ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.1221〜1240


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2006年6月12日[1]
No.1221: ラ・カクテル 梅酒スパークリング ローズヒップ / 合同酒精
 ら・かくてる うめしゅすぱーくりんぐ ろーずひっぷ / ごうどうしゅせい
GODO 梅酒スパークリング ローズヒップ GODO 梅酒スパークリング ローズヒップ review
 本日6月12日、GODOから発売された梅酒スパークリングの新顔。これまでこのシリーズには、 ロゼが出ている。
 今日発売の新製品は、どれも簡単には入手できないだろうと予想されるものばかりで、 昨日から色々と探し回ってみた。今日も6店ほど巡ったが、一つも見つからなかったので、 一時はあきらめた。
 今日はまあビールでも買って帰ろうと思い、家に一番近いスーパーに寄ったら、 なんとこれが入荷しているではないか。これまでGODOのチューハイなんて、 ほとんど仕入れたことがない店なのに。これなら売れると思ったのだろうか。

 グラスに注いだ色は、淡いピンク。ロゼのスパークリングワインのようだ。 香りは、梅酒からかなり甘さを取り去ったような軽やかさ。 もっとローズヒップが香るのかと想像していたが、それほどでもない。梅のニュアンスのほうが勝っている。
 味も軽やかな梅酒のキュンとした酸味に、ローズヒップのすうーっとした爽快感がアクセントとして加わる。 あくまでも軽快で、酸が中心。後味もスッキリ。

 アルコール分5%。無果汁。原材料:ローズヒップエキス、醸造アルコール、 梅酒、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、クエン酸Na、アントシアニン色素、カラメル色素。

 最近、私がよく巡るいくつかの店舗では、GODOのチューハイをよく見るようになった。 地域の営業マン氏が頑張っているんだろうか。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年6月12日[2]
No.1222: フルムーンビール / ジー・ビー・シー
 ふるむーんびーる / じー・びー・しー
フルムーンビール フルムーンビール review
 以前に一度飲んだことがあるフルムーンビールが、いつのまにか新しくなっていた。 シックな色調のラベルに、「満月」と漢字で表記されているのがとても印象的だ。

 泡はきめ細かいが勢いはあまりなく、泡持ちもほどほど。 色調は淡いアンバーというか、深い黄金色というか、中間的な色。 カラメル香のほか、紅茶あるいは烏龍茶のような香り。
 苦味が強く、重たい味わいだが、甘味もたたえている。 やや鮮度が落ちてしまっているせいか、黒糖のようなニュアンスがある。爽やかさには乏しい。

 アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ。製造者:(株)アレフ。 「満月の日の早朝は、厳選素材が「満月の麦酒」へと変わる時間。 次の満月までの間、じっくり熟成された月のパワーをもつビールをぜひおためしあれ。」 という文章が。

 以前の製品は、埼玉県の小江戸ブルワリーの製造だったのだが、 これは北海道のアレフ(小樽ビールの醸造元)の製造に変わっている。
種別 ビール
2006年6月13日
No.1223: ラ・カクテル 梅酒スパークリング カシス / 合同酒精
 ら・かくてる うめしゅすぱーくりんぐ かしす / ごうどうしゅせい
GODO 梅酒スパークリング カシス GODO 梅酒スパークリング カシス review
 昨日6月12日、GODOから発売された梅酒スパークリングの新顔。 昨日ローズヒップを飲んだが、今日はもう一方のカシス。 これまでこのシリーズには、 ロゼが出ていたので、 今回の2種発売で、4種のラインナップとなる。

 グラスに注いだ色は、紫と赤の中間。赤ワインよりはロゼに近く、 透明感があって輝きがある。
 香りは、カシスが目立つが、濃いめのぶどうのようでもある。
 味わいはカシスの黒っぽい感じと、カシス単体からは生まれ得ない酸がバランスしている。 甘味は強くなく、爽やか。それが梅酒だとは気づかないけれども、 飲み干したあとにもさっぱりした酸味が残る。

 アルコール分5%。果汁1%。原材料:カシス果汁、醸造アルコール、 梅酒、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、クエン酸Na、アントシアニン色素。

 このシリーズは、消費層として女性を強く意識したパッケージデザインとなっているが、 味わいも洗練されていて、これまでの梅酒ベースのチューハイやカクテルにはなかった 爽やかな味わいに統一されている。仕入れる販売店が少ないのが残念。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月14日
No.1224: カクテルパートナー パラダイスビーチ <夏の限定缶> / アサヒ
 かくてるぱーとなー ぱらだいすびーち <なつのげんていかん> / あさひ
アサヒ カクテルパートナー パラダースビーチ アサヒ カクテルパートナー パラダースビーチ review
アサヒ カクテルパートナー パラダースビーチ  新製品探索が案の定、難航している。引き続き探し続けることとして、今日はこちら。
 6月5日発売、カクパー夏の限定缶。3種出たうち、 ロングバケーションアイランドブリーズ は飲んだのだが、これがまだだった。

 色はやや白濁した淡い黄色。バナナのイメージか。 甘いバナナ香が目立ち、その背後にパインのトロピカルな香りが優しくひかえる。 柔らかくバランスした香りで、どこかバニラや和梨のような感じもある。
 味もパインの艶やかさは目立たず、果実のニュアンスは全体的に控えめ。 甘味は強いが、炭酸の強さがそれをカバーしている。飲み干したあとにも ふんわりとバナナっぽい甘さが残る。

 果汁0.3%。アルコール分4%。原材料:パイナップルリキュール、バナナ果汁、パイナップル果汁、 糖類、酸味料、香料、カラメル色素。

 右写真は、缶の裏側のデザイン。今回のシリーズはこのように皆デザインがすばらしい。 見渡す限りの白い砂浜は、まさにパラダイスビーチだ。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月15日
No.1225: 氷結 ライム / キリン
 ひょうけつ らいむ / きりん
キリン 氷結 ライム キリン 氷結 ライム review
 入手すべき新製品がまだいくつもある中、いまだ探索に難航しているために、 今日もリニューアル品を飲むことにする。
 5月製造分からリニューアルしている氷結だが、既にレモングレープフルーツウメ と3種飲んだ。今日は4つめとして、ライムを。

 色は無色透明。押しつけがましくなく適度に香るライム香。気のせいか、 以前のものより芳香剤っぽさは弱まったよう。
 そして味わいも、ライムだからといってグリーンな感じが強調されるのではなく、 実にスッキリ穏やかにまとめられている。サイダーを飲んだときの後味よりも、 よほどスッキリしている。

 果汁3.1%。アルコール分6%。原材料:ライム果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。

 他のフレーバー同様、このライムも実に当たり障りのない味にまとめられている。 何気なく飲んでしまうと、このトータルバランスを何とも思わないのだが、 この落としどころは非常に計算し尽くされていると思う。
 「果汁upでさらにみずみずしく!」の文字があるものの、 以前の3.0%が、3.1%に増えたのみ。 単にupと言いたいがためのupに過ぎないように思う。いや、内容に文句はないからいいのだけれど。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月16日
No.1226: 氷結 柚子 / キリン
 ひょうけつ ゆず / きりん
キリン 氷結 ゆず キリン 氷結 ゆず review
 5月製造分からリニューアルしている氷結。 既にレモングレープフルーツウメライムと4種飲んだ。今日は、柚子を。

 色は無色透明。ゆずらしいグリーンな感じの香りだが、やや柔らか。
 口当たりはかなり優しい。味は香りの印象とは若干異なり、甘味が結構強い。 ガムシロップでも加えてみたような甘さだ。ただ、みずみずしさはうまく表現されている。

 果汁1.1%。アルコール分5%。原材料:ゆず果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。

 他のフレーバーと同様、「果汁upでさらにみずみずしく!」の文字があるものの、 以前の1.0%が、1.1%に増えたのみ。見かけ上のupに過ぎないわけだが、 他のフレーバーと同様、もうあまり手を加えるところがないというか、 手を加えてしまうとファンに逃げられてしまう恐れがあるので、実質的には変えたくない ということなのだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月17日
No.1227: 金麦 / サントリー
 きんむぎ / さんとりー
サントリー 金麦 サントリー 金麦 review
 明後日6月19日、サントリーから発売される新ジャンルが手に入ったので、早速飲むことにする。 既にテレビCMも放映されている。

 泡が妙にきめ細かいところは明らかにビールとは違うが、泡持ちはそれほど悪くはない。 香りに変な臭みはあまり感じられず、軽やかなホップ香が清々しい。
 期待をしながら口に運ぶと、口に入れた瞬間、ほんのり甘味があってがっかりしたのだが、 それと共に苦味もある程度感じられるので、バランスは悪くない。ただ、この苦味も 力強いものではなく、最後にはまたどんよりとした甘味が残って、なんだか中途半端。 後味は当然、スッキリしない。

 アルコール分5%。原材料:発泡酒、スピリッツ(小麦)。天然水100%仕込み。

 以前のスーパーブルーと比べると、臭みは弱まり、確かに進化しているとは言えるけれど、 その進化の度合いはわずか。このほんのりした甘味を、「やわらかな旨み」と捉えるか、 「最後に鼻につく甘さ」と捉えるかは人それぞれだろう。

 CMに出演中の 檀れい という女優サン(元宝塚トップスター)が気になったのでちょっと調べてみたら、 71年生まれなんだって。2007−1971= ってことですよ。見えないなあ。 あんな奥さんが待っててくれるんだったら、早く帰って金麦飲みたくなります。って、完全に戦略にやられてるなぁ・・。

 ところで今月発売された製品でまだ入手できていないものがいくつかあるのだが、 そうこうしているうちに、今週はまた怒濤の新製品ラッシュとなる。 順調に入手できればタイムリーに掲載できるが、果たして手間取らずに入手できるだろうか。 最近、私の行動範囲だけのことかもしれないが、どこのお店も新製品の入荷状況が悪いのだ。
種別 新ジャンル
2007年6月18日[1]
No.1228: 旬果搾り フルーツパンチ 大阪ミックス / アサヒ
 しゅんかしぼり ふるーつぱんち おおさかみっくす / あさひ
アサヒ 旬果搾り FRUITS PUNCH 大阪ミックス アサヒ 旬果搾り FRUITS PUNCH 大阪ミックス review
 明日6月19日発売、旬果搾り FRUITS PUNCH の新顔。 「東京パーラー」と「大阪ミックス」の2種が出たのだが、今日はまず「大阪ミックス」のほうを。

 色は濁りのある薄黄色。バナナ的だが、大阪で人気のミックスジュースをイメージした色だ。
 香りもバナナが目立つが、少々粉っぽいイメージもある。乳酸飲料だろうか。 オレンジも使っているようだが、柑橘系の香りはあまり感じない。
 飲むとクリーミーな中に柑橘的な酸が感じられる。生ジュースのような とろっとした感じを出そうという努力の跡は見られるが、幾分か軽やか。 雰囲気は出ているけれど。

 果汁10%。アルコール分4%。原材料:アルコール、オレンジ果汁、りんご果汁、 バナナ果汁、はっ酵乳、もも果汁、パイナップル果汁、糖類、酸味料、安定剤(大豆多糖類)。

 「乳性テイスト」と缶に書かれているが、その通りマイルドな口当たり。飲み進めると口の中がやや粉っぽくなる感じだが、 もっとこってりしていても良いように思った。

 大阪では「どこの喫茶店にも必ずミックスジュースがある」などと言われるが、 最近はそうでもない。だが、駅構内などで生ジュースを売るジューススタンドでは、 今もミックスジュースは大人気だ。とろっとしてこってりした飲みごたえというか食感が、 まさに大阪的なのだ。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月18日[2]
No.1229: カロリ。ハイビスカス&レモン <夏限定> / サントリー
 かろり。はいびすかす あんど れもん <なつげんてい> / さんとりー
サントリー カロリ。ハイビスカス&レモン サントリー カロリ。ハイビスカス&レモン review
 明日6月19日発売、カロリ。夏限定品。 ハイビスカスという、チューハイには珍しいフレーバーだが、初めてではなく、 昨夏はハイビスカス&グァバが出ていた。

 グラスに注いだ色は、ほのかなピンク。ほとんど透明に近い。 香りは、花の華やかさもさることながら、レモンのキュンとした柑橘香が目立ち、 どこかアセロラみたいな感じもある。いずれにせよ、想像通り化粧品っぽい。いや、 悪い表現を許してもらえば、トイレの芳香剤っぽい。
 口当たりもキュンと酸っぱく、その鋭い酸味が、味わいの骨格をなしている。 そこに甘味料のコクのない甘さが上滑りしている感じ。ただ、この潔い酸っぱさが、 夏向きといえば夏向きである。

 果汁1%。アルコール分4%。原材料:レモン、ハイビスカス、スピリッツ、 はちみつ、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。 カロリー50%オフ。糖質80%オフ。

 前から書いていることだが、カロリ。に特有の薄ら甘い感じをマスクするのには、 このように酸がきついテイストのほうがいい。 ハイビスカス自体は好みの分かれるテイストかもしれないが、この思い切った提案を、 私は評価したい。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月19日
No.1230: 旬果搾り フルーツパンチ 東京パーラー / アサヒ
 しゅんかしぼり ふるーつぱんち とうきょうぱーらー / あさひ
アサヒ 旬果搾り FRUITS PUNCH 東京パーラー アサヒ 旬果搾り FRUITS PUNCH 東京パーラー review
 本日6月19日発売、旬果搾り FRUITS PUNCH の新顔。 既に昨日「大阪ミックス」のほうを飲んだので、今日はもう一方の「東京パーラー」を。

 色は透明感のあるごく淡いピンク。 香りは、まずラズベリーのような赤果実を感じるが、 ラズベリーは使っていないようなので、これはイチゴとぶどうとグレープフルーツか。 キウイも使っているということで、そういえばそんな感じもなくはない。 あくまでも言われてみれば、だが。
 口当たりは甘酸っぱく、色々な味のドロップを何粒か同時になめたような感じ。 確かに糖度は高い気がするのだが、甘ったるいわけではなく、比較的スッキリしている。

 果汁10%。アルコール分4%。原材料:アルコール、グレープフルーツ果汁、洋なし果汁、 ぶどう果汁、キウイフルーツ果汁、いちご果汁、糖類、酸味料、香料、野菜色素。

 フルーツパーラーをイメージした製品らしいが、なんだか収拾のつかない味になってしまっている。 決してまずいわけではないので、残念。華やかさを演出したいという意図はわかるのだが。
 もう一方の大阪ミックスのほうは、いかにも関西を思わせる内容に仕上がっていたが、 こちらはちょっとこじつけの感が否めない。2本セットで初めて意味をなす新製品だと言えよう。
 これ単体でみたら「なんで東京なの?」って感じだが、相方のほうは「確かに大阪や」と思う。

 もっとも今回の企画自体は、意表を突いていて面白いと思う。これまでのチューハイは、 果物の産地を表示した、いわば地方色あふれるものが圧倒的に多かったのだが、 都会を前面に出してくるとは、予想だにしなかった。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月20日
No.1231: おいしいチューハイ ルビーグレープフルーツ <季節限定> / 宝酒造
 おいしいちゅーはい るびーぐれーぷふるーつ <きせつげんてい> / たからしゅぞう
タカラ おいしいチューハイ ルビーグレープフルーツ タカラ おいしいチューハイ ルビーグレープフルーツ review
 やっとみつけました。6月12日発売、おいしいチューハイの季節限定品。
 発売前夜からホントに毎日のように色々と探し回っていたのに、これまでまったくみつからなかった。 まあタカラの製品は、少し遅れて出回るだろうと思っていたら、 今日、仕事場近くのスーパーに入荷していた。
 不思議なことに、今日そのあとコンビニを4店覗いてみたのだが、なんと全店で売られていた。 今日解禁?みたいな感じだった。これまでまったく出会えなかったのがウソのようだ。

 グラスに注いだ色は、どんより濁りのある淡いオレンジあるいは濃い肌色。 まさにルビーグレープフルーツの果肉のイメージ。香りもグレープフルーツの苦酸っぱい雰囲気が良く出ている。 果汁が多いから当然なのであるが。
 味も、一口飲んで「やっぱり甘くない」と改めて思う。 グレープフルーツのキュッと尖った酸と、重い苦味。飲み進めるうち、口中や喉がヒリヒリとしてくる感じ。 実にフレッシュな味わいだ。

 果汁50%。アルコール分5%。原材料:グレープフルーツ(果汁、パルプ)、スピリッツ、 香料、酸味料。

 あいかわらず、きっちり期待に応えてくれる1本。果汁のリアルな味わいを求めるなら、 この「おいしいチューハイ」シリーズ以外にないだろう。そう再認識させられる。
 それにしても、缶チューハイの売れ行きには理解しがたい面が多い。 品質的に優れていると私が思うメルシャン本搾りや、 タカラおいしいチューハイの売上はなぜあまり伸びないのだろう。 ひとことで言って、営業面(販路)の問題だけのような気がする。もっともっと売れていい商品だけに、 実に残念だ。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月21日
No.1232: 焼酎ハイボール ゆず <限定生産> / 宝酒造
 しょうちゅうはいぼーる ゆず <げんていせいさん> / たからしゅぞう
タカラ 焼酎ハイボール ゆず タカラ 焼酎ハイボール ゆず review
 6月12日発売、焼酎ハイボールの限定品。
 昨日飲んだおいしいチューハイ・ルビーグレープフルーツと同日の発売で、 どちらもずっと探し続けていたのだが、昨日、同じお店に同時に入荷していた。 こういう出会いの瞬間、私は店先で小さくガッツポーズをし、心の中では「ヨシ!」と叫んでいる。 まったく因果な稼業を選んだものである。って、これが商売ではないが。

 グラスに注ぐと、外観は不思議にもやや濁った感じの淡いゴールド。 このシリーズに特徴的な、思い切り勢いのある大粒の気泡が、ジュワジュワと音を立てる。
 香りは確かにゆずだが、かなりマイルドでジューシーな感じ。 普通の柚子香が「和」だとすると、これは「洋」なユズ香。かなり果汁を感じさせるのだ。
 ところが一口飲むと、イメージは一変。まったく甘くない。 ピリピリとした炭酸。焼酎のアルコール感を背景とした、どこまでもストイックな飲みごたえ。 徹頭徹尾シャープ。

 アルコール分6%。果汁0.5%。糖質80%オフ。甘味料不使用。原材料:焼酎、ゆず果汁、レモン果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。

 そうか、ジューシー感はレモン果汁だったのか。うまい隠し味の使い方だ。 レモンは酸の厚みを作るのにも貢献しているのかもしれない。
 昨日のおいしいチューハイといい、この焼酎ハイボールといい、 タカラの実力をまざまざと見せつける良い製品だと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月22日
No.1233: 本搾りチューハイ 夏柑 <期間限定> / メルシャン
 ほんしぼりちゅーはい なつかん <きかんげんてい> / めるしゃん
メルシャン 本搾りチューハイ 夏柑 メルシャン 本搾りチューハイ 夏柑 review
 6月19日発売、本搾りチューハイの期間限定、夏柑。 この商品も扱う店が極端に少なく、特売チラシに載せていたスーパーまでわざわざ行って買ってきた。

 グラスに注いだ色は淡いレモン色で、濁りがある。やや緑がかっている。 香りはレモンと夏みかんが中心。ジューシーで、酸っぱそう。
 味は本搾りらしく甘味が極めて弱いが、刺激は思ったほどでもない。 柑橘の苦味がうまく使われている。もちろん缶チューハイとしてはかなり酸味が強いほうだが、 後味がサッパリしていて、これからの季節にぴったり。

 アルコール分6%。果汁16%。原材料:レモン・夏みかん・グレープフルーツ・ ゆず・日向夏・ウォッカ。糖類・香料・着色料は無添加。

 昨年の夏柑と果汁含有率は同じだが、今年は昨年になかったグレープフルーツを新たにブレンド。 それにより、さらに柔らかくなったのかな?とも思う。

 本搾りは、初期の頃と比べると、刺々しさが弱まり、かなりマイルドになってきたように思う。 想像するに、街頭インタビューとか、サンプリング調査で「強くて飲みにくい」なんていう意見が あって、徐々に変えてきているのかもしれない。
 多くの消費者の声ならばしようがないと言いたいところだが、 私は、本搾りは無骨であったほうが良いように思う。たとえ酸っぱすぎて飲みにくいという声があろうとも、 その顕著な個性を弱めることは、アピール度も弱まるということである。
 「強烈だけれど、フレッシュ感にあふれ、本物志向」として、一部の熱狂的ファンを納得させれば、 その他大勢も次第についてくるように思うのだが、いかがだろうか。
 そもそも、キリン氷結のように、誰が飲んでもそこそこいけるという、大衆型商品ではないのだ。 そういった常飲型低インパクト商品を目指すよりも、 熱狂支持者向け高インパクト商品としての地位を守った方が、生き残りを図れると、私は思う。
 キリンの傘下に入り、今後の戦略がどうなってゆくのか、見ものである。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月23日
No.1234: 宝チューハイ 壜詰 京都アカ / 宝酒造
 たからちゅーはい びんづめ きょうとあか / たからしゅぞう
宝チューハイ 壜詰 京都アカ 宝チューハイ 壜詰 京都アカ review
 もう、手に入らないかと、思っていた。
 5月22日発売、宝チューハイ壜詰「京都アカ」。やっと見つけ出すことができた。

 グラスに注いだ色は、透明感のある薄紫。ものすごく薄いグレープソーダといった外観。 香りはふんわり柔らかいぶどうと、薄い赤ワインの雰囲気。やや甘そう。
 味は匂いの印象どおり、やや甘く、酸味のあるワインが入ったグレープソーダのよう。 その甘酸っぱい感じが最後まで残るので、後味はあまりスッキリしない。

 アルコール分6%。果汁1%。原材料:焼酎、ブドウ果汁、糖類、酸味料、香料、 アントシアニン色素、ブドウ種子抽出物。
 『「アカ」は京都のお好み焼き店を中心に、昔から親しまれているチューハイです。 宝チューハイ壜詰<京都アカ>は、その味わいを追求したオリジナルチューハイです。』 との説明文が裏ラベルにある。

 この壜詰シリーズが最初に3種(クラシックレモングレープフルーツ)で登場したときは、 レトロな栓抜きつきで、スーパー店頭などにたくさん並んでいた。
 次にサイダー味コーラ味 が出たときは、扱う店舗が少なく、短期間で消えてしまい、いわば幻の商品のようであった。 確かこの時から栓はプルトップに変わり、栓抜きは不要になった。
 そして今回、おそらく入手に苦労するだろうと最初から思っていたが、ホントにどこにも置いてなくて、 本場京都ならあるかもしれないと思い、先日仕事で京都に行ったついでに何店か覗いてみたりしたが、 ぜんぜんみつからなかった。
 もうほとんど諦めていたのだが、昨日、仕事場近くに最近行ってないファミマが1店あったのを思い出し、 いちおう覗いてみたら、置いてあった。みつけた瞬間、ビンに頬ずりしたい気分だった。
 同じ関西でも、大阪では日頃「アカ」というのを飲む機会はない。だからこれが本場京都の味にどれだけ近いのか、 判断できない。でも、お好み焼きには合うかもしれないと思った。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月24日
No.1235: ザ・プレミアムモルツ <黒> / サントリー
 ざ・ぷれみあむもるつ <くろ> / さんとりー
サントリー ザ・プレミアムモルツ 黒 サントリー ザ・プレミアムモルツ 黒 review
 明後日6月26日発売、ザ・プレミアムモルツの黒が入手できたので、早速飲んでみたい。
 以前に懸賞賞品として提供したところ、大きな反響があったので、今回正式に製品化したとのこと。 私は残念ながら、その懸賞には当たらなかったので、今回初めて飲むことになる。

 カフェオレ色のきめ細かい泡にはとても力があって、いつまでも持続する。 麦茶のような穏やかな焙煎香。その下にしっかりと黒糖やカラメルのニュアンス。 シナモンのようなフレーバーも。
 口に含むとロースト香はやはり柔らかく、ほんのりオレンジのようなフルーティな甘味がある。 苦味はずっしりというよりは、じんわり。トータルバランスに優れ、 何口飲んでも飲み飽きない繊細な味わい。

 アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ。

 これぞ日本の黒と言えるビール。凛とした気品と官能的な味わいを兼ね備えた、記憶に残るビール。 本当にすばらしい。数量限定発売とのことだが、これはぜひとも定番化していただきたい。

 ところで、懸賞といえば、私はクジ運が決して良いほうではないので、 キリンでやってた「日本のビールの先駆け」もたくさん応募したのにまったく当たらなかったし、 ついこの間も、サッポロ「エーデルピルス」の抽選販売に、はずれてしまった。
 無料のプレゼントはともかくとして、お金を出して買うと言っているのに、当ててもらえないなんて、 本当に自分には運がないと、ちょっと落ちこんだ。 だから、抽選でプレゼントとか、限定販売というのが、嫌いなのだ。 出し惜しみしないで、広く売って欲しいものだ。
種別 ビール
2007年6月25日[1]
No.1236: ダブル ドライ / サッポロ
 だぶる どらい / さっぽろ
サッポロ ダブル ドライ サッポロ ダブル ドライ review
 明後日6月27日、サッポロから発売される新ジャンルがいち早く手に入ったので、早速試してみる。 既にテレビCMも放映されていて、力が入っていることがわかる。

 液色はごく淡い黄金色。泡は左の写真では盛り上がっているように見えるが、そのあとすぐに減衰した。 泡持ちは非常に悪い。
 香りは、極めてくせの弱い発泡酒程度。軽やかで、あまり印象に残らない。
 口当たりは名前のとおりかなりドライ。苦味がカラッとして、味わいらしいものはない。 ただ、ドラフトワンのような透明感なのかといえば、そうではなく、 幾分か目の詰まった感じ。発泡酒とスピリッツがブレンドされていることにより、 いちおうビールっぽい味わいはある。
 特筆すべきは、新ジャンルにありがちな変な甘味がまったくないこと。 この個性は強烈なので、これまで他の新ジャンルや発泡酒を飲んでいた人たちがこちらに乗り換え、 かなりの熱狂的ファンになってくれる可能性はある。 一方で、「味がなく、ただピリピリしてるだけ」といった酷評も聞こえてきそうだ。

 アルコール分5%。原材料:発泡酒、スピリッツ。 「ドライ発泡酒とドライスピリッツのダブルのドライで「ズバッとキレる飲みごたえ」 を実現しました。」

 先行して出た発泡酒「凄味」も苦味が主体になっているのだが、 こちらのほうがより一層苦味が強く、シャープな仕上がり。 はっきり言ってバッティングするように思う。なりふり構わず新製品攻勢をかけてきた、といった感じは否めない。 とはいえ、この味づくりの潔さは評価に値する。
種別 新ジャンル
2007年6月25日[2]
No.1237: 赤玉パンチ sparkling パイナップル / サントリー
 あかだまぱんち すぱーくりんぐ ぱいなっぷる / さんとりー
サントリー 赤玉パンチsparkling パイナップル サントリー 赤玉パンチsparkling パイナップル review
 明日6月26日、サントリーから発売される赤玉パンチスパークリング。 おなじみ赤玉スイートワインをベースに用いたカクテルだ。2種あるうち、 今日はパイナップルを。

 グラスに注いだ色は、濃いめのスパークリングロゼワインのよう。 やや赤に傾いた淡い紫で、細かな気泡が立ち上る。
 香りは軽やかでジューシーなパイン香が目立ち、その奥にぶどうジュースのような匂いがある。
 口に含むと、そのジューシーな甘さとぶどうの渋みが感じられ、 それでも濃厚ではないので、炭酸の刺激とあいまって、爽やかな味わいになっている。 後味もキュンと酸っぱい。

 アルコール分4%。原材料:輸入ぶどう果汁・輸入ワイン・国産ぶどう・輸入パイナップル果汁他使用、 酸化防止剤(亜硫酸塩)、酸味料、香料、ぶどう色素。
 「1907年に誕生し100周年を迎えた「赤玉」スイートワインをベースにつくった フルーティなスパークリングタイプのお酒です。パイナップル果汁が加わって、 バランスの良いさわやかな酸味と甘さが特徴です。冷やしてお楽しみください。」

 ワインカクテルというよりは、チューハイ感覚で楽しめる軽やかなお酒だ。
 なお入手価格は、税別240円だった。180ml入りとしては、結構いい値段。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月26日
No.1238: カクテルパートナー プレミアム ピーチネーブル / アサヒ
 かくてるぱーとなー ぷれみあむ ぴーちねーぶる / あさひ
アサヒ カクテルパートナー プレミアム ピーチネーブル アサヒ カクテルパートナー プレミアム ピーチネーブル review
 本日6月26日が発売日となっているカクパー・プレミアム。 2種出たのだが、まずはピーチネーブルを飲む。

 色は濁りのある薄いオレンジ。ネーブルのイメージか。 桃の優しい香りが中心で、穏やかなオレンジ香が寄り添う。
 炭酸のピリッとした口当たりとともに、オレンジのキュンとした酸味と、 桃の甘さが同居。濃いようでいてくどくない仕上がりになっている。 後味もそれほど甘ったるくはない。

 果汁25%。アルコール分5%。原材料:ピーチリキュール、アップルブランデー、 オレンジ果汁、もも果汁、糖類、酸味料、香料。

 2001年インターナショナル・バーテンダーズ・コンペティション・ジャパン・カップ 総合優勝者の保志雄一氏の監修というのは、このシリーズに共通。
 果汁が多いのにもかかわらず、こってり系にならず、味わいのバランスが極めて良いのが特徴。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月27日
No.1239: マンゴヤン ラッシー / サントリー
 まんごやん らっしー / さんとりー
サントリー マンゴヤン ラッシー サントリー マンゴヤン ラッシー review
 昨日6月26日、サントリーから発売されたマンゴーリキュールベースのびん入りカクテル。 パッケージデザインからして、まさにトロピカルな雰囲気を醸し出している。

 グラスに注いだ色は、濁りのある濃いめのレモン色、あるいはカナリア色。 香りは、まさにマンゴー以外ありえないといえる濃密な香り。乳性飲料のミルキーな感じもある。
 炭酸が入っているので、最初の口当たりはピリッとしているのだが、 陽気でトロピカルな甘さと、ミルキーさがすぐに支配。とろっと濃厚な喉ごし。 単調さは否めないが、このシンプルな味わいが魅力とも言える。

 果汁1%。アルコール分4%。原材料名:乳酸菌飲料、マンゴー、スピリッツ、 糖類、酸味料、香料、ベニバナ黄色素、安定剤(大豆多糖類)、野菜色素。 「とろりとしたマンゴーと爽やかなヨーグルト風味が出会っておいしいラッシーカクテルになりました。」

 マンゴヤンとは、サントリーから既発売のマンゴーリキュール。 当サイトでは、割っていないリキュールは掲載対象外なので、取り上げていないが、 近年人気のマンゴーだけに、このカクテルもなかなか目を引く商品であると思う。
 275ml入りで、入手価格は税込198円。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月28日[1]
No.1240: カルピスサワー 白桃 / カルピス
 かるぴすさわー はくとう / かるぴす
カルピスサワー 白桃 カルピスサワー 白桃 review
 6月25日発売のカルピスサワー白桃。
 このシリーズは現在、果汁を使っていない通常のカルピスサワーカルピスサワー巨峰の2種が通年商品となっていて、その他のフレーバーについては、 こうやって出てきては一定期間後に消えるサイクルを繰り返している。 この白桃ももちろん、これまでに登場しているフレーバーだ。 今回の発売が、25日ということである。

 グラスに注ぐと、色はほぼ純白のカルピス色だが、気のせいかほんのりピンクに 色づいているようにも見える(我が家の照明は白熱灯色の蛍光ボールなので、 そのせいで少し色つきに見えるのかもしれない)。
 香りはやさしい白桃香に、カルピスの香りがほんのり。
 味は桃の甘さが前面に出ているが、カルピスの適度な酸味がそれを支えているので、 それほどくどくはない。微炭酸で、刺激は弱い。

 アルコール分4%。果汁1%。原材料:もも果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、 ウォッカ、糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、 甘味料(アスパルテーム・Lフェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)。 「山梨産白桃果汁を使用したやさしく爽やかなお酒です。」

 カルピスというのは実にフルーツと相性がいいということが、よくわかる1本。
種別 チューハイ・カクテル等

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