利酒日記 kikizakenikki

2019年08月


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2019年8月2日 ROUGE
G7 CABERNET SAUVIGNON / VALLE DEL LONCOMILLA
G7 カベルネ・ソーヴィニヨン / ヴァレ・デル・ロンコミージャ
VINTAGE: 2018
G7 Cabernet Sauvignon 18 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区: MAULE VALLEY
マウレ・ヴァレー
DO: VALLE DEL LONCOMILLA
ヴァレ・デル・ロンコミージャ
生産者: VINA DEL PEDREGAL 輸入者: (株)セイコーフレッシュフーズ
review
 北海道のコンビニ、セイコーマートで扱われている商品。
 私は関西在住で、通常は入手困難のはずだが、先日、地元のスーパーでセイコーマートの製品をたくさん仕入れて、 特集のようなものをやっており、そこで購入。チリのカベルネである。

 外観は、深い青紫。ルビー色というよりは、青インクをたくさん混ぜた感じの色。 若そうで、濃そうな見た目。
 香りは、チリカベにありがちなインクや絵の具っぽさが強く、 ベースには赤いベリー香がある。鉛筆の芯のようなニュアンスも。
 味は酸が鋭く、ボリューム感は今ひとつ。もっと濃いものを想像していたが、 やや平板的。タンニンは丸い。 これといった取り柄がない。

 価格からすれば、期待できないのはわかっている。だが、最近はコンビニワインも侮れない存在となっているから、 これではあまり差別化できない。
評定: D 価格 645円(本体価格598円+消費税47円) 購入店: ライフ(スーパー)
2019年8月14日 ROUGE
CHÂTEAU SUBILAUX / BLAYE CÔTES DE BORDEAUX
シャトー シュビロー / ブライ・コート・ド・ボルドー
VINTAGE: 2016
Ch.Subilaux 16 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区: BLAYE
ブライ
AOP: CÔTES DE BORDEAUX
コード・ド・ボルドー
生産者: CH. SUBILAUX 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 やまやでみつけた格安ボルドー。見た目の高級さに惹かれて購入。

 外観は深いガーネット色。典型的なボルドー色と言えるが、やや黒みが強い。エッジはややオレンジ色。
 香りは梅のような尖り、土あるいはきのこ、墨あるいは墨汁のような重たさ。
 口に含むと、まず柔らかいタンニンが感じられ、ふわっと甘味が広がる。 適度にジューシーなカシスのようなベリー系の味わいと、ミルキーなニュアンスもある。丸みがあって女性的。

 柔らかな味わいからしてメルロー主体と思われるが、気負わないデイリーユースにはもったいないくらいの内容。
評定: A- 価格 1,274円(本体価格1,180円+消費税94円) 購入店: やまや小曽根店(大阪府豊中市)
2019年8月18日 BLANC
POLAIRE 魚河岸 / サッポロ
ポレール うおがし / さっぽろ
VINTAGE: N.V.
SAPPORO POLAIRE 魚河岸 JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: サッポロビール(株) 輸入者: 
review
 スーパーに売っていた「魚河岸」というネーミングの白ワイン。 魚料理に合わせて飲んでほしいということだろう。 サッポロワイン POLAIRE(ポレール)シリーズの1本である。国産ワインではもちろんない。

 外観は淡いレモンイエロー。
 香りはヨーグルトにパイナップルを入れたような、乳酸っぽい甘酸っぱさに少しトロピカルなニュアンスが混じる。 さらに白い花や、なぜかジッポオイルの匂い(リースリング種のワインにあるような)も少し感じられた。
 味はパイナップル的酸が中心だが、少しオイリーなタッチがある。 少し熱を浴びたか?と思わせるひねた感じがあるが、ギリギリ健全な範囲内。 華やかで甘やか。それゆえ、生の魚介類にはやや重たいので、ムニエル等に合わせた方がよさそうだ。

 裏ラベルに、「輸入ワイン・輸入ぶどう果汁使用」とある。まあ、国内メーカーの典型的ブレンドワインということになるが、 ブレンドの妙というか、たとえば紙パックに2リッターくらい入った海外産ワインよりはよほど上品。 まったく期待していなかっただけに、拾い物の気分。 
評定: B 価格 ハーフボトル478円(本体価格443円+消費税35円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2019年8月24日 CIDRE
CIDRE トキりんご <期間限定> / NIKKA
しーどる ときりんご <きかんげんてい> / ニッカ
VINTAGE: N.V.
NIKKA CIDRE トキりんご JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: ニッカウヰスキー(株) 販売者: アサヒビール(株)
review
 ニッカシードルの期間限定「トキりんご」。
 6月11日の発売だったから、もう2か月以上経ってしまった。

 外観は、極めて淡いゴールド。 気泡は細かく、当初はグラス内で踊っているが、すぐに収まる。
 香りは、キリッと酸が立ち、なおかつ甘さも感じさせるふくよかなりんご香。
 味も香りの印象どおり、キュンとした酸味がまずあり、その後、丸い甘みが感じられる。 そもそもトキという品種は甘味が強いので、もっとぼやけた味になってもよさそうなところ、 うまく酸が活かされている。
 アルコール分3%。原材料:リンゴ(日本産)/炭酸、リンゴ酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
 2019年6月〜8月までの出荷予定
 リンゴの爽やかな甘みと香りが強く、穏やかな酸味が特長の黄色リンゴ品種「トキ」を使用しました。
 ラベルは緑色が基調になっており、爽やかで夏らしい。
評定: A- 価格 180ml入り258円 購入店: 関西スーパーマーケット(スーパー)
2019年8月31日 ROUGE
LES GRANITIERES / CÔTES DU TARN
レ・グラニティエール / コート・デュ・タルン
VINTAGE: 2017
Les Granitiers 17 FRANCE
フランス
地方: SUD OUEST
南西地方
地区:
 
IGP: CÔTES DU TARN
コード・デュ・タルン
生産者: VINOVALIE 輸入者: (株)ローヤル・オブ・ジャパン
review
 COTES DU TARN というI.G.P.を飲むのは初めてである。南西地方ということで、ある程度濃い味わいは想像される。

 液体にやや透過性はあるが、色はほぼ黒。やや青っぽいが、青紫というよりは、やはり黒。 こんな色はあまりない。よく黒ワインと呼ばれる カオール地区のものはもっと深い色をしているが、 そこまで濃厚ではなく、グラスの向こうが透けて見える程度の黒。
 香りは黒果実、墨汁に、黒コショウのようなスパイシーさが加わる。見た目の印象どおりである。
 しかし、口に含むと、ふわっと果実の甘味がある。そこに、やはりコショウのようなピリッとした辛みが乗る。 タンニンは丸くやさしい。インパクトの強い味わいかと思いきや、ボディの厚みはなく、意外にもさらっとしている。

 これ、何に合わせたらいいのだろうかと考えたが、思いついたのは、牛タンの煮込み。 甘くて少しワイルドだから、合いそうだ。
評定: A- 価格 1,078円(本体価格1,180円+消費税94円) 購入店: カルディコーヒーファーム江坂店(大阪府吹田市)

本日までで・・・今月合計5本/今年合計33本/当日記累計1872本
今月のワイン投資額・・・3,733円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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