2020年8月7日
No.8181: 寶 極上フルーツサワー 丸おろし夏みかん <限定> / 宝酒造
たから ごくじょうふるーつさわー まるおろしなつみかん <げんてい> / たからしゅぞう
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寶 極上レモンサワー の派生シリーズである 極上フルーツサワー の限定「丸おろし夏みかん」。
発売日は、8月4日。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。
注いでいる時、炭酸がジュワジュワ音を立てているが、すぐに静まる。
香りは、まさに夏みかん。果汁が多いわけではないからそんなに期待はしていなかったが、かなりリアル。
苦そうで酸っぱそうな雰囲気が良く出ている。ただ、はっさくだと言われれば、そんな感じもする。
味はこのシリーズらしく、甘さがほぼなく、強烈な酸味と苦味の二重奏。極めてジューシーで、
なつみかんをかじったときのようなインパクトがある。アルコールは7%で強いはずだが、それほど強烈には感じない。
ただ、飲み進めると、胃の中がほかほかしてくるので、高アルコールをそこで実感。
飲み込んだ後には、キシキシするような酸味が口に残る。
果汁8%。アルコール分7%。プリン体0。甘味料0。
原材料名:夏みかん、夏みかんピューレ、夏みかんペースト、レモン、夏みかんスピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類/酸味料、炭酸、
香料、ナリンジン。
皮までまるごとすりおろしたような夏みかんの贅沢な果実感と樽で貯蔵熟成させた宝焼酎のコクのある味わいが特長。
宝焼酎の味わいがサワーの美味しさの秘訣です。
果汁が多くない(但し、酸味の強い柑橘としては、8%も入っていれば少なくはない)にもかかわらず、
非常にジューシーで生っぽいところが、実にタカラ製品らしい。しかも決して演出的ではなく、
変な技巧を加えていないところが、タカラ製品全般に通底する魅力である。
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チューハイ・カクテル等
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2020年8月8日
No.8182: 富士山 / アサヒ
ふじさん / あさひ
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本日は8月8日。末広がりということでこのビールを選んだ。アサヒ「富士山」。イオングループ限定商品である。
昨年4月 にも出されたものだが、1年ちょっとでまた帰ってきた。今回の発売日は、7月21日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
エールだと知って香りを嗅いだからか、予想以上に引き締まり、穀物っぽい匂いを強く感じる。
もっと甘いのかと思っていたのに、かなりシャープで土臭い。但し、ホップの芳しい香りがふんわりと漂う。
口当たりは非常にクリーンで、澄んでいる。適度なふくよかさがあるものの、基本的にはボリューム感がそれほどなく、
すっきりと実にアサヒらしいキャラクター。キュッと引き締まった酸味に、押しの弱い苦味。
とてもバランスが良く、まとまった味。
国産原料100%使用。富士山の伏流水で育った米使用。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(大麦(国産))、ホップ、米。
副原料に米を使っているため、日本が強調され、JAPANESE PREMIUM ALE。
もっとも、スーパードライもキリンラガーもサッポロ黒ラベルも、大手の主力商品の多くは、米を使っている。
だから、それ自体は取り立てて珍しいことではないけれども、この製品はエールなのに米使用という点が画期的。
それゆえ、香りや味わいのシャープさを見ると、ラガーだと思ってしまう。
パッケージデザインは昨年とは大きく変わっており、今年は葛飾北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」がベースとなっている。
欧米人が抱く日本のイメージど真ん中といった缶である。
昨年までのように海外からの観光客がたくさん訪れていたら、きっと飛ぶように売れていただろう。
なんだかアサヒさんが不憫である。
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ビール
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2020年8月9日
No.8183: 金麦 / サントリー
きんむぎ / さんとりー
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サントリー 金麦3種(金麦、金麦ゴールドラガー、金麦糖質75%オフ)は、
2020年発売分から 春の金麦、夏の金麦 と、
季節ごとに味を変え、それがわかるようにネーミングして販売する戦術に変更したはずである。
最新作は、7月下旬製造分から 秋の金麦 として売り出す旨、
ニュースリリース でも発表されている。
そこで、秋の金麦を入手すべく、探しにいったところ、これが売られていた。
夏とも秋とも書かれていない、ただの「金麦」。これは、
昨年まで出されていたものと同じ缶であるため、売れ残りなのか?と思いきや、
6缶パックのパッケージには「新」の文字があるし、製造年月をみると6月下旬となっている。
ということは、夏と秋の中間期につくられたものなのか。そんなことはどこにも告知されてはいなかったが。
ともあれ、飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、
泡持ちも悪くない。
香りは、新ジャンルらしく、ふわっと甘い匂いが漂う。そんなに臭いという感じではないが、
甘味が強そうな感じではある。
味は香りの印象ほど甘くなく、概ねクリア。軽い甘さと苦味。適度な分厚さ。
アルコール分5%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、糖類)、スピリッツ(小麦)。
缶裏に、次のような説明があり、これは昨年11月発売のものと同じである。
それは、つくり手のこだわり
*贅沢麦芽を使用(国産麦芽仕込み)
*天然水で仕込み、麦のうまみを引き出す
*季節に合わせ細やかに味をととのえる
実は味も、昨年11月発売のもの に酷似している。
直接比べたわけではないが、当時の私自身のレビュー記事と、
今回の感想はほぼ同じであった。真偽のほどは明らかでないが、秋の金麦が出るまでのつなぎとして、
これを出したのだろうか。謎である。
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新ジャンル
CODE:44052DAEE#UK |
2020年8月10日
No.8184: 金麦 ゴールドラガー / サントリー
きんむぎ ごーるどらがー / さんとりー
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サントリー 金麦3種(金麦、金麦ゴールドラガー、金麦糖質75%オフ)は、
2020年発売分から 春の金麦、夏の金麦 と、
季節ごとに味を変え、それがわかるようにネーミングして発売する戦術に変更したはずである。
最新作は、7月下旬製造分から 秋の金麦 として売り出す旨、
ニュースリリース でも発表されている。
そこで、秋の金麦を入手すべく、探しにいったところ、これが売られていた。
夏とも秋とも書かれていない、ただの「金麦」。製造年月をみると6月下旬となっている。
昨日、レギュラーの金麦を飲んだが、今日は「ゴールドラガー」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡は純白できめ細かく、勢いよく注ぐと力強く盛り上がって、
泡持ちも悪くない。
香りは、かなりファットで甘い匂いがふわっと立ち、実に新ジャンルらしい。ソフトクリームみたいな甘さであるが、
初期の頃の新ジャンルほど臭いという感じはない。
香りのイメージのまま口に運ぶと、意外にもそんなに甘くない。適度に引き締まってクリア。苦味と渋味に軽い甘さが絡まる感じ。
適度なボリューム感。
アルコール分6%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、糖類)、スピリッツ(小麦)。
缶裏に、次のような説明があり、これは昨年11月発売のものと同じである。
それは、つくり手のこだわり
*贅沢麦芽を使用(国産麦芽仕込み)
*天然水で仕込み、麦のうまみを引き出す
*季節に合わせ細やかに味をととのえる
昨日飲んだレギュラーの金麦に引き続き、こちらも 昨年11月発売のもの に酷似している。
あくまでも当時の私自身の記録と、今回の味とを比べた上での感想であるが、季節の合間に元の味に戻したものを投入しているとすると、
面白い戦略である。
それにしても、初代ゴールドラガー があまりにも"もっさり"した垢抜けない味だったことを思えば、
相当な改善であることは間違いない。
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新ジャンル
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2020年8月11日
No.8185: 金麦 糖質75%オフ / サントリー
きんむぎ とうしつ75ぱーせんとおふ / さんとりー
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サントリー 金麦3種(金麦、金麦ゴールドラガー、金麦糖質75%オフ)は、
2020年発売分から 春の金麦、夏の金麦 と、
季節ごとに味を変え、それがわかるようにネーミングして発売する戦術に変更したはずである。
最新作は、7月下旬製造分から 秋の金麦 として売り出す旨、ニュースリリースでも発表されている。
そこで、秋の金麦を入手すべく、探しにいったところ、これが売られていた。
夏とも秋とも書かれていない、ただの「金麦」。缶底製造年月をみると7月上旬となっている。
一昨日にレギュラーの金麦、昨日ゴールドラガーを掲載したが、今日は「糖質75%オフ」を取り上げる。
グラスに注いだ液色は、新ジャンルにしてはしっかりめの黄金色。
泡は純白でわりときめ細かく、勢いよく注ぐと力強く盛り上がって、
泡持ちも悪くない。
香りは、新ジャンルらしい甘いニュアンスがあるものの、そんなに強くはない。
味は強めの苦味がアクセントとなり、かなりシャープである。
糖質オフなので、ビールらしいコクはもちろんない、強い苦味が味の輪郭を際立たせている。
後キレも概ね良い。
アルコール分4%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、糖類、食物繊維)、スピリッツ(小麦)。
缶裏に、次のような説明があり、これは昨年11月発売のものと同じである。
それは、つくり手のこだわり
*贅沢麦芽を使用(国産麦芽仕込み)
*天然水で仕込み、麦のうまみを引き出す
*季節に合わせ細やかに味をととのえる
レギュラーの金麦、ゴールドラガーに引き続き、本品も 昨年11月発売のもの に近いと思ったが、
こちらのほうがよりすっきりしているようにも感じた。気のせいか。
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新ジャンル
CODE:44054DAEE#UK |
2020年8月12日
No.8186: アサヒオリオン ちゅらたいむ <沖縄製造> / オリオン(アサヒ)
あさひおりおん ちゅらたいむ <おきなわせいぞう> / おりおん(あさひ)
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事前に発売情報をつかんでいなかったが、偶然発見した アサヒオリオン「ちゅらたいむ」。
発売日は、8月4日だったようである。
2017年から出ているものだが、当サイトで取り上げたのは 昨年 が初。
今年は二度目の掲載ということになる。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。
泡は純白でやや粗く、勢いよく注ぐと盛り上がるが、すぐに減衰。
香りは、新ジャンルらしい甘い匂いが少しあるものの、基本的にはすっきり。
口当たりもクリア。柔らかな苦味があり、雑味がない。ビールらしいコクはないが、その分夏向きの爽やかな味に仕上がっている。
アサヒビール+オリオンビール共同開発。
アルコール分5%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類)、スピリッツ(大麦)。
製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-42。製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
販売元:アサヒビール株式会社 東京都墨田区吾妻橋1-23-1。
商品名は、沖縄のことばで美しいを意味する「ちゅら(美ら)」に、時間の「タイム」を組み合わせ、
美しい時間を意味している。
缶に「沖縄製造」の文字があるが、これは、アサヒビールが全国に向けて売る時につけている文句。
オリオン自身が沖縄で売る商品には書かれていないものだ。
流通量が非常に少ないので、入手できるかどうかは時の運。購入したのは、阪急阪神グループが関西で展開する駅ナカコンビニ asnas。
今回たまたま出会えたが、他店ではまったく見かけない。
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新ジャンル
CODE:44055ASTS#08 |
2020年8月13日
No.8187: 焼酎ハイボール 大衆酒場の赤しそ割り <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる たいしゅうさかばのあかしそわり <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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タカラ焼酎ハイボールの限定品「大衆酒場の赤しそ割り」。発売日は、8月11日。
昨年もこの時期に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、透明感のある淡いピンク。しそというより、桃色だ。
注いでいる時、ジュワジュワと大きな音を立て、グラスの中をたくさんの気泡が踊っている。
グラスに鼻を近づけても、ほとんどハッキリとした香り立ちはない。よく嗅ぐと、確かにシソっぽい青臭さがある。
味も香りの印象どおり、非常に上品。さっぱりとして、シソらしい味は大人しく、奥ゆかしい。
アルコール感は強め。
アルコール分7%。赤しそエキス使用。甘味料ゼロ。プリン体ゼロ。糖質80%オフ。
原材料名:焼酎(国内製造)、りんご果汁、赤しそエキス、糖類/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素、アントシアニン色素。
独特のピンク色の液体がなんともかわいらしい、東京下町の大衆酒場で人気の赤しそ割り。
その味わいを参考に、焼酎ハイボールらしいキレのある辛口の味わいに仕上げました。
爽やかな酸味と赤しその香りを爽快なキレ味でお楽しみください。
細かなことだが、昨年の製品 は 糖質ゼロ だったのに、
今年は 糖質80%オフ。味の違いはまったく感じなかった。
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チューハイ・カクテル等
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2020年8月14日
No.8188: WATTA 雪塩シークヮーサー / オリオン
わった ゆきしおしーくゎーさー / おりおん
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WATTA は、オリオンビールが2019年に立ち上げたチューハイブランド。流通範囲が限定されていることから、
当サイトではその全部をフォローすることはできていないが、入手努力だけは続けている。
ブランド誕生から1年経過して、リニューアルが敢行された模様。発売日は5月26日。
この「雪塩シークヮーサー」は、
当初数量限定品として登場したものだが、好評を博したということで、リニューアルを機に通年品に格上げされた。
限定発売時には入手できなかったが、今回偶然にも入手。阪急阪神グループが関西で展開している駅ナカコンビニ asnas で、
ちょっと前に沖縄フェアが行われていた際に、仕入れられていた。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。
注いでいる時ジュワジュワと音を立て、その後は細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りはグリーンな柑橘香で、まさにシークヮーサー。果汁は少ないはずなのに、かなりフレッシュでリアルな感じだ。
口当たりは炭酸のピリッとしたインパクトに、シークヮーサーの鋭い酸味。
軽い苦味があり、甘さは必要最小限。とてもピュアな味わいだ。飲み込んだ後に、ほのかな甘味が残るのは、
雪塩の効果だろうか。
アルコール分6%。果汁1%。沖縄県産シークヮーサー果汁使用。
原材料名:シークヮーサー果汁、ウォッカ(国内製造)、食塩、糖類/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。
販売者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。
製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
缶チューハイのシークヮーサー味は、今や多くのメーカーから出されている人気のフレーバーだが、
本拠地沖縄からリリースされているWATTAは、正統派中の正統派といえる。
ただ、他のメーカーがシークヮーサーチューハイをつくると、沖縄らしさを出そうとして泡盛を使うことが多いのに、
本品は意外にもウォッカベースである。泡盛とシークヮーサーが合うことは、飲んだ人なら分かると思うし、
地元沖縄でも定番の飲み方だと思うが、そのあまりにも当たり前をあえて外し、
むしろ非日常を演出するためにウォッカを使ったのではないか。
くせのないウォッカを使うことで、むしろシークヮーサー風味が際立っており、シンプルで分かりやすい味に仕上がっている。
全国発売したら爆売れするのでは?と、私は思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44057ASU3#80 |
2020年8月15日
No.8189: WATTA リラックスシークヮーサー / オリオン
わった りらっくすしーくゎーさー / おりおん
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オリオンのチューハイシリーズ WATTA が新しくなっている。
このリラックスシークヮーサーは、WATTAブランド第1弾3商品のうちの1つとして、
2019年5月 にリリースされたものであるが、
今年5月26日にリニューアル発売された。
通常本州では売られていないものであり、こんなに早く入手できるとは思っていなかったが、
近所のLAWSONで沖縄フェアをやっており、売られていたもの。
グラスに注いだ液色は、ほんのり濁ったイエローグリーン。
注いでいる時ジュワジュワと音を立てているが、その後は細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇る。
香りは、青臭い柑橘香で、実にシークヮーサーらしい。苦そうで、酸っぱそうだ。
味はその香りの印象どおり、非常に青臭い。酸と苦味が強く、甘味は抑えられている。
適度にジューシーで、飲みやすくは仕上げられている。アルコール感は強くない。
アルコール分4%。果汁1%。沖縄県産シークヮーサー果汁使用。
原材料名:シークヮーサー果汁、シークヮーサーエキス、ウォッカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。
販売者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。
製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
なんとつくっているのはオエノン(合同酒精のグループ)である。ならば、常時全国で売ってくれればいいのに。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44058LSEE#81 |
2020年8月16日
No.8190: スタイルバランス 濃レモンサワーテイスト <期間限定> / アサヒ
すたいるばらんす こいれもんさわーていすと <きかんげんてい> / あさひ
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アサヒのノンアルコールチューハイテイストシリーズ・スタイルバランスの期間限定「濃レモンサワーテイスト」。
発売日は6月9日であった。
グラスに注いだ液色は、透明感のある黄色で、
レモン味のかき氷が溶けたような色。いや、もうちょっと薄いか。
香りは、非常に酸味の強そうな、インパクトのあるレモン香。名前の通りだ。
味も香りの印象どおり、口に入れた瞬間、はっきりと強い酸味を感じる。無果汁で、味自体は人工的なのに、
明らかにレモン! 炭酸の刺激は強くないのに、このパキッとした酸味のために、味わいの押しが強い。
アルコール分0.00%。カロリーゼロ。糖類ゼロ。無果汁、炭酸飲料。
原材料名:食物繊維(米国製造)/酸味料、炭酸、ビタミンC、香料、カラメル色素、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
ノンアルコール飲料も選択肢が多くなり、消費者にとってはありがたいことだが、
メーカーさんにとっては過当競争を意味する。そんな中で差別化を図っていかなければいけないから、
このようにインパクトのある製品の投入は効果的。期間限定で終わらせるのはもったいないくらいに特徴的で、
熱烈ファンも付きそうだ。
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ノンアルコール飲料
CODE:44059DAEE#68 |
2020年8月17日
No.8191: KiiVA ENERGY VODKA / キーバ(製造者:チェリオ中部)
きーば えなじー うぉっか / きーば
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「KIIVA ENERGY VODKA」(キーバ エナジー ウォッカ)。
当サイトでは2018年に取り上げており、これが2回目となる。缶デザインが変わっていたので、再度購入したのだ。
発見したのはファミリーマート。発売情報をまったくつかんでいなかったのだが、調べてみると、発売日は7月20日だったようである。
グラスに注いだ液色は、透明感のある淡い赤。いちご味のかき氷が溶けたような色。
注いでいる時、ジュワジュワ音を立て、その後もしばらくは細かな気泡がグラスの中で踊っている。
香りは、まさにエナジードリンクの深い香り。アルコール臭はそれほど感じない。
味は甘酸っぱく、色のせいか、ほんのりいちごっぽい味がしなくもない。
やさしめのエナジードリンクといった感じ。アルコール感はやはり強くない。
甘いが酸のキレがある。少しガラナっぽい味わいがある(実際にガラナエキスが使われている)。
アルコール分5%。原材料名:糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、ウォッカ、ガラナエキス、食塩/炭酸、酸味料、香料、
アルギニン、着色料(カラメル色素、ムラサキイモ色素)、ナイアシン、V.B6、V.B12。
販売者:キーバ株式会社、神奈川県横浜市中区花咲町三丁目100番13。
製造所:株式会社チェリオ中部、愛知県小牧市大字河内屋新田字下岩倉杁510-1。
人と違う道を行け
エナジードリンクとウォッカの抑えられない衝撃。フルーティーなエナジーウォッカフレーバーでキレのある飲みごたえを実現した。
同じ夜はもう来ない、カラダを熱く響かせろ。人と違う道を行く魂を開放する、キーバウォッカ。
前回取り上げたとき、液色はサーモンピンクだったが、今回はもっと赤い。
その見た目の違いにまずは驚き、味も濃くなったのか?と思いきや、味はむしろシャープになった。
前回はもっと濃く甘いエナジードリンクという感じだったのに、今回は後キレがよくなった。
ところで、販売元の キーバ(株)は、
元レーシングドライバーの阿部翼氏が2013年に立ち上げたエナジードリンクメーカーで、
8年目にして大手コンビニで扱ってもらえるまでになったとのこと。いわば門外漢が無謀なチャレンジをして、
孤軍奮闘の末、ここまでたどり着いたわけで、そんな逸話を知ってしまったら、応援しないではいられない。
「人と違う道を行け」というスローガンには私も大いに共感、というか、私もそれを目指してきた。
大衆迎合など糞食らえ。寄らば大樹の陰なんて考えるな。これからも時流には乗らず、尖った商品を世に問うて欲しい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44060FMEEK#28 |
2020年8月18日
No.8192: ドライゼロ サマーショット <期間限定> / アサヒ
どらいぜろ さまーしょっと <きかんげんてい> / あさひ
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アサヒのノンアルコール・ドライゼロの期間限定「サマーショット」。
発売日は6月30日であった。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白でノンアルコールにしてはわりときめ細かく、
勢いよく注ぐと力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りを嗅ぐと、柑橘のような尖った匂いと、ハッカのような刺激が、ノンアルコール特有の茶葉っぽい匂いを取り囲んでいる。
まるで麦茶にはっさく果汁とペパーミントを混ぜたみたいな匂い。変な匂いのような気もするし、爽やかといえば爽やかだ。
口に入れた瞬間、この製品の売りである冷涼感がハッキリと感じられる。
炭酸の刺激と相まって、冷たく爽快だ。苦味も強め。甘さはほぼない。
飲み込んだ後にも、冷やっとした感覚が口に残る。
アルコール分0.00%。炭酸飲料。カロリーゼロ。糖質ゼロ。
原材料名:食物繊維(仏国製造、国内製造)、大豆ペプチド、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、
甘味料(アセスルファムK)。
まさに夏にふさわしい冷たい飲み口。この麦茶に柑橘果汁を混ぜちゃった感が気にならなければ良いが、
これを受け入れられない人には、酷評されるかもしれない。
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ノンアルコール飲料
CODE:44061DAKO#49 |
2020年8月19日
No.8193: 秋味 <限定醸造> / キリン
あきあじ <げんていじょうぞう> / きりん
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8月18日に発売された キリン「秋味」。
秋限定ビールのロングセラーで、今年が発売30年目。缶にも「since 1991」と書かれている。
1991年は平成3年。第1号商品を覚えているわけではないが、私は既にアルコールの飲める歳だったから、
たぶん飲んでいたと思う。残念ながら当サイトの開設は2000年なので、だいぶ後である。
ともあれ、私が相当な歳だということはバレてしまうわけだが。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。
泡は純白できめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、控えめながらしっかり芯のあるホップ香と、力強さを感じさせるモルト香のバランスが良く、どちらも突出していない。
落ち着き払ってはいるが、凝縮感はすごい。
味はガシッと強い苦味と渋味の存在感が強く、浮ついたところがない。昔はもっともっと無骨だったような記憶もあるが、
今はわりと洗練されて、きれいでクリーンな口当たり。
アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
秋だけの限定醸造 麦芽たっぷり1.3本分
たぶん欧州の人たちは、こういう質実剛健なピルスナーを、ザ・ジャパニーズビア として称賛してくれることだろう。
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ビール
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2020年8月20日
No.8194: クリアアサヒ 秋の宴 <限定醸造> / アサヒ
くりああさひ あきのうたげ <げんていじょうぞう> / あさひ
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クリアアサヒの限定品「秋の宴」。発売日は、8月18日。毎年この時期に出ているものである。
グラスに注いだ液色は、透過性のあるアンバー(琥珀色)。
泡は淡いベージュで新ジャンルにしてはかなりきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、麦芽の甘苦いロースト香が、新ジャンル特有の甘い匂いをうまくマスクしている。
適度なシャープさも持ち合わせている。
味は、甘さと苦さが同居。いや、どちらかと言えば苦味が勝っているか。
香りに感じたロースティな感じはそんなに強くない。
香りの印象でもそうだったが、新ジャンルの弱点がうまく隠されている。
アルコール分6%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ)、スピリッツ(大麦)。
日本は今酷暑の真っ直中で、最高気温40度超えという地域もある。でも暦は既に立秋を過ぎ、
消費市場は着実に「秋」にシフトしている。
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新ジャンル
CODE:44063DAEE#02 |
2020年8月21日
No.8195: 金麦 琥珀の秋 <2020限定醸造> / サントリー
きんむぎ こはくのあき <2020げんていじょうぞう> / さんとりー
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サントリー金麦の限定品「琥珀の秋」。発売日は、8月18日。
昨年まで6年間、琥珀のくつろぎ という商品名だったが、今回変わった。
グラスに注いだ液色は、淡いアンバー(琥珀)。濃いめの麦茶かアイスティのような色。
泡はほんのりベージュ色で、勢いよく注ぐと力強く盛り上がり、泡持ちも悪くない。
香りを嗅いで、驚いた。とても新ジャンルとは思えない。
ブラインドで、「サントリーから新しく出たペールエールですよ」と言われたら、私は信じる。
そのくらいホップ香が自然で芳しく、麦芽のロースト香の甘さとうまく融合している。
新ジャンル特有の浮ついた甘さのようなものを感じない。
味も適度にロースティで苦味も伴い、飲みごたえがある。甘さがふわっとして、ややコク不足の印象があり、
そこで初めて新ジャンルだと感じるものの、ちゃんとしたビールでもこの程度の軽やかなものはよくあるから、
安っぽい味ではない。
アルコール分6%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、糖類)、スピリッツ(小麦)。
ニュースリリースには、次のような説明がある。
昨年までご好評いただいた「金麦〈琥珀のくつろぎ〉」の味わいの骨格はそのままに、“香ばしい味わい”と“美しい琥珀色”
を実現する「ロースト麦芽」に加え、「金麦」こだわりの素材である「贅沢麦芽」を使用することで、深いコクにさらに磨きをかけました。
また、レイトホッピング製法を採用し、低温熟成期間を長めに設定することで、飲み飽きない味わいを実現しています。
パッケージは、高級感のある赤・黒・金の組合せにより、上質で斬新なデザインに仕上げました。
新ジャンルのこういった商品説明は、しばしば大げさと思えるケースがあるが、この製品は説明通りというか、
期待を上回っている。新ジャンルの欠点をほぼ乗り越えており、金麦史上最高傑作ではないかと、個人的には思う。
昨日飲んだ クリアアサヒ秋の宴 も優秀な新ジャンルだが、比べてしまうとこちらの圧勝である。
こういう手の込んだ新ジャンルを飲むと、そこまでこだわるならその製法で真っ当なビールを造ってくれ!
と思うもの(サッポロ社の製品でよくある)だが、本品は新ジャンルの世界の中でできることを極めたからこそ到達した地点だと考えられる。
そもそもサントリー社には、TOKYO CRAFT というこだわったビールブランドが既にある。だからこそ、新ジャンルの制約の中で、
しかも「金麦」という人気ブランドを背負った上でのこのチャレンジは、すばらしい。
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新ジャンル
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2020年8月22日
No.8196: 果実の瞬間 福島産和梨 <秋限定> / アサヒ
かじつのしゅんかん ふくしまさんわなし <あきげんてい> / あさひ
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アサヒ果実の瞬間シリーズから、秋限定品2種が出た。発売日は、8月18日。
2種のうち、今日は「福島産和梨」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほんのりと黄色っぽく濁っている。細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、甘味がしっかりと強そうな、しかしかなりリアルな和梨香。
味は香りの印象どおり甘味が強い。和梨らしく繊細で、軽い苦味も伴う。アルコール感は弱い。
炭酸のビリビリした刺激があるので、冗長にならずに済んでいる。
果汁1.5%。アルコール分4%。
原材料名:アルコール、日本なし果汁、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
昨年の製品 と中身は変わっていないようである。
ソフトな飲み口で、アルコールに強くない人にも飲みやすい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44065DAKO#04 |
2020年8月23日
No.8197: 果実の瞬間 山梨産完熟ピオーネ <秋限定> / アサヒ
かじつのしゅんかん やまなしさんかんじゅくぴおーね <あきげんてい> / あさひ
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アサヒ果実の瞬間シリーズから、秋限定品2種が出た。発売日は、8月18日。
2種のうち、昨日既に 福島産和梨 を飲んでいるので、今日はもう一方の「山梨産完熟ピオーネ」を。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いピンク色。ぶどうという感じがしないほど、とても薄い。
香りは、ころっと甘そうなぶどう香。渋さも想像させる。
味は香りの印象どおり、甘さが強い。但し、コクがないので、さらっとした飲み口。
香りの印象どおり、適度な渋味があって、それが適度な引き締め役にもなっている。
果汁0.4%。アルコール分4%。
原材料名:アルコール、ぶどう果汁、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素、野菜色素。
昨年の製品 と中身は変わっていないようである。
昨日飲んだ和梨と同じく、こちらもソフトなタッチで、非常に飲みやすい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44066DAKO#05 |
2020年8月24日
No.8198: キリン・ザ・ストロング シークァーサーサワー <期間限定> / キリン
きりん・ざ・すとろんぐ しーくぁーさーさわー <きかんげんてい> / きりん
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キリン・ザ・ストロングの期間限定「シークァーサーサワー」。
発売日は、8月18日。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、ほんのーーり黄色っぽい。
注いでいる時、ジュワジュワと音を立て、その後も細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、ライムのようなグリーンな香りに、レモンのようなジューシーさが加わる。
一般的なシークァーサーの青臭い感じはあまりなく、非常にキレイに化粧されている。さすがにキリン社の製品だ。
良い意味で、過剰な飾り立てである。
味は非常に酸味が鋭く、この点はまさにシークァーサーらしい。度数が強いから、味にボリューム感があるのだが、
普通の高アルコールチューハイと比べ、甘ったるさは感じない。辛口で、酒臭い感じ。
無果汁。アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、シトラスエキス/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
過度にジューシーな感じの飲み口で、なおかつ甘すぎないので、ゴクゴク行ってしまいそうだが、
アルコール9%なので注意が必要。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44067DAKO#06 |
2020年8月25日
No.8199: ザ・プレミアム・モルツ 秋<香る>エール 2020 <限定醸造> / サントリー
ざ・ぷれみあむ・もるつ あき<かおる>えーる 2020 <げんていじょうぞう> / さんとりー
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ザ・プレミアム・モルツの限定品「秋<香る>エール」。
発売日は、8月25日。毎年同時期に出ているものである。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある淡いアンバー。泡はベージュ色。
勢いよく注ぐと力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、ブラウンな感じのロースト香が立つが、そのベースにはプレモルらしいふくよかな甘さがある。
味は、丸い甘味と適度な酸味、そして香ばしい苦味が下支え。奥深く複層的な味わい。
飲み込んだ後には、柔らかな甘味と香ばしさが残る。
アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ。
今しか飲めない芳醇でフルーティなエールビールです。
昨年の製品 から中身は変わっていないようである。
缶は、秋色ともいえる温かなオレンジ色。黄色いイチョウの葉がさりげなく描かれていておしゃれである。
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ビール
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2020年8月26日
No.8200: 氷結 デリシャス シャルドネ / キリン
ひょうけつ でりしゃす しゃるどね / きりん
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セブン&アイグループ限定商品である キリン「氷結 デリシャス シャルドネ」。
発売日は、7月28日だったようである。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、ほんのり黄色っぽく色づいている。
注いでいる時、ジュワジュワと音を立て、その後も細かな気泡が大量にグラスの中を立ち昇っている。
香りは、甘く豊かな白ぶどう香。かなり濃厚な味わいが想像される。
味は香りの印象どおり、甘味が強く濃い。それと同時に酸味も効かせてあるので、
それほど甘ったるい印象は受けない。氷結らしいバランスの取り方。
但し、飲み進めると甘味料特有のだらっとした甘さが口中に蓄積されてくる。
アルコール分7%。果汁0.9%。
原材料名:ぶどう果汁(シャルドネ果汁)、ウオツカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
アルコール度数7%なので、今やストロング呼べるほどではない。よって、昨年同じセブン&アイグループ限定で出された
グラニースミス(度数8%)の缶にはあった STRONG の文字が、本品にはない。
ストロングチューハイと呼べるのは 8%以上という共通認識が、今や出来つつあるようだ。
氷結シリーズでは、通年全国販売の シャルドネスパークリング がアルコール5%で飲みやすく、
やさしい味わいなのだが、その感覚でこの製品を飲むと、ちょっと危険かもしれない。2%の違いを侮ってはいけない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44069SEST#29 |