利酒日記 kikizakenikki

2006年11月


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2006年11月2日 BLANC 
LA CUVEE MYTHIQUE PREMIUM BLANC / VIN DE PAYS D'OC
ラ・キュヴェ・ミティーク プレミアム・ブラン / ヴァン・ド・ペイ・ドック
VINTAGE: 2001
La Cuvee Mythique Premium Blanc 01 FRANCE
フランス
地方: LANGUEDOC
ラングドック
地区:
 
VdP: OC
オック
生産者: VAL D'ORBIEU 輸入者: サッポロビール(株)
review
 赤が有名なキュヴェ・ミティーク。先日、白の普及版を飲んだのだが、 これはその白の上級品だ。

 色は蜂蜜を思わせるような、極めて深い黄金色。 香りをかいだ瞬間に、衝撃が走る。 良質なヴィオニエの証である桃や花の蜜のような香りのほか、 シロップ付けのアプリコットや、洋梨、カリン、あるいはキンカンのような香りがあふれる。 ヘーゼルナッツやアーモンドの香りも感じる。
 口に含んだ瞬間、たっぷりとした甘味とともに、フルーティで、 ある意味ロースティなフレーバーが大輪の花となって開く。
 甘味がしっかりとあるのに、酸がそれにうまく拮抗して併存しているので、 ぜんぜん甘ったるくないし、酸味がキュッと口中を締めてくれる。 苦味とオイリーさを伴った余韻もとても長い。

 もちろん大きな期待を持って抜栓したのだけれども、 その期待をも更に大きく上回ってくれた。しばし言葉を失うほどの衝撃。
 VdPで3,000円というのは、一般論としては破格だが、 飲んで納得どころか、こんなに安くていいの?と思ってしまった。 日本には800ケースしか入ってきていないとのことで、 入手の可能性が極めて限られているのが、残念でならない。
評定: AA 価格 3,150円(本体価格3,000円+消費税150円) 購入店: WINE AUTHORITY(楽天)
2006年11月7日 BLANC 
BOURGOGNE ALIGOTE / THIERRY ET PASCALE MATROT
ブルゴーニュ・アリゴテ / ティエリィ・エ・パスカル・マトロ
VINTAGE: 2004
Matrot Bourgogne Aligote 04 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区:
 
AOC: BOURGOGNE ALIGOTE
ブルゴーニュ・アリゴテ
生産者: THIERRY ET PASCALE MATROT 輸入者: エノテカ(株)
review
 ちょっとご無沙汰していたが、wine shop ENOTECA で毎月展開されているchoiceという 自由に選べるワインセットを注文。いつもなら12本セットにするところなのだが、 今回はめぼしいものが少なく、6本セットにした(1本は値段の関係上、2本換算なので、実際は5本注文)。 5本送料込みで11,025円也。1本平均2,000円強ということだ。
 その1本目が、これ。

 色は淡いグリーン。グレープフルーツ的な柑橘香をまず感じるが、 ベビーパウダーやはちみつなどの香りもあり、アリゴテにしてはかなりふくよか。
 味も、酸のアタックがそこそこ強いものの、すぐさまほんのり甘味が来て、 厚みを与える。顕著な塩気もあり、アリゴテというよりは、シャブリみたいだ。
 単体での通常価格は2,100円。なかなか見所のある1本。
評定: B 価格 通常価格2,100円(本体価格2,000円+消費税100円) 購入店: ENOTECA大阪店(大阪市北区)
2006年11月12日 ROUGE 
CUVEE MYTHIQUE LIMITED RELEASE / CORBIERES
キュヴェ・ミティーク リミテッド・リリース / コルビエール
VINTAGE: 2004
Cuvee Mythique Limited Release 04 FRANCE
フランス
地方: LANGUEDOC
ラングドック
地区: CORBIERES
コルビエール
AOC: CORBIERES
コルビエール
生産者: VAL D'ORBIEU 輸入者: サッポロビール(株)
review
Cuvee Mythique Limited Release 04  先日、白の普及版白の上級品と飲んだキュヴェ・ミティークだが、 一番楽しみな赤の上級品を残していた。普及版キュヴェ・ミティーク赤はたいへん有名なのだが、 このリミテッド・リリースの存在は、今回購入したお店のサイトで見るまで、私は知らなかった。

 色は極めて深く、若干青みが入っている。 香りはカシスあるいはプルーンのような黒っぽい感じのほか、ラズベリーのような赤っぽい感じもある。 はっきりアニマル香とまで言うのが適切かどうかわからないが、 少し汗のような匂いも感じる。
 タンニンが結構強く、口中をキュッと締める。「甘酸っぱい」というのがふさわしいほど、 酸が生きており、甘味に厚みもある。梅干しのようなニュアンス。 幾重にも折り重なり、少し動物的な甘酸っぱさでありながら、高いところでテンションを保っている。 なんだかこのままノンストップで1本飲み干せてしまいそうな魔力がある。
 正直なところ、え?これがラングドックですか?と思ってしまった。 そのくらい端正。
 このワイン、セパージュはシラー中心なのだが、もしブラインドで「どこのワインだと思うか」と問われたら、 ピエモンテ!と答えてしまいそう。だって、シラーっぽい感じではなく、ネッビオーロみたいだと 私は感じたのでね。
 とにかく、びっくりする内容であった。値段の価値は十分にある。
 なお、右写真は、ボトルを包んであった紙の模様である。トレードマークのフクロウ?が描かれている。
評定: B 価格 3,990円(本体価格3,800円+消費税190円) 購入店: WINE AUTHORITY(楽天)
2006年11月14日 BLANC 
BOURGOGNE HAUTES COTES DE NUITS / MICHEL GROS
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ / ミッシェル・グロ
VINTAGE: 2003
M.Gros Hautes Cotes de Nuits 03 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: COTE DE NUITS
コート・ド・ニュイ
AOC: BOURGOGNE HAUTES COTES DE NUITS
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ
生産者: DOMAINE MICHEL GROS 輸入者: (株)モトックス
review
 色は深い黄色あるいは黄金色といったところ。かなりしっかりめ。 香りはヘーゼルナッツのようなはじけた、フリンティな感じがあり、桃やアプリコットも。
 味は酸のアタックが強いながらも、桃の甘味とナッツの香ばしさがあり、 とてもパワフル。以前に別のヴィンテージを飲んだときは色も淡く、もっと線が細かったので、 この豊潤さは03年だからなのだろう。
 それでぼやけた感じではなく、適度に酸のテンションを保っているのは、さすがと言うべきか。 でも、この値段は高いよね。コストパフォーマンスは良くない。
評定: D 価格 3,129円(本体価格2,980円+消費税149円) 購入店: カルフール箕面店(大阪府箕面市)
2006年11月16日 ROUGE 
BEAUJOLAIS VILLAGES "LE NOUVEAU 2006 PLEIN FRUIT" / DOMAINE PIRON
ボージョレ・ヴィラージュ "ル・ヌーヴォー2006 プラン・フリュイ" / ピロン
VINTAGE: 2006
Piron Beaujolais Villages Nouveau Plein Fruit 06 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOC: BEAUJOLAIS VILLAGES
ボージョレ・ヴィラージュ
生産者: DOMAINE PIRON 輸入者: (株)成城石井
review
 今日は解禁日。
 何本か入手したのだが、まずは成城石井店頭で薦められ、良さそうだったので購入したもの。

 色は青みがかってはいるものの、かなり深い。 香りは、一瞬もわっとバナナ香が立ち上るが、干しぶどうやドライトマトのような少し乾いた、熟成したような 香りが出る。
 口に含んだ瞬間はフレッシュな酸を感じるが、凝縮された果実味がじんわり口中に広がり、 タンニンもしっかり感じられる。フレッシュ感と飲み応えがうまく両立した、 いいとこ取りの新酒だ。しっかりしているからといって、重すぎることはなく、すぅーっと入ってゆく。 絶妙な落としどころ。
 店頭には、有名ドメーヌの4、5千円台のものもあったので、 「これって、実際のところ値段だけのことはあるんですか?」とカマをかけてみた。 すると販売員さんは「確かにおいしいことはおいしいですけれど、2千円台の倍の価値があるかというと、 そこまでではないですね」と、率直な返答。「正直、この値段では売るのがちょっとしんどい」とも。
 「私が飲んだ感想では、これが一番バランスがよかったです」と勧めてくれたのがこのワインだった。
 極めて率直な店員さんのお薦めだから、素直に買ってみたが、大正解だった。 ますます成城石井さんが好きになった。

 ところで、毎年書いているが、私はヌーヴォーの評価には「ヌーヴォー基準」を採用している。 飛行機台が乗っているし、ご祝儀相場みたいなものなので、1,000円くらいは割り引いて考えてあげないといけない。 払った金額に対する見返りを厳格に評価してしまうと、そもそもヌーヴォーなんて「買い損」の 代表例みたいなもの。
 店員さんとの話の中で、思わず口をついて出た「まあ、毎年の儀式みたいなものですから」 という自分の言葉に、我ながら、まさにそうだよなあと再認識した次第。でもこれ、いいです。 3,000円弱をバカらしいと思わない人には、おすすめ。
評定: A 価格 2,900円(本体価格2,762円+消費税138円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2006年11月17日[1] ROUGE 
BEAUJOLAIS NOUVEAU 2006 / ALBERT BICHOT
ボージョレ・ヌーヴォー 2006 / アルベール・ビショー
VINTAGE: 2006
Albert Bichot Beaujolais Nouveau 06 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOC: BEAUJOLAIS
ボージョレ
生産者: ALBERT BICHOT 輸入者: メルシャン(株)
review
 今日は22時半過ぎに帰宅してから夕食。内容は、かきご飯、うるめいわしの丸干し、 筑前煮、茶碗蒸し・・と、純和風。にもかかわらず、果敢にもヌーヴォーを開けた。

 色は軽やか、鮮やか。しかし例年に比べると、青みよりもかなり赤みが強い。 新酒らしい蒸しバナナ香は強くなく、可憐ないちごの香りがふんわりと。やや閉じ気味で奥ゆかしい。
 味はフレッシュな酸とたっぷりめの甘味の競演。タンニンも適度にあって、バランスが良い。 飲み進めるほどに、ラズベリーを噛んだようなジューシー感が広がる。

 昨日のヴィラージュでも思ったのだが、今年のヌーヴォーはフレッシュ感と充実した果実味とのバランスが良く、 両面から楽しめる内容だ。このような普及版に大きな期待はしていなかったが、 ふたを開けてみたら侮れない内容であった。
 もっとむせ返るような新酒感が欲しいという人や、 いや、もっとグッとくる重みが欲しいという人も少なくないかもしれない。 そう考えると、どっちつかずと言えなくもないが、 そのどちらにも偏りすぎず、いいとこ取りをしているという意味で、 「赤ワイン」としての多彩な楽しみがあると、私は感じた。昨日のヴィラージュより、もうちょっとフレッシュ感が優勢。 どちらもそれぞれいい。
評定: A 価格 ハーフ1,543円(フルボトル換算3,086円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2006年11月17日[2] ROUGE 
LE PIGEOULET DES BRUNIER / VIN DE PAYS DE VAUCLUSE
ル・ピジュレ・デ・ブリュニエール / ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークルーズ
VINTAGE: 2004
Le Pigeoulet des Brunier 04 FRANCE
フランス
地方: COTES DE RHONE
コート・デュ・ローヌ
地区:
 
VdP: VAUCLUSE
ヴォークルーズ
生産者: DOMAINE DE LA ROQUETTE 輸入者: エノテカ(株)
review
 今日の2本目。
 先日Wine Shop ENOTECA から購入したワインセットの2種目となる。

 色はやや淡いルビー。 深いアルコール感と、煮詰めたいちごジャムのような香り。
 味も甘酸っぱく、いちごのほか梅や干しぶどうみたいなニュアンスも。 これ以上甘いとぼやけた感じになりそうだが、酸がうまくバランスを取っている。シルクのようなタンニンも心地よい。

 あまり目立つタイプではないが、まじめにきちっと造られた、高C/PのV.d.Pだ。
評定: B 価格 通常価格1,995円(本体価格1,900円+消費税95円) 購入店: エノテカ大阪店(大阪市北区)
2006年11月19日 BLANC 
SAINT-AUBIN 1er CRU "EN REMILLY" / OLIVIER LEFLAIVE
サン・トーバン プルミエ・クリュ "アン・レミイィ" / オリヴィエ・ルフレーヴ
VINTAGE: 2002
Olivier Leflaive St-Aubin 1er En Remilly 02 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: COTE DE BEAUNE
コート・ド・ボーヌ
AOC: ST-AUBIN 1er CRU
サン・トーバン プルミエ・クリュ
生産者: OLIVIER LEFLAIVE 輸入者: (株)アルカン
review
 夏頃にネットで購入したのだが、今日まで開ける機会がなかったもの。

 色は淡いイエローグリーン。香りは色の印象よりはかなりどっしり感がある。 ナッツ、白い花、ベビーパウダーなどのほか、蜂蜜っぽい感じも。
 味はオレンジのような酸が生き生きと、高いテンションを保っている。 口中でカスタードの妖艶な甘さが広がる。アーモンドみたいな香ばしさも豊富。
 ジューシーというのがぴったりくる、果実を噛んだようなフレッシュ感と、 ナッツの香ばしさが同居した、魅惑的な味わい。
評定: B 価格 2,980円(本体価格2,839円+消費税141円) 購入店: e-shopping wine(ネット)
2006年11月21日 ROUGE 
BEAUJOLAIS VILLAGES NOUVEAU 2006 / JOSEPH DROUHIN
ボージョレ・ヴィラージュ ヌーヴォー 2006 / ジョセフ・ドルーアン
VINTAGE: 2006
J.Drouhin Beaujolais Villages Nouveau 06 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOC: BEAUJOLAIS VILLAGES
ボージョレ・ヴィラージュ
生産者: JOSEPH DROUHIN 輸入者: 三国ワイン(株)
review
 今年のヌーボーはどれもバランスが良いので、これにも期待がかかる。 過去に何度か飲んだことがあるドルーアンのヴィラージュだ。ハーフが出されているものは重宝なので、 必然的に購入頻度が高くなる。

 色はかなり青みの強い紫で、いかにも若々しい。 香りはいちごの砂糖漬け(そんなものがあるのかどうかわからないが、とにかくそんな香りなのだ)みたいに、 甘く、深みがあって、少し酸を感じさせる。アルコール感も深く、ブランデーにも通ずる。
 味はラズベリーのような酸がぴちぴちと踊り、それに伴って熟した果実の甘味も結構あり、バランスは良好。 適度にタンニンを感じ、シルキーな飲み口。
 果実味とともに、グッとくる赤ワインらしいコクがあるのだが、それが口中でほろっと崩れ、 すうっと喉の奥になじんでゆく。引っかかりはないが、適度な余韻。味わい深い滋味がある。

 やはり今年の新酒は、絶妙なバランスだ。新しいボトルを開けるごとにこんなに納得させられる年というのは、 そう多くない。 グレート・ヴィンテージと言われた03年なんかより、よっぽど今年の方が感動的だ。少なくとも私にとっては。
評定: A 価格 ハーフ1,785円(フルボトル換算3,570円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2006年11月27日 ROUGE 
BEAUJOLAIS VILLAGES NOUVEAU 2006 / DOMINIQUE LAURENT
ボージョレ・ヴィラージュ ヌーヴォー 2006 / ドミニク・ローラン
VINTAGE: 2006
Dominique Laurent Beaujolais Villages Nouveau 06 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOC: BEAUJOLAIS VILLAGES
ボージョレ・ヴィラージュ
生産者: DOMINIQUE LAURENT 輸入者: 合同酒精(株)
review
 先日、成城石井で勧められたドメーヌ・ピロンが素晴らしかったので、 もっと良い物はないかともう一度探しに行った。
 先日の店員さんに尋ねると、「あとはもう、このあたりでしょうかね」と、 やや控えめに提案されたドミニク・ローランを、つい買ってしまった。

 色は基本的にしっかりと深いのに、青みもあり、新酒であることを主張する。
 香りは最初に甘いイチゴ香や絵の具みたいな感じがあるが、その下に揮発性の強い芳醇なアルコール感があって、 コショウのようなスパイシーさも感じる。軽やかで甘やかなガメイの新酒らしさを主張しながら、 どこかグルナッシュみたいな深さも持っている。
 そして、口に含んだ瞬間に、ぶっ飛んだ。
 ぴちぴちとこぼれ落ちそうな酸が口中で踊る。その奥にはガメイらしい赤い果実のフレーバーが あるのに、どうしてこんなにもテンションが高いんだろう。黒鉛のような渋みもあって、奥行きも十分。
 「妖艶」とは、このワインのためにある言葉だと思った。 明らかに若いのに、官能的なフェロモンをまき散らしている。 そしてなおかつ、どうしても「ブルゴーニュ方向」すなわちピノっぽいテンションがある。 まるでフランボワーズを奥歯で噛んだような、キュンっと!感。

 たかがボージョレ・ヌーヴォーにこの値段を払うなんて、と思った自分を恥じた。 値段以上の感動があった。
 私は普通、「ヌーヴォー基準」として、1,000円から1,500円程度割り引いて評価しているのだが、 これはそんな下駄を履かせなくとも、まったく損をした気がしない。ブラボー!今年の恵みに感謝だ。
評定: AA 価格4,200円(本体価格4,000円+消費税200円) 購入店: 成城石井阪急三番街(大阪市北区)
2006年11月30日 BLANC 
SAINT-VERAN "DOMAINE DES VALANGES" / MICHEL PAQUET
サン・ヴェラン "ドメーヌ・デ・ヴァランジュ" / ミッシェル・パケ
VINTAGE: 2004
M.Paquet Saint-Veran 04 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: MACONNAIS
マコネー
AOC: SAINT-VERAN
サン・ヴェラン
生産者: MICHEL PAQUET 輸入者: エノテカ(株)
review
 少し間が空いたが、Wine Shop ENOTECA から購入したセットの3種目。

 色は淡いイエローグリーン。ヘーゼルナッツやアーモンドの香ばしい香りとともに、 はちみつのような甘いニュアンスもあり。黄色い花の香りもあり。
 味はオレンジ的酸がキュンとして、ヨーグルトのまろやかさや、 パインのようなトロピカルな感じも。
 真ん中の甘味がたっぷりとあるのに凡庸ではなく、 高いテンションを保っている。酸のおかげだろう。
 値段に対して不足なし。
評定: C 価格通常価格2,310円(本体価格2,200円+消費税110円) 購入店: 成城石井阪急三番街(大阪市北区)

本日までで・・・今月合計11本/今年合計126本/当日記累計941本



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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