2025年4月17日
No.11201: サッポロサワー 氷彩 1984 晴れやかライム仕立て <限定> / サッポロ
さっぽろさわー ひょうさい 1984 はれやからいむじたて <げんてい> / さっぽろ
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サッポロサワー 氷彩 1984 初の派生商品「晴れやかライム仕立て」。
発売日は、4月15日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡がグラスの中を立ち上っている。
香りはややグリーンな感じのライム香があまり強くはなく、ウォッカのアルコール臭がかなり目立つ。
かなり大人しい味が想像される。
味は香りの上品な印象に反して、かなり酸味がキュンとくる。ライム特有の青臭さは強くないが、
酸っぱさだけが強調されている。その結果、爽やかですっきりした飲み心地。
ただ、このシリーズ特有のじんわりした旨みは感じられる。アルコール感はしっかりめ。
飲み込んだあとにも、尖った酸っぱさとほんのり甘味が残る。
アルコール分7%。果汁0.3%。原材料名:ウォッカ(国内製造)、ブランデー、ライム果汁、糖類/炭酸、酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC)。
通年品 プレーンと同じく、ブランデーが使われており、それが味わい深さを生んでいる。
酸っぱいのに、じんわり旨みや甘味があるのはそのためだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45764DAEE#02 |
2025年4月18日
No.11202: こだわり酒場のレモンサワー 淡麗旨口 / サントリー
こだわりさかばのれもんさわー たんれいうまくち / さんとりー
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サントリー こだわり酒場のレモンサワー「淡麗旨口」。発売日は、4月15日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。微かに濁っているかな?という感じもする。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、やや尖ったフレッシュ感あるレモン香で、苦味が強そう。こだわり酒場シリーズに共通のキャラクターである。
味に香りほどのパンチはなく、淡麗の名にふさわしいさらっと繊細なタッチと、極めて穏やかなレモン味。
酸が弱いわけではないのだが、あっさりした飲み口で、アルコール感も穏やか。甘味はかなり抑制的。
飲み込んだ後には、引き締まった苦味と酸味が残る。
アルコール分3%。レモン浸漬酒使用。原材料名:レモン、スピリッツ(国内製造)、焼酎/酸味料、炭酸、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
3%のチューハイブランドといえば、同社の ほろよい が人気だが、どちらかといえば酒好きに向けたブランドイメージのある「こだわり酒場」シリーズにおいて、
このような商品を投入したのは、より多様なニーズを取り込みたいという意志の表れだろうか。
健康志向が進み、高アルコールR.T.D.が忌避される風潮の中、こだわり酒場は決して不健康なブランドではないという宣伝隊長を務めるのにふさわしい商品であろう。その意味において、元々お酒が得意でない人たちに向けた ほろよい ブランドとは、目的も方向性もまったく異なるものと言える。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45765DAEE#03 |
2025年4月19日[1]
No.11203: ザ・ビタリスト / アサヒ
ざ・びたりすと / あさひ
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アサヒビールの新商品テスト販売サイト ASAHI Happy Project で、2023年に数量限定販売し、
大好評を得たとして、この度正式販売となった「THE BITTER-IST」(ザ・ビタリスト)。
発売日は、4月15日。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、
当初よく盛り上がり、泡持ちも悪くない。
香りは、すっきりと爽やか。やや柑橘系の香りを感じ、スーパードライのような穀物臭さは感じない。
味は苦味が強いのだが、香りに感じた爽やかな香味が広がる。ジューシーでじんわりとした旨みがあり、
飲み込んだ後には収斂性のある苦味が舌の両奥にしっかり残る。
アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
テスト販売時と原材料が一部異なっている(米、コーンは無かった)。また、アルコール度数も6.5%だったものが、6%になった。
それでも味わいの印象は基本的には変わっていない。微調整だと言えるだろう。
他社が、これまでビールに親しみのない層を振り向かせようとする商品を投入する中、
アサヒビールは元来のビール好きにフォーカスしてこの商品を開発したものと思われる。
よほど特定銘柄に固執している偏ったビールファンでない限り、ビール好きの多くはこの商品が気になるはずである。
スーパードライやマルエフなどとは路線が違うとはいえ、微妙にクロスする部分もあるので、
アサヒビールへのロイヤルティー(忠誠心)を高める役割を十分担えるであろう。
売上の柱は多すぎるとカニバリズム(共食い)を招く危険性があるが、
性質の違う柱なら全体としての支持者を増やすことが可能だからだ。
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ビール
CODE:45766DAEE#04 |
2025年4月19日[2]
No.11204: TOPVALU BESTPRICE 甘くないたんさん酒 レモン&ライム / 合同酒精
とっぷばりゅ・べすとぷらいす あまくないたんさんしゅ れもん あんど らいむ / ごうどうしゅせい
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イオングループのP.B.である TOPVALU BESTPRICE に、アルコール3%の「甘くないたんさん酒」シリーズが登場。
何週か前から店頭に並んでいるもので、正確な発売日はわからないが、全4種ある。
先日1本目として プレーン を飲んだが、今日は2本目として「レモン&ライム」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、無色透明。多量の細かな気泡がグラスの中を勢いよく立ち昇っている。
香りは、少しグリーンな感じの柑橘香で、確かにライムらしいのだが、無果汁のため、当然これは香料である。
口に含むと、少し酸の尖りを感じるものの、基本的に味らしいものはない。
甘味はまったくない。アルコール感は極めて弱い。キレは抜群。飲み込んだあとには、シャープな酸が残るのみ。
アルコール分3%。
原材料名:ウォッカ(国内製造)。添加物:炭酸ガス、酸味料、香料。
販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-4。
製造場:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
潔いくらいにシンプルな原材料で、原価は安いのだろうなと思う。でも、消費者が自らこれを作ることは出来ないので、
買う意義はある。飲み飽きないので、P.B.としては優秀。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45766DAEE#UK |
2025年4月20日[1]
No.11205: 麒麟特製 レモンサワー ALC.6% / キリン
きりんとくせい れもんさわー あるこーる6ぱーせんと / きりん
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麒麟特製サワーシリーズが新しくなった。4月15日の発売である。
レモンサワー ALC.6% とクリアサワー ALC.6% の2種があるが、まずは「レモンサワー ALC.6%」のほうを飲みたい。
グラスに注いだ液色は、わずかに濁りの見られる薄黄色。細かな気泡が、グラスの中を立ち昇っているのが見える。
香りは、やや苦味が強そうで、適度なコクを感じさせるフレッシュなレモン香。
味は香りの印象通り、レモンの皮のような苦さが強く、非常にシャープな酸味も合わせて感じられる。
ジューシーだが、甘味は抑えめ。飲み込んだ後には、強い酸味と苦味が口に残る。
アルコール分6%。果汁2.5%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、レモン果汁、シトラスエキス、レモンパウダー、糖類/炭酸、
酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
このシリーズは、誕生当初は キリンザ・ストロング(KIRIN THE STRONG)というブランド名で、
アルコール9%製品が標準だった。
後に「麒麟特製」の文字を併記するようになり、
その文字が大きくなるのと引き換えに KIRIN THE STRONG の表記が小さくなり、
ついには、「麒麟特製」が正式ブランド名になった経緯がある。
その後、アルコール7%製品が投入され、今回6%製品を投入するに至ったわけである。
現在のところ、同社サイトには 9%製品のラインナップが掲載されているが、ゆくゆくはこの6%製品を主軸とし、
7%も併売するか、あるいは6%だけに絞ってしまう流れではないかと思われる。
いわゆるストロングチューハイなどの高アルコールR.T.D.への風当たりが強まる中、ブランド名から STRONGを取り去り、
度数6%商品を主軸に据えれば、批判をかわすことができるが、未だ一部で根強いストロング需要をみすみす切り捨てることは営業上得策ではないため、
ひっそりと9%を存続させているというのが、現在の状況ではないだろうか。
もっとも、このブランド自体が大成功しているとは言えず、店頭における存在感も小さくなっていることから、
今回6%を投入したことは最後の抵抗とも思え、これが当たらないとブランドそのものが終了の危機に直面するのではないかと推測する。
内容は確かなだけに、もったいないことであるが。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45767DAEE#05 |
2025年4月20日[2]
No.11206: TOPVALU BESTPRICE 甘くないたんさん酒 グレープフルーツ&レモン / 合同酒精
とっぷばりゅ・べすとぷらいす あまくないたんさんしゅ ぐれーぷふるーつ あんど れもん / ごうどうしゅせい
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イオングループのP.B.である TOPVALU BESTPRICE に、アルコール3%の「甘くないたんさん酒」シリーズが登場。
何週か前から店頭に並んでいるもので、正確な発売日はわからないが、全4種ある。
これまで、プレーン、レモン&ライム と2種飲んできたが、
今日は3種目として「グレープフルーツ&レモン」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、無色透明。多量の細かな気泡がグラスの中を勢いよく立ち昇っている。
香りは、かなり甘いグレフル香。昔ながらのグレフルチューハイに似て、ガムのような甘さを感じさせる典型的な香料だ。
味はその香りの印象に反し、まったく甘くない。というか、味らしいものがない。炭酸の刺激と共に酸の尖りのみが感じられる。
アルコール感は極めて弱い。キレは抜群。飲み込んだ後にも、シャープな酸が残る。
アルコール分3%。
原材料名:ウォッカ(国内製造)。添加物:炭酸ガス、酸味料、香料。
販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1。
製造場:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
香料を変えればいくらでもバリエーションが増やせるのだろうなと思わせるシンプルな商品。
ただ、3%だから飲みごたえがなく、甘くないチューハイを求める層には物足りない仕上がりである一方、
アルコールに弱い方にとっては、あっさりし過ぎる味わいなので、どちらにも響かない製品ではないだろうか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45767DAEE#UK |