ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.3561−3580


 
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2013年3月4日[1]
No.3561: ほろよい 麦とレモネード / サントリー
 ほろよい むぎとれもねーど / さんとりー
サントリー ほろよい 麦とレモネード サントリー ほろよい 麦とレモネード review
 度数3%で主に若者の支持を得ているサントリー「ほろよい」から新ラインナップとして、 「麦とレモネード」が登場。発売日は、明日3月5日。ほんのりビアテイストのほろよいである。
 季節限定品などではなく、どうやら定番品(通年商品)のようである。

 グラスに注いだ色は、ビールのようなしっかりした黄金色。 いや、一般的な国産ピルスナービールよりは濃いか。そして少し濁っている。
 香りを嗅ぐと、最初かなりビールっぽい香りがするが、 同時に爽やかかつ少し甘そうなはちみつレモンのような香りがある。
 口当たりは甘酸っぱい。そして、ビールらしき苦味がくる。両者のバランスは非常に良く、 甘すぎないし、苦すぎない。なのに、甘味も苦味もしっかりと感じられる。そして何より、酸味が効いているので、 全体が引き締まっている。
 レモン果汁1%。アルコール分3%。 原材料名:レモン、麦芽エキス、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、安定剤(アルギン酸エステル)、乳化剤。
 レモンとジンジャーのさわやかですっきりとした味わいに仕上げました。
 缶の色が、既存品の レモンジンジャー によく似ている。私もこれを買う時に、 間違えそうだった。いやよく見えればイラストも違うし、色もこちらのほうが白っぽいというか、 クリーム色に近い。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月4日[2]
No.3562: カルピスサワー 完熟マンゴー <期間限定> / カルピス
 かるぴすさわー かんじゅくまんごー <きかんげんてい> / かるぴす
カルピスサワー 完熟マンゴー カルピスサワー 完熟マンゴー review
 最近、1日2本掲載が続いているが、それはもちろん新製品ラッシュだからという理由もあるが、 それ以前に、未掲載の製品在庫が尋常でないほど積み上がり、冷蔵庫からあふれ出し、 部屋をかなり占拠している状態なのである。
 本当は1日に4、5本くらい取り上げたいところなのだが、 それは体に悪いので、2本に抑えている。
 本日3月4日に、カルピスサワー「完熟マンゴー」が発売された。 昨年6月4日 に出てから9ヶ月で再登場ということになる。

 グラスに注いだ色は、パステルイエロー。いかにもカルピスとマンゴー果汁を合わせました、という色。
 マンゴーの甘い香りが豊潤で、濃厚な味わいが想像される。
 口当たりはグッと甘く、予想通り、いや予想以上に濃い。 カルピス特有の酸味がかき消されてしまうほど。後味も当然すっきりはしないが、 これぞマンゴーといった味わい。
 アルコール分3%。果汁1%。 原材料名:マンゴー果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、酸味料、香料、 安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)、 カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンC)。
 選び抜かれた乳酸菌から生まれた「カルピス」に、 完熟マンゴー果汁が溶け込んだ風味豊かな味わいです。リラックスタイムにぴったりのお酒です。
 今回同時に、定番「カルピスサワー」と、同「ぶどう」もリニューアル発売となった。
 思えばカルピスサワーというのは、毎年のようにリニューアルしている。 その都度味わいをちょこちょこ変えているのだが、基本路線は変わっていないので、 ファンを失うことはないのだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月5日[1]
No.3563: カクテルパートナー ディアピンク マンゴー&ヨーグルトリキュール / アサヒ
 かくてるぱーとなー でぃあぴんく まんごー あんど よーぐるとりきゅーる / あさひ
アサヒ カクテルパートナー ディアピンク マンゴー&ヨーグルト アサヒ カクテルパートナー ディアピンク マンゴー&ヨーグルト review
 カクテルパートナーから新シリーズ「ディアピンク」が登場。発売日は、本日3月5日である。
 3種あるのだが、今日はまず「マンゴー&ヨーグルトリキュール」を取り上げる。

 グラスに注いだ色は、ややくすんだ感じで濁りのある薄黄色。 パイン果汁みたいな色。
 マンゴーの甘く芳醇な香り。ヨーグルトっぽさもあるが、そんなに強くない。
 口当たりは非常に甘く、マンゴーらしい。そして、香りの印象よりはだいぶヨーグルトをしっかり感じる。 アルコール感は弱い。
 飲み進めれば、どんどん甘さが蓄積されてゆき、爽快感とは無縁。
 果汁0.1%、アルコール分3%。原材料:ヨーグルトリキュール、マンゴー果汁、 糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 乳化剤、ベニバナ色素、(原材料の一部に乳製品を含む)。
 商品コンセプトとして、20代女性をターゲットとしているとのことで、 缶デザインも名前の通りピンク色が基調となっている。わかりやすい戦略である。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月5日[2]
No.3564: まるで梅酒なノンアルコール 黒糖 / サントリー
 まるでうめしゅなのんあるこーる こくとう / さんとりー
サントリー まるで梅酒なノンアルコール 黒糖 サントリー まるで梅酒なノンアルコール 黒糖 review
 サントリー まるで梅酒なノンアルコール に、新顔「黒糖」が登場。 発売日は、本日3月5日。

 缶蓋に「グラスに氷を入れロックで」と書かれているが、 まずは味を見るためストレートで。
 グラスに注いだ色は、濃厚なゴールド。褐色に近い。本物の梅酒よりも濃い感じ。
 香りも濃厚で、梅の凝縮された香りに、確かに黒糖のような匂いがプラス。
 口当たりはねっとりと甘い。梅味だけよりも、むしろ黒糖風味が加わることで、 不思議と飲みやすく仕上がっている。 ただやはり、ストレートで飲むようなものではなく、ロックかソーダ割りにすべき。
 アルコール分0.00%。南高梅果汁10%未満。 原材料名:果糖ぶどう糖液糖、梅果汁(南高梅)、黒糖蜜、梅エキス(梅、砂糖)、梅酢、酸味料、香料、カラメル色素。
 コク糖蜜と梅エキスを配合し、まるで黒糖梅酒のような香ばしさとコクのある味わいを実現しました。
 ちょっと好奇心が湧いて、焼酎を入れたらどうなるだろう?と思い、麦焼酎を足してみたら、 かなり梅酒っぽくなった。こういう飲み方もアリか。いや、それなら最初から梅酒を飲めばいいのか。
種別 ノンアルコール飲料
2013年3月6日
No.3565: 焼酎ハイボール ブドウ割り / 宝酒造
 しょうちゅうはいぼーる ぶどうわり / たからしゅぞう
タカラ 焼酎ハイボール ブドウ割り タカラ 焼酎ハイボール ブドウ割り review
 タカラ焼酎ハイボールから新ラインナップ「ブドウ割り」が登場。 発売日は、昨日3月5日。
 期間限定品のように見えるが、これは通年商品ということである。

 グラスに注いだ色は、ごく淡い紫。ぶどう味チューハイにしては薄いが、 これまでの焼酎ハイボールにはなかった色なので、少々違和感がある。
 香りを嗅ぐと、かなり甘いぶどう香に驚く。 これ、ほんとに焼酎ハイボールなんだろうか。飲んで味も甘かったらショックだな。そんなことを感じた。
 そして実際口にしてみると、香りの印象と比べて甘くない。いや、全然甘くないと言っていい。 ぶどうの香味から、甘さだけをスパッと切り落としたかのよう。 だから、赤玉スイートワインを炭酸でものすごく薄めた感じ。
 アルコール感がそんなにあるわけではないが、飲み進めるうちに、やっぱり度数が強いということが実感される。 そして当初甘くないと思っていた味わいだが、ほんのりとしたぶどうの甘さが残る。
 アルコール分7%。果汁1%。甘味料ゼロ。糖質80%オフ。 原材料:焼酎、ぶどう果汁、糖類、香料、酸味料、カラメル色素。
 ある意味衝撃的な新製品。というのも、これまでの焼酎ハイボールのイメージからすると、 かなり異質だからだ。しかし、この製品のコンセプトは、ニュースリリースで次のように説明されている。
 今回発売する<ブドウ割り>はキレ味爽快な辛口の味わいとブドウのしっかりとした芳醇な香りが楽しめるチューハイです。 焼酎ハイボールが生まれた東京下町の大衆酒場では、焼酎をブドウシロップ(エキス)で割って飲む“ブドウ割り”が 長きにわたり親しまれています。 このブドウ割りを“タカラ「焼酎ハイボール」”ならではの、キレのある辛口の味わいで仕上げました。
 従来の焼酎ハイボールファンが、はたして気に入ってくれるだろうか。 これまで焼酎ハイボールを飲まなかった人たちが、新しくファンになってくれるだろうか。
 どちらを想像しても、ちょっと厳しいのではないかと思う。 多くの焼酎ハイボールファンは、甘くないチューハイが好きなのであり、ブドウと聞いただけで、 食わず嫌い(飲まず嫌い)を起こしてしまうのではないか。一方、甘いチューハイが好きな人たちは、 度数7%で硬派に見えるこの製品には手が伸びないのではないか。
 頑張ってほしいが、いつまで店頭に残り続けるのか、注目してゆきたい。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月7日[1]
No.3566: ワインスプリッツァ・はるいろ <期間限定> / キリン
 わいんすぷりっつぁ・はるいろ <きかんげんてい> / きりん
キリン ワインスプリッツァ・はるいろ キリン ワインスプリッツァ・はるいろ review
 キリンワインスプリッツァから期間限定「はるいろ」が出た。さくらんぼの香りだそうである。 発売日は、昨日3月6日。

 グラスに注いだ色は、ごく淡いピンク。通年商品のロゼとほぼ同じ。
 香りも、通年商品のロゼに似て、シャルドネ種の白ワインのような火打ち石的な香りがする。 その奥に柑橘のような香りがある。
 口当たりは、酸が鋭く、やはり白ワインに近い。いや、芳醇さがない分だけ、一般的な白ワインよりもなおシャープだ。 口に含んでしばらくいると、ようやくさくらんぼのような香味が現れる。 それも非常におしとやかというか、奥ゆかしい。
 ぶどう果汁1.0%。アルコール分4%。 原材料:ワイン・ウォッカ・ぶどう果汁・糖類・酸味料・香料・チャ抽出物。 製造者:キリンディスティラリー(株)。販売者:麒麟麦酒(株)。
 ワインスプリッツァとは?ヨーロッパで愛される、ワインに炭酸を加えて爽やかに楽しむスタイル。
 缶には桜の花びらのイラストも配され、明らかにこれからの季節を意識した商品。 確かに、お花見の賑やかな席でこれを開けたらバッチリだろう。機会があったら試してみたい。 ひらがなで「はるいろ」というネーミングもなかなかセンスが良い。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月7日[2]
No.3567: カクテルパートナー ディアピンク とろりんピーチ&ワイン / アサヒ
 かくてるぱーとなー でぃあぴんく とろりんぴーち あんど わいん / あさひ
アサヒ カクテルパートナー ディアピンク とろりんピーチ&ワイン アサヒ カクテルパートナー ディアピンク とろりんピーチ&ワイン review
 カクテルパートナーに新たに加わったシリーズ「ディアピンク」。発売日は、3月5日。
 3種あるうち、既に マンゴー&ヨーグルトリキュール を掲載済。 今日は2種めとして「とろりんピーチ&ワイン」を取り上げる。

 グラスに注いだ色は、ごく淡いゴールドで、少し濁りがある。
 香りは、白ワインが強いが、桃の甘い香りが寄り添っている。
 口当たりは香りの印象よりだいぶ甘い。たっぷりと桃らしい味わいがあり、 甘味が強いのだが、白ワインの酸も効いているので、くどさはない。
 とろりんピーチといっても、そんなにとろりとした感じもなく、 適度な爽やかさを伴っている。
 果汁5%、アルコール分3%。原材料:ピーチリキュール、白ワイン、もも果汁、 糖類、酸味料、香料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK)。
 桃は多くの女性が好む味だと思うので、このチョイスは正解。 単なるチューハイと違うのは、ワインを使っているところで、独自の華やかな味に仕上がっている。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月8日
No.3568: 北海道PREMIUM / サッポロ
 ほっかいどうぷれみあむ / さっぽろ
サッポロ 北海道PREMIUM サッポロ 北海道PREMIUM review
 サッポロの新ジャンル「北海道プレミアム」が新しくなった。 発売日は、3月6日である。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は力強く盛り上がり、泡持ちもなかなかよい。
 香りは、清々しいホップ香が強く、新ジャンル特有の臭みは弱い。 ただ、同社の麦とホップに近い少しミルキーな匂いがある。
 口当たりはスッキリ。味は澄んでいて、苦味がしっかりとある。 ほんのりとした甘味があるのだが、それを苦味がカバーしている。
 アルコール分5%。麦芽のうち北海道産大麦麦芽を50%以上使用。 原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・糖類)・スピリッツ(大麦)。
 北海道産大麦麦芽使用。希少な富良野ホップ一部使用。
 「すがすがしい後味」というキャッチフレーズが缶に書かれているが、 概ねその通りであると思う。甘味もジューシーで、新ジャンルにありがちなだらっとした甘味ではない。 だから後味がくどくない。
 従来品 と比べて何が変わったのか?と言われると、あまり違いはわからない。 もちろんそれは、従来品から既にクオリティが高かったからであるが。
 ネーミングといい、缶デザインといい、商品特性にバッチリと合っていて、死角はない。 全然クオリティが高くないのになぜかたくさん売れている新ジャンルもあるが、 こういう製品こそもっとたくさん飲まれるべきだ。
種別 新ジャンル
2013年3月9日[1]
No.3569: カクテルパートナー ディアピンク 香るカシス&ティー / アサヒ
 かくてるぱーとなー でぃあぴんく かおるかしす あんど てぃー / あさひ
アサヒ カクテルパートナー ディアピンク 香るカシス&ティー アサヒ カクテルパートナー ディアピンク 香るカシス&ティー review
 カクテルパートナーに新たに加わったシリーズ「ディアピンク」。発売日は、3月5日。
 3種あるうち、既に マンゴー&ヨーグルトリキュールとろりんピーチ&ワイン は既に掲載済。 残る1つはこちら「香るカシス&ティー」。

 グラスに注いだ色は、透明感ある濃いピンク。
 香りは、まず紅茶が強く先に鼻腔に到達し、嗅ぎ続けるとふんわりカシスの甘さが感じられる。 華やかなので、ローズティーのような感じもあるが、よく嗅げば確かにカシスだ。
 味も紅茶がしっかりと感じられる。 カシスの甘さがふわっと広がるが、甘い方向だけに流れないのは、 炭酸がピリッと引き締めているのと、ベースにあるお茶のしっかりしたタンニン分。
 随分とお茶感が強いと思ったら、原材料に烏龍茶エキスがつかわれているのだ。
 果汁0.2%、アルコール分3%。原材料:ティーリキュール、カシス果汁、烏龍茶エキス、 糖類、香料、酸味料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK)。
 味わいの高度な足し算が成功していて、ここまでくると、アルコール飲料である必要があるのか?とすら 思ってしまう。
 今回のシリーズ3種は、コンセプトが明確であり、どれも個性的で存在感がある。 開発者の生真面目さのようなものが伝わってくる、良い商品群だと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月9日[2]
No.3570: ほろどけ 苺 / 月桂冠
 ほろどけ いちご / げっけいかん
月桂冠 ほろどけ 苺 月桂冠 ほろどけ 苺 review
 ちょっと前からLAWSON店頭に並んでいる月桂冠「ほろどけ」シリーズの新商品、福岡県産「苺」。
 他店ではこのシリーズをまったく見かけないので、LAWSONとの共同開発商品ではないかと推測されるが、 確たる情報はどこにもない。
 これまでたくさん発売されており、当サイトでも さくらんぼももシークヮーサーラ・フランス巨峰ゆず檸檬りんご と既に8種紹介している。つまりこれが9種めである。

 グラスに注いだ色は、極めて薄い朱色。
 香りは、フレッシュな感じのいちご香であり、およそ酒臭いところはない。
 味も甘酸っぱく、爽やか。いちごのキュンとした酸味の奥に、わずかにアルコール感がある。 無炭酸だから、刺激は弱い。
 アルコール分3%。果汁2%。原材料:清酒、いちご、糖類、酸味料、香料、ぶどう果汁色素。
 京都伏見の日本酒(月桂冠)と福岡県産の苺果汁がとけあったお酒。 苺の甘酸っぱい味わいが特徴。
 ここまで酒の味がしないと、これが売れても日本酒の消費喚起にはならないと思うし、 そもそも日本酒ベースでつくる必要性すらないように思われる。 日本酒ベースでもここまでフルーティーなカクテルができるんだよという新提案なのか、 それと気づかないうちに日本酒を消費してくれたらそれでいいのか。 これまでにも数々の奇抜な製品を世に送り出してきたメーカーらしい挑戦ではある。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月10日[1]
No.3571: クリアアサヒ プライムリッチ / アサヒ
 くりああさひ ぷらいむりっち / あさひ
クリアアサヒ プライムリッチ クリアアサヒ プライムリッチ review
 人気のクリアアサヒに姉妹品が登場。度数が6%と高く、コク深さが特徴の クリアアサヒ「プライムリッチ」。発売日は、今週火曜の3月12日なのだが、 いち早く入手したのでレビューしたい。

 グラスに注いだ色は、かなり深い黄金色。泡はややきめが粗く、泡持ちはほどほど。
 香りの系統は、通常のクリアアサヒに似て、 少しミルクのような甘さと酢酸系のマヨネーズみたいな匂いを伴いながらも、ホップの清々しさがある。
 口当たりはぐっと重く、苦味が押し寄せる。 少しふんわりした甘さがあり、その点はいかにも新ジャンルだが、 それを凌駕するほどの苦味と渋味。だから後味はズシっと引き締まっている。 全体として、味にまとまりがない点はマイナスだが。
 アルコール分6%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ)、スピリッツ(大麦)。
 昔あった発泡酒の 本生ゴールド を思い出した。味わいの系統は若干違うが、 同じように一生懸命豊潤な味わいを出そうとした努力の跡が見える。
 この味を支持する層として想定されるのは、本当はビールが飲みたいのに奥さんからあてがわれた新ジャンルを 渋々飲んでいるオトーサンである。「クリアアサヒを買ってくる代わりに、こっちにして」と。
 しかし、最近の新ジャンルの消費をかなり支えている「ビールは重たくてちょっと・・」という若者層には、 この商品は受け入れられないだろう。
 本生ゴールドが消えていった理由も、同じようなことではないか。だとすれば、 この製品が爆発的にヒットするのは、難しいような気がする。
 ただ、各社とも新ジャンルが稼ぎ頭となった今、こうやって新ジャンルの選択肢を広げる戦略を取るくらいしか、 次に打つ手はないのかもしれない。あとは、売り方次第である。
種別 新ジャンル
2013年3月10日[2]
No.3572: ワインスプリッツァ・白 / キリン
 わいんすぷりっつぁ・しろ / きりん
キリン ワインスプリッツァ・白 キリン ワインスプリッツァ・白 review
 キリンワインスプリッツァ(白・ロゼ)が新しくなっている。 発売日は、期間限定 はるいろ と同じ3月6日であった。

 グラスに注いだ色は、ごく淡いイエローグリーン。非常に微細な気泡が、グラスの中を昇る。
 香りは、従来品と同じく、シャルドネ種のワインのような少し火薬っぽいインパクトを伴い、 マスカットとりんごと柑橘が混じりあったような香り。
 味は軽妙。酸が効いており、甘さは抑えられ、若干の苦味も感じられる。 柑橘的な尖った酸味が特徴。
 アルコール分5%。原材料:ワイン・ウォッカ・糖類・酸味料・香料・チャ抽出物。 製造者:キリンディスティラリー(株)。販売者:麒麟麦酒(株)。
 ワインスプリッツァとは?ヨーロッパで愛される、ワインに炭酸を加えて爽やかに楽しむスタイル。
 従来品 と味の違いはわからなかったが、度数が6%から5%に下げられたようである。 最近のニーズというか、この製品の支持層の要望に合わせたか。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月11日
No.3573: タカラCANチューハイ すりおろしレモン / 宝酒造
 たからかんちゅーはい すりおろしれもん / たからしゅぞう
タカラ すりおろしレモン タカラ すりおろしレモン review
 タカラCANチューハイから「すりおろし」シリーズが登場。 発売日は、明日3月12日である。
 登場といっても、正しくは復活である。1994年に誕生したブランドというから、もう19年も前のことなのだが。
 ラインナップはりんご、レモン、グレープフルーツ、パインの4種。 今日はまず「レモン」から飲みたい。

 グラスに注ぐと、液中に細かい果肉がたくさん浮遊しており、液体は濁り、生果汁のような見た目。
 香りは非常にフレッシュ感の強い、ジューシーで酸っぱそうなレモン香。
 口当たりはシャープで、酸味と苦味が強い。 果肉だけでなく、レモンピール(皮)も使われているから、余計に苦いのだろう。 でもそのことで、味にどっしりとした厚みが生まれている。
 甘味も決してないわけではないのだが、酸と苦味が最後まで甘さを制している感じ。
 アルコール分3%。果汁3%。 原材料:レモン果汁、パルプ(レモン、グレープフルーツ)、レモンピール、 アルコール、糖類、酸味料、香料。
 レモンを"すりおろし"たような果汁感とすっきりとした味わいが特長の果実入りチューハイです。
 レモンの"すりおろし"と聞いてもあまりイメージがわかないが、実際に液体を見ると 繊維質が浮遊して、確かにすりおろしっぽい。

 ところで今回の広告キャラクターは、大活躍中の剛力彩芽サンだそうである。 なかなかタカラさんの気合いが入っていることがわかる。
 すりおろしシリーズといえば、 昔、宮沢りえサンを起用した「すったもんだがありました」という スキャンダルを逆手に取ったCMが一世を風靡したが、 あの時のような旋風をもう一度巻き起こすことができるかどうか。 ただ今回は、ピュアでクリーンなイメージの女優さんなので、インパクトは弱いかもしれない。
 それよりも心配なのは、このシリーズが直搾りと食い合うこと。 想定ユーザー層がラップするので、この製品分だけ直搾りの売上が落ちることにならなければいいが。 新たなファンの掘り起こしが課題となるだろう。だからこそ、CM女王の起用となったわけだ。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月12日[1]
No.3574: タカラCANチューハイ すりおろしりんご / 宝酒造
 たからかんちゅーはい すりおろしりんご / たからしゅぞう
タカラ すりおろしりんご タカラ すりおろしりんご review
 本日3月12日が発売日となっているタカラCANチューハイ「すりおろし」シリーズ。
 昨日既に レモン をレビューしているので、今日は2種めとして「りんご」を取り上げる。

 グラスに注いでいると、粉砕された果肉がたくさん液中に踊っている。 液体そのものも混濁タイプのりんごジュースのように黄色く濁っている。
 実に生っぽいりんご香がじんわりと香り、アルコール臭はほとんどない。
 味も甘く柔らかで、アルコールを感じない。 すりおろされたりんごがグラスの底にたまるので、食べるような感じになる。
 アルコール分3%。果汁10%。 原材料:りんご(果汁、ピューレ)、アルコール、糖類、香料、安定剤(ペクチン)、 酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンC。
 りんごを"すりおろし"たような果汁感とすっきりとした味わいが特長の果実入りチューハイです。
 すりおろしシリーズの主役は、やっぱりこの「りんご」である。 本当は昨日1本目にりんごをレビューすべきだったが、昨日はあえてりんごだけ買わなかった。 なぜかというと、今日LAWSONの「お試し引換券」(50PONTAポイント)でもらえることがわかっていたからだ。 というわけで、今日めでたくポイントでもらってきた。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月12日[2]
No.3575: のんある気分 梅酒サワーテイスト 紀州うめ <春限定> / サントリー
 のんあるきぶん うめしゅさわーていすと きしゅううめ <はるげんてい> / さんとりー
サントリー のんある気分 紀州うめ サントリー のんある気分 紀州うめ review
 先月(2月)19日に発売された、のんある気分・梅酒サワーテイスト「紀州うめ」である。
 どうしてもノンアルコール飲料は後回しになってしまう。 発売と同時に入手していたのに、もう1ヶ月近く経ってしまった。

 グラスに注いだ色は、しっかりと深いゴールド。いかにも梅酒ソーダ的。
 香りは、ややべたつく甘さを彷彿とさせる梅酒香。 同社には「まるで梅酒なノンアルコール」という製品があるが、 おそらく元は一緒なのだろう。香りが同じである。
 しかしソーダで割っている分だけ味わいは軽快。 適度に甘酸っぱく、後味も概ねすっきり。
 アルコール分0.00%。カロリーゼロ。糖類ゼロ。 原材料名:うめ果汁、デキストリン、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カラメル色素。
 紀州うめの深い味わいと、華やかな香りが楽しめる梅酒サワーテイスト。
 本当に梅酒サワーのような飲みごこちで、女性受けは良さそうである。
種別 ノンアルコール飲料
2013年3月13日[1]
No.3576: ゆずッシュ / チョーヤ
 ゆずっしゅ / ちょーや
チョーヤ ゆずッシュ チョーヤ ゆずッシュ review
 昨日3月12日が発売日だった、チョーヤ「ゆずッシュ」。 言うまでもなくウメッシュの姉妹品で、四国産のゆず果汁を使ったものだ。

 グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。いかにも柑橘果汁。
 香りは非常にフレッシュな感じのゆず香。 甘酸っぱそうである。
 実際、味はゆず特有の青臭さと共に酸味が強く、 そしてそれを補うように甘さもつけられている。 際立つジューシー感が特長。
 アルコール分3%。果汁6%。四国産ゆず使用。酸味料・香料無添加。 原材料名:砂糖、果汁(ライム、ゆず)、醸造アルコール。
 ライム果汁も使われていることで、より一層グリーンな感じが強まっているのかもしれない。
 梅酒のような浸漬酒ではないようなので、要するにゆず味チューハイであるが、 かなり果汁感が強いタイプと言える。
 この製品を入手したのは昨日。タカラすりおろしりんご と同じく、 LAWSONのお試し引換券(50PONTAポイント)を利用してもらってきた。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月13日[2]
No.3577: タカラCANチューハイ すりおろしグレープフルーツ / 宝酒造
 たからかんちゅーはい すりおろしぐれーぷふるーつ / たからしゅぞう
タカラ すりおろしグレープフルーツ タカラ すりおろしグレープフルーツ review
 昨日3月12日発売日のタカラCANチューハイ「すりおろし」シリーズ。
 既に レモンりんご はレビュー済。 今日は3種めとして「グレープフルーツ」を。

 グラスに注いだ液色は白濁し、細かな果肉がたくさん浮遊している。
 香りはフレッシュ感の強いグレフル香。酸と苦味が強そう。
 実際、口当たりは鋭く、かなり酸が強い。 もちろんバランスを取るために甘味もそれなりにあるのだが、 酸味のほうが勝っており、飲み込んだ後には柑橘の皮のような苦味が残る。
 アルコール分3%。果汁6%。 原材料:グレープフルーツ果汁、グレープフルーツパルプ、アルコール、糖類、酸味料、香料。
 グレープフルーツを"すりおろし"たような果汁感とすっきりとした味わいが特長の果実入りチューハイです。
 シンプルだけど力強い味わい。ここまでシャープな仕上がりのグレフルチューハイも珍しい。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月14日[1]
No.3578: バカルディ マンゴーモヒート "Limited Edition" / サッポロ
 ばかるでぃ まんごーもひーと / さっぽろ
サッポロ バカルディ マンゴーモヒート サッポロ バカルディ マンゴーモヒート review
 サッポロから出ている BACARDI ブランドのカクテルシリーズから、 新製品「マンゴーモヒート」が登場。 発売日は、昨日3月13日であった。
 モヒートキューバリブレアップルモヒート に続く4種めということになる。

 グラスに注いだ色は、やや濁った感じの薄い山吹色。
 香りは、マンゴーの甘さに、強めのハーブ香が加わっている。
 味も強い香草風味をベースに、甘いマンゴーが溶け合っている。 酸味も効いているので、マンゴー味のカクテルにしては、かなりシャープな印象。 飲み込んだ後にも、ミントの葉をかじったような青臭い感じが残る。
 アルコール分6%。 原材料:ラム、糖類、酸味料、香料、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、黄色4号、赤色40号。
 結構甘いのにシャープさが勝っている不思議な味わい。 ラムの味はあまりしないが、さすがに度数が6%なので、最近流行の軽やかなチューハイ などとは違うコク深さがある。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月14日[2]
No.3579: ワインスプリッツァ・ロゼ / キリン
 わいんすぷりっつぁ・ろぜ / きりん
キリン ワインスプリッツァ・ロゼ キリン ワインスプリッツァ・ロゼ review
 キリンワインスプリッツァ(白・ロゼ)が新しくなっている。 発売日は、期間限定 はるいろ と同じ3月6日であった。
 既に のほうは飲んでいるので、今日は「ロゼ」を。

 グラスに注いだ色は、ごく淡いピンク。気泡が細かい点は、白と同じ。
 香りも白のほうと同系統。シャルドネ種のワインのような火薬っぽい匂いがあり、 シャープで、少しフルーティ。
 味は酸が効いていて、やはり香りの印象どおりシャープ。 目をつぶって飲んだら、白と区別が付かないかもしれない。
 ぶどう果汁0.1%。アルコール分5%。原材料:ワイン・ウォッカ・ぶどう果汁・糖類・酸味料・香料・チャ抽出物。 製造者:キリンディスティラリー(株)。販売者:麒麟麦酒(株)。
 ワインスプリッツァとは?ヨーロッパで愛される、ワインに炭酸を加えて爽やかに楽しむスタイル。
 白と同じく、こちらもアルコール度数が従来品の6%から5%へと下げられている。 味わいはそんなに変わったとは思えないが。
種別 チューハイ・カクテル等
2013年3月15日
No.3580: 贅沢果酒 マンゴーのお酒 / 月桂冠
 ぜいたくかしゅ まんごーのおさけ / げっけいかん
月桂冠 贅沢果酒 マンゴーのお酒 月桂冠 贅沢果酒 マンゴーのお酒 review
 3月11日に月桂冠から発売された「贅沢果酒」。 従来から継続している、雑誌 CanCam とのコラボ企画の一環で、 今回も2種が売り出された。
 今日は「マンゴーのお酒」のほうを飲みたい。

 内容量275mlのボトル缶で、これを見た時、 以前あったサントリー銀座カクテルを思い出した。 同じように中身は濃厚なんだろうか?・・そう思いながらグラスに注ぐと、 粘性もなく、炭酸が入っていて、普通のチューハイみたいな感じ。
 液色は濃い黄金色というか、薄い琥珀というか、飴色。
 香りは濃厚そうなマンゴー香で、とてもシンプル。
 炭酸が効いているものの甘味が強いので、爽快感はない。マンゴーの主張が強いので、 清酒が入っているようには思えない。
 アルコール分3%。果汁3%。 原材料名:清酒、マンゴー、コラーゲンペプチド(ゼラチン)、糖類、酸味料、香料、紅花色素、ぶどう果汁色素。
 日本酒(月桂冠)とマンゴー果汁を使用した微炭酸仕立てのお酒に 美容成分「コラーゲン」をプラス。マンゴーの甘美な味わいをお楽しみください。
 私の生活圏内ではまだ売られているのを見ないが、今日、仕事で出かけた先のイオンモールに立ち寄り、発見。
 こういう女性をターゲットにした商品は、たとえお酒であっても中年男性が購入するのには若干抵抗がある。 まあ、今回の商品はシックなデザインなので、それほどでもないが。
種別 チューハイ・カクテル等

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