2025年7月6日[1]
No.11321: カナディアンクラブハイボール / サントリー
かなでぃあんくらぶはいぼーる / さんとりー
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サントリー「カナディアンクラブハイボール」。
発売を知らず、セブンイレブン店頭で偶然遭遇したもので、他店では見ないので、恐らくセブン限定品と思われる。
グラスに注いだ液色は、しっかりめの琥珀色。ハイボール缶にしては、かなり濃い。
非常に細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは柔らかいというか、あまり立たず。カナディアンクラブって、こんなに素っ気なかったっけ?と思う。
甘さもそれほど感じない。
口に含むと、炭酸のピリッとした刺激が最初に来て、やはり甘さとか芳醇さは感じない。
軽い苦味があり、コクはほぼない。ただ、無理に深みなどを出そうとはせず、ナチュラルさで勝負する姿勢は良い。
飲み込んだ後には、ほのかな甘さと軽い苦味が、強めのアルコール感とともに残る。
アルコール分8%。原材料名:グレーン、モルト/炭酸。
原料原産地名:カナダ製造(グレーンウイスキー)。
正真正銘、ウイスキーを炭酸で割っただけの製品。だから不自然な甘味などはない。
この点において、味わいがなさすぎると感じる人もあろうかと思われるが、
あくまでも添加物を用いず、無理に味わいを強めようとしていない点は評価できる。
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チューハイ・カクテル等
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2025年7月6日[2]
No.11322: 情熱価格 本格ラガービール / ドン.キホーテ
じょうねつかかく きょうはどのびーる? あい・ぴー・えー / どん.きほーて
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ドン.キホーテのP.B.情熱価格の「本格ラガービール」。発売日は6月6日。
販売価格は1缶税込164円と、この物価高において価格だけでも話題になる商品である。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白で概ねきめ細かく、当初はよく盛り上がる。
香りは少し粉っぽい感じがして、麦芽使用比率が少し低いのかな?と感じる。ホップ香も弱め。
口当たりはスッキリと軽く、苦味が弱い。少し甘さがあるが、ボリューム感はない。
キレが良く、後味もクリア。
アルコール分6%。原材料名:麦芽、ホップ、米。
原産国名:ベトナム。輸入者:株式会社パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング。
住所:東京都目黒区青葉台2-19-10。引取先:東京都小金井市本町5-11-2。
ドイツ産ハラタウホップとフランス産ピルスナーモルトを100%使用し、
本場チェコの醸造技術で仕上げた珠玉の一杯。芳醇で飲みごたえのある味わいをお楽しみください。
上記使用素材に偽りはないと思うが、ホップやモルトの銘柄を強調するほど活かされてはいないように思う。
素材は良くても使用量が少ないように感じる。値段が安いのだから、それは仕方ないのだけれど。
度数が6%という設定なので、その点で飲みごたえのようなものを出そうとしているのかも。
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ビール
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2025年7月7日
No.11323: 贅沢搾り PREMIUM マンゴー <数量限定> / アサヒ
ぜいたくしぼり ぷれみあむ まんごー <すうりょうげんてい> / あさひ
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アサヒ 贅沢搾り PREMIUM の限定「マンゴー」。発売日は、7月1日。
グラスに注いだ液色は、透明感のあるごく淡いゴールド。細かな気泡が少量グラスの中を立ち上っている。
香りは、シンプルで甘いマンゴー。
味は香りの印象通り、甘くトロピカルな味わい。ただ、その甘味もこってり感はそれほどないので、
甘いけれども飲みやすい。アルコール感は弱い。飲み込んだ後にも、優しい甘さが残る。
果汁11%。アルコール分4%。
原材料名:マンゴーリキュール(国内製造)、マンゴー果汁、糖類/炭酸、酸味料、香料。
前回発売は 昨年(2024年)9月。およそ10か月ぶりの登場であるが、
中身は変わっていないようである。
このように甘くジューシーなチューハイは、もはや少数派と言えるが、だからこそアサヒさんには、
このクラシカルなシリーズをぜひ大切に守って欲しい。
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チューハイ・カクテル等
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2025年7月8日
No.11324: 発酵蒸留サワー 平日の3% ラムネサワー <夏季限定> / 宝酒造
はっこうじょうりゅうさわー へいじつの3ぱーせんと らむねさわー <かきげんてい> / たからしゅぞう
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タカラ「発酵蒸留サワー」シリーズが、今年4月にサブネーム「平日の3%」が追加されてリニューアルしたのだが、
どういうわけか私の行動範囲では商品を発見することができず、これまで当サイトで取り上げていない。
今回、夏季限定商品「ラムネサワー」を偶然発見したので購入した。
入手した店では、本限定品のみが売られており、通年商品(全4種)の扱いはなかった。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、微かに黄色っぽく色づいているようにも見える。
細かな気泡が少量グラスの中を立ち上っている。
香りは、昔懐かしく甘いラムネに、アルコール臭が混じる。3%なのにわりとアルコールがしっかりしているように感じるのは、
発酵に起因するものかもしれない。
味は香りの印象とは異なり、シャープで甘味がない。香りは甘いのに、味がないのが不思議。
だからスッキリとキレがある。飲み込んだ後にも、ラムネ特有の甘い香りが酸味とともに残る。
原材料名:焼酎(国内製造)、スピリッツ、りんごエキス、糖類/炭酸、酸味料、香料。
実にタカラ製品らしいあっさりした味わい。アルコール3%で軽やかなはずなのに、お酒の味もちゃんとする。
キャラクターとしては地味な技巧派といった感じで、一定のファンは付きそうだけれども、
大ブレークはしそうにない。タカラさんがメインターゲットとしている層と、低アルコールがあまり結びつかず、
そのあたりのギャップがある。甘くないラムネ味チューハイは貴重なので、コンビニ等に大々的に展開すれば、
若い人たちにも受け入れられそうではあるが。
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チューハイ・カクテル等
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2025年7月9日
No.11325: 昔懐かしい スウィーティーサワー / 合同酒精
むかしなつかしい すうぃーてぃーさわー / ごうどうしゅせい
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合同酒精「昔懐かしい スウィーティーサワー」。
発売日は6月3日で、ドン.キホーテやユニーなどを運営するPPIHグループ店舗で先行発売となった。
今回私が入手したのは、ドン.キホーテである。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、華やかさのある甘酸っぱい柑橘香。ピンクグレープフルーツのように甘苦そうである。
味は香りの印象通り甘酸っぱく、そして軽い苦味もある。かなりジューシー感もある。
アルコール感は弱め。飲み進めると、どんどん酸っぱさが実感され、
飲み込んだ後にも、しっかり酸味が口に残る。
スウィーティー果汁1%。アルコール分3%。
原材料名:スウィーティー果汁、ウォッカ、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/炭酸ガス、酸味料、香料。
缶裏に、次の説明文がある。
昔懐かしいのに新しい!
平成のあの頃よく買ったガムやドリンクの味をお酒で再現しました!
ガラケーでメールを打ちながらMDでJ-POPを聴いていた青春の日々を思い出すような味わいです♪
確かに平成時代にはロッテスウィーティーガムがよく売られていたのを思い出す。
ここまで具体的な描写があると、この製品が想定しているターゲットも明確である。
単に平成というと、およそ37年前から7年前と幅があるが、MDを使っていた世代といえばもう少し絞られる。
私はMDを使っていなかったが、当時の風景は覚えている。
しかし、スウィーティーサワーというのはあまりメジャーではなく、
大手各社のチューハイブランドからたまに限定品として出ていたくらいである。
だから、昔懐かしいという感じは実のところあまりない。
おそらく、大切なのは当時若者だった人たちが実際に懐かしいと感じることではなく、
当時を知らない現在の若者が、この製品にレトロなものを感じてくれることなのだと思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45847DQES#36 |
2025年7月10日
No.11326: 男梅サワー 梅涼し <限定> / サッポロ
おとこうめさわー うめすずし <げんてい> / さっぽろ
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サッポロビールとノーベル製菓のコラボによる 男梅サワー の限定派生商品「男梅サワー 梅涼し」。
発売日は、7月8日。
グラスに注いだ液色は、くすんだ赤色で透過性がある。細かな気泡が少量グラスの中を立ち上っている。
香りは、梅だけではない爽やかさが際立っている。レモンのような尖りのある柑橘香だが、
正体はすだちである。
味は香りの印象通り、シャープな酸味が強く、フレッシュ感がある。
通年品の男梅サワーは梅しそのようなコクがあるが、本品はそのコクが弱く、
代わりに柑橘のジューシー感がある。
飲み込んだ後にも、酸っぱさがしっかり残る。
果汁2%。アルコール分5%。
原材料名:梅果汁、すだち果汁、スピリッツ(国内製造)、梅干浸漬酒、糖類/酸味料、炭酸、香料、果実色素、
カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)。
すだちで仕立てた涼しげな梅ぇ味
男梅サワーシリーズは味わいが濃いものが多いので、食事には合わせにくい印象があるが、
この製品は軽やかなので、色々なものに合わせやすそうである。
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チューハイ・カクテル等
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2025年7月11日
No.11327: 明日のサワー アセロラ / サントリー
あしたのさわー あせろら / さんとりー
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コンビニ LAWSON限定で7月8日に発売されたサントリー「明日のサワー」。
2種あるうち、まずは「アセロラ」から飲みたい。
グラスに注いだ液色は、透過性のある淡いピンク色。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、ピュアなアセロラ。かなり酸っぱそう。アルコール臭はあまり感じない。
味は酸味が鋭いのはもちろんのこと、軽い苦味も感じられる。甘味は控えめ。
アルコール感は弱い。さっぱりした味わいが続き、飲み込んだ後にも強めの酸味が口に残る。
果汁0.5%。アルコール分5%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:アセロラ、スピリッツ(国内製造)/酸味料、炭酸、香料、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、野菜色素。
明日のサワー といえば、8年前の2017年にサントリーチューハイのオリジナルブランドの一つとして誕生。
2018年には限定品としてアセロラも発売された。その時の製品と、今回のものとは同じではないようだ。
結局、同ブランドは2年ほどの短い期間で終売となってしまったのだが、今回こうしてLAWSON限定商品として復活した。
復活というよりは、まったく違うブランドとして、名前だけ再利用したというほうが正しい。
今後LAWSONで継続するかどうかは、今回の売れ行き次第ではないかと思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45849LSEK#03 |
2025年7月12日
No.11328: 明日のサワー レモゆず / サントリー
あしたのさわー れもゆず / さんとりー
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コンビニ LAWSON限定で7月8日に発売されたサントリー「明日のサワー」。
2種あるうち、昨日 アセロラ を取り上げているので、今日はもう一方の「レモゆず」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、ゆずの印象が強い。基本的にグリーンな柑橘香が強いが、ゆずだけではないジューシーさも感じる。
味は酸味がシャープ。少し塩気のような旨味も感じる。甘味はかなり抑制的。
アルコール感はしっかりめ。キレがあり、飲み込んだ後には強い酸味と苦味が口に残る。
レモン浸漬酒使用。果汁1%。アルコール分7%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:レモン、柚子スピリッツ(国内製造)、レモン浸漬酒/酸味料、炭酸、香料、酸化防止剤(ビタミンC)、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
なぜレモン単体ではなく、ゆずと組み合わせたのだろう?との疑問が湧くが、レモンだけのシンプルな味よりも、
ゆずの青臭さをプラスすることで、より一層夏にふさわしいさっぱり感を演出することができる。
浸漬酒を使うところもサントリーチューハイらしく、この製品の立ち位置を明確にしている。
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チューハイ・カクテル等
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2025年7月13日
No.11329: 華よい パイン&オレンジスパークリング <夏限定> / キリン
はなよい ぱいん あんど おれんじすぱーくりんぐ <なつげんてい> / きりん
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キリンの低アルコールチューハイブランド 華よい から夏限定「パイン&オレンジスパークリング」が登場。
発売日は、7月8日。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いオレンジ色で、透過性がある。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、パインの甘くトロピカルな雰囲気が強い。
口当たりはキュンと酸味が強いが、すぐにパインらしい甘さが広がる。
但し、甘さは抑えめ。アルコール感はもちろん弱い。オレンジをあまり実感しないが、
パインだけではない酸味の尖りをやや感じる。飲み込んだ後にも、軽快な甘酸っぱさが残る。
アルコール分3%。果汁0.4%。原材料名:パインアップル果汁、オレンジ果汁、スピリッツ、果実浸漬酒(レモン・ライム・グレープフルーツ・
ピンクグレープフルーツ)、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、果実色素。
果汁は少ないが浸漬酒でフルーティーさがつくられている。さっぱり爽やかな飲み口が夏にふさわしい限定品である。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45851DAEE#05 |
2025年7月14日
No.11330: SPRING VALLEY BREWERY 青のラガー <2025 SUMMER> / キリン
すぷりんぐばれー・ぶるわりー あおのらがー / きりん
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キリン SPRING VALLEY の期間限定品「青のラガー」。
発売日は、7月8日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、当初よく盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、爽やかで甘いホップ香が強い。非常に軽快。
味は香りに感じたホップの香味が強いが、甘味はほぼ感じない。コクは弱めで、さらっとしている。
苦味も弱く、クリア。軽やかな酸。キレがあり、飲み込んだ後には軽い苦味が残る。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
1870年、ウィリアム・コープランドが故郷から遠く離れた横浜の地で立ち上げた「スプリングバレー・ブルワリー」。
彼の志を受け継ぎ、私たちは新しいビールをつくり続けます。この夏挑戦するのは、
"ベーシックだけど、新しさを感じるクラフトビール"。
わたしたちが着目したのは、日本で広く親しまれている伝統的なラガースタイル。
ラガースタイルらしい麦由来の豊潤なうまみを残しながらも、より爽やかで清涼感あふれる、
今の時代のこの時期に飲みたい味に仕上げました。
一面に広がる青空、どこまでも広がる青い海。若々しくて爽やかな「青のラガー」で、いつもと違う、
楽しみな夏が始まる。
SPRING VALLEY BREWERY は、ある意味キリンらしさとは少し違う軸にある製品群で、それが理由かどうかはわからないが、
苦戦が続いているようである。ただ、本品のように昨今の大方の嗜好に合致した製品であれば、新たなファンの掘り起こしも可能と思われる。
ある意味オールドファンを裏切るかのような戦略で購入者の裾野を広げることに成功した 晴れ風 のように、
このブランドも大胆で新しい挑戦を続けることで、存続の可能性が出てくるのではないかと思う。
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ビール
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