利酒日記 kikizakenikki

2016年07月


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2016年7月3日 CIDRE
CIDRE トキりんご <期間限定> / NIKKA
シードル ときりんご <きかんげんてい> / ニッカ
VINTAGE: N.V.
NIKKA CIDRE トキりんご JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: ニッカウヰスキー(株) 販売者: アサヒビール(株)
review
 6月28日に期間限定で発売されたニッカシードル「トキりんご」。
 まだあまり出回っておらず、私の生活圏内では、今回購入した店以外では見たことがない。

 グラスに注いだ色は、極めて淡いゴールド。 まさにスパークリングワインのような外観。 気泡は細かいが、そんなに量は多くない。
 香りは、比較的引き締まったりんご香だが、柔らかい印象もある。
 口に入れた瞬間、酸が強いなと思うが、甘みもしっかりとあり、バランスは良い。 しかしその甘さの分だけ、ニッカシードルの他製品に比べて、 旨み成分をやや感じづらく、ともするとぼやけた味だと感じてしまう。
 アルコール分3%。原材料:リンゴ、リンゴ酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
 2016年6月〜2016年9月までの出荷予定
 リンゴの爽やかな甘みと香りが強く、穏やかな酸味が特長の黄色リンゴ品種「トキ」を使用しました。
 トキを使ったシードルというのは、今回が初めてである。 毎年限定品として出ている 紅玉 に比べると、こちらは品種の特徴から酸がマイルドで、 その分万人受けする味に仕上がっているが、個性という点では若干地味めに感じる。
評定: A- 価格 180ml入り298円 購入店: 関西スーパー(スーパー)
2016年7月11日 ROUGE
SANTIAGO CABERNET SAUVIGNON RESERVE
サンチアゴ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルヴ
VINTAGE: N.V.
Santiago Cabernet Sauvignon Reserve CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: VINA REQUINGUA 輸入者: 丸紅(株)
review
 今年の2月に白のシャルドネを飲んでいるチリの REQUINGUA という造り手の SANTIAGO RESERVE。 今日掲載するのは赤のカベルネ。

 外観は青みの強いべたっとした紫。かなり若そうな色。
 香りはどっしりとしてカベルネらしい。黒豆や皮革にややピーマン的青臭さがあるのは、やはり若いせいか。 さらにコーヒーの焦げ臭さやバニラの甘さも。
 味は、かなり酸が立っていて繊細さもある。ボルドーっぽいといえる。 さらにタンニンがしっかりとして、香りに感じたバニラの甘さが豊かでパワフル。

 基本的にニューワールドらしいどっしり感、力強さがありつつ、繊細さも持ち合わせていて、 1000円ワインとしては、非常に優秀。
評定: A 価格 1,058円(本体価格980円+消費税78円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2016年7月21日 BLANC
ALPACA CHARDONNAY SEMILLON / VALLE CENTRAL
アルパカ シャルドネ・セミヨン / ヴァレ・セントラル
VINTAGE: 2015
Alpaca Chardonay-Semillon 15 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区:
 
DO: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
生産者: SANTA HELENA 輸入者: アサヒビール(株)
review
 すっかりスーパー等での売れ筋安wineに成長しているチリのアルパカ。 白のシャルドネ・セミヨン2015年を飲んだ。

 色は極めて淡いイエローグリーン。
 香りはカスタードのような甘さ、あるいはパインのような甘酸っぱい感じがあり、 とてもふくよか。グレープフルーツ的柑橘香も。
 味は意外と苦味がしっかりあり、パインのような甘酸っぱさが満載。 ボディの厚みがあるが、大らかでややぼけている。

 このクラスだからもちろん繊細さとか豊かなミネラル感といったものは望むべくもないが、 ニューワールドらしい人なつっこさがあって、飲み飽きない。
評定: C+ 価格 626円(本体価格580円+消費税46円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2016年7月22日 ROUGE
MISSION SAINT VINCENT / BORDEAUX
ミッション・サン・ヴァンサン / ボルドー
VINTAGE: 2014
Mission St.Vincent 14 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOP: BORDEAUX
ボルドー
生産者: T.D.V. 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 ACボルドーだが入手価格は1000円未満。 これまで何度か飲んでいる MISSION ST-VINCENT の2014年。

 グラスに注いだ外観は、やや青みが強いが、ボルドーらしいガーネット色。
 香りは干しぶどうのような甘酸っぱさとともに黒果実や皮革のニュアンスがある。
 味も基本的に黒果実が中心。落ち着いていて、タンニンは柔らか。 ボディに厚みはなく、高級ボルドーの上澄み的な味。

 適度に小さなスケール感でまとまっているので、バランスは良い。 ニューワールドのような奔放さはないから記憶には残りにくいが、そこがこのwineの品の良さ。。
評定: C+ 価格 842円(本体価格780円+消費税62円) 購入店: やまや小曽根店(大阪府豊中市)
2016年7月30日 ROUGE
CHÂTEAU SENAILHAC / BORDEAUX SUPÉRIEUR
シャトー・セネラック / ボルドー・スペリュール
VINTAGE: 2006
Ch. Senailhac 06 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOC: BORDEAUX SPERIEUR
ボルドー・スペリュール
生産者: CH. SENAILHAC 輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(株)
review
 ボルドー・スペリュールの06年にして、1000円台。 なかなか面白そうなので買ってみた。失敗しても後悔しない価格なので。

 グラスに注いだ外観は、しっかりと深い、ボルドーらしいガーネット色。やや黒みが強いかもしれない。
 香りはカシスのような黒っぽい香りのほか、メロンの甘さ、漢方薬やしょうゆで煮染めたような 匂いがある。深い。
 味はタンニンがしっかりとし、酸はやや刺すような感じで、まだまだ若さがある。 バニラの甘さ、トリュフのような土臭さ、あるいは古いタンスのような木材の 風味が広がる。

 スケール感があって、さすが。06年ヴィンテージだが、まだまだこれからといった 底力を感じた。思っていた以上の内容だった。
評定: A+ 価格 1,609円(本体価格1,490円+消費税119円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)

本日までで・・・今月合計5本/今年合計45本/当日記累計1731本
今月のワイン投資額・・・4,433円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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