
さっぽろくろらべる だい85かいはこねえきでんかん / さっぽろ
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これは単なるデザイン缶で、中身は新製品ではない。
発売は12月3日で、私は年末に入手したのだが、
ちょうど今(1月2,3日)、お正月恒例の箱根駅伝が開催されているので、飲むことにした。
中身は普通の黒ラベルだが、いちおうレビューしておこう。
グラスに注いだ色は、しっかりした黄金色。泡の勢い、泡持ちはほどほど。
ホップ香は落ち着き、華やかさはない。土や乾いた藁のような香り。
苦味に芯があり、しっかりぶれのない味わい。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ。
この箱根駅伝缶は、もう毎年恒例となっている。同社サイトでは、次のように説明されている。
当社では、1987年からこの大会に協力しており、明年で23年目を迎えます。
2004年の第80回という記念すべき節目に、関東地方1都7県で黒ラベル「箱根駅伝缶」
を発売したところ、発売地域以外のお客様からも多数のお問い合わせを頂戴し、
翌第81回大会より日本全国の箱根駅伝ファン並びに「黒ラベル」ファンのご要望に更に広くお応えするため、
発売エリアを全国に拡大しました。
今回からネットでも予約販売を始めたとのことだが、
そんなに人気が盛り上がっているとは知らなかった。ビールファンとして不徳の致すところだ。
いや私自身、実はこの大会が行われているお膝元の出身であるにもかかわらず、
あまり注目してこなかったのは怠慢であった。
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ビール |
2009年1月4日
No.1889: 八海山泉 アルト
はっかいさんいずみ あると
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このビール、実はちょっと前に飲んで、
手元にメモ書きだけしてアップしていなかったもの。新製品が立て込んで、
入り込む余地のない時には、こういうことがある。
新潟の地ビールで、
以前にペールエールをレビューしている。
今回取り上げるのは、アルト。
グラスに注いだ色は、やや濁りのある淡いアンバー。
泡はベージュできめ細かく、泡持ちはほどほど。
カラメル香は軽やかで、モルトとのバランスがよい。
口に含むと、口当たりは柔らかい感じだが、苦味と渋味はしっかりある。
シャープでじんわりとした味わい。ロースティな余韻。
アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。製造者:(株)八海山
八海山泉ビール苑、
新潟県南魚沼市泉564-1。
突出したところはないが、そつなくきれいにまとめられているような味わい。
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ビール |
2009年1月5日
No.1890: カロリ。愛媛伊予柑 [限定出荷] / サントリー
かろり。えひめいよかん [げんていしゅっか] / さんとりー
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明日1月6日が発売日となっているカロリ。伊予柑。
一昨年のこの時期に初登場し、
昨年はファミマ限定として販売された。
今年はまた全国販売に戻った形だ。
グラスに注いだ色は、無色透明。
香りはキュンと軽やかなオレンジ香。甘味は強そうではない。
味は酸が効き、サッパリとした口当たり。
甘味は強くなく、甘味料特有のしつこさはほとんど感じない。
最後まですっきり飲める。
果汁1.5%。アルコール分4%。カロリー50%オフ。糖類80%オフ。
原材料:いよかん、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
「愛媛県産伊予柑(いよかん)を使用、混じりけのない水(純水)
で仕上げたフルーティ&スッキリ、そしてカロリー50%オフのチューハイです。」
昨年までのものに比べ、果汁含有率が下がった(2.5%から1.5%へ)。
しかし、その分スッキリ感が増したというか、甘味料特有のどんよりした甘さが
苦味の後に隠れた感じで、トータルバランスはよい。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月6日
No.1891: 八海山泉 ヴァイツェン
はっかいさんいずみ う゛ぁいつぇん
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一昨日アルトを掲載した、八海山泉ビール。
今日はヴァイツェンを。
グラスに注いだ色は、かすかに濁りのあるごく淡いイエロー。
泡は純白できめ細かく、泡持ちはほどほど。
ヴァイツェンらしいバナナの香りがあるが、柔らかく、押しが弱い。
甘いモルト香も感じられる。
口当たりは甘く柔らかいが、やや線の細い印象。
酸も適度に効いて、スキッとした飲みやすさ。
重みはない。
アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。製造者:(株)八海山
八海山泉ビール苑、
新潟県南魚沼市泉564-1。
国産で言うと、例えば銀河高原ビールのように豊潤なヴァイツェンと比べて、
かなり繊細な味づくりだ。これが個性であり、とても好感が持てる。
じっくりと味を利き分けたい。
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ビール |
2009年1月7日
No.1892: 金しゃち インディア・ペールエール / 盛田金しゃちビール
きんしゃち いんでぃあ・ぺーるえーる / もりたきんしゃちびーる
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これまでにも当サイトで何種も取り上げている金しゃちビール。
名前から想像がつくとおり、愛知県のブランドである。
が、入手したのは大阪のディスカウントショップである。
色は淡いアンバー。泡に力はあまりなく、泡持ちもほどほど。
軽やかなカラメル香。トロピカルフルーツのニュアンスは弱め。ややスリムな印象。
口に含んだときの印象は伸びやか。口先でのピリピリ感は強い。
丸みがあるのだが、
IPAらしくビターホップがよく効き、骨格はがっしりしている。
この力強さとふくよかさの綱引きが、なんとも洗練された印象を与えてくれる。
アルコール分7%。原材料:麦芽、ホップ。製造者:
盛田金しゃちビール(株)、
愛知県犬山市大字羽黒新田字高見1-4。
「力強いホップ。アルコール高めの大航海時代ビール。」
「18世紀末、大航海時代。
英国からインドへむかう長い航海に耐えられる品質のビールとして誕生した
「インディア・ペールエール(IPA)」。高いアルコール度数と鮮烈なホップの香りと苦味が特徴。
遙か昔に想いを馳せる最高級プレミアムビール。
*ラベルには大航海時代の海図をデザインの一部として使用しています。」
330ml小瓶入りで、入手価格は580円。内容は十分それに見合っている。
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ビール |
2009年1月8日
No.1893: チューハイレモン・エイト / チェリオ
ちゅーはいれもん・えいと / ちぇりお
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近所にあった99円均一店 Shop99 が、
しばらく行かない間に ローソンストア100 に変わったいた。
・・昨年、Shop99を運営する(株)九九プラスの経営が悪化したため、
コンビニ大手の(株)ローソンがTOBで筆頭株主となり、連結子会社化。
今後は、同社子会社の(株)バリューローソンとの統合を進めて、ブランド名を LAWSON STORE 100 に統一してゆく
とのことである。
そのローソンストア100で今回みつけたのが、これ。
以前に、ただのチューハイレモンをレビューしているが、
こちらはアルコール度数8%の製品。明らかに、キリン氷結ストロングを意識した製品だが、
なんといっても税込105円というのがいい。
グラスに注いだ色は、無色透明。
派手さのないレモン香が、穏やかに香る。GODOのチューハイにありがちな、
ガラスクリーナーみたいなやや人工的な感じのレモン香だ。
口に含むと、強い炭酸が口にピリッときて、その後に酸もキュンと感じる。
そして、豊かなアルコール感が残る。最初はあまり強いとは思わないが、
飲み進めるうちに、かなりアルコールのボリュームがあることが実感される。
アルコール分8%。果汁3%。原材料名:レモン果汁、醸造用アルコール、
果糖ぶどう糖液糖、香料、酸味料。
「アルコール分8%、レモン果汁3%入りの酎ハイ(リキュール)です。」
製造者:(株)チェリオコーポレーション、大阪府高槻市辻子3-25-1。
缶ジュースよりも安い金額で、これだけしっかりした飲み応えのお酒が飲めるのだから、
文句は全くない。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月9日
No.1894: VEDETT / DUVEL MOORTGAT
ヴェデット / デュベル・モルトガット
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あの有名銘柄DUVELと同じ醸造所でつくられているホワイト。
但し度数はDUVELとはぜんぜん違って、弱い。
成城石井で売られているのを発見し、購入してみた。
グラスに注ぐと液体にはかなり濁りがあり、液色は淡い黄色。
泡は非常に堅く力があり、泡持ちもとてもよい。
小麦らしい匂いと、コリアンダー。ああ、ベルギーだなあと、つくづく思う。
その甘い香りの印象のまま口に放り込むと、酸が効き、
甘味は弱く、シャープな味わいが口中に。ピリッと辛みさえある。後味もとてもシャープだが、
ハーブの香味が余韻として長く続く。
アルコール分4.7%。麦芽含有率55%。
原材料:麦芽、ホップ、小麦、コリアンダー、オレンジピール、
糖類、酵母。正規輸入代理店:小西酒造(株)。
EXTRA WHITE の文字があり、白くまのイラストもある。
確かにクールな感じのビールではある。
面白いのは輸入者の貼った裏ラベルに、電話を掛けるオジサンの写真があること。
何の意味があるのだろう。
日本の酒税法上、発泡酒となるが、ベルギーでは正統派のビールであるため、
当サイトでもビールにカテゴライズすることとする。
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ビール |
2009年1月11日
No.1895: 道産素材 仁木ぶどう&北海道はちみつ / 北海道麦酒醸造
どうさんそざい にきぶどう あんど ほっかいどうはちみつ / ほっかいどうびーるじょうぞう
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東急ハンズで北海道フェアをやっていて、きっと何かあるだろうと期待して見に行ったら、
これを発見した。当サイトではこれまでにも何種か取り上げている北海道麦酒醸造のチューハイ。
しかしこのシリーズは、初めてお目に掛かった。
グラスに注いだ色は、かなり赤みを帯びた紫。毒々しい色と言ってもいい。
香りもかなりコクがあり、深い甘味を連想させる。
実際に味も甘く、かなり冷やして飲んでも、ちょっと甘すぎるのではないか?
と思ってしまうほど。もちろんこれは、はちみつによるものだろう。
酸は弱く、渋みも強くないから、
余計に甘味が目立つ。当然、後味はスッキリしない。
アルコール分4%。果汁10%。仁木産ぶどう(キャンベル種)ストレート果汁使用。
原材料:ぶどう果汁、スピリッツ、はちみつ、
果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、ビタミンC。
製造者:北海道麦酒醸造(株)、小樽市張碓町427番1。
甘いチューハイが好きな人向き。ただ、甘いと言っても甘味料の不自然な甘さではないので、
くどくはない。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月12日
No.1896: 道産素材 余市洋なし&北海道はちみつ / 北海道麦酒醸造
どうさんそざい よいちようなし あんど ほっかいどうはちみつ / ほっかいどうびーるじょうぞう
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昨日「仁木ぶどう&北海道はちみつ」を飲んでいる北海道麦酒醸造の道産素材というチューハイシリーズ。
入手したのは2種で、今日はもう一方のこちらを飲む。
グラスに注いだ色は、ほんのり淡いレモンイエロー。まさにはちみつを連想させる。
とても穏やかな梨香。しかも、洋梨と和梨の中間みたいだ。
味ははちみつの甘さが強く、梨の味はひっそりとした感じ。
非常に穏やかで、やさしい飲み心地。
アルコール分4%。果汁10%。余市産洋なし(ブランデーワイン種)ストレート果汁使用。
原材料:洋なし果汁、スピリッツ、はちみつ、
果糖ぶどう糖液糖、レモン果汁、酸味料、香料、ビタミンC。
製造者:北海道麦酒醸造(株)、小樽市張碓町427番1。
レモン果汁を使っているのは、梨とはちみつだけだと、間延びした味わいになるところを、
引き締めるためだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月13日
No.1897: カルピスサワー・味わう果実 やわらか白桃 <期間限定> / カルピス
かるぴすさわー・あじわうかじつ やわらかはくとう <きかんげんてい> / かるぴす
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本日1月13日発売、カルピスサワー・味わう果実シリーズの新顔「やわらか白桃」。
どこにでも置いてあるわけではないので、認知度は今ひとつと思われるが、
私の行動範囲では、ファミマで比較的よく扱ってくれているため、
今回も仕事場近くの店を覗いて、あっさりと発見。
グラスに注いだ色は、まさにカルピスの白。炭酸の気泡は少ない。
やさしい桃の香り。あまり強くは香らない。
味も名前のとおりやわらかく、桃の甘さとカルピスのやさしい酸がうまくマッチ。
サラッと飲みやすく、くどさはない。
果汁3%。アルコール分4%。国産完熟白桃使用。
原材料名:もも果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、
糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、
甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム、
スクラロース)。
爽やかな「カルピス」に、甘く熟した白桃果汁をブレンドしたお酒です。
「カルピス」と果実の豊かな味わいをお楽しみください。
白桃を使ったチューハイやカクテルは、どうしても甘ったるくなってしまうことが多いのだが、
カルピスと組み合わさると、酸がうまく引き締めてくれるようだ。
甘味料として使われているアセスルファムカリウムとスクラロースは、
「サントリー・カロリ。」シリーズで使われ、あちらでは不自然な甘さが鼻につく仕上がりに
なっていることが多いのだが、こちらの味はとても自然である。
一緒に使われているアスパルテーム(*)のおかげだろうか。
*
アスパルテームは、カルピス(株)の親会社である味の素(株)が開発した甘味料で、
「パルスイート」の名で商品化されている。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月14日
No.1898: プライムドラフト / THE HITE(韓国産新ジャンル/輸入者:川商フーズ)
ぷらいむどらふと / ざ・はいと
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イオングループのお店でよく見る韓国産新ジャンル。
私はずっと これ と混同していたが、
新しくなったものがこっちなのかもしれない。ということで、遅まきながら飲んでみたい。
グラスに注いだ色は、しっかりめの黄金色。
泡持ちはあまり良くない。
香りに臭みは少なく、ここは合格点。やわらかなホップ香。
口当たりはスッキリと、喉ごしもスムーズで飲みやすい。
いかにもアルコール!という、新ジャンルにありがちな臭みが少しあるが、
気になるレベルではない。苦味もしっかりとあって、後キレも悪くない。
アルコール分5%。
原材料:発泡酒、スピリッツ(大麦)。
原産国:韓国。輸入者及び引取先:川商フーズ(株)。
国産新ジャンルの中には、もっと臭みが強いものがあるから、
これは上出来だと思う。
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新ジャンル |
2009年1月16日
No.1899: おいしいチューハイ オレンジ / 宝酒造
おいしいちゅーはい おれんじ / たからしゅぞう
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ちょっと前にLAWSONで「新発売」として売られていた。
このオレンジは、おいしいチューハイシリーズ登場当初からラインナップにあったもので、
どうして今ごろ「新発売」なのだろう?と訝しく思いながら、とりあえず買って帰った。
家に帰って以前にレビューした時の写真と見比べてみたら、
確かにデザインがちょっと変わっている。ということで、掲載することにした。
グラスに注いだ色は、やや黄色っぽいオレンジ色。オレンジジュースをちょっと薄めた感じ。
繊維質がたくさん浮遊していて、炭酸は少なめ。
自然なオレンジ香。大人しい感じだ。
味も実にナチュラル。オレンジジュースから甘味を少しとり、
酸味も抑えた感じ。アルコール感は強くない。後味には苦味が残る。
果汁50%。アルコール分5%。糖類不使用。原材料:果汁(オレンジ、温州みかん)、
オレンジパルプ、スピリッツ、香料、酸味料。
「果汁をたっぷり50%使用した贅沢なチューハイです。(オレンジ果汁45%、温州みかん果汁5%)」
中身は変わっていないようである。
期間限定品と同じように、果実名(オレンジ)をタテに書き、
目立つようにしたということなのだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月17日
No.1900: FUJISHIRO ハイ-酎ハイ レモン / 中野BC
ふじしろ はい・ちゅうはい れもん / なかのBC
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コンビニ(ファミマ)で偶然発見。
実は、以前に酎ハイ FUJISHIRO レモンを同じコンビニで購入したことがあり、
これは缶が小さかったので、ただ小さいだけで中身は同じかと思った。
だが、買って帰って缶をよく見たら、「ハイ-酎ハイ」と書いてある。
「ハイ-酎ハイ」のシリーズは、以前に梅だけレビューしている。
グラスに注いだ色は、ほんのりと白濁。
香りはフレッシュ感があって柔らかく、とてもナチュラルな感じ。
味は酸が柔らかく、すうーっと入ってくる感じだが、
アルコール感はしっかりとあり、飲み応えがある。後味はサッパリとしている。
アルコール分7%。果汁4.5%。リキュール(炭酸ガス入り)。原材料:レモン果汁、香料。
製造者:
中野BC(株)、和歌山県海南市藤白758-45。
最近よくあるジューシー感をことさら強調してお酒としての充実度のないチューハイとは一線を画す。
いわば玄人好みのチューハイといえる。だからといってひたすらアルコール感が強いのではなく、
ナチュラルな果汁感があるので、飲み飽きない。
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チューハイ・カクテル等 |