利酒日記 kikizakenikki

2010年10月


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2010年10月7日 ROUGE
KOBE WINE SELECT / 神戸みのりの公社
こうべわいん せれくと / こうべみのりのこうしゃ
VINTAGE: 2007
神戸ワインセレクト 赤 07 JAPAN
日本
地方: 兵庫県
兵庫県
地区: 神戸市
神戸市西区押部谷町、平野町、北区大沢町
AOC:
 
生産者: (財)神戸みのりの公社 輸入者:
review
 先日「神戸ワイン 赤 かろやかな渋み」を飲み、がっかりしたところだが、 こちらは同じ神戸ワインでも、少しだけランクが上のもの。 リベンジということで。

 グラスに注いだ色は、やや黒みがかったルビー色。
 香りは黒ベリー、黒オリーブ、インクなど。カベルネの片鱗は見せるが、地味である。
 口に含むと、酸のアタックは弱めであり、苦味を感じる。 少しいぶしたようなスモーキーさがある。タンニンは繊細で、非常にスリムな体格である。
 裏ラベルには、次の表記がある。
 最高級品種カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを使用し、ライトタイプに仕上げた銘醸赤ワイン。 軽やかで爽やかな渋みが特徴です。
 使用ブドウ品種:神戸市内産カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー使用。
 大げさな書き方には目をつぶるとして、まあ品種の特徴らしきものは少しだけ感じられた。 値段には、見合っている。
評定: C+ 価格 1,235円(本体価格1,177円+消費税58円) 購入店: amor Pantry 新大阪店(大阪市淀川区)
2010年10月15日 BLANC
KIWI CUVÉE CHARDONNAY / VIN DE PAYS DU VAL DE LOIRE
キウィ・キュヴェ シャルドネ / ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワール
VINTAGE: 2008
KIWI Cuvee Chardonnay 08 FRANCE
フランス
地方: VAL DE LOIRE
ロワール
地区:
 
VdP: VAL DE LOIRE
 
生産者: LA CHETEAU 輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(有)、販売者:(株)成城石井
review
 今月ももう半分を過ぎたというのに、やっと2本目。
 今夏の猛暑で、私は夕食時に、何も考えずにビールを開ける癖がついてしまった。 だからビールは実に様々な銘柄を飲んでいるが、その分、wineからは正直言って遠ざかっている。
 こんなことではいけない。少しずつ、wineに帰ろう。 今日飲むのは、ロワールのV.d.Pだ。

 色はしっかりレモンイエロー。
 香りは爽やかなグレープフルーツ+白い花。ほどほどに濃厚そうな味を連想させる香り。
 実際の味は、酸が鋭くレモン的。甘味は弱く、すっきりシャープ。 そのキリッとした味わいに、エレガントさがある。ただ、複雑味には欠ける。後味に若干のオイリーさ。
 まるでソーヴィニヨンのように酸の立ったキャラクターだが、 最後にオイリーな感じを残すところだけは、シャルドネを感じさせる。

 フランスなのにKIWIとは不思議だが、 調べてみたらやはり造り手はニュージーランド人。 しかも、オーストラリアの大手JACOB'S CREEKの醸造責任者も勤めている人らしい。
 フレンドリーな中にも品格を感じる、素敵なデイリーワイン。
評定: A 価格 1,390円(本体価格1,324円+消費税66円) 購入店: 成城石井 梅田店(大阪市北区)
2010年10月23日 ROUGE
CHÂTEAU GUICHOT / BORDEAUX
シャトー・ギショ / ボルドー
VINTAGE: 2008
Ch.Guichot 08 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOC: BORDEAUX
 
生産者: CH. GUICHOT 輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(有)、販売者:(株)成城石井
review
 エチケット(ラベル)に重々しい風格を感じ、ジャケ買いした。 2009年ボルドーのコンクールで金賞受賞のシールが貼られている。 ということは、バーンとわかりやすい味わいなのだろうか。

 色は深紅というよりやや青みが深い。若いからか。
 香りは薬草、乾いた土、栗のようなほっこりとした甘い匂い。 グラスを回すと、スパイシーさが若干出てくる。
 口に含むと、酸のアタックが強い。タンニンも力強い。底力を感じる。
 チョコレート的な甘さがあって、タンニン分のざらざら感と相まって、非常に荒削りで、 パワフルな印象。

 デイリーワインにしては、大柄な風格を持っている。
評定: A- 価格 1,490円(本体価格1,419円+消費税71円) 購入店: 成城石井 阪急三番街店(大阪市北区)
2010年10月30日 ROUGE
LE HAUT-MEDOC DE GISCOURS / HAUT-MEDOC
ル・オーメドック・ド・ジスクール / オー・メドック
VINTAGE: 2006
Le Haut-Medoc de Giscours 02 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: HAUT-MEDOC
オー・メドック
AOC: HAUT-MEDOC
オー・メドック
生産者: CH. GISCOURS 輸入者: エノテカ(株)
review
 実は開けたのは数日前。アップするのが遅くなってしまった。
 これまで何回も飲んでいるwineだが、今回は06VTを。 メドック3級格付Ch.ジスクールのサード的位置づけのワイン。 最近はすっかり人気銘柄として定着した感がある。

 色はとても深いガーネット。黒みが強い。足が長く、粘性が高そう。
 香りは湿った土あるいはトリュフ、墨汁、黒果実。かなり深みがある。
 口当たりは丸く、甘味が強い。タンニンはしっかりめだが、ある程度まろやかになっている。 もっと若いかと思ったが、やはりそれほどパワーがないせいか、ちょうど良い頃合いになっている。

 相変わらずコストパフォーマンスの高いワイン。いや、これまで何度か飲んだ中でも、 良い方のヴィンテージではないだろうか。

 [2日目記録]
 急速に力を失った印象がある。甘味がより前に出て、バランスが崩れ、ぼやけた。 ヴァキュヴァンできちんと空気を抜いて、冷蔵庫で保管していたのに、味の変化が早い。 やはり、底力のなさが露呈したか。
評定: A+ 価格 2,490円(本体価格2,372円+消費税118円) 購入店: 成城石井梅田店(大阪市北区)

本日までで・・・今月合計4本/今年合計62本/当日記累計1282本
今月のワイン投資額・・・6,605円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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