ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.1061〜1080


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2007年2月6日
No.1061: −196℃ Premium 初摘み栃おとめ <栃木県 小松崎農園> / サントリー
 まいなす196ど ぷれみあむ はつづみとちおとめ <とちぎけん こまつざきのうえん> / さんとりー
サントリー -196℃ 初摘み栃おとめ サントリー -196℃ 初摘み栃おとめ review
 本日6日発売、−196℃の季節限定品は、いちごの有名ブランドとちおとめだ。

 グラスに注いだ色は、淡いピンク。まさにいちごのイメージ。 甘くフレッシュないちご香が、豊かに香る。
 味も香りのイメージそのまま。鼻で受け取ったフレーバーが、 液体を口に含んでもそのまま連続して強くなる。実にスムーズな味わいだ。 そしてその甘酸っぱさがふわっと口中全体に広がると同時に、 穏やかな炭酸の刺激がアクセントに加わる。
 アルコール分5%。いちご浸漬酒使用。原材料:いちご、スピリッツ、 糖類、酸味料、香料、果実色素、炭酸ガス含有。 「この冬収穫した、栃木県小松崎農園の栃おとめを使用。いちごの甘酸っぱいおいしさです。」

 トータルバランスのすばらしい製品で、とても完成度が高い。 逆説的な言い方だが、それだけに印象に残りにくい製品だともいえる。
 −196℃が、どんどん氷結に近づいてゆく。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月7日
No.1062: 旬果搾り 沖縄パッションフルーツ&シークァーサー / アサヒ
 しゅんかしぼり おきなわぱっしょんふるーつ あんど しーくぁーさー / あさひ
アサヒ 旬果搾り 沖縄パッションフルーツ&シークァーサー アサヒ 旬果搾り 沖縄パッションフルーツ&シークァーサー review
 昨日6日発売、旬果搾り沖縄シリーズの新顔。
 既に「沖縄アセロラ&シークァーサー」を飲んだが、 今日はもう一方の沖縄パッションフルーツ&シークァーサー。

 まず、外観は白く濁っている。香りは、シークァーサーのグリーンな感じが強く、 パッションフルーツはほとんど感じない。
 口当たりも酸味がキュッと強く、柑橘の皮のようなイメージ。 ただ、その奥に甘味が隠れているので、全体としては鋭さがかなり柔らかくなった印象だ。 シークァーサーだけではこんなふくらみは出ないはずである。
 何口飲んでも酸味のほうが目立っているが、飲み込んだ後にパッションフルーツ特有の トロピカルな味が少し残る。
 果汁0.2%(パッションフルーツ果汁0.1%、シークァーサー果汁0.1%)。アルコール分4%。 原材料:アルコール、シークァーサースピリッツ、 パッションフルーツ果汁、シークァーサー果汁、糖類、酸味料、香料。

 もう一本のアセロラ&シークァーサーのほうもそうだったが、 旬果搾りというよりは、タカラのWMIXに近い味づくりだなあと思った。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月8日[1]
No.1063: 五年熟成した梅酒 ソーダ割り / アサヒ
 ごねんじゅくせいしたうめしゅ そーだわり / あさひ
アサヒ 五年熟成した梅酒ソーダ割り アサヒ 五年熟成した梅酒ソーダ割り review
 6日にアサヒから発売された、長い名前の梅酒ソーダ割り。 キャラクターに氷川きよしが起用されたテレビCMも放映されている。

 まず、外観はしっかりしたゴールド。 香りも深みがあり、落ち着いた梅の香。
 味は梅酒の甘味がしっかりあり、普通の梅味チューハイとは違う。 梅酒を前面に出した味わいだ。だからスッキリ感には乏しく、 飲み干した後にもしっかりとした甘味や渋みまで残る。
 アルコール分5%。 原材料:梅酒、糖類、酸味料、カラメル色素。

 カラメル色素を使っているというのは意外だった。梅酒の素直な色ではなかったのだ。 反対に、香料を使っていないということは、 香りは梅酒のナチュラルな香りということだ。
 若者向けでないことはあきらかで、それはCMキャラを見てもわかる。 健康志向の年配女性がメインターゲットということなのだろう。
 飲んだのは250ml缶だが、350ml缶も出ている。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月8日[2]
No.1064: ぐびなま。桜デザイン缶 / アサヒ
 ぐびなま。さくらでざいんかん / あさひ
アサヒ ぐびなま。桜デザイン缶 アサヒ ぐびなま。桜デザイン缶 review
 当サイトはお酒のテイスティングを主眼としたサイトなので、 缶のバリエーションをすべて紹介するようなことは、普段はしていない。
 しかし、この「ぐびなま。」に関しては、年末に「Happy Winter デザイン缶」 を購入し、1月にレビューした。その時のコメントで、 「次は春の花見の季節に、桜のデザインなんてどうだろう。 」と書いた。
 そうしたら、ほんとうに出てきたので、うれしくなって思わず購入した。 せっかくなので、紹介しておこうと思う。

 中身については何も変わっていないので、過去の記事を参照していただくことにしよう。
 このように季節ごとにデザイン缶を発売することの意味について、 以前の私は、少々懐疑的であった。新製品が出たと思って、だまされて手に取る客がいるかもしれない という思惑で出しているのかな?と、少々意地悪く考えていた。
 しかし、こうやってタイムリーに(今、桜というのは、いくら暖冬だからといっても、 かなり早すぎるのだが)季節感のあるパッケージを投入することで、 従来からのファンにはより一層親近感を持ってもらい、購入を促進する効果があるように思う。
 この缶のイラストは華やかで、かわいらしい。花見シーズンにはぴったり。 ところがこの缶、1月中旬から2月上旬の製造分限定だという。春まで残っていたとしたら、 少々鮮度が落ちている。
 花見シーズンには、スーパードライで桜デザイン缶を出して欲しいなあ、なんて思う。
種別 新ジャンル
2007年2月9日[1]
No.1065: −196℃ まるごと凍結レモン / サントリー
 まいなす196ど まるごととうけつれもん / さんとりー
サントリー -196℃ まるごと凍結レモン サントリー -196℃ まるごと凍結レモン review
 先日、−196℃の限定品「初摘み栃おとめ」を飲んだが、 実は定番ラインも、12月下旬出荷分からリニューアルしている。
 まず最初はレモンを飲むことにする。

 色はほんのり白濁。 香りはフレッシュで少し甘そうなレモン香。
 適度に尖った酸味と、やわらかな甘味のバランスがよい。 フレッシュかつジューシーな味わい。明らかに作られた味といった印象なのだが、 それがなぜか安心感を与えてくれる。後味にもキュンとした酸味が残り、 なおかつしっかりしたアルコール感も伴う。
 アルコール分7%。レモン浸漬酒使用。原材料:レモン、ウオツカ、スピリッツ、糖類、 酸味料、香料、炭酸ガス含有。

 アルコール分の高さに驚くが、それほどアルコール感を強く感じないのも不思議だ。 適度に丸みのある酸味が、アルコールの刺々しさをうまく隠してくれているのだろうか。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月9日[2]
No.1066: 本搾りチューハイ レモン / メルシャン
 ほんしぼりちゅーはい れもん / めるしゃん
メルシャン 本搾りチューハイ レモン メルシャン 本搾りチューハイ レモン review
 メルシャン本搾りも新しくなって、今月6日に発売となった。 こちらもまずはレモンを飲むことにしよう。

 外観は濁りがあり、ほんのり黄色に色づいている。 香りは極めてフレッシュで、尖った感じのレモン香。かなり酸っぱそうである。
 味は、確かにレモン特有の尖った酸があるが、 混じりけのないピュアな味わいなので、 すうーっと体に入ってゆく感じ。炭酸のピリピリした刺激も、 心地よい。
 飲んでいるときはそうでもなかったが、飲み干した後に、やはり鋭い酸がしっかりと残る。 歯の裏がキシキシする。
 果汁12%。アルコール分7%。原材料:レモン・ウォッカ。糖類・香料・着色料無添加。

 原材料名のシンプルさを見ると、改めて、本搾りなんだなあと思う。 レモンとウォッカだけで、このジューシー感、クリアさを出しているのは、 さすがである。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月10日[1]
No.1067: −196℃ まるごと凍結グレープフルーツ / サントリー
 まいなす196ど まるごととうけつぐれーぷふるーつ / さんとりー
サントリー -196℃ まるごと凍結グレープフルーツ サントリー -196℃ まるごと凍結グレープフルーツ review
 昨年12月下旬出荷分からリニューアルしている−196℃。店によってはまだリニューアル以前の製品が並んでいるところも 少なくない。パッケージデザインもそれほど大きく変わったわけではないのだが、 「まるごと凍結」という文字がついているのが、新製品である。
 昨日のレモンに引き続き、今日はグレープフルーツをレビューすることにする。

 色はほんのり白濁。ガムのような香り。 グレフルチューハイにありがちな香りといえる。
 口に含んだとき、炭酸のピリピリ感のインパクトが強く、 酸味はそれほどでもない。甘味がそこそこあるのだが、 果汁らしいコクはない。どこまでもお菓子っぽい。 後味にやや苦味が残る。
 アルコール分6%。グレープフルーツ浸漬酒使用。原材料:グレープフルーツ、ウオツカ、スピリッツ、糖類、 酸味料、香料、炭酸ガス含有。

 飲みやすく、スッキリした仕上がり。 ただ、それ以上に特徴はない。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月10日[2]
No.1068: カムイビール チョコレートスタウト / 北海道麦酒醸造
 かむいびーる ちょこれーとすたうと / ほっかいどうびーるじょうぞう
カムイビール チョコレートスタウト align= カムイビール チョコレートスタウト align= review
 今年の初めに、小樽麦酒(おたるばくしゅ)ピルスナーデュンケルを飲んだが、 その造り手である北海道麦酒醸造がリリースしている「カムイビール」のスタウト。
 たまたまLAWSONに並んでいたので、購入してみた。

 外観は漆黒と言うのがぴったりくる深い黒で、グラスの向こう側が見えない。 泡はカフェオレ色で密度が高く、まるでソフトクリームのように盛り上がり、 いつまでも持続。
 カラメルの深みとトロピカルフルーツの甘いフレーバーがちょうどいいバランスで鼻に迫ってくる。 口に含むと果実のフルーティさよりはエスプレッソのようなスモーキーさのほうが強く、 キュッと引き締まったストイックな味。 その煙の苦味の真ん中にオレンジ的な酸があって、サッパリとした後味をつくる。 だから何口飲んでもくどくならない。
 アルコール分5.2%〜5.7%。原材料:麦芽、ホップ。 「カムイビール・チョコレートスタウトはビターチョコレートを想わせる深い色あい、 麦芽のほんのりとした甘み、まろやかな苦味のハーモニーが自慢のスタウト(上面発酵の黒ビール) です。スイーツにもよく合うエスプレッソ感覚のダークビールです。」 「濃褐色になるまで高温で焙煎した麦芽をその色あいからチョコレートモルト(麦芽)と呼びます。」

 ラベルに書いてある上記説明でわかるとおり、べつにチョコレートを使っているというわけではなく、 麦芽の色あいから命名されている。
 単に黒ビールなどと呼んでしまいがちだが、上面発酵酵母(エール)によるスタウト、ポーター や、下面発酵酵母(ラガー)によるデュンケル、ボック、シュバルツなど、様々な濃色ビールがある。
 このビールはチョコレートモルトらしいスモーキーでナッティなフレーバーと、エール特有のエステル香がしっかり感じられ、 とてもクオリティの高いスタウトだと思う。
 テイスティングしながら、あっという間に1本飲み干してしまい、もう1本買ってくれば良かったと後悔した。 国産ビールでこんなことは久々である。
種別 ビール
2007年2月11日[1]
No.1069: −196℃ まるごと凍結ブラッドオレンジ / サントリー
 まいなす196ど まるごととうけつぶらっどおれんじ / さんとりー
サントリー -196℃ まるごと凍結ブラッドオレンジ サントリー -196℃ まるごと凍結ブラッドオレンジ review
 昨年12月下旬出荷分からリニューアルしている−196℃。
 既にレモングレープフルーツと飲んだが、 今日はブラッドオレンジ。ちょっと前からLAWSONにはたくさん並べて売られている。

 色は淡いサーモンピンク。 香りはゼリー菓子、あるいはガム。深みがなく浮ついた感じのオレンジ香。
 味は甘味が強く、お菓子っぽい。粉末ジュースのような味。 酸味もそこそこあるのだが、後味はあまりスッキリしない。  アルコール分5%。ブラッドオレンジ浸漬酒使用。原材料:オレンジ、スピリッツ、糖類、 酸味料、香料、果実色素、紅花色素、炭酸ガス含有。

 リニューアル以前の製品との違いがよくわからない。 サントリーのニュースリリースによると、 「"鮮度キーププロセス"を新たに導入することで、 まるごと果実を凍結したおいしさがいっそう際立ちました」とのことなので、 フレッシュ感が増したということなのだろうが、私にはよくわからなかった。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月11日[2]
No.1070: 本格芋焼酎 紅苑 / 田苑酒造
 ほんかくいもじょうちゅう こうえん / でんえんしゅぞう
紅苑 紅苑 review
 先日、コンビニ(ファミリーマート)で偶然みつけたもの。
 300ml広口ボトル缶に入った芋焼酎の水割り製品だ。

 グラスに注ぐと、ふくよかなさつま芋の香りがふんわりと香る。 とても芳醇で、まるで焼きいものようだ。
 味も焼きいものようなほっこりした甘味があって、 しっかり感がありながら、臭みは弱い。 クリアな芋焼酎の味わいが楽しめる。
 アルコール分12%。原材料:さつまいも、米麹。 「甘み・香りの強い紅寿芋のみを贅沢に使用し、 黒麹で仕込みました。軽快で華やかな香りと、余韻豊かな味わいをお楽しみください。そのまま飲める、 アルコール分12%の本格芋焼酎。」
 製造者:田苑酒造(株)、 鹿児島県薩摩川内市樋脇町塔之原11356番地1。

 本場鹿児島の芋焼酎で、長い歴史のあるブランドのようだが、 失礼ながら私はこれまで知らなかった。
 度数12度で飲み応えもあり、すばらしい製品。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月12日[1]
No.1071: COCKTAIL カロリ。ファジーネーブル / サントリー
 かくてるかろり。ふぁじーねーぶる / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。ファジーネーブル サントリー COCKTAILカロリ。ファジーネーブル review
 明日13日が発売日、「カクテルカロリ。」の新顔。 2種あるが、まずはファジーネーブルから。

 色は薄い黄色で濁りがある。桃の優しい香りが印象的で、 その後ろにかすかに柑橘香。ただし、ネーブルかどうかはよくわからない。
 味わいも優しく、甘味はかなり強い。「カロリ。」は通常、 人工甘味料特有の薄ら甘さが目立つのだが、これは薄ら甘いというよりは、 しっかりと甘く、その分、不自然さは低減されている感じがする。
 ただ、飲んでいる間はしっかりしていた甘味が、飲み干した後には人工的で 不自然な甘さの余韻に変わる。
 果汁3%。アルコール分4%。 原材料名:ホワイトピーチ、オレンジ、スピリッツ、ピーチリキュール、 糖類、酸味料、香料、ベニバナ黄色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、野菜色素、炭酸ガス含有。 カロリー50%オフ。

 これは限定品ではなく、定番品として今後通期販売されるそうである。 ファジーネーブルはそもそも女性受けの良いカクテルなので、 このシリーズのターゲットに合っていると思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月12日[2]
No.1072: うまい生 / サッポロ
 うまいなま / さっぽろ
サッポロ うまい生 サッポロ うまい生 review
 明後日14日が発売日なのだが、 いち早く入手できたので、早速レビューすることにした。 サッポロの新しい"第3のビール"(新ジャンル)。

 外観は淡い黄金色で、一般的な国産ピルスナービールよりは薄め。 カラメル色素で色づけしているわりには、自制的な感じである。
 泡は最初シュワシュワと盛り上がるが、すぐに減衰。
 香りは、ホップ香がかなりちゃんと感じられる。 他社の新ジャンルにありがちな、ボンドやキャベツのような匂いはほとんど感じない。
 苦味がそこそこ強く、アルコール感もしっかりあって、飲み応えはある。 もちろんビールのようなモルトの旨みはないが、「ドラフトワン」 と同じエンドウたんぱくで この飲み応えを出しているのは、評価に値する。
 アルコール分5.5%。原材料:ホップ・糖類・エンドウたんぱく・カラメル色素。

 直裁的な「うまい生」というネーミングは、このジャンルには好ましい。 アサヒがそれまでのブランドイメージを打ち破る「ぐびなま。」 という軽薄なネーミング で成功したことに学んだのだろうか。
 また、イメージキャラクターに石塚英彦を採用したことも、 商品名から容易に連想される安直さで、その点も良いと思う。
 起死回生に打って出たな、と思う。だが、二番煎じの感は否めない。 このジャンルは、ひとえに品質よりも売り方のほうが大切だから、 「また似たようなのが出た」と思われたら、それほど伸びないかも。
種別 新ジャンル
2007年2月13日
No.1073: モルトセレクション カナダ産麦芽使用 / サントリー
 もるとせれくしょん かなださんばくがしよう / さんとりー
サントリー モルトセレクション サントリー モルトセレクション review
 2005年から始まったサントリーのコンビニ限定ビール。 これまで、ボンビエールワールドセレクトビアジャーマンパールドライジャポネゴールドと4種出たが、 今年の第一弾として、このモルトセレクション(カナダ産麦芽使用)が、本日発売となった。

 グラスに注いだ色はしっかりめの黄金色。泡は非常にきめ細かく、 発泡酒みたいに、ちりちり、ふつふつと盛り上がり、泡持ちはほどほど。
 香りは、ホップ香よりはモルトの厚みが感じられ、地味な印象。
 味わいもまったり、どっしりと、濃い。最近の大手メーカーの製品の中では、 アサヒ「プライムタイム」に近いようにも思うが、こちらのほうがもっと濃厚で、 後キレは悪い。ある意味、垢抜けない重厚さがある。
 アルコール分6%。原材料:麦芽、ホップ。カナダ産麦芽使用。 「麦芽使用量1.2倍(*当社比)、アルコール分やや高め6%。カナダ産麦芽の 芳醇なうまみを活かした、リッチ&マイルドな味わい。 大切な時間にゆったりどうぞ。」

 丁寧につくられたことはわかるが、 今、こういったテイストのものが受けるのだろうか。 コンビニにこれを置いて、どれだけ売れるのか。ちょっと見ものだと思う。
種別 ビール
2007年2月14日
No.1074: カクテルパートナー プレミアム スクリュードライバー / アサヒ
 かくてるぱーとなー ぷれみあむ すくりゅーどらいばー / あさひ
アサヒ カクテルパートナー プレミアム スクリュードライバー アサヒ カクテルパートナー プレミアム スクリュードライバー review
 昨日13日に発売となったカクパー・プレミアム2種のうち、 まずはスクリュードライバーから飲む。昨年出たマンダリンミモザピーチベリーニは果汁含有量がそれぞれ10%、15%だったが、 こちらはそれを大きく上回る30%という製品。

 まず外観は濁りのある薄黄色。 香りは、かなりフレッシュ感のあるオレンジ香に、ミルキーなニュアンスが加わる。 なぜミルキーかというと、バニラの香り付けがされているからである。
 味はオレンジの酸味と炭酸の刺激もあってシャープな口当たり。 飲み進めるほどに、酸味が強く感じられるようになって、後味にもキュンとした酸味と苦味が残る。
 果汁30%。アルコール分5%。原材料:ウオッカ、オレンジスピリッツ、オレンジ果汁、 糖類、酸味料、香料。

 缶裏側に「世界が認めたバーテンダーのこだわり」として、 色々な講釈が書かれている。監修者は、銀座にあるBAR保志のバーテンダーで、 2001年インターナショナル・バーテンダーズ・コンペティション・ジャパン・カップ 総合優勝者の保志雄一氏だそうである。
 こういった切り口は、カルピスバータイム(例えば、こちら) とそっくりである。仮にも日本を代表する総合酒類メーカーが、乳酸菌飲料メーカーの真似をするとは、 いただけない。(乳酸菌飲料メーカーという言い方は、カルピス(株)さんに失礼ですね。すみません)
 しかも、カルピスバータイムが、自社の特色を活かしてミルクスピリッツを使っているように、 こちらはグループ会社ニッカウヰスキーが作った(特許出願中)フルーツスピリッツを使っている という。偶然の一致、だとは、とても思えない。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月15日
No.1075: COCKTAIL カロリ。スクリュードライバー / サントリー
 かくてるかろり。すくりゅーどらいばー / さんとりー
サントリー カクテルカロリ。 スクリュードライバー サントリー カクテルカロリ。 スクリュードライバー review
 昨日のカクパー・プレミアムからスクリュードライバーつながりということで、 同じ13日発売のカクテルカロリ。
 同時発売のファジーネーブルは既に12日に飲んでいる。

 まず外観はやや濁りのある淡いオレンジ。 香りは、粉末オレンジドリンクのように、薄っぺらい。
 味も人工的。炭酸のピリピリ感も強いが、それ以上に「カロリ。」特有の 口に残る甘味料の甘さが気になる。ただ、 味が濃厚でないので、ごくごくジュースのように飲める。 飲み干した後に、ああやっぱり甘いなあ、と実感。
 果汁2%。アルコール分4%。原材料名:ネーブルオレンジ、バレンシアオレンジ、 ウオツカ、オレンジ蒸留酒、糖類、酸味料、香料、 ベニバナ黄色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、果実色素、炭酸ガス含有。 カロリー50%オフ。

 同じスクリュードライバーでも、昨日飲んだカクテルパートナーとは好対照をなす。 しっかりした飲み応えならばカクパーのほうだが、 重たくない、サラッと飲めるものを求めるならば、こちらだろう。 ほとんど競合しないと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月16日
No.1076: カクテルパートナー プレミアム ソルティードッグ / アサヒ
 かくてるぱーとなー ぷれみあむ そるてぃーどっぐ / あさひ
アサヒ カクテルパートナー プレミアム ソルティードッグ アサヒ カクテルパートナー プレミアム ソルティードッグ review
 13日発売のカクパー・プレミアム。 2種あるうち、既に14日にスクリュードライバーを飲んだが、 今日はもう一方のソルティードッグを。

 色は濁った薄黄色だが、白みが強く、いかにもグレープフルーツ果汁の印象。 香りもグレープフルーツの苦く酸っぱい感じが強い。このフレッシュ感はなかなかのもの。
 口に含めば、そのフレッシュな苦味と、強めの炭酸の刺激が重なって訪れ、 シャープな飲み口。アルコール感もしっかり。甘味は適度。後味はかなり苦い。
 果汁30%。アルコール分5%。原材料:ウオッカ、グレープフルーツスピリッツ、グレープフルーツ果汁、 ペパーミントエキス、食塩、糖類、香料、酸味料。

 こちらもスクリュードライバーと同様、 2001年インターナショナル・バーテンダーズ・コンペティション・ジャパン・カップ 総合優勝者の保志雄一氏の監修。
 これまで、カクテルパートナーの中で、そのカクテル名どおりの味わいを実感できたものというのは、 私の感覚では残念ながら皆無だった。しかし、この製品を口にした瞬間、 「あっ、これは確かにソルティードッグかもしれない」と思った。ジューシーさが強く、 アルコール感が弱いという特徴はあるものの、 ここまで本格的な味わいを再現できたことは、評価したい。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月17日
No.1077: −196℃ まるごと凍結白ぶどう / サントリー
 まいなす196ど まるごととうけつしろぶどう / さんとりー
サントリー -196℃ まるごと凍結白ぶどう サントリー -196℃ まるごと凍結白ぶどう review
 昨年12月下旬出荷分からリニューアルしている−196℃。
 既にレモングレープフルーツブラッドオレンジと飲んだが、 今日は白ぶどう。コンビニではよく見る。
 缶のデザインは基本的に旧製品を踏襲しているのだが、真ん中の「−196℃」が小さく、 右上に「まるごと凍結」の文字があるのが、今回の新製品である。 しかもこの白ぶどうは、以前の「凍結ブドウ」から「まるごと凍結白ぶどう」へと名前が変わった。

 まず、外観は無色透明。 香りはマスカットキャンディのように、かなり甘い。
 味も実際甘味が強く、飴をなめている感じ。 ピリピリとした炭酸が引き締めてはくれるのだが。
 アルコール分4%。ぶどう浸漬酒使用。原材料:ぶどう、スピリッツ、糖類、 酸味料、香料、炭酸ガス含有。

 ブラッドオレンジと同じく、 リニューアル以前の製品との違いがよくわからなかった。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月18日
No.1078: 本搾りチューハイ グレープフルーツ / メルシャン
 ほんしぼりちゅーはい ぐれーぷふるーつ / めるしゃん
メルシャン 本搾りチューハイ グレープフルーツ メルシャン 本搾りチューハイ グレープフルーツ review
 今月6日にリニューアル新発売となったメルシャン本搾り。 既にレモンだけはレビュー済み。
 最近、他社の新製品が多くて、なかなか飲み進めることができないのだが、 今日は2種目のグレープフルーツを飲むことにする。

 色は薄黄色で、濁りがある。 香りは強く果汁を想起させるフレッシュなもの。酸と苦味が強そうな感じが良く出ている。
 一口含むと、甘味が弱くストイックな味に、圧倒的な存在感を感じる。 グレフルらしい苦味と、強烈とも言える酸味。実にピュアで混じりけのない味だ。 飲んでいる途中で、口の中がだんだんとヒリヒリしてくる。
 果汁28%。アルコール分6%。原材料:グレープフルーツ・ウォッカ。糖類・香料・着色料無添加。

 やはり本搾りは、チューハイ界では特別な存在である。特にグレープフルーツは、 妙に甘い他社製品が多い中で、特異性が際立っている。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月19日
No.1079: 本生ドラフト / アサヒ
 ほんなまどらふと / あさひ
アサヒ 本生ドラフト アサヒ 本生ドラフト review
 今日は何を差し置いても、これだろう。ということで、明日20日発売の 本生ドラフトを飲む。

 グラスに注ぐと、泡立ちが思いのほかしっかりしており、 ビールに似たきめ細かい泡がかなりの間、持続する。 香りはほんのり軽やかなホップ香に、落ち着いたモルト香が加わって、 しっかりした印象だが、いかにも発泡酒といった感じの変なアルコール臭がある。
 口当たりはほんのりと甘く、それと同時に酸味も感じる。あまりまとまりのない味。 これを飲み応えと言えば、言えなくもないが、悪く言えば分裂気味の味わいだと言える。 飲み干した後に強い苦味と、麦っぽい余韻が残るものの、発泡酒特有の薄ら甘い感じをも伴う。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ、大麦、大麦エキス、コーン、スターチ、糖類。

 今、満を持してこういったものを出す意図が、はっきり言ってよくわからない。 発泡酒は新ジャンルとは違って、飲み応えで勝負だ!という意思表示なのかもしれないが、 ちょっとピントがぼけているのではないかと、私には思える。
 残念だけれども、爆発的に売れる要素は、見あたらない。
種別 発泡酒
2007年2月20日
No.1080: 円熟 [黒] / キリン
 えんじゅく [くろ] / きりん
キリン 円熟 黒 キリン 円熟 黒 review
 キリン円熟から黒が出た。発売日は、明日21日となっている。 缶は遠くから見ると「生黒」みたいな色あいだが、近くで見ると円熟であることがわかる。 高級感があって、なかなか良い。

 まず、グラスに注ぐと泡立ちが良く、泡持ちも非常によいことに驚く。 ホップ香に軽いカラメル香が少し混じった清々しい香り。
 口当たりはほんのり甘く、苦味はほどほど。 やはり重みに欠けるところがビールとは違うが、 発泡酒特有の臭みはないし、 濃色ビールを飲み慣れない人にはちょうどよい濃さかもしれない。
 アルコール分6%。原材料:麦芽(大麦麦芽・小麦麦芽)・ ホップ・大麦・小麦・コーン・糖類。

 発泡酒の弱点をうまくカバーすることに成功している点は、大きく評価したい。
種別 発泡酒

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