利酒日記 kikizakenikki

2006年7月


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2006年7月1日 ROUGE 
BOURGOGNE HAUTES-COTES DE NUITS / A. F. GROS
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ / A. F. グロ
VINTAGE: 2000
A.F.Gros Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 00 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: COTE DE NUITS
コート・ド・ニュイ
AOC: BOURGOGNE HAUTS-COTES DE NUITS
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ
生産者: A. F. GROS 輸入者: (株)成城石井
review
 気軽にピノを飲みたい。でも、ある程度ブルゴーニュらしいピノを。ということで、このクラスを。

 色は非常に淡いルビーで、グラスの向こうが容易に透けて見える。 香りはイチゴやプラムに、少し生臭い血のような匂いも。
 アタックは柔らかく、酸も穏やか。悪く言えば、真ん中が空洞のような、 凝縮感のない味わい。だが、力がないなりに非常にキレイにまとめられてはいる。 タンニンはさらさらして、余韻もそれほど長くはないが、 まだ青いイチゴをかじったような、何とも言えぬ早春の味わいが心地よい。 でも、この値段出して、それだけというのも、ちょっと淋しい。
 東北あたりの医者の娘が都会に出て来て、 やっぱりお嬢様だね、だけどちょっと垢抜けないね、でもそのうち変身するかもね、 いやしかしいかんせん性格がおとなしすぎるよね、てなワイン。
 値段ほどの内容か?というと、もう一歩だろうか。なんか、中途半端。
評定: D 価格 2,989円(本体価格2,847円+消費税142円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2006年7月4日 ROUGE 
CHEVALIER DE LASCOMBES / MARGAUX
シュヴァリエ・ド・ラスコンブ / マルゴー
VINTAGE: 1996
CHEVALIER DE LASCOMBES 96 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: HAUT-MEDOC
オー・メドック
AOC: MARGAUX
マルゴー
生産者: CH. LASCOMBES 輸入者: アールアンドダブリュ(株)
review
 今日は自宅では珍しくラム肉(カツレツ風)を食すために、ローヌのシラーにしようか、いやボルドーでも大丈夫かな? と思案の末、結局これにした。昨日買ってきたばかりのものだが、売場で、「96ヴィンテージなので、 ちょうど良い具合に熟成していますよ。しかもこの値段。」と勧められて、思わず購入したのだ。

 色は深いガーネットで、かなり黒に近いと言える。エッジはほんのり褐色に傾く。
 香りは黒果実のほか、チョコレート、土、鉛筆の削りカスなどを感じ、 焦げた樽のニュアンスも。
 アタックは実に柔らかく、ブルーベリージャムみたいな、まろやかでちょっと酸味をまとった甘味が舌にとろけるよう。 だが、凝縮感は今ひとつかもしれない。 伸びやかで、やさしい味わいと言える。マルゴーらしい雰囲気はちゃんとある。

 名前からわかるとおり、メドック2級格付けCh.ラスコンブのセカンド。兄貴分の評価が必ずしも高くはないので、 弟分もより一層地味な存在だが、10年たってちょうど飲み頃状態のものがこの値段だったのだから、 まあ損はなかった。
 肝心の羊さんとの相性も良かった。
 ちなみに羅臼昆布は北海道の名産で、 良いダシがとれる。こちらは超一級品として名高い。という話を添えるのがお約束ね。
評定: C 価格 3,990円(本体価格3,800円+消費税190円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2006年7月5日 ROUGE 
BAROKES BUBBLY WINE CABERNET SHIRAZ MERLOT
バロークス バブリィ・ワイン カベルネ・シラーズ・メルロー
VINTAGE: N.V.
BAROKES BUBBLY RED AUSTRALIA
オーストラリア
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: BAROKES 輸入者: 日本酒類販売(株)
review
 ちょっと前に酒屋さんの冷蔵庫を何げなく覗き、ビールや缶チューハイを物色していた時にみつけたもの。 250mlの缶入りワイン。
 ワインを缶に入れるというのは、大変なことのようで、普通は缶の金属と反応して、短期間で変質してしまうらしい。 缶入りで長期保存可能な技術を持っているのは、現在のところ、世界でこのバロークス社だけだという。
 これは、赤のスパークリングワインである。

 グラスに注ぐと、色はぜんぜん想像していなかったほど深く、しっかりしている。 発泡性なので、細かな泡は見えるが、外観はあくまでも赤ワイン。
 正直言って、まったく期待などしていなかったのだが、 香りを嗅いで、驚くことになる。 黒い果実の香りや樽香がしっかりとあり、ホントに普通の赤ワイン。 しかも、かなり深みがある。
 味も、凝縮感のある果実味が特徴で、甘味は適度。タンニンもしっかり。実に飲み応えがある。
 さすがに余韻はそれほど長くはないものの、果実味に若干アニマリィな感じも加わって、どっしり落ち着いている。
 レシートが残っておらず、正確な値段を忘れてしまったが、確か400円位。(訂正)店で確認したら300円だった。 缶カクテルとか缶チューハイの感覚では、そんなに高いの?それでホントに中身が伴うの? という疑問が生じかねないが、飲んで納得。考えてみれば、フルボトル換算で、概ね1,200円程度。(訂正)900円程度。 ワインとしてはむしろ安い部類。ということで、素晴らしい技術力に乾杯だ。
評定: A 価格 250ml入り300円 購入店: LIQUOR SHOP CRODE(大阪府吹田市)
2006年7月6日 BLANC 
TOURAINE SAUVIGNON / ALAIN & PHILIPPE SALLE
トゥレーヌ ソーヴィニヨン / アラン・エ・フィリップ・サレ
VINTAGE: 2003
Salle Touraine Sauvignon 03 FRANCE
フランス
地方: VAL DE LOIRE
ロワール
地区: TOURAINE
トゥレーヌ
AOC: TOURAINE
トゥレーヌ
生産者: ALAIN & PHILIPPE SALLE 輸入者: 片岡物産(株)
review
 このワイン、まだ飲んでないつもりで買ってきたが、実は今年の2月に同じヴィンテージを飲んでいた。

 色は麦わらというか、少し黄色に近いか。
 香りはレモンやグレープフルーツの柑橘香に、白い花のニュアンスが加わる。
 酸のアタックはほどほどで、甘やかな飲み口は、はちみつのよう。 ミネラル分もあるが、ややぼけた感じも否めない。
 前回の自分のコメントを見ると、もっとシャープな味わいだったように見受けられる。 もしかすると、時間が経っている分だけ、今日のボトルは保管の段階で少し高温にさらされたのではないか? とも思う。いや、変質しているとまでは言えない。十分健康の範囲内だろう。
評定: C 価格 1,490円(本体価格1,419円+消費税71円) 購入店: Ciel江坂店(大阪府吹田市)
2006年7月7日 ROUGE 
DOMAINE CHIROULET GRANDE RESERVE / VIN DE PAYS DES COTES DE GASCOGNE
ドメーヌ・シルレ グランド・レゼルヴ / ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・ド・ガスコーニュ
VINTAGE: 2001
Dom.Chiroulet Grande Reserve 01 FRANCE
フランス
地方: SUD OUEST
南西地方
地区:
 
V.d.P: COTES DE GASCOGNE
コート・ド・ガスコーニュ
生産者: DOM. CHIROULET 輸入者: (株)成城石井
review
 今日は7月7日。年に一度の素晴らしいワインとの出会いを求めて、なぜかV.d.Pを。

 色は深いが、やや青みがかっている。黒果実、チョコレート、木炭、ユーカリなどの香りが、 樽のヴァニラ香と共に押し寄せる。まずはこの香りの洪水に魅了される。
 口に含むと、果実をかじったような甘酸っぱさが(ヴォリューム感はほどほどながら)広がる。 タンニンもガッシリしている。最初、やや酸っぱいと感じた味わいが、次第に、煮詰めたイチゴジャムみたいな甘さに 変わってゆく。それも決して下品なほうに傾くのではなく、適度なスケール感でまとまっている。
 余韻はメロンのように甘く、メントールのようなスーッとした感じが伴う。

 売場の商品POPに「スーパー・ヴァンドペイ」と説明されていたが、正直言ってそれほど期待はしていなかった。 しかし、フタを開けてみてびっくり。私自身、今までV.d.Pにこれほど魅了されたことはない。 購入時、値段を見て一瞬躊躇したのだが、こんなにお買得だったとは。
 ブラインドで飲んだとしたら、私は4,000円、いや5,000円と評価するかもしれない。 中途半端な格付ものにそこそこの金額を払って飲むより、絶対こっちをお勧めする。
 期待していなかったところから、思わぬ収穫があった。 まさにタナボタって感じですな。・・・って、今日は七夕やろがーっ!
 どうも失礼しましたー。
評定: AA 価格 2,589円(本体価格2,466円+消費税123円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2006年7月9日 BLANC 
POUILLY-FUISSE / LOUIS JADOT
プイィ・フュイッセ / ルイ・ジャド
VINTAGE: 2004
Louis Jadot Pouilly-Fuisse 04 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: MACONNAIS
マコネー
A.O.C: POUILLY-FUISSE
プイィ・フュイッセ
生産者: LOUIS JADOT 輸入者: 日本リカー(株)
review
 ちょっと前になるが、ジャドのワインを試飲販売していた。私はもちろん開いているボトル全種の 試飲をさせてもらったわけだが、このプイィ・フュイッセは、たぶん値段の関係だろうが、 試飲できなかった。「なかなかヴォリュームがあっていいですよ」という販売員さんのお勧めに従って、 購入することにした。

 色は淡い黄金色。香りは白い花、洋梨、カスタードなど。柑橘香は弱く、確かにヴォリューム感がある。
 酸のアタックはほどほどに強く、適度なミネラル感と、苦味を伴う。ルビーグレープフルーツのような味わいだが、 そこにタマゴみたいなほっこり感が加わって、図太い味わい。
 このAOCに期待される要素は確かに備わってはいるものの、もう一つ何かが足りない気がする。 品格というか、凛とした姿勢というか、そういった感じが足りないのだ。
 このくらいのヴォリューム感を備えたシャルドネなら、ニュージーランドあたりでもみつけられそうだ。 しかも値段は半分くらいで。もちろんそれよりは上であることは間違いないが、 ブルゴーニュたる威厳みたいなものが欠けているように思える。がぶ飲みタイプのデイリーワインではないのだから。
評定: D 価格 3,360円(本体価格3,200円+消費税160円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2006年7月14日 ROUGE 
LE GRAND MOUTON NOIR / VIN DE PAYS D'OC
ル・グラン・ムートン・ノワール / ヴァン・ド・ペイ・ドック
VINTAGE: 2001
Le Grand Mouton Noir 01 FRANCE
フランス
地方: LANGUEDOC
ラングドック
地区:
 
V.d.P: OC
オック
生産者: RYMAN WINES 輸入者: マルカイコーポレーション(株)
review
 結構有名なV.d.Pなんだけれども、これまで飲んだことがなかった。 MOUTON NOIR(黒羊。変わり者とか偏屈という意味あり)という名のワイン。

 まず外観は深いガーネットで濁り気味。エッジはピンクからややオレンジ。 黒果実や漢方薬、少し土っぽいルイボスティみたいな香り。
 酸のアタックは柔らかめ。タンニンはややざらつく感じで、ワイルド。 凝縮感はそこそこ。
 エチケットにCABERNET-SHIRAZと書かれているとおり、カベルネとシラー(シラーズ)を 使っているらしい。でも、不思議とまとまりはよい。
 ボトルが少しずんぐりと横に広がったような形で、かなり重い。 外見は確かにMOUTON NOIRといった感じだ。

 まさに私のような変わり者にぴったりのワイン。いや、このワインは、実は名前ほど内容は奇抜ではない。 私も、「変わり者と呼ばれてるくせに、中身は結構普通じゃん」なんて、侮蔑の言葉を戴かないように、 正真正銘の変わり者でありたいと思う。「フツー」「みんなと一緒」なんて言われるようになったら、 私もおしまいです。
評定: C+ 価格 1,280円(本体価格1,219円+消費税61円) 購入店: LIQUOR SHOP CRODE(大阪府吹田市)
2006年7月15日 BLANC 
BAROKES BUBBLY WINE CHARDONNAY SEMILLON
バロークス バブリィ・ワイン シャルドネ・セミヨン
VINTAGE: N.V.
BAROKES BUBBLY WHITE AUSTRALIA
オーストラリア
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: BAROKES 輸入者: 日本酒類販売(株)
review
 これで当日記取扱累計900種めとなる。
 先日赤のスパークリングを飲んだ250mlの缶入りワイン。今日は白のスパークリングを。

 グラスに注ぐと、色はしっかりシャンパンゴールド。 とてもきめ細かい気泡が断続的に立ちのぼり、美しい。
 香りは桃やオレンジなど、フルーティな感じだが、シャルドネらしいしっかり感がある。 味はカスタードや栗のような深みが感じられるが、酸も活きている。 炭酸のピリピリ感も、爽やかさを増長する。
 もちろん、シャンパンのように発酵で生じたCO2を閉じこめたものではなく、 後から炭酸ガスを添加しているものだから、ワインの味わいと炭酸が分離気味なのは致し方ないが、 ワインカクテルだと思って飲めば、信じられないくらいのクオリティだと言える。
 シャルドネだけだとあんまり深みが出ないだろうということで、 セミヨンをブレンドしているのは、アイディアの勝利と言えるかもしれない。 300円でこれだけ上等な味わいを堪能できるなんて、なかなかないだろう。
評定: A+ 価格 250ml入り300円 購入店: LIQUOR SHOP CRODE(大阪府吹田市)
2006年7月19日 ROUGE 
COTES-DU-RHONE "LES DEUX ALBION" / SAINT COSME
コート・デュ・ローヌ "レ・ドゥー・ザルビオン" / サン・コム
VINTAGE: 2004
Saint Cosme Cotes-du-Rhone 04 FRANCE
フランス
地方: COTES DU RHONE
コート・デュ・ローヌ
地区:
 
AOC: COTES DU RHONE
コート・デュ・ローヌ
生産者: SAINT COSME 輸入者: (株)飯田
review
 色はとても深く、黒に近い。縁までほぼ均一。 香りは、赤い果実のほかインクや絵の具のような感じ+少し血の匂い。
 酸のアタックが強く、アルコール感がとてもホットで、一口めからものすごく押しが強い。 チェリーやプラムのような果実の凝縮感があって、タンニンも力強い。
 ACローヌにして必要十分なパワー。決して夏の暑い時期には向かないが、 白ワインが増えがちな夏にはむしろ、時折こういったものが欲しくなるのも事実だ。

 ところで、ボトルに輸入者が貼り付けた裏ラベルにも、販売店のサイト上の表記も、 「レ・ドゥー・ルビオン」と書かれているが、 deux albion のxとaがリエゾン(liaison)して「レ・ドゥー・ルビオン」と読むのが正しいと思いますがね。

 [例] deux enfants=ドゥー・ザンファン(こどもが2人)の場合も、本来発音しない子音字xと母音字e との間ではリエゾンが行われる。
 ちなみにun enfant=アナンファン(こどもが1人)のnとeのように、 発音する子音字と次の母音字とを連続して滑らかに読むのは、 アンシェヌマン(enchainement)と呼ばれる。プチ仏語講座でした。
評定: C+ 価格 1,580円(本体価格1,505円+消費税75円) 購入店: e-shopping wine(ネット)
2006年7月22日 BLANC 
SAINT-ROMAIN / OLIVIER LEFLAIVE
サン・ロマン / オリヴィエ・ルフレーヴ
VINTAGE: 2002
Olivier Leflaive Saint-Romain 02 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: COTE DE BEAUNE
コート・ド・ボーヌ
AOC: SAINT-ROMAIN
サン・ロマン
生産者: OLIVIER LEFLAIVE 輸入者: (株)アルカン
review
 さて、当サイトも本日で連続無欠勤更新記録777日を達成した。記念に何を飲もうかと考えたが、 夕食が刺身だったこともあり、普通の白にした。
 今日のワインも、先日のものと同じくネットでe-shopping wineから 購入したもの。

 色は濃いめの麦わらというか、黄色みが強い。 ナッツのはじける香りがまずあり、熟した桃、洋梨などを感じる。ふくよかだが、冗長ではない。
 味は最初、ぶわっと桃のような甘味が広がるが、豊かな酸がそれを取り囲んでいる。 ミネラルも豊かで、苦味もあり、後味はキュッと締まっている。
 カスタードのような余韻が骨格の太さを思わせるが、ぼやけてはいない。適度な緊張感。
 このAOCに、それほど期待をしていなかっただけに、「やられた」という感じ。 この値段なら、十分お買得。やっぱりオリヴィエ・ルフレーヴって、安ワイン者の見方だね。
評定: A- 価格 2,350円(本体価格2,238円+消費税112円) 購入店: e-shopping wine(ネット)
2006年7月27日 ROUGE 
CHATEAU PHELAN SEGUR(CRU BOURGEOIS EXCEPTIONNEL)/ SAINT-ESTEPHE
シャトー・フェラン・セギュール(クリュ・ブルジョワ・エクセプショネル)/ サンテステフ
VINTAGE: 2003
Ch.Phelan Segur 03 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: HAUT-MEDOC
オー・メドック
AOC: SAINT-ESTEPHE
サンテステフ
生産者: CH. PHELAN SEGUR 輸入者: エノテカ(株)
review
 既に結構な値段となっているボルドーの03ヴィンテージだが、 これはラベル汚損ということで、いわば見切り品扱いで店頭に並んでいたもの。 1本だけあったのをみつけた私は、すぐさま手に取っていた。03年からブルジョワ級でも別格扱いのEXCEPTIONNELに格付けされている フェラン・セギュールだ。

 色はいかにもボルドーカラーというのにふさわしい深紅。エッジは基本的にまだピンク色。
 もわっとむせかえるようなアルコール感の中に、煮詰めたジャムのような凝縮感と、黒コショウのようなスパイスや、 若干アニマリィなニュアンスがある。
 味もなかなか濃厚。まず最初に酸が強く、まるで梅酒に漬け込まれた梅の実を噛んでいるかのような目の詰まった味わい。 タンニンも図太く、ごそごそざわざわした喉ごし。夏に飲むのには、あまりふさわしくないとも言える。
 飲む前から承知していたことだが、いかにも若く、各要素が分裂した味わい。 単に若いということもあるが、03ヴィンテージだからということが大きいのだろう。
 もちろんそれは今の段階だからであって、 これからまだまだ長い命をもっていることを示す。少なくともあと5年は成長してから出会ったほうが真の魅力を開花していた に違いないが、そこまで待てなかった。我が家のセラーは小さすぎる。
 もし、5年後に購入するとしたら、決してこんな値段では無理だろう。でも、店員さんとも話したのだけれど、 03年って、かなり買い損ヴィンテージなのかもしれないな、と思ったりもする。 恐ろしい値段に見合うだけの内容を伴った00年とは違い、なんだか過大評価されているきらいがなくもない。
評定: C+ 価格 4,200円(本体価格4,000円+消費税200円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2006年7月30日 BLANC 
CHATEAU LA COMMANDERIE / COTES DU ROUSSILLON
シャトー・ラ・コマンドリー / コート・デュ・ルーション
VINTAGE: 2003
Ch.la Commanderie 03 FRANCE
フランス
地方: ROUSSILLON
ルーション
地区:
 
AOC: COTES DU ROUSSILLON
コート・デュ・ルーション
生産者: CH. LA COMMANDERIE 輸入者: (株)アンフィニー
review
 さて、今日はまさに日常酒と呼べるレベルのワインを開ける。
 これからの暑い季節には、在庫としてこのクラスがあると、とても便利だ。 ルーションというのも、気軽にそこそこ楽しませてくれそうなAOCではないか。

 色はしっかりめのイエロー。香りは白い花、クリーム、ヨーグルトなどの乳酸。やや丸いイメージ。
 味は酸のアタックが思いのほか強く、それと同時にフラワリーなまろやかさが広がって、華やか。 樽からくる苦味が味わいを引き締めている。あとにはほっこりと甘味も残る。
 南仏のイメージよりは幾分か締まった内容で、とても好感が持てる。 日常的に楽しむ白としては、申し分ない。
評定: C+ 価格 1,680円(本体価格1,600円+消費税80円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)

本日までで・・・今月合計12本/今年合計89本/当日記累計904本



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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