2012年3月9日
No.3081: 絹の贅沢 / サントリー
きぬのぜいたく / さんとりー
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サントリーの新ジャンル「絹の贅沢」が新しくなった。発売日は3月6日である。
高品質な製品だけに、期待がかかる。相変わらず330ml入りという、上質感を演出するちょっと小さめの缶。
グラスに注いだ外観は、しっかりめの黄金色。
泡にはそこそこ力があるが、泡持ちはそれなり。
軽快で芳しいホップ香。新ジャンルらしからぬ本格的なもの。
口当たりは軽やか、かつ、滑らか。名前の通り、シルキーな口当たり。
ただ柔らかいだけでなく、グッとくる苦味も併せ持っており、余韻も芳しい。
アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、大麦、糖類)、スピリッツ(小麦)。
贅沢長期熟成・アロマホップ100%。
絹のように滑らかな味わいと、アロマホップの華やかな香り。
当社主要新ジャンルと比べ、原材料となる発泡酒の熟成期間の基準を3割長くし、
素材本来の旨みを引き出しました。
ニュースリリースでは、今回のリニューアルを次のように説明している。
今回、「贅沢長期熟成※1」「アロマホップ100%」「磨き麦※2一部使用」の特長はそのままに、
使用するアロマホップの配合バランスを見直すことで、いっそう華やかな香りを実現しました。
パッケージは、白色の洗練されたトーンを踏襲しながら、まゆ玉をモチーフにした輪を施し、
いっそう上質感のあるデザインに仕上げました。
※1 当社主要新ジャンルと比べ、原材料となる発泡酒の熟成期間の基準を3割長く設定
※2 麦の殻を取り除いたものを磨き上げた、精白大麦
小麦を使うことによって、まるでバイツェンのような華やかな香味を実現しており、苦味とのバランスも程よく、
非常に満足感の高い1本に仕上がっている。新ジャンルでこの品質を実現したことは、賞賛に値する。
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新ジャンル |
2012年3月10日[1]
No.3082: 氷結ストロング シチリア産レモン 糖類ゼロ / キリン
ひょうけつすとろんぐ しちりあさんれもん とうるいぜろ / きりん
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キリン氷結ストロングシリーズが、2月製造分から新しくなっており、だいぶ出回ってきている。
レモンとグレープフルーツの2種だが、今日はまず「レモン」のほうを取り上げる。
グラスに注いだ色は、ほぼ透明。
香りは、シンプルでジューシーなレモン香。フレッシュ感の強いところが氷結らしい。
強い酸の口当たりが特徴的。一口含んだだけでは、あまりアルコールが強いようには感じないのだが、
飲んでいるうちに胃の中が温かくなってきて、アルコールを実感。
後味もスッキリしており、甘味料特有の甘ったるさを感じない。
アルコール分8%。果汁2.7%。原材料:レモン果汁・ウォッカ・酸味料・香料・甘味料(アセスルファムK)。
シチリア産レモンの氷結ストレート果汁を使用した、爽快でシャープなアルコール8%の氷結。
ニュースリリースでは、今回の味の変化を次のように説明している。
今回のリニューアルでは、「キリンチューハイ 氷結ストロング シチリア産レモン 糖類ゼロ」は、
香味のバランスを最適化することにより、みずみずしいレモン感を引き立たせるとともに、
よりすっきりとした後味に仕上げました。
従来品 と比べ、より一層シャープさが増したように感じた。
以前の製品では、甘味料としてアセスルファムKとスクラロースの2種が使われていたのだが、
今回は前者のみの1種類に変更されている。
度数の高いチューハイは、甘さが鼻につく製品が多く、そんな中で、この製品のシャープさは貴重である。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年3月10日[2]
No.3083: ヱビスビール ヱビスの日 記念デザイン缶 / サッポロ
ゑびすびーる ゑびすのひ きねんでざいんかん / さっぽろ
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いつもチューハイをよく買っているスーパーで偶然発見。
2月25日は「ヱビスの日」ということで、それを記念して明治23年2月25日発売当初のラベルを
デザインしたものである。
中身は通常のヱビスビールだが、簡単にレビューしておこう。
液色はしっかりした黄金色。泡はきめ細かく、泡持ちも良い。
やさしくホップが香るが、派手さはない。味はずっしりと重い苦味が特徴的だが、
例えばキリンラガーのような舌先だけに強く感じる苦味ではなく、重いコクを伴った苦味。
質実剛健という言葉がよく似合うビールだ。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ。
写真はいわば缶の裏側であり、表は通常のヱビスと同じ。売場ではわざわざデザインがわかるように陳列されていたので、
気づいた次第。それまで他店で見かけなかったのは、もしかするとデザイン面を後ろ側にして、通常の表面を見せて陳列されて
いたから、気づかなかっただけかもしれない。
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ビール |
2012年3月11日
No.3084: 氷結ストロング 完熟グレープフルーツ 糖類ゼロ / キリン
ひょうけつすとろんぐ かんじゅくぐれーぷふるーつ とうるいぜろ / きりん
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2月製造分からリニューアルしている氷結ストロングシリーズ。
昨日 レモン を飲んだので、今日は「グレープフルーツ」を。
グラスに注いだ色は、かすかに白濁。
香りは、ジューシーでフレッシュな感じのグレフル香。
味は甘さも強いが、苦味もしっかり。だから、そんなにくどい感じはない。
アルコール感ももちろん強いが、飲み込んだ後味には、苦味が残る。
甘味料特有のどんよりした甘さは、そんなに気にならない。
アルコール分8%。果汁4.0%。原材料:グレープフルーツ果汁・ウォッカ・酸味料・香料
・甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
完熟したホワイトと、ルビーのグレープフルーツの氷結ストレート果汁を使用した、
豊かな果汁感が味わえるアルコール8%の氷結。
今回のリニューアルでは、「豊かなグレープフルーツの果汁感をより楽しめる味わいにしました」と
ニュースリリースで説明されているが、その通り、ジューシー感が増し、くどさが和らいだように感じた。
氷結らしい持ち味がさらに活かされたリニューアルだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年3月12日
No.3085: ザ・プレミアムモルツ / サントリー
ざ・ぷれみあむもるつ / さんとりー
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今やサントリービールの代名詞「プレミアムモルツ」(俗称プレモル)がリニューアル。
発売日は明日3月13日である。
人気商品がどのような変貌を遂げたのか、早速試してみたい。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。純白できめ細かい泡は力強く盛り上がり、泡持ちも良い。
香りを嗅ぐと、ホップ香の華やかさが従来品よりもほんの少し抑え気味になったかな?と感じた。
いや、気のせいかもしれない。私がプレモル独特の香りに慣れてしまっているからかもしれない。
口に含むと、華やかな香味が広がると同時に、収斂性のある強い苦味がグッとくる。
適度なジューシー感、強い苦味とコクを、フラワリーな香りが包む。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ。粒選り麦芽100%。欧州産アロマホップ100%。天然水100%仕込。
ダイヤモンド麦芽を加え、「華やかな香り、深いコクと旨み」が一層楽しめます。
ニュースリリースでは、中身について次のように説明されている。
「欧州産アロマホップ100%使用」「粒選り麦芽100%使用」「天然水100%仕込」の特長はそのままに、
"華やかな香り"と"深いコクと旨み"をさらに追求しました。
「ザ・プレミアム・モルツ」が目指す何杯飲んでも飲み飽きない味わい(ヴァイタートリンケン)をお楽しみいただけます。
(1) 華やかな香りの追求
華やかな香りをいっそう強化するため、ホップの投入タイミングの最適化を図りました。
また、新たに当社独自のホップ選別方法を採用し、より高品質で香り高い欧州産アロマホップを安定的に選定、
購買できる体制を強化しました。
(2) 深いコクと旨みの追求
ピルスナータイプのビールの故郷であるチェコおよび周辺国で産出される希少な伝統種「ダイヤモンド麦芽」を新たに加えることで、
いっそう上質なコクと旨みを引き立たせました。
やはり香りの華やかさが一層追求されているということであり、
香りが抑えめになったと感じた私の感覚が狂っているのか。いや、香りのトータルバランスが良くなり、
ともすると不自然とさえ言われた香りの強調具合が軌道修正されたのかもしれない。
以前、日経トレンディか何かで、ドイツ人にテイスティングさせて、このビールを「不自然でバランスが悪い」
と評していたことがあったが、確かにドイツのピルスナーはもっと質実剛健なものが多いので、頷けるところ。
日本には、ビールと言えばドイツといった短絡的なイメージが流布されているから、ドイツ=正統派と思わされている人は多いが、
世界には華やかなピルスナーはたくさん存在する。
ラガー(下面発酵)偏重の日本のビール史に、キリンラガーでもヱビスでもスーパードライでもない第四極として、
この製品がしっかりと根付いたことは大きな財産であり、世界に誇れることであると思う。
こんなに素晴らしいビールが、家の近所のコンビニで200円ちょっと出せば買え、夕食時に当たり前のように楽しめる。
この国に生まれたことを感謝せずにはいられない。
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ビール |
2012年3月13日
No.3086: 氷結 やさしい果実の3% 白桃 / キリン
ひょうけつ やさしいかじつの3ぱーせんと はくとう / きりん
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明日3月14日が発売日となっている氷結やさしい果実の3%「白桃」。
グラスに注いだ色は、無色透明。
注いでいる時から、文字通りやさしい桃の香りが漂っている。ほのかで上品な香りである。
口当たりも非常にやさしい。ふんわりと甘いが甘すぎず、
炭酸の刺激もアルコール感も弱いので、非常に柔らかなタッチ。
飲み込んだ後に甘さが残るが、甘味料の不自然さはそんなに感じない。
アルコール分3%。果汁3.1%。
原材料:白桃果汁・ウォッカ・食物繊維・糖類・酸味料・香料・甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
白桃の氷結ストレート果汁を使用した、豊かな香りとみずみずしい果汁感。
氷結らしいバランスの良さ。味わいは決してナチュラルというのではなく、
いわばお化粧された美しさなのだが、それでも桃の魅力が存分に表現された、女性好みのチューハイといえる。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年3月14日
No.3087: ドラフトワン / サッポロ
どらふとわん / さっぽろ
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リニューアルしたドラフトワン。発売日は、3月7日であった。
最近、宇崎竜童とELTの持田香織が出演するCMが頻繁に流れている。
グラスに注いだ色は、ごく淡い黄金色。泡はきめが粗く、一旦盛り上がっても、すぐに減衰。
アルコールの甘そうな匂いがして、ホップ香もほとんどなく、お世辞にもビールっぽいとは言えない。
口当たりはクリア。言い換えれば水っぽい。
苦味も弱く、非常に軽やか。ただ、時間が経つと少し臭みが出てくる。
アルコール分5%。原材料:ホップ・糖類・エンドウたんぱく・カラメル色素。
どこが変わったのだろう。私には従来品との違いがわからなかった。
ニュースリリースでは、次のように説明されているのだが。
今回のリニューアルでは、ホップの配合比率を見直し、
ドラフトワンの味覚特徴である「スッキリ」感をブラッシュアップするとともに、
パッケージも、従来品のデザインをベースに、品質感をより感じられるデザインとしました。
定番ブランドなのに、この製品ほどめまぐるしくリニューアルを繰り返しているものも珍しい。
当サイトで把握しているかぎり、これまで7回リニューアルしている(もしかしたらフォローし切れていないかも)。
逆に言えば、それだけ盤石な支持が得られていない、腰が据わっていないということなのだろう。
他社新ジャンルがレベルを上げていく中、いわゆる第3のビールの元祖とも言えるこの製品の
存在感がどんどん薄くなっている。サッポロさんの中でも、麦とホップの存在のほうが
圧倒的に優位となっているのではないだろうか。
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新ジャンル |
2012年3月15日
No.3088: おいしいチューハイ パインミックス <期間限定> / 宝酒造
おいしいちゅーはい ぱいんみっくす <きかんげんてい> / たからしゅぞう
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昨年もそうだったが、事前に発売情報をつかんでおらず、店頭で偶然発見。
3月13日発売のおいしいチューハイ「パインミックス」。当サイトで把握している限り、
2年前から毎年この時期に発売されている。
グラスに注いだ色は、やや濁りのある薄黄色。繊維状のものが、液中にかすかに浮遊している。
香りは非常にナチュラルなパイン香。他の果汁も入っているのだが、パインしか目立たない。
味は適度に酸が効いていて、軽妙。香りに感じた甘さも、味わってみればそんなに強くはない。
後味も非常にさっぱり。
果汁50%。糖類不使用。アルコール分4%。
原材料:果汁(パイナップル、ぶどう、りんご)、スピリッツ、香料、酸味料。
果汁をたっぷり50%使用した贅沢なチューハイです。(パイナップル果汁20%)
果汁50%のうちパインが20%、つまりパインは全体の4割ということか。このスッキリ感は、
ぶどうとりんごの働きでもたらされているのか。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年3月16日
No.3089: 氷結 やさしい果実の3% 赤ぶどう / キリン
ひょうけつ やさしいかじつの3ぱーせんと あかぶどう / きりん
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3月14日にリニューアル発売となった氷結やさしい果実の3%シリーズ。
同じ日に出た新製品の 白桃 は既にレビュー済だが、
今日からリニューアル3種を随時紹介してゆこうと思う。今日はまず「赤ぶどう」を。
グラスに注いだ色は、透明感のある薄紫だが、ややくすんだ印象。
香りは、とても甘そうなぶどう香。適度に深みがある。
味は甘味が強いが、くどさはない。軽快に飲める。
赤ぶどうというだけで、品種が何なのかわからないが、適度にコクのある味わいだ。
アルコール分3%。果汁3.5%。
原材料:ブドウ果汁・ウォッカ・赤ワインエキス・糖類・酸味料・香料・甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
製造者:キリンディスティラリー(株)、販売者:麒麟麦酒(株)。
赤ぶどうの氷結ストレート果汁に、赤ワインエキスを加えた、ぶどうの深い味わいとすっきりとした後味。
従来品との違いは、原材料に赤ワインエキスが加わったこと。それによってコクが増したのだろうか。
私自身の前回のコメントを見ても、違いはよくわからないが。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年3月17日
No.3090: 氷結 やさしい果実の3% ピンクグレープフルーツ / キリン
ひょうけつ やさしいかじつの3ぱーせんと ぴんくぐれーぷふるーつ / きりん
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リニューアルした氷結やさしい果実の3%シリーズ。発売日は3月14日であった。
昨日、赤ぶどう を取り上げたが、今日は「ピンクグレープフルーツ」を。
グラスに注いだ色は、ほんのりと白濁。
香りは、甘そうで苦そうなグレフル香。ジューシーな感じがとても氷結らしい。
味はほんのりした甘味と、マイルドな苦味のバランスがよい。
すっきり軽快に飲める。炭酸の刺激も非常に弱い。
アルコール分3%。果汁3.7%。
原材料:グレープフルーツ果汁・ウォッカ・食物繊維・糖類・酸味料・香料・甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
昨日飲んだ赤ぶどうの製造者は子会社キリンディスティラリーとなっていたのに、こちらの製造は麒麟麦酒(株)本体。
まあ、単に工場の生産能力の都合で分担しているだけかもしれないが。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年3月18日[1]
No.3091: 氷結 やさしい果実の3% ゆずみつ / キリン
ひょうけつ やさしいかじつの3ぱーせんと ゆずみつ / きりん
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リニューアルした氷結やさしい果実の3%シリーズ。発売日は3月14日であった。
既に赤ぶどう、ピンクグレープフルーツ と2種レビューしたが、
今日は最後の「ゆずみつ」。
グラスに注いだ色は、ほんのりと白濁。
香りは、まさにゆずみつ。蜜の甘そうな香りと、緑っぽい柑橘香が共存。
口当たりはキュッと酸っぱく、そして甘い。バランスがよく、やさしい味わい。
アルコール分3%。果汁0.9%。
原材料:ゆず果汁・ウォッカ・はちみつ・糖類・酸味料・香料・甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
ゆずの氷結ストレート果汁にはちみつを加えた、ゆずの爽やかさとほのかなみつの甘さ。
昨日飲んだピンクグレープフルーツと同じく、こちらも製造は麒麟麦酒(株)本体である。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年3月18日[2]
No.3092: オールフリー / サントリー
おーるふりー / さんとりー
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オールフリーが新しくなっている。12月下旬製造分からだから、もうだいぶ時間が経ってしまっている。
グラスに注いだ色は、しっかりめの黄金色。これはもちろん、カラメル色素であろう。
泡は当初勢いよく盛り上がるが、泡持ちは当然良くない(写真は、勢いよく注いで泡を立てたもの)。
香りは、しょうゆのような、カンロ飴のような、ノンアルコールビールにありがちな香りだが、
それでもこの製品は、臭みが弱い方である。
これまでのノンアルコールビールと系統は同じで、しょうゆのような、紅茶のような感じだが、
他銘柄に良くあるような、変質したビールみたいな変な匂いはわずかであり、セイロンティの茶葉みたいな香りである。
口当たりは、すっきり。従来品よりも、更にクリアさが増した感じだ。
非常にあっさりした飲み口である。だが、苦味は比較的しっかりある。
アルコール分0.00%。カロリーゼロ。糖質ゼロ。
原材料名:麦芽、ホップ、酸味料、香料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)。
粒選り麦芽を天然水で仕込み、一番麦汁だけを贅沢に使った、ビールテイスト飲料です。
さすが、一番売れているノンアルコールである。クセの少ない味わいだ。
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ノンアルコール飲料 |
2012年3月19日
No.3093: −196℃ 無糖クリア 緑茶 / サントリー
まいなす196ど むとうくりあ りょくちゃ / さんとりー
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−196℃ 無糖クリア「緑茶」。昨年出た レモン&ライム に続く新顔である。
発売日は、今週水曜の3月21日。
グラスに注いだ色は、ごく淡いグリーン。
香りを嗅ぐと、まさに緑茶。すっきりとして、芳しい。
味はほんのりと甘いが、アルコールの甘味と、抹茶的な甘味(実際には抹茶ではないが)
が混ざっている感じ。もちろん、甘いといっても砂糖や果糖や甘味料などの甘さではないから、
あっさりしている。
飲み込んだ後にも、お茶らしい香ばしさの余韻が長く残る。
アルコール分4%。緑茶浸漬酒使用。国産一番茶使用。無炭酸。
原材料:スピリッツ、緑茶浸漬酒、緑茶、ビタミンC、香料。
国産一番茶を-196℃製法で凍らせ、緑茶本来のおいしさを引き出しました。
これは食事よりも、和菓子に合いそうだ。度数は低いのに、しっかりとお酒の味がするので、
ふだん低アルコールのチューハイを飲んでいる人には、強く感じられるかもしれない。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年3月20日
No.3094: すらっと 乳性サワー & つぶつぶアロエ / アサヒ
すらっと にゅうせいさわー あんど つぶつぶあろえ / あさひ
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アサヒすらっとから新フレーバー「乳性サワー&つぶつぶアロエ」が登場。
発売日は、明日3月21日である。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い、ややグレーっぽい白。
香りを嗅ぐと、まさに乳酸菌飲料。それもカルピスよりは、森永コーラスっぽい。
味は軽快な甘味が中心で、酸味は強くない。アロエの粒がたくさん入っていて、
食べるような感覚。つまり、アロエヨーグルトを食べているみたいなので、
夜よりは朝のイメージか。
飲み込んだ後に、甘味料特有の甘さが口中に若干残る。
アルコール分3%。
原材料:アルコール、アロエベラ(葉肉部位使用)、はっ酵乳、
糖類、酸味料、安定剤(大豆多糖類)、香料、
甘味料(アセスルファムK、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)、乳化剤。
乳性飲料テイストサワーにアロエのつぶつぶ果肉を加えた、甘酸っぱくてさわやかな味わいです。
果肉が沈殿しておりますので一度缶を逆さにしてから開栓いただくと、よりおいしくお飲みいただけます。
アロエ果肉に見えるすじは葉脈です。糖質70%オフ(当社フルーツチューハイ平均値比)。
この製品、斬新なように見えるが、実は2ヶ月ほど前にサントリー・カクテルカロリ。の1ラインアップとして出た
アロエヨーグリート が先。残念ながらこちらは後発だが、
"食べごたえ"の点では、こちらのほうが上回っているようだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年3月21日
No.3095: キリンの泡 / キリンビバレッジ
きりんのあわ / きりんびばれっじ
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昨日3月20日発売の「キリンの泡」。
この製品を掲載しようかどうしようか、正直迷った。
名前はアルコール飲料のようでいて、中身はノンアルコール。
販売元はキリングループでソフトドリンク部門を担当するキリンビバレッジ。容器はジュースのようなペットボトル。
ただ、売り方が缶入りノンアルコールカクテルと同じように、大人をターゲットとしていて話題性もあるため、
当サイトでレビューすべきと考えた。
グラスに注いだ液色は、スパークリングワインのようなほんのりと淡い麦わら色。
泡がそんなにきれいなわけではない。
りんごの甘酸っぱそうな香りが立っているが、シードルのようなアルコール臭はない。
炭酸の刺激が強く、口当たりはシャープ。しかし、苦味や酸味は弱く、柔らかな甘味が中心。
飲み込んだ後味に、微かにスパークリングワイン的な酵母臭のようなもの(これがホップか?)が残り、
そこがこの製品の特徴だが、それでもアルコールっぽい感じは皆無と言っていい。
炭酸飲料。原材料名:果汁(グレープフルーツ、りんご)、
砂糖類(砂糖、果糖ぶどう糖液糖)、米発酵エキス、酸味料、香料、加工デンプン、炭酸水素Na、
ビタミンC、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カラメル色素、苦味料。
キリンの独自技術で米をじっくり発酵させて生まれた、やわらかな甘みをいかした炭酸飲料です。
きめ細やかな泡とともにホップの香りがやさしく広がり、リラックスさせてくれます。
表立ってアルコールゼロを強調するわけでもなく、単に「炭酸飲料」と言っているから、
カテゴリーとしてはサイダーなどと同じソフトドリンクである。もちろん、子供が飲んでもまったく問題ない。
反面、大人がお酒っぽいものを期待して飲むと、完全に期待はずれ。ちょっと上品な、りんご風味の炭酸飲料である。
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ノンアルコール飲料 |
2012年3月22日
No.3096: カルピスサワー / カルピス
かるぴすさわー / かるぴす
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毎年この時期にリニューアルしているカルピスサワー。
発売日は、今週月曜3月19日であった。今年発売18周年(足かけ19年目)を迎えるそうである。
グラスに注いだ色は、これまでと同様のカルピスホワイト。
爽やかなカルピスの香りで、アルコールらしさはほとんど感じない。
口当たりは、ソフト。炭酸の刺激は弱い。カルピス特有の甘酸っぱさが生きており、
アルコールらしい味わいはほとんどない。これまでの製品と、中身は変わっていないようである。
アルコール分3%。原材料名:脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、酸味料、
香料、安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)。
選び抜かれた乳酸菌から生まれた「カルピス」のおいしさが楽しめるお酒です。
「カルピス」の甘酸っぱいおいしさと白樺の炭でろ過したくせのないウォッカを使用した爽やかな飲み口です。
昨年のリニューアルで、度数がそれまでの5%から3%へと一気に下げられ、大変貌を遂げたのだが、
それが成功だったのか、今年はパッケージデザインだけの変更のようである。売場でより目立つ缶になった。
世のロングセラーには、大きく分けて2種類の製品が存在する。
1つは、かたくなに中身を変えないで、固定ファンをがっちりつかんで離さないもの。
もう1つは、時代のニーズに合わせて柔軟に中身を変え(微調整し)、一定数のファンを確保し続けるもの。
このカルピスサワーは、後者に属する。
カルピスそのものが長く愛されているように、カルピスサワーも長く愛されてゆくだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年3月23日
No.3097: カルピスサワー ぶどう / カルピス
かるぴすさわー ぶどう / かるぴす
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昨日、通常の カルピスサワー をレビューしたが、
今日は同日(3月19日)に発売された「ぶどう」を。
これは従来、巨峰 として売られていたもののリニューアルである。
グラスに注いだ色は、白の混じった濃いピンク色。
甘そうなぶどう香にカルピスの香りが混じる。ぶどうのパンチというか、力強さが、
以前よりは弱くなった気がする。
口当たりは、炭酸のピリピリ感と、しっかりした甘さがバランスしており、それほどくどさを感じない。
やさしい甘さ。アルコール感がまったくと言っていいほどない。
アルコール分3%。果汁1%。
原材料名:ぶどう果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、野菜色素、
甘味料(アスパルテーム・Lフェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)。
選び抜かれた乳酸菌から生まれた「カルピス」に国産ぶどう果汁を加えた、芳醇なおいしさが楽しめるお酒です。
単に「ぶどう」と言っているから品種はわからないが、巨峰ではなくなったために、味わいが若干スリムになったような
気がする。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年3月24日
No.3098: キレイ桜梅酒 / 月桂冠
きれいさくらうめしゅ / げっけいかん
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月桂冠から3月5日に発売(正確には、同日出荷開始)された「キレイ桜梅酒」。
雑誌CanCam(キャンキャン)とのタイアップで生まれた製品だが、
実は2種出ていて、もう一つはキレイ檸檬酒。
昨年同じ企画で出た キレイりんご酒 と
キレイゆず酒 に続く製品だ。
グラスに注いだ色は、少しくすんだ感じの桜色。
香りは、確かに梅に桜がプラスされた感じだが、それによって、どこかいちごみたいな
甘酸っぱい感じが醸し出されている。
味は意外にも甘さが抑えられ、すっきりとした飲み口。炭酸の刺激は弱い。
桜のちょっと青臭い風味が、梅の酸味とよく合っている。
月桂冠だからもちろん清酒ベースなのだが、およそ清酒らしい味わいはない。
後味もすっきり、さっぱり。
アルコール分3%。果汁3%。紀州産梅使用。
原材料名:清酒、梅、ヒアルロン酸、糖類、酸味料、香料、ぶどう果汁色素。
日本酒(月桂冠)と紀州産梅果汁を使用した、ふんわり桜が香る上品な味わいのお酒に、
美容成分「ヒアルロン酸」をプラス。
若い女性だけをターゲットとした商品で、パッケージデザインもかわいらしい。短期で売りさばき、
一定の売上を確保することを企図した製品だということが、よくわかる。
もちろん、キレイシリーズは、従来女性消費者とは縁遠かった清酒メーカーが
新たなイメージを創出するために展開しているプロジェクトだから、こうやって継続的に商品投入してゆくことで、
存在感を示し続けていることになる。
本丸の清酒そのものでも既成概念に囚われない斬新な製品を送り出している月桂冠さんだから、
こういった柔軟な発想が出てくるのだろう。これも、新しい日本酒のあり方かもしれない。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年3月25日
No.3099: キレイ檸檬酒 / 月桂冠
きれいれもんしゅ / げっけいかん
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都合により、24日分からいつもよりも前倒しでアップしています。26日分からは通常どおりに戻し、
同日深夜(日付が27日に変わってから)のアップとなる予定です。
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昨日飲んだ キレイ桜梅酒 と同時に発売された月桂冠「キレイ檸檬酒」を
今日は掲載する。
雑誌CanCam(キャンキャン)とのタイアップで生まれた製品である。
グラスに注いだ色は、無色透明。
香りは、普通のレモンチューハイのようなフレッシュ感のあるレモン香だが、
その奥に、ほのかに日本酒の存在を感じる。焼酎やウォッカとは、明らかに違う深みがある。
味はレモンの酸っぱさと、日本酒の甘みが上品に溶け合っている感じ。
爽やかに味がまとまっている。これなら、日本酒を飲み慣れない人にも飲みやすい。
飲み込んだ後にもキュンとしたレモンの酸味が口中に残る。
アルコール分3%。果汁1.5%。瀬戸内産レモン使用。
原材料名:清酒、レモン、コラーゲンペプチド(ゼラチン)、糖類、酸味料、香料。
日本酒(月桂冠)と瀬戸内産レモン果汁を使用した、さわやかな香りと上品な味わいのお酒に、
美容成分「コラーゲン」をプラス。
昨日の桜梅酒はヒアルロン酸、こちらはコラーゲン。女性がよろこぶ成分を配合した、
女性のためのお酒。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年3月26日
No.3100: クリアアサヒ SLIM BOTTLE / アサヒ
くりああさひ すりむぼとる / あさひ
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3月21日にコンビニエンスストア限定で発売された、クリアアサヒのスリムボトル缶。
実は以前からコンビニ限定で出ていたものだが、今回リニューアルされたわけだ。
今回、スーパードライとのセットで新しくなったものだが、もちろんいずれも中身が変わったわけではなく、
単に缶デザインの変更である。
ということで、今回は味のレビューは割愛する。従前の記事を参照頂きたい。
アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ)、
スピリッツ(大麦)。
花見の季節、これをクーラーボックスにたくさん入れて持ってゆき、皆でラッパ飲みしたら都会っぽい。
手作りのオードブルなんか添えたら、スタイリッシュなHanami Partyになりそうだ(ああ、書いてて恥ずかしい・・)。
冗談はさておき、そういった飲用シーンを想定して開発された商品であろう。
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