利酒日記 kikizakenikki

2019年07月


 HOME  利酒日記のメニューページへ  産地別索引へ  前月へ  翌月へ


2019年7月8日 SPARKLING
WILD PUDA SPARKLING BRUT / ESPIRITU DE CHILE
ワイルド・プーダ スパークリング・ブリュット / エスピリトゥ・デ・チリ
VINTAGE: N.V.
Wild Puda Sparkling Brut CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: ESPIRITU DE CHILE 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 チリの wild puda は、これまで赤、白とも、デイリーワインの価格帯ながら、 十分なクオリティで好感の持てるワインだが、今日飲むのはスパークリング。
 こちらも気軽に入手できる価格だが、果たして中身は? 当然、ノン・ヴィンテージではある。

 外観はごく淡いイエローゴールド。気泡は細かく、なかなか良さそう。
 香りは、グレープフルーツのような柑橘香に、パインのような甘さが加わる。 かなりのボリューム感がある。
 味は意外にもしっかり。当然、瓶内二次発酵ではないはずだが、 アミノ酸的な旨みがちゃんとある。ジューシーな甘味。適度なキレ。

 この価格帯のスパークリングとして、申し分ない内容。
評定: B 価格 1,058円(本体価格980円+消費税78円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2019年7月12日 ROUGE
POULET PERE & FILS PINOT NOIR / PAYS D'OC
プレ・ペール・エ・フィス ピノ・ノワール / ペイ・ドック
VINTAGE: 2017
Poulet Pere & Fils Pinot Noir 17 FRANCE
フランス
地方: LANGUEDOC
ラングドック
地区:
 
IGP: PAYS D'OC
ペイ・ドック
生産者: POULET PERE & FILS 輸入者: (株)オーバーシーズ
review
 カルディーコーヒーファームで入手した、南仏I.G.P.のピノ・ノワール。ハーフボトルで950円だったので、 フルボトル換算でも2,000円未満だ。

 外観は美しいルビー色。エッジはややオレンジ色。見た目はしっかりとピノらしいといえる。
 香りはラズベリーのような、酸の立った赤ベリー香中心。さらに、少しだけアクリルのようなケミカルなニュアンスがある。
 味はチェリーのようにシャープで可憐な酸味が強く、タンニンはしなやか。 ジューシーであり、少しミネラルっぽさ、即ち、旨みや塩気のようなものを感じる。

 南仏のピノということで、もっと大柄なものを想像していたが、 意外にも可憐で、繊細さを持っていた。これは驚きである。
評定: A 価格 950円(本体価格880円+消費税70円) 購入店: カルディコーヒーファーム江坂店(吹田市)
2019年7月20日 ROUGE
SIGNATURES MERLOT-CABERNET / BORDEAUX
シニャチュール メルロー・カベルネ / ボルドー
VINTAGE: 2015
Signatures 15 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOP: BORDEAUX
ボルドー
生産者: MAISON SHURÖDER & SCHŸLER 輸入者: (株)オーバーシーズ
review
 このワイン、実は今年2月に飲んでいる。それを忘れて、また買ってしまった。 まあ、同じヴィンテージ(2015年)とはいえ、ボトル差もあるかもしれないし、 2度飲むことは決して無意味ではない。

 外観はごく淡いガーネット色で、エッジはややオレンジ。透過性は高い。
 香りはトリュフ、あるいは土、バニラの甘さ。いい具合に熟成している様子。 さらに黒っぽいベリー香がある。
 味は香りに感じたキノコっぽさがあり、深みを感じる。タンニンは丸くこなれていて、 クリーミーな甘さが広がるが、酸もまだ生きている。 適度なボリューム感。

 前回飲んだ時 よりも、一層熟成が進んでいる感じ。 ちょうど良い頃合のびんを購入したのかもしれない。安いのに高級なニュアンスをまとった正統派ボルドーだ。
評定: B 価格 1,389円(本体価格1,287円+消費税102円) 購入店: カルディコーヒーファーム江坂店(大阪府吹田市)
2019年7月24日 ROUGE
LUBÉRON "VIN GOURMAND" / DAUVERGNE RANVIER
リュベロン ヴァン・グルマン / ドーヴェルニュ・ランヴィエ
VINTAGE: 2017
D.Ranvier Ruberon 17 FRANCE
フランス
地方: CÔTES DU RHÔNE
コート・デュ・ローヌ
地区: LUBÉRON
リュベロン
AOP: LUBÉRON
リュベロン
生産者: DAUVERGNE RANVIER 輸入者: (株)オーバーシーズ
review
 最近、よくカルディでwineを買っている。今日飲むのは、同店で売られていた LUBERON。

 外観は明るいルビー色で、やや青みがかっている。エッジは薄いピンク色で、若々しい。
 香りは赤ベリー的な甘酸っぱさに、少し青臭さが混じる。やはり若そうだ。
 セパージュはシラー、グルナッシュということで、基本的に重たいはずだと思いながら口に運ぶと、 意外にもガメイみたいな軽やかさ、青臭さ、インクっぽい風味を感じる。 青臭さはシシトウというか、緑黄野菜的。基本的に酸が鋭いが、しばらくすると、少しいちごジャム的な甘さが感じられ、 ようやくローヌのワインなのかと思える。タンニンはやや粗い。

 裏ラベルに、輸入者の書いた次のような説明がある。
 美しい紫を帯びたガーネット色。生き生きとしたブラックベリーやプラム、赤すぐりの果実香。 香りは口の中にも広がり、しっかりしたタンニン、心地よい酸味が見事に調和した赤ワインです。 ミート系パスタ、豚のロースト、エポワスなどのウォッシュチーズと共に。
 上記説明にあるガーネット色とは一般にざくろ色で、私の認識ではまさにグレナデンシロップのように、 赤からチャ色に移行しつつあるような少し暗いイメージなのだが、このワインはもっと明るい赤寄りで、そこに少し青が入るから、 若い紫に近い。香りはブラックベリーとかプラムと書かれているが、そんな黒っぽい感じはなく、もっと鮮烈。
 つまり、輸入者の説明文はある程度熟成が進んだ段階のものと思われ、今日私が開けた状態では、まだそこまで到達してなく、 若くて荒削りな段階だったと結論づけられよう。
評定: B 価格 1,317円(本体価格1,220円+消費税97円) 購入店: カルディコーヒーファーム江坂店(大阪府吹田市)

本日までで・・・今月合計4本/今年合計28本/当日記累計1867本
今月のワイン投資額・・・4,714円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

 HOME  利酒日記のメニューページへ  産地別索引へ  前月へ  翌月へ