2015年3月26日
No.4581: 一番搾り 小麦のうまみ <限定醸造> / キリン
いちばんしぼり こむぎのうまみ <げんていじょうぞう> / きりん
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3月24日に発売された、一番搾り「小麦のうまみ」。
ビール系の新製品が出てくると、新ジャンルか?と思うが、
一番搾りの名を冠していることからもわかるとおり、これはれっきとしたビールである。
グラスに注いだ液色は、ややオレンジがかった濃いめの黄金色。泡は純白できめ細かく、泡持ちも良い。
香りは、小麦麦芽使用らしいヨーグルト的な甘酸っぱさを主体としつつ、
適度な重たさもある。
口当たりも甘酸っぱく軽快だが、その後に力強い苦味が続くので、キリンビールらしい
ガッシリした骨格が出来上がっている。両側から攻めてくる感じなので、
逆に言うと、やや中抜けの味わいであり、バランスを欠いている。
アルコール分5%。原材料:麦芽(大麦麦芽・小麦麦芽)・ホップ。
一番搾り製法で、小麦のうまみを引き出してみました。
やわらかい味わいなのに、厚みがある。もっちりした食感の泡。醸造家のこだわりがつくりだした。
はじめてのおいしさです。
一番搾りシリーズが持つ、フレッシュな酸味と、質実剛健な苦味の両方を思い切り強調した
ようなビールである。
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ビール
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2015年3月27日
No.4582: アサヒ クラフトマンシップ ドライペールエール / アサヒ
あさひくらふとまんしっぷ どらいぺーるえーる / あさひ
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アサヒ「クラフトマンシップ」はコンビニエンスストア限定商品で、
今年2月10日に出た ドライポーター が第1弾商品。
今回、その第2弾として「ドライペールエール」が3月24日に発売された。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いアンバーと濃いめのブロンドの中間色。
そんなに濃くはない。泡は淡いベージュ色できめ細かいが、泡持ちはそこそこ。
香りは、モルトの甘いニュアンスが強く、野性的な香り。あまりドライという印象ではない。
ところが、味わってみると、香りに感じた甘さも、グッと強い苦味も、ほどほどに抑制的。
凝縮感は抜群で、飲みごたえはあるが、しつこさを排し、ドライさを保っている。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ。
アサヒ クラフトマンシップ
1.醸造学マスターによる処方監修
2.華やかな香りのカスケードホップを一部使用
3.香りの決め手となる厳選ホップを一部手で投入
4.豊かなコクを造り出す上面酵母を使用
5.麦芽100%による、深く、濃く、膨らむ味わい
6.通常より1.3倍熟成させた長期熟成製法
醸造責任者:小松祥太
発売日24日からLAWSONの「お試し引換券」対象商品となっており、
レギュラー缶1本を、120pomtaポイントでもらってきた。
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ビール
CODE:42090LSEE#03 |
2015年3月28日
No.4583: −196℃ ストロングゼロ まるごと 白ぶどう <限定> / サントリー
まいなす196ど すとろんぐぜろ まるごとしろぶどう <げんてい> / さんとりー
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3月24日に発売された−196℃ストロングゼロの限定「まるごと白ぶどう」。
昨年も出ていたように思っていたが、昨年のものは 葡萄ダブル であり、
白ぶどう単品ではなかった。
グラスに注いだ液色は、ほんのり淡いゴールド。白ワインのようである。
気泡は少なめ。
香りは、甘く豊潤な白ぶどう。アルコール分もしっかり高そうだし、濃厚な味わいが想像される。
味は香りの印象どおり、こってりと甘く、強い。ぶどうジュース?と思えるほどの甘さだが、
アルコール感も強い。全面的にストロングな味わいで、飲みごたえはバッチリ。すっきり感などはまったくない。
アルコール分8%。糖類ゼロ。ぶどう果汁2%。ぶどう浸漬酒使用。
原材料:ぶどう、ウオツカ、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カラメル色素。
白ぶどうの浸漬酒と果汁を使用した、白ぶどうまるごとの果実感とアルコール8%のストロングな飲みごたえ!
ストロングチューハイにドライさではなく、こってりとした「わかりやすい強さ」を求める人にはお勧め。
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チューハイ・カクテル等
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2015年3月29日
No.4584: スーパードライ エクストラ シャープ <限定醸造> / アサヒ
すーぱーどらい えくすとら しゃーぷ <げんていじょうぞう> / あさひ
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アサヒスーパードライが誕生して今年で満28年。昨年には、累計出荷数がなんと35億箱を突破したという、
今や日本を代表するモンスターブランドに成長した。
35億箱突破を記念して、この度、期間限定「エクストラシャープ」がリリースされることとなった。
発売日は、今週火曜の3月31日である。
このような大型新製品は、当然フライングで入手できるものなので、昨日スーパーに行って、早速getしてきた。
グラスに注いだ液色は、通常のスーパードライと同じ淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、泡持ちも良い。
香りも通常品と同系統で、穀物っぽさが前に出ており、華やかさはあまりない。
なんだ、そんなに違わないのか?と思いつつ口に含むと、その瞬間に違いがわかる。
しびれるようなアルコールの刺激が口中にビリビリと感じられる。味は極めて強い苦味がグッと前面に押してきて、
しばらくそのまま居座る。インパクトだけのビールか?と思えばそうではなく、
ドライ特有のじんわり乾いた麦の旨みが少し遅れて口中に広がる。でも、苦味、渋味が非常に強く、
そこにアルコールのストロングさが加わるので、キレッキレの後味が絶大なる存在感を主張する。
これなら飲み飽きることなく、何杯でも飲み続けられそうである(いや、お酒はおいしく適量を!)。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ。
超辛口のスーパードライ
氷点下でろ過するエクストラコールドろ過製法
冷凍庫に入れないでください。凍結する場合があります。
飲食店限定で展開されている「エクストラコールド」を彷彿とさせる製品だが、あちらよりもむしろもっと
シャープな味わいのような気がする。
思えば私がスーパードライを初めて口にしたのは、発売直前の1987年3月13日のことだったと記憶している
(確か首都圏で試験発売か先行発売されていたと思う)。
それまでにない味わいのビールで、あの時の衝撃は、今でも鮮明に覚えているが、
今回の製品のインパクトは、あの時に匹敵するくらいである。
スーパードライファンなら飲んで損はない。いや、絶対に一度は飲むべきである。
おそらくネット上の一部では、「こんな味のない苦いだけのシロモノを、ビールとは呼べない」
といった言説が流布されることだろう。そのような発言は、ビールを深く理解していない連中の戯言なので無視すればよいが、
ヱビスやプレモルなどとは味づくりの方向性がまったく違うのであり、唯一無二のドライという価値を、
一層高めようというチャレンジなのである。
だから、オールモルトのコク深いビールが欲しい人は、絶対に飲んではいけない。
サクッと軽いビールを飲みたい人も、絶対に手にしてはいけない。落胆しか待っていないから。
当サイトでは、このようなチャレンジには最大級の賛辞を与えたいと思う。
(ここまで丁寧に書いても、「K氏は所詮ドライ好きなのか」などという的外れな批評を書き込む人が出てきそうだから
先回りして言っておくが、私が今、晩酌用に一番購入しているのは プレモル と、その派生商品である 香るプレミアム の2種
である)
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ビール
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2015年3月30日
No.4585: 極ZERO / サッポロ
ごくぜろ / さっぽろ
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国税当局との見解の相違がもとで騒動となり、新ジャンルから発泡酒へとジャンル変更して、
昨年7月に再出発したサッポロ「極ZERO」だが、
今年2月中旬製造品からリニューアルしている、
糖質ゼロ、プリン体ゼロの特性に加え、人工甘味料もゼロになった
とのことである。
グラスに注いだ液色は、わりとしっかりめの黄金色。泡はかなり粗く、あまり盛り上がらず、すぐに減衰。
香りは、従来品とほとんど変わらず、紅茶の茶葉のような感じが強い。
ノンアルコールビールに似た、甘くない飴のような匂いである。
口に入れた第一印象でも、基本的には従来品と変わらず、
しっかりめの苦味に、ふんわりとした甘さが若干混じる。
だが、後味は少しすっきりした感じで、だらっとした甘さをそんなに残さない。
アルコール分4.5%。プリン体0.00。糖質0。人工甘味料0。
原材料:麦芽・ホップ・大麦・糖類・苦味料・カラメル色素・スピリッツ・水溶性食物繊維
エンドウたんぱく抽出物・香料・塩化カルシウム・酸味料・安定剤(アルギン酸エステル)。
原材料をみると、従来使われていた「甘味料(アセスルファムK)」がなくなり、
その代わりに「糖類」「塩化カルシウム」が追加されている。
まだ甘さが感じられるのは「糖類」のせいだと思うが、甘味料のようなだらっとした甘さとは違い、
後味はすっきりした。なお、「塩化カルシウム」がどういう役割なのかはわからない。
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発泡酒
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2015年3月31日
No.4586: トリスハイボール缶 DRYジンジャー / サントリー
とりすはいぼーるかん どらいじんじゃー / さんとりー
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トリスハイボール缶に新顔「ドライジンジャー」が登場。
発売日は、本日3月31日である。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。炭酸は当初ジュワジュワ言うが、気泡は少なめ。
香りを嗅ぐと、ジンジャーエールのようなシャープさが強い。
ウイスキー臭はとても弱い。
味は、口に含んだ瞬間、ジンジャーエールっぽいと思うのだが、
しっかりとウイスキーの飲みごたえがある。その甘さというか芳醇さが広がった後に、
生姜特有の辛みがピリッと残る。あくまでも刺激は弱いが、
甘さが適度に抑えられている分、後味のピリッとした一刺しがクローズアップされる。
また、豊かなアルコール感がその後に余韻として長く残る。
アルコール分7%。原材料名:ウイスキー、糖類、酸味料、香料。
以前、通年商品として ジンジャー が存在していたが、もっとウイスキー感が弱く、
ジンジャーエール的な香味が強かった。それもそのはず、度数が5%で、原材料に生姜が使われていた。
今回のこの製品は、度数が7%にアップし、なおかつ原材料に生姜やジンジャーエール等は使用されておらず、
酸味料や香料のバランスでこの味わいをつくりあげているのだろう。
飲みごたえが増したため、より酒飲み向きの商品に生まれ変わったと言える。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42094KSES#00 |
2015年4月1日[1]
番外編: チュービー / キリン
ちゅーびー / きりん
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本日4月1日に、キリンから突如として発売が発表された、チューハイ味のビール「チュービー」。
皆さんがこの記事を見ている頃はもう4月2日(私がアップするのが遅いので)に
なっていることと思われ、ご紹介が遅くなってしまったことをお詫びしなくてはならないが、
事前に発売情報をつかんでいなかったため、お許し願いたい。
昨今、乾杯に「とりあえずビール」から「とりあえずチューハイ」へと変革の兆しが見られることに対し、
キリンのビール事業部が待ったをかけるために開発した画期的なビールだとのことであり、
その特徴は次のように説明されている。
@「とりあえずチューハイ!」派にもご満足いただける、爽やかな大人の味覚
A厳選されたフレーバーを忠実に再現。そのクオリティは、チューハイと間違えるほど
Bビールとは思えない都会的で洗練されたパッケージも、チューハイと見間違えるほど
缶にはりんごのイラストが描かれ、味の特性を訴求しているが、中身はビールである。
それならチューハイを飲めばいいのに、いったいどっちで乾杯しているのか、混乱させるためだけの
商品ではないか。
なお、この商品を紹介するキリン社のサイトは、「4月1日」にのみ
緊急アップされ、即座に削除されたことを付け加えておく。
キリンさんも粋なことをしたものである。
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ビール
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2015年4月1日[2]
No.4587: 角ハイボール / サントリー
かくはいぼーる / さんとりー
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さて、ここからは真面目にいこう。
サントリー角ハイボールが新しくなった。
昨日3月31日にリニューアル発売である。
グラスに注いだ色は、淡い黄金色。従来品と同じく、かなり色は薄い。
香りはしっかりとウイスキーらしい。こちらも従来品と同じ。
口当たりは柔らかく、レモン風味が軽快に生きている。
爽やかさが勝ってはいるが、ウイスキーとしての味わいもしっかりあって、
飲み進めると、強いアルコールが胃の中に蓄積されてゆく感じだ。
アルコール分7%。原材料名:ウイスキー、レモンスピリッツ、食物繊維、酸味料。
角ハイボール缶の炭酸がアップして新登場!
氷たっぷりのグラスに注ぐと、さらにおいしく楽しんでいただけます。
味に変化がなかったと思ったが、上記説明のように、炭酸が強くなったようである。
確かにビリビリとした口当たりにはなっているが、言われなければ気づかなかった。
なお、本日上で掲載した、キリンチュービーにおけるグラスの写真が、
この角ハイボールのものと同じになっていた点を、ここでお詫びしたい・・。
なんか今日のような掲載の仕方をすると、この記事の信憑性まで疑われてしまいそうだが、
この製品は間違いなく昨日本当に発売された新製品なので、よろしくお願い申し上げます。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42095GCES#01 |
2015年4月2日
No.4588: 角ハイボール 贅沢レモン / サントリー
かくはいぼーる ぜいたくれもん / さんとりー
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昨年の 6月 と 11月
に限定品として2度登場した角ハイボール「贅沢レモン」が、
このたび定番品(通年商品)のラインナップに加わることとなった。
発売日は、今週火曜の3月31日である。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄色。気泡は非常に細かく、炭酸は強そうではない。
缶をプシュッと開けた瞬間から、爽やかなレモン香が立ち上っている。
グラスに鼻を近づけると、そのレモン香にしっかりとしたウイスキーの香りが混じり合っている。
口当たりは軽快。キュッとしたレモンの酸が効いていて、爽快な味わいだが、
その後にちゃんとウイスキーらしい味わいがある。
アルコール分5%。果汁2%。原材料名:ウイスキー、レモン、食物繊維、香料、酸味料、苦味料。
レモンを贅沢に搾ったスッキリ爽やかな角ハイボールを再現した角ハイボール <贅沢レモン>。
キンキンに冷やしてお召し上がりください。
過去2回限定品として出た時と、中身は変わっていないようである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42096GCKO#02 |
2015年4月3日
No.4589: SKYY BLUE レモンドロップ / サントリー
すかい ぶるー れもんどろっぷ / さんとりー
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3月31日にサントリーから発売された SKYY BLUE「レモンドロップ」。
びん入り定番カクテル SKYY BLUE の派生商品で、昨年7月に夏季限定で販売されて好評を博したため、
このたび春季限定として帰ってきたものである。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。
香りは、通常の SKYY BLUE と同じ化粧品臭さというか、
トニックウォーターのような香草臭さみたいなくせがあるが、
そこにレモンの爽やかさが加わっている。
味も通常品の柑橘風味をベースに、
レモンのキュンとした酸味が加わって、後味が爽快に仕上がっている。
アルコール分4%。原材料名:ウオツカ、スピリッツ、レモン、
糖類、酸味料、香料。
アメリカで大人気のスカイウオツカをベースに、爽やかなレモンの酸味がマッチした、
炭酸入りオリジナルカクテルです。
昨年夏の商品 と中身は同じようである。
SKYY BLUE は飲食店でも見かける商品だが、
こうやってたまに限定品として投入すれば、そこそこ売れるのではないだろうか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42097GCKO#03 |
2015年4月4日
No.4590: ほろどけ アサイー&ラズベリー <季節限定> / 月桂冠
ほろどけ いちご あさいー あんど らずべりー <きせつげんてい> / げっけいかん
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3月9日に月桂冠から季節限定で発売された、ほろどけ「アサイー&ラズベリー」。
これまでにもたくさんの種類が発売されている、清酒ベースの壜入りカクテルである。
グラスに注いだ液色は、やや黒っぽい赤で、透明感がある。まさにラズベリー色。
香りも、甘酸っぱそうなラズベリー香が中心で、シンプル。
味は甘酸っぱさのなかに少しだけお酒を感じさせる。
ラズベリーにしては酸が穏やかである。アサイーがどんな味なのかはよくわからないが、
このようにベリー系と組み合わされることが多いことから、相性は悪くはないのだろう。
アルコール分3%。果汁1%。原材料:清酒、アサイーエキス、ラズベリー、糖類、酸味料、香料。
京都伏見の日本酒(月桂冠)とアサイーとラズベリーがとけあったお酒。
アサイーとラズベリーの甘酸っぱい風味が特徴。
同時発売されたパイン&マンゴーはまだ入手していない。引き続き探索する。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42098LSEE#26 |
2015年4月5日[1]
No.4591: COCKTAILカロリ。キウイモヒート <期間限定> / サントリー
かくてるかろり。きういもひーと <きかんげんてい> / さんとりー
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サントリーカクテルカロリ。から期間限定品が2種登場。発売日は、今週火曜の4月7日である。
2種のうち、今日は「キウイモヒート」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある淡いグリーン。
香りは、缶を開けた瞬間に遠くまで届くのはキウイだが、
グラスに鼻を近づけると、キウイとミントが拮抗している。
味はキウイの甘酸っぱさがまずやって来るが、すぐにミントの青さというか、
草っぽい風味が広がる。甘みはほんのりとしており、アルコール感は弱く、後味はさっぱり。
果汁1.0%。アルコール分3%。カロリー50%オフ。
原材料名:キウイフルーツ、レモン、ミントエキス、スピリッツ、ラム、
糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、紅花色素。
キウイの爽やかさとラムに、ミントがやさしく香るカクテル。
モヒートというのは、もともとラムベースで炭酸、ライム、ミントを混ぜたカクテルのことだと思うのだが、
最近はこの製品のように、ライム以外の果汁を使ったものにもモヒートの名をつけて
売り出されるケースが増えている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42099KSES#-02 |
2015年4月5日[2]
No.4592: 淡麗 グリーンラベル / キリン
たんれい ぐりーんらべる / きりん |
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キリン淡麗グリーンラベルが新しくなっている。
3月下旬製造品からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。糖質オフにしては、そんなに薄くない。
泡はやや粗く、当初はよく盛り上がるが、程なく減衰する。
香りは、昔の発泡酒みたいな臭みが若干ある。この特徴は変わっていない。
味は軽快で透明感があるが、しっかりした苦味のほか、香りの印象どおりの臭みがあって、
飲み込んだ後には、ビールとは明らかに違う、だらっとした甘みが残る。
なんだかリニューアル前よりもくせが強くなったような気がする。
アルコール分4.5%。糖質70%オフ。麦芽使用率25%未満。原材料:麦芽・ホップ・大麦・コーン・糖類。
新しくなったグリーンラベルは、アロマホップを贅沢に使用し、麦のうまみを丁寧に引き出すことで、
さらに爽快なおいしさに。
今回のリニューアルは、飲みごたえを出すために、少しクリアさを犠牲にした感じがあり、
評価は分かれるだろう。
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発泡酒
CODE:42099GCES#RN03L |
2015年4月6日[1]
No.4593: COCKTAILカロリ。カシスグレープ <期間限定> / サントリー
かくてるかろり。かしすぐれーぷ <きかんげんてい> / さんとりー
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サントリーカクテルカロリ。から期間限定品が2種登場。発売日は、今週火曜の4月7日である。
2種のうち、昨日既に キウイモヒート をレビュー済。
今日はもう一方の「カシスグレープ」を。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い紫。
香りは、最初にグレープが目立つが、その下にカシスがある。
両者が渾然一体となった感じ。
味も香りの印象どおり、ぶどうの甘さとしっかりしたコクがある。
決してくどいわけではないけれど、味がシンプルだからはっきりとしている。
アルコール感は弱い。
果汁1.2%。アルコール分3%。カロリー50%オフ。
原材料名:グレープ、カシス、スピリッツ、カシスリキュール、
糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、野菜色素、紅花色素。
カシスリキュールとグレープの華やかでフルーティーなカクテル。
商品名やパッケージからイメージされるとおりの味わい。酸が適度に効いているので、
甘味料特有のだらっとした甘さはそんなに目立たない。
昨年末に カシス&グレープスパークリング という製品が期間限定で出されたが、
内容は異なる。もっと以前には通年商品として カシスグレープ が存在していたが、
あれとも違う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42100KSES#-01 |
2015年4月6日[2]
No.4594: akadama 赤のスパークリングワイン スイート&ベリー / サントリー
あかだま あかのすぱーくりんぐわいん すいーと あんど べりー / さんとりー
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今年2月24日に2種のラインナップで登場した、サントリー akadama 赤のスパークリングワイン。
入手したものの、なかなか開ける機会がなかったのだが、
今日はまず「スイート&ベリー」のほうを飲みたい。
グラスに注いだ外観は、やや赤みの勝るガーネット色。グレナデンシロップをさらに濃縮したような色。
炭酸入りなので、注いでいる時はシュワシュワと音を立てているが、気泡は少なめ。
香りは、いちごやラズベリーなど、甘酸っぱいベリー香が中心だが、
赤ワインらしい皮革のニュアンスが少しある。
味はかなり甘いが、カシスの黒っぽい味わいも主張が強い。
ワインの渋味がややひっかかる感じ。
アルコール分5%。
輸入ぶどう果汁・輸入ワイン・国産ぶどう使用。
酸化防止剤(亜硫酸塩)、酸味料、ぶどう色素、炭酸ガス含有。
製造者:サントリースピリッツ(株)、販売者:サントリーワインインターナショナル(株)。
赤玉スイートワインをベースに、カシス、ストロベリー、ラズベリーといった赤い果実を加えました。
フルーティで飲みやすく、甘酸っぱい味わいが楽しめる、赤のスパークリングワインです。
酒税法上の分類が甘味果実酒となっているため、ワイン扱いすべきか迷ったが、
実質的にはカクテルと呼べる内容であることから、
当「ビール・発泡酒・チューハイの部屋」に収録することとした。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42100MVES#41 |
2015年4月7日
No.4595: ニッカハイボール / アサヒ(ニッカウヰスキー)
にっかはいぼーる / あさひ(にっかうゐすきー)
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本日4月7日に、アサヒから缶入りハイボール3種が発売された。
それらのうち、一番廉価な「ニッカハイボール」を今日は取り上げたい。
グラスに注いだ液色は、とてもウイスキーとは思えないほど薄い黄色。
タカラ焼酎ハイボールみたいな色だ。
一方で、香りはきっちりウイスキー。ほのかに樽香があり、本格的な味わいが期待される。
口当たりはスキッとクリアで、甘さは抑えられている。
アルコール感はちゃんとある。レモンの香味がアクセントになっているが、
そんなに強くはない。
ハイボールをここまで薄くつくったら、
普通はもっと水っぽい感じになってしまいそうだが、軽やかなのにしっかりコクがあるのは、
もしかすると糖類や香料などで整えられているからだろうか?と、ちょっとうがった見方をしたくなる。
アルコール分7%。原材料:ウイスキー、食物繊維、レモン果汁、
糖類、香料、カラメル色素。製造者:アサヒビール(株)。
缶裏には、マッサン(竹鶴政孝氏)とその妻リタの肖像が描かれている。
まだこれを引っ張るか?とツッコミを入れたくもなるが、竹鶴氏の存在こそが現在のニッカウヰスキーの
礎なのだから、まあこれで売れるなら大目に見たい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42101KSES#00 |
2015年4月8日
No.4596: グランドキリン / キリン
ぐらんどきりん / きりん
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コンビニ限定で展開されている「グランドキリン」が新しくなった。
発売日は、昨日4月7日である。
グラスに注いだ液色は、しっかり濃い黄金色。
泡は純白できめ細かく、当初よく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、ぶ厚い甘さ、少し尖り気味の柑橘香、乾いたハーブ香などが
複雑に絡み合っている。
味はラガーらしくグッとくるストロングな苦味や渋みがあって、
無骨な感じがする。ボリューム感は今ひとつだが、このアンバランスさがまさしくキリンビールらしいところ。
ふくらみよりも力強い押しが重視されている感じだ。
アルコール分6%。原材料:麦芽、ホップ。
上質な苦味と、深く香る余韻。1本で満足できる、ラガータイプならではの味わい。
ひと手間掛けたホップを発酵中に漬け込み、複雑な香味を引き出すキリンビール独自の「ディップホップ製法」を採用。
グランドキリンは、2012年にセブンイレブン限定商品として登場したものだが、
翌年には販路拡大し、他のコンビニでも売られるようになった。そして今回、リニューアルしたものだが、
従来から完成度の高い製品であるため、どこがどう変わったのか、正直なところよくわからなかった。
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ビール
CODE:42102LSEE#01 |
2015年4月9日
No.4597: しゅわわ すっきり爽快な白ワインタイプ / キリン
しゅわわ すっきりそうかいなしろわいんたいぷ / きりん
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4月7日にイオングループ限定で発売されたキリン「しゅわわ」。
ワインベースのカクテルで、2種がある。
今日は「すっきり爽快な白ワインタイプ」のほうを飲みたい。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いイエローグリーン。気泡は非常に細かく、炭酸は強くなさそうである。
香りは、りんごのような甘酸っぱさがあり、気軽に飲める軽快な白ワインといった感じ。
味は香りの印象と比べてシャープであり、甘さが抑制的で、キリッとした口当たり。
ワインらしい味わいという点では今ひとつだが、爽快感があり、後味もあっさりとしている。
アルコール分5%。原材料:ワイン・ウオッカ・糖類・酸味料・香料・チャ抽出物。
製造者:キリンディスティラリー(株)。販売者:麒麟麦酒(株)。
この香り、この味わいは、どこかで体験したことがあると思ったら、
以前存在していた キリンワインスプリッツァ(2014年末で製造終了)に似ている。
もしかして同じものでは?と思い、原材料を比べてみたら、まったく同じ。度数も5%とまったく同じ。
真相はわからないが、名前を変えて再登場させたものかもしれない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42103GCES#02 |
2015年4月10日
No.4598: ブラックニッカ クリアハイボール / アサヒ(ニッカウヰスキー)
ぶらっくにっか くりあはいぼーる / あさひ(にっかうゐすきー)
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4月7日に、アサヒから缶入りハイボール3種が発売された。
これらのうち、カジュアルラインに位置づけられる ニッカハイボール は既に
紹介した。
今日は、レギュラーラインに位置づけられる「ブラックニッカ クリアハイボール」
を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、わりとしっかりめの琥珀。炭酸は強そうで、大きめの気泡がジュワジュワと踊る。
香りは、非常に軽快だがちゃんとウイスキーらしい。
混じりけが無く、ある意味、地味である。
味わいもブラックニッカクリアの特徴であるすっきり感が前面に出て、
飲みやすいが、度数が高いので実はしっかりと酔える。
ウイスキーらしい味わいなのに、とても柔らかく、後味にも透明感がある。
アルコール分9%。
原材料:モルト、グレーン。
この製品にも、先日レビューしたニッカハイボール同様、缶裏にマッサンとリタの肖像がある。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42104KSES#03 |
2015年4月11日
No.4599: グランドキリン ジ・アロマ / キリン
ぐらんどきりん じ・あろま / きりん
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4月7日にグランドキリンと、その派生商品「ジ・アロマ」が新しくなった。
先日既に グランドキリン のほうはレビュー済。こちら「ジ・アロマ」
は、これまでセブンイレブン限定商品だったものが、同日から全コンビニに開放された。
即ち、今ではLAWSONやファミマなどの店頭にも並んでいる。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。
泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、エールらしい甘さ、フルーティさがあるが、
キリンらしく幾分か抑制気味で、華やかすぎない点が特徴としてあげられる。
味も甘く華やかでありながら、ズシッとしっかりした苦味がある。
あえてこのバランスにしているところがキリンビールのこだわりなのかもしれないが、
もうちょっと飲みやすいものを期待した女性などは、ちょっと面食らうかもしれない。
アルコール感が強く、大人のための渋いエールといった製品だ。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽(大麦麦芽・小麦麦芽)・ホップ・糖類(乳糖)。
満ち溢れる、華やかな香り。飲み始めから余韻まで香りを楽しめる、エールタイプならではの味わい。
ひと手間掛けたホップを発酵中に漬け込み、複雑な香味を引き出すキリンビール独自の
「ディップホップ製法」を採用。
従来品 との違いはわからなかったが、もしかすると変わっていないのかもしれない。
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ビール
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2015年4月12日
No.4600: 竹鶴プレミアムハイボール / アサヒ(ニッカウヰスキー)
たけつるぷれみあむはいぼーる / あさひ(にっかうゐすきー)
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(本日分は都合により、いつもより早く、12日早々に掲載しています。13日分は通常通りの予定です)
4月7日に、アサヒから缶入りハイボール3種が発売された。
これらのうち、カジュアルラインに位置づけられる ニッカハイボール と、
レギュラーラインに位置づけられる ブラックニッカ クリアハイボール は
既にレビュー済。
今日は残る一つ、プレミアムラインに位置づけられる「竹鶴プレミアムハイボール」
を紹介する。
グラスに注いだ液色は、しっかりめの琥珀色。缶入りなのに、ちゃんとつくったウイスキーソーダのようである。
香りは、モルトウイスキー特有の甘さ、クリスピーさがストレートに伝わる。
決して華やかではないが、しっかりと深みがある。
味わいもしっかりウイスキー。炭酸もピリッときいており、重たく飲みごたえがある。
度数のわりにアルコール感も強い。
アルコール分7%。原材料:モルト。製造者:ニッカウヰスキー(株)、販売者:アサヒビール(株)。
この製品は、昨年12月に期間限定で売り出された、竹鶴ハイボール が
名前を変えたものであり、同時発売の3本の中では最高級であることを明確にするため、プレミアムの
名がつけられたものと思われる。
ちなみに、2011年に同名の 竹鶴プレミアムハイボール(2011年11月8日発売) という
製品があったが、度数設定が8%であった。
今回同時発売された3種は、ブレンデッドウイスキーをベースに果汁、糖類、香料などで味を調えた
カクテルとも言える廉価版(ニッカハイボール)、ブレンデッドウイスキーをソーダで割った
普及版(ブラックニッカクリアハイボール)、ピュアモルトウイスキーをソーダで割った本格的飲みごたえの
高級版(竹鶴プレミアムハイボール)と、それぞれ立ち位置が明確であり、消費者の選択が広がった。
ただ、私のように全部飲み比べるとその違いは明らかだが、そうでない一般の方が売場に並んでいるのを見ても、
パッケージからその違いはわかりづらい。それぞれ白色ベース、シルバー+黒、ゴールドと、
缶の色調でクラスを表現しているのであろうし、何より販売価格が異なるからその点は明瞭なのだが、
違いがちゃんと伝わらない結果、どれか1つの売上げが伸びず(例えば、真ん中)生き残れない
という事態も起こりうる。いや、最初からそれでいいと思って、数打ちゃ当たる"松竹梅戦術"に
出たのかもしれない。
そう考えると、一番安く、とにかくたくさん売りたい ニッカハイボール(利益率はこれが最大か?)
のキャラクターにSMAPの香取慎吾を起用して、CMを大量投入していることも頷ける。通常、松竹梅3ランクでは
竹を一番売りたいことが多いが、薄利多売を旨とする大メーカーは、梅がたくさん売れて欲しいだろう。
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チューハイ・カクテル等
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