ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.1081〜1100


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2007年2月21日
No.1081: 春旨 <2007限定> / サントリー
 はるうま <2007げんてい> / さんとりー
サントリー 春旨 サントリー 春旨 review
 昨日20日発売された春限定品。毎年恒例となっている製品だが、 我が家の近所のコンビニでは、まだ入荷していない。今日、スーパーでgetした。
 昨年の「さわやか春生」が素晴らしかったので、今年も期待して臨む。

 グラスを冷凍庫で凍るほど冷やしてから注いでも、泡はかなり勢いよく盛り上がり、そこそこ持続。 ただ、ビールのような力強さはない。液色はしっかりめの黄金色。
 柔らかなホップ香は春らしく華やかな印象だが、やや清々しさには欠ける。 ダイレクトなアルコール臭(エタノールそのもののような)が感じられる。
 口当たりは柔らかく、必ずしも爽やかとは言えない。うにゃっとした甘味が引っかかる。 どうしたことだろう。ちょっと拍子抜けしたが、原材料を見て納得した。
 アルコール分5%。原材料:発泡酒、スピリッツ(小麦)、炭酸ガス含有。

 つまり今年は、発泡酒に小麦スピリッツを混ぜるというサントリーお得意の製法で、 カテゴリーとしては新ジャンル(いわゆる第3のビール)になる。
 昨年と比べて明らかな後退で、残念のひと言。 昨年の製品の鮮烈なホップ香は、評判が良くなかったのだろうか? それで今年は香りを抑え、味も甘めにしたというのだろうか?私には解せない。
種別 新ジャンル
2007年2月22日
No.1082: 本生 アクアブルー / アサヒ
 ほんなま あくあぶるー / あさひ
アサヒ 本生アクアブルー アサヒ 本生アクアブルー review
 20日に「本生ドラフト」と同時発売された新しいアクアブルー。 新キャラクターとして、元北海道日本ハムの新庄選手が起用され、CMも流されている。

 泡には力がなく、写真を撮っているときからどんどん減衰をはじめる。 液色はごく一般的な黄金色。
 香りは軽やかで、ややミルキーな印象。臭みは弱い。 口当たりは水のようにすっきりと、ある意味薄っぺらく、ひっかかりがない。 味わいというものはなく、炭酸水のような刺激だけが残る。 ただ、発泡酒特有の干し藁のような臭みが若干ある。
 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ、大麦、大麦エキス、スターチ、糖類、 酵母エキス、海藻エキス。糖類50%オフ。

 ビールの代用品として発泡酒を飲む人たちには、 こんなに味のないものは不人気かもしれない。
 しかし、そもそも発泡酒にコクを求めても、 所詮ろくな結果にはならないというのが、私のこれまでの経験から導かれた結論。 ならば、こういうふうにコンセプトが明確な製品のほうが、よほど良心的と言えるし、 十分存在意義がある。
 本生シリーズは結局、ドラフト(赤)とこのアクアブルーが残った。 明確な差別化のできなかったオフタイム(緑)と、 コクを求めたゴールドは姿を消した。 このジャンルで生き残るための条件が、なにがしかそこからうかがい知れるというもの。
種別 発泡酒
2007年2月23日
No.1083: CALPIS BARTIME カルピス ファジーネーブル / カルピス
 かるぴすばーたいむ かるぴす ふぁじーねーぶる / かるぴす
カルピス ファジーネーブル カルピス ファジーネーブル review
 今月19日に発売となったカルピス・ファジーネーブル。 昨年もこの時期に出たのだが、今年も昨年と同じく世界No.1バーテンダー・石垣忍氏プロデュースだという。

 色は淡いパステルオレンジがベースで、 乳酸菌飲料の白いもやもやとした泡状のものが見える。
 まず、桃の香りがとても目立つ。柑橘香はあまりしない。乳酸菌飲料らしさもそれほど強くない。
 味をひと言でたとえるなら、フルーツポンチ。 桃の甘さと、オレンジの鋭い酸味と、乳酸菌飲料の穏やかな酸味が共存。 後味もキュンと酸っぱい。
 アルコール分4%。果汁5%。原材料名:ウォッカ、ミルクスピリッツ、ピーチリキュール、 オレンジ果汁、乳酸菌飲料、脱脂粉乳、糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、パプリカ色素、 カロチン色素、酸化防止剤(ビタミンC)。 「カルピス」から生まれたミルクスピリッツが入ったフルーティなおいしさのカクテルです。」

 昨年の製品と缶のデザインは変わったが、中身は変わっていないのかもしれない。 飲んで特に違いは感じられなかった。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月24日
No.1084: 氷結 早摘みマンダリンオレンジ <春限定> / キリン
 ひょうけつ はやづみまんだりんおれんじ <はるげんてい> / きりん
キリン 氷結早摘みマンダリンオレンジ キリン 氷結早摘みマンダリンオレンジ review
 またまたフライング。この製品の発売日は、来週2月28日である。
 例によって、当サイトの特命リサーチャー 「回転寿司は永遠に不滅です」主宰・お寿司MAX副会長氏 から先日寄贈されたものだが、また新製品ラッシュがやってくる前に飲んでおこうということで、今日開けることにした。
 なお、氏のことをいぶかしく思われても困るのでひと言添えておくが、 彼は業界関係者ではないし、不正に入手しているわけでももちろんない。

 さて、中身。
 外観は無色透明。香りは軽やかでお菓子っぽいオレンジ香で、ゼリー菓子のよう。
 味は駄菓子屋の粉末ジュースから甘味を取り去ったような、力のなさ。 だが、この軽やかさが、まさに氷結早摘みシリーズの特徴。後味もさらっとして、 ほとんど口に残らない。
 果汁4%。アルコール分4%。原材料:マンダリン果汁・オレンジ果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。 製造者:キリンディスティラリー(株)。

 あいかわらずスッキリテイストでイメージを裏切らないが、 レモングレープフルーツほどの衝撃はない。 缶のデザインはゴールドにオレンジが配されゴージャスな感じ。半分に切られたオレンジのイラストがかわいい。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月25日
No.1085: カロリ。地中海レモン / サントリー
 かろり。ちちゅうかいれもん / さんとりー
サントリー カロリ。地中海レモン サントリー カロリ。地中海レモン review
 「カロリ。」シリーズが2月下旬出荷分からリニューアル。 この製品は、実は2月上旬に発見し、入手していたものだが、 その時から今日に至るまで、まだ他のフレーバーのリニューアル品は見あたらない。 もちろん、販売店ごとに旧製品がなくなり次第入れ替えということなのだろう。

 グラスに注ぐと外観はほぼ透明だが、かすかに白濁。 香りは、酸の鋭さよりもキャンディのような甘いニュアンスが勝っている感じだ。
 味のほうは酸のスッキリ感と甘味のバランスが良く、さらっとした飲み口。 カロリ。特有の人工的な甘さも後味として残るが、酸が強いために、かなり後ろに引っ込んでいる。
 果汁4.5%。アルコール分4%。 原材料名:レモン、ウオツカ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 炭酸ガス含有。カロリー50%オフ、糖質80%オフ。 「地中海産レモンを使用、混じりけの無い水(純水)で仕上げたフルーティ&スッキリ、 そしてカロリー50%オフのチューハイです。」

 昨年ファミマ限定で出た「シチリアレモン」とは似て非なる製品。 あちらは糖類ゼロでキリッとした仕上がりだった。 それに比べてこちらは、もっと間口が広い(万人受けを狙った)製品だと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月26日
No.1086: 銀座カクテル ピーチ / サントリー
 ぎんざかくてる ぴーち / さんとりー
サントリー 銀座カクテル ピーチ サントリー 銀座カクテル ピーチ review
 今日はやはりどうしても、これである。明日27日が発売日となっている 銀座カクテルの新顔・ピーチ。

 グラスに注ぐとドロッとした感じであり、繊維質のようなものが浮遊している。
 香りも、極めて密度の高い白桃。いったい果汁含有率がどれほど高いんだろうと錯覚させられてしまうほど、 リアリティがある。銀座カクテルはすべてそうなのであるが。
 口当たりもドロッとして、濃密。桃缶詰のシロップよりも、もっと濃い感じだ。 しかもかなりアルコール感があるから、カクテルの名にふさわしい。後味は当然まったりとして、 スッキリ感はない。
 桃果汁10%。アルコール分6%。原材料名:もも、スピリッツ、糖類、安定剤(ペクチン)、 香料、酸味料、ビタミンC。 「1894年創業の老舗、銀座千疋屋がセレクトした国産白桃とイタリア産ホワイトピーチを使用した、 ちょっと贅沢なフルーツカクテルです。」

 聞くところによると、消費者からの要望が多くて商品化したものだという。 確かにメロンマンゴラ・フランスと来て、他にふさわしい果実はといえば、 すぐに桃が思い浮かぶ。
 他に何があるだろう?と考えると、例えばパイナップル(これは濃厚すぎるかな)とか、 グァバ(これは嫌いな人もいるだろう)とか、いちご(コストが高くて無理そうだ)なんかを 作って欲しいな。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月27日
No.1087: −196℃ まるごと凍結白桃 / サントリー
 まいなす196ど まるごととうけつはくとう / さんとりー
サントリー -196℃ まるごと凍結白桃 サントリー -196℃ まるごと凍結白桃 review
 昨日の銀座カクテルからの白桃続き。今日は−196℃。発売日は今日27日である。

 まず、外観は無色透明。当然のごとく、銀座カクテルとは大違い。 香りは軽やかな白桃香がほのかに香る。上品な感じ。
 口に含むと炭酸がシャープで、ピリッとした口当たりだが、 白桃の甘さがふんわり感じられる。後味は決してスッキリしてはいないが、 白桃にしては軽やかな部類だ。
 アルコール分5%。桃浸漬酒使用。原材料名:桃、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、 炭酸ガス含有。「山梨産白桃を使用。白桃の華やかな香りとフルーティなおいしさです。」

 昨年12月下旬出荷分から、定番ラインがすべて刷新されているのだが、 そこに今回この白桃が加わった形だ。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年2月28日
No.1088: カクテルパートナー メロン&バニラ / アサヒ
 かくてるぱーとなー めろん あんど ばにら / あさひ
アサヒ カクテルパートナー メロン&バニラ アサヒ カクテルパートナー メロン&バニラ review
 昨日27日、カクテルパートナーの既存製品がリニューアルするとともに、 新たに5種がラインナップに加わった。 これは、その新顔のうちの1つである。

 グラスに注いだ色はやや濁り、くすんだ感じの薄い緑。メロンよりもキウイのようなイメージ。
 香りはメロンにバニラが加わり、クリームソーダのよう。とてもお酒とは思えない。
 味も香りのイメージどおり甘く、人工的なメロンフレーバーが広がる。 いかにも作り物っぽいメロン味ではあるが、それだからこそクリームソーダにとても似ている。
 果汁0.1%。アルコール分4%。原材料:ウオッカ、メロン果汁、糖類、酸味料、香料、ベニバナ色素、クチナシ色素。

 名前から想像されるとおりの味。缶に書かれたイラストのように、 メロンの果肉をグラスに添えれば、魅力は倍増するだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年3月1日
No.1089: カクテルパートナー バイオレットフィズ / アサヒ
 かくてるぱーとなー ばいおれっとふぃず / あさひ
アサヒ カクテルパートナー バイオレットフィズ アサヒ カクテルパートナー バイオレットフィズ review
 2月27日に発売となったカクテルパートナーの新顔。 5種あるうち、既に昨日メロン&バニラを飲んだ。 今日は2種めのバイオレットフィズ。

 グラスに注いだ色は濃くはなく、透明感があるもののくすんだ感じの紫。 これを何に喩えようかとしばし考えたところ思い浮かんだのが、紫蘇の葉。いや、もっと絵の具っぽいかな。
 香りも喩えにくい。何かの花なのだが、色が紫だし、なによりバイオレットという名前だから、 「スミレかぁ」と思うが、ただ匂いだけ嗅ぐと何かの花の香りの香水かと思う。
 味も花びらを口に含んだかのよう。ある意味華やかで、ある意味草っぽい。 ジュースの中に香水が入ってしまったかのような味わい。炭酸がピリピリして、後味には レモンのキュッとした酸味もある。
 果汁1%。アルコール分4%。原材料:スミレリキュール、レモン果汁、糖類、酸味料、香料、 アントシアニン色素、クチナシ色素。

 色あいは見ていて美しいし、極めて特異な存在だから面白いが、 支持層は多くはないと思われる。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年3月2日
No.1090: キリン スタウト / キリン
 きりん すたうと / きりん
キリン スタウト キリン スタウト review
 さて今日は、当サイトが2004年6月6日から続けてきた連続無欠勤更新記録が、 1000日に到達した記念すべき日。
 この佳き日に何を飲もうかと考えたところ、 まさか昨日からの新製品の続きというわけにもいかないだろうと思い、 歴史の長い製品ながら未掲載のものを選んだ。
 「選んだ」と偉そうに言ってみたが、これまで存在は知っていたものの、 入手できないでいたところに、当サイトの救世主、特命リサーチャーの 「回転寿司は永遠に不滅です」 主宰・お寿司MAX副会長氏が贈ってくださったのだ。

 グラスに注ぐと、色は漆黒。泡の色もかなり深く、茶色に近い。
 香りはトロピカルフルーツと、黒糖。適度に抑制がきいていて、華々しくはない。 タバコのような焦げ臭もほどほど。
 味は酸が強く、苦味もギュッと塊のように押し寄せる。甘味は弱め。 飲み込んだ後、じわじわと強い苦味の余韻が残る。
 アルコール分8%。原材料:麦芽、ホップ、米、糖類。

 スタウトというからには、上面発酵(エール)酵母によるものと思われるが、 米を使っているところが、日本らしい。
 同じ国産スタウトでも、アサヒのもの より線は細いが、芯は強い。そういった印象だ。苦味にこだわっているところが、いかにもキリンだ。
種別 ビール
2007年3月3日[1]
No.1091: カクテルパートナー ライチスプモーニ / アサヒ
 かくてるぱーとなー らいちすぷもーに / あさひ
アサヒ カクテルパートナー ライチスプモーニ アサヒ カクテルパートナー ライチスプモーニ review
 昨日は当サイトの連続無欠勤更新記録1000日達成ということで新製品をお休みしたが、 まだまだ未掲載の新製品が山積み。早速戻ろう。
 ということで、カクテルパートナーの続きを。今日はライチスプモーニ。

 色はかなり黄色っぽく濁っている。 ライチの甘い香りがわりと自然な感じ。
 口当たりは甘く、ジューシー。グレープフルーツのおかげで、 柑橘の爽やかな酸味と苦味が、ライチの穏やかな甘さを引き立てている。
 果汁4%。アルコール分4%。原材料:ライチリキュール、グレープフルーツ果汁、 ライチ果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。

 奇をてらわず親しみやすい味づくり。このジュースっぽさが、カクパーらしい。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年3月3日[2]
No.1092: −196℃ まるごと凍結梅 / サントリー
 まいなす196ど まるごととうけつうめ / さんとりー
サントリー -196℃ まるごと凍結梅 サントリー -196℃ まるごと凍結梅 review
 昨年12月下旬出荷分からリニューアルしている−196℃。 レモングレープフルーツブラッドオレンジ白ぶどう、 新製品の白桃と飲みすすめてきたが、この梅だけが置き去りにされていた。 相互リンクしているLiquor Encounter Blogさんの 掲載記事を拝見して、「あっ忘れてた!」と気づいたのだ。

 まず、外観は無色透明。 柔らかな梅香で、明らかに梅酒ベースのものとは異なる。
 口当たりもやわらかく、酸も甘味もまろやか。 スッキリしている分、どこかアルコール感が強調されたようなニュアンスがある。  アルコール分5%。梅浸漬酒使用。原材料:梅、スピリッツ、糖類、 酸味料、香料、炭酸ガス含有。「紀州産南高梅を使用。みずみずしい梅の味わいです。」

 製品名は「まるごと凍結梅」で正しいらしいのだが、 缶には「まるごと凍結南高梅」と書かれている。
 南高梅とは、本場紀州(和歌山)を代表する品種で、高級梅干しはたいてい南高梅だ。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年3月4日[1]
No.1093: カクテルパートナー パッションオレンジ / アサヒ
 かくてるぱーとなー ぱっしょんおれんじ / あさひ
アサヒ カクテルパートナー パッションオレンジ アサヒ カクテルパートナー パッションオレンジ review
 カクテルパートナーが2月27日にリニューアルし、 新フレーバーも5種加わった。 既にメロン&バニラバイオレットフィズライチスプモーニと3種飲んだが、今日は4種めとなるパッションオレンジ。

 色はサーモンピンクというか、薄いオレンジ。 パッションフルーツの甘い香りが主体で、その下に柑橘香がある感じ。
 口当たりは炭酸のピリピリ感とオレンジの爽やかさがマッチ。 香りの印象ほどパッションフルーツの味は主張しない。 酸味が心地よく、後味もサラッと。
 果汁4%。アルコール分4%。原材料:パッションフルーツリキュール、オレンジスピリッツ、 オレンジ果汁、パッションフルーツ果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、 アントシアニン色素。

 爽やか、軽やかで、親しみやすい味。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年3月4日[2]
No.1094: カクテルパートナー スパイシーソルティドッグ / アサヒ
 かくてるぱーとなー すぱいしーそるてぃーどっぐ / あさひ
アサヒ カクテルパートナー スパイシーソルティードッグ アサヒ カクテルパートナー スパイシーソルティードッグ review
 カクテルパートナー、新フレーバーの5種も、これが最後となった。 既にメロン&バニラバイオレットフィズライチスプモーニパッションオレンジと飲んだ。

 色は白濁して、いかにもグレフル色。 最初に鼻に飛び込んでくる香りは、なんと、白コショウ。ラーメンに振りかける、あれです。 その下にはグレープフルーツの甘苦い香りがちゃんとあるのだが、何しろコショウのインパクトがすごい。
 口の中で、そのペッパーフレーバーが、果汁感の上に浮く。 ピリッと辛い味わい。グレープフルーツの爽やかさと、不思議なことに結構合っている。 飲んだ後も口の中が少しピリピリする。
 果汁3%。アルコール分4%。原材料:ウオッカ、グレープフルーツ果汁、 糖類、酸味料、スパイス抽出物、香料。

 よくこんなに個性的なものを商品化したなあと思う。 一度飲んでやみつきになる人と、二度と飲まない人に二分されるかもしれない。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年3月5日[1]
No.1095: 旬果搾り とろけるチューハイ マンゴー / アサヒ
 しゅんかしぼり とろけるちゅーはい まんごー / あさひ
アサヒ 旬果搾り とろけるチューハイ マンゴー アサヒ 旬果搾り とろけるチューハイ マンゴー review
 明日6日発売の旬果搾りとろけるチューハイシリーズ。2種あるが、まずはマンゴーから。

 色はしっかりめの黄色、あるいは少しくすんだ山吹色。とろけるの名のとおり、 注いでいるとき、心なしか液体にとろみがあるように見える。
 たっぷりしっかりしたマンゴーの香りが、濃密な味を想起させる。
 口に含むと、とろみと共に、濃厚な味が広がる。 濃厚といっても、それほどくどいわけではない。果汁含有率が低く(3%) 増粘剤でとろみをつけ、ピューレのような口当たりに仕上げているので、 爽やかな濃さといえる。
 果汁3%。アルコール分4%。無炭酸。原材料:アルコール、マンゴー果汁、糖類、酸味料、 香料、増粘剤(キサンタン)、甘味料(スクラロース)、酸化防止剤(ビタミンC)。

 無炭酸なのにチューハイという名前は、ちょっとおかしい。 本来、焼酎をソーダで割ったことを示す「焼酎ハイボール」がチューハイの名の起源だと言われている (タカラさんは自社製品でそう説明してますね)のだけれど、 最近では果汁を使ったローアルコール飲料全般を、チューハイと呼ぶようだ。
 ところでこの製品、銀座カクテル・マンゴをかなり意識したものではないだろうか。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年3月5日[2]
No.1096: サントリーチューハイ 沖縄マンゴー <限定出荷> / サントリー
 さんとりーちゅーはい おきなわまんごー <げんていしゅっか> / さんとりー
サントリー 沖縄マンゴー サントリー 沖縄マンゴー review
 昨年もこの時期に出たサントリー沖縄チューハイシリーズのマンゴー。 今年は、明日6日の発売である。

 色は無色透明で炭酸が立ち上るので、サイダーのよう。 マンゴーの甘い香りは軽やかで、同時に泡盛とおぼしき麹の香りがかすかに感じられる。
 口に含むと、まずピリピリと炭酸の刺激があり、 ふんわり軽やかな甘味と、アルコールのニュアンスが感じられる。 飲み込んだ後、鼻から息を抜くと、やはりアルコール感が。
 果汁0.1%。アルコール分5%。原材料名:マンゴー、スピリッツ、泡盛、 糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。泡盛0.5%使用。完熟アップルマンゴー使用。

 今日はマンゴー味のチューハイを2本立て続けに飲んだ。 飲む楽しみということを考えると、本当はこんな飲み方をしたくはないが、 続けて飲めば、両者の違いが明白になる。
 しかし、こんなことをしなくても、まったく違うタイプであることは明らかだった。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年3月6日[1]
No.1097: グランドエール / キリン
 ぐらんどえーる / きりん
キリン グランドエール キリン グランドエール review
 明日7日発売のキリン・チルドビールシリーズの新顔。
 いったいこれまで何種類出たのだろうかと調べてみると、 まろやか酵母ラテスタウト豊潤ホワイトエールゴールデンホップ一番搾り無濾過生 と6種あった。これらのうち、現在も残っているのは、まろやか酵母、ゴールデンホップ、 一番搾り無濾過生の3種であった。

 泡はとてもきめ細かく、泡持ちも良い。液色はアンバー。香りはふわっと横に広がるモルト香の中に、 凛としたホップ香が立っている感じ。色の印象ほどカラメル香は強くない。
 アタックが柔らかく、口の中でふんわり甘味が広がるが、実は苦味も強い。 このあたりのバランスの取り方は、日本の多くの消費者の嗜好を踏まえてのことだろうか。
 アルコール分6%。原材料:麦芽、ホップ。「上質なカラメル麦芽とホップが織り成す、 華やかな香りと深い味わいのエール。」製造年月日2007,2,26日。賞味期限2007,4,26。

 苦味を苦味と意識させないほど深くまろやかなコクを持つビール。じっくり味わいたい。
種別 ビール
2007年3月6日[2]
No.1098: ヱビス ザ・ブラック / サッポロ
 ゑびす ざ・ぶらっく / さっぽろ
ヱビス ザ・ブラック ヱビス ザ・ブラック review
 ヱビス黒がリニューアルし、ザ・ブラックとして明日7日発売。 缶のデザインは確かに変わっているのだが、色調が同じなので、比べてみないとよくわからない。

 泡はカフェオレ色。泡持ちはほどほど。液色は深いが、光に透かすと向こう側が辛うじて見え、濃いアイスコーヒー程度。
 香りはエスプレッソのような焦げ臭が強い。だが、口に入れると、香りの印象ほど苦味は強くなく、 ふんわりと甘味さえ感じる、伸びやかな味わい。飲み干した後には、タバコのようなスモーキーフレーバーが残る。
 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。 「じっくりローストした黒麦芽とカラメル麦芽による、心地よい焙煎の香りとまろやかなコクが特徴の、 味わい深い黒ビールです。」

 以前の製品がもっと線が細かったのに比べると、ややふくよかに、まろやかになったように思う。
 同じ日(明日7日)の発売とはいえ、今日は、プレミアムビールを2本続けて飲んだ。 ちょっとリッチな気分。
種別 ビール
2007年3月7日[1]
No.1099: 旬果搾り とろけるチューハイ 桃 / アサヒ
 しゅんかしぼり とろけるちゅーはい もも / あさひ
アサヒ 旬果搾り とろけるチューハイ 桃 アサヒ 旬果搾り とろけるチューハイ 桃 review
 昨日6日発売の旬果搾りとろけるチューハイシリーズ。2種あるうち、既にマンゴーを飲んだ。 今日はもう一方の桃を。

 色はやや白濁した薄いピンク。いかにも桃のイメージだが、果汁ではこんな色にはならないだろう。 香りは甘くやさしいが、グラスに注いでいるときから結構遠くまで届く。 明らかに作り物なのにみずみずしい。そんな香りだ。
 口当たりは少しとろっとして、甘味がふわっと広がる。濃すぎず、とにかくやさしい味。 桃の生臭い感じも良く出ている。
 果汁8%。アルコール分4%。無炭酸。原材料:アルコール、桃果汁、糖類、酸味料、 香料、増粘剤(キサンタン)、甘味料(スクラロース)、酸化防止剤(ビタミンC)、クチナシ色素。

 このとろけるシリーズは、無炭酸という特徴を活かして、 とてもやさしい味わいに仕上げていて好感が持てる。ファンはつきそうだ。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年3月7日[2]
No.1100: 焼酎ハイボール レモン / 宝酒造
 しょうちゅうはいぼーる れもん / たからしゅぞう
タカラ 焼酎ハイボール レモン タカラ 焼酎ハイボール レモン review
 タカラ・焼酎ハイボールが新しくなった。パッケージデザインはほとんどそのままなのだが、 右下のほうに「糖質80%オフ」という赤い表示が付け加えられているので、店頭で気づいたのだ。
 事前に何の告知もなかったのだが、 同社のサイトを確かめてみたら、 2月20日付けNEWSにリニューアルと書かれている。今回のリニューアルで、グレープフルーツがなくなり、 その代わりに昨年11月に限定品として出たウメが通期商品の仲間に加わった。

 色はほんのり淡いレモン色。大粒の気泡が断続的に立ち上る。 香りはスッキリとおとなしいレモン香。とてもナチュラルな感じだ。
 口に含むと炭酸に刺激がビリビリと強い。 甘味は必要最小限度といった感じで、スッキリ、カラッとした飲み口。 後味も非常にクリア。焼酎のアルコール感が、しっかり感じられる。
アルコール分7%。果汁1.5%。原材料:焼酎、レモン果汁、糖類、香料、酸味料、カラメル色素。

 原材料を見る限りでは、以前の製品と一緒だが、糖質80%オフというのがリニューアルポイントとして サイトでも強調されているから、よりシェイプアップしたということなのだろうか。
種別 チューハイ・カクテル等

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