2011年12月26日
No.3001: 純ハイボール ドライ / タカラ
じゅんはいぼーる どらい / たから
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昨日、レモン を掲載した「純ハイボール」。
今日は、2種のうちのもう一方「ドライ」を。
グラスに注いだ色は、無色透明。強炭酸のため、気泡がシャンパンのようにグラスの中を昇り続ける。
ピュアなエタノールのようなアルコール臭。「純」の名のとおり、香りにも混じりけがない。
味も甘さが抑えられ、ストイックな味わい。
飲み進めても、まったくくどさはなく、スムーズである。
アルコール分7%。果汁1%。厳選樽貯蔵熟成酒13%使用。強炭酸が引き出す宝焼酎「純」のすっきりと、まろやかな口当たり。
原材料:焼酎、酸味料。
11種類の厳選樽貯蔵熟成酒による芳醇、まろやかな味わいが手軽にそのまま楽しめる宝焼酎「純」の
ハイボールです。
酒好きには非常にアピールする商品だが、低アルコール&ジューシーが主流となっている最近の缶チューハイの中では、
異端児的存在。
こういう「我が道を行く」路線の製品を自信を持って出してくるメーカーさんの姿勢を、高く評価したい。
今そこにある需要に迎合して、手っ取り早く売れる製品を出すことも、
売上確保が至上命題の大手企業としては致し方ないことではあるが、自社製品に自信を持ち、
新たな需要を喚起しようとする姿勢こそが、entrepreneurship であろう。
そういったことを思い起こさせる1本。さすがである。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年12月27日
No.3002: SWEET & SOUR チューハイ グレープ カロリー40%オフ / 三幸食品工業
すいーと あんど さわー ちゅーはい ぐれーぷ かろりー40ぱーせんとおふ / さんこうしょくひんこうぎょう
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ずっと冷蔵庫の中で眠っていて、いったいいつ買ったのかすら忘れてしまった。
おそらく、百均店 LAWSON STORE 100 で、105円で買ったものではないかと思われる。
グラスに注いだ色は、ややくすんだ感じの淡い赤紫。
とても甘そうなぶどう香。巨峰キャンディのようである。
口当たりは、ほどほどに甘く、軽やか。酸は強くなく、穏やか。
つまり、SWEET & SOUR といいながら、そんなに甘くもないし、酸っぱくもない。
ただ、味が薄いわけではないので、それなりに飲みごたえはある。
飲み込んだ後に、穏やかなぶどうの香味が残る。
甘味料特有の甘さがかすかに残るが、ほとんど気にはならない。
アルコール分4%。果汁5%。
原材料:グレープ果汁、醸造アルコール、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK)、着色料(赤2、黄4、黄5、青1)。
製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
カロリーオフで、これだけしっかり味わいがあれば、合格点。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年12月28日
No.3003: にっこり マッコリ ゆず / イードン
にっこり まっこり ゆず / いーどん
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イードン(二東酒造)の「にっこりマッコリ」は、よくスーパーなどにも置かれているが、
こんな缶入り製品が出ているのは知らなかった。
ゆず と ざくろ の2種が売られているのを、たまたま発見したので、購入してみた。
まずは、「ゆず」から飲んでみたい。
グラスに注いだ外観は、白というよりは淡いベージュ。
マッコリ特有の米のとぎ汁のような香りの中に、柑橘香が見え隠れする。爽やかな印象。
味も酸がキュンと効いて、軽やか。粉っぽいタッチなのに、のど越しは爽やか。
軽快に飲める。
アルコール分6%。原材料:米、麹、オリゴ糖、柚子エキス、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、
クエン酸。
原産国:大韓民国。輸入者及び引取先:(株)E-DON、東京都足立区鹿浜6-11-13。
マッコリ初心者なら、こういったものから入ると入りやすい。日本向けとはいえ、本場の製品なので、
クオリティは確かである。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年12月29日
No.3004: にっこり マッコリ ざくろ / イードン
にっこり まっこり ざくろ / いーどん
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昨日、にっこりマッコリ ゆず をレビューしたが、
今日は同時購入した「ざくろ」を。
グラスに注いだ外観は、ごく淡いピンク。注いでいるうちに、
上面に膜のようなものが張るが、これは昨日の ゆず にもあった同じ現象。
マッコリ特有の米のとぎ汁のような香りを制して、いちごのようなフルーツ香が立つ。
しかし、もちろんこれはいちごではなく、ざくろだ。
味もざくろ風味が効いている。軽妙な酸が、炭酸の刺激と呼応して、とても爽やかな飲み口。
くどさはなく、後味も非常にスッキリ。
アルコール分6%。原材料:米、麹、オリゴ糖、ザクロエキス、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、
クエン酸。
原産国:大韓民国。輸入者及び引取先:(株)E-DON、東京都足立区鹿浜6-11-13。
たとえばカルピスサワーなどの乳性飲料をベースとした缶カクテルにも通ずる、ミルキーで飲みやすい製品だ。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年12月30日
No.3005: タカラCANチューハイ レモン 近鉄 さくらライナー缶 / 宝酒造
たからかんちゅーはい れもん きんてつ さくららいなーかん / たからしゅぞう
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年が変わらないうちに開けておこう。
近鉄の26000系特急車両「さくらライナー」が今年リニューアルされ、それを記念して発売された
タカラcanチューハイ。鉄道ファンでない一般の方には、ほとんど興味がないかもしれないが。
中身は普通のTaKaRa CAN チューハイなので、簡単にレビューを。
グラスに注いだ色は、ほんのりと淡いレモン色。
香りは、シンプルで無駄がない、すっきりとしたレモン香。
味はキリッとクリア。炭酸が強く、アルコール感も十分だが、
ぐっと押してくるタイプではない。
アルコール分8%。果汁3.3%。
原材料:焼酎、レモン果汁、糖類、香料、紅花色素。
いつ飲んでも安心感のある定番チューハイだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年12月31日
No.3006: 国産マッコリ うさぎのダンス / 吉久保酒造
こくさんまっこり うさぎのだんす / よしくぼしゅぞう
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今年はマッコリ人気が爆発して、手軽に入手できる製品も一気に増えた。
(マッコリというお酒そのものより、元はと言えば、CMのチャン・グンソク人気ではないか、と思わなくもないが)
この「うさぎのダンス」は、純国産ということで、茨城県の吉久保酒造というところの製品。
以前から細々と売られていたものだが、初めて買ってみた。
グラスに注いだ色は、やや灰色がかった淡いベージュ。ほとんど白色に近い。
香りは派手ではないが、ウイスキーや紹興酒みたいなクリスピーな香りを帯びて、深みがある。
味も香りの印象どおり熟成感というか、紹興酒的な甘酸っぱさがある。だが、喉越しはスムーズで、度数も弱く、飲みやすい。
後味もスッキリ。
アルコール分6%。国産米100%。
原材料名:清酒(国産米)、糖類、糖類、醸造アルコール、酸味料。
製造者:吉久保酒造(株)、茨城県水戸市本町3丁目9番5号。
なめらかな味わいなので、食事にも合わせやすいし、飲み飽きしない。
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これが2011年分最後の1本となります。今年も多くの方にご覧頂き、誠にありがとうございました。
2012年も当サイトをよろしくお願い致します。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月1日
No.3007: エチゴビール ラオホ ラガー / エチゴビール
えちごびーる らおほ らがー / えちごびーる
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2012年最初の1本です。本年も当サイトをよろしくお願い申し上げます。
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当サイト未掲載のこの製品を、ディスカウントショップで年末に偶然みつけた。
新潟のエチゴビールがつくる「ラオホ ラガー」。ラオホとは、スモークしたモルトを使ったビール。
調べてみると、どうやら発売日は10月26日だったようで、サークルKサンクスでは、
10月18日から先行販売されていたようである。
グラスに注いだ外観は、ウイスキーのようなアンバー。ややベージュがかった泡には力があり、強く盛り上がって、
泡持ちも良い。
香りは、スモークハムのような燻香が強い。その奥に甘酸っぱい香りも潜む。
味わいも非常にスモーキーで、軽妙な酸味とややケンカ気味にも思えるが、
ストロングな方向に偏りすぎないようにこの甘酸っぱさが引き戻しているようにも感じる。
飲み込んだ後にも、スモーキーな余韻が長く残る。
冷蔵庫から出して時間が経ち、温度が上がってくると、甘みが際立ってきて、表情が変わる。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ。
製造者:エチゴビール(株)、新潟市西蒲区松山2。
この味わいは、チーズをつまみに飲むとぴったりだ。べつに本格的なものでなくていい。
スーパーで手軽に入手できるプロセスチーズとして私が一番好きな、
明治十勝スマートチーズ
をお供に飲んでみたら、バッチリであった。もちろん、サラミとかビーフジャーキーなどでもいいだろう。
食事には合わせづらいし(バーベキューにはいいかも)、毎日大量に飲みたいようなものでもないが、
ウイスキーやブランデー代わりに、深夜に一人ゆったり飲むのにはいい。なお、飲む時は冷やしすぎないほうが、
独特の香味が立って良いだろう。冷やしすぎた場合、温度が上がるまでじっくり時間を掛けて飲めばいい。
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ビール |
2011年1月2日
No.3008: 麦之助 7% (韓国産新ジャンル) / ドウシシャ (輸入)
むぎのすけ 7ぱーせんと(かんこくさんしんじゃんる) / どうししゃ(ゆにゅう)
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韓国産新ジャンル「麦之助」の通常版は、当サイトではだいぶ前に掲載済だが、
今日紹介するのは「麦之助7%」。
もう何ヶ月も前にスーパーで遭遇し、購入しておいたもの。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。泡は当初力強く盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、初期の頃の発泡酒みたいに、アルコールの甘い匂いが強い。
口に含むと、やはり甘さがあり、ビールっぽいコクは乏しい。
強いアルコールのために、ピリッとした口当たりもあるし、後味もスッキリしない。
アルコール分7%。原材料:発泡酒・スピリッツ。
原産国:韓国。輸入者及び取引先:株式会社ドウシシャ、東京都品川区東大井1-8-10。
私自身のコメントを見る限り、度数の低い通常版「麦之助」はかなり自然な味わいのようだが、
こちらは無理に度数を上げている感じであり、何とも不自然な味わい。安く、手っ取り早く酔いたい人には
いいのだろうが。
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新ジャンル |
2012年1月3日
No.3009: 本旨 麦仕込み (韓国産新ジャンル) / THE HITE
ほんうま むぎじこみ / ざ・はいと
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以前、同じ韓国のTHE HITEがつくる 本旨 を取り上げたが、
これはその後継品なのか、別商品なのか、「麦仕込み」というサブタイトルのようなものがついている。
近所のスーパーで購入。
グラスに注いだ色は、淡い黄金色。泡にはそこそこ力があり、泡持ちも悪くない。
ホップ香が軽快で、新ジャンル特有の臭みはあまりない。少し甘そうなニュアンスがあるだけである。
口当たりは概ねクリアであり、適度な苦味を感じる。
軽いのかと思いきや、ちゃんと飲み応えがある。甘さが鼻につくようなこともない。
アルコール分5%。原材料名:発泡酒・スピリッツ(大麦)。
原産国:韓国。輸入者及び引取先:眞露ジャパン(株)。販売者:川商フーズ(株)。
このバランスの良さは、国産新ジャンルを上回っているかもしれない。
これは侮れない。
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新ジャンル |
2012年1月4日
No.3010: 麦きらり (韓国産新ジャンル)/ 日本酒類販売(輸入)
むぎきらり (かんこくさんしんじゃんる)/ にほんしゅるいはんばい(ゆにゅう)
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関西を中心に展開するディスカウント「ジャパン」
で購入した新ジャンル。
同店は、愛知県に本社を置く、スギ薬局の子会社であり、
この製品にも SUGI GROUP の表記がある。
グラスに注いだ色は、極めて淡い黄金色。泡はかなり粗く、泡持ちも良くない。
香りを嗅ぐと、初期の頃の発泡酒のような、甘いニュアンスをまとった雑穀臭がする。
味はほとんどコクがなく、良く言えばスッキリ、悪く言えばスカスカである。
ただ、臭みがそんなに強いわけではないので、ごくごく軽快に飲めるタイプである。
アルコール分5%。
原材料:発泡酒、スピリッツ(米、大麦)。原産国:韓国。輸入者及び引取先:日本酒類販売(株)。
この商品は日本酒類販売(株)とスギグループとの共同開発商品です。
缶には、「麦のうまみ コクがある飲み口!!」などと書かれているが、
実際ほとんどコクは感じられない。むしろ、クセが弱く軽快な味である点が長所だと言える。
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新ジャンル |
2012年1月5日
No.3011: 麦選り 琥珀焙煎 (韓国産新ジャンル)/ 川商フーズ(輸入)
むぎすぐり こはくばいせん (かんこくさんしんじゃんる / ゆにゅう:かわしょうふーず)
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関西中心に店舗展開しているSAKE市場グランマルシェというDSで売られている新ジャンル。
運営会社(株)徳岡の独自開発商品と思われ、韓国で生産されている。
当サイトでは、既に通常版の 麦選り を掲載済だが、これは同シリーズの「琥珀焙煎」という商品。
グラスに注いだ色は、淡いコーヒーブラウン。琥珀というよりは、少し黒っぽい。
写真ではかなり黒く見えるが、実際は透過性があり、グラスの向こうが見える。
ベージュ色の泡は非常に粗く、泡持ちも良くない。
甘いニュアンスを帯びた軽快なロースト香。臭みは強くない。
味わいも軽やか。甘みを伴うロースティな香味。コクは弱い。
後味にも、若干甘さを残すが、苦味も強いので、バランスは取れている。
アルコール分5%。
原材料名:発泡酒、スピリッツ(大麦)。
原産国:韓国。輸入者及び引取先:川商フーズ(株)。販売者:セントミハエルワインアンドスピリッツ(株)。
モルトをローストすることで、使用比率が低くとも香ばしさが際立ち、それなりに飲み応えを出せる。
この工夫は、既に国産メーカーも行っていることだが、決して悪くはない。
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新ジャンル |
2012年1月6日
No.3012: 麦選り 糖質50%オフ (韓国産新ジャンル)/ 川商フーズ(輸入)
むぎすぐり とうしつ50ぱーせんとおふ (かんこくさんしんじゃんる / ゆにゅう:かわしょうふーず)
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関西中心に店舗展開しているSAKE市場グランマルシェというDSで売られている新ジャンル「麦選り」。
運営会社(株)徳岡の独自開発商品と思われ、韓国で生産されている。
昨日、同じ麦選りの 琥珀焙煎 を掲載した。
また以前には、通常版の麦選り もレビュー済。
今日は、「糖質50%オフ」である。
グラスに注いだ色は、ごく淡い黄金色。泡は非常に粗く、泡持ちも良くない。
香りも粗い印象。昔の発泡酒みたいな雑穀臭が少し感じられる。
口当たりは非常に軽く、妙な引っかかりもない。苦味も弱い。
スッキリだけが取り柄。
アルコール分4.5%。
原材料名:発泡酒、スピリッツ(大麦)。
原産国:韓国。輸入者及び引取先:川商フーズ(株)。販売者:セントミハエルワインアンドスピリッツ(株)。
しっかりしたビールが重く感じられるような、夏の暑い時期なら、ごくごく飲めるタイプとして重宝しそう。
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新ジャンル |
2012年1月7日
No.3013: サッポロ黒ラベル 第88回箱根駅伝缶 第2弾 / サッポロ
さっぽろくろらべる だい88かいはこねえきでんかん だい2だん / さっぽろ
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毎年出ている黒ラベルの「箱根駅伝缶」。
毎年出ているとはいえ、単なるデザイン缶なので、昨年は入手しなかった。
今年も、積極的に探していたわけではなかったが、
今日偶然近所のコンビニ(セブンイレブン)でみつけてしまったので、購入した。
但し今年は、上記表題にも書いているとおり、これが第2弾。発売日は12月7日であった。
第1弾は9月28日の発売で、当サイトでは掲載していない。もう入手は無理だろう。
中身は普通の黒ラベルだが、いちおうレビューしておこう。
グラスに注いだ外観は、しっかりした黄金色。泡はきめ細かいが、泡持ちはそこそこ。
サッポロらしい干し藁のような乾いた香りがし、落ち着いた印象。
味は苦味が強く、深みがあって男性的。重さのわりに、後キレも悪くない。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ。
サッポロさんは数量限定デザイン缶でも、こういった全国販売ものだけでなく、地域限定缶もたくさん出しているから、
全部網羅することは不可能。悩ましい存在だが、致し方ない。
ちなみに今年の箱根駅伝は、既にご承知のとおり、東洋大学が総合優勝を収めた。
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ビール |
2012年1月8日
No.3014: 麦の頂 (台湾産新ジャンル)/ 巨林フーズ&リカー(輸入)
むぎのいただき (たいわんさんしんじゃんる)/ きょりんふーずあんどりかー(ゆにゅう)
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先日掲載した 麦きらり と同様、関西を中心に展開するディスカウント「ジャパン」
で購入した新ジャンル。但し、あちらは韓国産。こちらは台湾産。
グラスに注いだ色は、わりとしっかりした黄金色。泡は当初よく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りに臭みはなく、ベトナムか中国あたりの軽いビールにも似た、軽快なホップ香がある。
味はスッキリしている。もちろんコクはないが、臭みも弱い。
名前の通り、麦らしい旨みが感じられる。
アルコール分5%。原材料:発泡酒、スピリッツ。原産国:台湾。輸入者及び引取先:(株)巨林フーズ&リカー。
缶には、"Brewed with selected malt,hop,and rice from pure Natural Environment" との表記もあり、
原料となる(スピリッツと混ぜる前の)発泡酒には、国産ラガーみたいに米が使われているのだろう。
新ジャンルにしては繊細で臭みが弱く、かなりのクオリティである。まったく期待していなかっただけに、
びっくりした。
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新ジャンル |
2012年1月9日
No.3015: 麦豊穣 (韓国産新ジャンル)/ 川商フーズ(輸入)
むぎほうじょう (かんこくさんしんじゃんる)/ かわしょうふーず(ゆにゅう)
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関西中心に店舗展開しているSAKE市場グランマルシェというDSで入手した新ジャンル「麦豊穣」。
運営会社(株)徳岡の独自開発商品と思われ、韓国で生産されている。
グラスに注いだ色は、しっかりめの黄金色。泡はやや粗いながらも、力強く盛り上がり、泡持ちもそこそこ。
香りは金属的。新ジャンル特有の臭みは弱く、シャープである。
味にも妙な甘みなどはなく、至ってクリアな口当たり。もちろん、コクや飲み応えはそれほどあるわけではないが、
力強い苦味と、スッキリした後味(やや甘みは伴うが)は、新ジャンルとしては特筆もの。
アルコール分5%。原材料:発泡酒、スピリッツ(大麦)。原産国:韓国。輸入者及び引取先:川商フーズ(株)。
販売者:セントミハエルワインアンドスピリッツ(株)。
缶には「端麗キレ味」と書かれている。端麗ってのは容姿端麗という言い回しで使うように、
一般的には見た目が美しいことを指す言葉。「淡麗」の間違いじゃないかと思うのだが、まあ、それはこの際目をつぶるとして、
確かにキレがあって淡麗な味わいであることは間違いない。缶デザインにも高級感があって、
新ジャンルには見えない。
ところで、年明けからディスカウント等で売られている新ジャンルを集中的に掲載してきたが、
麦之助、本旨麦仕込み、麦きらり、麦選り、麦の頂、そして今日の麦豊穣と、すべて見事に、
製品名に「麦」がついている。
新ジャンルの元祖的存在である サッポロドラフトワン は麦を使っておらず、発泡酒に次ぐ「第3のビール」と呼ばれた。
その後、発泡酒とスピリッツなどを混ぜた「第4のビール」と呼ばれるものが生まれ、現在ではそれらを総称して
「新ジャンル」と呼んでいる。
「麦」を強調したがるのは、ビールに近いということを言いたいからだと思うのだが、
専門的知識のない一般消費者には、非常にわかりにくいのではないだろうか。
あまりに麦、麦と言い過ぎると、清酒の世界における「米だけの酒」みたいな胡散臭い響きに聞こえるのだけれど・・。
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新ジャンル |
2012年1月10日
No.3016: COCKTAILカロリ。アロエ ヨーグリート / サントリー
かくてるかろり。あろえよーぐりーと / さんとりー
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昨日まで我が家の冷蔵庫の在庫整理ということで、マイナーなビール系飲料などを掲載してきたが、
今日は今年最初の新製品を取り上げる。
本日1月10日発売のカクテルカロリ。「アロエヨーグリート」。
グラスに注いだ液色は、ごく薄い白。カルピスウォーターなどよりも、もっと薄く、
やや灰色がかった感じだ。
軽やかな乳酸飲料+アロエの香り。味は思いのほか甘さが弱く、酸味も強くなく、全般的にかなり薄いといえる。
だから後味はスッキリ。
粒状になったアロエが入っているので、タピオカのような食感。
このシリーズは、「つぶつぶ食感」というのが売りで、これまでの製品は、グレープフルーツなどの果肉が入っているものが
中心だったが、アロエ入りはこれが初めて。
アルコール分3%。カロリー50%オフ。
原材料名:アロエベラ(葉肉部位使用)、スピリッツ、乳性はっ酵液、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
アロエのつぶつぶとした食感が楽しめる、甘酸っぱくて爽やかな味わいのアロエヨーグルト風味のカクテルです。
カロリー50%オフ!
私は時々朝アロエヨーグルトを食べることがあるが、この味を夜に味わうとちょっと違和感がある。
だが、よく考えられた製品だと思う。
いつもながらサントリーさんの企画力には脱帽。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月11日
No.3017: カルピスサワー 温州みかん <期間限定> / カルピス
かるぴすさわー うんしゅうみかん <きかんげんてい> / かるぴす
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昨日1月10日発売、期間限定のカルピスサワー「温州みかん」。
通常、同社の新製品は(他社とは違い)基本的に月曜日発売なのだが、
今回は月曜が祝日のために、翌火曜の発売となったわけだ。
グラスに注いだ色は、フルーツ牛乳のようなパステルイエロー。
香りもフルーツ牛乳のよう。クリーミーさの中に、やわらかな柑橘香が混じっている。
口当たりは、炭酸がぴりぴりっとし、その後から甘味と酸味がくる。
香りの印象と比べ、かなりシャープではあるが、十分にフルーツ牛乳っぽさがある。
アルコール分3%。果汁1%。
原材料名:うんしゅうみかん果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、酸味料、香料、
安定剤(大豆多糖類)、カロチノイド色素、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)。
90年受け継いだ乳酸菌から生まれた「カルピス」の甘酸っぱいおいしさに、
フルーティーな温州みかん果汁を組み合わせた、やわらかな味わいをお楽しみ頂けます。
カルピスサワーにはこれまでにも期間限定で みかん、
伊予柑、オレンジミックス など出ているが、
今回が一番バランスが良いように思う。アルコール度数が昔と比べて低くなったのもその一因だろうか。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月12日
No.3018: ビューティー スパークリング ぷるりんライチ / 宝酒造
びゅーてぃー すぱーくりんぐ ぷるりんらいち / たからしゅぞう
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タカラ・ビューティースパークリングは、2007年発売の商品だが、昨年の11月29日に新製品 ぴちぴちピーチ
が登場した時に、既存2種(ぷるりんライチ、つやつやキウイ)もリニューアルした。
今日はその「ぷるりんライチ」を取り上げる。
グラスに注いだ色は、透明感のある淡いサーモンピンク。キウイなのになぜ?と思うのだが、
実はグレープフルーツも入っているのだ。
香りはやわらかなライチ香に、柑橘香が若干混じっている。だから、甘ったるい感じはなく、だいぶシャープな印象だ。
味は甘さが極力抑えられ、スッキリとした口当たり。通常、ライチ味はどうしても甘くなりがちなのだが、
そこはさすがにタカラ製品。グレープフルーツの苦さ、酸っぱさをうまく使い、引き締まったスリムな味わいに仕立てている。
飲み込んだ後には、ほのかにライチ風味が残る。甘味料独特のどんよりした甘さは控えめであり、ほとんど気にはならない。
アルコール分3%。果汁3%。
原材料:ライチ果汁、グレープフルーツ果汁、ライチ種子エキス、スピリッツ、水溶性食物繊維、
糖類、酸味料、香料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、カルミン酸色素、アントシアニン色素。
華やかで上品な香りが特長の台湾産ライチ果汁に、
美容成分「ライチ種子エキス」をプラスしました。
おいしく飲んで、ぷるりんキレイ。気になるカロリーも、うれしい50%off(※)。
(※)当社フルーツ系チューハイ平均値比
旧製品の味はハッキリ言って覚えてはいないけれど、
私自身のコメントを見る限り、基本的な味わいは変わっていないように思う。ただ、度数が以前の4%から3%に変更になったので、
より一層軽やかになったのではないかと思う。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月13日
No.3019: ビューティー スパークリング つやつやキウイ / 宝酒造
びゅーてぃー すぱーくりんぐ つやつやきうい / たからしゅぞう
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昨年の11月29日にリニューアル発売となった、ビューティースパークリングの既存2種。
昨日、ぷるりんライチのほうを飲んだので、今日はもう一方の「つやつやキウイ」。
グラスに注いだ液色は、ごくごく淡い黄緑。まさにキウイという感じ。
香りは強くないが、キウイらしい、少し生臭いような香りがする。ゴールドのタイプではなく、緑のキウイである。
味は昨日のライチと同じく、非常に甘さが抑えられ、ストイックな味わい。
キウイのグリーンな感じが良く出ているが、サクマドロップのメロンみたいな味でもある。
甘味料特有のだらっとした甘さも、うまくコントロールされているので、鼻につくことはない。
果汁3%。アルコール分3%。原材料:キウイ果汁、キウイ種子エキス、
スピリッツ、水溶性食物繊維、糖類、香料、酸味料、甘味料(スクラロース、
アセスルファムK)、紅花色素、クチナシ色素。
フルーティでさわやかな甘味のニュージーランド産キウイ果汁に、美容成分「キウイ種子エキス」をプラスしました。
おいしく飲んで、つやつやキレイ。気になるカロリーも、うれしい50%off(※)。
(※)当社フルーツ系チューハイ平均値比
軽やかで飲みやすく、お酒を飲んでいるのにとっても健康的な感じがする。
お酒があまり得意ではない女子におすすめ。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月14日
No.3020: 金麦 / サントリー
きんむぎ / さんとりー
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サントリー金麦が、12月中旬製造分から新しくなっている。
年末くらいからコンビニ店頭などでも続々このリニューアル版が並び始めている。
グラスに注いだ色は、しっかりめの黄金色。泡には結構力があって盛り上がり、泡持ちも悪くない。
香りに臭みは弱い。軽快なホップ香が感じられる。
口当たりも澄んでいる。苦味がしっかりとしつつ、クリーンな喉越し。
昔の発泡酒みたいな雑穀的風味や、飲み込んだ後味に甘味が若干あるものの、それほど強くない。
苦味がしっかりと引き締めている。
アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、糖類)、スピリッツ(小麦)。
厳選した「旨味麦芽」を主に使用。豊かな麦の旨みをお愉しみください。
どこが変わったかというと、以前の製品はもう少しふんわりとした甘さが残ったような気がするのだが、
今回のリニューアルで、より引き締まった感じがする。そんなに大きな違いではないけれど、
これまでのキャラクターを維持しつつ、着実に進化した感じだ。
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新ジャンル |