2025年4月30日[1]
No.11221: 大山 サクラハイボール / 松井酒造
だいせん さくらはいぼーる / まついしゅぞう
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昨日、鳥取県の松井酒造によるウイスキー 大山ミズナラカスク を用いた缶入りR.T.D.
大山ミズナラハイボールを飲んだが、
今日は同時購入した「サクラハイボール」。同社の 大山サクラカスク を用いた缶入りR.T.D.である。
プレスリリースでは、3月上旬より順次発売という告知がなされている。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いゴールドで、やや黄色みが強い。細かな気泡がグラスの中を少量立ち上るのが見える。
昨日飲んだ ミズナラハイボールと、見た目はほぼ変わらない。
香りも、甘く柔らかな点は変わらない。ただ、こちらのほうが若干香りが立っているというか、
スッと入ってくるような印象はある。
味は基本的にまろやかで甘味がやさしい。ミズナラハイボールのほうが妖艶だとすると、
こちらサクラハイボールは端正。但し、いずれの形容も少々過大表現であり、傾向としてそういった違いがあると感じる程度。
苦味や酸味が穏やか。深みやコクは乏しい。飲み込んだ後には、ほんわりと優しい甘味が残る。
香味が口の中に残っている。
アルコール分8%。原材料名:モルト、グレーン、食物繊維/炭酸、酸味料。原料原産地名:国内製造(グレーンウイスキー、モルトウイスキー)。
製造者:松井酒造合名会社 鳥取県倉吉市上古川656-1。
製造所:鳥取県倉吉市福庭町1丁目297-1。
サクラ舞う春の甘い香り、爽やかでフルーティーな味わいが特徴のハイボールです。
毎日のお食事とご一緒に心ゆくまでお楽しみください。マツイウイスキーはこれからも進化し続けます。
松井酒造の新しいハイボール缶を2種飲んでみて、いずれもコストパフォーマンスが高いということが確認できた。
販売価格242円(税込)というのは、純粋に驚き。5割増しくらいの価格でもOKだと思う。
まだマイナーであるという自覚があるからこその値付けなのだろうが。
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チューハイ・カクテル等
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2025年4月30日[2]
No.11222: ほろよい ゴールデンサワー <期間限定> / サントリー
ほろよい ごーるでんさわー <きかんげんてい> / さんとりー
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サントリー ほろよい の期間限定「ゴールデンサワー」。発売日は、4月30日。
グラスに注いだ液色は、輝きのある濃いめのゴールド。非常に細かな気泡が多量グラスの中に見える。
香りは、パインの甘酸っぱくトロピカルな香りが目立つ。
缶にぶどうの絵もあるので、ぶどうっぽい香りがするような気もするが、絵を見てなければわからないだろう。
さらにりんごの絵もあるが、こちらはもう言われてもわからない。
味は香りの印象通りパインの甘酸っぱさが強い。バランスとしては酸が強いので、甘ったるいというほどではないものの、
濃いめの味わい。アルコール感は弱い。軽い苦味も伴う。
果汁1%。アルコール分3%。原材料名:パイナップル、ぶどう、りんご、スピリッツ、ワイン、糖類(国内製造)
/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
昨年も同時期に出ており、1年ぶりの発売ということになる。
前回の私自身のコメントを見ると、わりとシャープな味のような書き方をしているが、今回はかなり甘味が強いと感じた。
原材料等に一切違いはないので、中身は変わっていないものと思われる。私の感じ方の違いだろうか。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月1日[1]
No.11223: −196 無糖 桃スパークリング<限定> / サントリー
いちきゅーろく むとう ももすぱーくりんぐ <げんてい> / さんとりー
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サントリー −196(イチキューロク)無糖シリーズの限定「桃スパークリング」。
発売日は、4月30日。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、微かに濁りがあるようにも見える。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、いかにも香料という甘い桃の香り。この香りからは、相当に甘ったるい味が想像される。
味はさすがに無糖なので、甘ったるくはない。桃のふわっと甘い香りが広がるが、舌にはほとんど甘味を感じない。
むしろ、軽い苦味を感じる。飲み込んだ後には、軽い酸味が残る。
もも果汁0.3%。もも浸漬酒使用。アルコール分7%。原材料名:もも、ウオツカ(国内製造)/酸味料、炭酸、香料。
香りは非常に甘いのに、味は甘くない。このギャップが面白いが、桃味チューハイを好む人には受け入れられないかもしれない。
一方、無糖チューハイを好む人にとっては、香りが甘いのは苦手かもしれない。
ゆえに、誰向けの商品か、計りかねるところがある。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月1日[2]
No.11224: CAINZ 焼酎ハイボール ドライ 強炭酸 / カインズ
かいんず しょうちゅうはいぼーる どらい きょうたんさん / かいんず
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ホームセンター CAINZ(カインズ)で売られているP.B.チューハイである「焼酎ハイボール ドライ 強炭酸」。
私の日常生活圏内に同店がないため存在を知らなかったが、
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈され、飲むに至った。
グラスに注いだ液色は、わずかにゴールドっぽい。細かな気泡が多量勢いよくグラスの中を立ち上っている。
香りは、ほんのりレモンのような香りがするものの、基本的にはアルコール臭。
味は甘味がなく、少し酸味はあるが、ピュアなアルコールという感じ。
飲み進めると、どんどんアルコール感が強くなる。
キレは良く、飲み込んだ後には、軽い酸味以外、ほとんど味を残さない。
アルコール分7%。無果汁。プリン体0。糖質0。原材料名:焼酎(国内製造)/炭酸、酸味料、カラメル色素、香料。
販売者:株式会社カインズ 埼玉県本庄市早稲田の杜1-2-1。製造場:アシードブリュー株式会社 宇都宮飲料工場 栃木県下野市下石橋561。
安売りP.B.の見本のような、飲み飽きしないキャラクター。悪く言えば味気ないのだが、そこが長所である。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月2日[1]
No.11225: ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム #18 / サントリー
ざ・ぷれみあむ・もるつ ますたーずどりーむ しゃーぷ18 / さんとりー
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サントリー ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリームの限定派生商品「#18」。
発売日は、4月30日。
グラスに注いだ液色は、ややオレンジがかった濃いめの黄金色。
泡はやや黄色っぽく、きめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、プレモルらしく濃密で甘いが、爽やかさも若干ある。
ホップがふんだんに用いられていることは間違いないが、それに負けない麦芽の強さがある。
口に入れた途端、ギュッと強い苦味を感じるが、それとほぼ同時に、凝縮したエキス分のような濃い甘味がある。
それらが拮抗しているからか、粗暴な感じはなく、非常に高いところで融合しているような味わい。
滑らかでありつつ、濃厚なコク。飲み込んだ後にも、凝縮感のある苦味が余韻として長く残る。
アルコール分4.5%。原材料名:麦芽(チェコ製造、カナダ製造、イギリス製造)、ホップ。
幾重にも重なる奥深い味わい、美しく調和した心地よい余韻。
なぜ #18なのか。その説明が、同社製品サイトにある。
【第十八候】 牡丹華(ぼたんはなさく)
“日本ならではの時季に抱く気持ち”と“マスターズドリームならではの夢の世界”を繋ぎ合わせたいという想いから、季節の移り変わりを示す【七十二候】に着目。
【第十八候 牡丹華(ぼたんはなさく)】を本製品ではモチーフとしております。
美しい牡丹が咲いたような前向きな気分へ誘う限定品のマスターズドリームとなるように「#18」とネーミングしました。
パッケージデザインも色彩作家に原画制作を依頼するという、徹底的なこだわり。
にもかかわらず、販売価格は300円以下(今回私はコンビニで税込290円にて入手)という、大手だからこそ実現したものと言える。
サントリーさんはこのシリーズであまり儲ける気はないように思える。
ところで、商品名 #18は「シャープじゅうはち」と読ませるらしいが、ひとつだけ苦言を呈しておくと、
PCやスマホのキーボードで容易に出てくるこの"#"は、シャープではなく、ハッシュタグの「ハッシュ」である。
また、日本語で「井桁(いげた)」という(注:元来ハッシュと井桁は別物のようだが、現在では同じものとして扱われている)。
2本の横棒が水平で、2本の縦棒が傾いている。缶にははっきり、この"#"が表記されている。
一方、音楽記号の「シャープ」は、"♯"であり、2本の縦棒が垂直で、2本の横棒が傾いている。
だから、この商品も「シャープじゅうはち」と読ませたいなら、"#18"ではなく、"♯18"と表記すべきである。
どうしても"#18"と表記したいなら、「ナンバーエイティーン」あるいは、趣旨に従い「第十八候」とそのまま読ませれば良かった。
こんな細かいことに気づく人は多くないかもしれないが、中身にここまでこだわりを持ち、メーカーさんとして思い入れも強いであろう商品だからこそ、
細部にまで気を遣って欲しかった。
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ビール
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2025年5月2日[2]
No.11226: CAINZ グレープフルーツチューハイ / カインズ
かいんず ぐれーぷふるーつちゅーはい / かいんず
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当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈された
ホームセンター CAINZ(カインズ)で売られているP.B.商品。
昨日、焼酎ハイボール ドライ 強炭酸 を飲んだが、今日は「グレープフルーツチューハイ」を飲む。
グラスに注いだ液色は、やや黄色っぽく濁りがある。細かな気泡が多量勢いよくグラスの中を立ち上っている。
香りは、ジューシー感があり、甘味はそれほど強そうでもないグレフル香。さらに、アルコール臭もはっきり感じられる。
味は香りの印象よりさらにストイックな感じで、甘味が抑えられ、その代わりに苦味が前面に出されている。
あっさりした口当たりで、くどさはない。アルコール感はしっかり。
飲み込んだ後には、ほんのり穏やかな甘味、やや強い酸味、軽い苦味が重層的に残っている。
アルコール分6%。果汁6%。原材料名:ウオッカ(国内製造)、グレープフルーツ果汁、果糖ぶどう糖液糖/炭酸、酸味料、香料。
販売者:株式会社カインズ 埼玉県本庄市早稲田の杜1-2-1。製造所:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。。
昔のグレフルチューハイは、もっと甘ったるいものが多かったのだが、この製品は甘さをぐっと抑えつつ、
ジューシー感は失っていない。無糖製品のような味気ない風味でもないので、かなり絶妙なバランスの取り方だと感じた。
侮れないP.B.である。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月3日[1]
No.11227: クリアアサヒ ジョッキ缶 <数量限定> / アサヒ
くりああさひ じょっきかん <すうりょうげんてい> / あさひ
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クリアアサヒの数量限定「ジョッキ缶」。発売日は、4月22日。
言うまでもなく、スーパードライ生ジョッキ缶と同じく、プルタブを引くと缶の天面が全部開口し、
ジョッキのように口をつけてゴクゴク飲める缶である。
まず、プルタブを引いて開缶してみる。
すると、非常にきめ細かい泡がすぐさまもくもくとせり上がってきて、そのまま放置すれば泡が溢れてしまう。
本来このまま口に運ぶべきところ、液色を見るため、グラスに注いでみた。
グラスに注いだ液色は、新ジャンルにしてはしっかりめの黄金色。
泡はほぼ白色で非常にきめ細かく、泡持ちも悪くない。
香りは、爽やかですっきりとし、もたつきを感じない。もちろん、中身は通常のクリアアサヒなので、
基本的に変わりはない。
口当たりはソフトでありつつ、透明感がある。軽いのに決してスカスカでなく、
滑らかな舌触りと適度なコク。そして、穏やかな苦味。
キレも悪くない。バランスが非常に良い。
アルコール分5%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ)、スピリッツ(大麦)。
上記はグラスに注いだ後の感想だが、缶から直接飲むと、当然ながらかなりシャープに感じる。
特に炭酸のピリピリ感が舌先や喉にダイレクトに届き、爽やかさはマックスとなる。それでいて、滑らかでソフトな味わいは損なわれない。
やはり、この製品は缶から直接飲んでこそである。
もちろん、グラスに注いだら不味くなるなんてことはなく、普通のクリアアサヒ(泡がたくさん立つ分だけ、よりまろやかではある)
になるだけなのだが、缶から直接飲むことで、本品の魅力が正しくわかるのだ。
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新ジャンル
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2025年5月3日[2]
No.11228: CAINZ 和歌山県産うめチューハイ / カインズ
かいんず わかやまけんさんうめちゅーはい / かいんず
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当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈された
ホームセンター CAINZ(カインズ)で売られているP.B.「和歌山県産うめチューハイ」。
グラスに注いだ液色は、透過性はあるがしっかり濃いゴールド。ほぼ琥珀色に近い。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、しっかりと梅酒を感じさせる濃さ。甘味も強いことが想像される。
飲んでみると確かに甘味は強いが、同時に苦味も感じられ、それほどべたつくような甘さではない。
適度にキリッとしている。アルコール感はほどほど。
飲み進めると、それまで弱いと思っていた酸味もかなり強く感じられるようになり、
飲み込んだ後にも、若干のヒリヒリ感とともに、甘味と苦味も残る。
アルコール分5%。果汁5%。原材料名:糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)、ウオッカ、梅果汁、オリゴ糖シラップ、梅酒/炭酸、酸味料、香料。
販売者:株式会社カインズ 埼玉県本庄市早稲田の杜1-2-1。製造所:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。。
甘味、酸味、苦味の全要素がそこそこ濃いところでバランスを取っており、くどくはないものの、しっかりした飲みごたえ。
品良く仕上がっているように思う。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月4日[1]
No.11229: スーパードライ 阪神タイガース缶 / アサヒ
すーぱーどらい はんしんたいがーすかん / あさひ
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アサヒ生ビール「阪神タイガース缶」。発売日は4月22日。
販売エリアは "近畿圏を中心とした全国"とされているので、いちおう近畿以外の地域にも流通はするようである。
なお、中身は通常品のスーパードライにつき、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
缶には、「祝!球団創設90周年」とあり、記念のロゴマークも描かれているのだが、缶裏面下方に控えめな表記である。
この手のデザイン缶ではいつものことだが、スーパードライの基本デザインを極力損なわないように配慮されたパッケージだと言うことができる。
阪神タイガースの本拠地甲子園球場で、売り子さんが販売しているビールも圧倒的にスーパードライが強く、
他の銘柄に出会う頻度は高くないように思う。そのくらい、阪神タイガースとスーパードライの縁は深いと言える。
さらに、一昨年に日本一になった際、ビール掛けの時に平田ヘッドコーチの発した「おつかれ生です」のかけ声に端を発し、
同コーチがアサヒビールの WEB CM に起用されるなど、より強固な関係になっている。
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ビール
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2025年5月4日[2]
No.11230: CAINZ 高知県産ゆずチューハイ / カインズ
かいんず こうちけんさんゆずちゅーはい / かいんず
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ホームセンター CAINZ(カインズ)で売られているP.B.「高知県産ゆずチューハイ」。
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、かなり濃いめの黄色で濁りがある。ゆずというより、パインジュースみたいな見た目。
香りは、ゆずらしく青臭く、ジューシー感もある柑橘香。
甘酸っぱそうな味が想像される。
味は香りの印象以上に甘味が強く、ジューシー。また、苦味も酸味もすべて強く、
ひとことで言って濃い味。飲み進めると、それら全部の要素がどんどんはっきり感じられるようになる。
ヒリヒリしているのに、だらんと甘い。アルコール感は強くない。
アルコール分4%。果汁2%。原材料名:果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、ウオッカ、ゆず果汁、オリゴ糖シラップ/炭酸、酸味料、香料、マリーゴールド色素。
販売者:株式会社カインズ 埼玉県本庄市早稲田の杜1-2-1。製造所:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。。
昨日飲んだ 和歌山県産うめチューハイ と同じく、味わいのあらゆる要素が強めにバランスを取っていて、
一口飲んでおいしいと感じる人が多いだろう。一方、こちらはアルコール感が弱めなので、飲み飽きする感じではある。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月5日[1]
No.11231: クロナキルティ ハイボール / コートーコーポレーション(製造:チェリオ中部)
くろなきるてぃ はいぼーる / こーとーこーぽれーしょん
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コンビニLAWSONで販売されている、アイルランドのウイスキー・クロナキルティを用いた缶入りR.T.D.
「クロナキルティハイボール」。発見した時期から、おそらく発売日は4月22日だったのではないかと思われる。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いゴールド。色の薄いものが多いハイボール缶の中でもひときわ薄い印象で、
熟成焼酎よりも薄い感じ。細かな気泡が少量グラスの中に見える。
香りは、かすかにスモーキーさがなくはないが、基本的には優しく奥ゆかしい。
とても上品な香りである。
口に含むと、ピリッとした炭酸の刺激とともに、非常にまろやかな甘味が感じられる。
ピリッと感じた正体は、決して炭酸だけでなく、ウイスキーのもつ個性である。
このインパクトがなければ、ただただ柔らかで若い味わいと感じるが、舌先に感じる辛味のお陰で、
少しシャープな飲み心地になっている。ただ、クリームみたいな穏やかな甘さは魅力ではある。
アルコール分7%。原材料名:モルト、グレーン/炭酸。原料原産地名:アイルランド製造(グレーンウイスキー)。
販売者:株式会社コートーコーポレーション 兵庫県西宮市青木町3-12。
製造所:株式会社チェリオ中部 愛知県小牧市大字河内屋新田字下岩倉杁510番の1。
販売価格は税込438円で、購入には少し躊躇するような価格設定である。しかし、原材料表記を見てもわかるとおり、
ウイスキーを炭酸で割っただけのいわば正しいハイボール缶であり、品質の高さは買う前から想像がつく。
グレーンウイスキーらしい繊細さを基本としながら、缶にもキャッチフレーズのように書かれているほどよいソルティさやスパイシーさがあり、
価格に見合った満足感はある。
昨今ではハイボール缶がいささか乱立気味の様相を呈しているが、廉価版ではなく、こうしてしっかり個性を感じさせる本格派も増えており、
ウイスキー好きには選択肢が広がり嬉しいところ。300〜400円台の商品を並べて飲み比べをしたら楽しいだろうな、とも思う。
CLONAKILTY というウイスキーを私はこれまで飲んだことがなかったが、新鮮なアイドル的魅力があると感じた。
例えて言えば、若い男性アイドル歌手のように、少し尖りがありつつ未熟で、深みとか落ち着きはないけれども、
フレッシュで素直な所作がチャームポイントのように思った。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45782LSEK#13 |
2025年5月5日[2]
No.11232: 75BEER 島風ピルスナー / オリオン
なごびーる しまかぜぴるすなー / おりおん
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オリオン 75BEER(なごビール)「島風ピルスナー」。発売日は、4月8日。
先日、同じ内容ながらアサヒビールが全国に販売している アサヒ・オリオン 島風ピルスナー を取り上げたのだが、
こちらは本家オリオンビールが同社の通常販売エリア(沖縄県及び奄美群島地区)で自ら売っているもの。
中身は変わらないため、味についてのレビューは割愛する。
アルコール分5%。沖縄県産大麦使用。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、大麦。
製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
缶デザインは本家製品もアサヒ販売品も基本的には同じだが、先日掲載したアサヒ販売品には「沖縄製造」の文字と、
Asahi のロゴマークが付いているのに対し、こちら本家製品には当然のことながら、それら表記がない。
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ビール
CODE:45782OKTKKO#27 |
2025年5月6日[1]
No.11233: クロナキルティ ジンソーダ / コートーコーポレーション(製造:チェリオ中部)
くろなきるてぃ じんそーだ / こーとーこーぽれーしょん
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昨日、コンビニLAWSONで販売されている クロナキルティハイボール を取り上げたが、
今日飲むのは、同時発売された「クロナキルティ ジンソーダ」。
同じ醸造所の製造によるジンを用いたソーダ割り製品である。
発売日は、4月22日と推測される。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が少量グラスの中に見える。
香りは、ジンらしいジュニパーベリーの香りとともに、花壇の中に入ったような青臭く、
そしてフラワリーな香りと、オレンジ的な柑橘香も若干感じられる。やさしく複雑である。
味はピリッとした辛みが感じられ、シンプルなジンの風味が広がる。
強いと思えば柔らかく、柔らかいと思えば強い。甘い香りとシャープな舌触り。
幾重にも複雑な味わいが展開される。
飲み込んだ後には、しっかりジュニパーベリーの香味が残る。
アルコール分7%。原材料名:ジン(アイルランド製造)/炭酸。
販売者:株式会社コートーコーポレーション 兵庫県西宮市青木町3-12。
製造所:株式会社チェリオ中部 愛知県小牧市大字河内屋新田字下岩倉杁510番の1。
販売価格は税込350円。最近は国産ジンを用いた缶入りR.T.D.が100円台や200円台で売られている中、
この価格は強気な設定だが、アイリッシュジンという珍しさや、単純にジンをソーダで割ったピュアな味わいであることを考えると、
見合った価値はあるものと考えられる。
元々ジンが好きな人には自信を持ってお薦めするが、アサヒジノンのようなクセの弱いR.T.D.でジンへの親しみを感じ始めたという段階の方には、
あまりお薦めしない。
私自身は20代後半くらいからカウンターバーでジン、ウォッカ、ラム、テキーラなどをロックやストレートで色々と飲んできた人間なので、
こういった製品は大歓迎なのだが、世間的には少数派であろうと思う。
従って、世間の大多数の人に対しては、350円も出して後悔して欲しくないとの思いで、このレビューを書いている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45783LSEK#14 |
2025年5月6日[2]
No.11234: アサヒ・オリオン 75BEER 島色ペールエール / オリオン(アサヒ)
あさひ・おりおん なごびーる しまいろぺーるえーる / おりおん(あさひ)
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先日、アサヒ・オリオン 75BEER 島風ピルスナー を取り上げたが、
今日は同時発売された「島色ペールエール」を。発売日は、4月22日。
グラスに注いだ液色は、オレンジがかった濃いめの黄金色。泡は淡いベージュ色できめ細かく、力強く盛り上がり、泡持ちも良い。
香りは、見た目の印象に反しホップの爽やかさがあり、わりと軽快で、苦味も強くなさそうである。
味は確かに苦味が穏やかなのだが、華やかさもほどほど。ホップの香味が軽く広がり、酸味も感じる。
キレも悪くなく、飲み込んだ後には軽い酸味と苦味も残る。
アルコール分5%。沖縄県産大麦使用。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、小麦、大麦、オレンジピール、コリアンダーシード。
製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
販売元:アサヒビール株式会社 東京都墨田区吾妻橋1-23-1。
沖縄県産素材として大麦を使用した、沖縄の夕暮れ時の情景を想わせるペールエール。
そんなクラフトビールとともに特別な時間を彩ってみてはいかがでしょうか。
オレンジピールとコリアンダーシードの個性はあまり強くは感じなかった。
軽快なペールエールで、悪く言うとインパクトに欠ける。良く言えば穏やかな飲み心地であった。
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ビール
CODE:45783DAEE#14 |
2025年5月7日[1]
No.11235: 75BEER 島空ホワイトエール / オリオン
なごびーる しまぞらほわいとえーる / おりおん
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オリオン 75BEER(なごビール)ブランドが新しくなり、2種が登場。発売日は、4月8日。
一昨日、島風ピルスナー を取り上げたが、今日は同時発売された「島空ホワイトエール」を。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色で、やや黄色みが強い。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、ホワイトエールらしく乳酸っぽい甘酸っぱさがあり、コリアンダーがはっきり感じられる。
口当たりは非常に軽快。酸味が主体でなめらか。苦味は弱く、ボリューム感はないものの、
甘酸っぱさが余韻として残る。
アルコール分5%。沖縄県産小麦使用。原材料名:麦芽(外国製造)(大麦麦芽、小麦麦芽)、ホップ、小麦、オレンジピール、コリアンダーシード。
製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
非常に軽快なホワイトエールでインパクトには欠けるものの、個性を出すことには成功している。
なお、今回の 75BEERブランドのリニューアルで、ラインナップは 島風ピルスナー と 島空ホワイトエール の2種となったわけだが、
沖縄外のエリアにアサヒ社によって販売される製品の方は、島風ピルスナー と
島色ペールエール の2種である。
ピルスナーのほうは一緒だが、もう1種が異なる。島色ペールエールは沖縄では売らないのか?島空ホワイトエールは沖縄以外には流通しないのか?など、
謎が多い。
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ビール
CODE:45784OKTKKO#29 |
2025年5月7日[2]
No.11236: CAINZ ストロング レモンチューハイ / カインズ
かいんず すとろんぐ れもんちゅーはい / かいんず
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ホームセンター CAINZ(カインズ)で売られているP.B.「ストロング レモンチューハイ」。
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。細かな気泡が少量グラスの中に見える程度。
香りは、アルコール臭が強く、レモンの尖った匂いは少し奥に引っ込んでいる印象。
味は苦味が強く、それに付随して甘味料の甘味も強めに感じる。それらに隠れ、酸味は穏やかかと思いきや、
舌に感じる酸っぱさはそれほどではないものの、喉に刺すような感覚がある。
全要素拮抗し、ストロングなのにあまり強さを感じない。但し、飲み進めると、確かにアルコールが強烈である子とが実感される。
アルコール分9%。果汁3%。原材料名:ウオッカ(国内製造)、レモン果汁/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、ビタミンC。
販売者:株式会社カインズ 埼玉県本庄市早稲田の杜1-2-1。製造所:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。。
このP.B.は概して味わいバランスの取り方が上手で、それはストロングチューハイといえども変わらない。
甘ったるくなく、ドライでもないから印象の薄い仕上がりではあるものの、それゆえに飲み飽きないキャラクターだと言える。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45784PRST#UK |
2025年5月8日[1]
No.11237: 氷結 マンゴースパークリング <期間限定> / キリン
ひょうけつ まんごーすぱーくりんぐ <きかんげんてい> / きりん
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キリン氷結の期間限定「マンゴースパークリング」。発売日は、4月30日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が多量勢いよくグラスの中を立ち上っている。
香りは、シンプルなマンゴー。甘いが、すっきり混じりけのない感じ。
味は香りの印象通り、ピュアなマンゴー風味だが、酸がかなり強調されているため、甘ったるさはない。
軽い苦味も感じられる。アルコール感は穏やか。キレが良く、飲み込んだ後にはふんわり軽い甘味、酸味、苦味が残る。
アルコール分4%。果汁0.3%。
原材料名:マンゴー果汁、ウオッカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
氷結ブランドで、○○スパークリングと名付けられたものは、チューハイ寄りではなく、カクテル寄り。
この製品も、甘さがあって華やか。スタイリッシュな味わい。だから、居酒屋よりもバーを想起させる。
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チューハイ・カクテル等
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2025年5月8日[2]
No.11238: サッポロクラシック ゴールデンカムイデザイン缶 <北海道限定> / サッポロ
さっぽろくらしっく ごーるでんかむいでざいんかん <ほっかいどうげんてい> / さっぽろ
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サッポロクラシック「ゴールデンカムイデザイン缶」。
北海道限定商品である サッポロクラシックと、北海道が舞台のTVアニメ ゴールデンカムイ のタイアップによって生まれた商品で、
ニュースリリースによると、2018年から続いている企画だそうである。
本州在住の私はこれまで入手できなかったが、今回、
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
今日ここに掲載するのは、昨年(2024年)7月2日に発売されたデザイン缶である。
製造からかなり日数が経ち、賞味期限が今月となっているものであることから、中身の劣化が予想される。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りを嗅いで、やはり少し劣化を感じる。もともとこのビールは華やかな部類ではないが、
香りに爽やかさがあまりなく、かなり穀物臭のようなものが強くなっている。
但し、味はそこまで悪くはなっていない。力強い苦味。ほろっと甘いコク。基本的にはクリアな味わいながら、
質実剛健な凝縮感。
最後にまた劣化臭のようなものが残ってしまうのは致し方ないところ。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造、国内製造)、ホップ。
北海道産大麦麦芽「きたのほし」、北海道産ホップ一部使用
サッポロクラシック自体は、いちおう北海道限定商品でありながら、本州でも比較的入手しやすいものである。
百貨店やスーパー、コンビニなどで北海道物産展のような催しが行われると、店頭に並ぶことが多い。
だから、北海道に行ったことがない人でも、このビールを飲んだことがあるという人は多いはずである。
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ビール
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2025年5月9日[1]
No.11239: アサヒ生ビール ワンサード <限定醸造> / アサヒ
あさひなまびーる わんさーど <げんていじょうぞう> / あさひ
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5月8日に関西エリア限定で発売された、アサヒ生ビール(通称マルエフ)の「ワンサード」。
おなじみマルエフを2/3、黒生を1/3の比率でブレンドしたもので、以前からこの飲み方は人気のようで、
今回缶入りでの発売となったもの。
グラスに注いだ液色は、しっかり深い琥珀色。ほぼ焦げ茶色(濃いブラウン)に近い。
泡は濃いベージュというか、薄いブラウン。非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りはかなりロースティ。全体の3分の1しか入っていない黒生の存在感がかなり強い。
但し、パンチはあまり強くなく、甘く深い香りである。
味は香りの印象よりは幾分かスリム。キリッとした口当たりに、柔らかな酸。ふわりと優しい甘味が広がる。
苦味はマイルド。香ばしい風味が広がり、まろやかな後味へと続く。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造、国内製造)、ホップ、米、コーン、スターチ。
缶裏に、次の説明文がある。
ビール通に愛され続ける裏メニュー
マルエフのまろやかさと黒生のほのかな芳しさが、絶妙な2:1で混ざり合った「ワンサード」。
一部の飲食店で愛され続けてきた知る人ぞ知る味わいを、ぜひご自宅でもお楽しみください。
マルエフは今年(2025年)1月にリニューアルし、当サイトでは否定的なコメントを述べた。
その理由は、角が取れてまろやかになり、以前のいわば荒削りな魅力が薄らいでしまったからだが、
この「ワンサード」という飲み方に関して言うと、今のまろやかになったマルエフのほうが合っているのかもしれない。
黒生が入ることで、少しエッジが立っているからである。
今回、関西エリア限定で発売して売上状況を見て、その後に全国展開を考えるのだろうか。
あるいは大量生産ができないから限定販売なのだろうか。本格的に全国で売れば、かなり多くのファンが付くように思うのだが。
なお、名前の「ワンサード」は、文字通り3分の1(one-third)だけ黒生が入っていることによる。
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ビール
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2025年5月9日[2]
No.11240: CAINZ レモンチューハイ / カインズ
かいんず れもんちゅーはい / かいんず
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一昨日、ホームセンター CAINZ(カインズ)で売られているP.B.ストロング レモンチューハイ を飲んだが、
今日はストロングでない通常の「レモンチューハイ」を飲みたい。
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。細かな気泡が少量グラスの中に見える程度。
香りは、適度にフレッシュ感のあるレモン香が、アルコール臭と同居。
味は最初ほんのり甘味を感じるのだが、それほどコクのない甘味で、キリッとした酸味と苦味がすぐに追いかける。
アルコール感はほどほど。キレは良く、飲み込んだ後には尖りある酸味と穏やかな甘味が口に残る。
アルコール分4%。果汁5%。糖類無添加。カロリー43%オフ。原材料名:ウオッカ(国内製造)、レモン果汁/炭酸、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、ビタミンC。
販売者:株式会社カインズ 埼玉県本庄市早稲田の杜1-2-1。製造所:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。。
最近トレンドのキリッとシャープなチューハイとは違い、昔ながらの甘味あるタイプだが、
口に入れた瞬間に感じる甘さが、その後引っ込むというか、実はそんなに甘くなかったと気づかされる感じ。
いわばオールドスタイルとニュースタイルのいいとこ取り。いや、どちらのスタイルにも属さないというべきか。
これまで飲んだCAINZ商品と同様、絶妙なところでバランスを取っており、
P.B.商品に求められる"多くの人にほどほどに支持される中庸なキャラクター"を体現している。
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チューハイ・カクテル等
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