2009年1月18日
No.1901: タカラ CAN チューハイ プレーン / 宝酒造
たからかんちゅーはい ぷれーん / たからしゅぞう
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もうだいぶ経つと思うのだが、
このタカラCANチューハイが変わった。あまり売っていなくて、
当サイトでは旧製品ですら約1年前に初めて取り上げたくらいで、
リニューアル後のこの製品も、その後スーパーで発見して、
掲載する機会のないまま今日まで来たのだ。
グラスに注いだ色は、無色透明。炭酸の気泡もあまり目立たない。
香りはほとんどくせがなく、エタノールのような自然なアルコール臭。
焼酎臭さはない。
口あたりはスッキリ辛口だが、ふんわりと甘いアルコール感がある。
後味もピュアで、何にでも合わせやすそう。
アルコール分8%。原材料:焼酎、糖類、酸味料。
「厳選貯蔵焼酎を使用した、焼酎ならではのシンプルな味わいです。
グラスに注ぎレモンスライスを入れてもおいしくいただけます。」
正直言って、従来品との違いはわからなかったが、
原材料に糖類が加わっていることから、少し味を調えようとしたのだろうか。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月19日
No.1902: −196℃ こだわり果樹園 とちおとめ <限定出荷 / 栃木県小松崎農園> / サントリー
まいなす196ど こだわりかじゅえん とちおとめ <げんていしゅっか / とちぎけんこまつざきのうえん> / さんとりー
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明日1月20日発売、サントリー・−196℃ こだわり果樹園シリーズ。
おそらく、−196℃は今後従来品がなくなり、こちらに統一されてゆくものと思う
(現在のところサントリーのサイトには、従来品のラインナップも掲載されている)。
今回発売のこだわり果樹園シリーズは、通期商品として5種と、
限定品としてこちらの「とちおとめ」の計6種がある。
早速、限定品から飲んでみたい。
グラスに注いだ色は、透明感のある淡いピンク。香りは、甘さを抑えたいちごミルクといった感じ。
味は酸が効いていて、スッキリとした口当たり。甘味は適度である。
甘さが抑えられた分、コクはないが、後味もサラッとしていて、爽やかに飲める。
それでいて、いちごらしい香味がちゃんと再現されている。
アルコール分5%。いちご浸漬酒使用。
原材料:いちご、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、果実色素。
「使用する果物の果樹園にまでこだわったチューハイ。
春の訪れを感じさせる、いちごの甘酸っぱいおいしさです。」
−196℃らしいすっきりクリアな味わいで、みずみずしさをうまく表現した、
意欲的な新作だ。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月20日[1]
No.1903: −196℃ こだわり果樹園 ルビーグレープフルーツ <フロリダ州フェルズメアー農園> / サントリー
まいなす196ど こだわりかじゅえん るびーぐれーぷふるーつ <ふろりだしゅうふぇるずめあーのうえん> / さんとりー
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本日1月20日発売、サントリー・−196℃ こだわり果樹園シリーズ。
通期商品として5種と、昨日レビューした限定品の「とちおとめ」の計6種がある。
今日は、ルビーグレープフルーツを飲む。
グラスに注いだ色は、ややくすんだ感じの淡いサーモンピンク。
「確かにルビーグレープフルーツって、こんな感じだなあ」と、
思わず言ってしまうような香り。やや人工的ではあるが苦く、かつ、酸っぱそうな匂い。
味はほんのり甘味があり、キュンとした酸も同時に感じられる。やや甘味の方が優勢か。
後味にはガムのような甘味が残るが、スッキリ感は失われていない。
アルコール分5%。ルビーグレープフルーツ浸漬酒使用。
原材料:グレープフルーツ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、果実色素、紅花色素。
「使用する果物の果樹園にまでこだわったチューハイ。
やさしい酸味とほどよい甘味、果実感たっぷりの味わいです。」
ジューシー感を大切にしながら、変に甘すぎない味づくりには、
とても好感が持てる。春以降、売上を順調に伸ばすのではないだろうか。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月20日[2]
No.1904: アサヒ・オリオンいちばん桜 <2009季節限定ビール> / オリオン(アサヒ)
あさひ・おりおんいちばんざくら <2009きせつげんていびーる> / おりおん(あさひ)
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本日1月20日、コンビニ限定で発売されたアサヒ・オリオンいちばん桜。
ご承知のとおりオリオンビールは、大手5社の一角を占めてはいるが、
販売地域が沖縄県及び奄美群島地区(鹿児島県)に限定されている。そこで、
アサヒビールが同社と提携して、それ以外の地域での販売権を2002年に取得。
おなじみオリオンドラフトが、
アサヒ・オリオンドラフトとして全国で入手できるようになった。
この「いちばん桜」は以前から存在している製品だが、これまで基本的に本州では売られていなかった。
今年からアサヒが、こうして販売するようになったというわけである。
グラスに注いだ色は、しっかりした黄金色。オリオンビールとは思えないほどの濃さだ。
爽やかなホップ香は、春のイメージにふさわしい。
口に入れた瞬間の印象はスッキリ軽やかだが、モルトの旨み、甘味があり、なかなかの飲み応え。
苦味もきちんとある。爽快でありながらじっくり味わえるビール。
アルコール分5%。厳選アロマホップ使用。原材料:麦芽、ホップ。
なお、缶の裏には、次のような説明文がある。
沖縄では正月を過ぎると緋寒桜(ひかんざくら)の鮮やかなピンクの花が
次々と色づき始め、早い春の訪れを告げます。
「アサヒ オリオンいちばん桜」はこの華やかな季節にふさわしい、
「贅沢な味わいと華やかな香り」が特長の麦芽100%ビールです。
当サイトでは昨年、本家オリオンの「いちばん桜」をレビューしている。
私自身のコメントを見るかぎり、中身は変わっていないようである。
ところでこの製品を来年以降もアサヒさんが売ってくれるかどうかは、
ひとえに今年の売れ行き如何にかかっているのではないだろうか。
とてもすばらしい製品なので、ぜひ皆さん買っていただき、
来年以降も存続をお願いしようではないか。
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ビール |
2009年1月21日[1]
No.1905: ドラフトワン / サッポロ
どらふとわん / さっぽろ
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サッポロドラフトワンが、12月中旬製造品からリニューアルし、
店頭に並ぶ製品も順次入れ替わっている。どう変わったのか、試してみたい。
グラスに注いだ色は、淡い黄金色。色調は恐らく変わっていない。
泡には力がなく、泡持ちも良くない。この点も従来品と同じ。
香りには、少しボンドのような臭みがあり、昔の発泡酒を彷彿とさせるが、
気になって仕方がないというほどでもない。
味わいはスッキリ、カラッとしている。炭酸水のように澄んでいて、
臭みは弱い。
アルコール分5%。原材料:ホップ・糖類・エンドウたんぱく・カラメル色素。
ドラフトワンがリニューアルするのは、なんと5回目である。
すなわちこれが6代目ということになる。これまで新しくなるごとに妙な味が添加されたような
感じがしていたが、今回は原点回帰といった感じだ。
前回のリニューアルについて私は、「キリンのどごし生への敗北宣言」と書いた。
それは、ドラフトワンの本来の持ち味である透明感を手放し、
変な味をつけてしまったと感じたからだ。
しかし今回は、もう一度ドラフトワンの原点を見つめ直してくれたように思う。
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新ジャンル |
2009年1月21日[2]
No.1906: 旬果搾り とちおとめ <春限定> / アサヒ
しゅんかしぼり とちおとめ <はるげんてい> / あさひ
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昨日1月20日発売の旬果搾り・春限定品。
一昨年から同じ「とちおとめ」と「甘夏」の2種である。
先日、−196℃のとちおとめを飲んだところなので、
覚えているうちに、こちらも飲もうということで。
グラスに注いだ色は透明感のあるピンク。
−196℃よりは濃い。
一方、香りはよく似ている。薄めたいちごミルクといった感じだ。
味わいは、こちらのほうがコクがある。甘味もしっかりしている。
だが、酸も効いているので、くどい甘さではない。
アルコール分4%。果汁1.1%。原材料:アルコール、いちご果汁、糖類、酸味料、香料、野菜色素。
国産とちおとめ果汁使用。
昨年の製品についての私自身のコメントと比べても、
ほとんど内容は変わっていないように思う。ただ、昨年はもう少し
甘味が弱かったのかもしれない、とも思う。真偽のほどは定かではないが。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月23日
No.1907: −196℃ ゼロドライ レモンコーラ <冬限定チューハイ> / サントリー
まいなす196ど ぜろどらい れもんこーら <ふゆげんていちゅーはい> / さんとりー
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先日コンビニ(セブンイレブン)で偶然みつけた商品。
昨年夏(2008年8月5日)限定品として出た−196℃ゼロドライのレモンコーラだが、
今回また発売されるという情報を、私はまったくつかんでいなかった。
今のところサントリーのサイトにも載っていないし、
コンビニ各社のサイトにも見あたらない。昨年の売れ残りでないことは、
写真を見れば分かる。昨夏の製品は缶に「限定チューハイ」と書かれていたが、
今回のものは「冬限定チューハイ」となっているからだ。
不思議だが、中身はどうなのか、とりあえず飲んでみたい。
グラスに注いだ色は、コーラを薄めた感じ。
グラスの向こう側が見える。
香りは、コーラキャンディのように甘そうで、刺激はそれほど強そうではない。
口当たりはコーラに近いが、飲み込んだ後に残る甘味が、
非常に引っかかる。サントリーお得意の甘味料をふんだんに使いました、という感じ。
アルコール分5%。糖類ゼロ。レモン浸漬酒使用。
原材料:レモン、スピリッツ、カラメル色素、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
「コーラの刺激とレモンの爽やかさ。
スカッと爽快、糖類ゼロチューハイ!」
前回の私自身のコメントを見るかぎり、まったく感想は変わらないし、
原材料もまったく同じだから、中身は変わっていないものと思う。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月24日
No.1908: カクテルパートナー SWEETS COCKTAIL アップルキャラメリゼ <春限定スイーツカクテル> / アサヒ
かくてるぱーとなー すいーつかくてる あっぷるきゃらめりぜ <はるげんていすいーつかくてる> / あさひ
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1月27日発売のカクテルパートナー・スイーツカクテル。2種あるうち、
この1種のみ実は相当前に入手していた。
当サイトの使命は、訪問者の皆様が製品を購入する際の参考となる情報を提供することだと考えているので、
まだ発売されていない製品を掲載してもあまり意味がない。それで、ずっと冷蔵庫に保管してあった。
いよいよ発売日が近づいたので、開けることにしたのだ。
グラスに注いだ色は、淡いシャンパンゴールド。ジンジャーエールのよう。
まず感じられる香りはりんごジュースで、それと同時にクリームのような甘い香りがある。
まるでりんごのコンポートにバニラアイスを添えたかのような感じ。
味は香りの印象以上に甘い。洋なしにキャラメルソースを掛けたかのよう。
オレンジも使っているようだが、柑橘の酸はあまり感じない。
果汁1.8%。アルコール分4%。
原材料:キャラメルリキュール、オレンジスピリッツ、
りんご果汁、西洋なし果汁、うめ果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
「キャラメルリキュールによる甘い風味が特長の春限定オリジナルカクテルです。
キャラメルの香りには香料を使用しています。」
個性豊かであり、なかなか面白いと思う。
万人受けする製品ではないが、こんな切り口があったか!と、新しい発見をした思いである。
ちなみに"キャラメリゼ"とは、砂糖を加熱し焦がす調理法のことで、
クレームブリュレの表面を思い起こしてもらうとわかりやすい。
口中にかなり甘さが残るので、これはチョコレートに合わせたら面白いだろうと考え、
偶然コンビニで買った Meiji Meltykiss とろけるホワイト(右写真)を食べながら飲んでみたら、
結構相性は良かった。甘いものが好きな方には、この組合せをおすすめする。
デザイン的にも合っていて、お洒落でしょ?
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月25日
No.1909: 直搾り ぶどう <期間限定> / 宝酒造
じかしぼり ぶどう <きかんげんてい> / たからしゅぞう
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明後日1月27日発売、直搾りの期間限定品、山形産ぶどう。
これまでなかったのが不思議なくらいのチョイスだ。
グラスに注いだ色も、漂ってくる香りも、ファンタグレープのよう。
透明感ある淡い赤紫で、ぶどう特有の甘い香り。直搾りにしては、これは結構甘いのかな?
と一瞬感じる。
ところが口に入れると、その予想は良い意味で裏切られる。
最初こそぶどうの甘さがふんわりと感じられるものの、
やはり甘味は伸びない。苦味、渋味が真ん中にあり、
後味はスッキリ。
アルコール分5%。果汁1%。
原材料:ぶどう果汁、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、アントシアニン色素、ぶどう種子抽出物。
「手摘みしたぶどうの果粒をまるごと搾ったストレート混濁果汁を使用。
産地と果汁の造り方を厳選したぶどうのみずみずしい味わいをお楽しみください。」
何度も試行錯誤のうえ、これぞ直搾りと呼ぶにふさわしい甘さに設定されたのではないか。
そんな開発者の苦労が偲ばれるような出来映え。さすがである。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月26日
No.1910: 旬果搾り 甘夏 <春限定> / アサヒ
しゅんかしぼり あまなつ <はるげんてい> / あさひ
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1月20日発売の旬果搾り、春限定缶。今年も昨年と同じ「とちおとめ」と「甘夏」
の2種が出たのだが、既に「とちおとめ」の
ほうはレビュー済み。今日はもう一方の「甘夏」を飲む。
グラスに注いだ色はごく淡いレモン色。かすかに濁っている。
甘さだけでなく、苦みの強そうな柑橘香。甘夏の雰囲気はよく出ている。
味も苦味がアクセントになっており、
ふんわりとした甘さを引き締めている。
アルコール分4%。果汁4%。原材料:アルコール、なつみかん果汁、糖類、酸味料、香料。
九州産甘夏果汁使用。
昨年の製品と、
中身は変わっていないようである。毎年発売されるということは、
それなりに好評を博しているのだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月27日
No.1911: カクテルパートナー SWEETS COCKTAIL さくらパルフェ <春限定スイーツカクテル> / アサヒ
かくてるぱーとなー すいーつかくてる さくらぱるふぇ <はるげんていすいーつかくてる> / あさひ
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本日1月27日発売のカクテルパートナー・スイーツカクテル。2種あるうち、
既に「アップルキャラメリゼ」のほうは3日前に掲載した。
今日はもう一方の「さくらパルフェ」を飲む。
グラスに注いだ色は、ほんのり淡い桜色。かすかに白濁している。
いちごソフトクリームのように、甘〜い香り。缶カクテルからこの香りは、かなり衝撃である。
チェリーの味わいはあまり感じず、バニラの甘さが際立っているのと、
ほんのりメロンを感じるので、クリームソーダを口にしたかのよう。
桃も使われているようだが、よくわからない。
果汁1%。アルコール分4%。
原材料:桜バニラリキュール、もも果汁、
メロン果汁、さくらんぼ果汁、糖類、酸味料、香料、アントシアニン色素。
「桜バニラリキュールによる甘い風味が特長の春限定オリジナルカクテルです。
バニラの香りには香料を使用しています。」
"パルフェ"とは、仏語のparfait(=英語のperfect)。
即ち日本ではフルーツ・パフェ、チョコレート・パフェ・・等のパフェのことである。
バニラアイスのたっぷりのったパフェを思わせる、やさしい甘さが魅力。
もちろんスッキリ感はないが、この甘味を楽しむべきカクテルだ。
先日飲んだ「アップルキャラメリゼ」と同様、こちらも何か甘いものに合わせてみようと思い、
せっかくだから先日と同じ Meiji Meltykiss の今度は「フルーティ濃いちご」という製品(右写真)を選んでみた。
もちろん、さくら vs いちご だから味わいは完全には融合しないのだが、
それでも口にしたときの甘酸っぱさとか、後に残る甘味とか、かなり近いニュアンスではあった。
パッケージデザインも同じピンク色が基調で、可愛らしい感じだから、
うら若き乙女の皆さんにはお勧めの組合せ。あっ、但し20歳以上限定ですよ。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月28日
No.1912: 麦とホップ / サッポロ
むぎとほっぷ / さっぽろ
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売れ行き好調のサッポロ「麦とホップ」が、12月中旬製造品から新しくなっている
(缶デザインのみの変更のようだが)。
今回入手したのはコンビニで、
缶上部に赤い帯のついた特別なパッケージになっている。
これは、コンビニ限定で2000円(総額1000万円)が当たるキャンペーンが行われているためで、
応募用のシールもついていた。
グラスに注いだ色は、しっかりめの黄金色。泡の勢いもよく、ビールと区別がつかない。
ホップ香もあるが、穀物臭というか、米ぬかのような香りが強い。
ここがちょっとビールと違うところか。
味は苦味がしっかりとし、まとまりがある。妙な臭みとか、甘味はない。
CMで「ビールと間違えちゃいました」と言っているとおり、
確かにビールとの明確な違いはあまりなく、強いて言えば、
香り同様、味わいにも穀物っぽさが少し強いところか。
アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)・スピリッツ(大麦)。
協働契約栽培100%。
昔の発泡酒などで、味をビールに近づけようと努力していた製品は、
もっと臭みが強かったものだが、よくぞここまでコクと透明感を両立させたものだと、
改めて思う。
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新ジャンル |
2009年1月29日
No.1913: 焼酎ハイボール すだち <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる すだち <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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1月27日発売、焼酎ハイボールの期間限定「すだち」。
昨年の同時期に初めて登場したもので、今回また帰ってきたというわけだ。
色は淡いゴールド。焼酎ハイボールの典型的な色といえる。
香りも焼酎ハイボールらしく、焼酎のアルコール臭にシャープな柑橘香が混じる。
ただ、すだちなのか、ゆずなのか、正体がよく分からないくらいほのか。
口当たりは実にシャープ。
甘味は弱く、かといって酸が鋭いわけでもない。非常にスッキリした味わい。
アルコール分7%。果汁1%。甘味料ゼロ。糖質80%オフ。
原材料:焼酎、すだち果汁、レモン果汁、糖類、酸味料、香料、
カラメル色素。
昨年の製品はアルコール度数が6%だったが、
その後このシリーズは全品が7%に統一されたため、
今回のすだちも7%になった。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年1月30日
No.1914: アンカー スペシャルエール 2008
あんかー すぺしゃるえーる 2008
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今さらあまり気にも止めていなかったことであるが、
2004/6/6から続いている当サイトの連続無欠勤更新記録が、本日をもって1700日に到達した。
ここまでネタ切れもせず、続けてこられたのは、
いつも当サイトを見てくださる皆さまのお陰。特に、身銭を切って現物まで贈ってくださる
当サイトのサポーターの方々には、感謝してもしきれない思い。
この場を借りて、御礼申し上げます。
こうなると、次なる目標は、今年6月5日の丸5年達成と、11月26日の2000日達成。
そこまでは何としても続けたい。
***
今年初めに入手していたが、飲む機会がなくここまで来た。
米国アンカー社が毎年、年末に発売しているという限定エール。
ラベルには Merry Christmas & Happy New Year と書かれている。毎年中身が違うとのことだが、
私は初めて飲む。スーパー成城石井で発見したものだ。
グラスに注いだ色は、濃い黒色。泡は濃いベージュというか、薄茶色。
香りは深く甘いカラメル香とハーブ香。
味もコリアンダーのようなハーブのニュアンスとスパイシーさがある。
甘味があるが苦味もしっかり。濃色エールらしいフルーティさはもちろんだが、
華やかすぎない味わい。
アルコール分5.4%。原材料:麦芽、ホップ、ハーブ、スパイス。輸入者:三井食品(株)。
毎年末にアンカー社ビールをご愛飲するお客様に「感謝の気持ちを込めて・・・」
お届けする特別限定エール。ハーブやスパイス類で風味付けされたこのエールは、
毎年違うレシピで醸造され、その栓を開栓するまでその年の味わいを確かめられない
大変貴重な特別限定エールです。
ハーブやスパイスを使っているので、日本の酒税法上は発泡酒扱いとなるが、
当サイトではビールに分類することとする。
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ビール |
2009年1月31日
No.1915: −196℃ こだわり果樹園 白桃 <山梨県古屋農園> / サントリー
まいなす196ど こだわりかじゅえん はくとう <やまなしけんふるやのうえん> / さんとりー
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1月20日発売、サントリー・−196℃ こだわり果樹園シリーズ。
既に限定品の「とちおとめ」と、
通期商品5種のうち「ルビーグレープフルーツ」をレビューしているが、
今日は通期商品2つめとして、「白桃」を選んだ。
グラスに注いだ色は、無色透明。
これは、以前の製品「凍結ピーチ」と変わらない。
やわらかで、奥ゆかしい白桃香。あまり甘味は強そうではない。
味は確かにくどくなく、甘味は抑制が利いている。炭酸のピリッとした口当たりと相まって、
スッキリとした飲み口。ふんわりと桃の香味が口中に残るが、概ねシャープな後味。
アルコール分5%。桃浸漬酒使用。
原材料:桃、スピリッツ、糖類、酸味料、香料。
「使用する果物の果樹園にまでこだわったチューハイ。
白桃の華やかな香りと果実感たっぷりの味わいです。」
もうこれ以上磨き上げる必要のないほど洗練された味わい。
甘いチューハイが好きな人にも、甘ったるいものは苦手だという人にも、
どちらにも受け入れられるような、絶妙な位置に立つ桃味チューハイだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年2月1日
No.1916: −196℃ こだわり果樹園 ブラッドオレンジ <シチリア島契約果樹園> / サントリー
まいなす196ど こだわりかじゅえん ぶらっどおれんじ <しちりあとうけいやくかじゅえん> / さんとりー
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1月20日発売、サントリー・−196℃ こだわり果樹園シリーズ。
既に限定品の「とちおとめ」と、
通期商品5種のうち「ルビーグレープフルーツ」と
「白桃」をレビューしているが、
今日は通期商品3つめとして、「ブラッドオレンジ」を。
グラスに注いだ色は、ややくすんだ淡いオレンジ、あるいは薄いサーモンピンク。
香りは、粉末オレンジドリンクのような、果汁感のほとんどない
チープなオレンジ香。いかにも香りをつけました、という感じ。
味にもコクがなく、良く言えば軽やか。甘酸っぱい味わいだが、甘味も酸味もそれほど強くなく、
後味もスッキリ。
アルコール分5%。オレンジ浸漬酒使用。
原材料:オレンジ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、果実色素、紅花色素。
「使用する果物の果樹園にまでこだわったチューハイ。
しっかりとした果実感とほどよい酸味のある味わいです。」
シリーズの他の製品はみな農園の固有名詞がついているのに、
この製品だけ「シチリア島契約果樹園」。サントリーのサイトには、
「南イタリアの柑橘栽培の最大手、オランフリーゼル社の厳しい品質基準をクリアした
ブラッドオレンジです。」と書かれている。つまり、特定の農園というわけではないようだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年2月2日
No.1917: −196℃ ストロングゼロ ダブルレモン / サントリー
まいなす196ど すとろんぐぜろ だぶるれもん / さんとりー
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明日2月3日発売、−196℃の新ラインナップ、ストロングゼロ。
度数8℃のチューハイだ。
ラインナップといっても、とりあえずレモン1種のみの発売だが、
キリン氷結の例を考えると、このあとグレープフルーツぐらいが出てもおかしくはない
(現在のところ、発売情報はないが)。
グラスに注いだ色は、ほんのり白濁。
香りは、ジューシーでフレッシュなレモン香。「糖類ゼロ」というイメージではない。
甘い感じがあるからだ。
味にもやはり甘さがあるが、
もちろんこれは、甘味料によるものである。酸がキリッと強く、刺激的な飲み心地。
後味にもヒリヒリ感が残り、ストロングの名に恥じない出来映えだが、
度数の高さをそんなに強烈に感じるわけではない。
アルコール分8%。糖類ゼロ。レモン果汁3%。レモン浸漬酒使用。
原材料:レモン、ウオツカ、スピリッツ、酸味料、香料、
ビタミンC、甘味料(アセスルファムK)。
言うまでもなく、キリン氷結レモンストロング
に対抗する製品であるが、
あちらが氷結のスタイリッシュで軽快なイメージを脱しきれていないのに対して、
こちらのパッケージは「ストロング」という特徴を前面に押し出すことに成功しているように思う。
また、通常の−196℃は浸漬酒のみの使用で果汁は入っていないが、
この製品は2年ほど前に出されたプレミアムレモンと同様に、
レモン浸漬酒+レモン果汁ということで、ジューシー感がある。
ところで、上記で「度数の高さをそんなに強烈に感じるわけではない」と書いたあと、飲みながら続きを書いていたら、
わりと手っ取り早くアルコールが回ってきた感があるので、やっぱり強いんだなあ、と実感した。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年2月3日
No.1918: すらっと レモン / アサヒ
すらっと れもん / あさひ
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本日2月3日が発売日となっている、アサヒ「すらっと」。果汁入り、果肉入りで
なんと1缶あたり88kcal。
事前にCMも流れていたし、当然のごとくフライング入手できるだろうと思い、
発売2日前から探索していたのだが、みつからず。今日ようやくコンビニ1店で発見した。
他の店ではまだ見たことがないから、流通状況は今ひとつではないだろうか。
レモンとグレープフルーツの2種があるが、まずはレモンから飲む。
グラスに注ぐとかなり白濁した色で、レモンの果肉が浮遊している。
香りはキュンと鋭い感じのレモン香。とてもジューシーな感じ。
味は甘味が削ぎ落とされ、悪く言えばコクがないが、スッキリ爽やかな口当たりで、
カロリーオフを実感する。でも決して味気ないということはなく、
フレッシュなジューシー感が魅力。
サントリー「カロリ。」と同じ甘味料を使っていながら、
あちらとは比べものにならないくらい、ナチュラルな甘味に仕上がっている。
果汁3%。アルコール分3%。糖質70%オフ。
原材料:アルコール、レモン果汁、果粒、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
「すっきりさらっとした味わいと、みずみずしい果汁感を楽しめるチューハイです。」
実は飲む前には、どう酷評してやろうかと、意地悪く考えていた。
アサヒのチューハイ新銘柄の出し方は、あまりにも節操がなく、
無計画にも思えるからだ。
果肉入りなら「爽感」が、徹底的にシェイプアップしたものなら「フルッティオ」が、
既にそれぞれあるのにもかかわらず、
今回この製品を出したのは、先行する両者の折衷案みたいなもんだろうか。
全部が生き残るというのは、ちょっと想定しづらいから、
「すらっと」が売れれば、「爽感」も「フルッティオ」もやめてしまうのか。
まあアサヒはビール系飲料でも同じようなやり方をしているから、
今回もまた、"数打ちゃ当たる戦術"なんだろうなあ、と私は冷めた目で見ていた。
あまり期待もしていなかったのだが、
飲んでみれば実にアサヒらしく澄み切った味わいで、
女性受けは良さそうな製品である。
ただ、イメージキャラクターに
大塚愛を使ったところは、この製品のメインターゲットとなる層にアピールするのかどうか、
ちょっと微妙な感じではある。・・いや、私個人的には、イイ歳をして愛ちゃん大好きなので、
さっそくサイトから
壁紙をDLさせていただきました (^-^)v
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チューハイ・カクテル等 |
2009年2月4日
No.1919: すらっと グレープフルーツ / アサヒ
すらっと ぐれーぷふるーつ / あさひ
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昨日2月3日発売、アサヒ「すらっと」。果汁入り、果肉入りで
1缶あたり88kcalという、最近流行りの低カロリーだ。
レモンとグレープフルーツの2種のうち、既に昨日レモンをレビューしているので、
今日はもう一方のグレープフルーツを。
グラスに注いだ色は、かなり白濁。レモンと同じく、こちらも果肉が浮遊している。
香りはとても軽やかで、苦そうなグレープフルーツ香。
世のグレフル味チューハイによくある、ガムのように甘そうな香りではなく、
もっと抑えめで、その分フレッシュ感が前に出ている。
味も抑制がきき、甘味は適度。レモンと同じく、こちらもコクはないが、
フレッシュ感が持ち味で、サラサラした飲み心地。
果汁3%。アルコール分3%。糖質70%オフ。
原材料:アルコール、グレープフルーツ果汁、果粒、食物繊維(ポリデキストロース)、
糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
「すっきりさらっとした味わいと、みずみずしい果汁感を楽しめるチューハイです。」
2種飲んでみて、かなり完成度の高いチューハイであることがわかった。
時代のニーズにもマッチしているし、何よりカロリーオフと
みずみずしい味わいを両立させている技術力はすばらしい。
客観的に見れば、サントリー「カロリ。」を品質面では圧倒的に上回っている。
あとは今後の売り方次第。
しばらくCMを大量投入したあと、
大都市のターミナル駅などで、帰宅時間をねらって無料サンプルを大量に配るなど、
大規模なキャンペーンを展開(その際、大塚愛ちんの曲を大音量で流すことを忘れずに)すれば、
ある程度のうねりを起こすことはできるかもしれない。アサヒさんが、チューハイごときに
そこまで宣伝費を投入する覚悟があればの話であるが。
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2009年2月5日
No.1920: −196℃ こだわり果樹園 南高梅 <和歌山県上富田集荷場> / サントリー
まいなす196ど こだわりかじゅえん なんこうばい <わかやまけんかみとんだしゅうかじょう> / さんとりー
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1月20日発売、サントリー・−196℃ こだわり果樹園シリーズ。
既に限定品の「とちおとめ」と、
通期商品5種のうち「ルビーグレープフルーツ」、
「白桃」、「ブラッドオレンジ」をレビューしているが、
今日は通期商品4種めとして、「南高梅」を飲む。
グラスに注いだ色は、無色透明。
香りは、スッキリと軽やか。とても奥ゆかしく、甘味は強そうではない。
口当たりは爽快。甘味が抑えられ、スッキリした味。
梅酒を使ったものと比べてコクはないが、
このサラサラした味わいを楽しむべきチューハイだろう。
アルコール分5%。梅浸漬酒使用。
原材料:梅、スピリッツ、糖類、酸味料、香料。
「使用する果物の果樹園にまでこだわったチューハイ。
若々しく甘酸っぱい、爽やかなおいしさです。」
一般にくどくなりがちな梅味チューハイにあって、
"果物"を感じさせるこのスッキリ感は、貴重である。
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