ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.501〜520


 HOME  ビール・発泡酒・チューハイの部屋メニューへ戻る  前へ  次へ

2005年7月14日 
No.501 旬果搾り サマーセレクション ライチ・レモン・パッションフルーツ / アサヒ

旬果搾り ライチ・レモン・パッションフルーツ 旬果搾り ライチ・レモン・パッションフルーツ  6日の発売から8日経ってようやく入手できた新製品。旬果搾りは、この春から季節限定品を投入。 春は1種だけだったが、夏の限定品は既にパイン・シークァーサーが5月18日に発売されているから、これは2種目ということになる。

 液色は透明。グラスに注ぐと、ライチの甘い香りが立ち上る。グラスに鼻を近づけて思い切り匂いを嗅ぐと、 パッションフルーツが感じられる。
 口に入れると、今度はレモンの酸が感じられ、風味としてはやはりライチが中心なのだが、 甘味はうまく抑え込まれている。
 ライチ・レモン・パッションフルーツという組み合わせから想像したよりも相当シャープな仕上がりだ。 パイン・シークァーサーが結構甘かったので、こっちも似たようなものかと思ったが、 予想を良いほうに裏切られた。
 果汁10%。アルコール分4%。原材料:アルコール、ライチ果汁、レモン果汁、パッションフルーツ果汁、 糖類、酸味料、香料。


2005年7月16日 
No.502 カクテルパートナー ドライラム&コーラ / アサヒ

カクテルパートナー ドライラム&コーラ カクテルパートナー ドライラム&コーラ  まだまだ網羅しきれていないアサヒ・カクテルパートナーを。

 色と泡立ちは、まさにコーラそのもの。香りは、う〜ん、コーク(コカコーラ)よりもペプシかな?近いのは。
 味は、コーラにさらに糖分を添加したくらいの甘さ。おそらくラムの甘さなんだろうけども。 ただ、結構甘いわりには、炭酸の刺激が強いこともあって、甘ったるい印象はない。味が濃いのに、くどいという感じもない。 柑橘の風味がかすかに効かせてあるのも、アクセントになっていて丁度いい。
 アルコール分6%。無果汁。原材料:ラム、レモンライムスピリッツ、糖類、酸味料、着色料(カラメル)、 香料、カフェイン。
 度数が決して低くないので、飲んでいると確かにアルコール感が強い。けれど、コーラ代わりに夏の炎天下に飲んでもおいしいかな?とも思う。
 ちなみに、今日は外で飲んで帰ってきて、もうあまり酒を飲みたくないなあと思う中でのチョイスだったのだが (それでもHP更新のために何か飲まなくてはならないのが、私の務め)、意に反してとてもおいしく飲めてしまった。


2005年7月19日 
No.503 カクテルパートナー スクリュードライバー / アサヒ

カクテルパートナー スクリュードライバー カクテルパートナー スクリュードライバー  引き続いてアサヒ・カクテルパートナー。

 色はバヤリースオレンジというか、それよりも薄いというか。果汁含有率の低いオレンジドリンクの色。 香りもバヤリースオレンジというか、プラッシーというか。いかにも作りましたのオレンジフレーバー。
 味も、色と香りの印象を裏切らない。ある意味チープなオレンジ味だが、だからこそ不思議な落ち着きを与えてくれるおなじみの味だ。 酸も、甘味も、不自然に強められてはいないので、爽やかな飲み口。アルコール感はあまりない。
 果汁5%、アルコール分4%。原材料:ウオッカ、オレンジ果汁、糖類、酸味料、香料、着色料(ベニバナ、アントシアニン)。
 酔えるオレンジジュースとして飲めば結構いいが、スクリュードライバーらしいか?と問われれば、別物でしょうと答えざるを得ない。 いや、万人受けを狙うことを運命づけられた商品としては、この戦略は、もちろんアリなのだが。


2005年7月20日 
No.504 カクテルパートナー ソルティードッグ / アサヒ

カクテルパートナー ソルティードッグ  今日も、アサヒ・カクテルパートナー。

 色は白濁している。香りは、想像どおりグレープフルーツの爽やかさ。
 味も香りの印象どおり、グレープフルーツジュースみたいなジューシーさ。アルコール感はあまりない。 アルコールを飲み疲れた後でも爽やかに飲める。
 果汁4.8%、アルコール分4%。原材料:ウオッカ、グレープフルーツ果汁、糖類、酸味料、香料。
 あまりにも想像できてしまうとおりの仕上がりで、つまらないというか、安心というか。


2005年7月21日 
No.505 カクテルパートナー ピーチ&オレンジ / アサヒ

カクテルパートナー ピーチ&オレンジ  またまた、アサヒ・カクテルパートナー。

 外観は薄いオレンジジュースのような色。「あっ桃だ」と思わず叫んでしまうほど、おいしそうな白桃の香り。 それにオレンジが加わると、どこかパッションフルーツみたいなトロピカルな雰囲気になる。
 味は、甘い。想像していたよりも3倍くらい甘い。なぜこの甘さに設定したのか、不思議である。 ジューシーといえばジューシーなのだが、オレンジと桃の甘いところだけを凝縮したみたいな味。
 果汁6%、アルコール分4%。原材料:ピーチリキュール、ピーチ果汁、オレンジ果汁、糖類、酸味料、 香料、着色料(ベニバナ、アントシアニン)。


2005年7月22日 
No.506 夏の香り / 森のビール工場(米久)

夏の香り
夏の香り・グラス 夏の香り・裏ラベル
 スーパー成城石井の店頭で偶然みつけて、即買いしたもの。富士山の麓、静岡県御殿場の地ビールらしい。

 まず泡は純白で、優しげに盛り上がるが、あまり持続はしない。色は濃いめの黄金色。 アロマホップの香りは爽やかでミルキーだが、それほど華やかな部類ではない。
 苦味のアタックが強く、しっかりめの味。口の中で、まるでねっとりとしているがごとく、モルトの旨みがじんわり広がる。 単に「夏の香り」というよりも、夏の牧場の土、あるいは畑の土のような香りがする。 滋味あふれる自然の匂い(ワインでいうと、ビオっぽい感じね)。
 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。
 500ml入りビンで、入手価格は\504(本体価格480円+消費税24円)。決して安くはないが、地ビールとしては標準的だろう。
 夏野菜と合いそうな味わい。どこか田園風景を連想させるビールだ。

 森のビール工場:米久(株)/御殿場市保土沢字炭焼沢1015-1。ネットで調べたところによると、 米久は食肉、加工食品(ハム、ソーセージ等)の製造販売を主な業務とする会社で、傘下に 御殿場高原ビール(株)(1994年に米久が資本参加)がある。 97年には米久本体がビール醸造免許を取得し、この製品は子会社ではなく米久本体が製造・販売しているものらしい。


2005年7月25日 
No.507 キレ味 / サントリー

キレ味  明日26日が発売日のサントリーの新製品。

 キレ味というネーミング。糖質はゼロ。CMでの「後味が消える」という宣伝文句。 そのどれをとっても挑戦的で、潔い戦略であることが見て取れる。
 さて、中身だが、泡はジュワーっと盛り上がった後、ほとんど持続はしない。 まあ、そんなところに期待も何もないので、どうでもいい。
 香りは、低アルコールのビアテイスト飲料みたい。穀物っぽい感じは若干あるものの、 比較的ビールに近く、発泡酒みたいに臭くはない。
 味は、口に含むと最初、かすかに甘いニュアンスがあって、「やっぱりダメか」と思ったのもつかの間、 炭酸の刺激と苦味がそれをカバー。とにかく味なんてものはなく、爽快感だけ。 で、その刺激がほろっと崩れて、かすかな甘味と共にすごすごと退散してゆく。後には嫌な味は残らない。
 その他の雑酒(2)。アルコール分5%。原材料:ホップ、コーン、糖化スターチ、醸造アルコール、食物繊維、コーンたんぱく分解物、 酵母エキス、香料、カラメル色素、酸味料、クエン酸K、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、苦味料。
 スーパーブルーは分類上「リキュール類」なので、 改めてドラフトワンと同じジャンルで再挑戦といったところか。 口に含んだ瞬間に感じたやんわりした甘味は、人工甘味料によるものなんだろう。
 それにしても、ここまでくると「化学製品」って感じだね。まあ、原料に何を使って、製法がどんなものかということは、 もう関係なく、仕上がりがよければそれでいい。
 潔く味を取り払った戦略と、その結果のクリアな仕上がりは、大いに評価していい。 期待に違わぬ出来で、一気にのどごし生新生を超えてしまった感すらある。
 この手の製品にとって、臭みがないという特徴は、何物にも代え難い長所なのだ。 ただ、ここまで後手に回ると、ドラフトワンを超えるのは難しいだろう。あとは売り方如何で、 どこまでのどごし生新生を抑えるかだ。
 スーパーブルーのCMが松ちゃんなら、こちらは浜ちゃんという安易なタレント起用も、イカシてるね。
 それにしてもサントリーさん、これが売れたらスーパーブルーやめるんだろうか。 それとも共存できると踏んでるんだろうか。需要にそこまで厚みはないと思うんだけど。


2005年7月26日 
No.508 DEW シトラス(ソーダテイスト)/ アサヒ

DEW シトラス  明日27日が発売日のアサヒDEWの新ラインナップ。2つ出ているが、まずシトラスから。

 液色はなく、透明。立ち上る香りは、「あっ三ツ矢サイダーだ」。そして、鼻を近づけると、DEWに共通する特徴である乳酸っぽさ (ヨーグルト的香り)が感じられる。
 味もサイダー的インパクトにまろやかさがプラスされて、ラムネに近い感じもある。いや、もっと丸いかな。
 爽やか軽やかで、甘味も適度なので、この季節にぴったり。これなら、浜辺でバーベキューなんて時のお供にもいい。
 果実酒(炭酸ガス含有)。酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC)。アルコール分5%。
 いわば意表をついた攻撃だったが、DEWの中ではこれがいちばんいいと思う。このテイストで「シトラス」の名は、?って感じもするが、 柑橘系果実酒を使ってこの味に仕上げたってことなんでしょうかね。
 しかし、今思ったんだが、アサヒは「三ツ矢サイダー」という強大なブランドを持っているのだから、 三ツ矢サイダー・チューハイを出したら、結構売れるような気がするのだが、どうだろう。


2005年7月27日 
No.509 DEW ウメ / アサヒ

DEW ウメ  本日27日が発売日となっているアサヒDEWウメ。一緒に出たシトラスは、既に昨日紹介した。

 液色はなく、透明。香りは、直球ど真ん中のまさにウメ。梅酒のようなこってり感はないので、 ウメ果汁といった感じだ。DEWシリーズに共通の乳酸香は、この商品からはあまり感じられない。 ただ、よく香りを嗅ぐと、ウメだけでなくチェリーみたいな感じもあり、それだけ香りに厚みがある。
 味はからっとして、まさにウメソーダ。「新爽感チューハイ」というキャッチフレーズにふさわしい。
 果実酒(炭酸ガス含有)。酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC)。アルコール分5%。
 シトラスとならんで、こちらも夏に飲みたくなる味だ。今回の新ラインナップは、いずれもスマッシュヒットと言えるかもしれない (あくまでも中身のことであり、売れるかどうかはまた別問題)。


2005年7月28日 
No.510 カクテルパートナー カシスオレンジ / アサヒ

カクテルパートナー カシスオレンジ  もう1種残ってましたカクテルパートナー。

 色はきれいなオレンジ・ピンク。香りはカシスが強く、オレンジは弱い。
 色もそうだが、一口含んだ味も、小児科で出される子供の風邪薬みたいな感じ。そこに炭酸をたくさん入れるとこんな感じじゃないだろうか。 と書くと、なんだかあまりおいしそうじゃないが、このお菓子っぽいのに結構爽やかな甘さは、くせになる味でもある。
 昔、それこそ20年くらい前のカフェバー・ブームだった頃、よくこんなカクテルがおしゃれなグラスで供されていたものだ。 ふと、渋谷で遊んでいた頃を思い出した(私的な話題スマソ)。
 果汁4.2%、アルコール分4%。原材料:カシスリキュール、オレンジ果汁、カシス果汁、糖類、酸味料、 香料、着色料(アントシアニン、ベニバナ)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)。


2005年7月30日 
No.511 カルピスサワー アセロラレモン <季節限定>

カルピスソーダ アセロラレモン  以前にコンビニでgetしたまま、冷蔵庫の奥に放置されていた。 新製品ラッシュなどで、開けるタイミングを逸していたものだ。
 色は言うまでもなく白いカルピス色。香りは、カルピスの乳酸と、レモンの鋭さが混じる。 味も、カルピスの甘酸っぱさに、果汁の酸が花を添える感じ。アセロラというよりも、チェリーみたいだ。
 アルコール分4%、果汁2.5%。原材料名:レモン果汁、アセロラ果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、 糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アスパルテーム、L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)。
 原材料の中で、アスパルテーム というのは、カルピス(株)が業務提携している味の素(株)が製法を開発した甘味料。 一時期、発がん性の嫌疑を掛けられて、話題になったもの(ググってみたら、 こんなHPをみつけました。 とっても勉強になります。このHPの作者のように、世間がやたら感情論に走り、不当な主張が展開されている事柄について、 科学的な視点で冷静に分析する態度をとっている人、私は大好きです)。

 これ、確かにおいしいけれど、ここまで複雑な味にすると、なんだかカルピスのよさが半減されてしまうような気がしないでもない。


2005年7月31日 
No.512 トップバリュ チューハイ・レモン / メルシャン(イオンP.B.商品)

TOP VALU チューハイ・レモン  ジャスコでgetしたイオングループのPB商品。こういうものも一応紹介しておこうかと。

 色は少し白濁していて、いかにもレモンチューハイ。 香りはおとなしめのレモン+しっかりアルコールを感じさせる甘い匂い。懐かしい感じの香りだ。
 口当たりも酸が穏やかで、適度に渋みがあり、アルコールの甘さも十分ある。 飾り気がなく、とってもナチュラルな味。最近の缶チューハイと言えば、 妙にすっきり感を強調したり、不自然に甘かったりするものが多いのだけれど、これは往年のチューハイを彷彿とさせる、 いわば王道の味。
 パッケージの印象からは、もっとライトなものを想像したが、それとは裏腹に、結構玄人好みの内容だ。
 アルコール分7%、果汁3.6%。原材料:醸造用アルコール、レモン果汁、糖類(果糖ぶとう糖液糖、高果糖液糖)、 酸味料、香料。製造者:メルシャン(株)。販売者:イオン(株)。
 メルシャンが作っているのならと思って買ってみたが、正解だった。


2005年8月1日 
No.513 トップバリュ チューハイ・グレープフルーツ / メルシャン(イオンP.B.商品)

TOP VALU チューハイ・グレープフルーツ  引き続きイオングループのPB商品。2種目は、グレープフルーツ。

 色は少し白濁。グレフル香は不自然に強調されることなく、やわらかな印象。 ポカリスエットかアクエリアスみたいな感じ。
 味は、アルコール度数が強めのせいか、かなりアルコールの甘味を感じる。ただ、炭酸が強いので、 口当たりは爽快である。
 香りの印象と同じく、味のほうもグレフル果汁が控えめで、くどさはなく、 とても飲みやすい仕上がり。例えばメルシャン本搾りみたいに、居酒屋の生グレープフルーツサワーを彷彿とさせるようなものではないが、 非常に無難なまとめ方だと思う。言いかえれば、誰にも親しみやすい味。
 アルコール分6%、果汁4.5%。原材料:醸造用アルコール、グレープフルーツ果汁、糖類(果糖ぶどう糖液糖、高果糖液糖)、 酸味料、香料。製造者:メルシャン(株)。販売者:イオン(株)。


2005年8月2日 
No.514 トップバリュ チューハイ・梅 / メルシャン(イオンP.B.商品)

TOP VALU チューハイ・グレープフルーツ  引き続きイオングループのPB商品。3種目は、梅。

 液色はなく、透明。梅の香りはやわらかで、自然な印象。 無理に香り付けしているという感じがしない(実際は香料を使っているのだが)。
 強めの炭酸のために、シャープな口当たりなのは、このシリーズに共通。 アルコール感もしっかり感じる。
 とても飲みやすい仕上がりになっている。しかし、ジュースっぽいのではなく、無理に味作りをしていないナチュラルな印象なのだ。
 アルコール分6%。原材料:醸造用アルコール、梅酒、梅エキス、果糖ぶどう糖液糖、 酸味料、香料。製造者:メルシャン(株)。販売者:イオン(株)。


2005年8月4日 
No.515 青島麦酒 極品(チンタオビール プレミアム)

チンタオビール プレミアム  青島にプレミアムがあったなんて知らなかったが、デパートで偶然見つけてget。

 純白できめ細かい泡は、それほど力がなく、持続時間は短い。香りは軽やかで、どこかコロナみたいな感じがある。 少しLPガスっぽい匂い。
 苦味が結構ありながら、重たさはない。香りの印象そのままに、軽やかに飲み干せる。しかし、単に軽いだけのビールではない。 端正で、プレミアムの名に恥じない奥深さを持っている。
 アルコール分4.5%。原材料:麦芽、米、ホップ。輸入者:日本ビール(株)。
 じんわり穏やかな印象があるのは、アルコール度数の設定と、日本のビールと同じく副原料に米を使っているからかもしれない。 普及版の青島麦酒に比べて、より繊細な仕上がりになっている。
 なお、ラベル上、ビールの文字は「麦酒」ではなく、「麦」の代わりに、口偏に卑という文字を使っている。


2005年8月5日 
No.516 キリン ブラウマイスター

ブラウマイスター  なんと3日発売ということを知らなくて、本日たまたま立ち寄ったセブンイレブン店頭で見つけた。ヨーカ堂系限定での販売らしい。

 キリンブラウマイスターは、以前からずっと基本的にキリン系ビアホール等の飲食店でのみ扱ってきたもので、 通期商品として市販されてはいない。コアなファンに支持され続けているビールだ。

 さて、中身だが、泡はきめ細かく、泡保ちもよい。液色はかなり濃いめ。香りは無理に飾り立てたようなところがなく、 抑制がきき、ハーブや土の印象。
 口に入れた瞬間、ずしっと苦みが感じられる。浮ついたかんじではなく、中身がぎっしり詰まっている。 飲み込んだ後も、口中に渋みがまとわりついている。この寡黙な重みが、このビールの特徴。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ・米。
 いかにもキリンらしい攻め方。原点を見せてもらったような気がする。副原料(米)を使っているところも、 あえてジャパニーズ・ビアとしての良さを出そうという決意の表れのようだ。
 缶には次のようなことが書いてある。

 ドイツでビールづくりを学んだ職人「ブラウマイスター」の理想と志のビール
 ビールの魂「ホップ」にこだわった、芳醇でしまりある味わい。


「芳醇」という文字を使っている所に、センスを感じる。キリンには「豊潤」というチルドビールがあるが、 あんなにふくよかでリッチな味わいのビールではなく、これはもっとストイックに薫り立つビールだ。
 同じように力の入った国産ビールでも、サントリー「ザ・プレミアムモルツ」の正攻法とは、対極をなす製品だと思う。 両者飲み比べると、フィロソフィーの違いみたいなものが感じられるだろう。


2005年8月6日 
No.517 アサヒ スタウト

アサヒスタウト
アサヒスタウト・グラス アサヒスタウト・説明文/クリックすると拡大画像を表示します
 アサヒビールの工場見学に行ってきた。
 私の住む大阪府吹田市は、アサヒビール発祥の地。そのビール工場がすぐ近くにあるため、これまでも何度か訪れている。 今日、帰りがけに売店に寄ったとき、「そういえばアサヒのスタウトって、HPで取り上げてなかったな」と気づき、買って帰ってきた。

 グラスに注ぐと、液色が漆黒であるのはもちろんのこと、泡まで実に深い焦げ茶色であり、期待感を煽られる。
 カラメルやタバコのような焦げ臭のほか、オレンジやパパイヤみたいに甘酸っぱくフルーティな香りが感じられる。
 味は、甘味はもちろんだが、適度に酸も感じられ、凝縮感のある飲み心地。それでいて、後に変な甘味を残さない。 中途半端な黒だと、後味が悪かったりするものだが、このスタウトの締まった感じは、ギネスにも通ずるものがある。
 アルコール分約8%。原材料:麦芽、ホップ、糖類。334ml入り小瓶で\249(本体価格238円+消費税11円)。 この値段で本格的な味が楽しめるのだからうれしい。
 商品の横に説明チラシが置かれていたので、戴いてきた(右写真/クリックすると拡大画像を表示します)。


2005年8月9日 
No.518 タカラCANチューハイ ダブルミックス 沖縄シークァーサー&パッションフルーツ <季節限定>

WMIX 沖縄シークァーサー&パッションフルーツ WMIX 沖縄シークァーサー&パッションフルーツ  なんと7月19日に出ていたのに、ずっと気づかずにきた。先日たまたまタカラのサイトを覗いたら載っていて、 慌てて売っていそうな店に探しに行ってきた・・正確には、私が買いに行ったのではなく、妻に探してきてもらった。 なんだかこのページも家族ぐるみになってきたな・・。

 この製品、実は昨年「SUKISH W MIX」ブランドの時に、「シークァーサー&パッションフルーツ」として出ていたもので、 今年は「沖縄」の文字を冠して再登場となった。製品名が変わったので、一応取り上げることにした。
 液色はほんのり黄色く、パイン水といった風貌。香りは、何かに似ているなあ・・と暫し考えたら、 どうやら大塚の炭酸入りビタミン飲料「MATCH」に似ているような。あ、いや、これはパッションフルーツのトロピカルなニュアンスが強いので、 MATCHほど薬っぽくはない。
 香りの甘い雰囲気に反して、味はかなりシャープ。甘い感じは口に含んだ瞬間が最も強く、すぐに減衰。シークァーサーの酸が効いているからだろうか、 後味はスッキリ。変な味を残さない。
 アルコール分5%、果汁1%。原材料:シークァーサー果汁、パッションフルーツ果汁、スピリッツ、泡盛、高果糖液糖、酸味料、香料、 カロチノイド色素、紅花色素。
 中身は昨年と同じか、原材料で比べようと思っていたら、なんと昨年のものの原材料名を、私は記載していなかった。なんというポカ。 でも昨年の自分のコメントを見る限り、中身は変わってなさそうだ。
 ちゃんと泡盛使ってるところが、沖縄っぽくてかわいいね。


2005年8月10日 
No.519 タカラCANチューハイ ダブルミックス 山のきぶどう&りんご <東北限定>

WMIX 山のきぶどう&りんご WMIX 山のきぶどう&りんご  東北地方限定商品。私の住む関西では、本来売っていないもの。

 相互リンクさせてもらっているここのブログで、 地元じゃないのに手に入ったと紹介されていて、「いいなあ」と、文字通り指をくわえて見ていた。で、あきらめないのが私である。
 色んなお店を渡り歩いて探したが、やっぱりない。ところが、自宅近くのディスカウント酒店の前を通りかかったとき、 店頭に積まれた缶ビールや缶チューハイの箱(24本入りケース)の山の中に、「山のきぶどう&りんご」という箱を見つけた。一昨日のことである。
 もし、ケース単位でしか売ってないとしたら、直談判してバラで売ってもらおう。ダメなら24本買ってしまおう。と決意して、 店内に入り、バラ売りの冷蔵ケースを見た。すると、ちゃんとバラで売られていた。

 液色は薄紫とピンクの間といった感じ。ぶどうの香りはとてもおとなしく、奥になぜか梨みたいな香りも感じる。 と、自分で書いて思い出したが、これは梨ではなく、りんごだった。でも、りんご特有の甘酸っぱい雰囲気はない。
 味も抑え気味。酸がうまく効いている。ぶどうのタンニン分も感じられる。タカラのチューハイらしく、後味は実にスッキリ。
 アルコール分5%、果汁2.4%。原材料:ぶどう果汁、りんご果汁、スピリッツ、高果糖液糖、オリゴ糖、酸味料、香料。
「この商品は(株)佐幸本店の山のきぶどう果汁を使用しています」とある。佐幸本店のサイトを覗くと、 「山のきぶどう本舗」と銘打たれ、山ぶどう果汁100%ジュースをネット販売している。そのジュースを使って、このチューハイは作られたというわけだ。
 これほど洗練された味わいのチューハイを、地域限定にしておくのはもったいない。ぜひ全国発売していただきたいものだ。
 写真では分かりづらいが、缶の「W MIX」の白抜き文字の下に、東北地方の地図が描かれている。 京都市に本社のある宝酒造が東北限定商品を作るというのも、我々関西の人間からすると、解せない感じだ。 ま、こうしてわざわざ取り寄せてくれる販売店もあるから、ありがたいわけだが。


2005年8月11日 
No.520 タカラCANチューハイ ダブルミックス ガラナ&レモン <北海道限定>

WMIX ガラナ&レモン WMIX ガラナ&レモン  北海道限定商品。昨日の東北限定商品と一緒に入手したもの。

 色は琥珀で、烏龍茶と同じか少し薄いかなあ?といったところ。缶を開けた瞬間、コーラのような匂いが漂う。 鼻を近づけると、黒糖のような甘い感じと、薬草のような臭みがある。
 口に含むと、その甘さと独特な薬臭さが広がる。ここまで甘くする必要があったのかなあ、と思う。 タカラのチューハイは、どれもシャープでスッキリした味わいが本来の持ち味のはず。
 この味、たとえて言えば、コーラを水で薄めて、三温糖をたくさん入れて無理に甘くした感じ。 ほんのり酸を感じるが、これはもちろんレモンだ。
 アルコール分5%、果汁3%。原材料:レモン果汁、ガラナエキス、スピリッツ、高果糖液糖、香料、 カラメル色素、酸味料。

 北海道でガラナフレーバーが人気なのだろうか。この薬臭さは、ドクターペッパーを思い出す。 こういう風味というのは、好きな人にはたまらないだろうと思う。私は、特に好きでも嫌いでもないが。
 東北限定品と同じく、缶の「W MIX」の白抜き文字の下に、北海道の地図が描かれている。


HOME  ビール・発泡酒・チューハイの部屋メニューへ戻る  このページのトップに戻る  前へ  次へ