利酒日記 kikizakenikki

2024年01月


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2024年1月5日 SPARKLING
CHANDON BRUT / AUSTRALIA
シャンドン・ブリュット / オーストラリア
VINTAGE: N.V.
Chandon Brut AUSTRALIA
オーストラリア
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: DOMAINE CHANDON 輸入者: MHD モエ ヘネシー ディアジオ(株)
review
 シャンパーニュのモエ・エ・シャンドンが、オーストラリアで設立したドメーヌ・シャンドンによるブリュット。 シャンパーニュと同じ伝統的な製法(METHODE TRADITIONNELLE)でつくられたスパークリングである。

 外観はごく淡い麦わら色。泡は非常にきめ細かく、グラスの中で美しく立ち昇っている。
 香りは、グレープフルーツのような柑橘香、繊細なハーブ香に、少しだけ白い花のような香りも。 酵母臭はそんなに感じない。
 口当たりは極めてドライ。ミネラル感はほどほどで、スパッとしたキレがある。 香りに感じた花のような香味がわずかにあるが、華やかとまではいかない。 じんわり旨味の余韻。

 クオリティはもちろんシャンパーニュと同等とまでは言えないが、2,000円台でこれは素晴らしい。 年始にふさわしいチョイスであった。
評定: A 価格 2,838円(本体価格2,580円+消費税258円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2024年1月10日 CIDRE
CIDRE トキりんご <期間限定> / NIKKA
しーどる ときりんご <きかんげんてい> / ニッカ
VINTAGE: N.V.
NIKKA CIDRE トキりんご JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: ニッカウヰスキー(株) 販売者: アサヒビール(株)
review
 かなり時間が経ってしまったが、昨年(2023年)6月6日に発売された ニッカシードルの期間限定「トキりんご」。

 外観は、通年品のニッカシードルとほぼ変わらず、極めて淡いゴールド。 細かな気泡が、グラスの中を断続的に立ち昇っている。
 香りは、すっきりシャープなりんご香で、あまりトキという感じはしない。
 味も香りの印象どおり、酸味がキリッとしているものの、甘味もそれなりに感じる。 飲み進めると、ふくよかさも感じられ、ここでようやく甘味豊かなトキらしさがみつかる。
 アルコール分3%。原材料名:リンゴ(日本産)/炭酸、リンゴ酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
 爽やかな甘みと香りが強く、穏やかな酸味が特長の黄色リンゴ品種「トキ」を使用しました。
 毎年出されているものではあるが、貴重な品種であるトキを用いた果実酒を、 こうして大手さんが大量に販売してくれるのはありがたい。
評定: B 価格 180ml入り316円(本体価格288円+消費税28円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2024年1月12日 CIDRE
弘前 生シードル 2023年新酒 / NIKKA
ひろさきなまシードル 2023ねんしんしゅ / ニッカ
VINTAGE: 2023
NIKKA 弘前生シードル 2023年新酒 JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: ニッカウヰスキー(株) 販売者: アサヒビール(株)
review
 ニッカ 弘前生シードル「2023年新酒」。発売日は、11月7日であった。
 昨年まで、"NOUVEAU SPARKLING つがるリンゴ"という名称であったが、 ニッカシードルのブランド名自体が「弘前生シードル」と変わったのに伴い、 2023年版から上記のような商品名となった。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡い麦わら色。非常に細かな気泡が、 美しくグラスの中を立ち昇っている。
 香りは、酸と甘味のバランスの良さそうなりんご香。
 味は香りの印象どおり、適度な甘味と酸っぱさ。どちらかといえば酸味優勢か。りんごのジューシーさがよく出ている。 やさしいアルコール感。適度なキレ。飲み込んだ後には、柔らかな甘さが余韻として残る。
 アルコール分2%。原材料名:リンゴ(日本産)/炭酸、リンゴ酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
 2023年に収穫した「つがるリンゴ」で醸造した新酒のスパークリングワインです。
 販売者:アサヒビール株式会社、東京都墨田区吾妻橋1-23-1。製造場:ニッカウヰスキー株式会社、青森県弘前市大字栄町2-1-1。
 前年までは商品名の中に"つがるりんご"と品種名が入っていたが、2023年から正式商品名は単に"新酒"となった (ラベルには"つがるりんご"の文字はある)。 NOUVEAU SPARKLING というのが分かりづらかったというのもあり、日本語の新酒に改め、それを強調する意図だろう。
評定: C+ 価格 200ml入り316円(本体価格288円+消費税28円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2024年1月13日 CIDRE
弘前 生シードル DRY / NIKKA
ひろさきなまシードル どらい / ニッカ
VINTAGE: N.V.
NIKKA 弘前生シードル DRY JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: ニッカウヰスキー(株) 販売者: アサヒビール(株)
review
 以前は単に NIKKAシードル と称していたが、昨年(2023年)9月から「弘前生シードル」という名称に変更された。
 通年3種あるうち、まずは「DRY」を入手したので、飲んでみたい。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡い麦わら色。非常に細かな気泡が、 美しくグラスの中を立ち昇っている。
 香りは、キリッと酸が立ったようなりんご香。少し苦さも感じさせ、甘味は弱そうである。
 味は香りの印象通り、甘味が抑え込まれていて、酸が立っているのだが、その酸味もそれほど荒っぽいわけではない。 キレが良く、軽い苦味を伴う。やさしいアルコール感。飲み込んだ後にも、ほぼ甘さは残さない。
 アルコール分5%。原材料名:リンゴ(日本産)/炭酸、リンゴ酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
 国産りんごを100%使用したスパークリングです。熱を一切加えていない、こだわりの生シードルなので、 りんごそのもののみずみずしい味わいが楽しめます。
 販売者:アサヒビール株式会社、東京都墨田区吾妻橋1-23-1。製造場:ニッカウヰスキー株式会社、青森県弘前市大字栄町2-1-1。
 中身は基本的にこれまでと変わらないようであるが、 製造地「弘前」を前面に出すことは、地元の方々の誇りともなろうし、一般消費者にとっても、 地域貢献が実感できるので、好ましいブランド刷新だと思う。
評定: C+ 価格 200ml入り245円(本体価格223円+消費税22円) 購入店: ファミリーマート(コンビニ)
2024年1月14日 CIDRE
弘前 生シードル SWEET / NIKKA
ひろさきなまシードル スイート / ニッカ
VINTAGE: N.V.
NIKKA 弘前生シードル SWEET JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: ニッカウヰスキー(株) 販売者: アサヒビール(株)
review
 以前は単に NIKKAシードル と称していたが、昨年(2023年)9月から「弘前生シードル」という名称に変更された。
 通年3種あるうち、今日は「SWEET」を飲んでみたい。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡い麦わら色。非常に細かな気泡が、 美しくグラスの中を立ち昇っている。
 香りは、キリッと酸が立ったようなりんご香で、SWEETというわりには、そんなに甘そうではない。
 味も基本的に香りの印象通り、酸味が立っており、べたつくような甘味はない。 爽やかな甘酸っぱさといった感じ。アルコール感はほとんどない。 キレが良く、飲み込んだ後にはりんごらしい穏やかな甘酸っぱさの余韻が残る。
 アルコール分2%。原材料名:リンゴ(日本産)/炭酸、リンゴ酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
 国産りんごを100%使用したスパークリングです。熱を一切加えていない、こだわりの生シードルなので、 りんごそのもののみずみずしい味わいが楽しめます。
 販売者:アサヒビール株式会社、東京都墨田区吾妻橋1-23-1。製造場:ニッカウヰスキー株式会社、青森県弘前市大字栄町2-1-1。
 私の中では、CIDRE の SWEETはもっと甘味が強かったように記憶していたのだが、 意外にもシャープだということに、改めて気づいた。 確かに DRYと比べれば酸味がそれほど鋭くないし、飲み込んだ後にも甘味が残る。 でも、決してくどかったり、口に残る甘味ではない。
評定: C 価格 200ml入り245円(本体価格223円+消費税22円) 購入店: ファミリーマート(コンビニ)
2024年1月20日 ROUGE
CASILLERO DEL DIABLO CABERNET SAUVIGNON / CONCHA Y TORO
カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨン / コンチャ・イ・トロ
VINTAGE: 2021
Casillero del Diablo Cabernet Sauvignon 21 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: メルシャン(株)
review
 チリ、コンチャ・イ・トロがつくる カッシェロ・デル・ディアブロ のカベルネ。
 頻繁に飲んでいるような気がしていたが、当日記で前回掲載したのが2017年と、既に7年経過している。 なぜ頻繁に飲んでいる感覚があるのかといえば、このディアブロ本体ではなくて、 派生商品を近所のスーパーなどでちょこちょこ入手しているからだ。
 ということで、久々に飲んでみたい。今日飲むのは、2021年ビンテージだ。

 外観はやや青みの強い紅。濃いのだが、やや若い印象がある。
 香りは甘草のような薬草、ほこりっぽい土、絵の具、コーヒーキャンディ。 若いが、果実香やジューシーな感じはあまりない。
 口に含んだ瞬間、強烈で粉っぽいタンニンが感じられ、いかにも若い。 チョコのような甘味が強く、酸は丸い。 少しだけカシスのような黒果実風味があり、そこに皮革のニュアンスが加わる。 土埃の感じは弱く、従って熟成感などはない。

 千円台前半なので、何も不足はないどころか、デイリーワインとして申し分ない。 チリカベらしい荒削りなところがあって、エレガントさとは無縁だが、 一口飲んだ瞬間に、身構えなくていいんだよと、言われているような飲み心地である。
評定: B 価格 1,298円(本体価格1,180円+消費税118円) 購入店: ダイエー(スーパー)

本日までで・・・今月合計5本/今年合計5本/当日記累計2099本
今月のワイン投資額・・・5,013円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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