2024年9月19日[1]
No.10861: 甘くない檸檬堂 無糖レモンとすだち / コカ・コーラ
あまくないれもんどう むとうれもんとすだち / こか・こーら
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コカ・コーラ「檸檬堂」ブランドの「甘くない檸檬堂」シリーズのラインナップに、新たに「無糖レモンとすだち」が誕生。
発売日は9月16日。
グラスに注いだ液色は、しっかり白濁。細かな気泡がグラスの中を多量立ち上っている。
香りは、杉樽の樽酒にも似たすだちの青臭い柑橘香が強い。
レモンは相対的に負けている。
味は非常に酸味が鋭く、甘味はほぼない。青臭い風味で、ジューシー感もある。
飲み進めると、その酸味がヒリヒリしてくる。アルコール感も強い。
キレは抜群。飲み込んだ後にも、キシキシした鋭い酸味、苦味とアルコール臭も残る。
果汁4%。アルコール分7%。原材料名:レモン、レモンエキス、スピリッツ(国内製造)、食塩/炭酸、香料、
酸味料、酸化防止剤(ビタミンC)。
原材料名を見て、驚いた。果汁4%ということなので、てっきりすだち果汁も入っているのかと思いきや、入っていない。
つまり、果汁はレモンで、すだちは香料ということになろう。
確かに、すだちっぽい風味を香料でつくるのは難しいことではないのかもしれないし、それが悪いことだともまったく思わない。
檸檬堂はレモン果汁をしっかり使った缶チューハイというコンセプトなのであるから、そこさえ踏み外さなければ、
今後ゆずとか、シークヮーサーとか、香料によるバリエーションは色々と考えられるだろう。
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チューハイ・カクテル等
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2024年9月19日[2]
No.10862: HOPPIN' GARAGE 映画の余韻 / サッポロ
ほっぴん・がれーじ えいがのよいん / さっぽろ
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サッポロビールがオンライン限定で展開している HOPPIN' GARAGE(ホッピンガレージ)シリーズの1本として、
昨年(2023年)10月2日から発売が開始された「映画の余韻」。
全国を旅する移動式映画館「Kino Iglu」(キノ・イグルー)代表の有坂塁さんとの企画により生まれたビールだそうである。
私が自分で購入したものではなく、当サイトのご協力者
・森康哲さんから寄贈され、飲むに至ったものである。
グラスに注いだ液色は、濁りのある淡いブラウン。
泡はベージュ色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、香ばしいロースト香と甘いカラメル香。深いが優しい。
味はまろやかな甘味+軽快な酸味。それをまとめる優しい苦味。微かなハーブっぽさが、
ミルクチョコのような甘さの中に潜む。飲み込んだ後には、少しスーッとしたミントの余韻。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、乾燥リコリス。
原材料名を見て、改めてハーブっぽいスーッとした香味の正体はリコリスであることがわかった。
しかし、言われてみればそう感じるというくらいの使い方。リコリスと聞くと、独特の味わいが強烈で食べにくいキャンディを思い浮かべるが、
こんなに上品な使い方があるか?と感心するくらい、縁の下の力持ちに徹している。
また、リコリス(甘草)で思い出すのは、ワイン好きにとってはカベルネ・ソーヴィニヨンなどの赤ワインにしばしば感じる漢方薬っぽい香味であり、
非常に馴染み深い。
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ビール
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2024年9月20日[1]
No.10863: 麒麟特製 クリアサワー <期間限定> / キリン
きりんとくせい くりあさわー / きりん
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キリン特製サワーシリーズの限定「クリアサワー」。発売日は、9月17日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。多量の細かな気泡がグラスの中を立ち上っている。
香りは、非常にジューシーで青臭い柑橘香が強い。クリアサワーという名前から、香りは強くないだろうと勝手に想像していたが、
まったく違った。
味は香りの印象通り、柚子のような風味を主体に、甘味料特有の少し間延びした甘さが感じられ、その甘さが味の分厚さをつくっている。
アルコール感は強烈。甘味は思っていたほど強くはなく、キレは悪くない。
飲み込んだ後には、穏やかな甘さと鋭い酸味、強いお酒感が残る。
無果汁。アルコール分9%。原材料名:スピリッツ(国内製造)、シトラスエキス、ユズエキス、食塩、糖類/炭酸、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
クリアサワーというわりには、適度に甘味もあるし、柚子風味でもあり、不思議な仕上がり。麒麟特製サワーシリーズは、
こういった不思議でわかりにくい風味のものが時々出現する。最近ではブランド自体の存在感も低下しているように感じるのだが、
今後どう展開していくのだろう。
そもそもキリンさんは、高アルコールチューハイをやめるという方向性を打ち出したはずなのに、
今回またこうして9%製品を投入してきたのには、どういう意図があるのだろう。
私個人的には、当サイトで何度も主張しているように、9%チューハイをやめる必要はないと考えている。
だから今回これを投入したことも、責められることではないと思う。
アルコール飲料は大人が飲むものであるから、自己責任が基本であるし、割る前の焼酎やウイスキーなど、
数十%の高アルコール製品が普通にコンビニで売られている現状を放置したまま、8%以上の缶入りR.T.D.だけを悪者扱いすることに合理性はない。
いや、缶入りはその場で飲めるから問題なのだという指摘があるかもしれないが、小ペットボトル入りで20%の焼酎をそのままその場で飲むことはできるので、
その指摘に意味はない。しかも、7%までは良くて、8%以上は悪いという線引きにも合理性はない。7%設定R.T.D.だって、十分に高アルコールである。
と、ここまで悪態をついてきたが、我々消費者が賢い消費者になることが、一番大事なことである。
アルコール飲料は、大人としての節度を持って飲みたい。それに尽きる。3%であっても、9%であっても、20%であっても。
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チューハイ・カクテル等
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2024年9月20日[2]
No.10864: ISEKADO これまで / 伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)
いせかど これまで / いせかどやびーる(にけんぢゃやもちかどやほんてん)
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イオンと伊勢角屋ビールとのコラボ商品第3弾。発売日は7月18日。
本州・四国の「イオン」「イオンスタイル」「イオンリカー」での取り扱いである。
2種があり、それぞれ「これまで」「これから」と名付けられている。
それらのうち、今日はセゾンスタイルの「これまで」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、黄色みの強い黄金色で、しっかり濁りがある。
泡は白色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りはフルーティで甘いホップ香が強い。
味は香りの印象のまま極めてジューシーで甘く軽快。苦味は当初弱そうに思うが、
実は舌の奥でしっかり苦味を感じる。
但し、ボリューム感はないので、ドリンカビリティは優れている。まさにセゾンらしいキャラクターだ。
アルコール分4.5%。原材料名:大麦麦芽(外国製造)、小麦麦芽、ホップ。
製造者:有限会社二軒茶屋餅角屋本店 三重県伊勢市神久6-8-25。
製造所:伊勢角屋麦酒 下野工場 三重県伊勢市下野町564-17。
伝統と革新が融合したISEKADOのセゾンスタイル。小麦麦芽のやわらかい口当たり、ホップのクリーンな苦味と野生酵母が醸すフルーティな香りが調和します。
すっきりとした飲み口でどの料理にも合わせやすく食卓を彩ります。
コラボ第3弾ということだが、第1弾は セッションIPA、
第2弾は セッションIPA No.2 でいずれもレビュー済。
今回は2種同時発売。伝統的なスタイルのものを「これまで」と名付け、
新たなスタイルにチャレンジしたものを「これから」と名付けている。
販売価格はいずれも税別298円と、ISEKADOさんとしては初の200円台だそうである。
安売りが至上命題であるイオングループにとって、低価格で目を引きたいという戦術なわけだが、
こんなに無理をする必要などまったくないだろうというのが、私の見解。
この品質なら、300円台後半でいい。
もちろん、安くないとインパクトがないという戦術なのだろうが、価格だけで言えば、
イオンP.B.のプレミアムビールは158円で売っているわけだから、値段でしか判断しない人にとっては、298円は普通に高い。
結局、品質をわかっている人だけが「安い」と驚き、その他の一般消費者には「少し高い商品」としか映らない。
そもそも品質をわかって購入する人は、300円台でも購入するはずなので、この298円という価格は、
一体誰に向けての設定なのだろうか。ISEKADOさんだけが上手に乗せられ、安く納入させられただけのような気がする。
全国でたくさん売ってあげるから安く納入してね、というのが、イオングループの常套手段なわけだが、
嗜好品であるビールを、しかもちゃんとしたクラフトビールを、ここまで安くする必要性は乏しいように思う。
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ビール
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2024年9月21日[1]
No.10865: ほろよい Liptonレモンティーサワー / サントリー
ほろよい りぷとんれもんてぃーさわー / さんとりー
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サントリー ほろよい から、紅茶の一大ブランド「Lipton」とのコラボによる商品が2種出た。
発売日は9月17日で、レモンティーサワーとアップルティーサワーがある。
缶に限定等の文字はないが、期間限定品とのことである。
グラスに注いだ液色は、やや黄色っぽく濁った薄茶色。細かな気泡がグラスの中を立ち上っている。
香りは、レモンの爽やかさが際立ち、しかも紅茶もしっかりと香っている。
アルコール臭はほぼ感じない。
味はいかにもレモンティー。炭酸が入っているからティーソーダではあるが、
炭酸の刺激はむしろアクセント程度であり、紅茶の豊潤さを邪魔していない。
甘味は決して弱くはないのだが、こちらも紅茶の邪魔にはなっていない。
飲み込んだ後には、紅茶らしい渋味も口に残る。
果汁1%。アルコール分3%。原材料名:レモン、紅茶、スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、香料、酸味料。
華やかな紅茶にレモンが爽やかさを添える、ちょっと贅沢なほろよいです。
ブランド名 ほろよい のすぐ下に Premium の文字があり、通常より高品質をうたっているのだが、
正式な商品名としてはプレミアムはつかないようである。
紅茶に炭酸を入れると、融合させるのがなかなか難しいのだが、本品は紅茶のもつ深みが炭酸や甘味にも負けていないので、
しっかり紅茶らしい味わいが楽しめる。これまでにも数々出てきた紅茶を用いたR.T.D.の中で、
ピカイチのクオリティではないかと思う。
大ブランドとのコラボは、その名を汚さないように最大限の注意を払わなければならないものと思われるが、
汚すどころか、本品は「さすがリプトン紅茶」と感心させられる出来映えである。
缶に書かれた Lipton の文字が目を引くし、一度飲んで気に入った方のリピートも多いのではないか。
スマッシュヒット間違いなしだろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45556DAKO#04 |
2024年9月21日[2]
No.10866: ISEKADO これから / 伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)
いせかど これから / いせかどやびーる(にけんぢゃやもちかどやほんてん)
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イオンと伊勢角屋ビールとのコラボ商品第3弾。発売日は7月18日。
本州・四国の「イオン」「イオンスタイル」「イオンリカー」での取り扱いである。
2種あるうち、昨日「これまで」を飲んだが、今日はもう1種の「これから」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いゴールド。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、ホップのフルーティさとハーブっぽさが強く感じられ、華やか。
口当たりは非常に軽快。さらっとした舌触り、華やかな香味。苦味は穏やか。
クリアで繊細な味わいだが、決して水っぽいわけではない。
アルコール分4.5%。原材料名:大麦麦芽(アメリカ製造、ドイツ製造)、米、ホップ。
製造者:有限会社二軒茶屋餅角屋本店 三重県伊勢市神久6-8-25。
製造所:伊勢角屋麦酒 下野工場 三重県伊勢市下野町564-17。
伝統と革新が融合したISEKADOのジャパニーズスタイルピルスナー。軽やかなボディとクリーンな苦味、
ホップから引き出される華やかな香りが調和します。本物のビール愛好家向けの逸品です。
新たなスタイルにチャレンジしているとのことで、「これから」と名付けられている。
飲むまでは、JAPANESE PILSNER のどこが新しいのだろう?と不思議だった。
副原料に米を用いる日本のピルスナーは(キリンラガー、アサヒスーパードライ、サッポロ黒ラベル等の伝統的ブランドがみなそうであるように)
既に世界で評価されている。
原材料名だけを見ていたらわからないが、実際に飲んでみると、
まずホップ香が非常に華やかであり、味わいの繊細さとある意味好対照をなしている。
「これから」は、こういうキャラクターのジャパニーズピルスナーもどうでしょう?という、提案と受け取った。
私は十分有りだと思う。
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ビール
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2024年9月22日[1]
No.10867: ほろよい Liptonアップルティーサワー / サントリー
ほろよい りぷとんあっぷるてぃーさわー / さんとりー
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サントリー ほろよい から、紅茶の一大ブランド「Lipton」とのコラボによる商品が2種出た。
発売日は9月17日で、缶に限定等の文字はないが、期間限定品とのことである。
昨日 レモンティーサワー を飲んだので、今日は「アップルティーサワー」のほうを飲みたい。
グラスに注いだ液色は、透明感のある薄茶色。昨日のレモンティーサワーよりも黄色要素が弱く、深い色。
細かな気泡がグラスの中を立ち上っている。
香りは、まさにアップルティー。りんごの甘酸っぱさが、しっかり芯のある紅茶の香りと調和。
アルコール臭はほぼ感じない。
味も香りの印象通り、アップルティーそのまま。
炭酸の刺激は強くなく、軽いアクセント程度。
紅茶らしい力強さというか、深みがある。
甘味はしっかり。飲み込んだ後には、紅茶らしい渋味が甘酸っぱさとともに口に残る。
果汁1%。アルコール分3%。原材料名:りんご、紅茶、スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
紅茶とアップルの爽やかさが楽しめる、ちょっと贅沢なほろよいです。
今回この Liptonティーシリーズは、飲む前から期待も大きかったが、実際に飲んでみて、
その期待を十分上回る内容であった。限定品で終わるのはもったいない。
茶葉が継続的に確保できるのであれば、ぜひ定番化したほうが良いと思う。かなりの数のファンが付くと思われる。
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チューハイ・カクテル等
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2024年9月22日[2]
No.10868: TOPVALU BESTPRICE ほろっと 巨峰&キウイ / 合同酒精
とっぷう゛ぁりゅ べすとぷらいす ほろっと きょほう あんど きうい / ごうどうしゅせい
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イオングループのP.B.である TOPVALU BESTPRICE(トップバリュ・ベストプライス)の
低アルコールチューハイ「ほろっと」シリーズに、新ラインナップ「巨峰&キウイ」が加わっている。
入手して既に数週間が経っているのだが、ようやく飲むこととなった。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いピンク色で透明感がある。細かな気泡がグラスの中を立ち上っている。
香りは、ぶどうらしい甘さと、キウイの酸っぱそうな匂いが混じり合っている。
味は香りの印象通り、甘酸っぱい。巨峰の甘いコクと渋味をベースに、
キュンとしたキウイの酸味が混じる。
巨峰だけだと甘ったるくなるところを、キウイの酸味がスッキリ感を与えているようだ。
炭酸の刺激は弱く、アルコール感も弱い。飲み込んだ後にも、甘酸っぱい風味が残る。
アルコール分3%。巨峰果汁0.6%。キウイ果汁0.5%。
原材料名:ウォッカ、ぶどう果汁、キウイフルーツ果汁、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)。
添加物:炭酸ガス、酸味料、香料、ぶどう果皮色素。
販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-4。
製造場:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
味わいバランスは良いが、甘くないわけではないので、食事と一緒というのは難しい。
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チューハイ・カクテル等
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2024年9月23日[1]
No.10869: チャミボール fresh+レモン / 眞露
ちゃみぼーる ふれっしゅ ぷらす れもん / じんろ
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ジンロ・チャミスルを使った缶チューハイが誕生。9月10日にコンビニエンスストア先行発売。
全国発売は、10月15日とのこと。
2種あるうち、まずは「fresh+レモン」を。
ベーシックなチャミスル「fresh」にレモンを合わせたR.T.D.である。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が少量グラスの中を立ち上っている。
香りは、ベースとなっている チャミスルfresh の香りと推測される少し甘そうなアルコール臭が強く、
そこにレモンの尖った柑橘香が乗っている。
味はすっきりレモンの酸味が効いており、甘味はない。
その分、アルコール感はしっかり感じられる。飲み進めても、甘くないので飲み飽きない。
キレが抜群で、飲み込んだ後には酸味と軽い苦味、しっかりアルコール臭が残る。
アルコール分7%。原材料名:醸造アルコール(国内製造)、糖類、食物繊維、レモン果汁/炭酸、酸味料、香料。
販売者:眞露株式会社 東京都港区六本木4-4-8。
製造場:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
ブランド名「チャミボール」、「スッキリ甘くない!」などの日本語や、
ハングル「참이슬」(チャミスル)の字体がかわいらしく、
主に若い人たちに受けそうな商品である。甘くないというのも、最近のトレンドを押さえている。
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チューハイ・カクテル等
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2024年9月23日[2]
No.10870: 食彩 (試飲缶)/ アサヒ
しょくさい (しいんかん)/ あさひ
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生ジョッキ缶に入ったプレミアム・アサヒ「食彩」。
特にリニューアル等ではないと思うのだが、キャンペーンのため某所で無料配布されていたため、頂いてきた。
中身は通常商品のため、味のレビューは割愛する。
既掲載記事 を参照されたい。
缶のまま飲めるのが売りの商品だが、中身を見るため、あえてグラスに注いでいる。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
缶表面にはモンドセレクション最高金賞を示す紺色のエンブレム(MONDE SELECTION 2024 QUALITY AWARD "GRAND GOLD")
が大きくプリントされ、「最高金賞の泡」の文字もある。
「試飲缶」「非売品」などの表記があり、缶裏側には「飲酒運転は法律で禁止されています。ご自宅に帰ってから冷やしてお飲みください。」
とも書かれている。
全国で同様のキャンペーンが実施されていることと思われるので、相当な数が配布されているのであろうが、
商品の原価もさることながら、必要な場所代のほか、キャンペーンに携わるスタップの方々の人件費も相当なものになる。
しかし、それを実施することによる見返りの方が大きいと期待するからこそのキャンペーンであろう。
ライバル社の新商品がヒットしたことにより、アサヒさんにも少々危機感はあるだろうし、
プレミアムビールの弱いアサヒさんにとっては、この商品を育てることの意義は大きいだろう。
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ビール
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2024年9月24日[1]
No.10871: チャミボール マスカット / 眞露
ちゃみぼーる ますかっと / じんろ
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ジンロ・チャミスルを使った缶チューハイが誕生。9月10日にコンビニエンスストア先行発売。
全国発売は、10月15日とのこと。
2種あるうち、昨日 fresh+レモン を飲んだので、今日はもう一方の「マスカット」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が少量グラスの中を立ち上っている。
香りは、甘く芳醇なマスカット。昨日飲んだ fresh+レモン と比べ、こちらはかなりシンプルである。
口に含むと、マスカットらしい甘い風味がするのだが、それはほとんど香りだけで、
舌では甘味を感じない。あっさりとした口当たりが炭酸の刺激と相まって、
ぶどうの甘いニュアンスよりもスッキリ感が勝っている。
キレが抜群で、飲み込んだ後には軽い甘味と、少し苦味も残る。
度数7%なのに、当初アルコール感をあまり感じなかったが、飲み進めると、やはり強いことが実感される。
アルコール分7%。原材料名:醸造アルコール(国内製造)、糖類、食物繊維、マスカット果汁/炭酸、酸味料、香料。
販売者:眞露株式会社 東京都港区六本木4-4-8。
製造場:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
2種飲んでみて、かなり今の流行に合った製品だと感じた。昨今の韓国料理等のブームもあって、
韓国焼酎の認知度は相当に上がっているし、くせのない仕上がりで、韓国焼酎のキャラクターをうまく活かしたR.T.D.だといえる。
かなりのファンは付くと思われるが、問題は意外に高い価格(コンビニでは160円超)と、アルコール度数であろう。
たとえば3%の製品を作り、度数が低いから安いですよということで、10円ほど安く売ることができれば(利益率は落ちるけれども)、
大きくヒットする可能性もあるのでは?と思った。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45559LSEK#14 |
2024年9月24日[2]
No.10872: エチゴビール シトラストラタエルドラドIPL / エチゴビール
えちごびーる しとらすとらたえるどらど あい・ぴー・える / えちごびーる
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エチゴビール「シトラストラタエルドラドIPL」。
発売は4月19日だったようで、もう5ヶ月経っている。
昨年出た、シトラストラタIPA の続編とも言える商品である。
グラスに注いだ液色は、やや濁りの見られる淡いゴールド。黄色みが強い印象。
泡は白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、グレープフルーツのようなやや苦さを伴った柑橘香、トロピカルフルーツの甘さに、
少し酢酸系の酸っぱさのようなものも感じる。
味は強い収斂性のある苦味とハーブのニュアンスを、フルーティな甘酸っぱさが包んでいる。
華やかなのに重みもある。まるでグレープフルーツ果汁でも入っているかのようなジューシーさなのに、
苦味がギュギュッと強い。飲み込んだ後にも、その苦味が余韻としてしっかり残る。
アルコール分5%。原材料名:大麦麦芽(イギリス製造・ドイツ製造・フランス製造)、ホップ。
製造者:新潟県新潟市西蒲区松山2 エチゴビール株式会社。
ビアスタイルは、缶に Double Dry Hopped Session IPL と書かれている。
2度ドライホッピングがなされた、度数やや低めのIPL(インディア・ペールラガー)ということであろう。
用いられているホップ自体は3種。シトラ(citra)、ストラタ(strata)、エルドラド(el dorado)の3種で、
そのまま商品名になっている。すべてのホップ名に「トラ」(またはドラ)が入っていることから、
缶には3頭の虎が描かれている。
昨年の シトラストラタIPA ではホップが2種であったが、
今回はエルドラドも加わって3種。また、昨年はエールだったが、今年はラガー酵母が用いられている。
そのため、すっきり感がありつつ、かなりモルティで、苦味の締まりも感じる仕上がり。
重たくないのに複雑。妖艶さもありつつスタイリッシュ。相反するような要素が同居しているような魅惑のビールが、
なんと300円台で楽しめるなんて、驚愕の1本と言える。
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ビール
CODE:45559SIH3#158 |
2024年9月25日[1]
No.10873: 華よい 檸檬スパークリング / キリン
はなよい れもんすぱーくりんぐ / きりん
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キリンビールから、アルコール度数3%の新チューハイブランド「華よい」が誕生。
発売日は9月24日。
3種出たが、まずは「檸檬スパークリング」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。細かな気泡がかなり多くグラスの中を立ち上っている。
香りは、非常にフレッシュ感がありジューシーで苦味も強そうなレモン香。
同社の氷結シリーズを思わせる、しっかり芯のある香りである。
味はレモンなのにほんのり甘く、炭酸の舌触りも若干優しく、穏やかな飲み心地。
もちろんアルコール感も弱い。レモンの酸と苦味がアクセントになり、
甘味を幾分か引き締めてくれる。
飲み込んだ後には、甘味、苦味、若干刺すような酸味が残る。
アルコール分3%。果汁0.6%。原材料名:レモン果汁、スピリッツ、レモン浸漬酒、食塩、糖類(国内製造)/炭酸、
酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
低アルコールR.T.D.は、各社から時折投入されるが、サントリー ほろよい を除いて、
一大ブランドにまで育った例はあまりない。昨今、いわば低アルコールのブームだといえども、
味わい的にもインパクトの弱い低アルコールは、人々の記憶に残りにくい。
そもそも低アルコールを選ぶ購買層は、アルコール飲料そのものへの執着が弱く、
べつにお酒なんか飲まなくても・・と思いがちな人が多いのではないだろうか。
「華よい」というブランド名も、どうしても ほろよい を連想させてしまい、オリジナリティーを感じない。
キリンさんとしては、今後高アルコールR.T.D.(麒麟特製など)をどうする?という問題もあり、
代わりに低アルコールが育ってくれれば、高アルコールから撤退する道筋がつくと考えているのかもしれないが、
そんなに上手に売上を補えるとは思えない。
失礼ながら、この新ブランドが大きく育つとは考えにくく、早晩撤退するのではないかと思ってしまう。
この懸念が外れればいいのだが。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45560DAKO#01 |
2024年9月25日[2]
No.10874: 氷結 シチリア産レモン / キリン
ひょうけつ しちりあさんれもん / きりん
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キリン 氷結シリーズが新しくなっている。今年(2024年)5月製造分からのリニューアルである。
但し、中身が新しくなったのは3種(レモン、グレープフルーツ、九州産ゆず)であり、
他はパッケージのみの刷新となっている。
今日はまず「シチリア産レモン」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。多量の細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、氷結らしくジューシーで甘酸っぱいレモン香。弾けるように鮮烈。やや人工的というか、わざとらしさもそのまま。
味は、極めてスッキリ。香りに感じた甘酸っぱさはあるが、苦味が引き締め役となり、過度にジューシーになるのを抑えている。
アルコール感はほどほど。飲み込んだ後には、鋭い酸味と苦味が口に残る。
アルコール分5%。果汁2.7%。原材料名:レモン果汁、レモンエキス、ウォッカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
シチリア島で収穫されたレモンを主に使用した、みずみずしくスッキリ爽快なおいしさをお楽しみください。
缶には「低温抽出エキス増量で果実のみずみずしいおいしさが更にUP!」とのリニューアルポイントの説明もある。
氷結らしいジューシー感は残しつつ、最近の売れ筋を意識したスッキリ後味も目指し、
欲張った味指向となっている。ただ、氷結ファンは適度に甘味もあって飲みやすいチューハイを求めていると考えられ、
あまり変化しすぎると支持を失う懸念もあることから、過度にトレンドに寄り添う必要はない。
そのギリギリあたりを攻めていることが感じられる絶妙なリニューアルだと感じた。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45560DAKO#RN05 |
2024年9月26日[1]
No.10875: 華よい 白桃スパークリング / キリン
はなよい はくとうすぱーくりんぐ / きりん
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キリンビールから、アルコール度数3%の新チューハイブランド「華よい」が誕生。
発売日は9月24日。
3種出たうち、昨日 檸檬スパークリング を掲載済。今日は2種目として「白桃スパークリング」を。
グラスに注いだ液色は、ほんのり濁りのある薄黄色。細かな気泡がかなり多くグラスの中を立ち上っている。
香りは、香料で桃らしくつくりました!という、わかりやすく人工的な白桃香。べつにこの製品に限ったことではなく、
こういう作り物っぽい桃風味は多い。非常に華やかで甘い香りである。
味は香りの印象通り、甘く優しい。炭酸のピリピリした刺激が甘さを抑制する役割となっているものの、
基本的には甘味中心。アルコール感はもちろん弱い。
飲み込んだ後にも、華やかな甘さが残る。
アルコール分3%。果汁1.9%。原材料名:もも果汁、スピリッツ、もも浸漬酒、食塩、糖類(国内製造)/炭酸、
酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
昨日飲んだ檸檬スパークリング同様、どうにも記憶に残りにくい味わいで、大ヒットするイメージが湧かない。
近年の高アルコールバッシングもあって、世間では低アルコールR.T.D.をもてはやす風潮があり、
各社ともそこに勝機を見いだしているのかもしれないが、私はこの分野のパイは小さいと見ている。
理由はいくつかあるが、低アルコールであってもお酒はお酒であり、健康のために摂取する物ではなく、多飲の弊害は変わらないということに、
そのうち皆気づくだろうこと。元来のお酒好きがこぞって低アルコールにシフトするとは考えにくいこと。
低アルコールの主たる購入者はお酒が飛びきり好きというわけではないため、他に興味が移れば容易にお酒離れするであろうこと。
そもそもやさしい味わいの商品が主体となり、個性を際立たせにくいため、マニアを生みにくいこと。
以上のような観点で、私は低アルコールR.T.D.市場は早晩じり貧とならざるを得ないと考えており、
既にブランドが確立されている サントリーほろよい に追随したり、凌駕するブランドを育てるのは難しいと思うわけである。
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チューハイ・カクテル等
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2024年9月26日[2]
No.10876: 氷結 グレープフルーツ / キリン
ひょうけつ ぐれーぷふるーつ / きりん
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キリン 氷結シリーズが新しくなっている。今年(2024年)5月製造分からのリニューアルである。
但し、中身が新しくなったのは3種(レモン、グレープフルーツ、九州産ゆず)であり、
他はパッケージのみの刷新となっている。
今日は「グレープフルーツを飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、微かに黄色っぽく濁りが見られる。
細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、昔ながらのグレフルチューハイらしく、ガムのように甘いグレフル香だが、酸味もありそうだ。
味はキリッと引き締まり、香りの印象ほど甘くない。苦味主体。酸味もしっかり。
甘味はかなり抑えられている。
飲み込んだ後には、軽い苦味、酸味と、ほんのり甘味も残る。
アルコール分5%。果汁4.2%。原材料名:グレープフルーツ果汁、グレープフルーツエキス、ウォッカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
ホワイトとルビーのグレープフルーツを使用した、みずみずしくスッキリ爽快なおいしさをお楽しみください。
従来品 と比較すると、今回新たにグレープフルーツエキスを使うようになったようだ。
その恩恵かどうかわからないが、ヒリつくような酸味が強調されたように思う。
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チューハイ・カクテル等
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2024年9月27日[1]
No.10877: 華よい 葡萄スパークリング / キリン
はなよい ぶどうすぱーくりんぐ / きりん
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キリンビールから、アルコール度数3%の新チューハイブランド「華よい」が誕生。
発売日は9月24日。
3種出たうち、既に 檸檬スパークリング、白桃スパークリング を掲載済。
今日は3種目として「葡萄スパークリング」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、透明感のあるごく淡い紫色。細かな気泡がかなり多くグラスの中を立ち上っている。
香りは、ころっと甘い葡萄香だが、幾分かシャープで、酸味も効いていそうな香りである。
味は香りの印象通り甘味が強いが、酸味も感じられる。炭酸の刺激がピリピリときて、
アルコール感は弱いので、チューハイというよりは、グレープソーダである。
飲み込んだ後には、甘味とともにぶどうっぽい若干の渋味も残る。
アルコール分3%。果汁2.8%。原材料名:ぶどう果汁、スピリッツ、ぶどう浸漬酒、食塩、糖類(国内製造)/酸味料、炭酸、
香料、ブドウ果汁色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
3種の中では一番ジュースっぽいため、一番ファンがつきそうな感じがする。とにかく低アルコールR.T.D.は、
酒臭さを排除し、できるだけソフトドリンクに近づけるほうがいい。へたにチューハイっぽい味に仕上げると、
支持が広がらないおそれがある。なぜなら、このような製品は、元来の酒好きをこちらに振り向かせる戦術(それはとてつもなく困難)をとるのではなく、
お酒に馴染みのない層にお酒の楽しさを伝えることを目的とすべきだからである。
甘くて、飲みやすくて、スタイリッシュ。それらすべての条件を兼ね備えている サントリーほろよい が、
低アルコールR.T.D.の教科書的存在だ。しかし、真似をすれば単なる二番煎じで終わってしまう。
考えれば考えるほど、この分野を広げる余地など、もう残されていないように感じる。ジュースっぽいという意味では、
ホワイトソーダやメロンソーダ、コーラ味などは良いと思うが、そのあたりは既にサントリーさんが着手済なので、
なかなか難しいであろう。
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チューハイ・カクテル等
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2024年9月27日[2]
No.10878: グレフルマニア オリジナル / アサヒ
ぐれふるまにあ おりじなる / あさひ
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アサヒ グレフルマニア「オリジナル」。
この製品を飲む前に、明らかにしておくべきことがある。
まず、終売品であること。昨年(2023年)4月11日に、九州エリア限定で試験的に発売されたもので、
「グレフルマニア」ブランド自体が、その後全国展開されることなく終了してしまった。
だから、ここで今紹介しても、誰の参考にもならないわけだが、
ひとえに当サイトの商品網羅性、酒の百科事典を目指すという姿勢から取り上げるものである。
本品は、当サイトのご協力者・森康哲さん
が保管されていた商品をお裾分け頂いたものであり、なんと賞味期限が半年前に切れている。
よって、もしかすると健全な状態ではないかもしれないことを前提に、飲むものである。
賞味期限は消費期限ではないため、直ちに健康被害の可能性があるものではないが、
味わってみて健全な状態でなければ、直ちに飲むのを中止する
(但し、これまでの経験上、缶飲料は半年程度ではほとんど変質しないであろうことは推測される)。
私はサイト運営上、このようなことを行うのであり、皆さんが真似をすることは決してお勧めしない。
その点はぜひご理解頂きたい。
以上を踏まえ、飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁った薄黄色。この濁りゆえ、炭酸の気泡はあまり見えない。
香りはしっかり深く、苦味の強そうなグレフル香。果汁本来の香りに、上手に香料の香りをブレンドしているよう。
かなりジューシーな印象だが、少し人工的。
味は香りの印象そのまま。苦味主体で酸味も強めだが、甘味は弱い。
グレープフルーツの魅力がうまく表現され、フルーティな味わい。
飲み込んだ後には、強い苦味と若干ヒリヒリするような酸味が残る。
肝心の品質だが、まったく劣化を感じなかった。今日買ってきた物と言われても、まったくわからない。
アルコール分5%。果汁8%。原材料名:ウオッカ、グレープフルーツスピリッツ、グレープフルーツ果汁(イスラエル製造)、
発酵果汁(グレープフルーツ、西洋なし)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
原材料名を見て気づいたが、発酵果汁が使われている。おそらく、香りに感じた若干人工的な感じは、
発酵果汁特有の香り(発酵臭)であった可能性がある。香料のわざとらしさかと早合点したが、そうではないかもしれない。
この「オリジナル」は、甘さを抑えて苦味主体であり、大人な味わいと言える。
今の若い方々は当然知らないと思うが、昔、メルシャン STING(当サイトに19年前掲載)
という甘くないグレフル味のR.T.D.があったが、あの味を彷彿とさせる仕上がりである。
テスト販売で成功しなかったものを、後付けで批判的に論評するのはたやすい。
「ジューシーなのに苦いという味わいが支持を広げられなかった」というように。
しかし、私が思うに、販売エリアの選定を誤った可能性がある。この「オリジナル」は甘くないが、
ラインナップに「スイート」などがあるため、甘い物を好む傾向がある九州エリアを選定したと、アサヒさんは当初説明していた。
もし、東京で大量に無料配布してみたら、結果は違っていたかもしれない。
昔流行った言葉でいうと、スノッブなスタイルを好む人たち
(以前なら西麻布、最近で言うと奥渋谷あたりをテリトリーとするような人々)に受ける可能性がある。
下町の酎ハイとは対極に位置する商品だからだ。ただ、その場合、ブランド名は再考する必要がある。
G.F.M.とか、Deep Bit.とか、一見して意味がわからないブランド名が良い(今気づいたが、GINON はそれに近い)。
結局、"Asahi RTD INNOVATION 2025"と高らかに歌ってテスト投入された新しい4ブランドのうち、
全国販売に漕ぎ着けたのは、ジンベースの GINON だけであった。2025年を待たずして、3ブランドが失敗に終わったことになるが、
売り方下手な、言い換えれば、ハッタリをかますことが不得手なアサヒさんの姿勢が災いした面もある。
特にこのグレフルマニアの躓きは残念である(「横丁ダルマサワー」は、もとより高評価はできない。
「まろハイ」は飲んでいないのでわからない)。
良い物が売れるとは限らないし、売れたからといって良い物とは限らない(注:メーカーさんにとっては、売れた物は良い物である)。
そんな摂理を思わざるを得ない製品である。
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チューハイ・カクテル等
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2024年9月28日[1]
No.10879: バドワイザー Bud X 缶
ばどわいざー Bud x かん
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かなり前に入手してあったものだが、"Bud X World Tour" と書かれた缶。
中身は Budweiser(バドワイザー)であろうが、見慣れないものであったため購入。
調べてみると、Budweiser が以前から行っている音楽イベント Bud X World Tour を告知するための缶で、
今年6月6日から応募を開始していたもの。
もう既にイベント自体も終了しているようだが、この商品は、まだコンビニ店頭などで見かける。
中身は通常の Budweiser なので、味のレビューは割愛。
アルコール分5%。原材料名:麦芽、ホップ、米。原産国名:韓国。輸入者:AB InBev Japan合同会社 エービーインベブジャパン。
住所・引取先:東京都渋谷区渋谷2-24-12。
このようなイベント告知用デザイン缶まで網羅しようとするとキリがないので、当サイトでは基本的に追いかけることはしないのだが、
今回のように店頭でたまたま出くわしてしまった場合は、入手することもある。
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チューハイ・カクテル等
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2024年9月28日[2]
No.10880: グレフルマニア ソルティ / アサヒ
ぐれふるまにあ そるてぃ / あさひ
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昨日、アサヒ グレフルマニア オリジナル を飲んだ。
昨年(2023年)4月に九州エリア限定でテスト販売された後、終売となってしまったブランドである。
今日飲むのは、シリーズの「ソルティ」だが、賞味期限が半年ほど前に切れてしまっているのは、
昨日の製品と同じである。
そのことを踏まえた上で、こちらも飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁った薄黄色。この濁りゆえ、炭酸の気泡はあまり見えない。
香りは昨日のオリジナル同様、しっかり深く、苦味の強そうなグレフル香。
発酵臭のようなものが感じられる点も一緒。
味は香りの印象通りジューシーで深みのあるグレフル味。苦味主体で酸味も強い。
ほんのりとした甘味があるが、これが塩の正体だろうか。
飲み込んだ後には、強い苦味と軽い甘味、そして若干ヒリヒリするような酸味も残る。
賞味期限超過ながら、まったく劣化を感じなかった。
アルコール分7%。果汁3%。原材料名:ウオッカ(国内製造)、グレープフルーツスピリッツ、グレープフルーツ果汁、
食塩、糖類/炭酸、酸味料、香料。
昨日の オリジナル(アルコール5%)と比べ、こちら「ソルティ」は7%である。
しっかりお酒を感じるが、甘味をもっと抑制すべきだったかもしれない。
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チューハイ・カクテル等
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