時事ネタコラムのページ [利酒日記別室]

2016年08月



2016年8月3日
 Nokémon NO


 たかがスマホゲームが人々の行動まで変える。

 これまでゲームと言えば家にこもって一人で没頭するか、 小学生がわざわざ公園に集まって皆で黙々とするようなイメージだったが、 先月 Pokémon GO が日本にも上陸し、スマホ片手にポケモン探しに街を歩き回る人々の姿が目立ち始めた。 中には自転車に乗りながら、ひどいのになると自動車を運転しながら興じている不届き者まで現れ、 早くも社会問題となっている。

 私自身はゲーム自体をまったくしないし、日頃から公言しているように、 スマートフォンを持っていない。PCやタブレットを持ち歩き仕事をする私のニーズにスマホはまったく合わないし、 ゲームはおろかSNSも単に時間の浪費であって、他にいくらでもやりたいこと、やるべきことが山ほどある。 自由業で秘書もいないからスケジュール管理、自己の行動管理は厳格にする必要があり、デジタルでそれをしようなどとは思えない。 スマホをまったく必要としないワークスタイルであり、日常生活なのだ。

 そんな私でも、Pokémon GO が社会に起こすちょっとした変革には、興味を持っている。 まったくの部外者だが、ひとことふたこと言わせてほしい。


 既に言われているように、これまで家にこもっていた人が外に出る。 電車賃を使い、炎天下でのどが渇けば熱中症対策に飲み物を買い、店に入って休憩もする。 近場だけでなく、ポケモン探しを目的に旅行までする。 人を動かすと、大きな経済効果がある。

 また、人との交流が苦手な最近の若者が、ゲームの話題で盛り上がる。場合によっては、見ず知らずの人とも会話を交わす。 ゲームをきっかけに仲良くなることもあるだろう。草食系男子が、女子に声をかけるきっかけになれば楽しいなと、 おせっかいなオジサンはそんなことまで考えてしまう。

 その昔、任天堂 Wii が、ゲームは座ってするものという既成概念を打ち崩したように、 外で、皆で、知らない人とも一緒にできるという、新たな常識を作ったのだ。 もっとも、開発元のナイアンティック社では、以前既に同じしくみのゲームをリリースしていたとのことだが、 今回ポケモンという世界的に人気のキャラクターが採用されることで爆発した。

 ただ、急激に流行したものは、一気に飽きられる可能性がある。もちろん供給側はそんなことは承知していて、 次なる仕掛けはきっと考えられていることだろう。飽きられないように、どれだけ新たな刺激を提供し続けられるか。 それによってブームの長さは決まるだろう。

 私が一つ感心しているのは、Pokémon GO にはいわゆる「ガチャ」のしくみがなく、 アイテムをゲットするために際限なくお金を使う危険性が薄いということ。射幸心を煽れば運営者は儲かるが、 未成年者に与える悪影響は計り知れない。ぜひとも今後もこれは守って頂きたい。


 こんなに絶賛しておきながら、私はこれからもやるつもりは一切ない。 私は移動中は本を読むか、スケジュール確認などをしたいし、 歩いている時ですら仕事の段取りを考えたりしている。 ワーカホリックと言われればそれまでだが、好きで選んだ仕事だから、息抜きなど不要なのだ。

 だけど、今世の中で何がどうして流行っているのか、アンテナだけは常に張っていたい。 流行の良し悪し、影響力を見極めたい。 ゲームをしない人間が口出しするなと言わないでほしい。 のけモンにしないでほしい・・。というダジャレを言いたいがために、こんな文章を書いたオヤジです。 このダジャレ、既に言い古されているかな・・。


 Pokémon の é の頭にちょんと跳ね点がついているのは、それをつけないで Pokemon と表記すると英語圏の人に 「ポウクモン」と読まれてしまうからで、仏語などで本来は読まない e を「エ」と発音する場合に、 e の頭に点(一般にアクサン記号という。なお、左下向き跳ね点はアクサン・テギュという) をつける例に従ったものだろう。

2016年8月5日
 祝 なのか、4,444日


 2004年6月6日から続いている当サイトの連続無欠勤更新記録が、本日で4,444日に達した。

 丸12年以上という長い期間だが、こうして毎日同じことをしていると、そんなに時間が経ったような気がしない。 プライベートで行っているワイン会(当サイトではそれについては一切記事にしたことはない)も それ以前から継続しているし、たまにビールを勉強する会を開催したり、大勢でビアガーデンに行ったり、 野球観戦に行ったり、歌いに行ったりする仲間も皆確実に 歳だけはとっているが、気持ちは若者と変わっていない。

 そういった人たちや昔からの同級生などを見ていて思うが、独身者のほうが、長年行動パターンを変えずに、 意識もずっと変わらずにいる人が多いように思う。

 それはそうだろう。家庭を持っていると行動は制約されるし、近くに比較対象となる人が常にいるわけだから、 イヤでも自分の年齢を感じてしまうのだ。 配偶者は同様に歳を取るが、近くで見ているとやはり若い頃とは言動が変わってきていたりする。 子供は12年も経つと劇的に成長するので、小学生から中学生、高校生、そして大学生となり、あっという間に家を出て行ってしまった。 なんともう酒を飲める年齢にもなった。自分の気持ちだけは変わっていないのに、 着実に周りは変わって、置いてきぼりを食らっているような気もする。

 自分だけが取り残されてしまった感じがするのは、私の場合、仕事が自営業(自由業)だからかもしれない。 勤め人なら職場環境は毎年のように変わるだろうし、転勤があったりもするだろう。中年になれば嫌でも定年が見えてくるだろう。 私にはそんなことがないから、誰にも邪魔されずに好き勝手にやってきたし、これからもやってゆくだろう。 リタイヤなどという文字は頭の中になく、たぶん死ぬまで仕事をし続けるだろう。 唯一、本業以外に継続している仕事の中で、若い人と接する機会のある大学の仕事では、 むしろ毎年同じ年代の学生を相手にしているので、自分の子供が年々成長していくのとは好対照に、 そこだけ時間が止まっているかのような感覚だ。

 はっきり歳を感じるのは、スタバやマクドナルドに行くと、明らかに自分は年配者の部類なのだと思い知らされる時。 それでもそういった行動を変えるつもりもなく、夏は アイストールアメリカーノ を飲み、 たまに アメリカンワッフル にホイップを付けてもらったりもする。

 なんだか若者ぶった話題に変わってきてしまったが、4,444日を過ぎたら、次なる目標は4,500日、 そして4,567日か。たぶんそこは達成するだろう。5,000日も可能かもしれないが、 その時何歳になっているかは考えないことにしよう。


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