ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.11021−11040


 HOME  ビール・発泡酒・チューハイの部屋メニューへ戻る  前へ  次へ

2024年12月29日
No.11021: ザ・プレミアム・モルツ <ジャパニーズエール> 夜香る黒エール <限定> / サントリー
 ざ・ぷれみあむ・もるつ よるかおるくろえーる <げんてい> / さんとりー
サントリー ザ・プレミアム・モルツ 夜香る黒エール サントリー ザ・プレミアム・モルツ 夜香る黒エール review
 サントリー ザ・プレミアム・モルツ 香るエール の限定派生商品「夜香る黒エール」。 発売日は、12月24日。

 グラスに注いだ液色は、微かに透過性があるかな?という程度の黒色。 泡はベージュ色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちもとても良い。
 香りは、やや乳酸っぽいニュアンスを伴うロースト香。穏やかに香り、優しい味わいが想像される。
 口当たりも柔らかい。苦味はマイルドで、ロースト感も強くない。 まろやかでふんわりと甘い味わい。軽快な飲み心地。 飲み込んだ後にも、穏やかな苦味と渋味が残る。
 アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造、国内製造)、ホップ。

 カラッとした香ばしさとかろやかな余韻を愉しめる黒エールです。
 濃色エールだが、柔らかく、苦味が穏やかなので、飲み疲れない。 既存製品では、プレモル黒 が存在しているが、あちらはラガーで力強く、豊かな味わいなので、 それと好対照をなす製品と言える。
種別 ビール
CODE:45655SEST#05
2024年12月30日
No.11022: シメイ ホワイト缶 CHIMAY WHITE
 しめい ほわいとかん
シメイ ホワイト缶 シメイ ホワイト缶 review
 トラピスト(修道院)ビールとして有名な銘柄 シメイ の「ホワイト」だが、 缶入りが発売されたので、買ってみた。発売日は、10月15日。

 グラスに注いだ液色は、濁りのあるしっかりめの黄金色。泡はやや黄色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちもとても良い。
 香りは、ヨーグルトあるいは乳酸飲料のような甘酸っぱさ。
 味も基本的には香りの印象通りの甘酸っぱさが強いのだが、苦味もかなり強烈。なおかつスパイシー。 分厚いボディ感と伸びやかな味わい。飲み進めると、苦さの方がどんどん増幅してくる感じ。 飲み込んだ後には、その収斂性ある苦味が舌の両側奥に居座るとともに、ミルキーでフルーティな甘酸っぱさが余韻として残っている。
 アルコール分8%。原材料名:麦芽、ホップ、スターチ、糖類、香辛料。 原産国名:ベルギー。輸入者及び引取先:三井物産流通グループ株式会社 東京都港区西新橋1-1-1。
 フルーティーでスパイシーな味わいと、軽やかなホップの苦味が特徴のブロンドエール。缶内二次発酵でフレッシュな口当たり。
 缶内二次発酵、すなわち酵母が残存しているので、製造から日が経つと、発酵が進んで味わいが変化することが予想される。 今回飲んだものは、賞味期限が2025.6.30となっているため、まだ製造からそんなに日は経っていないように思われる。 ゆえに、フレッシュな味わいが保たれていたようだ。
種別 ビール
CODE:45656SIUM#76
2024年12月31日
No.11023: 全農 岡山白桃&瀬戸内レモンサワー / 全国農協食品(国分グループ本社共同開発)
 ぜんのう おかやまはくとう あんど せとうちれもんさわー / ぜんこくのうきょうしょくひん
全農 岡山白桃&瀬戸内レモンサワー 全農 岡山白桃&瀬戸内レモンサワー review
全農 岡山白桃&瀬戸内レモンサワー
 全農「岡山白桃&瀬戸内レモンサワー」。
 セブンイレブンで発見して購入したものだが、発売日等不明。これまで、全農のこのシリーズは、セブンイレブンにて先行発売ということが多いので、 今回も同じパターンであることが推測される。
 当サイトで前回取り上げたのは 2022年だったが、もしかするとその間にも出ていたのかもしれない。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色で、ややオレンジがかっている。ネクターのようである。 気泡は少なく、炭酸は弱そう。
 香りは、レモンの酸っぱそうな感じが強く、桃は奥ゆかしい。 だからあまり甘ったるい感じはない。
 味はもちろんレモンの酸が強めではあるが、白桃の甘さも同時に感じられる。 どちらも負けていない。甘さも酸っぱさもともに強く、良いバランスで同居。 飲み込んだ後にも、酸と甘味がともに余韻として残る。
 岡山県産白桃ピューレ 広島県産レモン果汁・和梨果汁使用。 果汁12%。白桃ピューレ8%以上、レモン果汁2%以上、和梨果汁2%以上(製品に占める割合)。アルコール分3%。 原材料名:桃ピューレ(白桃(岡山県産))、レモン果汁(レモン(広島県産))、和なし濃縮果汁(和なし(広島県産))、 糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)、ウオッカ、難消化性デキストリン/炭酸、酸味料、ビタミンC。
 販売者:全国農協食品株式会社 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-32-10。 製造所:三幸食品工業株式会社 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。 この商品は、全農グループと国分グループ本社が共同開発した商品です。

 瀬戸内の穏やかな気候で育まれた「晴れの国」岡山県産の白桃は、芳醇な香りと繊細で上品な甘味が特長。 直射日光が当たらないように袋をかけて大事に大事に育てられています。果皮が薄く、美しい白さが自慢です。 そんな美しい白桃を主役として、爽やかな酸味の広島県産レモンの果汁と、みずみずしさが自慢の和なし果汁を加え、 瀬戸内地方の恵みが詰まったサワーができました。
 和梨が使われているとは気づかなかった。白桃の甘さだけではない伸びやかさがあるのはそのためかと、 後になってみればそんな感じもする。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45657SEST#UK
2025年1月1日
No.11024: ニッポンのシン・レモンサワー 祝福の神レモン <限定> / サッポロ
 にっぽんのしん・れもんさわー しゅくふくのかみれもん <げんてい> / さっぽろ
サッポロ ニッポンのシン・レモンサワー 祝福の神レモン サッポロ ニッポンのシン・レモンサワー 祝福の神レモン review
サッポロ ニッポンのシン・レモンサワー 祝福の神レモン
 サッポロ ニッポンのシン・レモンサワー の限定「祝福の神レモン」。 発売日は、12月17日。

 グラスに注いだ液色は、しっかりと白濁。この濁りゆえ、気泡はあまり見えない。
 香りは、このシリーズに共通の、ジューシーでコクのありそうなレモン香。乳酸的な香りも感じられる。この点もシリーズ共通。
 味は甘みがかなり抑えられ、非常にシャープな酸味が立つ。味わいの厚みは今ひとつ。 レモンの刺激が強調され、尖りながらもすっきりとした飲み口。 飲み込んだ後には、ヒリヒリとした酸味と軽い苦味が残る。
 果汁8%。アルコール分5%。 原材料名:レモン果汁(アルゼンチン製造、イタリア製造)、レモンペースト、ウォッカ、糖類/炭酸、酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC)。
 レモンのプロ、ポッカサッポロと協働開発。
 レモンの風味をよくするシトロンコンフィを使用した「祝福の神レモン」が新登場
 名前からして新年向けの商品と思われるが、サッポロ製品らしいレモンの存在感が強調された、しっかり味わいの濃いレモンサワーである。
 私個人の嗜好としては、サッポロ社がプロデュースする数々の濃い味のレモンサワーはあまり好みではないので、 このようなサイトを運営していなければ積極的に買おうとは思わない。しかしそれは、単に私の好みの話であり、 そうやって好き嫌いがはっきりと分かれる製品を送り出しているサッポロさんの戦略は正しいと言える。
 マス層に受けるような缶チューハイなら、既にキリン氷結とか、サントリー196シリーズ、あるいはこだわり酒場シリーズとか、 コカ・コーラ檸檬堂など、ライバルが多すぎる。R.T.D.部門で後塵を拝しているサッポロさんにとって、 群雄割拠のレッドオーシャンに乗り出すのは得策ではない。むしろ飲み手を選ぶ商品を投入するのが、正しいやり方だと思う。
 だから、濃いめのレモンサワーとか、ニッポンのシン・レモンサワー のように、グループ会社のポッカサッポロの協力を得て、 レモンを強調した味わいに特化したほうがいい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45658LSEK#15
2025年1月2日
No.11025: 和歌山県産 有田みかんサワー / アシードビバレッジプラス
 わかやまけんさん ありだみかんさわー / あしーどびばれっじぷらす
アシード 有田みかんサワー アシード 有田みかんサワー review
アシード 有田みかんサワー
 近所のセブンイレブンでみつけた、アシード「有田みかんサワー」。
 調べてみても情報がなく、店舗限定なのか、そもそも発売日はいつなのかもわからない。 「和歌山有田の伊藤農園」の文字がある。

 グラスに注いだ液色は、かなり人工的な黄色。やや濁りがある。 無果汁のオレンジドリンクみたいな色である。
 香りは非常に控えめ。あえて香料で香りを立てていない、自然な柑橘香。 だから、甘さも、酸っぱさも、苦さも、全部控えめではないかと感じる。
 味は香りの印象から一変して、酸味と甘味がしっかり感じられる。アルコール感は弱い。 ジューシー感はあまりないが、それはあえて強調していないからで、自然なみかん風味と言える。 見た目が人工的だなどと言ったことを反省したいくらい、ナチュラルな味。 飲み込んだ後には、ややシャープな酸、穏やかな甘味、軽い苦味が残る。
 果汁10%。和歌山有田産温州みかん使用。アルコール分3%。 原材料名:うんしゅうみかん果汁(うんしゅうみかん(和歌山県産))、ウオッカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料。
 缶裏に、次の長い説明文がある。
 四百年以上の歴史を持つみかんの名産地、和歌山有田。
 全国有数のみかん生産量を誇る和歌山県。中でも古くから栽培が行われていた有田は海と山に囲まれており、 その山のほぼ全てがみかん畑。人が住む平地もみかん畑で、山と町中にみかん畑が広がる、全国的にも珍しい地域です。 有田の段々畑で、太陽をいっぱい浴びて育つ「紀州有田みかん}は、長きにわたりたくさんの方々から愛され続けています。
 糖類による甘味が強いのがやや気になるものの、温州みかんらしい控えめな風味がよく表現されているチューハイだとは言える。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45659SETS#UK
2025年1月3日
No.11026: WATTA シークヮーサー Alc.7% / オリオン
 わった しーくゎーさー あるこーる7ぱーせんと / おりおん
オリオン WATTA シークヮーサー Alc.7% オリオン WATTA シークヮーサー Alc.7% review
 オリオンのチューハイシリーズ WATTA に、アルコール7%シリーズが投入されている。
 発売は8月27日だったので、もう4か月程度経っているが、ようやく取り上げる。 従来、このWATTAシリーズは基本がアルコール5%だったので、少しストロングなタイプということである。
 シークヮーサーと、無糖シークヮーサー の2種あるが、まずはスタンダードな「シークヮーサー」から。

 グラスに注いだ液色は、わずかに濁りのある薄黄緑色。多量の細かな気泡がグラスの中に見える。
 香りは、シークヮーサーらしく青臭く、適度にジューシー感もある。
 味は強めの苦味とすっきりした酸味。甘味はほんのり。 最初はそんなに強くないと感じるが、飲み進めると、アルコール臭さのようなものが実感される。 飲み込んだ後には、強めの酸味、苦味、アルコール臭が残る。
 アルコール分7%。果汁1%。沖縄県産シークヮーサー果汁使用。 原材料名:シークヮーサー果汁、シークヮーサーエキス、シークヮーサーウォーター、ウォッカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。 販売者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。 製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
 オリオン社のチューハイ製品は、オエノングループの製造会社に製造委託する形が定着しているが、 これによって生産量を確保し、全国へ流通させることが可能となっているようである。 そのため、近年では数量限定品を全国販売するケースも増えている。ただ、本品のようなWATTAの通年ラインナップは、 今のところオリオン社の通常販売エリア(沖縄県及び奄美群島地区)に限定されている。他地域では、 ネット通販を利用するか、沖縄県のアンテナショップ等で購入することになる。
 ところで、昨今、アルコール飲料各社が高アルコールR.T.D.の販売を取りやめる旨の宣言をしているが、 その先鞭をつけたのが、オリオン社である。
 WATTAは当初、9%製品を通年ラインナップに加えていたが、消費者の健康を考え、適正飲酒の観点から、2019年に9%の製造を停止した。 当時は一つの英断として賞賛されもしたが、これが大きな流れになることはなかった。 ビール大手各社がこれに追随する姿勢を見せるのは、少し時間が経ってからのこと。 2024年に入り、アサヒ、サッポロの2社が率先して製造中止を宣言。その後、キリンも検討することを発表するに至った。
 3%程度を主軸にするというのならまだわかるが、大手各社は5%位を標準としつつ、 7%製品も普通に継続している(しかもまだ9%を完全に排除したわけでもない)現状をどう説明するのだろう。
 7%は高アルコールではない、という暗黙の取り決めでもあるのだろうか。 その上で、オリオン社も7%を今回改めて投入することになったのか。 ちなみに、8%のタカラcanチューハイと7%の焼酎ハイボールを主力商品としている宝酒造は、高アルコールR.T.D.をやめる旨の宣言はしていないようである。
 やはり高アルコールに対する根強いニーズがあり、出せば売れるから、やめると言ってはみたものの、売上をみすみす放棄するのはもったいない。 それなら、落とし所は7%だと、こんなところではないのか。
 ちなみに7%製品を500ml飲むと、9%製品を350ml飲むよりもアルコール摂取量は多くなるので、ご注意を。 その点、WATTAは500ml(ロング缶)を投入していないので大丈夫だが。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45660WALIUM#129
2025年1月4日
No.11027: WATTA 無糖シークヮーサー 7% / オリオン
 わった むとうしーくゎーさー 7ぱーせんと / おりおん
オリオン WATTA 無糖シークヮーサー 7% オリオン WATTA 無糖シークヮーサー 7% review
 8月27日に発売された オリオン WATTA アルコール7%シリーズ。
 シークヮーサーと、無糖シークヮーサー の2種あるうち、昨日既に シークヮーサー のほうを掲載しているので、 今日はもう一方の「無糖シークヮーサー」を。

 グラスに注いだ液色は、わずかに濁りのある薄黄緑色。多量の細かな気泡がグラスの中に見える。
 昨日の無糖でない製品と同様、香りは、シークヮーサーらしく青臭く、適度にジューシー感もある。
 味も香りの印象通り青臭さ満載で、しっかり苦く、酸味も強い。無糖なので、もちろん甘味はない。 アルコール感はしっかり。飲み進めると、酸がヒリヒリと感じられるようになる。
 アルコール分7%。果汁1%。沖縄県産シークヮーサー果汁使用。 原材料名:シークヮーサー果汁、シークヮーサーピールエキス、ウォッカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。 販売者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。 製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
 やはり、高アルコールで無糖は、酒呑みの最も好む組み合わせであろう。シークヮーサー特有の酸味と苦味は、 冬の鍋物などにはぴったりである。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45661WALIUM#130
2025年1月5日
No.11028: natura そのままパッションフルーツ <限定> / オリオン
 なちゅら そのままぱっしょんふるーつ <げんてい> / おりおん
オリオン natura そのままパッションフルーツ オリオン natura そのままパッションフルーツ review
オリオン natura そのままパッションフルーツ
 オリオン natura(ナチュラ)シリーズの「そのままパッションフルーツ」。 発売日は、10月29日であった。

 グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。非常に細かな気泡が液中に見える。
 香りは、なぜかココナツみたいな甘い雰囲気がある。パッションフルーツは相当に酸が鋭いイメージがあるが、 むしろトロピカルで甘い香りがする。
 味は確かに酸味が鋭いが、オレンジのようなジューシー感がかなりある。甘味が適度に付けられているため、 酸っぱすぎることはない。香料無添加のため、香りが非常に控えめなのであろう。 飲み込んだ後にも、自然な酸味が残る。
 アルコール分5%。果汁3.7%。香料無添加。 原材料名:パッションフルーツ果汁、パッションフルーツエキス、ウォッカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、ビタミンC。
 販売者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。 製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
 缶裏に、次の説明文がある。
 おいしさの秘密は果実をそのまま搾汁したストレート果汁。 煮詰めた果汁を水で薄めた濃縮還元果汁よりも果汁本来の繊細な香りが楽しめます。 まずは香りを、そして果汁感あふれる飲み心地を楽しんで。
 なお、この商品の販売エリアは「全国」とされており、オリオン社の通常のテリトリーである沖縄県等に限定していない。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45662WALIUM#13
2025年1月6日
No.11029: −196 無糖 ダブル レモン Alc.7% / サントリー
 いちきゅうろく むとう だぶる れもん あるこーる7ぱーせんと / さんとりー
サントリー 196℃ 無糖 ダブルレモン Alc.7% サントリー 196℃ 無糖 ダブルレモン Alc.7% review
 サントリー −196(イチキューロク)「無糖ダブルレモン」が新しくなっている。 11月中旬以降順次リニューアルということであったが、ようやく出回ってきているようである。

 グラスに注いだ液色は、しっかりと白濁。気泡は細かく、そんなに多くはない。
 香りは、弾けるようにフレッシュなレモン香で、これは従来品と変わらない。 酸味と苦味が強そうである。
 味はまったく甘くない。まず、強い苦味を。次に強烈な酸味が感じられる。 アルコール感もとても強い。飲み進めると、はっきりと酸っぱいと感じられ、苦味も口に残る。
 アルコール分7%。レモン果汁1%。レモン浸漬酒使用。 原材料名:レモン、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC)。
 リニューアル前と何が変わったかと言えば、アルコール度数が6%から7%へと強化された。 無糖チューハイは酒好きに支持されることから、度数を高めたのだろう。どういうわけか、 ギリギリ高アルコールとは言われない7%(ということになっているらしい)の設定が、ちょうど良い落とし所と考えたに違いない。
 196ブランドでは、9%のストロングシリーズをまだ存続させているが、世論の動向を見ながら、ストロングに対して厳しい意見が今よりもっと強まれば、 仕方なく撤退させ、7%を代替品として打ち出していくのだろうか。 反対に、もしストロングバッシングが収まれば、9%を継続させる余地を今のところ残しているのではないかとも考えられる。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45663DAEE#RN01L
2025年1月7日
No.11030: 泡盛ハイボール <数量限定> / オリオン
 あわもりはいぼーる <すうりょうげんてい> / おりおん
オリオン 泡盛ハイボール オリオン 泡盛ハイボール review
オリオン 泡盛ハイボール
 オリオンの数量限定「泡盛ハイボール」。発売日は12月10日。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が多量グラスの中を立ち昇っている。
 香りは、甘くクリスピーで泡盛らしが、あまり強くは香らず、奥ゆかしい。
 味も香りの印象通り、大人しくクリアな飲み心地だが、奥深い旨みを感じる。 アルコール感は穏やか。キレが良いのだが、飲み込んだ後にはしっかり泡盛らしい香味が残る。
 アルコール分5%。泡盛10年古酒使用。原材料名:泡盛(沖縄県製造)/炭酸、酸味料。 販売者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。 製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
 沖縄の伝統的なお酒「泡盛」の中でも3年以上熟成させたものは"古酒(クース)"と呼ばれ、 「沖縄の宝」とも称されます。 『泡盛ハイボール』は、10年もの歳月をかけて熟成させた貴重な古酒だけを使うことにこだわった贅沢なハイボール。 泡盛古酒の旨みと芳醇な香りが広がる爽快な味わいをご堪能ください。
 当サイトでは、2022年に発売された時に一度掲載しているが、今回も中身は変わっていないようであった。 但し、製造者は変更されている。
 アルコール5%設定については、賛否の分かれるところではないだろうか。酒呑み視点から言うと、 8%くらいに設定してくれたほうが、もっと泡盛らしい芳醇さが楽しめるのではないかと思うのだが、 より間口の広い製品とするための5%設定なのかもしれない。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45664WALIUM#28
2025年1月8日
No.11031: 高知ゆずサワー / KALDI COFFEE FARM
 こうちゆずさわー / かるでぃこーひーふぁーむ
KALDI 高知ゆずサワー KALDI 高知ゆずサワー review
KALDI 高知ゆずサワー
 KALDI COFFEE FARM で売られている「高知ゆずサワー」。
 当サイトで前回取り上げたのは2020年だったので、およそ5年ぶりとなる。缶は変わっているが、中味はどうだろうか。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濁った薄黄色。グラスの向こう側が見えない。気泡も見えない。
 香りは青臭いが、かなりジューシー。酸味と苦味が強そうである。
 味は香りの印象通り、酸が刺すように強く、苦味も強い。甘味は控えめ。ゆずらしい青臭い香味が広がる。 アルコール感はほどほど。 飲み込んだ後には、強い酸味、苦味、軽い甘味が口に残る。
 アルコール分5%。果汁5%。 原材料名:果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、ウォッカ、ゆず果汁、オリゴ糖シロップ/炭酸、酸味料。 販売者:株式会社キャメル珈琲 東京都世田谷区代田2-31-8。 製造所:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。
 缶裏に、次の説明文がある。
 高知県 四国山脈の土佐山地区はたっぷりの太陽の光、山あいならではの寒暖差、水はけの良い土壌で、 香り高い「ゆず」が育ちます。 ゆずをぎゅっと搾っただけの贅沢な果汁を使い、果実味たっぷり、爽やかに仕上げました。 まさにゆずそのもの大人テイストです。
 前回飲んだ時の私自身の記述を見ると、もう少し甘味が強かったようであったが、今回飲んだものは、かなり引き締まっていた。 消費者の嗜好の変化に合わせて、味も変えているのだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45665KDES#UK
2024年1月9日[1]
No.11032: ほろよい 白桃とみかん <限定> / サントリー
 ほろよい はくとうとみかん <げんてい> / さんとりー
サントリー ほろよい 白桃とみかん サントリー ほろよい 白桃とみかん review
 サントリー ほろよい の限定「白桃とみかん」。発売日は、1月7日。 昨年も同時期に出ていたものである。

 グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。 細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
 香りは、いかにも香料的な甘い白桃香。みかんはほとんどわからない。
 味は、白桃の甘さだけでなく、オレンジっぽい酸のシャープさが少しある。 そのため、甘ったるくならずに済んでいるようだ。 全体的にコクはなく、アルコール感も弱く、あっさりしている。飲み込んだ後には、柔らかい甘味が残る。
 果汁1%。アルコール分3%。 原材料名:桃、みかん、スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
 中味は、昨年 から変わっていないようであった。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45666DAKO#02
2025年1月9日[2]
No.11033: WATTA エンダーオレンジ <数量限定> / オリオン
 わった えんだーおれんじ <すうりょうげんてい> / おりおん
オリオン WATTA エンダーオレンジ オリオン WATTA エンダーオレンジ review
オリオン WATTA エンダーオレンジ
 オリオン WATTA シリーズの数量限定「エンダーオレンジ」。エイアンドダブリュ沖縄(株)とのコラボによる商品である。
 2020年から継続的に販売されているようであるが、今回の発売日は、11月26日。

 グラスに注いだ液色は、透過性のある濃いオレンジ色。細かな気泡がグラスの中を立ち上るのが見える。
 香りは、果汁感のない駄菓子のようなオレンジ香。実際にはオレンジ果汁が使われているものの1%なので、 ほぼ香料と思われる。
 味も香りの印象通りジューシー感はなく、人工的な甘酸っぱさ。オレンジ果汁とはほど遠い。 飲み込んだ後にも、しっかりと甘味が残る。
 アルコール分3%。果汁1%。エイアンドダブリュのオレンジドリンク濃縮液使用。 原材料名:ウォッカ、オレンジ果汁、オレンジドリンク濃縮液、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、着色料(黄5、黄4)。
 販売者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。 製造所:沖縄ボトラーズ株式会社 沖縄県国頭郡本部町字伊豆味163。
 以前飲んだ時は、もっと甘味がくどかったように思うのだが、記憶違いだろうか。 オリオン社のニュースリリースで見る限り、中味が変わったとは書かれていない。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45666WALIUM#44
2025年1月10日
No.11034: マルカワ オレンジフーセンガムチューハイ / 富永貿易
 まるかわ おれんじふーせんがむちゅーはい / とみながぼうえき
マルカワ オレンジフーセンガムチューハイ マルカワ オレンジフーセンガムチューハイ review
 年末頃、ドン.キホーテで偶然みつけたもの。 PPIH(パンパシフィックインターナショナルホールディングス)先行発売と書かれていた。発売日等は不明。
 昔から駄菓子屋などでよく見かけるロングセラー「マルカワのフーセンガム」(球状風船ガムが4粒小箱に入って売られている)をイメージしたチューハイで、 オレンジとグレープの2種がある。
 2種のうち、まずは「オレンジ」から飲んでみたい。

 グラスに注いだ液色は、透過性のある薄オレンジ色。黄色に近い。 粉末オレンジドリンクを水に溶かしたような色。細かな気泡が少量グラスの中を立ち上るのが見える。
 香りも見た目の印象に違わず駄菓子っぽい。果汁感などまるでなく、とことん人工的。
 味も香りの印象通り、果汁感はない。人工的に付けられた甘味に、不自然な薬品みたいな風味。 これはおそらく、ガムを噛んだ時に感じる甘味に似せるための技巧だと思われる。 酸味は弱く、アルコール感も弱い。目隠しして飲んだら、とてもオレンジとは感じないだろう。
 果汁2%。アルコール分3%。 原材料名:オレンジ果汁、スピリッツ、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/炭酸、酸味料、ビタミンC、香料、甘味料(スクラロース)、カロテン色素。
 販売者:富永貿易株式会社 神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。 製造場:株式会社チェリオ中部 愛知県小牧市大字河内屋新田字下岩蔵杁510番の1。
 いかにも人工的な甘味だけでなく、ガムに似せるようなどこか薬品っぽいような風味もあって、少しやり過ぎの感がある。 缶チューハイとしておいしいか?と問われると、かなり厳しい。
 あくまでもマルカワのフーセンガムを彷彿とさせる、いわばノスタルジーを掻き立てる商品であるところに存在意義がある。 しかし、それ以上の商品ではない。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45667DQES#UK
2025年1月11日[1]
No.11035: マルカワ グレープフーセンガムチューハイ / 富永貿易
 まるかわ ぐれーぷふーせんがむちゅーはい / とみながぼうえき
マルカワ グレープフーセンガムチューハイ マルカワ グレープフーセンガムチューハイ review
 年末頃、ドン.キホーテで偶然みつけたもの。 PPIH(パンパシフィックインターナショナルホールディングス)先行発売と書かれていた。発売日等は不明。
 駄菓子屋でよく見かけるロングセラー「マルカワのフーセンガム」(球状風船ガムが4粒小箱に入って売られている)をイメージしたチューハイで、 オレンジとグレープの2種がある。
 2種のうち、昨日 オレンジ を掲載済。今日はもう一方の「グレープ」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、透過性のあるくすんだ薄紫色。 ロゼワインのようにも見える色。細かな気泡が少量グラスの中を立ち上るのが見える。
 香りは、よくあるぶどう味チューハイのような、甘いがコクはあまりなさそうなぶどう香。 少しだけ薬品っぽい感じがするのは、昨日飲んだオレンジと同様なのだが、こちらはそれほど強くないので、 チューハイの香りとして違和感がない。
 味は見た目の印象通り、果汁感はなく、人工的。 甘味主体ではあるが、くどいほどの甘さではなく、抑制が効いている。 酸味はあまり感じないので、少し間延びしている。アルコール感は弱い。 飲み込んだ後には、穏やかな甘味と、微かに渋味も残る。
 果汁2%。アルコール分3%。 原材料名:ぶどう果汁、スピリッツ、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/炭酸、酸味料、カラメル色素、香料、アントシアニン色素。
 販売者:富永貿易株式会社 神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。 製造場:株式会社チェリオ中部 愛知県小牧市大字河内屋新田字下岩蔵杁510番の1。
 昨日掲載した オレンジ のほうにはかなり厳しいコメントを書いてしまったが、 こちら グレープ のほうは普通によくある ぶどうチューハイであり、 果汁感のなさも含めて、奇抜さのない、ありふれた低アルコールR.T.D.だと感じた。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45668DQES#UK
2025年1月11日[2]
No.11036: サッポロ黒ラベル 第101回箱根駅伝缶 / サッポロ
 さっぽろくろらべる だい99かいはこねえきでんかん / さっぽろ
サッポロ黒ラベル 第99回箱根駅伝缶 サッポロ黒ラベル 第99回箱根駅伝缶 review
サッポロ黒ラベル 第99回箱根駅伝缶
 毎年、年末年始に向けて投入される サッポロ黒ラベル「箱根駅伝缶」。 今年の発売は11月26日であった。
 記念すべき100回大会であった昨年の缶は入手できなかったので、 当サイトでは2年ぶりの掲載である。

 中身は通常の黒ラベルなので、味のレビューは割愛する。
 アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
 缶には、出場校名が記載されている。
 青山学院大学、駒澤大学、城西大学、東洋大学、國學院大學、法政大学、早稲田大学、創価大学、帝京大学、大東文化大学、 立教大学、専修大学、山梨学院大学、日本体育大学、中央学院大学、中央大学、日本大学、東京国際大学、神奈川大学、順天堂大学、関東学生連合。 以上の20大学+1(学連)である。
 なお、箱根駅伝の正式名称は、缶にも書かれているとおり「東京箱根間往復大学駅伝競走」である。
種別 ビール
CODE:45668SEST#46
2025年1月12日[1]
No.11037: TEEDA WHITE ラムトニック / ヘリオス酒造
 てぃーだ・ほわいと らむとにっく / へりおすしゅぞう
ヘリオス TEEDA WHITE ラムトニック ヘリオス TEEDA WHITE ラムトニック review
ヘリオス TEEDA WHITE ラムトニック
 沖縄ヘリオス酒造がつくる TEEDA WHITE なる国産ラムを用いたR.T.D.「TEEDA WHITE ラムトニック」。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。非常に細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
 香りは、ラムというよりは、甲類焼酎にライムのようなやや青臭い柑橘香をほんのりとつけた、いわゆるプレーンチューハイのよう。
 味も香りの印象通り、酸味がまず立ち、甘味はほんのり。同時にアルコール臭さが感じられる。 香りに感じた青臭さがアクセントになっている。キレが良く、飲み込んだ後には、穏やかな甘さと青臭い柑橘香が残る。
 シークヮーサー果汁1%。アルコール分5%。 原材料名:ラム(沖縄県製造)、糖類、シークヮーサー果汁/炭酸、酸味料、苦味料、香料。 製造者:ヘリオス酒造株式会社 沖縄県名護市字許田405。
 沖縄の太陽<ティーダ>を思わせる国産クラフトラム「TEEDA WHITE」を使用したすっきりドライなラムトニックです。
 青臭い柑橘香の正体は、シークヮーサーであった。それが、ラム本来の持つアルコール感を凌駕しているような感じがした。 もちろん、この度数設定だからであろうが、軽快で飲みやすく、すっきりした後味に仕上がっている。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45669DQES#UK
2025年1月12日[2]
No.11038: トリスハイボール缶 / サントリー
 とりすはいぼーるかん / さんとりー
サントリー トリスハイボール缶 サントリー トリスハイボール缶 review
 トリスハイボール缶が新しくなっている。12月下旬から順次リニューアルとのこと。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。注いでいる当初は、多量の気泡がグラスの中で踊り、その後は非常に細かな気泡が立ち上っている。
 ウイスキーの香りは基本的に大人しい。ふんわり甘く、樽香なども特にない。
 味も香りの印象通り、非常に軽快でクリア。酒臭さがほとんどない。爽やかというより、コクがない。 後味も非常にすっきり。
 アルコール分7%。レモン浸漬酒使用。果汁0.1%。 原材料名:ウイスキー(国内製造)、レモンスピリッツ、レモン、糖類/炭酸、酸味料、香料。
 ニュースリリースでは、今回のリニューアルを次のように説明している。
 中味は、食事に合う爽快な味わいはそのままに、「トリス〈クラシック〉」ならではのまろやかな後味を実現しました。 パッケージは、白を基調に「トリスハイボール」という商品名を目立たせたデザインに仕上げました。
 缶にも"SMOOTH & CLEAR FINISH"とあるが、これは巧みな表現である。 確かになめらかで透明感ある後味だが、つまりはパンチもなくてコクもない。 まあ、飲みやすい仕上がりなので、普段ウイスキーを飲み慣れない人にはぴったりかもしれない。 ウイスキー好きが購入することはあまりないと思うので、これでいいのだとは思う。
 従来品は、もう少しレモンが目立っていたように思うが、その点も尖りというものがなくなり、 さらさらした飲み口になった。飲みやすさを極めたハイボール缶だと言うことができる。 ただ、飲みやすいけど度数が7%もあるので、注意したほうがいい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45669DAEE#RN12L
2025年1月13日[1]PAN>
No.11039: 私のル レクチエサワー <限定出荷> / 宝酒造
 わたしのるれくちえさわー <げんていしゅっか> / たからしゅぞう
タカラ 私のル レクチエサワー タカラ 私のル レクチエサワー review
タカラ 私のル レクチエサワー
 イオングループ限定商品の「私のル レクチエサワー」。
 検索しても確かな発売情報は得られなかったが、当サイトで以前に掲載しているものの再発売と見られる。 パッケージも変わっている。

 グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、洋梨の甘く高貴な香り。上品で自然な感じである。
 味は香りの印象とは異なり、甘味が抑えられている。 洋梨らしい妖艶な味わいではあるのだが、苦味がしっかりあり、引き締まった味。 飲み込んだ後にも、軽い苦味がほのかな甘味とともに残る。
 ルレクチエ果汁2%。アルコール分4%。厳選宝焼酎使用。 原材料名:西洋なし(ル レクチエ)、焼酎(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料、増粘剤(ペクチン)。

 マスターソムリエ 高野 豊 監修
 1903年故郷のフランスから新潟に渡り開花したル レクチエ、その香り華やかさと味わいの優しさが表現された上品なサワーです。
 高野豊 … 農業系ソムリエとも呼ばれ、講師やレストランや販売業のコンサルタントのほか、ワイナリーの立ち上げに携わる。
 飲んでみて、中身は変わっていないように思われた。原材料なども一切変わっていない。
 西洋なしの王様ともいえる ル レクチエの魅力が良く表現された、上品な仕上がりである。
 イオングループでは、「私の○○サワー」の名で、こうして時折限定品が投入される。 店頭でもあまり大々的に売られている様子はないし、グループ全ての店舗で取り扱われているわけでもない。 これまでにも、近所の店では見たことがないのに、大きなイオンモールに行ったら売られていたということが度々あった。 今回もそうである。だから、当サイトでもすべてを網羅できているわけではない。
 安売り商品とは一線を画した内容なので、大量に売れることはないのかもしれないが、一定の支持があるからこそ、シリーズ継続しているのだろう。 最近は男性でも若い方を中心に甘いチューハイにも抵抗はないようだから、幅広い層に受けるに違いない。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45670AEIT#UK
2025年1月13日[2]
No.11040: トリスハイボール缶 美味しい濃いめ / サントリー
 とりすはいぼーるかん おいしいこいめ / さんとりー
サントリー トリスハイボール缶 美味しい濃いめ サントリー トリスハイボール缶 美味しい濃いめ review
 トリスハイボール缶が新しくなっている。12月下旬から順次リニューアルとのこと。
 昨日、スタンダードな トリスハイボール缶 を掲載したが、今日は姉妹品の「美味しい濃いめ」を飲んでみたい。

 グラスに注いだ液色は、透明感あるゴールド。濃いめという商品名の通り、昨日飲んだ通常版よりも濃い。 注いでいる当初は、多量の気泡がグラスの中で踊り、その後は非常に細かな気泡が立ち上っている。
 香りも、通常版よりもしっかり強い。ただ、トリスらしいふんわり柔らかな甘い香りであり、それが少し分厚くなっている。 樽香などは特に感じない。
 味もしっかり甘いが、アルコール感はそれほど強烈ではない。濃いめでありつつ、クリアさも残す。 後味もとろっとして甘い。
 アルコール分9%。果汁0.1%。 原材料名:ウイスキー(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料。
 ニュースリリースでは、今回のリニューアルを次のように説明している。
 中味は、「トリス〈クラシック〉」由来の深い余韻を引き立たせるため、レモンを使用しないシンプルな味わいに仕上げました。 パッケージは、本格感のある黒の色合いや、「トリス」が昔から愛されているブランドであることを表現する「classic」「since 1946」の文字はそのままに、 より商品名が大きく目立つデザインにリニューアルしました。
 上記ニュースリリースの説明にあるように、レモンを使っていない。リニューアル前には使われていたので、 これは大きな変化である。当時の私のレビューでも、レモンのキュンとした酸味がアクセントになっていると記している。 今回はそれがまったくなくなり、ウイスキーのキャラクターがそのまま出るような仕上がりとなっている。
 なお、香料を使っていないのは、従来品から既にそうであった。あくまでもウイスキー本来の風味を大切にしたいというコンセプトだろう。
 こうして見てくると、トリスハイボール缶の姉妹品とはいえ、異なるコンセプトの下で商品設計されていることがわかる。 濃いめだけあって、若者向けの気軽なR.T.D.ではまったくない。さりとて、本格的なウイスキー好きに向けた商品でもない。 ベースがトリスなので、ウイスキーマニアには選ばれない。ということは、廉価で早く酔いたい人向けの商品だといえる。 でもそういう消費者って、実は相当多い。お小遣いの少ないお父さん世代が、その代表例だ。
 高アルコールR.T.D.に批判的な目が集まっている昨今、この製品は決して飲みやすいとは言えないので、 甘いチューハイとは別枠の製品だと言える。サントリーさんも、そこを踏まえ、自信を持って送り出したのではないか。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:45670DAEE#RN12L

 HOME  ビール・発泡酒・チューハイの部屋メニューへ戻る  前へ  次へ