ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.1241〜1260


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2007年6月28日[2]
No.1241: 諏訪浪漫ビール しらかば / 麗人酒造
 すわろまんびーる しらかば / れいじんしゅぞう
諏訪浪漫BEER しらかば 諏訪浪漫BEER しらかば review
 先日、我が家の近くの東急ハンズで地ビール特集をやっていた。そこで入手した信州諏訪の地ビールだ。 3種入手したのだが、これは、「しらかば」という名のケルシュ。

 液色はしっかりめの黄金色。泡には力があり、泡持ちが非常によい。
 ふんわり柔らかなホップ香。甘酸っぱくフルーティな香りで、イースト香のようなものも。
 味わいは、最初甘やかな感じではあるものの、実は結構細身。 甘味は強くなく、スッキリとスリムな味わい。後味も実にシャープ。くどさはない。

 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。 製造元:蔵人酒造(株)、長野県諏訪市諏訪2丁目9番21号。 「歴史の街ケルンで飲まれている伝統のビール「ケルシュ。」 淡色麦芽を使用し、切れ味の良さが特徴のビールに仕上がっています。」

 330ml入りびんで、入手価格は420円。
 最近、新製品が多くてそちらのレビューに追われている感じなのだが、 隙を見てこういったビールも飲んでゆきたい。
種別 ビール
2007年6月29日[1]
No.1242: カクテルパートナー プレミアム カシスオレンジ / アサヒ
 かくてるぱーとな ぷれみあむ かしすおれんじ / あさひ
アサヒ カクテルパートナー プレミアム カシスオレンジ アサヒ カクテルパートナー プレミアム カシスオレンジ review
 6月26日発売のカクパー・プレミアム。2種出たうち、 既にピーチネーブルを飲んでいるが、 今日はもう一方のカシスオレンジを。

 グラスに注いだ色は、ブラッドオレンジのように毒々しい赤。トマトジュースを薄めた感じの赤である。
 注いでいるときから香り立っているのは、カシス。そして、グラスに鼻を近づけると、 ミントっぽいハーブ香がある。
 果汁が多いので、味わいもジューシーだが、 かなりハーブのグリーンな感じが強い。ミントかなと思っていたそれは、 どうやらバジルらしい。そういわれてみれば、そんな感じかな?
 甘味が強く、かつ、青臭い感じで、かなり個性的。後味もこってりしている。

 果汁20%。アルコール分5%。原材料:カシスリキュール、オレンジスピリッツ、 オレンジ果汁、マンダリン果汁、カシス果汁、ぶどう果汁、糖類、酸味料、香料、 スパイス抽出物。 2001年インターナショナル・バーテンダーズ・コンペティション・ジャパン・カップ総合優勝者、保志雄一氏監修。

 同じカクパーの定番ラインにあるカシスオレンジ とは、まったく違ったカクテルに仕上がっている。良くも悪くも、こちらのほうが濃厚で、 くせが強い。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年6月29日[2]
No.1243: 諏訪浪漫ビール りんどう / 麗人酒造
 すわろまんびーる りんどう / れいじんしゅぞう
諏訪浪漫BEER りんどう 諏訪浪漫BEER りんどう review
 先日、東急ハンズで行われていた地ビールフェアで入手した地ビール。 既に昨日ケルシュを飲んだが、今日は「りんどう」という名のアルトを。

 液色はしっかりめのアンバー。カフェオレ色の泡には力があり、泡持ちが非常によい。
 黒糖のようにちょっとざらついた感じのカラメル香。
 味わいは、酸が適度で、意外と苦味が強い。 ただ、図太さはなく、スリムで端正な面持ち。 後味もシャープで、キレがよい。すっきりした味わい。

 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。 製造元:蔵人酒造(株)、長野県諏訪市諏訪2丁目9番21号。 「経済の街デュッセルドルフで愛飲されている「アルト」ビール。 カラメル麦芽を大量に使用する軽い甘味とホップのスッキリした苦味が調和した 力強い色合いのビールです。」

 330ml入りびんで、入手価格は420円。
 ケルシュに引き続き、こちらもスッキリ感が特徴。この醸造所の持ち味なんだろうか。
種別 ビール
2007年6月30日
No.1244: ギュギュッと搾った。ブラッドオレンジのお酒 / メルシャン
 ぎゅぎゅっとしぼった。ぶらっどおれんじのおさけ / めるしゃん
メルシャン ギュギュッと搾った。ブラッドオレンジのお酒 メルシャン ギュギュッと搾った。ブラッドオレンジのお酒 review
 6月19日発売、ギュギュッと搾った。ブラッドオレンジのお酒。 以前にも出ていたことがあるから、再登場ということになる。
 このギュギュッとシリーズを置いている店というのは多くないので、 今回も入手に苦労した。色々探し回って見つからず、諦めていたのだが、 行きつけのスーパーに突如入荷した。

 グラスに注いだ色はとても濁りのある朱色で、野菜ジュースのよう。 見た目からして、果汁分が多いことがわかる。
 香りは、かなり酸味の強そうなオレンジ香。単一果汁のもたらすピュアなフルーティさが身上だ。
 味は予想通り酸味が鋭く立ち、大げさに言えば、口中がヒリヒリする感じ。 甘味は適度で、フレッシュジュースのような味わい。アルコール感は弱い。

 果汁50%(ストレート果汁使用。果汁中5%)。アルコール分4%。 原材料:ブラッドオレンジ・醸造用アルコール・糖類・酸味料・香料・カロチノイド色素。

 以前の印象では、ここまでヒリヒリ感は強くなかったようにも思うのだが、 記憶違いだろうか。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年7月1日
No.1245: アワーズ / サントリー
 あわーず / さんとりー
サントリー AWA'S サントリー AWA'S review
 明後日7月3日発売、サントリーAWA'S(アワーズ)。 なんと泡立つチューハイだ。早速飲んでみたい。

 グラスに注ぐと、白くてキメの細かい泡がきれいに盛り上がる。 液体のほうはやや濁っているが透明に近いので、この泡立ちは不思議。ただ、泡持ちは悪く、 すぐさま減衰する。
 香りはフレッシュで軽やかなレモン香。紛れもなくレモンチューハイだ。 味は、甘味が抑えられ、軽やかな飲み心地。泡を立てるため、勢いよくグラスに注いだので、 炭酸が適度に抜けて、マイルドな口当たりになっている。 もちろん、シャープな味を楽しみたい人は、静かに注ぐか、缶のまま飲む手もあるが、 それではこの製品の特徴である泡を楽しめない。

 アルコール分5%。レモン浸漬酒使用。レモン果汁3%。 原材料名:レモン、スピリッツ、茶抽出物、糖類、香料、酸味料。シルキーバブル製法。

 缶の隅のほうに、「-196℃」という文字があるのだが、 同じ瞬間凍結果汁を使っていながら、これは-196℃のシリーズとしては出ていない。
 泡立つというこの発想は奇抜だが、ファンが付くかどうかは別にして、話題性はある。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年7月2日
No.1246: 氷結 日向夏 <期間限定> / キリン
 ひょうけつ ひゅうがなつ <きかんげんてい> / きりん
キリン 氷結 日向夏 キリン 氷結 日向夏 review
 明後日7月4日発売、キリン氷結の期間限定品。 今日手に入るとは思っていなかったのだが、明日発売の製品を探すためにいつものスーパーに立ち寄ったら、 既に店頭に並べられていた。くしくも今日、日帰り出張で九州(福岡)に行ってきた帰りだった。

 グラスに注いだ色は、無色透明。 香りは、角が取れた丸い酸を感じさせる穏やかな柑橘香。 無果汁の粉末オレンジドリンクの香りのようでもある。
 口当たりが柔らかく、ピリッとした炭酸と、 中域の充実した野太い酸がやや分裂気味。駄菓子屋を思い起こさせる、 ある意味チープな味わいだ。後味には、皮の苦味のようなものが残る。

 アルコール分5%。果汁1%。原材料:日向夏果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。 「日向夏は主に宮崎県で収穫される柑橘です。 その氷結ストレート果汁を使用した、清々しい香りとさっぱりとした甘さのチューハイです。」

 チューハイといえば柑橘類がすぐ思い浮かぶくらい、アルコールとの相性は良い。 ポピュラーなレモン、グレープフルーツ、ライム、ゆず、みかんなどは言うに及ばず、 シークァーサー、甘夏、ネーブルといった柑橘もチューハイのフレーバーとして、 最近ではポピュラーになってきた。
 日向夏を選んだのは、最近の宮崎ブームを考えると実にタイムリーであり、 キリンらしからぬ、いわばサントリーばりの営業上手と言えるかもしれない。 きっと他社もそのうち真似るに違いない。そういえばタカラWMIXの九州地区限定品として、 かなり前から日向夏みかん&レモンという製品があったっけ。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年7月3日[1]
No.1247: 赤玉パンチ sparkling ピーチ&オレンジ / サントリー
 あかだまぱんち すぱーくりんぐ ぴーち あんど おれんじ / さんとりー
サントリー 赤玉パンチsparkling ピーチ&オレンジ サントリー 赤玉パンチsparkling ピーチ&オレンジ review
 6月26日発売、サントリー赤玉パンチスパークリング。 おなじみ赤玉スイートワインをベースに用いたカクテルだ。2種あるうち、 既にパイナップルを飲んでいるので、今日は残りのピーチ&オレンジ。

 グラスに注いだ色は、濃いめのスパークリングロゼワインのようで、やや赤に傾いた淡い紫。 先日飲んだ片割れのパイナップルとほぼ一緒。
 赤玉らしい干しぶどうのような、イチゴジャムのような甘酸っぱい香り。 ピーチといわれれば確かにピーチのような香りも感じられないわけではない。
 味もベリー系の甘酸っぱさが主体で、 爽やかとは言い難いが、とても軽やかなサングリアといった感じのキュートな味わい。

 アルコール分4%。原材料:輸入ぶどう果汁・輸入ワイン・国産ぶどう・輸入もも果汁、 輸入オレンジ果汁他使用、酸化防止剤(亜硫酸塩)、酸味料、香料、ぶどう色素。
 「1907年に誕生し100周年を迎えた「赤玉」スイートワインをベースにつくった フルーティなスパークリングタイプのお酒です。ピーチ果汁とオレンジ果汁が加わって、 サングリアのようなフルーティな味わいが特徴です。冷やしてお楽しみください。」

 入手価格は、税別240円。この値段で、どれだけ売れるだろうか。
 くしくも今日、 赤玉スイートワインの100周年記念限定品 を飲んだ。当然だが味がとっても近いことがよくわかった。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年7月3日[2]
No.1248: アサヒ・オリオンドラフト / オリオン(アサヒ)
 あさひ・おりおんどらふと / おりおん(あさひ)
アサヒ・オリオンドラフト アサヒ・オリオンドラフト review
オリオンドラフト  沖縄県及び奄美地区以外ではアサヒが販売権を取得しているオリオンビール。 本拠地では4月下旬製造分からリニューアルということらしいが、 このアサヒ・オリオン新ドラフトは、5月30日に発売となった。

 外観は淡い黄金色。泡持ちはほどほど。
 軽やかなホップ香と、じんわりしたモルト香が良いバランス。 口当たりはもちろん柔らかく、喉ごしはなめらか。 クリアな味わい。爽やかな飲み心地。後味には適度な苦味。

 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ。

 軽やかだけれども味わいがないわけではない。発泡酒とは違うビールならではの充実感。 旧製品と基本的キャラクターは変わっていないが、少し苦味が増したかな?と思う。

 右写真は缶裏側のデザインだが、一目で沖縄とわかる華やかさだ。
種別 ビール
2007年7月4日
No.1249: 諏訪浪漫ビール くろゆり / 麗人酒造
 すわろまんびーる くろゆり / れいじんしゅぞう
諏訪浪漫BEER くろゆり 諏訪浪漫BEER くろゆり review
 その名からすぐ出所が信州だとわかる「諏訪浪漫ビール」。 既にケルシュアルトと飲み、今日は「くろゆり」という名のスタウト。

 液色は漆黒。泡は濃いめのコーヒープリンか、クレームブリュレの表面のような感じ。泡持ちが非常によい。
 香りは実に深みあるカラメル香と、炭のような焦げ臭。トロピカルフルーツのニュアンスも少し。
 口当たりは中域の酸がのびのびとし、ジューシーな飲み心地。 タバコのようなスモーキーフレーバーが口中に広がるのだが、味は決して重たすぎない。 後味にも焦げ臭が。

 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。 製造元:蔵人酒造(株)、長野県諏訪市諏訪2丁目9番21号。 「厳選されたホップとローストした麦芽のスッキリとした苦味と香り。 ほのかな酸味と濃厚な色合いが特徴の、通好みのビールです。」

 330ml入りびんで、入手価格は420円。
 国産のスタウトというと、もっと線の細い味わいを想像しがちだが、 これはかなり重厚さを伴っている。
種別 ビール
2007年7月5日[1]
No.1250: カクテルパートナー オリエンタルサンセット <夏の限定缶> / アサヒ
 かくてるぱーとなー おりえんたるさんせっと <なつのげんていかん> / あさひ
アサヒ カクテルパートナー オリエンタルサンセット アサヒ カクテルパートナー オリエンタルサンセット review
 7月3日発売、カクテルパートナー夏の限定缶。
 最近、私の行動範囲内ではカクパーの新製品の入荷状況が悪く、 入手に手間取る。今回も発売後2日経って、発見できた。
 2種あるうち、まずは「ドラゴンフルーツ&グァバリキュール」と書かれた、 オリエンタルサンセットを飲む。

 グラスに注いだ色は、かすかに濁った感じの淡いピンク。 グァバが使われているということで、確かにそんな感じの香りはする。 夏にぴったりのトロピカルな雰囲気だ。
 味は甘味が適度で、酸味も柔らか。ものすごく薄いイチゴみたいな感じもする。 こんな味のガムがあったような、なかったような。
 残念ながら私は、ドラゴンフルーツの現物を食べたことがないので、 これがリアルなのかどうかはわからないが、いかにも南国気分満載の味わいであることは確か。

 アルコール分4%。果汁0.3%。原材料:グァバリキュール、ドラゴンフルーツ果汁、 グァバ果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、アントシアニン色素。

 ドラゴンフルーツを使った缶カクテルや缶チューハイなんて、これまで私は見たことがないが、 味わいは奇抜ではないので、万人受けはしそうだ。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年7月5日[2]
No.1251: 鮮快生 / オリオン
 せんかいなま / おりおん
オリオン 鮮快生 オリオン 鮮快生 review
 一昨日、新しいオリオンドラフトを飲んだのだが、今日はオリオンから出ている発泡酒を。
 オリオンでは現在、発泡酒3種、新ジャンル1種を出していて、当サイトではこれまで、 発泡酒のオリオンスペシャル麦職人、新ジャンルのサザンスターを取り上げているので、 残るはこの製品のみだった。基本的に本州では売っていないからめったにお目にかからないが、 これは先日、東急ハンズで地ビールフェアのようなものをやっていたときに、みつけた。

 グラスに注いだ色は、極めて淡い黄金色。泡は粗い感じで、泡持ちも良くない。まあ、発泡酒だから致し方ないところ。
 香りは実にクリアで、特有の臭みは感じない。
 口当たりはシャープだが、かすかに発泡酒特有の甘味が感じられる。 苦味は強くなく、麦の旨みのようなものも感じられ、繊細で柔らかい印象。後キレは悪くない。

 アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類。

 オリオンの発泡酒はどれも実に臭みがなく、透明感のある味に仕上がっている。 これも期待に違わぬ内容。
種別 発泡酒
2007年7月6日[1]
No.1252: スーパーブルー 爽 / サントリー
 すーぱーぶるー そう / さんとりー
サントリー スーパーブルー 爽 サントリー スーパーブルー 爽 review
 7月4日、イオングループ限定で発売されたサントリーの新ジャンル。 以前からあるスーパーブルーのいわばブラッシュアップ版だ。
 発売初日と2日目にジャスコとマックスバリュを覗いたのだが、 いずれも6缶パック(580円)しか販売されておらず、購入は見送った。 そのうちバラ売りするだろうと思っていたら、今日、1缶100円でバラ売りされているのに遭遇。 早速入手した。

 まず第一の特徴として、新ジャンルにしては泡持ちが良いことがあげられる。 通常私は写真を撮るとき、思い切り泡を盛り上がらせてからシャッターを切るのだが、 それでも泡持ちの悪いものだと、その短い時間に減衰してしまう。ところがこれは、 結構持続してくれた。
 臭みが極めて弱く、ホップの軽やかな香りが立つ。
 味わいも概ねクリアな印象で、苦味が強い。ただ、数年前の発泡酒を彷彿とさせる 古い畳表やゴザのような風味がある。これを一種の飲みごたえとして受容できる人なら問題ないが、 臭みと捉える人には少々つらい。
 後キレは良く、新ジャンルにありがちな甘いニュアンスは残らない。

 アルコール分5%。原材料:発泡酒、スピリッツ(小麦)。

 「キレ爽快」なる副題というか、キャッチコピーが書かれているが、 その看板に偽りはない。同社の発泡酒MDゴールデンドライにも通ずるドライテイストで、 従来品のスーパーブルーの弱点を克服している。もちろん従来品も終売となったわけではなく、 並べて、ではなく、ちょっと離して陳列されていた。
種別 新ジャンル
2007年7月6日[2]
No.1253: カクテルパートナー エキゾチックナイト <夏の限定缶> / アサヒ
 かくてるぱーとなー えきぞちっくないと <なつのげんていかん> / あさひ
アサヒ カクテルパートナー エキゾチックナイト アサヒ カクテルパートナー エキゾチックナイト review
 7月3日発売、カクテルパートナー夏の限定缶。
 2種あるうち、既にオリエンタルサンセットのほうは飲んだので、 今日はもう一方のエキゾチックナイト。「スターフルーツ、パッションフルーツ&ラム」と書かれている。

 グラスに注いだ色は、透明感のある淡いオレンジ、あるいは濃いゴールド。べっこう色と言ってもいい。 カリン、キンカン、ビワなどを思わせる色だ。
 香りは、スイカをイメージさせる芳香剤といった感じ。かなり人工的というか、化粧品的。 スターフルーツの現物を私は食べたことがないのだが、以前に出たメルシャン 黒あまチューハイ・スターフルーツも確かにこんな香りだった。 ただ、こちらはパッションフルーツも入っているので、もっと華やかな印象だ。
 味は、スイカとかメロンみたいな瓜系に近いが、この風味、 バスクリン(入浴剤)に似ていると言ったら、印象悪いだろうか。 この味わいは、ハッキリ好き嫌いが分かれるだろう。 後味にも芳香剤や入浴剤みたいな感じが残る。私は嫌いではないが。

 アルコール分4%。果汁0.3%。原材料:ラム、スターフルーツ果汁、パッションフルーツ果汁、 糖類、酸味料、香料、ベニバナ色素、アントシアニン色素。

 エキゾチックナイトの名にふさわしい、夜のとばりを思わせる色。ミステリアスな香り。 かなり練られた作品という感じがするが、この巧妙さが広く受け入れられるかどうかは、微妙。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年7月7日[1]
No.1254: サングリア・ポコ グレープフルーツ / メルシャン
 さんぐりあ・ぽこ ぐれーぷふるーつ / めるしゃん
メルシャン サングリア・ポコ グレープフルーツ メルシャン サングリア・ポコ グレープフルーツ review
 5月22日発売のサングリア・ポコ「グレープフルーツ」をようやく入手することができた。
 ワインカクテルは、特に当サイトの守備範囲には入れていなかったのだが、 このサングリア・ポコは先行して出た2種(ピーチバレンシアオレンジ) を飲んだために、これも掲載すべく、ずっと探していた。ところが、扱っている店がほとんどない。 先行2種をゲットしたコンビニでも、売れ行きが思わしくなかったのか、もう入荷しなくなった。
 それからほとんどあきらめていたのだが、先日仕事の途中でふらっと立ち寄ったスーパー(マックスバリュ) で発見することができた。

 色はかすかに濁りのある淡いレモン色。グレープフルーツの皮のような苦い香り。 アルコール臭が少し。
 口当たりはやや甘く、グレープフルーツの苦味と、白ワインの酸味が同時に感じられる。 かなりしっかりしたアルコール感。あまりスッキリ感はない。

 アルコール分4.5%。輸入果汁使用。 炭酸ガス含有・酸味料・香料・酸化防止剤(亜硫酸塩)。 「グレープフルーツのさわやかさと、発泡感による心地よい口当たり」

 よく冷やして飲めば夏向きと言えるが、ワインの風味が結構あるし、 チューハイよりは重い。
 250ml入りびんで、入手価格は198円。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年7月7日[2]
No.1255: ハイボーイ 沖縄産のパイナップル / 合同酒精
 はいぼーい おきなわさんのぱいなっぷる / ごうどうしゅせい
GODO Hi-BOY パイナップル GODO Hi-BOY パイナップル review
 最近、私の行動範囲にあるスーパーなどでよく見かけるようになったGODOハイボーイ。 何種も入手してあるのだが、今日はパイナップルを飲む。

 グラスに注いだ色は、ほんのり淡い黄色。 香りは、まさにパインジュースのよう。甘そうな雰囲気だが、それほどコクのなさそうな香り。
 口当たりは炭酸のピリピリ感と、意外にも強い酸味が感じられ、爽やか。 甘味はあまり強くない。アルコール感も弱い。

 パイナップル果汁2%。アルコール分5%。原材料:パイナップル果汁、醸造アルコール、 果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、クエン酸Na、ベニバナ黄色素。 「沖縄産パイナップルを使用した香り豊かなチューハイです。」

 これで当サイトにおける現在発売中のハイボーイの掲載は、 レモングレープフルーツ白桃とあわせ、4種となった。
 まだまだ未掲載フレーバーがたくさんあるので、折に触れて飲み進めよう。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年7月8日[1]
No.1256: ジョッキ夏辛 <限定醸造> / サントリー
 じょっきなつから <げんていじょうぞう> / さんとりー
サントリー ジョッキ夏辛 サントリー ジョッキ夏辛 review
 明後日7月10日発売。サントリー・ジョッキシリーズの夏季限定品。「夏辛」と書いて、「なつから」と読む。

 泡が妙にきめ細かいのと、泡持ちがほどほどであるところは、通常の発泡酒や新ジャンルにありがちな特徴。 軽やかで清々しいホップ香。臭みはない。
 口に含むと、まず炭酸がピリッとくるが、そのあとほんのりとした甘味が感じられる。 苦味は強く、全体的にシャープなのだが、口に含んでいると、どうしてもスピリッツに由来すると思われる甘味が残る。 そこが非常に残念。

 アルコール分5%。原材料:発泡酒、スピリッツ(小麦)。ビターホップ100%使用。

 「辛口・高発酵」の表示があり、意図するところはよくわかるのだが、 新ジャンルの欠点を隠しきれていない。苦味は強いが、その分、雑な印象があり、まとまりには欠ける。
種別 新ジャンル
2007年7月8日[2]
No.1257: つややかチューハイ グレープフルーツ / 宝酒造(やまや共同開発)
 つややかちゅーはい ぐれーぷふるーつ / たからしゅぞう(やまやきょうどうかいはつ)
タカラ つややかチューハイ グレープフルーツ タカラ つややかチューハイ グレープフルーツ review
 仙台を本拠とし、ワインを中心とした酒類の輸入、販売を行う やまや。 そのやまやのために タカラが造っている「つややかチューハイ」。以前にレモン巨峰ウメの3種は飲んだのだが、 その時グレフルだけ売り切れで入手できていなかった。そのまま忘れていたのだが、 先日やまやに行ったときに思い出し、買ってきた。

 色は白濁し、いかにもグレープフルーツ。 香りは、通常のグレフルチューハイにありがちな、ガムのような香りよりも、 もう少しフレッシュ感があって、柑橘の果肉を思わせるリアルさがある。
 味はアルコール感がしっかりとし、果汁感は少し引っ込んでいる。甘さは適度。 苦味がきいていて、果実の良さをうまく表現できている。

 果汁4.2%。アルコール分6%。原材料:グレープフルーツ果汁、 醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。 「グレープフルーツならではのさわやかな味わい。ほのかな苦味と酸味が楽しめるチューハイです。」との説明あり。

 地味ながらなかなか飲みごたえがあり、お買い得なチューハイだ。 このつややかチューハイシリーズは、隠れた名品と言えるかもしれない。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年7月9日
No.1258: アクアスパーク レモン / アサヒ
 あくあすぱーく れもん / あさひ
アサヒ アクアスパーク レモン アサヒ アクアスパーク レモン review
 明日7月10日、アサヒから発売される新しいチューハイ「アクアスパーク」。 2種あるのだが、今日はまずレモンを飲む。

 グラスに注いだ色は、無色透明。さわやかで軽やかなレモンスカッシュのような香り。
 味は悪く言えば「薄い」と感じてしまうほど、甘味が抑え込まれ、酸味も強くなく、 クリアでスッキリした口当たり。
 薄いと書くと悪口のように聞こえてしまうが、 これこそがこのチューハイの特徴で、まったくべたつかず、水のように体に浸透する感じ。 実に軽やかなレモンソーダといった味わい。

 無果汁。アルコール分4%。原材料:レモンスピリッツ、糖類、酸味料、香料。糖質60%カット。

 アサヒは手を変え品を変えチューハイを色々出してくるけれど、 すぐに消えてしまうものが多い。この製品も、失礼ながら飲むまでは、「どうせまたすぐになくなるんだろう」 と思っていた。ところが、飲んでみたら、かなり画期的な新製品であると思った。これからの季節にはぴったりである。
 執拗なまでにシェイプアップしたこのクリアな味は、まさにアサヒならでは。同じ糖質オフでも、 先行のサントリー「カロリ。」のような不自然な甘さはなく、実にナチュラルな仕上がり。 ただ、ナチュラルすぎて印象に強くは残らないし、一口飲んで「味がない」と酷評する人もいるだろう。
 この製品が生き残るためには、派手に広告宣伝をして、ナチュラルだからこそ新しい、 ナチュラルだからこそカッコいい、というイメージを 作り上げることが必要だろう。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年7月10日
No.1259: ニッポンプレミアム / キリン
 にっぽんぷれみあむ / きりん
キリン ニッポンプレミアム キリン ニッポンプレミアム review
 明日7月11日発売。キリンの新しいオールモルトビア「ニッポンプレミアム」。 名前からしてかなり力が入っていることがわかる。真剣勝負といきたい。

 グラスに注いだ色はしっかりめの黄金色。泡持ちはほどほど。
 香りは、清々しさよりも麦芽の土臭さを感じる。華やかに香らないところが、キリンらしい。
 口に含むと、すぐに塊のような旨みを感じる。まるで炊きたての白米を噛んだときのようなイメージ。 舌の先と真ん中で丸い酸を、根元でズッシリとした苦味を同時に感じる。飲み込んだあとにも、 じんわりとした旨みの余韻が長く続く。じっくりと味わえるビールだ。

 アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ。国産麦芽、国産ホップ使用。

 思わず田園風景が浮かぶような土臭いキャラクターは、サッポロのビールに近い。 昨年出た「畑から百三十年」を思い出してしまった。
 華々しさはないが、それ故にあとを引く味わい。 ジューシーというか、とても官能的なビールだと思う。
 キリンのサイトでは、 このビールに合う料理として、鰻の白焼きや蒲焼きが紹介されているが、 鰻の持つ土臭さに、このビールはまさにぴったりだと思う。ぜひ試してみたい。

 この製品、欧州で売ったら相当受けるのではないかと想像する。 そのくらい、オリエンタルな雰囲気に満ちている。久しぶりに感動的な国産ビールに出会った。
種別 ビール
2007年7月11日
No.1260: アクアスパーク グレープフルーツ / アサヒ
 あくあすぱーく ぐれーぷふるーつ / あさひ
アサヒ アクアスパーク グレープフルーツ アサヒ アクアスパーク グレープフルーツ review
 昨日7月10日発売、アサヒの新しいチューハイ「アクアスパーク」。 2種あるうち、既にレモンを飲んだので、今日はもう一つのグレープフルーツ。

 グラスに注いだ色は、無色透明。香りは、ガムのような人工的なもの。 甘そうな香りだ。
 味は、香りの印象ほど甘くはなく、あっさりしている。 レモンのほうはもっとシャープな感じだったが、こちらは若干柔らかい。 が、後味はとてもあっさりしている。

 無果汁。アルコール分4%。原材料:グレープフルーツスピリッツ、糖類、酸味料、香料。糖質60%カット。

 この系統の味わいだと、以前あったタカラ「京都のちゅうはい」みたいに、 梅とか柚子なんかもいいかもしれない。あるいはシークワーサーでも。アクアスパークという名前にはそぐわないけれど。
種別 チューハイ・カクテル等

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