利酒日記 kikizakenikki

2017年05月


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2015年5月4日 ROUGE
ALPACA PINOT NOIR / VALLE CENTRAL
アルパカ ピノ・ノワール / ヴァレ・セントラル
VINTAGE: 2016
Alpaca Pinot Noir 16 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区:
 
DO: VALLE CENTRAL
ヴァレ・セントラル
生産者: SANTA HELENA 輸入者: アサヒビール(株)
review
 近年どこのスーパーでも見かけるチリのAlpaca(アルパカ)だが、 これまで「ピノ・ノワール」は出ていなかった。2016年ヴィンテージから投入ということで、 今年の3月28日から販売を開始したようである。

 外観は淡いルビー色、というか少し黒っぽく、ガーネットにも近い色。 だが、エッジは薄いピンク色で、かなり若々しい。
 香りは、いちごあるいはチェリーのように、甘酸っぱく可憐なベリー香が、ややべたっと単調に香る。 そこに色鉛筆みたいなニュアンスが少し加わる。
 味は軽快な酸と甘味が主体で、ピノらしい皮革のニュアンスもわずかにだがある。 当然だが、コクはほとんどなく、さらさらと喉を過ぎる。 くいくいと飲めてしまうので、ピノを飲み慣れていない人にはむしろ取っつきやすいかも。

 ピノ・ノワールという品種は難しいので、一般に安いものには手を出すなと言われる。 安くて美味いピノなど絶対に存在しないとも言われる品種だ。 それをあえて日常酒の価格帯に下ろしてくることには賛否もあろう。本当にピノなのか?という疑義すら生まれかねない。
 だが、ブルゴーニュのように気難しいワインではなく、初心者でも気軽に飲める1本として、 この価格帯でリリースすることにはそれなりの意義がある。
 これは別物と考えるべきであるし、このワインを気に入ったからと言って、次は本格的なブルゴーニュに、 とつながるとも思えないのだが、普段の食事のお供としては、大いに活用できる。 酢豚とか、青椒肉絲とか、とんかつなどにも合わせてみたら、面白い。
評定: C- 価格 626円(本体価格580円+消費税46円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2017年5月17日 ROUGE
WOODBRIDGE CABERNET SAUVIGNON / ROBERT MONDAVI
ウッドブリッジ カベルネ・ソーヴィニヨン / ロバート・モンダヴィ
VINTAGE: 2014
Robert Mondavi Woodbridge Cabernet Sauvignon 14 AMERICA
アメリカ
州: CALIFORNIA
カリフォルニア
地区:
 
AVA:
 
生産者: ROBERT MONDAVI 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 カリフォルニアは久しぶりだが、このモンダヴィのウッドブリッジは、スーパーなどでも手軽に買える品だ。

 色は青みの強い、濃いめのガーネット色。
 香りは、煮詰めた醤油のような濃さ+黒果実+墨汁。
 味は香りに感じた墨のような感じに、古いタンスあるいは仏壇みたいな木材の匂いが加わる。 タンニンはしっかりめ。酸が立ち、ほんのりとした甘味も。

 カリフォルニアらしい奔放さを持ちつつ、カジュアルワインとしての飲みやすさも備える。 この値段としては十分な内容。
評定: C 価格 1,058円(本体価格980円+消費税78円) 購入店: ダイエー(スーパー)

本日までで・・・今月合計2本/今年合計19本/当日記累計1775本
今月のワイン投資額・・・1,684円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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