利酒日記 kikizakenikki

2023年07月


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2023年7月1日 ROUGE
CASILLERO DEL DIABLO CABERNET SAUVIGNON RESERVA ESPECIAL / CONCHA Y TORO
カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルヴァ・エスペシアル / コンチャ・イ・トロ
VINTAGE: 2021
Casillero del Diablo Cabernet Sauvignon Reserva Especial 21 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区: MAULE VALLEY
マウレ・ヴァレー
DO: VALLE DEL MAULE
ヴァレ・デル・マウレ
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 これまでに何度か飲んでいる、カッシェロ・デル・ディアブロ「レゼルヴァ・エスペシアル」カベルネ・ソーヴィニヨン。 今日飲むのは、2021年ヴィンテージだ。
 実はこれ、実際に飲んだのは6月中。メモだけ残してアップするのを怠っていたため、 月を跨いでしまった。

 外観は濃い赤紫色で、エッジはピンク色。チリカベにしては、まだ若い印象の見た目。
 香りはキュートな赤果実香にインクっぽい匂いが加わる。アルコール感が強いが、まだあまり深みは感じない。
 味は酸のアタックが強く、若々しい。香りに感じた赤い果実味が豊か。タンニンは意外とまろやかだが、 まだ花開いていない感じもあり、ポテンシャルを感じる。

 やはり2021年ヴィンテージということで、このワインの本来持つ力を考えると、 開けるのが少し早かったか。それでも決して粗暴な感じはなく、きれいにまとまった味なのはさすが。
評定: A 価格 1,430円(本体価格1,300円+消費税130円) 購入店: やまや南吹田店(大阪府吹田市)
2023年7月4日 ROUGE
WILD PUDA CABERNET SAUVIGNON / ESPIRITU DE CHILE
ワイルド・プーダ カベルネ・ソーヴィニヨン / エスピリトゥ・デ・チリ
VINTAGE: 2022
Wild Puda Cabernet Sauvignon 22 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区:
 
DO: VALLE CENTRAL
ヴァレ・セントラル
生産者: ESPIRITU DE CHILE 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 いまや我が家の定番ハウスワインともいえる、チリの Wild Puda。
 今日は、最新2022年ヴィンテージの カベルネ・ソーヴィニヨンを飲む。

 外観は透過性のある明るい青紫色。エッジは薄紫色。非常に若々しい見た目。
 香りは赤果実の甘酸っぱさが強く、もわっと強いアルコール感がくる。 単純に粗暴。
 味はまず鋭い酸のアタックが来て、インクやアクリルみたいな匂い。 タンニンはしっかりめ。香りに感じた赤っぽい果実の甘酸っぱさが広がるが、コク深さはない。

 いかにも若く、いかにも単調。だが、それは最初から承知の上。 価格600円程度なのに、ちゃんとチリカベらしい味わいがあるだけで、十分といえる。
評定: C 価格 657円(本体価格598円+消費税59円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2023年7月10日 ROUGE
CHÂTEAU PITHIVIER / BORDEAUX
シャトー・ピチビエ / ボルドー
VINTAGE: 2019
Ch. Pithivier 19 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOP: BORDEAUX
ボルドー
生産者: CH. PITHIVIER 輸入者: (株)イナブコトレーディング
review
 千円台前半のACボルドーなので、あまり期待せずに臨む。

 開けた直後の状態(2023/7/9)

 外観はしっかり深みのあるガーネット色で、ボルドーらしい。エッジはピンク〜かすかにオレンジ。
 香りを嗅ぐと、全然開いていない感じで、ただもわっと強いアルコール臭が感じられる。 黒果実や、わずかにロースティなニュアンスもあるが、非常に大人しい。 グラスをしばらく回してみても、あまり香りは変わらない。
 味はやはりシャープで、口に入れた瞬間の酸のアタックが鋭い。 ボディに厚みがなく、木材に何かビニールのようなものでも張った化粧材みたいな匂いがして、 もしかすると健全でないのかもしれない。いや、単に開けるのが早かったから固く閉じているだけなのかもしれない。

 1日経過後の状態(2023/7/10)

 昨日、あまりにも開いていないと感じたので、1日経過後に、もう一度見ることに。
 開栓後1日経って、液色の見た目はもちろん変わらないが、香りは明らかに変わった。 バニラの甘さ、木材のようなウッディな香りが豊かで、柔らかい。 味も甘味やコクが増し、豊潤な飲み心地。滑らかで、タンニンも丸く、飲み込んだ後にもウッディな余韻が続く。

 千円台のワインで、ここまで表情を変えるものは珍しい。いくら vacuvin でボトル内の空気を抜いたとはいえ、 夏の室温に24時間放置していたのに、酸っぱくなるどころか、香りの艶やかさや舌触りの滑らかさ、 余韻の豊潤さが増した。
 昨日開けた直後に、もしかして劣化している?と感じてしまったことを詫びたいくらい。 昨日あんなにグラスを回しても香りが開かなかったけれど、1日経ってようやく開いた。 逆に、これ本当に千円台のワインですか?と聞きたいくらい、大物の風情がある。
評定: A 価格 1,408円(本体価格1,280円+消費税128円) 購入店: いかりスーパーJR大阪店(大阪市北区)
2023年7月27日 ROUGE
JONNY Q. RED / AUSTRALIA
ジョニーQ レッド / オーストラリア
VINTAGE: 2022
Jonny Q.Red 22 AUSTRALIA
オーストラリア
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: QUARISA WINES 輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(株)
review
 スーパー成城石井がオーストラリアのワイナリー(QUARISA WINES)につくってもらったというオリジナルワイン。 セパージュはピノ・ノワールを主体に、シラーズ、ヴィオニエがブレンドされているらしい。

 外観は透過性のあるくすんだルビー色で、エッジは薄オレンジ。
 香りは最初にもわっとアルコール臭が強く立ち上がるが、これは温度がやや高いからだろう。 いちごやラズベリーのような、甘酸っぱい赤果実香が主体。
 味は酸がキリッとシャープで、タンニンはしなやか。香りに感じた赤果実の風味がしっかりとして、ジューシー感あり。 ボディに厚みはないものの、甘酸っぱくきれいな余韻が残る。

 いかにも暖かな気候で育ったピノらしい味わい。繊細さはあまりないが、酸が活きており、可憐な飲み口が魅力。
評定: C+ 価格 1,529円(本体価格1,390円+消費税139円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)

本日までで・・・今月合計4本/今年合計19本/当日記累計2082本
今月のワイン投資額・・・4,367円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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