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愛・地球博の思い出

 No.11:名古屋リベンジ旅行2006 −第4話−


大観覧車
 いよいよ大観覧車に乗る。

 「遊びと参加ゾーン」と呼ばれていたエリアにある大観覧車だが、 そのまま残されていて、愛・地球博記念公園のひとつの目玉になっている。

 すぐ隣は「モリゾー・キッコロメッセ」の跡地で、 今はただアスファルト舗装された平地となっている。 その景色を見て、確実に時間は経っているんだなあと思い、淋しくなった。

 さあいよいよ、会期中には乗ることのできなかった観覧車に、今回初めて乗る。

 いくら月曜日だからとはいえ、夏休み中というのに、ほとんどお客がいない。 並ぶどころか、人影がなく閑散とした階段を上って、待ち時間ゼロで乗り込む。

 これが観覧車上からの眺め。

 左の写真が、西方向を見下ろしたところ。 リニモ「公園西駅」が見える。こんなに田舎だったのかと思う。

 右の写真が、東方向を見下ろしたところ。 観覧車がちょうど最高地点に達した頃に撮影。

 サツキとメイの家は、ずっと先の森の中だ。 やはり公園はかなり広い。

 360度のパノラマを楽しみ、およそ10分強で地上に戻る。

リニモ公園西駅 / 観覧車最高地点から公園を俯瞰


愛知国際児童年記念館 / 展示されていた掃除ロボット
 観覧車を降りて向かったのが、愛知国際児童年記念館。

 ちょうど、「集結!愛・地球博のロボットたち」というテーマで 展示が行われていた。期間は2006年7月15日から11月30日までで、入場は無料。

 右の写真は、スバルの開発した掃除ロボットだ。

 その他にも、たくさんロボットたちが展示されていた。

 すべてを写真に納めたわけではないが、 会期中には見ることができなかったロボットも、じっくりと見られた。

 全部がただ置かれた状態で、動いていなかったのが残念。 それでもそこにいる人たちは皆、懐かしそうに見入っていた。

 特に右下写真のアクトロイドは、 かなり話題となったロボット。 この日も、写真を撮る人が一番多かった。

 また、館内にはサツキとメイの家に関する写真展示もあったが、 壁に写真が貼ってあるだけということもあり、 こちらはあまり見ている人はいなかった。


展示されていたロボットたち


自然体感遊具 / 水のエリア
 次に向かったのが、会期中「グローイングヴィレッジ」と呼ばれていたエリア。

 樽で作った家など、木製遊具がそのまま残されていて、子供が遊べるようになっている。

 また、水のエリアも水遊びができるように、施設がそのまま残されていた。 この日は暑かったので、小さな子供たちが水の中ではしゃいでいた。 どうやら近所の人たちが、日常的に遊びに来る場所になっているようだ。

 そうこうするうちに、夕方になってしまった。

 帰る前に、どうしても見ておきたかったのは、モリコロをかたどった植木だ。 これは会期中から残されたもので、 万博ファンの方たちが開いている様々なブログなどで、よく紹介されている。

 私は、どこにあるのか知らなかったのだが、 総合案内所前にあるそれを、簡単に発見。

 写真のように、ちょっとビミョーだが、 公園の入口で、来園者を出迎えている。

 ところで写真の右後方に、小さく観覧車が見えるのがわかるだろうか。 さっき乗ったものだが、いかに公園が広いかがわかる。

総合案内所前にあるモリコロを模した植木


案内板
 今回の名古屋リベンジ旅行は、これで一応の目的を達することができた。

 万博会期中は、とにかく時間のない中で、必死に回っていた印象しか残っていない。 それも良い思い出なのだが、こうして再度会場跡地を訪れることで、 もう一度その思い出をかみしめることができたように思う。

 でも、これですべてが終わったわけではない。

 そもそもこのページは、家族の思い出を大切に残したい私自身のために作ったようなものだが、 まだピリオドを打ちたくない。いつまでも現在進行形に留めておきたい。

 公園の第2期オープンが、今年(2007年)3月25日と決定し、 同日、「愛・地球博記念館」もオープンすることとなった。

 我が家では、ちょうどその日に、再度訪れる予定にしている。

(2007年1月16日記す)


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