ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.2701−2720


 
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2011年3月10日
No.2701: 贅沢ジュレのお酒 白桃 <限定> / サントリー
 ぜいたくじゅれのおさけ はくとう <げんてい> / サントリー
サントリー 贅沢ジュレのお酒 白桃 サントリー 贅沢ジュレのお酒 白桃 review
 一昨日3月8日発売の「贅沢ジュレのお酒」。
 2種出たうち、昨日「マスカット」を掲載したが、今日はもう一方の「白桃」。 これは、昨年11月30日にも出たもので、約3ヶ月ほどで再発売となった。

 缶に「5回以上強く振って」とあるので、今日は6回振って、グラスに注いでみた。 どろっとした固形物が出てきて、まさにゼリー。
 色はほんのり淡い黄色。少しくすんでいる。
 香りはとてもナチュラルな白桃香。あまり強くは香らない。
 どろっとした口当たりで、味は豊潤な桃の甘み。アルコール感はほとんどなく、 デザート感覚で楽しめる。
 ピーチ果汁20%。アルコール分5%。 原材料名:もも、スピリッツ、糖類、ゲル化剤(増粘多糖類)、酸味料、香料、クエン酸K、 酸化防止剤(ビタミンC)。
 白桃の裏ごし果肉を贅沢に使用した、 デザート感覚で楽しめる白桃ゼリーのお酒です。
 開栓前に5回以上強く振ってお飲みください。
 前回発売時と、中身は変わっていないようである。いや、缶デザインも変わっていない。
 白桃はまさに、このシリーズにうってつけの素材である。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月11日
No.2702: アサヒ オフ / アサヒ
 あさひ おふ / あさひ
アサヒ オフ アサヒ オフ review
 2月上旬製造分から"クオリティアップ"しているアサヒオフ。 どのように変わったのか、試してみたい。

 グラスに注いだ液色は、意外としっかりした黄金色。泡は非常に粗く、泡持ちも悪い。
 香りを嗅いだ瞬間、新ジャンルだとわかる。ビールらしい香りはない。
 口に含むと、ほとんど味わいらしきものはないが、若干の酸味と、しっかりめの苦味を感じる。 これが今回変わった所だろうか。従来品に比べて、しっかり感はあるものの、 それによりえぐみや臭みが増幅された感じだ。
 アルコール分3.5%以上4.5%未満。プリン体85%オフ。糖質70%オフ。 原材料:発泡酒(麦芽エキス、ホップ、糖類、カラメル色素、食物繊維、 大豆たんぱく、アミノ酸(グルタミン))、スピリッツ(大麦)。
 同社サイトでは、今回のクオリティアップについて、次のように説明している。
 今回のクオリティアップでは、商品のコンセプトである“プリン体”と “糖質”をオフした2つのオフと基本設計のすっきりとした後味はそのままに、 ホップの使用量を増量したことでさらに飲みごたえのある味わいに仕上げました。
 私が当サイトで一貫して主張してきていることだが、この手の新ジャンルは、 ヘタに味わいを求めようとすれば臭みが増すだけなので、そんなことはしないで、 透明感、すっきり感を追求した方が、よほどましである。
 とは言っても、このようなリニューアルが相次ぐということは、 多くの消費者がコクとか重さを求めているのであろうか。 発泡酒や新ジャンル特有の臭みを、臭みと感じない人が増えているということであろうか。 どうにも理解しがたいが。
種別 新ジャンル
2011年3月12日
No.2703: すらっと すっきり白ぶどう / アサヒ
 すらっと すっきりしろぶどう / あさひ
アサヒ すらっと すっきり白ぶどう アサヒ すらっと すっきり白ぶどう review
 1月製造品からリニューアルしているアサヒ「すらっと」。
 既にすっきりレモンすっきり巨峰すっきりグレープフルーツをレビューしており、 レモンと巨峰はまったくの新顔、グレープフルーツはリニューアル品だったのだが、 この白ぶどうは、中身は変わらず、パッケージだけのリニューアルである。
 缶が違うため、当サイトとしては一応取り上げたい。簡単にレビューしておく。

 グラスに注いだ液色は白濁。レモン果肉が浮遊。
 香りはぶどうの甘さが目立つが、味わいは意外にシャープ。レモンの酸が効いているからである。 後味に若干甘味料の甘さが引っかかるものの、すっきり感はある。
 果汁1%。アルコール分3%。糖質70%オフ。 原材料:アルコール、白ワイン、ぶどう果汁、果粒、食物繊維(ポリデキストロース)、 糖類、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 白ぶどう果汁に白ワインとレモン果肉を加えることで、甘さ控えめに仕上げました。 本品は食物繊維が含まれているため、おなかがゆるくなる場合があります。
 缶が変わったと言っても、従来品と並べてみないとわからないくらいである。 あまり大きくイメージが変わらないような配慮は正解である。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月13日
No.2704: すらっと すっきり白桃 / アサヒ
 すらっと すっきりはくとう / あさひ
アサヒ すらっと すっきり白桃 アサヒ すらっと すっきり白桃 review
 1月製造品からリニューアルしているアサヒ「すらっと」。
 新しくなったとはいえ、昨日飲んだ「白ぶどう」と同様、 この「白桃」も缶デザインだけの変更のようである。

 グラスに注いだ色は、やや白濁。グレープフルーツの果肉が入っているため、 細かな果粒が浮遊。
 香りは白桃らしく、甘くやさしい。すらっとの中では、一番甘味が強そう。
 味わいは確かに桃の甘味がしっかりとあるのだが、グレープフルーツが入っていることで、 若干シャープさが加わっている。飲み込んだ後味に、甘味料特有のどんよりした甘さが少しだけ残る。
 果汁1%。アルコール分3%。糖質70%オフ。ホワイトピーチ果汁使用。 原材料:アルコール、もも果汁、果粒、食物繊維(ポリデキストロース)、糖類、 酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 桃果汁にグレープフルーツ果肉を加えることで、後味さわやかに仕上げました。 本品は食物繊維が含まれているため、おなかがゆるくなる場合があります。
 甘ったるい桃味チューハイが苦手な人でも、これなら取っつきやすい。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月14日
No.2705: 直搾り 南イタリア産レモン / 宝酒造
 じかしぼり みなみいたりあさんれもん / たからしゅぞう
タカラ 直搾り レモン タカラ 直搾り レモン review
 直搾りが新しくなった。かなり大きなイメージチェンジである。
 発売日は明日3月15日。全8種あるが、やはり最初は「レモン」から。

 グラスに注いだ色は、やや黄色っぽく濁っている。気泡はそんなに見えないので、炭酸は弱そうである。
 フレッシュでジューシーなレモン香。みずみずしく、揮発成分の多い感じは、従来品からの特徴の一つだ。
 香りの印象では、甘味がありそうだったが、実際の味は、かなり甘さが抑えられている。 しかしジューシー感はあり、レモンの酸特有のヒリヒリ感とか、口角や舌の奥に残る苦味が特徴である。 全体的に生き生きとした味わい。
 アルコール分6%。果汁3.6%。 原材料:レモン果汁、焼酎、糖類、酸味料、香料。
 南イタリア産レモンを収穫した産地で、半分に切って果肉だけを搾った"産地直搾り果汁"使用。 産地と果汁の造り方を厳選したレモンのみずみずしい味わいをお楽しみください。
 従来品もかなりジューシー感はあったので、そんなに鮮やかに変わったわけではない。 缶に「果汁分20%UP」とあるが、従来品の3%が3.6%になったためで、確かに2割アップしているものの、 そんなに大げさに言うことか?とも思う。
 缶デザインは、昔あったSUKISH WMIX(スキッシュ ダブルミックス)、 あるいはそのリニューアル版のWMIX(ダブルミックス)を彷彿とさせるが、 今回の方がより柔らかく、タカラさんにしては相当に軟弱路線といえる。 琉球ハイボールもそうであったが、最近、大衆迎合主義に陥りつつあるようにも見える。
 この路線が受ければ、もしかすると、王者キリン氷結を上回ることさえできるかもしれないが、 失敗すると、既存タカラファンを失うだけに終わるかもしれない。そういう大きな賭けである。
 私の意見としては、この路線はキリン、サントリー等の間に埋もれてしまう危険があるように思うのだが。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月15日
No.2706: COCKTAILカロリ。カシスオレンジ / サントリー
 かくてるかろり。かしすおれんじ / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。カシスオレンジ サントリー COCKTAILカロリ。カシスオレンジ review
 本日3月15日、サントリー「カクテルカロリ。」が新しくなった。
 中身がリニューアルした物が3種あり、パッケージデザインのみの変更が4種ある。 入手したのは、中身が新しくなった3種。他はこれから出回ってくると思うので、 探索を続けたい。
 今日はまず中身が新しくなり、「つぶつぶ食感MIX」と銘打たれた「カシスオレンジ」を飲んでみたい。

 果粒が入っているため、缶に注ぎ方の指示があり、一度缶を逆さにしてから注いだ。
 グラスに注いだ液色は、透明感のある濃いピンク。細かな果粒が水面に浮いている。
 はっきりとしたカシスの香りだが、それほど強くはない。爽やかな印象である。
 口当たりも軽やか。甘味が抑えられているため、その分苦味と酸味が目立っている。 柑橘風味がきき、とてもフルーティな飲み心地。つぶつぶの食感も楽しい。 以前の製品にあった、甘味料特有の薄ら甘い感じは、鳴りを潜めている。
 果汁1.9%。アルコール分3%。カロリー50%オフ。 原材料名:オレンジ、カシス、スピリッツ、カシスリキュール、果実繊維(グレープフルーツ)、 糖類、酸味料、香料、野菜色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、紅花色素。
 つぶつぶ食感MIX:手搾りカクテルのような食感が楽しめるフルーティですっきりとしたおいしさ。 カロリー50%オフ!
 果粒が入っているというと、アサヒのチューハイ「すらっと」と同じだが、 こちらのほうが粒が細かく、プチプチした食感である。
 非常に軽快なカクテルであり、ますますチューハイとの垣根が低くなってきた。 また今回のリニューアルで、メインターゲットの若い女性だけに選んでもらえればいいという、 潔い方針が示されたように思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月16日
No.2707: 直搾り 地中海グレープフルーツ / 宝酒造
 じかしぼり ちちゅーかいぐれーぷふるーつ / たからしゅぞう
タカラ 直搾り グレープフルーツ タカラ 直搾り グレープフルーツ review
 大幅リニューアルした直搾り。全8種あり、発売日は3月15日である。
 既に一昨日 レモン をレビュー済。今日は2種めとして、「グレープフルーツ」を。

 グラスに注いだ色は、ほんのり白濁。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
 かなりナチュラルな感じのグレープフルーツ香。みずみずしく、苦味が強そうである。
 口当たりは香りの印象通り、ぐっと苦い。もちろん、苦味だけが強調されているわけではなく、 酸味も強く、フレッシュ感がある。 飲み進めると、口中がヒリヒリするくらいだ。
 アルコール分6%。果汁3.6%。 原材料:グレープフルーツ果汁、焼酎、糖類、酸味料、香料。
 地中海グレープフルーツを収穫した産地で、果肉をまるごと搾った"産地直搾り果汁"使用。 産地と果汁の造り方を厳選したグレープフルーツのみずみずしい味わいをお楽しみください。
 従来品同様、ジューシー感が売りである。 レモンと同じく「果汁分20%UP」とあるが、従来品の3.0%から3.6%に2割増加したためである。
 しかし私は知っている。2つ前の製品は果汁5.0%であったことを。 当サイトのように記録が残されていると、過去の経緯がバレバレである。
 まあ、それによって味のタイプが大きく変わったということもなく、 直搾りらしいキャラクターはずっと保持されている。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月17日
No.2708: ワンカップ ハイボール / 大関
 わんかっぷ はいぼーる / おおぜき
大関 ワンカップ ハイボール 大関 ワンカップ ハイボール review
 ワンカップ大関といえば、今さら説明の必要などないビッグネームだが、 その大関がつくった日本酒のハイボールである。
 発売日は一昨日3月15日で、コンビニエンスストア&駅売店の限定販売である。

 グラスに注いだ色は、無色透明。気泡は細かく、炭酸は強くなさそう。
 柑橘のような爽やかな香りと、コクのあるアルコール臭が混じり合う。
 口に含むと、最初の一瞬、レモン的な酸味が感じられるが、そのあとすぐに、 水飴みたいな甘味のコクが感じられる。清酒だけでなく、トニックウォーターが使われているからだ。
 変な重さとかなく、ピュアな口当たりだが、それだけに、しっかりとしたアルコール感がある。
 アルコール分7%。 原材料:純米酒(米(国産)・米こうじ(国産米))、スピリッツ、 糖類、酸味料、香料。
 すっきり爽やかな純米酒ベースのトニックハイボールです。冷やしてお飲みください。
 もし何の説明もなく、「カクテルです」と出されたら、これはいったい何ベースのカクテルだろう?と、 しばし考えるに違いない。そのくらい、よくわからない味わいである。

 しかし、清酒を飲み慣れない人には、少し取っつきにくいかも。缶には「ワンカップオーゼキ」の文字もあり、 清酒ベースであることは大きく主張しているのだから、最初から購買層を選別しているようだ。
 いや、意地悪く言えば、「ワンカップ」という、絶大なるブランドを武器に、 ハイボールブームに乗って儲けようという商魂が、ミエミエである。
 ここまでブランドを大きく育て、維持してきた実力者・大関さんならではの戦略である。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月18日
No.2709: 直搾り 紀州産うめ / 宝酒造
 じかしぼり きしゅうさんうめ / たからしゅぞう
タカラ 直搾り ウメ タカラ 直搾り ウメ review
 3月15日リニューアル発売となった、直搾り。全8種ある。
 ここまでレモングレープフルーツと 取り上げてきたが、今日は3種めとして「うめ」を。

 グラスに注いだ色は、ほんのり黄色っぽく濁っている。まるでレモン果汁のようである。
 香りは、かなりすっきり感のある梅。甘味は強くなさそうである。
 実際、口当たりは非常にシャープ。甘さが抑え込まれ、酸が勝っている。それどころか、苦味すら感じる。 後味も非常にすっきり。
 アルコール分4%。果汁1.2%。 原材料:梅果汁、焼酎、梅酒、糖類、酸味料、香料。
 紀州産うめを収穫した産地で、種をとり除き果肉を裏ごしして搾った"産地直搾り果汁"使用。 産地と果汁の造り方を厳選したうめのみずみずしい味わいをお楽しみください。
 従来品からそうだったが、梅酒を使っているのにもかかわらず、驚くほどのシャープさ。
 梅味の缶チューハイは甘くてどうも・・という男性にも、これなら勧められる。度数も低いので、 強いお酒が苦手な女子にも。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月19日
No.2710: COCKTAILカロリ。マスカットピーチ / サントリー
 かくてるかろり。ますかっとぴーち / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。マスカットピーチ サントリー COCKTAILカロリ。マスカットピーチ review
 3月15日にリニューアル発売となった、サントリー「カクテルカロリ。」。
 全7種のうち、中身がリニューアルした物は3種。その中から、先日既に カシスオレンジをレビュー済。
 今日は2種めとして、「マスカットピーチ」を。

 果粒が入っているため、缶に書いてある注ぎ方の指示どおり、一度缶を逆さにしてから注ぐ。 炭酸が入っているから、缶を振ってはいけない。
 グラスに注いだ液色は、濁りのある黄色で、水面にピンク色の粒が浮いている。
 香りは、非常に高貴な感じのマスカット香。あきらかに作り物という印象ではあるが。
 味は甘味がしっかりとあるが、意外にも酸が効いていて、バランスが良く、甘ったるくはない。
 浮いている果粒はグレープフルーツと思われるので、マスカットとピーチだけだと甘くなりすぎるところを、 適度な酸と苦味で引き締めている。
 果汁1.5%。アルコール分3%。カロリー50%オフ。 原材料名:グレープ、ピーチ、スピリッツ、ピーチリキュール、果実繊維(グレープフルーツ)、 糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、紅花色素。
 つぶつぶ食感MIX:手搾りカクテルのような食感が楽しめるフルーティですっきりとしたおいしさ。 カロリー50%オフ!
 先日のカシスオレンジでも小さな驚きがあったが、こちらも高貴な香り、ジューシー感、味わいの絶妙なバランスで、 驚きの充実度。
 従来のシリーズと比べると、大きくクオリティアップしている。
 ただ、つぶつぶが浮いている様は、あまりきれいなものではない点は、指摘しておきたい。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月20日
No.2711: プレミアム アルコールフリー / サッポロ
 ぷれみあむ あるこーるふりー / さっぽろ
サッポロ プレミアムアルコールフリー サッポロ プレミアムアルコールフリー review
 サッポロから出た新しいビールテイスト飲料(アルコール0.00%)。発売日は、3月16日であった。
 缶はヱビスや麦とホップを彷彿とさせるゴールドで、渋いがとても存在感がある。

 グラスに注いだ色は、しっかりとした黄金色。泡は純白できめ細かく、かなり力がある。ここまでは、ビールと区別がつかない。
 香りを嗅ぐと、アルコールゼロの製品に一般的に見られる、酸化しきったビールのような香りがまず感じられるものの、 その臭みは非常に弱く、あまり気にはならない。
 口に含むと、最初の香りで感じた臭みもあるが、それ以上にホップの苦味がしっかりとあり、喉越しもかなりビールっぽい。
 じっくり味わうとアラが見えてしまうのだけれど、よく冷やして一気にぐいっと飲むと、 爽快感とかなりのコクを感じられる。よくここまで進化したなと、感心させられる。
 アルコール分0.00%。麦芽100%麦汁使用。 原材料名:麦芽、水あめ、ホップ、酸味料、苦味料、香料、カラメル色素。
 プレミアム:麦芽100%麦汁とドイツバイエルン産アロマホップ(75%以上)を贅沢に使用。
 これまでのノンアルコールビールに、どうもしっくりこなかった人は、一度試してみて欲しい。 あの独特の臭みが、ここまで軽減され、しっかりとした苦味やコクが実現されているのは、驚きである。
 現存するビールテイスト飲料の中では、トップクオリティだと思う。 もちろん、今売れているサントリー・オールフリーも素晴らしい製品だが、あちらとはキャラクターが対局に位置する。
種別 ノンアルコール飲料
2011年3月21日
No.2712: ソウルマッコリ / サントリー
 そうるまっこり / さんとりー
サントリー ソウルマッコリ サントリー ソウルマッコリ review
 明日3月22日が発売日となっている、サントリー「ソウルマッコリ」。
 私が入手したのは先週木曜の17日であったが、スーパーの棚にひっそりと置かれていた。

 グラスに注いだ色は、濁りのあるアイボリーホワイトで、マッコリらしい。
 香りは、あまり強く香らない。米のニュアンスをまといながら、カルピスのような爽やかな乳酸飲料っぽい印象。
 口に含むと、かなり不自然なくらいに強調された甘味に驚く。梅酒のような柔らかな酸と、炭酸の適度なピリピリ感。 マッコリと思って飲むと、非常に薄い感じがする。
 後味にも甘味がかなり残るが、飲みやすく仕上がってはいる。
 アルコール分6%。原材料名:米、米こうじ、小麦こうじ、糖類、酸味料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)。
 マッコリというより、マッコリベースの甘い微炭酸カクテルである。
 非常に飲みやすいが、これまでマッコリを飲んでこなかった人が、気に入って、積極的に飲んでくれるとも思われない。 コンビニに置いてあれば、好奇心からそれなりに手に取る人は多いだろうが、リピーターの獲得は難しいだろう。
 ところで、ソウルマッコリというネーミングは、非常にわかりやすいけれども、韓国のお酒だからソウルをつけたというのも安直だ。 トウキョウサケって、言っているみたいだからね。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月22日
No.2713: カルピスのやさしいお酒 もも / カルピス
 かるぴすのやさしいおさけ もも / かるぴす
カルピスのやさしいお酒 もも カルピスのやさしいお酒 もも review
 本日3月22日発売「カルピスのやさしいお酒 もも」である。
 これまでのカルピスサワーとどこが違うのだろう。試してみたい。

 グラスに注いだ色は、特に代わり映えのないカルピスホワイト。いや、純白ではなく、 ちょっとだけピンクっぽい、いや、黄色っぽいか。
 名前の通り、やさしい桃の香り。非常に穏やかである。
 味もやさしい。桃の甘味はしっかりとあるが、炭酸の適度な壮快感と、 カルピスの酸っぱさが、絶妙なバランスをつくっている。アルコール感はほとんど感じない。
 これまでのカルピスサワーと比べると、コクが少し削がれている感じ。 だから軽やかで優しいタッチなのだが、飲み込んだ後に、甘味料の甘さが若干引っかかる。
 果汁0.5%。アルコール分2%。糖類ゼロ。微炭酸。 原材料名:もも果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、酸味料、 安定剤(大豆多糖類)、香料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、 アセスルファムカリウム、スクラロース)。
 糖類ゼロ、低アルコール、微炭酸という、今流行の要素が全部揃っている。 それでカルピスらしい味がちゃんとあるのだから、お酒を飲み慣れない若い世代には受けそうである。
 今後「もも」以外にも出るのであろうか。楽しみにしたい。以前あった「カルピスフィーズライトスタイル」 みたいに、レモングレープフルーツなどの柑橘系はどうだろうか。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月23日[1]
No.2714: 直搾り 青森産りんご / 宝酒造
 じかしぼり あおもりさんりんご / たからしゅぞう
タカラ 直搾り りんご タカラ 直搾り りんご review
 3月15日リニューアル発売となった、直搾り。全8種ある。
 ここまでレモングレープフルーツうめと3種レビュー済。 今日は4種めとして「りんご」を。

 グラスに注いだ色は、ほんのりと白濁。
 香りは強くはないが、ナチュラルな感じのりんご香。非常に上品。
 味は甘味よりもりんご特有の酸味がきいている。このシリーズに共通だが、 とにかく甘味は必要最小限に抑えられていて、すっきりとした飲み口。
 アルコール分4%。果汁4.2%。 原材料:りんご果汁、焼酎、糖類、酸味料、香料。
 青森産りんごを収穫した産地で、あらかじめ細かく砕いてから丁寧に搾った"産地直搾り果汁"使用。 産地と果汁の造り方を厳選したりんごのみずみずしい味わいをお楽しみください。
 従来品との違いは、果汁が2割(3.5%から4.2%へ)アップしたことだが、 はっきり言って、違いがよく分からなかった。いや、従来品から既に完成度が高かったので、 大きく変える必要もないのだが。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月23日[2]
No.2715: 生姜梅酒 / 宝酒造
 しょうがうめしゅ / たからしゅぞう
タカラ 生姜梅酒 タカラ 生姜梅酒 review
 いつも書いていることだが、当サイトの守備範囲は、ワイン、ビール系飲料、缶チューハイ&カクテル、 焼酎やウイスキーの水割り&ソーダ割り製品と、日本酒である。
 従って、割る前の焼酎とかウイスキー、リキュール類は通常は対象外。それらまで含めるとなると、 対象範囲が膨大になって、とても網羅しきれないからだ。
 この「生姜梅酒」は、@nifty と 雑誌DIME(小学館)のコラボによる 酒コミュ女子酒部」の プロジェクトで誕生したもの。開発担当が宝酒造とのこと。発売は3月15日。
 梅酒という名でも、梅酒をベースに生姜、はちみつ、レモンなどが加えられており、 カクテルに近いものとも考えられるので、当ページで取り上げることにした。

DIME DIME
小学館 DIME誌
 グラスに注いだ色は、美しい黄金色。あるいは、極々淡い琥珀。 通常、梅酒はもっと濃い飴色のものが多いが、これはかなり淡い色。
 梅酒の甘いニュアンスの上に、生姜香が乗っている。もっときついか?と想像していたが、 両者がうまく融合している感じだ。
 口当たりは非常になめらかで、やさしい。もちろん甘味はしっかりとあるが、酸味も効いているし、 ストレートで飲んでもアルコール感はそんなに強くない。 生姜の辛みは舌先ではあまり感じず、飲み込むとき、喉で分かる程度。バランスは良い。 今回はストレートで飲んだが、ソーダで割ってもいいだろう。
 アルコール分12%。 原材料:梅酒、醸造アルコール、はちみつ、レモン、生姜。
 DIME×@nifty∞×宝酒造 酒コミュ 「女子会梅酒プロジェクト!」 共同開発
 こだわりの梅酒に、国産生姜の味わいをプラス。隠し味のはちみつとレモンが、まろやかな甘味と 爽やかな酸味を引き立てます。
 女性の考案らしく、ラベルもかわいらしい。私のような中年男性が飲むのは、傍目には似つかわしくないかもしれないが、 これは食前酒として飲むのにいいし、ナイトキャップ(寝酒)にもいい。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月24日
No.2716: カルピスサワー / カルピス
 かるぴすさわー / かるぴす
カルピスサワー カルピスサワー review
 おなじみカルピスサワーがまたリニューアルされた。発売日は3月22日である。
 今年で発売18年目となるそうで、こんなに長く続いているのに、毎年のようにリニューアルしている製品も珍しい。
 昨年は缶デザインだけの変更であったし、 その前もあまり劇的な変化ではなかった。
 今年はどうだろうか。早速飲んでみよう。

 グラスに注いだ色は、典型的なカルピスホワイト。従来品との違いは、おそらくない。
 香りもカルピスそのもので、混じりっけなし。アルコール臭はほとんど感じない。
 口当たりもノンアルコールのカルピスソーダに非常に近く、 慣れ親しんだカルピスの味だが、カルピス特有の乳脂肪分が喉に引っかかるような感じが軽減され、 その分コクもなくなり、少し薄っぺらくなった。
 アルコール分3%。原材料名:脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、酸味料、 香料、安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)。
 従来品との決定的な違いは、アルコール分が5%から3%になったことである。また、従来は使っていなかった甘味料が 新たに使われている。
 飲んでいて感じたコクのなさは、これらに原因があるのだろう。
 昨今の低アルコール、低カロリー志向に合致する方向への変化と思われるが、はたしてこれで良かったのだろうか。 従来からのファンを失うことにならなければいいが。いや、多くの消費者の声によるものらしいから、きっとこれでいいのだろう。 何だか少し寂しい気がするが。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月26日
No.2717: COCKTAILカロリ。グレープフルーツスペシャル / サントリー
 かくてるかろり。ぐれーぷふるーつすぺしゃる / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。グレープフルーツスペシャル サントリー COCKTAILカロリ。グレープフルーツスペシャル review
 3月15日にリニューアル発売となった、サントリー「カクテルカロリ。」。
 全7種のうち、中身がリニューアルした物は3種。その中から、既に カシスオレンジマスカットピーチはレビュー済。
 今日は3種めとして、「グレープフルーツスペシャル」。

 果粒が入っているため、缶に書いてある注ぎ方の指示どおり、一度缶を逆さにしてから注ぐ。
 グラスに注いだ液色は、濁りのある黄色。水面にピンク色の粒が浮いているのは、グレープフルーツ果粒である。
 香りは、かなり甘そうなグレープフルーツ。ちょっと不自然か。
 ところが、味のほうは、確かに甘味は強いのだが、炭酸の刺激と、ジューシー感がある。 これには果粒も一役買っているものと思われる。
 後味も甘いが、豊かなグレフル感が支配し、そんなに甘ったるくは感じない。
 果汁2%。アルコール分3%。カロリー50%オフ。 原材料名:グレープフルーツ、スピリッツ、果実繊維(グレープフルーツ)、 糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、紅花色素、野菜色素。
 つぶつぶ食感MIX:グレープフルーツのおいしさをぎゅっと搾った手搾りカクテルのような食感が楽しめます。 カロリー50%オフ!
 3種飲んでみて、大幅なリニューアルにびっくり。品質は大きく向上。3種の中ではこのグレープフルーツスペシャルが 一番甘味料の甘さが気になるが、それでも従来のシリーズよりは使い方がうまくなった。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月27日
No.2718: 直搾り 東北産もも / 宝酒造
 じかしぼり とうほくさんもも / たからしゅぞう
タカラ 直搾り もも タカラ 直搾り もも review
 3月15日リニューアル発売となった、直搾り。全8種ある。
 ここまでレモングレープフルーツうめりんごとレビュー済。
 今日は5種めとして、「もも」を。

 グラスに注いだ色は、ほぼ透明だが、かすかに白濁。
 香りは甘そうな桃の香りだが、そんなに強くは香らない。桃特有の生臭い感じが良く出ている。
 香りの甘さに比べ、口当たりはすっきり。このシリーズらしく、ここまで甘味をカットするか?というくらいに、 甘くない。味が薄いと感じる人は多いだろう。
 すっきりしているのに、生っぽい味わいで、不思議なリアルさである。
 アルコール分4%。果汁2.4%。 原材料:もも果汁、焼酎、糖類、酸味料、香料。
 東北産ももを収穫した産地で、種をとり除いてから果肉を丁寧に搾った"産地直搾り果汁"使用。 産地と果汁の造り方を厳選したもものみずみずしい味わいをお楽しみください。
 従来品と比べ、果汁が2割アップ(2.0%から2.4%へ)。 それでもくどくはなっていない。

 (本日分は事情によりいつもより早くアップしました。28日分はいつもどおり同日深夜の予定です)
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月28日
No.2719: カルピスサワー 巨峰 / カルピス
 かるぴすさわー きょほう / かるぴす
カルピスサワー 巨峰 カルピスサワー 巨峰 review
 カルピスサワーが新しくなり、3月22日に発売された。 出たのは、前日既にレビューしたプレーンなカルピスサワーと、 この「巨峰」の2種である。

 グラスに注いだ色は、白の混じった濃いピンク、あるいは薄紫。従来品との違いは分からない。
 香りも従来品と同様、甘そうなぶどう香+カルピス。
 口に含むと炭酸のピリピリ感がまずあるが、やはり甘味がしっかりとしているので、 柔らかく仕上がっている。 アルコール度数が低いことから、非常に軽やかで、まったくお酒という感じがしない。
 アルコール分3%。果汁2%。 原材料名:ぶどう果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、酸味料、安定剤(大豆多糖類)、香料、 甘味料(アスパルテーム・Lフェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)、野菜色素。
 従来品の度数4%から今回3%に下がったが、従来からアルコール感は弱かったので、あまり違いはわからなかった。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年3月29日
No.2720: カロリ。サイダークリア / サントリー
 かろり。さいだーくりあ / さんとりー
サントリー カロリ。サイダークリア サントリー カロリ。サイダークリア review
 本日3月29日発売のサントリーカロリ。サイダークリア。期間限定とは告知されていないので、 どうやら通期商品のようである。

 グラスに注いだ外観は、無色透明。炭酸は強そうではない。
 香りを嗅ぐと、まさにサイダー。これでもっと炭酸がジュワジュワ言っていたら、三ツ矢サイダーにそっくりである。
 味もサイダーそのものと言っていいが、甘味はかなり抑え込まれている。その分、コクはない。 甘味料特有の甘さが若干引っかかる感じだが、それも気にならない程度に抑えられている。
 アルコール分3%。 原材料名:スピリッツ、食物繊維、糖類、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 サイダーの爽やかな香りと甘さ。純水で仕上げた軽やかでスッキリとした味わいです。 カロリー50%オフ・糖質80%オフ。
 何度も書いているが、度数が3%に設定されてからのカロリ。は、それによって糖類を使用することが可能になったためか、 甘さの不自然さが改善された。この製品もサイダークリアの名のとおり、とてもクリアな味で、 サイダーの魅力が活かされている。
種別 チューハイ・カクテル等

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