2025年4月5日[1]
No.11181: サントリー生ビール / サントリー
さんとりーなまびーる / さんとりー
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「サントリー生ビール」が新しくなって既に3か月ほど経つが、その最新版をまだレビューしていなかった。
12月下旬製造分からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、よく盛り上がり、泡持ちも良い。
香りは、従来品とほぼ変わらず、穀物っぽい地味な香りが中心。わずかにホップ香が感じられる。
味は極めてクリア。苦味は弱く、飲みごたえもないが、かすかにふわっと甘いようなニュアンスがある。
キレは抜群。後味もすっきり。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、コーン、糖類。
サントリー社のニュースリリースでは、味について次のような説明がある。
中味は、ダイヤモンド麦芽の特長をこれまで以上に引き出す仕込条件を見出すことで、“グッとくる飲みごたえと飲みやすさ”が進化。
「生ビール」の味わいをさらに感じていただける、“カラダに沁みわたるようなうまさ”を目指しました。
なんだかよくわからない説明だが、一層クリアで飲みやすい味になったようだ。そう言われてみれば、
尖りのようなものがさらに削り取られた印象はあるが、正直なところほとんど違いはわからなかった。
このビールが誕生したときからの売りは、苦味を好まない人にも飲みやすいキャラクターであると思われるので、
さらに進化したと言えるだろうか。
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ビール
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2025年4月5日[2]
No.11182: みなさまのお墨付き やさしいサワー ナマイキすりおろしりんご / 西友(製造者:三幸食品工業)
みなさまのおすみつき やさしいさわー なまいきすりおろしりんご / せいゆう
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スーパー西友のP.B.みなさまのお墨付き の「やさしいサワー」シリーズ。
私の日常生活圏内に同店がないため、ふだんは入手する機会がないのだが、
昨年秋に、仕事先でたまたま西友があり、購入した。
今日飲むのは、昨日の すなおな温州みかん に続いて2本目「やさしいサワー ナマイキすりおろしりんご」。
グラスに注いだ液色は、ほんのりと白濁。細かな気泡がグラスの中を立ち上るのが見える。
香りは、甘味の強そうなりんご香で、すりおろしというだけあって、生っぽい。そこにアルコール臭が乗る。
味は香りの印象以上に甘味がだらっとして強い。なぜこんなに甘くしたのだろう?と訝しく思うくらいに、不自然な甘味。
アルコール感は弱い。フルーティというよりは、演出されたフルーティさという感じ。
飲み込んだ後にも、だらっとした甘味料の甘味が口に長く残る。
アルコール分3%。国産りんご果汁2%。
原材料名:醸造アルコール(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖、りんご果汁、りんごピューレ、食塩/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
販売者:株式会社西友 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-12-10。
製造所:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。
一言で言ってしまえば、不自然な味づくり。
近年、こうした仕上がりはあまり受けないと思うのだが、
昔ながらのコンセプトがアップデートされないまま継続されているP.B.なのだろうか。
それとも、あえてクラシカルなところを狙ったレトロ缶チューハイと捉えたらいいのだろうか。
開発意図の理解しづらい商品である。
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チューハイ・カクテル等
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2025年4月6日[1]
No.11183: −196 無糖 ダブル シークヮーサー / サントリー
いちきゅうろく むとう だぶる しーくゎーさー / さんとりー
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サントリー −196(イチキューロク)無糖シリーズの定番品のうち、ダブルグレープフルーツ、ダブルシークヮーサー、
オレンジ&レモンが新しくなっている。今年1月下旬以降順次リニューアルとのこと(但し、オレンジ&レモンはパッケージのみの刷新)。
入手できたものから取り上げる方針で、今日は「ダブルシークヮーサー」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、かすかに白濁。細かな気泡が、グラスの中に少量見える。
香りは、青臭く、かつジューシーな感じもある柑橘香。
味は酸味が鋭く、甘味はほぼない。苦味は強い。アルコール感はしっかり。
飲み進めると、強い酸味がさらに舌先に強く刺すように感じられる。
アルコール分7%。シークヮーサー果汁0.1%。シークヮーサー浸漬酒使用。
原材料名:シークヮーサー、ウオツカ(国内製造)/酸味料、炭酸、香料。
リニューアル前と比べ、アルコール度数が6%から7%へと強化された。無糖ですっきりとキレがあり、
酒飲み指向の味わいが進化したと言える。
ストロングチューハイが悪者にされる中、7%はギリギリセーフという謎のコンセンサスが出来上がっているようなので、
そこまで攻め込んだ製品と言えるだろう。
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チューハイ・カクテル等
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2025年4月6日[2]
No.11184: みなさまのお墨付き やさしいサワー おすましラ・フランス / 西友(製造者:三幸食品工業)
みなさまのおすみつき やさしいさわー おすましら・ふらんす / せいゆう
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スーパー西友のP.B.みなさまのお墨付き の「やさしいサワー」シリーズ。
私の日常生活圏内に同店がないため、ふだんは入手する機会がないのだが、
昨年秋に、仕事先でたまたま西友があり、購入した。
今日飲むのは、昨日の ナマイキすりおろしりんご に続いて3本目「やさしいサワー おすましラ・フランス」。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色に近いが、微かに白濁。細かな気泡がグラスの中を立ち上るのが見える。
香りは確かに洋梨だが、砂糖水をたくさんまぜたかのように甘い。ジューシーと言うよりは人工的。
味は香りの印象以上に甘味がだらっとして強い。昨日飲んだ すりおろしりんご と同様、不自然な甘味。
果汁感とはほど遠い。アルコール感は弱い。飲み込んだ後にも、だらっとした甘味料の甘味が口に長く残る。
アルコール分3%。山形県産ラ・フランス果汁1%。
原材料名:果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、ウオッカ、西洋なし果汁、食塩/炭酸、香料、酸味料、甘味料(アセスルファムK)、ナリンジン。
販売者:株式会社西友 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-12-10。
製造所:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。
やさしいサワーシリーズを3本連続して飲んできたが、どれも不自然な仕上がりで、フルーティーさとはほど遠い。
いくら格安のP.B.とはいえ、これでは多くのファンを創出することは難しいのではないかと率直に感じた。
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チューハイ・カクテル等
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2025年4月7日[1]
No.11185: 翠ジンソーダ 柚子搾り <限定> / サントリー
すいじんそーだ ゆずしぼり <げんてい> / さんとりー
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サントリー 翠ジンソーダ「柚子搾り」。発売日は、4月1日。
昨年(2024年)6月に限定品として出され、好評だったために、
およそ4か月後の 同年10月に再度限定販売。
その時も売れ行き好調だったようで、今回めでたく通年品に昇格した。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。微かに濁りがあるかな?という程度。
多量の気泡がグラスの中を立ち上るのが見える。
香りは、青臭い柑橘香がふわっと香る奥に、ジン特有のジュニパーベリーの香りがしっかりと存在。
味はほんのりと甘さがある。ここで少しあれっ?と思うのだが、基本キャラクターはレギュラーの翠ジンソーダと同じく、
シャープな味わいで、キレがある。アルコール5%ながら、飲みごたえは十分。
飲み込んだ後には、若干の甘さとジンらしい香味が残る。
柚子果汁0.1%。柚子浸漬酒使用。アルコール分5%。プリン体0mg。
原材料名:スピリッツ(国内製造)、柚子、糖類/炭酸、酸味料。
和素材(柚子・緑茶・生姜)を使用した翠ジンソーダに、更に、柚子をひと搾りすることで、柚子の風味を引き立てました。
ベースのジン「翠」には元々柚子が使われているため、爽やかな香味が特徴なのだが、さらにゆず果汁を用いることで、
柚子風味を際立たせている。これなら、ジュニパーベリー100%のジンは苦手だという人にも、飲みやすい。
アサヒGINONが、ジンであることをあえて主張せず、チューハイもどきの顔をすることで成功したのに対し、
こちら翠ジンソーダシリーズは、ジンであることをしっかりアピールしているのに、クセが弱く飲みやすいという、
意外なキャラクターが受けたのだと思う。
「翠」の成功は、ジンの味わいを日本人の味覚に合う方向に設計した点にあり、その開発コンセプトに忠実に、
さらに大衆化アレンジを施したのが、この製品である。本家・翠ジンソーダ缶よりも、むしろ本品の方が将来性というか、
伸びしろがあるように思う。
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チューハイ・カクテル等
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2025年4月7日[2]
No.11186: LEO / SINGHA CORPORATION
リオ / シンハー
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当サイトのご協力者・森康哲さん
(森康哲のブログ 運営者)から寄贈されたもの。
タイの人気ビール LEO の最新版とのこと。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。泡はやや粗く、当初は盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは非常に軽快。基本的に地味だが、微かにホップ香が感じられる。
味も香りの印象通り、基本的にすっきり軽快。甘味などほぼない。苦味も弱い。さらっとした喉越しでキレが良く、
飲み込んだ後にも苦味などをほぼ残さない。
アルコール分5%。
現地販売品のため、残念ながら原材料等の缶表記は読み取れず、わからないが、
麦芽、ホップのほかは副原料として米、糖類が使われているようである。
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ビール
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2025年4月8日
No.11187: 金麦 晩酌サワー / サントリー
きんむぎ ばんしゃくさわー / さんとりー
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サントリーの新ジャンル・金麦の派生商品「晩酌サワー」。発売日は、4月8日。
グラスに注いだ液色は、極めて淡い黄金色。
泡は純白できめ細かく、当初はかなり力強く盛り上がるが、泡持ちはあまり良くない。すぐに減衰する。
香りは、柑橘のような爽やかさが強調されているが、基本はコクのないビールのよう。
味は香りの印象通り、ビールっぽいコクの部分が削ぎ落とされ、華やかな香りと甘味が強調されたやや不自然な味。
口に入れたとき、砂糖水のように甘いのに、舌の奥ではビールっぽい苦味を感じる。
それらの要素がかなり分裂気味に共存している。飲み込んだ後には、甘味と苦味が口中に残る。
アルコール6%。麦芽使用率25%未満。香料・甘味料不使用。レモンドロップホップ一部使用。
原材料名:麦芽、ホップ、糖類(国内製造)。
贅沢麦芽と厳選したホップでつくったサワーのように飲みやすい爽やかな金麦
この製品は、昨年10月に「キンムギサワー」の名で先行発売されたものの正式商品化だと思われる。
ピルスナーのような日本の従来のビールの持つ苦味が苦手だという若者が多いという現状を踏まえ、
ビールの苦味を軽減させ、その代わりにホップの持つ柑橘系の香りを強調し、爽やかに仕立てたもので、
まるでサワー(チューハイ)のような軽やかさのある薄いビールといった味わいになっている。
先行発売されたとき、私はこの商品の定番化は厳しいのではないかと感じ、そのようにコメントした。
しかし、予定通り正式販売となったわけだが、これがそんなに多くの人に受けるのか、やはり疑問に思う。
おそらくサントリーさんの意図としては、飲みやすいこの製品でビールっぽい味わいに慣れてもらい、
次は本家金麦に手を伸ばしてもらいたいといったところだろうが、
そのようなビール系飲料の導入部としての役割を、この製品は果たせるだろうか。
そもそも爽やかな柑橘風味が欲しければ、レモンサワーを飲んだら良いわけで、
無理矢理ビール系飲料の世界に引っ張り込んだとしても、消費拡大につながるとは思えない。
上記のように考える私が浅はかなのだろうか。サントリーさんの戦略はもっと綿密でしたたかなのだろうか。
この製品がどれだけ定着するのか、現段階の私には計りかねるところがあるので、興味深く見守りたい。
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発泡酒
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2025年4月9日
No.10643: 焼酎ハイボール 強烈サイダー割り <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる きょうれつさいだーわり <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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タカラ焼酎ハイボールの限定「強烈サイダー割り」。
発売日は、4月8日。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。
大粒の気泡がグラスの中で踊り、その後も多量立ち上るのが見える。
香りは、まさにサイダー。甘いが、爽やか。ベースにはアルコール臭。
味は香りの印象とは異なり、極めてシャープ。
甘い風味なのに、舌では甘さを感じない。炭酸のピリピリした刺激とアルコール感は強烈。
軽い苦味を伴い、キレは抜群。飲み込んだ後には、ふんわり甘い香りが残る。
アルコール分7%。無果汁。プリン体0。糖質0。甘味料0。
原材料名:焼酎(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
東京下町の大衆酒場で生まれたといわれている"焼酎ハイボール(酎ハイ)"。
その元祖チューハイの味わいを追求したキレ味爽快な辛口チューハイです。
タカラ「焼酎ハイボール」史上最強の炭酸と甘くない爽やかなサイダーの味わいをお楽しみください。
毎年この時期に出ているため、前回発売は、昨年4月。
中身は変わっていないようである。
完成度の高い製品で、すっかり定着している。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45756DAEE#01 |
2025年4月10日
No.11189: −196 無糖 アセロラダブル <限定> / サントリー
いちきゅーろく むとう あせろらだぶる <げんてい> / さんとりー
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サントリー −196(イチキューロク)無糖シリーズの限定「アセロラダブル」。
発売日は、4月8日。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いピンク色。微かに濁りがあるようにも見える。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、非常に酸っぱそうなアセロラの香りそのもの。混じりけのない感じ。
味は香りの印象通り酸味が非常に強く、甘味は極めて弱い。無糖というだけあって、非常にシャープ。
アルコール感は強い。飲み進めると、さらに酸っぱさを強く感じる。
飲み込んだ後にも、口中に酸味が残る。
アセロラ果汁0.4%。アセロラ浸漬酒使用。アルコール分7%。原材料名:アセロラ、ウオツカ(国内製造)/酸味料、炭酸、香料、ビタミンC、野菜色素。
この無糖シリーズでのアセロラは初登場のようである。
既視感があったが、ブランドリニューアル以前の ストロングゼロシリーズ(9%)で、何度か投入されていたからである。
アルコール9%のストロングゼロシリーズは、まだ終売には至っていないものの、
世間的な風当たりが強いことから、季節限定品などの投入を控えているようである。
そのため、7%の無糖シリーズがその代わりを務めている。
甘くないことで、7%でも十分なアルコール感が得られるように思うので、
今後も無糖シリーズは有効に活用されていくのではないかと思われる。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45757SET3#02 |
2025年4月11日
No.11190: 贅沢搾り PREMIUM マスカット / アサヒ
ぜいたくしぼり ぷれみあむ ますかっと / あさひ
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アサヒ 贅沢搾り PREMIUM「マスカット」。発売日は、4月8日。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールドで、微かに濁りがあるようにも見える。細かな気泡がグラスの真ん中を立ち上っている。
香りは、甘く高貴な白ぶどう香。しっかりと濃い印象。
味は香りの印象通り甘味が極めて強いが、それを制するように強い酸味もある。両者強いので、あまり爽やかではない。
ジューシー感は抜群。アルコール感は弱い。飲み進めると、果汁の濃厚さがさらに実感され、飲み込んだ後にも強い甘酸っぱさが口に残る。
アルコール分4%。果汁21%。
原材料名:ウオッカ、ぶどう果汁(マスカットオブアレキサンドリア)(オーストラリア製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
缶に限定の文字がないことから、新たな通年品としての販売のようである。
ぶどうといえば、ということで、アサヒさんが保有している Weich's(ウェルチ)のブランドロゴが大きく描かれているため、
信用力は絶大。しかも、ウェルチといえば濃厚な味だというのも容易に想像しうるので、販売戦略として非常に有用である。
近年人気のある無糖とか、酒場風などとは一線を画したこの高果汁、濃厚路線は、アサヒさんのR.T.D.戦略上、極めて重要なものである。
最近好調の GINONばかりに肩入れせず、この路線をこそ大事にして欲しい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45758DAEE#03 |
2025年4月12日[1]
No.11191: アマハガン ウイスキーハイボール / 長浜浪漫ビール
あまはがん ういすきーはいぼーる / ながはまろまんびーる
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4月8日にコンビニエンスストア先行発売となった「アマハガン ウイスキーハイボール」。
近年はちょっとしたウイスキーブームとなり、幅広い世代で缶入りハイボールを飲むことが日常化したことで、
新手のハイボール缶が次々登場している。この商品も私は発売を知らず、店頭でたまたま遭遇したものだが、
「アマハガン」という耳慣れないブランドのため、興味深く購入。
もっとも、興味があろうがなかろうが、初めて目にしたものは必ず購入しているわけであるが。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。ハイボール缶としては標準的。非常に細かな気泡がグラスの中を立ち上っている。
香りは、甘く柔らか。大人しいブレンデッドウイスキーだ。
モルトの甘さが繊細なニュアンスを帯び、少しピーティーな香りが加わる。
味も香りの印象通り、品が良い。甘味、辛味、いずれにも偏らず、良く言えば中庸。悪く言えば没個性。
だが、それゆえに飲みやすく、万人受けする味。
アルコール感はしっかり。嫌みのない後味。100円台の安売りハイボールとは一線を画す味わい(価格は税別298円)。
アルコール分7%。原材料名:モルト、グレーン、スピリッツ(国内製造)/炭酸。
販売者:長浜浪漫ビール株式会社 滋賀県長浜市朝日町14-1。製造場 三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。
缶裏に次の説明がある。
長濱蒸溜所がウイスキー造りにとって最も重要な工程である「ブレンド」に焦点を当て生み出した「AMAHAGAN」シリーズから着想を得て、
長濱蒸溜所のモルト原酒を活かしながらハイボールに最適な複数の海外原酒をブレンドしました。
長濱蒸溜所原酒由来の力強さとハイボールならではの爽快感をお楽しみください。
長濱蒸溜所
滋賀県長浜市の琵琶湖の畔で2016年よりウイスキーの生産を開始。日本で最小規模の蒸溜所はシングルモルトの他に海外原酒の熟成・ブレンドも行っております。
厳しい寒暖差のある長浜で創意工夫し、想いを込めてウイスキーは造られています。
プレスリリースに、次のテイスティングコメントがある。
トップノートにはバニラや蜜を想わせる甘い香りが感じられ、それを炭酸が引き立てることで、心地よい爽快なアロマが広がります。口に含むと、フルーティな香りに加えて、モルトウイスキー由来の力強い味わいが口いっぱいに広がります。次第に塩キャラメルを想わせるソルティー且つピーティーなアクセントも。一日の疲れを癒してくれる心地よい余韻が続きます。
甘いトップノートは、その通り。モルトウイスキー由来の力強い味わいが感じられるかというと、私はそこまで力強いとは感じなかった。
むしろ繊細で、それが魅力だと思った。塩キャラメルとの表現は、言われてみればそんな感じもなくはない。
ただ、塩気よりもピーティーさを私は強く感じた。全体にやや感じ方の違いはあるものの、概ね近い感想ではあった。
なお、耳慣れない「アマハガン」(AMAHAGAN)というブランド名は、ナガハマ(NAGAHAMA)のアルファベット表記をひっくり返したものであった。
シャレのようだが格好良く聞こえるのが不思議。
蒸溜所で造られたモルト原酒と輸入ウイスキーをブレンドしているので、ジャパニーズウイスキーではないが、
日本的で繊細な仕上がりである。缶デザインも、なかなかセンスが良い。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45759LSEK#04 |
2025年4月12日[2]
No.11192: 黒猫 Organic chocolate mint stout / 太極舎・暁ブルワリー
くろねこ おーがにっく・ちょこれーとみんとすたうと / たいきょくしゃ・あかつきぶるわりー
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2 |
サッポロビールがオンライン限定で展開している HOPPIN' GARAGE(ホッピンガレージ)における2024年商品の一つとして、
太極舎・暁ブルワリーの製造した「黒猫」Organic chocolate mint stout。
私が自分で購入したものではなく、当サイトのご協力者
・森康哲さんから寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、やや濁りがあって、グラスの向こう側が見えない深い黒色。泡は濃いブラウン。
鮮度が落ちているせいなのか、泡は当初あまり盛り上がらなかったが、かなり高いところから落としてようやく盛り上がる状況。
従って、泡持ちもあまり良くない。
香りは、スタウトらしいスモーキーな香りの上に、ミントのスーッとした香りが乗っている。
あまり溶け合わず、分裂気味。
味も香りの印象通り、ロースティな風味、甘味、ミントの爽やかさ、強烈な苦味など、それぞれの要素が強く主張し、
あまり融合していない。アルコール感はしっかり強い。飲み進めると、特に苦味の強さが際立ち、甘味やミント風味を凌駕。
しかし、飲み込んだ後にはスーッとした風味が残る。
アルコール分7%。原材料名:有機麦芽(ドイツ製造)、有機オーツ麦、ホップ、有機カカオニブ、有機ミント、オレンジピール、有機クローブ。
製造者:(株)太極舎 東京都渋谷区富ヶ谷1-42-3。
製造所:暁ブルワリー八幡平ファクトリー 岩手県八幡平市松尾寄木1-474-6。
ミントだけでないスパイシーな感じがあるのは、クローブによるものだろうか。
複雑でまとまりがないのは、あえてそれを狙ったものだと解釈できる。
それゆえ、ミステリアスな「黒猫」という商品名が付けられているのだろう。
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ビール
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2025年4月13日[1]
No.11193: SORACHI 1984 / サッポロ
そらち 1984 / さっぽろ
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サッポロ「SORACHI 1984」が新しくなっている。
2月製造分からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡はほぼ白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、芝生のような青臭いハーブ香に、クリームのような甘さが混じる。
ホップの特徴であり、このキャラクターは従来品から大きくは変わらない。
甘さが強く、こってりとしたボリューム感を感じさせる。
味は香りの印象ほど分厚くはなく、キリッとした苦味が際立つ。
もちろん香りに感じたホップの鮮烈な青臭さであったり、ジューシー感は強い。
焼きたてパンの香ばしさのような、酵母のニュアンスも強い。
柔らかさとギュッと収斂性のある苦味の競演。
アルコール分5.5%。ソラチエース100%使用。
原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
缶裏に、次の説明がある。
ソラチエースは、1984年に北海道の空知郡上富良野町でサッポロビールが開発し、
アメリカにわたって脚光を浴びた、日本が世界に誇れる「伝説のホップ」です。
本商品では、アメリカ産に加え、オリジナルの上富良野産ソラチエースも一部使用し、
「凜として、香り立つ」ゴールデンエールに仕上げました。
ニュースリリースによると、従来品と比べて「国産ソラチエース」の使用量を1.5倍にアップしたとのこと。
ここで、重要な事実に気づくが、当サイトで前回レビューしたのは 2023年リニューアル品が最後であり、
2024年リニューアル品は取り上げていない(今さらどうしようもない)。
ということは、国産ソラチエースの使用比率アップはかなりのものと推測されるが、
まあ正直なところ、主体となっているアメリカ産が減り、日本国内産が増えたとしても、その違いを感じ取ることは困難だろう。
ただ、以前と比べて、クリームのような甘い香りが一層強くなったのでは?と感じたのも事実である。
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ビール
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2025年4月13日[2]
No.11194: −196 無糖 オレンジ&レモン / サントリー
いちきゅうろく むとう だぶる しーくゎーさー / さんとりー
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サントリー −196(イチキューロク)無糖シリーズの定番品のうち、ダブルグレープフルーツ、ダブルシークヮーサー、
オレンジ&レモンが新しくなっている。今年1月下旬以降順次リニューアルとのこと(但し、オレンジ&レモンはパッケージのみの刷新)。
入手できたものから取り上げているが、今日は「オレンジ&レモン」を飲みたい。
中身は変わっていないため、味については 既掲載記事を参照されたい。
アルコール分7%。シークヮーサー果汁0.1%。シークヮーサー浸漬酒使用。
原材料名:シークヮーサー、ウオツカ(国内製造)/酸味料、炭酸、香料。
缶にも "New design" の表記があり、パッケージデザインが変わったことを示している。
つまり、中身は変わっていないということも暗示している。
この無糖シリーズは、他の3種がアルコール7%設定であるのに対し、本品のみ4%設定。
味は甘くないが、オレンジとレモンのジューシーな感じを活かすための設定だろうか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45760DAEE#RN01L |
2025年4月14日[1]
No.11195: 全農 高知県産 直七すだち&ゆずサワー / 全国農協食品
ぜんのう こうちけんさん なおしちすだち あんど ゆずさわー / ぜんこくのうきょうしょくひん
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全農「高知県産直七すだち&ゆずサワー」。
昨年も出ていたものであるが、今年は発売を知らないまま、つい先日セブンイレブン店頭にて偶然発見。
残り少なかったので、発売から既に日数が経過しているであろうことが推測された。
調べてみると、明確な発売日情報にはたどり着かなかったものの、3月下旬から西日本エリアのセブンイレブンで発売という情報が得られた。
グラスに注いだ液色は、深い濁りのある薄黄色。かなり果汁が濃そうである。
香りは、グリーンな感じの引き締まった、それでいてジューシー感も兼ね備える柑橘香。
味は酸味と苦味が非常に強いが、甘味も負けずに強い。
ジューシーで、青臭い。アルコール感はほどほど。飲み込んだ後には、鋭い酸味と苦味、そして甘味が口に残る。
アルコール分4%。果汁10%(すだち果汁8%、ゆず果汁2%(製品に占める割合))。
原材料名:すだち果汁(すだち(高知県産))、柚子果汁(柚子(高知県産))、すだちピール浸漬酒、糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、
イソマルトオリゴ糖シラップ)/炭酸、酸味料、ビタミンC。
販売者:全国農協食品株式会社 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-32-10。
製造所:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
この商品は、全農グループと国分グループ本社株式会社が共同開発した商品です。
缶裏に、次の説明文がある。
魚屋の直七さんが、魚料理に搾ると美味しいと勧めたことから名付けられたと言われている「直七すだち」。
そんな直七すだちの果汁だけでなく果皮を漬け込んだお酒を使い、直七の良さを余すことなく詰め込みました。
そこに、生産が盛んな高知県のやさしく香るゆず果汁をブレンドした高知の柑橘の魅力が詰まったサワーです。
昨年の製品 と異なるのは、原材料に すだちピール浸漬酒が新たに使われるようになったこと。
昨年はウォッカだったので、一層すだち感が増したのではと思うのだが、実際のところはわからなかった。
というか、昨年も一度しか飲んでいないので、あくまでも自分のテイスティングコメントとの比較に過ぎないが。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45761SEST#UK |
2025年4月14日[2]
No.11196: 高知県産 馬路村 ゆずサワーテイスト / 宝積飲料
こうちけんさん うまじむら ゆずさわーていすと / ほうしゃくいんりょう
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広島県の宝積飲料(現:アシードブリュー)による ノンアルコール「ゆずサワーテイスト」。
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。非常に細かな気泡がグラスの中に見える。
香りは、まさにゆず。少し青臭いようなシャープな柑橘香。ノンアルコールなのに、なぜかアルコールみたいな匂いも感じられるのだが、
錯覚というか、別物の匂いなのだろう。
味は酸味と苦味が強く、香りの印象通りシャープ。甘味は抑え込まれている。だから、チューハイのような感覚で飲める。
飲み込んだあとにも、しっかり強い酸味と青臭い風味が残る。
アルコール0.00%。果汁1%。
原材料名:果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、ゆず果汁(ゆず(高知県産))/炭酸、酸味料、香料、マリーゴールド色素。
製造者:宝積飲料株式会社 広島県東広島市志和町別府2061番地3。
このようなノンアル製品の進化は著しい。ジュースとはまったく異なるシャープな味わいで、何口飲んでも飲み飽きない。
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ノンアルコール飲料
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2025年4月15日[1]
No.11197: PREMIUM ジントニック 杜の香 / キリン
ぷれみあむ じんとにっく もりのか / きりん
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昨年11月に期間限定で投入された キリン「PREMIUM ジントニック 杜の香」が、通年販売品として戻ってきた。
発売日は、4月8日。
中身は変わっていないが、再度レビュー。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、ジンらしいジュニパーベリーの香りが強く、かなりスパイシー。
缶イラストにあるような柑橘の香りはあまり感じない。
味も香りの印象通りシャープではあるものの、ほんのり甘酸っぱい。
姉妹品というか本家 PREMIUMジンソーダ 杜の香 と比べると甘みはあるのだが、それでも抑制的。
本格的なバーで飲むようなジントニックほど度数が高くないので、ジン特有の香味が苦手な人でなければ、かなり飲みやすいと思う。
アルコール分7%。無果汁。
原材料名:ジン(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
この製品が定番化するとは、改めて、ジンが多くの人に親しまれるようになったことを実感する。
お酒の多様化は、我々消費者のみならず、メーカーさんにとっても嬉しいことだろう。
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チューハイ・カクテル等
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2025年4月15日[2]
No.11198: TOPVALU BESTPRICE ウイスキーハイボール / アシードブリュー
とっぷばりゅ・べすとぷらいす ういすきーはいぼーる / あしーどぶりゅー
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イオングループのP.B.である TOPVALU BESTPRICE の「ウイスキーハイボール」が新しくなっていたので、買ってみた。
グラスに注いだ液色は、淡いゴールド。細かな気泡が少量、グラスの中を立ち昇っている。
香りは、甘くやさしいモルトウイスキーの香り主体で、あまり香料でわざとらしい香り付けはされていない印象。
まったく期待をしていなかったので、というか、低クオリティを予想していたので、単純に驚いた。
味はまずレモンのキュンとした酸味が強く、ウイスキー感は後退。これはまあ致し方ないというか、
ウイスキーの芳醇さを最大の売りに出来ない場合、レモン風味を強調するのは常套手段。
しかしながら、決して作り物っぽい味わいではなく、非力なら非力なりに無理をしないで誠実にまとめようという意図は感じる。
甘味は弱く、深みもないが、さらっと飲みやすく、飲み込んだ後にもふんわりウイスキーらしい味わいは残る。
アルコール分7%。
原材料名:ウイスキー(国内製造)、レモンスピリッツ、食物繊維、水あめ。添加物:炭酸、香料、酸味料。
販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-4。
製造場:アシードブリュー株式会社 広島県東広島市志和町別府2061番地3。
当サイトで昨年取り上げた 従来品 の製造者は 宝積飲料(株)であったが、
今回はアシードブリュー(株)。これは、アシードグループの再編(2024年)によるもので、
旧宝積飲料(ほうしゃくいんりょう)の製造部門と旧アシードブリューの製造部門を統合して誕生したのが、
現アシードブリュー(株)(アシードホールディングス傘下の製造会社で、OEMによる飲料製造を広く手がける)なのである。だから、同じ所で作られている。
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チューハイ・カクテル等
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2025年4月16日[1]
No.11199: 一番搾り ホワイトビール / キリン
いちばんしぼり ほわいとびーる / きりん
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4月15日に発売されたキリン 一番搾り「ホワイトビール」。
グラスに注いだ液色は、極めて淡い黄金色で、やや濁りがある。泡は純白できめ細かく、こんもりと盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、甘酸っぱくフルーティ。ホワイトビールと聞いて想像する香りそのもの。但し、かなり抑制的。
口当たりも軽快。香りの印象通り、キュンと甘酸っぱく、フルーティな飲み心地だが、
最後に軽い苦味が引き締める。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、コーン。
今、このような製品を投入する背景には、ビール類の税率変更が行われ、麦芽使用率の低い発泡酒や新ジャンルと、
本来のビールとの価格差が縮まってきたという事実がある。発泡酒や新ジャンルが売れてきたのは、
もちろん価格が安いというのが主たる理由ではあるが、軽やかで飲みやすいという特徴にもその理由がある。
若い人を中心に、苦味の強いビールに苦手意識を持つ人たちが一定数いて、そういう人たちの需要を喚起するため、
あまり苦くないビールをアピールしたい。ビールメーカー各社は、近年それを意識して新製品投入しているように見える。
この製品は小麦を用いて軽やかな飲み口であるが、甘酸っぱさもそれほど強調しておらず、中庸。
このどっちつかずの感じに、たくさん売りたい意図が透けて見えると言ったら言い過ぎであろうか。
プレミアムビール市場でスプリングバレーが苦戦しているキリンさんだからこそ、
キャラクターの立ち過ぎないビールでなんとかファンを増やしたいのかな?と感じる。
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ビール
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2025年4月16日[2]
No.11200: TOPVALU BESTPRICE 甘くないたんさん酒 プレーン / 合同酒精
とっぷばりゅ・べすとぷらいす あまくないたんさんしゅ ぷれーん / ごうどうしゅせい
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イオングループのP.B.である TOPVALU BESTPRICE に、アルコール3%の「甘くないたんさん酒」シリーズが登場。
何週か前から店頭に並んでいるもので、正確な発売日はわからないが、全4種ある。
今日は「プレーン」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、無色透明。多量の細かな気泡がグラスの中を勢いよく立ち昇っている。
香りは、微かにレモンのような爽やかさがあるが、そのベースにふんわりアルコール臭。
味はまったく甘くない。というより、まったく味がない。まさに炭酸水を飲んでいるかのように、
ただただ刺激が強い。反面、アルコール感は極めて弱い。ちょっと前に流行った ハードセルツァーのようなキャラクター。
キレは抜群。飲み込んだあとにも、ほぼ味を残さない。
アルコール分3%。
原材料名:ウォッカ(国内製造)。添加物:炭酸ガス、酸味料、香料。
販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-4。
製造場:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
低アルコールで炭酸の刺激は強いので、暑い時季などに飲むのに良さそう。
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チューハイ・カクテル等
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