利酒日記 kikizakenikki

2014年4月


 HOME  利酒日記のメニューページへ  産地別索引へ  前月へ  翌月へ


2014年4月6日 ROUGE
CABERNET SAUVIGNON DELLE VENEZIE / ONEGLASS
カベルネ・ソーヴィニヨン デッレ・ヴェネツィエ / ワングラス
VINTAGE: 2010
Oneglass Cabernet Sauvignon 10 ITALIA
イタリア
州: VENETO
ヴェネト
地区:
 
IGT: DELLE VENEZIE
デッレ・ヴェネツィエ
生産者: ONEGLASS WINE 輸入者: エノテカ(株)
review
 Oneglass Wine という名で、100mlの飲みきりサイズのイタリアワイン。
 赤、白とも数種ずつ出ているようだが、 まずはお試しで赤のカベルネのみを買ってみた。

 色は深いすみれ色。イタリアだからと先入観があるわけではないが、 カベルネというよりは、サンジョヴェーゼみたいな色。
 香りは黒果実、墨、若干の動物臭。
 口に含むとタンニンは柔らかで、口当たりは丸い。 酸に尖りがなく、ボディの厚みも今ひとつ。さらっとしている。
 余韻に動物臭が少し残る点はまさにイタリアワインだが、 万人受けする味わいにこぢんまりまとまっている。

 持ち運びに便利なので、花見など、野外で飲みたい場合には重宝する。 ワインを気軽に楽しめる新提案だ。内容的には少々物足りないけれども。
評定: C- 価格 320円(フルボトル換算2,400円) 購入店: the Pantry ルクア大阪店(大阪市北区)
2014年4月8日 ROUGE
官兵衛ワイン 白 / 神戸みのりの公社
かんべえわいん しろ / こうべみのりのこうしゃ
VINTAGE: N.V.
官兵衛ワイン 白 JAPAN
日本
地方: 兵庫県
兵庫県
地区: 神戸市
神戸市西区
AOC:
 
生産者: (一財)神戸みのりの公社 輸入者:
review
 大河ドラマ「軍師官兵衛」にちなんだ商品。
 先月、 を飲んだのだが、今日は白を。

 外観はしっかりとした黄金色。ある程度熟成が進んでいるような色 (うっかりして、写真を撮る前にすべて飲み干してしまったので、掲載写真は空の状態であるが)。
 香りははちみつ、りんご、パインなど。かなり甘そう。
 味わいは実際に甘味が深く、カスタードクリームや卵のような風味があるが、 それと共にりんごや梨のニュアンスもあり、飲み込んだ後には若干の苦味も残る。

 複雑さには欠け、やや冗長な印象は否めない。
評定: C- 価格 ハーフ800円(フルボトル換算1,600円) 購入店: イオン(スーパー)
2014年4月18日 ROUGE
TOPVALU LE CEP D'OR / BORDEAUX
トップバリュ ル・セップ・ドール / ボルドー
VINTAGE: 2011
Le Cep d'Or 11 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOC: BORDEAUX
ボルドー
生産者: LE CEP D'OR 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 イオングループのP.B.である TOPVALU を冠したACボルドー。
 以前に同シリーズの RESERVE を飲んでいるが、 これはそのスタンダード版。

 グラスに注いだ外観は、濃い青紫。深い色で、若そうである。
 香りはインク、黒果実、墨汁など。ボルドーらしい落ち着きが感じられる。
 口当たりは軽く、ボディの厚みはなくスカスカ。 やっぱり安物かとがっかりするのだが、酸が生き生きとしており、 重みはないが、品の良さを感じる。

 3月末に購入したため、入手価格は本体価格706円+消費税5%であった。 しかも5%オフの日だったので、本来の価格は780円(=741円÷0.95)だ。
評定: C+ 価格 741円(本体価格706円+消費税35円) 購入店: MAXVALU(スーパー)
2014年4月19日 ROUGE
QUINTA LAS CABRAS CABERNET SAUVIGNON / CACHAPOAL VALLEY
キンタ・ラス・カブラス カベルネ・ソーヴィニヨン / カチャポアル・ヴァレー
VINTAGE: 2012
Quinta las Cabras Cabernet Sauvignon 12 CHILE
チリ
地方: RAPEL VALLEY
ラペル・ヴァレー
地区: CACHAPOAL VALLEY
カチャポアル・ヴァレー
DO: CACHAPOAL VALLEY
カチャポアル・ヴァレー
生産者: QUINTA LAS CABRAS 輸入者: 東亜商事(株)
review
 気軽に飲もうと思い、コンビニで手頃なものを購入。

 色は深い青紫で均一。いかにもカジュアルなワインらしい外観だ。
 香りはインク、黒果実。平板で単調。
 口当たりは丸い酸とほんのり優しい甘み。 タンニンがガシッと脇を固めているが、ボディそのものに厚みはない。 その分、飲み疲れもしない。

 値段が値段だから、もとより期待などはしていないが、 それにしては普通に飲めて、ほどほどの飲みごたえがある。
評定: C+ 価格 514円(本体価格476円+消費税38円) 購入店: セブンイレブン(コンビニ)
2014年4月21日 BLANC
BEAUCHATEL SAUVIGNON / VIN DE PAYS DU COMTÉ TOLOSAN
ボーシャテル ソーヴィニヨン / ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロサン
VINTAGE: 2012
Beauchatel Sauvignon 12 FRANCE
フランス
地方: SUD-OUEST
南西地方
地区:
 
VdP: COMTE-TOLOSAN
コンテ・トロサン
生産者: CH.BEAUCHATEL 輸入者: 三菱食品(株)
review
 スーパーで買ったV.d.Pのハーフ。

 グラスに注いだ外観は、ごく淡い麦わら色。
 香りは甘いマスカットと青草が良いバランス。そこにグレープフルーツ的柑橘香が乗る。 いかにもソーヴィニヨンらしい香りだ。
 口当たりは、ふんわりと蜜の甘さ。だが、グレフル的酸味と苦味があり、 キリッとしている。
 さらさらした喉越しで、ボディはスリムだが、品種の特徴が良く出た上品な味わい。

 日常飲みのワインとして、この値段なら、十分すぎる実力。
評定: B 価格 ハーフ498円(フルボトル換算996円) 購入店: グルメシティ(スーパー)
2014年4月27日 ROUGE
GEVREY-CHAMBERTIN / BOUCHARD PÈRE ET FILS
ジュヴレイ・シャンベルタン / ブシャール・ペール・エ・フィス
VINTAGE: 2012
Bouchard Gevrey-Chambertin 05 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: COTE DE NUITS
コート・ド・ニュイ
AOC: GEVREY-CHAMBERTIN
シュヴレイ・シャンベルタン
生産者: BOUCHARD PERE ET FILS 輸入者: (株)ファインズ
review
 あまり書きたくなかったんだが、まあ、なんというか誕生日関係で、 ちょっと良い1本を開けようと思った。それで、我が家の小さい小さいセラーの中から、 もう何年も前に購入したブルゴーニュを出してきた。
 残してあったレシートによると、購入したのは2008年10月。5年半前。 ちゃんと品質は保たれているだろうか、少し気になるが。

 グラスに注いだ外観は、枯れたガーネット。一般的にブルゴーニュは ルビー色と評されることが多いが、これは熟成が進んでいるにしても赤みが弱く、 かなり黒っぽい。エッジはオレンジ色。
 香りはいちじく、いちごジャム、バニラ、血、なめし革。非常に奥深いが、 可憐さも失っていない。
 口に入れると、タンニンは非常にきめ細かく、スルスルと入ってくる。 酸はまだ若々しさを保っており、ピチピチときれい。
 ほんのりと甘味が乗っており、官能的な余韻。 ボディは細身だが、均整が取れている。

 まだまだ熟成しそうであり、人に例えるなら年の頃は23歳くらいの新社会人。 大人の落ち着きにはまだ遠いが、もうキャピキャピはしていない。
 やっぱり普段飲んでいる安ワインとは世界が違う。 一点の曇りもなく、体に自然に馴染んでゆく。 まあ、日常酒の値段ではないから、評価は辛くなるが。
評定: C+ 価格 5,250円(本体価格5,000円+消費税250円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2014年4月29日 BLANC
VILLA MARIA SAUVIGNON BLANC / MARLBOROUGH
ヴィラ・マリア ソーヴィニヨン・ブラン / マールボロ
VINTAGE: 2013
Villa Maria Sauvignon Blanc 13 NEW ZEALAND
ニュージーランド
地方: MARLBOROUGH
マールボロ
地区:
 
GI: MARLBOROUGH
マールボロ
生産者: VILLA MARIA 輸入者: 木下インターナショナル(株)
review
 ニュージーランドといえばソーヴィニヨンというくらい、 この国を代表する品種。有名な造り手だと、今やかなりの値段 になるのだが、これは日常酒レベルである。

 外観はごく淡いレモンイエロー。
 香りは芝生(青草)のような感じが強く、いかにもソーヴィニヨン。 さらにグレープフルーツのような柑橘香。あまりボリューム感はなく、単調。
 味はジューシーで、グレープフルーツ的苦味も強い。 香りに感じた青臭さはそれほどでもないが、ミネラル感があり、 余韻もそこそこ長い。

 さすが、NZのソーヴィニヨンは、お手頃価格でもしっかりしている。
評定: B 価格 1,470円(本体価格1,400円+消費税70円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)

本日までで・・・今月合計7本/今年合計24本/当日記累計1535本
今月のワイン投資額・・・9,593円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

 HOME  利酒日記のメニューページへ  産地別索引へ  前月へ  翌月へ