ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.1561〜1580


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2008年4月11日
No.1561: チューハイグレープフルーツ / チェリオ
 ちゅーはいぐれーぷふるーつ / ちぇりお
チェリオ チューハイグレープフルーツ チェリオ チューハイグレープフルーツ review
 一昨日飲んだのが、チェリオの「酎ハイグレープフルーツ」だったが、 今日は同じチェリオの「チューハイグレープフルーツ」。 Shop99 で売られていたものだ。
 1ヶ月ほど前にレモンを飲んでから、 少し間が空いてしまった。

 グラスに注いだ色は、ほんのり白濁。 尖りのないグレープフルーツ香で、苦そうな感じだけがある。
 味も酸味が弱く、柔らか。炭酸もマイルド。なぜかライチのような風味がある。 後味に軽い苦味を残す。
 アルコール分6%。果汁3%。原材料名:グレープフルーツ果汁、醸造用アルコール、 果糖ぶどう糖液糖、香料、酸味料。 「アルコール分6%、グレープフルーツ果汁3%入りの酎ハイ(リキュール)です。 果実感のある爽快な飲み口です。」
 製造者:(株)チェリオコーポレーション、大阪府高槻市辻子3-25-1。
 昨日飲んだ「酎ハイグレープフルーツ」とは味の系統が異なる。 こちらはちょっと上ずみみたいな味。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月12日[1]
No.1562: 焼酎ハイボール ライム <下町缶> / 宝酒造
 しょうちゅうはいぼーる らいむ <したまちかん> / たからしゅぞう
タカラ 焼酎ハイボール ライム 下町缶 タカラ 焼酎ハイボール ライム 下町缶 review
 3月4日に登場した新しい「下町缶」。既にシークァーサー を飲んでいるが、今日はもう一つのライムを。
 これで下町缶は、レモンドライとあわせ、全4種となった。

 色はごく淡いゴールドで、大きな気泡が断続的に立ち上る。
 香りは非常に奥ゆかしく、にわかにライムとはわからない。グリーンな感じがかすかに感じられる程度。
 味は炭酸の強い刺激とともに、ライムのシャープな味わいが広がる。 焼酎のアルコール感も程良い。
 アルコール分7%。果汁1%。糖質80%オフ。甘味料不使用。 原材料:焼酎、ライム果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、 酸化防止剤(ビタミンC)。
 シャープな焼酎ハイボールシリーズの中でも、 このライムは、もうこれ以上何も削ぎ落とすものがないというくらいに、 究極にシェイプアップされた味わいである。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月12日[2]
No.1563: 葉山ビール/ 鎌倉ビール醸造
 はやまびーる / かまくらびーるじょうぞう
葉山ビール 葉山ビール review
 先日来飲んでいる鎌倉ビール醸造の製品。今日は、「葉山ビール」という名の製品を。

 グラスに注いだ色は、淡いアンバー。泡に力があり、泡持ちは良い。
 モルトの甘く、ストロングな香り。
 味は甘味がしっかりとあり、飲み込んだ後にもカラメル的味わいが残る。 苦味もそこそこ強いのだが、粗暴さはなく、後味はすっきりきれい。、
 アルコール分5.5%以上。原材料:麦芽、ホップ。
 裏ラベルに、次のような文章がある。
「季節がやさしく微笑む「葉山」。 青と緑のコントラストが美しいダイヤの光るアンクレットの様なまち。 そこに集う人が素敵に映るとき、まちを語り始めたら尽きない席に「葉山ビール」。 芳醇な香りと忘れられない喉越しを、あの太陽の下の思い出を。」

 330ml入り小びんで、入手価格は515円。
種別 ビール
2008年4月13日
No.1564: 農園の便り 九州発 清見オレンジのチューハイ <九州限定> / 宝酒造
 のうえんのたより きゅうしゅうはつ きよみおれんじのちゅーはい <きゅうしゅうげんてい> / たからしゅぞう
タカラ 農園の便り 清見オレンジ タカラ 農園の便り 清見オレンジ review
 九州地区限定のチューハイ。これも、当サイトの新たな救世主のおかげで入手できたもの。 早速飲んでみたい。

 グラスに注いだ色は、かすかに色づいている程度の淡い黄色。 香りは、昔懐かしい駄菓子屋の粉末オレンジドリンクを彷彿とさせる あまりコクの感じられないオレンジ香。ただ、酸にフレッシュ感はある。
 口当たりは軽やかで、キュンとした酸味が心地よい。甘すぎない程度の適度な甘味。 口に入れたときのアルコール感は弱いので、すいすい飲める感じだ。だが、オレンジの酸味が消えた後には、 結構しっかりとアルコールを感じる。
 アルコール分5%。果汁3%。 原材料:清見果汁、スピリッツ、糖類、糖類、酸味料、香料。 「九州特産の清見果汁を使用。清見オレンジの芳醇な甘さとみずみずしい酸味を贅沢に味わえます。」
 柑橘類といえば、我が家では毎年春先からネットで屋久島産の「たんかん」を取り寄せることが恒例化しており、 それと前後して、スーパー等に出回る「はるみ」「デコポン(不知火)」などのほか、 もちろん「清見」にも手を伸ばす。そのほか、店頭であまりにおいしそうに見えると「セミノール」や 「ミネオラ」を衝動買いしたりもする。
 そういう"オレンジ大好き人間"からすると、この製品のような爽やか系オレンジチューハイが、 もっと広く出回って欲しいと願う。近所のコンビニに売っていたら、たぶん、定期的に買ってしまうと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月14日[1]
No.1565: ビバライフ / サッポロ
 びばらいふ / さっぽろ
サッポロ ビバライフ サッポロ ビバライフ review
 明後日4月16日、サッポロから発売される糖質ゼロの発泡酒。 早速飲んでみたい。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡はとてもきめが粗く、泡持ちも悪い。 昔の発泡酒を思わせる。
 ホップの軽やかな香りもあるが、麦芽以外の副原料が原因と思われる特有の臭みがかなりある。
 口に含むと、炭酸の表面的な刺激がピリピリとし、味わいの骨格はなく、 薄ら甘い感じが口先に残る。苦味は結構強いので、分裂気味の味。
 アルコール分5%。 原材料:麦芽・ホップ・糖類・スピリッツ・エンドウたんぱく・カラメル色素 ・甘味料(スクラロース・アセスルファムK)。
 ドラフトワンよりも臭みが強く、その分、飲み応えもある。 甘味料を使っているのは、味わいらしきものを添加しようという意図だと思うが、 このほんのりとした甘さが気になる人は、けっこう気になると思う。

 ところで私は当初、この製品を新ジャンルと思っていたが、サッポロのサイトでは発泡酒に カテゴライズされている。確かに缶にも「発泡酒」と書かれている。
 このあたりの定義は法令等に基づくものではない(慣習上の呼称は酒税法上の分類とは異なる)ので、 異論もあるかとは思うが、一般に、次のように分けられるものと私は解釈している。
・ビール:麦芽使用率が2/3以上で、酒税法上ビールに認められた副原料(米・とうもろこし・でんぷん等)以外のものを使っていないもの。
発泡酒:麦芽使用率が2/3未満。または、酒税法上ビールに認められた副原料以外のものを使用しているもの。
新ジャンル(いわゆる第3のビール):麦芽を使用していないもので、酒税法上は「その他の醸造酒(発泡性)」。 (例:ドラフトワン、のどごし生、ぐびなま。)
新ジャンル(いわゆる第4のビール):発泡酒に麦由来のスピリッツを混ぜたもので、酒税法上は「リキュール(発泡性)」。 (例:金麦、極旨、良質素材)
 この分類に従うと、ビバライフは麦芽を使用し、かつ、麦由来のスピリッツ等を混ぜてはいないので、 副原料としてエンドウたんぱくを使用しているけれども、「発泡酒」に分類される。 これは、麦芽以外に大豆ペプチドを使用しているアサヒ・スタイルフリーが「発泡酒」 に分類されるのと同じである。
種別 発泡酒
2008年4月14日[2]
No.1566: スプラッシュタイム ウメ / 合同酒精
 すぷらっしゅたいむ うめ / ごうどうしゅせい
GODO スプラッシュタイム ウメ GODO スプラッシュタイム ウメ review
 3月18日発売のGODOスプラッシュタイム。
 レモングレープフルーツはレビュー済だが、 全種を入手するのは困難なのではないかと思っていた。同社の製品は、扱う販売店が少ないからだ。
 ところが今日、仕事のついでに立ち寄ったスーパーで、 残る全種を発見。しかも、なぜかレモンとグレープフルーツがなく、 私が未入手だった4種が揃っていた。まったく不思議な出会いである。

 グラスに注いだ色は、淡いシャンパンゴールド。梅酒チューハイらしい色。 香りを嗅ぐと、梅酒を使っていることがすぐに分かるほどしっかりと腰がある。
 味も梅酒らしい深みがあり、甘味もしっかり感じられる。梅ガムのよう。 爽やかさという点では今ひとつだが、飲み応えはある。
 アルコール分5%。梅酒入り。原材料:醸造アルコール、梅酒、 果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、クエン酸Na、カラメル色素。 「厳選した青ウメを使った梅酒の爽やかな酸味が心地よいチューハイです。」
 このシリーズのイメージからすると、もっと爽快な味わいが想像されるが、 実際の味わいはコクがあり、地味でオーソドックスな梅酒チューハイだ。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月15日[1]
No.1567: 桜 / 新潟麦酒
 さくら / にいがたびーる
新潟麦酒 桜 新潟麦酒 桜 review
 新潟県の新潟麦酒という会社がつくる春にぴったりの発泡酒。 wine shopやまやで売られているのを偶然発見し、入手した。

 グラスに注いだ色は、ごく淡い黄色。ハーブティのような色。 泡は純白だがきめが粗く、泡持ちは良くない。
 香りは、まるで桜のフレーバーティのような感じ。甘酸っぱい香りだ。
 味も甘酸っぱく、爽やか。苦味はマイルドで、後味はスッキリ。
 アルコール度数4.5%。麦芽使用率25%未満。原材料:コーンスターチ、大麦、麦芽、 ホップ、もも、香料、赤色102号。 「サクラサク 春風薫る お酒です」
 製造者:新潟麦酒(株)、新潟市西蒲区越前浜5120。
 残念ながらもうシーズンは過ぎてしまったが、 お花見の最初の乾杯で使ったらおしゃれだと思う。入手価格は315円。

 ところで、上記新潟市の住所を書いていて改めて気づいたのだが、 同市は昨年、政令指定都市に移行したため、今では区制をとっている。西蒲区は「にしかんく」と読むらしい。
 ネット上の住所であるドメインも、政令市になると県と同格になるため、 県名の地域ドメインが外れ、市独自の地域ドメインとなる。
 新潟市の場合、従来の city.niigata.niigata.jp (セカンドレベルドメインが県名、 サードレベルドメインが市名)から、city.niigata.jp (セカンドレベルドメインが市名)へと昇格した。
 ちなみに同年に政令市になった浜松市、2006年になった堺市のドメインは、 それぞれ city.hamamatsu.shizuoka.jpcity.sakai.osaka.jp と、県名ドメインが外れていない。 どうしてか?と思ったら、hamamatsu.jp、sakai.jp ともに汎用jpドメインとして民間に登録されているため。 政令市になることは何年も前から決まっていたはずなので、これらを地域ドメインとして押さえておかなかった 国の責任ではないだろうか。
種別 発泡酒
2008年4月15日[2]
No.1568: レゲエパンチ / 合同酒精
 れげえぱんち / ごうどうしゅせい
GODO レゲエパンチ GODO レゲエパンチ review
 GODOのレゲエパンチが、昨年の9月18日発売で、リニューアルとなった。 もう発売から半年以上たつのだが、未掲載だったため、レビューする。
 発売当初から探していたのだがみつからず、今年の2月に、 同じGODOのラ・カクテルフルーツスパークリングを探してさまよっていたときに、 wine shop やまや で発見した。

 グラスに注いだ色は、アイスティのような淡い琥珀色。ウイスキーのようでもある。
 桃の甘い香りが立ち、その後にほんのりと烏龍茶の香りがある。
 口に含むと、紅茶にも似た味わいだが、甘い桃の味もそこに加わる。バランスはなかなかよい。 お茶のタンニン分が少しまとわりつく。なかなかスッキリした飲み口。
 アルコール分4%。 原材料:ウーロン茶、醸造アルコール、果糖ぶどう糖液糖、香料、カラメル色素、チャ抽出液、酸味料。 "すっきり飲みやすい仙台発お茶系カクテル!!"
「フルーティーな甘さと軽い渋味がマッチした、口当たりがよく飲みやすい味わいです。 冷やしてお飲みください。」
 リニューアル前のレゲエパンチを飲んだとき、 私は「プールの水」と酷評した。なんだか塩素系の匂いがしたからだが、 それは以前の製品にピーチ果汁のほか、レモン果汁が入っていたことによって醸し出されていたものかもしれない。
 今回はレモンがなくなっただけでなく、ピーチも果汁を使わなくなり、香料でピーチの風味を作っている。 その変化が、よい方向に働いたものだと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月16日[1]
No.1569: さくら酵母ビール「花」 / あくら
 さくらこうぼびーる「はな」 / あくら
さくら酵母ビール 花 さくら酵母ビール 花 review
 秋田県のあくら麦酒醸造所という所でつくられている桜の天然酵母を用いたビール。 昨日飲んだ「桜」という名の発泡酒と一緒に、wine shopやまやで売られているのを発見した。

 グラスに注いだ色は、濁りのある淡いオレンジ。濁りは、無濾過のため。 泡には力がなく、泡持ちは悪い。グラスをやや冷やしすぎたというのもあるが、 写真撮影に手間取るうち、急速に減衰してしまった。
 エール特有のフルーティな香りだが、それほど香り立つタイプではない。奥ゆかしい第一印象。
 口に含んだ瞬間に、ふくよかな甘味とやさしい酸味が感じられるが、 苦味も弱いわけではない。華やかさはほどほど。じんわりと麦の旨みがある。 ほろっと甘い余韻が長く続く。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ。 「桜の名所秋田県二ツ井町の桜樹より採取した天然酵母使用のビールです。 上面発酵ながら丁寧に熟成させ、きりりとしたなかに優しくたおやかな風味が香り、 あまやかなアフターテイストが特徴です。このクラフトビールは身体にも美味しいビールです!」
 製造者:(株)あくら、秋田市大町1丁目2番40号。
 桜の樹からとった酵母を使っているからといって、桜の香りがするわけではないが、 可憐な甘酸っぱさと、繊細かつふくよかな旨みは、まさに桜を思わせる。
 いかにも企画物のように見られてしまいそうだが、 卓越した醸造技術によるすばらしい上面発酵ビールだと思う。
 入手価格は525円。十分それに値する。
種別 ビール
2008年4月16日[2]
No.1570: タカラCANチューハイ レモン 25周年記念缶 / 宝酒造
 たからかんちゅーはい れもん 25しゅうねんきねんかん / たからしゅぞう
タカラCANチューハイ レモン 25周年記念缶 タカラCANチューハイ レモン 25周年記念缶 review
 タカラCANチューハイが、1984年1月の登場から数えて、今年で25周年目を迎えるそうである。 同社サイトで3月25日付の新着情報として、この25周年記念缶の登場が告げられている。
 新製品が雨後の筍のように出ては消えてゆくチューハイ市場にあって、 これだけ長い間支持され続けている製品は少ない。これからも頑張っていただきたく、 敬意を表して掲載したい。

 グラスに注いだ色は、ほんのり淡いレモン色。これがまさにタカラCANチューハイ色である。
 香りは、ほどほどのフレッシュ感のあるシャープなレモン香。 不自然に華やかでないところがいい。
 味は焼酎のしっかりとしたアルコール感がありながら、繊細。 私は以前からこの製品を、缶チューハイ界の女王と呼んでいるのだが(ちなみに、王はハイリキ)、 このたおやかでデリカシーに富み、安定感のあるキャラクターは、毎日飲んでも飲み飽きない。 ロングセラーたる要件を満たしている。
 アルコール分8%。果汁3.3%。 原材料:焼酎、レモン果汁、糖類、香料、紅花色素。
 3つのこだわり:「11種類の厳選貯蔵焼酎と世界中で高品質と定評のある シシリー島産のインヴェルナーレ種のレモン果汁を使用しました。炭ろ過によるクリアな水が、 焼酎と果汁の2つの味わいを、さらに際立たせています。」
 ここまで持ち上げておいてナンだが、私は日常的にこの製品を飲んでいるわけではない。 新幹線での遠方出張の帰り、ビールだけでは足りないなあというときに、 アサヒのハイリキか、あるいはこのチューハイをお供に、プチトリップ気分を満喫することがある。 そういう、最後の締めとして、安心して飲めるチューハイなのだ。私にとっては。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月17日
No.1571: ハイリキナイン レモン / アサヒ
 はいりきないん れもん / あさひ
アサヒ ハイリキナイン アサヒ ハイリキナイン review
 アサヒ・ハイリキからアルコール度数9度のチューハイが登場。その名もハイリキナイン。 発売日は、4月15日である。

 グラスに注いだ色は、ほぼ無色透明。大粒の気泡が立ちのぼり、見るからに炭酸が強そうである。
 香りは、従来のハイリキよりもむしろ穏やか、柔らかな感じ。清々しいレモン香だ。
 口当たりは、炭酸の刺激がビリビリときて、レモンの酸味には腰がある。 アルコール感はそれほど強くは感じないのだが、味わいにコクがあるのは、 やはり度数が強いせいだろう。
 炭酸と果汁とアルコールが渾然一体となって、骨太な味わいを作り上げている。
 アルコール分9%。果汁5%。有機レモン果汁使用。 原材料:焼酎、レモン果汁、糖類、酸味料、香料。 有機農産物5%使用=水を除いた全原材料中の有機農産物の使用割合。
「有機レモン果汁、焼酎、純水を使用した、アルコール分9%の本格レモンチューハイです。」
 昨日、タカラCANチューハイの25周年記念缶を飲んだが、 その時、タカラを缶チューハイの女王とするなら、王はハイリキだと書いた。 このハイリキナインは、いうなれば king of kings だ。こちらの発売は1983年。 タカラより1年早く、今年で満25年を迎える。缶にも 25th Anniversary と書いてある。
 両者のキャラクターは違うので、これからも共存共栄できる良きライバルだと思う (売上はたぶんタカラCANチューハイのほうがだいぶ上であろうが)。

 ところでこの製品、入手に少し手間取った。発売前夜のレビューを旨とする当サイトとしては、 3日遅れてしまった。
 元々ハイリキを扱う店が少なく、従来品もコンビニやスーパーではほとんど見かけない。 これまで、駅売店等で見ることが多かったので、そういう筋を中心に探していたが、 今日、JR大阪駅構内のキヨスクで、無事発見。
 このような肉体派商品のメインターゲットは、私のようなオジサン世代だと思うので、 駅売店に置くのは正解である。価格は220円だったから、若者が主体のコンビニでは、 かなり高く見えてしまう。
 アルコール度数を高め、またパッケージをシャープな黒色基調とした 点も、商品キャラクターを踏まえた見事な戦術である。
 おつまみとして柿の種がついていたが、駅で買うときに、こういったおまけはうれしい。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月18日
No.1572: カルピスサワー 熟ぶどう / カルピス
 かるぴすさわー じゅくぶどう / かるぴす
カルピスサワー 熟ぶどう カルピスサワー 熟ぶどう review
 3月31日登場のカルピスサワーの新顔「熟ぶどう」。 同じ日に通常のカルピスサワーもリニューアルしており、そちらは既にレビューしている
 カルピスサワーのぶどう味といえば、これまで「巨峰」が存在したが、 この熟ぶどうが出てから、同社のサイトでは 従来の巨峰がなくなっている。代替わりということか。

 グラスに注いだ色は、ピンクに近い淡い紫。やや透明感があり、炭酸の気泡が見える。 従来品の「巨峰」は見るからにもっとカルピス色、つまり、透明感がなく、 気泡もほとんど見えなかったから、カルピスの使用比率が減ったのかもしれない。
 香りは、他社の巨峰チューハイにも似た、キャンディのような甘いぶどう香が中心。 乳酸菌飲料っぽさはそれほど強くない。
 口に含むと、かなり炭酸が強いことに気づく。ミルキーさはもちろんあるが、 果汁感がしっかりとあり、爽やかな飲み心地。ぶどうのタンニン分がきいていて、 飲み込んだ後に、唇の裏側に渋味が引っかかる。深い甘味がありながら、アフターは爽快。
 アルコール分4%。果汁5%。 原材料名:ぶどう果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、酸味料、 安定剤(大豆多糖類)、香料、アカキャベツ色素、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、 アセスルファムカリウム)。
 従来品の「巨峰」と比べて、かなりカルピス感が弱まり、果汁が前面に出てきた。 この変化が、これまでのカルピスサワーファンにどう受け止められるだろうか。 物足りないと感じる人が少なくないのではないか。

 ところで、この製品も、入手に時間がかかった。 いつかは発見できるだろうと、のんびり構えていたのだが、 以前から比較的カルピスサワーの限定品などを置いてくれているコンビニ(ファミマ)を今日覗いたら、 入荷していた。
 店により、仕入に一定の傾向があることは、当サイトで再三書いてきたことだが、 コンビニのフランチャイズ店は、基本的に個人オーナーであることから、 同じ看板を掲げているコンビニであっても、店舗ごとに品揃えが異なる。 私がファミマでみつけたからといって、皆さんの近所のファミマにもあるとは限らないので、 ご注意いただきたい。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月19日
No.1573: スプラッシュタイム 巨峰 / 合同酒精
 すぷらっしゅたいむ きょほう / ごうどうしゅせい
GODO スプラッシュタイム 巨峰 GODO スプラッシュタイム 巨峰 review
 3月18日発売のGODOスプラッシュタイム。
 レモングレープフルーツウメと飲み、これが4種めとなる。

 グラスに注いだ色は、淡い紫。やや赤みが強い。 香りは、キャンディのような甘いぶどう香。巨峰の雰囲気はよく出ている。
 味も甘味が豊かだが、甘ったるくはなく、若干の渋味を伴う。 後味は比較的スッキリ。
 アルコール分5%。果汁3.5%。 原材料:巨峰果汁、醸造アルコール、 果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、クエン酸Na、アントシアニン色素。 「巨峰果汁の豊かな香りと上品な甘味が心地よいチューハイです。」
 軽やかで飲みやすい、可もなく不可もない巨峰チューハイだ。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月20日[1]
No.1574: COCKTAILカロリ。ピンクフルーツバスケット <初夏限定> / サントリー
 かくてるかろり。ぴんくふるーつばすけっと <しょかげんてい> / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。ピンクフルーツバスケット サントリー COCKTAILカロリ。ピンクフルーツバスケット review
 明後日4月22日が発売日となっているカクテルカロリ。初夏限定品。
 サントリーの新製品は、だいたい2日前にスーパー店頭に並ぶことが多いので、 探しにいったところ、予想通り既に山積みされていた。

 グラスに注いだ色は、極めて淡い桃色。 初夏限定品だが、春らしい色といっていい。
 香りで一番目立つのは、桃。アセロラは、言われればなんとなく気づく程度。 グレープフルーツはよくわからなかった。
 口当たりは、キュートな酸味が中心で、その後にピーチの甘味というか、 甘味料独特の甘味が感じられる。但し、以前のカロリ。シリーズに比べると、 だいぶ甘味料の使い方がうまくなっている。
 果汁1.5%。アルコール分4%。カロリー50%オフ。 原材料名:ピンクグレープフルーツ、ピーチ、 アセロラ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 野菜色素。
 今回の初夏限定品は2種出ており、もう1つは「イエローフルーツバスケット」。
 このあたりのネーミングセンスは、サントリーの独壇場ともいえるもので、 ホントにうまい名前を付けるなあ・・と感嘆してしまう。
 このピンクフルーツバスケットの缶デザインの色調といい、 缶中央下部に書かれたイラスト(バスケットに盛られたフルーツ)といい、 かわいらしさ満載で、若い女性が思わず手に取りたくなる缶だと思う。 男性の客などまったく想定していないような、潔さが実に小気味よい。
 もちろん、他社がこの真似をする必要はなく、 キリンはもっと都会的でクールなイメージで売るべきだし、 アサヒは幾分か庶民的で親しみやすい路線がいいと思うし、 タカラは品質をダイレクトに表す質実剛健なデザインがいいと思う。
 そうやって各社が独自のイメージを前面に出せば、 チューハイ・カクテル市場は賑わって楽しいし、共存共栄できると思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月20日[2]
No.1575: 銀座カクテル スパークリング マスカット / サントリー
 ぎんざかくてる すぱーくりんぐ ますかっと / さんとりー
サントリー 銀座カクテルスパークリング マスカット サントリー 銀座カクテルスパークリング マスカット review
 人気の銀座カクテルから、ついにスパークリング(炭酸入り)登場。 発売日は、明後日の4月22日である。こちらもカクテルカロリ。と同様、 発売2日前の今日、既にたくさん山積みされ、売られていた。

 グラスに注いだ色は、かなり深い黄金色。 一般的なスパークリングワインと比べても、濃いめ。気泡はほどほどであり、 それほど炭酸は強くなさそう。
 かなり甘いニュアンスの強い香り。 マスカットキャンディのような豊潤さと、少しだけ青臭い感じがある。
 口当たりは案の定甘いが、マスカットの妖艶さはよく出ている。 炭酸のピリピリ感が、幾分かシャープさを与えている。
 果汁22%。アルコール分5%。 原材料名:ぶどう、スピリッツ、はちみつ、 糖類、酸味料、香料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC) 「1894年創業の老舗、銀座千疋屋がセレクトしたマスカット・オブ・アレキサンドリアを使用。 フルーティなはじけるスパークリング・カクテルです。」
 コクのある甘味の正体は、はちみつか。 果汁を22%も使っているから、かなり濃厚な味わいだが、炭酸が全体を引き締めている。
 ただ、これまでの銀座カクテルは、果汁分が必ずしも多くはないのにもかかわらず、 ねっとりと濃厚な飲み口が魅力のシリーズだったから、炭酸を入れるという今回の試みは、 ちょっとした冒険のように思う。
 見方によっては、甘味が強くやや凡庸な味わいのチューハイのようでもある。 銀カクの名前とパッケージデザインがあるから、それなりに受けるのかもしれないが、 無炭酸の従来品ほどのオリジナリティは、残念ながら、ない。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月21日
No.1576: 銀座カクテル スパークリング ピーチ / サントリー
 ぎんざかくてる すぱーくりんぐ ぴーち / さんとりー
サントリー 銀座カクテルスパークリング ピーチ サントリー 銀座カクテルスパークリング ピーチ review
 明日4月22日が発売日の銀座カクテルスパークリング。 2種あるうち、既に昨日マスカットのほうを飲んだ。今日はもう一方のピーチ。

 グラスに注いだ色は、かすかに白濁。細かな気泡が立ちのぼる。
 香りは、かなりナチュラルな感じの白桃香。さすが銀座カクテルだ。
 味はかなり甘味が強く、炭酸のピリピリ感がバランスをとっている。 後味にもかなりの甘味が残るが、果汁分が濃厚ではないので、しつこさはない。
 果汁10%。アルコール分5%。 原材料名:もも、スピリッツ、 糖類、酸味料、安定剤(ペクチン)、香料、酸化防止剤(ビタミンC) 「1894年創業の老舗、銀座千疋屋がセレクトしたホワイトピーチを使用。 華やかでフルーティなスパークリング・カクテルです。」
 昨日マスカットのところで書いたが、今回のスパークリングのシリーズは、 ちょっとした冒険のように思う。 これまでの濃厚な銀座カクテルのイメージをもって飲むと、ちょっと違うような、 食い足りないような気がする。これが受けるかどうか、少々疑問である。
 ただ、銀カクの名は既に大きなブランドとして確立しているので、 その名前でなんとなく売れてしまうのかもしれない。しばらくの間、見ものである。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月22日
No.1577: COCKTAILカロリ。イエローフルーツバスケット <初夏限定> / サントリー
 かくてるかろり。いえろーふるーつばすけっと <しょかげんてい> / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。イエローフルーツバスケット サントリー COCKTAILカロリ。イエローフルーツバスケット review
 本日4月22日が発売日となっているカクテルカロリ。初夏限定品。
 2種あるうち、既に2日前にピンクフルーツバスケットを飲んだので、 今日はもう一方のイエローフルーツバスケット。

 グラスに注いだ色は、極めて淡いイエローグリーン。 香りは、パインの甘いニュアンスを、レモンの酸っぱそうな香りが包み込み、 シャープな印象。少し、入浴剤みたいな匂いだとも言えなくはないが。
 味は、その香りの印象ほど鋭くはなく、パインの甘さが目立つ。 ただ、果汁分が少ないこともあり、濃厚さはないので、スッキリした味わい。 甘味料独特の甘味が、最後に残る。
 果汁1.5%。アルコール分4%。カロリー50%オフ。 原材料名:グレープフルーツ、レモン、パイナップル、 スピリッツ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 紅花色素、野菜色素。
 ピンクフルーツバスケットのところでも書いたが、 今回のネーミングはすばらしい。 フルーツバスケットの名のとおり、 この製品は、フルーツそれぞれの持ち味がうまくバランスされている。 もちろん、果汁分が少ないことからして、 香料によるところが大きいのだとは思うが、 華やかさ満載で、楽しい味わいに仕上がっていると思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月23日
No.1578: 焼酎ハイボール ドライ <大阪缶> / 宝酒造
 しょうちゅうはいぼーる どらい <おおさかかん> / たからしゅぞう
タカラ 焼酎ハイボール ドライ 大阪缶 タカラ 焼酎ハイボール ドライ 大阪缶 review
 3月4日にデビューした焼酎ハイボールの「大阪缶」。既にレモンのほうは掲載しているが、 今日はもう一方のドライを。
 缶に書かれた風景イラストは、どこなのか定かではないが、 法善寺横町かな?と思う。中身は通常品と同じであるはずだが、一応レビューする。

 液色はごく淡いシャンパンゴールド。大粒の気泡がグラスを上ってゆく。
 ウイスキーにも似た、やわらかなアルコール臭がこのチューハイの特徴。何の香りなのかはわからないが。
 味はドライそのものだが、ほんのり甘味も感じられる。アルコール分7%ということもあり、しっかり焼酎の味。
 アルコール分7%。無果汁。糖質80%オフ。甘味料不使用。原材料:焼酎、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
 『「おいしいもんは」大阪にあり!』というタイトルで、次の文章が書かれている。
『大阪は今でも天下の台所や!安うて旨いもんがぎょうさんあるで! その中でも庶民的代表選手と言えるのんが「お好み焼」「たこ焼き」「串かつ」 「ホルモン焼き」。ほんで、このコテコテの味に不思議と合うのが 「焼酎ハイボール」。さっぱりとしたドライな呑み口で相性抜群ですわ!』

 私は基本的に立ち飲み屋という所には行かないからわからないけれど、 これを250円くらいでコップを付けて提供したら、結構売れそうな気もする。 大阪名物のホルモンにはぴったり合いそうなチューハイなので。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月24日
No.1579: スプラッシュタイム あんず / 合同酒精
 すぷらっしゅたいむ あんず / ごうどうしゅせい
GODO スプラッシュタイム あんず GODO スプラッシュタイム あんず review
 3月18日発売のGODOスプラッシュタイム。
 全6種のうち、これまでレモングレープフルーツウメ巨峰と飲み、これが5種めとなる。

 グラスに注いだ色は、透過性のある極めて淡いオレンジ。 「あっ、あんずだ」とすぐにわかる香り。混じりっけがなく、やや単調な感じ。
 味はあんずの甘さと若干の酸味。ともすると冗長になりがちな味を、 炭酸の刺激が締めている。後味はスッキリ。
 アルコール分5%。果汁1.8%。 原材料:あんず果汁、醸造アルコール、 果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、クエン酸Na、カラメル色素。 「あんず果汁のほのかな甘味と爽やかな酸味が心地よいチューハイです。」
 同じGODOのHi-BOYにも「あんず」があるが、 違いがわからない。そもそもあんず味のチューハイに、 それほどバリエーションを持たせようというのが、無理なのかもしれないが。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年4月25日[1]
No.1580: 横須賀ビアサケ / 鎌倉ビール醸造
 よこすかびあさけ / かまくらびーるじょうぞう
横須賀ビアサケ 横須賀ビアサケ review
 先日飲んだ鎌倉ビール醸造の製品のうち、今日は、「横須賀ビアサケ」という ちょっと変わった名のビールを。スタイルはペールエールとのこと。

 グラスに注いだ色は、淡い黄金色。泡持ちはほどほど。
 ホップ香が清々しく、そこに若干甘酸っぱいニュアンスが加わる。
 繊細な口当たり。甘味は深く、苦味もしっかりある。酸味は弱い。
 スリムかと思えば骨格がしっかりした不思議な味わいのビール。
 アルコール分5.5%以上。原材料:麦芽、ホップ。
 裏ラベルに、次のような文章がある。
「浦賀水道の海原に、ある日響いた異国の音楽。 ペリー艦隊が船上で奏でた華やかな音色を、幕末の人々はどんな驚きをもって聞いたのか。 時は移り、初めてジャズが演奏された昭和初期、以来、歌謡曲の舞台にも度々登場する横須賀。 この町にはいつも「時代」の音がある。走水湧水と上質酵母の醸すビターな香り。 弾けるホップの音は、新たな歴史の1ページを飾る。」

 330ml入り小びんで、入手価格は515円。
種別 ビール

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