利酒日記 kikizakenikki

2019年11月


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2019年11月2日 ROUGE
CHÂTEAU FRANC COUPLET CUVÉE PRIVILÈGE / BORDEAUX
シャトー・フラン・クプレ キュヴェ・プリヴィレージュ / ボルドー
VINTAGE: 2016
Ch. Franc Couplet Cuvee Privilege 16 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOP: BORDEAUX
ボルドー
生産者: CH. FRANC COUPLET 輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(株)
review
 スーパー成城石井で入手したお手軽ボルドー、CH.フラン・クプレの16年VT。

 外観は深い青紫。エッジは明るいピンク色。およそボルドーとは思えぬ、そして若そうな色。
 但し、香りを嗅ぐと、皮革や土のニュアンスがあり、やはりボルドーのメルローらしい雰囲気が伝わってくる。 落ち着いた黒果実香や、少しチョコのニュアンスもあり、どっしり感がある。
 タンニンがしっかりと力強いが、少し滑らかにはなっている。酸がジューシーでキュート。 やや埃っぽさを伴うブラックチェリー的な果実味+豊かなバニラ香も。

 最初、色を見たとき、はずれたかな?と思ったのも束の間、香りの複雑さ、味わいのどっしり感はさすがと感じた。 コストパフォーマンスは高い。
 フランス語を学んだことがない方は、FRANC と書いて、なぜ フラン なのかと不思議だろうが、 最後の1文字は読まないことが多い(例外もある)と覚えておくといい。 雑貨やインテリアのお店として人気の Francfranc は、ご承知の通り、フランフランだ。 ちなみに同社はフランス発祥でもなんでもなく、純粋な日本企業だそうだが。
評定: A+ 価格 1,529円(本体価格1,390円+消費税139円) 購入店: 成城石井三番街店(大阪市北区)
2019年11月12日 SPARKLING
CIDRE NOUVEAU SPARKLING 2019 / NIKKA
シードル ヌーヴォ スパークリング 2019 / ニッカ
VINTAGE: 2018
NIKKA CIDRE NOUVEAU SPARKLING 2019 つがるリンゴ JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: ニッカウヰスキー(株) 販売者: アサヒビール(株)
review
 ニッカシードルの冬季限定 "NOUVEAU SPARKLING つがるリンゴ"。毎年この時季に出ているもの。 今年の発売日は、11月6日であった。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡い麦わら色。気泡は非常に細かく、グラスの中を断続的に立ち昇る。
 香りは、キリッとシャープなりんご香。酸味が強そう。
 味は香りの印象どおり、一口目でははっきり酸を感じるものの、甘味も弱くはない。 りんご本来の甘みであり、あくまでも自然な味わい。
 アルコール分2%。原材料:リンゴ(日本産)/炭酸、リンゴ酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
 2019年に収穫した「つがるリンゴ」のみで醸造した新酒のスパークリングワインです。
 販売者:アサヒビール株式会社、東京都墨田区吾妻橋1-23-1。製造場:ニッカウヰスキー株式会社、青森県弘前市大字栄町2-1-1。
 昨年の製品との違いはほとんど感じなかった。同じ品種を用い、同じ製法で造っていると思われるが、 原料果実の状態などで味は変わるはず。実際、過去には微妙な味わいの違いに気づいた年もあった。
評定: B 価格 200ml入り283円 購入店: 関西スーパー(スーパー)
2019年11月15日 ROUGE
CASILLERO DEL DIABLO CABERNET SAUVIGNON RESERVA ESPECIAL / CONCHA Y TORO
カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルヴァ・エスペシアル / コンチャ・イ・トロ
VINTAGE: 2018
Casillero del Diablo Cabernet Sauvignon Reserva Especial 18 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区: MAULE VALLEY
マウレ・ヴァレー
DO: CAUQUENES
カウケネス
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 今年の6月に、2017年ビンテージ を飲んでいる、 カッシェロ・デル・ディアブロ「レゼルヴァ・エスペシアル」カベルネ・ソーヴィニヨン。その2018年ヴィンテージだ。

 外観は、非常に濃い青紫。べたっと均一な色で、いかにも若そう。
 香りは、こっくりと深い。見た目よりは落ち着いている。黒果実、黒コショウ、土っぽさも。 グラスを回すと、さらにトリュフのような土臭さが際立ってくる。
 香りの落ち着きに反し、口に含んでみると、やはり若さが目立つ。 酸がとてもシャープで、暴れた感じ。但し、甘味も強く、タンニンもざらついている。 墨汁のような、少しすーっとした風味が感じられるところが、チリカベらしいかもしれない。

 前回飲んだ2017年ものと比べると、重たさや落ち着きに掛ける部分がある。若いから仕方ないのか、 それともこの年はこういう仕上がりなのか、現段階では評価に迷う。だがしかし、 この値段でこの内容なのは、驚嘆すべきことである。1000円台のワインを飲んでいるのに、 いつしか3000円台のワインに対するようなダメ出しをしてしまう。
評定: A 価格 1,408円(本体価格1,280円+消費税128円) 購入店: やまや小曽根店(大阪府豊中市)
2019年11月16日 ROUGE
VINO EN CASA CABERNET SAUVIGNON / CHILE
ヴィノ・エン・カーサ カベルネ・ソーヴィニヨン / チリ
VINTAGE: N.V.
Vino en Casa Cabernet Sauvignon CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
ボトリング: マンズワイン(株) 販売者: (株)成城石井
review
 スーパー成城石井で扱われているオリジナルチリワイン VINO EN CASA。 直訳すると「家のワイン」といった意味で、つまりは自宅で気軽に飲んでほしいデイリーワインということだろう。
 裏ラベルには、販売者:(株)成城石井、ボトリング:マンズワイン(株)と書かれている。 どういう形でどんなワインをチリから輸入したのかわからないが、 とりあえずチリでカベルネ・ソーヴィニヨンからつくられた赤ワインを輸入し、日本のメーカーであるマンズワインが瓶詰めしたということ。 産地も生産者も生産年もわからない。というか、とりどり色んなワインを日本でブレンドした可能性大だが、 セパージュ(品種)だけはカベルネ限定だ。
 この表記を見ていたから、当初は買う気が起きなかった。だが、成城石井さんのことであるから、 そんなに変なことはしないだろうと信頼して、一度買ってみることにした。

 外観は、深い赤紫。一般的に言うルビー色ほど赤くなく、ガーネット色というほど褐色がかってもいない。 ただ、エッジにはややオレンジが入っているようにも見える。あれっ?意外とちゃんとしているじゃないか。 まずはそういう小さな驚きがある。
 香りは、いかにもチリカベ。絵の具やインク、墨汁っぽいスゥーッとした匂いなどあり、 ベースにはしっかり黒っぽい果実香。
 味はプルーンのような黒ベリー味で、酸味が際立つ。そこに煎じ薬の香味と、少しチョコの甘さ。 懸念したほど単調ではなく、ある程度酸のテンションを保った味わい。

 飲む前にバカにしていたことを、少し恥じた。この値段でこの内容なら、瓶詰めされたプロセスがどうあろうと、 十分納得。日常の食卓にこのレベルのワインがいつもあれば、食事が楽しくなる。 もちろん、一流の深みや飲みごたえなど求めるのは無理。確かにチリカベだな・・そうはっきりと感じられるだけでも、 買って損はない。
評定: A 価格 ハーフボトル649円(本体価格590円+消費税59円) 購入店: 成城石井三番街店(大阪市北区)
2019年11月21日 ROUGE
BEAUJOLAIS NOUVEAU 2019 / LOU DUMONT
ボージョレ・ヌーヴォー 2019 / ルー・デュモン
VINTAGE: 2019
Lou Dumont Beaujolais Nouveau 19 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOP: BEAUJOLAIS
ボージョレ
生産者: LOU DUMONT 輸入者: (有)ヌーヴェル・セレクション
review
 毎年のように飲んでいるルー・デュモンのヌーヴォー。ハーフボトルを購入。

 グラスに注いだ外観は、明るめの青紫。かなり透過性があり、若々しい。
 香りは、まず赤系果実のピチピチ感があってフレッシュな印象だが、 一方で、ヌーヴォー特有のバナナのような香りはほとんど感じられない。 若いのにしっかりしているといった印象だ。
 味は香りに感じたチェリーのような酸味がかなり強く、生き生きとした若さに満ちている。 もちろん若いといっても未熟なわけではなく、タンニンがしっかりしており、 ワインのポテンシャルを感じる。 口いっぱいに広がったジューシーな果実味が、最後までしっかり残る。

 今年は隠れた優良年かもしれない。そんなことを感じた。
 俗に「最高の出来映え」などという年は、しっかり赤ワインっぽいことが多く、新酒の魅力に欠けることも多い。 あまり出来が良くない年(などと当事者は絶対に言わないが)は、文字通り軽すぎることが多い。 今年は、その間で、ちょうどいい頃合ではないか。まだ今年1本目だから軽々に断言はできないが、 あと何種か買ってあるので、他も期待して臨みたい。
評定: A+ 価格 ハーフ2,310円(本体価格2,100円+消費税210円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2019年11月23日 ROUGE
BEAUJOLAIS NOUVEAU / GUICHARD DE PERREUX
ボージョレ・ヌーヴォー / ギシャール・ド・ペルー
VINTAGE:2019
Guichard de Perreux Beaujolais Nouveau 2019 FRANCE
フランス
地方: BOUROGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOP: BEAUJOLAIS
ボージョレ
生産者: GUICHARD DE PERREUX 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 近所のスーパーで、「飲み比べセット」と称して同じ造り手の通常のボージョレ・ヌーヴォーと ヴィラージュ・ヌーヴォーがセットになって売られていた。 各々250mlずつの2本セットで、税込1,243円であった。
 まずは通常のヌーヴォーから。

 外観はやや濃いめの青紫で、新酒にしてはしっかりした色。
 香りは、最初にふわっと甘い焼きいものような香りが立つが、 ブルーベリージャムのような甘いベリー香がそのベースにある。
 味は非常に平板。香りの印象どおりべたっと甘酸っぱいが、それ以上でも以下でもない。 タンニンはさらっとしていて、厚みもない。

 ただ飲みやすいだけの新酒という印象。値段は正直である。
 なお、このセットは2年前にも飲んでいる。その時にも似たような感想を書いている。 調べてから買えばよかったが、まあ、年によって当然味わいは異なるはずだから、買ったこと自体は間違いではない。 今年はとりわけ見所がなかったということか。
 あと1本、ヴィラージュが残っているが、それは後日。
評定: D 価格 2本で1,243円(本体価格1,130円+消費税113円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2019年11月29日 ROUGE
BEAUJOLAIS VILLAGES NOUVEAU / GUICHARD DE PERREUX
ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー / ギシャール・ド・ペルー
VINTAGE:2019
Guichard de Perreux Beaujolais Villages Nouveau 2019 FRANCE
フランス
地方: BOUROGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOP: BEAUJOLAIS VILLAGES
ボージョレ・ヴィラージュ
生産者: GUICHARD DE PERREUX 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 先日飲んだ GUICHARD DE PERREUX ボージョレ・ヌーヴォー とセットで売られていたこちらはヴィラージュ・ヌーヴォー。 各々250mlずつの2本セットで、税込1,243円であった。

 外観は濃いめの赤紫。
 香りは、深い青系果実香とともに、インクのような匂いがある。 先日飲んだボージョレ・ヌーヴォーと比べ、甘いニュアンスは大人しく、反面、適度な深みを感じる。
 味はブルーベリーのような果実味や、やきいものような甘さがあって、苦味も伴う。 タンニンもしっかりめ。先日飲んだボージョレ・ヌーヴォーよりは、確かに厚みがある。

 とりたてて見るべき所はないが、セットの2本を飲み比べれば、確かに違いはわかる。
評定: B 価格 2本で1,243円(本体価格1,130円+消費税113円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2019年11月30日 ROUGE
BEAUJOLAIS VILLAGES NOUVEAU "CUVÉE DU CENTENAIRE" / LOUIS TÊTE
ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー キュヴェ・デュ・サントネール / ルイ・テート
VINTAGE:2019
Louis Tete Beaujolais Villages Nouveau 2019 FRANCE
フランス
地方: BOUROGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOP: BEAUJOLAIS VILLAGES
ボージョレ・ヴィラージュ
生産者: LOUIS TETE 輸入者: (株)稲葉
review
 今年の新酒4種めは、最も気合いの入った1本。LOUIS TETE は初めて飲む。

 外観は暗い青紫。若そうでいて、どっしりとした印象も与える濃さ。
 香りは、落ち着いた重たさを感じさせる赤果実香。 あまりフレッシュ感はなく、力強い。
 味は香りの重たさに比し、適度なフレッシュ感がある。チェリーのようなやや尖り気味の酸。 しっかりめのタンニン。そこに焼き芋みたいな甘さが加わる。重層的な味わいだ。

 やはり今年飲んだ中では頭一つ抜けている。古樹からのぶどうということで、重く深みのある味わいであった。
 それにしても、今年は価格が安い。もちろん、税率が下がったことによるものだが、 昨年までなら、このクラスは4,000円はしていた。新酒には飛行機代が乗っているからそもそもが高いのだが、 それでも昨年までのことを考えると、破格である。
 当サイトで一貫して主張しているように、ワインの税率を下げることには反対である。 私見だが、ワインなどにうつつを抜かしているのは、ある程度経済的に余裕のある層であり、 飲みたければ4,000円でも買う。ワインを減税するくらいなら、ビール系飲料を減税して欲しい。 より多くの人の日常に定着しているのは、ビール系飲料のほうだからだ (まあ、それだと税収がトータルで大幅に減るから国としてはイヤなんだろうけど)。
評定: AA 価格 2,585円(本体価格2,350円+消費税235円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)

本日までで・・・今月合計8本/今年合計50本/当日記累計1889本
今月のワイン投資額・・・10,007円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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