No.361〜380
2004年11月15日
No.361 沖縄パイナップル チューハイ <限定生産> / サントリー
以前にコンビニで偶然みつけて入手したもの。開ける機会がなく、冷蔵庫にずっと入っていた。
缶を開けると、想像通りの香りが。甘味の強そうな、みずみずしいパイナップルの香りがツンと立ち上る。
パインキャンデー(昔からある、真ん中に穴の空いたドーナツ型の飴です)にとてもよく似ている。
そのたっぷりした甘さが、強い炭酸と共に口の中に広がる。
甘ったるく感じないのは、この炭酸のおかげだろう。ピリピリ喉をさす刺激が心地よい。
果汁1%、アルコール分5%。「沖縄産パイナップル&泡盛使用」ということで、
原材料は、パイナップル、スピリッツ、泡盛、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。
泡盛を使った缶チューハイという発想が斬新で、沖縄らしさを一層醸し出している。
泡盛は0.25%使用と書いてある。
ブームをうまく利用しつつ、斬新な切り口で臨んだ意欲作として、高く評価したい。
まあ、泡盛と書いてなければ、まったくそれとは気づかないのだが。
2004年11月17日
No.362 沖縄シークヮーサー チューハイ <限定生産> / サントリー
引き続きサントリーの限定品。沖縄らしいといえば、
パインもそうだが、このシークヮーサー(沖縄小みかん)も。
缶を開けたときの香りは、とってもグリーンな感じで、酸っぱそうな印象。
だが、味はそんなに酸っぱくなく、適度な甘味を備えている。
ライムのようなグリーンな味わいは確かにある。
ほんのりとした甘味の裏には、泡盛があるのだろうか。
こちらも「沖縄産シークヮーサー&泡盛使用」。泡盛は0.25%使用とある。
果汁0.5%、アルコール分5%。原材料は、シークヮーサー、スピリッツ、泡盛、
糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。
パインと同じく、こちらもピリピリした飲み口が特徴。
甘ったるいチューハイとは一線を画す。
2004年11月18日
No.363 やわらか / キリン
キリンから新製品。酵母と乳酸菌で醸造した発泡酒だそうである。
缶の文字も全体的にパステル調で、やわらかな印象を醸し出している。
まずグラスに注いで驚くのは、少し濁りがあるように見えること。グラスの曇りかと思い、手で拭いてみたら違った。
液体そのものが、ちょっと白濁しているのだ。
香りは、一瞬脳裏を「淡麗アルファ」がよぎって身がまえてしまいそうな、接着剤のような、毒っぽい酸っぱさを感じる。
実際、口に含むと、酢酸のような変な酸っぱさが感じられる。
まさか乳酸菌を使っているから、ということなのだろうか。面白い個性だとは思うが。
酸味以外に味わいはなく、酸味が発泡酒特有の穀物臭とか、変な甘さを隠してくれているので、
結果的にすっきり感が出ている。でも、このどうにもやりきれない酸味が、私は好きになれない。
多分、もう買わないと思う。
アルコール分4.5%で、こちらもちょっとやわらかめ。
原材料:麦芽・ホップ・大麦・米・コーン・スターチ・糖類。
グループ企業の小岩井乳業と共同研究した「KW乳酸菌」を使用したとのこと。
最近、こうしてグループの力を結集しました、みたいな方法が増えてる。
アサヒがチューハイでニッカウヰスキーや、買収した協和発酵の焼酎部門の技術力を使ったりしているように。
2004年11月22日
No.364 Cocktail Bar 氷点カシスクーラー / サントリー
いくら酒好きの私でも、「今日は強い酒は飲みたくないなあ」という日がある。
まあ、たいてい風邪を引いたり、体調のすぐれないときだ。
そんなとき、こういう買い置きが重宝する(わざわざこんなもん飲まないで、牛乳でも飲んで寝ろ、
という声が聞こえてきそうだが)。
カクテルバー・シリーズからちょっと前に出ていた新顔。飲む前から味の想像がつく。
缶を開けた瞬間、予想どおり、薬臭いようなカシスの強い香りが。
ロッテ・ブルーベリーガムにも似ている。
味も特に解説が要らないくらい、想像どおり。
ジュースのように甘く、これがアルコール飲料だとは不思議なほど。
全体的にソフトな仕上がりになっているので、
喉の渇きをいやすのにちょうどいい。
こういうお酒っぽくないものって、それなりにニーズはあると思う。
果汁0.8%、アルコール分5%。原材料:ウオツカ、カシスリキュール、レモン、カシス、
糖類、酸味料、香料、ムラサキトウモロコシ色素、炭酸ガス含有。
2004年11月23日
No.365 Cocktail Bar 氷点グレープフルーツクーラー / サントリー
さて、今日もジュースもどきを飲んでみよう。昨日に続き、カクテルバーの氷点シリーズ。
今度はグレープフルーツクーラー。
まず香りはグレープフルーツコンクというか、飴玉というか、とにかく甘そうな香り。
単調で、深みは感じられない。ただ、アルコール感がしっかり感じ取れる。
味も香りのまま。甘くて、飲みやすくて、くいくいと飲み進んでしまう。
でも、いちおうグレフルらしい緑っぽい感じもあるし、ジンの風味もある。
だから、カシスクーラーに比べると、こちらのほうが、アルコール飲料を飲んでいる実感がちゃんとある。
果汁2%、アルコール分5%。原材料:ジン、グレープフルーツ、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。
2004年11月25日
No.366 ギュギュッと搾った ラ・フランスサワー / メルシャン
かなり前にコンビニでみつけたもの。飲むのはいつでもいいや、と思いつつ、
こういうものはきっかけがないとなかなか開けられない。で、今日はあまりずっしりと重いものは飲みたくないなあ、
という気分だったので、これを選んだ。
缶を開けると、「もう、洋梨以外にはありえない」香り。
なにしろこのシリーズは、たっぷり果汁を使っているから、自然に近いフレーバーだ。
口の中で、シンナーのような洋梨くささが炸裂。甘味も強く、よく言えば充実感のある味わい。
悪く言うと、かなりしつこい。
そもそもこの「ギュギュッと」シリーズは、どれもこれもヘビーな味だから、
今さら驚きはしないが、ここまでラ・フランスらしさを出している商品も珍しいと思う。
果汁47%、アルコール分4%。原材料:洋梨果汁・醸造用アルコール・糖類・酸味料・香料。
おいしいとかおいしくないとか言うより、とにかくこの「ギュギュッと」感には脱帽。
甘いの苦手な人は、飲まないでね。
2004年11月26日
No.367 セゾン・デュポン
ベルギーのビール。
黒地に白抜き文字のシンプルなラベル。王冠も黒一色で、なんと、何も文字がない。
重そうな中身が想像される。
泡にたいへん力があり、盛り上がったまましばらく減衰しない。
まるで洗剤のような泡だ。
香りはミント系の軽やかなホップ香が印象的だが、甘苦そうな香りが下支え。
口の中で、パワフルな苦さと、ほんのりした甘味が競演。
甘味といってもフルーティなものではなく、ぎっしり詰まった凝縮感がある。
軽やかな導入部と、ずっしり感のあるアフターが楽しめるビール。
日本のビールに慣れている人には、重たすぎると感じられるかもしれない。
アルコール分6.5%。原材料:大麦、ホップ、糖類。
輸入者は、トーシンブラッセルズという会社。
REEFER(冷蔵コンテナ)で輸入しているという。考えてみれば、酵母が残存しているビールなら、
熱が加わるのは良くないこと。贅沢なようだが、この気遣いはうれしい。
2004年11月28日
No.368 モワネット・ブロンド
前回取り上げたセゾン・デュポンと同じベルギーのデュポン社から出ているビール。
ラベルは黄色地に黒の文字だが、デザインのシンプルさは共通であり、王冠が黒一色なのも一緒。
さて、中身だが、こちらも泡はきめ細かく、かつ力があって、持続する。
香りはこちらのほうが若干軽やかで、ミント系のホップ香が中心。
ただ、口に含んだ印象では、甘味をたたえている点が共通。
骨格はこちらのほうがいくぶんか細く、洗練された感じだ。
なんと驚くことに、アルコール分は8.5%。そんなファットな感じがないだけに、驚きである。
それだけ味造りがきめ細やかということか。
原材料は、大麦、ホップ、糖類。輸入者はこちらも同じトーシンブラッセルズ。
REEFERで輸入している点も一緒。そういう気遣いというか、技術のおかげで、遠い国のビールがおいしく飲めるのは、
なんと幸せなことか。
2004年11月30日
No.369 烏龍チューハイ / サントリー
かなり前に入手していたものだが、開ける機会がなくて、今日まで来た。
確か、キリン・酔茶チューハイの発売と同時期だったと思うから、既に2ヶ月が経過している。
その酔茶チューハイと同じく、500mlのペットボトルに入った製品。
グラスに注いで、最初に匂いを嗅いだ瞬間に、納得した。さすがサントリーだけあって、
あのおなじみのベストセラー「サントリー烏龍茶」の香りそのまま。深みのある茶葉の香りだ。
飲むと、ほのかにアルコール分の甘味が感じられる。でも、烏龍茶らしさは堅持したまま、心地よい酔いを与えてくれる。
これぞ、サントリーにしかできない製品という感じ。いくら飲んでも飲み飽きない。
この絶妙な味のバランスは、他の追随を許さないだろう。
アルコール分4%。原材料:烏龍茶、ウオツカ、焼酎、ビタミンC。
このピュアな感じは、ウオツカを使うことによって成立しているんだな。
チューハイとして亜流かもしれないが、完成度が高いのだから、何も文句はない。
「福建省産烏龍茶葉を贅沢に使用」「無糖・無着色・無香料」との文字も誇らしげで、
信頼感を醸し出している。
2004年12月3日
No.370 オーガニック100 ウインナータイプ / サッポロ
12月1日に発売されたオーガニック100のウインナータイプ。
以前にピルスナータイプが出ているが、その姉妹品だ。
泡立ちがきめ細かく、液色は淡い赤銅色(別の言い方をすれば、麦茶みたいな色)。
香りは幾分おとなしいが、爽やかなミント系。カラメルっぽさも若干。
やや甘味を伴うが、味は押しつけがましくなく、苦味も適度。見た目ほどくどくない。
アルコール分5.5%。原材料:有機麦芽、有機ホップ。
ラベルには、次のような説明がある。
「オーストリア・ウイーンで生まれ、赤みを帯びた琥珀色・しっかりした味わい・
さっぱりした後味が特徴のウインナータイプのビールを、
有機栽培原料100%でつくりました」
ピルスナータイプのほうも丁寧な造りで、日本人受けしやすい
味わいだったが、こちらも同じくデリケートな仕上がりといえる。
2004年12月4日
No.371 ホワイトエール / キリン
キリンからチルドビールシリーズの第4弾。
これまで、まろやか酵母、
ラテスタウト、豊潤と、
それぞれ違うタイプのものが出ている。
今回のこの製品は、小麦麦芽を使った上面発酵タイプ。
ふんわり軽やかなホップの香りが清々しい。泡立ちがきめ細かく、液色はやや黄色みを帯びていて、
酵母が残存するため白濁している。
口に含むと、花の咲き乱れた草原のような爽やかさが広がる。
キリンらしく、適度に苦味があって、甘酸っぱさをうまく牽制している。
同じ国産の小麦ビールでいうと、銀河高原みたいに真っ直ぐな感じとは方向性が違う。
私の個人的好みだけでいえば、チルドビールシリーズの中では一番だ。
小麦の特徴をうまく出しながら、日本らしいビールに仕上げている。この絶妙な落とし所には、脱帽。
大麦vs小麦の麦芽比率にその秘密があるのだろう。
アルコール分約5%。原材料:麦芽(大麦麦芽・小麦麦芽)・ホップ。品質保持期限60日。
2004年12月6日
No.372 フルーツブルワリー グレープフルーツ / アサヒ
これまでアップルとラズベリーが登場しているフルーツブルワリーだが、
新製品(11月24日発売)はグレフルだ。
果汁と麦汁の同時発酵というユニークな製品だが、残念ながら仕上がりは珍妙で、
万人受けする味とは言い難いとの感想を私は持っている。で、これはどうだろう。
まず液色を見る限り、普通の発泡酒に見える。やや黄色みが強いかな?
柑橘の甘い香りが発泡酒臭さを隠している。口の中で甘酸っぱさが広がり、飲み込んだ後に
発泡酒の味わいが追いかけてくる。
これまでの2種に比べ、味の調和が一番取れている。しかし、何を指向したいのかわからない点は一緒。
アルコール分約4%。原材料:麦芽・ホップ・スターチ・グレープフルーツ果汁・糖類。
これもそんなに売れるような製品ではないな・・。
2004年12月7日
No.373 ウメッシュ カロリーハーフ / チョーヤ
たまには一息ついて、こんなものも飲みたくなる。
おなじみチョーヤのウメッシュだが、これはカロリー1/2。
アルコール分も3%とライトだが、「国産梅100%使用」というのはもちろん普通のウメッシュと同じ。
香りはナチュラルな梅酒の香り。口当たりも普通のウメッシュと変わらないかな、と思いきや、
甘味が抑え込まれ、酸も気のせいかマイルドな感じがする。
炭酸は強いので、結果的に爽快感がアップしている。これは、風呂上がりなどにも適していると思う。
原材料は、梅、醸造用アルコール、梅果汁、エリスリトール、砂糖、甘味料(ステビア)。
なんか人工的に味を作っている分だけ、ヘルシー感が削がれたような気もする。
まあ、これはこれでいいか。
2004年12月8日
No.374 タカラCANチューハイ バランスプラス 紀州うめ
バランスプラスからひっそりと出ていた新フレーバー。この手の製品は、コンビニで偶然みつけることが多い。
やはり、頻繁にコンビニ店頭をチェックすることの重要性をあらためて認識する。
香りは甘いが、軽やか爽やかな印象。
味もほぼ香りの印象どおり軽快だが、甘味料の浮ついた感じは少々気にかかる。
飲み進むほどに、それはどんどん感じるようになる。
しかし、炭酸の押しが強いので、トータルではシャープな味になっている。
風呂上がりに喉が渇いている状況で、ほとんど一気に飲んだが、
ビールよりもむしろ軽快なので、これはこれで魅力があると思った。
果汁3%、アルコール5%。
原材料:梅、スピリッツ、水溶性食物繊維、糖類、クエン酸、グルコン酸K、香料、
塩化Mg、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)。
クエン酸1000mg、ミネラル[K/Mg]。糖質80%オフ、カロリー40%オフ。着色料不使用。
色々能書きが多いので、書き写すのもたいへんだが、それだけ工夫の凝らされた商品。
傾向としては、健康系を謳う「サントリー・カロリ。」に近いが、今ひとつ目立たないし、垢抜けないこのバランスプラスというシリーズ。
いったいいつまで続くのか? 少し気がかり。
2004年12月10日
No.375 カロリ。アロエ&マスカット / サントリー
アロエのチューハイって、どんなんだろう、という素朴な疑問がまず浮かぶ。
アロエヨーグルトなら普段から食べるが、液体にしても味はないだろうな。
それでも、アロエ+マスカットだから、たぶんぶどうの味がほとんどなのだろう、と想像がつく。
缶を開けると、予想どおりマスカットの甘い香りが。しかも深みはなく、浮ついたような甘さ。
マスカットキャンディをほおばったみたいに、作られたぶどうの甘さが口に広がる。
しかも、人工甘味料の深みのない甘さだから、余計に鼻につく。
なぜもっと甘さを抑えなかったのだろう。「健康系」のイメージとはちょっと違うぞ。
アロエ汁3%、果汁3%、アルコール分4%。
原材料:アロエ、ブドウ、ウオツカ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、炭酸ガス含有。
カロリー50%オフ、糖質80%オフ。
限定生産ということだが、いきなりレギュラー商品にするのは恐いから、期間限定で売上を見るということなんだろうか。
2004年12月13日
No.376 蜂蜜梅酒 / チョーヤ
説明すらいらない、読んで字のごとくの商品である。
ウメッシュでおなじみチョーヤが出している梅酒飲料。微炭酸で砂糖不使用。
甘さはすべて、はちみつだという商品。
まず缶を開けたときの香りは、普通の梅酒。しかも濃いめ。
一口飲めば、その甘さと、梅酒らしい果実味に、否が応でも納得させられる。しかも、飲み進むほどに、
その甘さは増長されてゆく。
もっとさわやかで飲みやすいものを想像していたので、ここまでぎっしり感のある味作りとは思わなかった。
ある意味新鮮な発見でもあるし、これじゃあ万人受けなどとてもしないよなあ、と思ってしまうのも事実。
健康のために積極的に梅酒を飲もうという層には、すんなり受け入れられる商品だとは思うが、
甘い酒は苦手だ、と言う人には、まったくアピールしないだろう。
同社のウメッシュほど洗練されていないので、なあんだ、こんなものかと思ってしまう。残念。
アルコール分4%。原材料:蜂蜜、梅、醸造用アルコール。
2004年12月14日
No.377 Cocktail Bar Fruits Sparkling ラ・フランス&レモンワイン / サントリー
サントリー・カクテルバーから、おしゃれなボトル入り「フルーツ・スパークリング」が登場。
キャップシール部に雪の結晶をあしらってあったりして、冬を意識した、なかなかおしゃれなパッケージ。
グラスに注ぐと、泡粒は大きく、スパークリングワインというよりは、普通の炭酸飲料的。
香りは、ラ・フランスの特に甘い部分を強調したような感じ。実際、味は香り以上に甘ったるく、
炭酸が効いているのに、あまり爽やかではない。
アルコール分5%。原材料名表記としては、香料、酸味料、酸化防止剤(亜硫酸塩)、炭酸ガス含有
とだけ書いてある。果実酒に具体的に何を使っているかは書かれていない。
「白ワインとレモンワインの爽やかな味わいに、やわらかく高貴な香りのラ・フランスを組み合わせました。
フルーティで口当たりのよいスパークリングワインカクテルです。」とある。
そんなに上等な仕上がりじゃないと思うけどな。
2004年12月16日
No.378 Cocktail Bar Fruits Sparkling カシス&グレープフルーツワイン / サントリー
サントリー・カクテルバー・フルーツ・スパークリングのもう一つ。
こちらのボトルデザインは、カシスを意識して紫が基調だ。
液色は赤っぽい紫で、グレープソーダみたい。ああ、またこれも何の変哲もないジュースもどきか。
ところが、香りを嗅いで、イメージは一変。カシスの香りがベースにありながら、
背後にシトラスがある。カシスが作り出すタンニン分を想起させるような締まった香りが、
どこかワインっぽい(ロゼワイン的)。
だが、口に含むと、やはり凡庸な甘さが広がって、ジュース的イメージに引き戻される。
酸は強いが、結構甘味も強い。
アルコール分5%。原材料名表記としては、こちらも同じく、酸味料、香料、酸化防止剤(亜硫酸塩)、炭酸ガス含有
とだけ書いてある。
そして、裏面説明文を読んで、なーんだと思う。どうやらグレフルワインとやらだけでなく、赤ワインも使われているらしいのだ。
それならこの香りも納得。
「赤ワインとグレープフルーツワインのまろやかな味わいに、甘く爽やかな香りのカシスを組み合わせました。
フルーティで口当たりのよいスパークリングワインカクテルです。」とのこと。
2004年12月18日
No.379 Cocktail Bar Premium 巨峰ラッシー ヨーグルトテイスト / サントリー
サントリー・カクテルバーの限定生産品。コンビニで偶然みつけてGETしたもの。
香りからして、甘〜い。ぶどうの感じはよく出ていて、それにヨーグルト風味がプラスされている。
甘味と共に、適度な酸があるので、想像していたよりはすっきり感がある。ジュース的にごくごく飲める。
果汁1%、アルコール分4%。原材料名:乳酸菌飲料、巨峰、ウオツカ、ブランデー、糖類、香料、酸味料、安定剤(大豆多糖類)、
赤キャベツ色素、クチナシ色素、炭酸ガス含有。
ブランデーを使っているというのが、ミソ。深い甘味は、そのせいか、と思う。
定番品としてはきついかもしれないが、限定品としては、個性豊かな商品として存在意義はあると思う。
2004年12月20日
No.380 爽生(韓国産発泡酒)
スーパーで偶然みつけてGETした韓国産の発泡酒。昨今の韓国ブームがこんなところにも影響しているのだろうか。
液色はそこそこあり、普通の発泡酒よりは濃い印象。泡に力はない。
発泡酒特有の臭みは弱いタイプ。ただ、ローアルコールのビールテイスト飲料みたいに、どこか麦茶っぽい香りがある。
味がほとんどないから、ぐいぐい飲めて、ひっかかりもない。口中に穀物臭さを残さない点は、
特筆すべきである。金属的という表現がぴったりくる。
味わいなど最初からあきらめ、ただひたすらすっきり感だけを追求したような造り。
爽生という名前にもそれは表れている。
発泡酒に深い味わいなど求めること自体が無理なのだから、こういったわかりやすいアプローチは好印象である。
はっきり言って、美味しくも不味くもないが、ひっかかりがなく、爽快感だけが得られればそれでいい、
というシンプルで直球勝負な製品。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽・ホップ・スターチ・コーン・大麦。麦芽使用率25%未満。輸入者は、日本流通産業(株)。
製造者の名前がなく、原産国名と輸入者名しか書かれていない。