利酒日記 kikizakenikki

2017年07月


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2017年7月2日 BLANC
LA CHAPELLE DES CHEVALIERS / BORDEAUX
ラ・シャペル・デ・シュヴァリエ / ボルドー
VINTAGE: 2015
La Chapelle des Chevaliers Blanc 15 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOC: BORDEAUX
ボルドー
生産者: SICHEL 輸入者: (株)オーバーシーズ
review
 Ch.パルメを所有する一族によるワインで、エチケットも非常にパルメっぽい。 昨年11月に大きな期待を持って を飲んだのだが、少々期待はずれでもあった。
 今回、白を入手したので飲んでみたい。

 グラスに注いだ外観は、ややオレンジがかった黄金色。非常に濃い。 ヴィンテージからいって熟成しすぎということはないだろうから、 もしかすると外部から熱にやられているのか。
 香りはヨーグルトっぽく、甘酸っぱい。ソーヴィニヨンというよりは、 熟成したシャルドネみたいな印象。
 味もたっぷりヨーグルト的な甘酸っぱさで、ボリューム感がある。 だが、決してぼやけてはおらず、かすかにフリンティな香りもある。 後味には軽い渋さも。

 色を見たときには、劣化も心配されたが、外部からの熱の影響にせよ、 若いわりにはちょうどいい具合に熟成した感じだ。
評定: AA 価格 1,576円(本体価格1,460円+消費税116円) 購入店: カルディコーヒーファーム江坂店(大阪府吹田市)
2017年7月13日 ROUGE
CLODE VAL ROUGE / PAYS D'OC
クロード・ヴァル ルージュ / ペイ・ドック
VINTAGE: 2015
Clode Val Rouge 15 FRANCE
フランス
地方: LANGUEDOC
ラングドック
地区:
 
IGP: PAYS D'OC
ペイ・ドック
生産者: CLAUDE VAL (DOMAINE PAUL MAS) 輸入者: (株)モトックス
review
 2年ほど前に 2013VT を飲んでいる CLAUDE VAL だが、今回2015VTを仕入れたので飲んでみたい。 ドメーヌ・ポール・マスがつくるI.G.P.の赤である。

 グラスに注いだ外観は、南仏というよりはボルドーのカベルネのような黒みの強いガーネット色。 エッジはピンク色で、若い印象。
 香りは黒果実、絵の具、木の皮など。わりと落ち着いている。
 味は酸のアタックが強いが、タンニンがなめらかで、甘味も強い。 果実味もあるが、若さの割りに落ち着いた黒っぽい果実味だ。

 エチケット(ラベル)に、 GRENACHE NOIR - CARIGNAN - SYRAH - MERLOT(グルナッシュ・ノワール、カリニャン、シラー、メルロー)と、 セパージュ(品種)が書かれており、力強い味わいが想像されるところではあるが、 実際には繊細さもあって、バランスは良い。
 ただ、以前飲んだ時はもっと複雑さがあったようにも記憶しているので、 若干期待はずれでもある。
評定: C 価格 1,080円(本体価格1,000円+消費税80円) 購入店: Pantry 新大阪店(大阪市淀川区)
2017年7月18日 ROUGE
LES DAUPHINS / CÔTES DU RHONE
レ・ドーファン / コート・デュ・ローヌ
VINTAGE: 2014
Les Dauphins Cotes du Rhone 14 FRANCE
フランス
地方: COTES DU RHONE
コート・デュ・ローヌ
地区:
 
AOP: COTES DU RHONE
コート・デュ・ローヌ
生産者: LES DAUPHINS 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 独特のエチケット(ラベル)の雰囲気に惹かれて購入。 価格の割りに高級感がある。

 グラスに注いだ外観は、淡い紫色で、青みがかなり強い。ブドウ果汁を薄めたような色で、 お世辞にもパワーがあるようには見えない。
 香りは黒果実、黒コショウ、土のほか、柑橘のような尖った酸も。
 味は酸のアタックが極めて強く、フルーティ。タンニンはなめらか。 香りに感じたスパイシーさもほのかにある。ボディの厚みはないが、ジューシーな甘味が残る。

 通常、ACローヌといって想像される濃さとか、パンチ、皮革のようなニュアンスは弱く、 さらっと親しみやすいキャラクター。
 この価格でこの内容なら、十分すぎる。
評定: B 価格 ハーフ645円(本体価格598円+消費税47円) 購入店: やまや小曽根店(大阪府豊中市)
2017年7月29日 BLANC  
WILD PUDA CHARDONNAY GEWÜRZTRAMINER / ESPIRITU DE CHILE
ワイルド・プーダ シャルドネ・ゲヴュルツトラミネール / エスピリトゥ・デ・チリ
VINTAGE: 2016
Wild Puda Chardonnay-Gewurztraminer 16 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: ESPIRITU DE CHILE 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 以前に飲んで、スーパーで売っている安ワインとしては、非常に素晴らしかったので、期待を持って臨む。

 外観はごく淡いゴールド。
 香りは、クリームの甘さ、黄色い花のような華やかさをもち、 ふくよかだがやや冗長。以前に2015年ヴィンテージを飲んだ時は、もっとキリッとした印象だったと記憶しているので、 少々拍子抜け。
 味はふっくらとした丸みとふくらみがあり、そこに軽い苦味が加わる。 酸は穏やかというか冗長。ゲヴュルツの一側面である甘さが前面に出ているが、 スパイシーな感じは弱い。

 少々期待はずれであったが、値段を考えれば、まあこんなものだろう。 以前飲んだ 2015VT と比べてかなりぼやけた感じだったのは残念。評価は相応に下がる。
評定: C 価格 734円(本体価格680円+消費税54円) 購入店: ダイエー(スーパー)

本日までで・・・今月合計4本/今年合計26本/当日記累計1782本
今月のワイン投資額・・・4,035円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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