ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.441〜460


 HOME  ビール・発泡酒・チューハイの部屋メニューへ戻る  前へ  次へ

2005年4月17日 
No.441 カクテルパートナー プラムガーデン <初夏の限定缶> / アサヒ

カクテルパートナー プラムガーデン カクテルパートナー プラムガーデン  当ページのメインターゲットは、ビール・発泡酒・缶チューハイなので、それ以外の製品が登場することは少ない。 しかし以前に、これだけ出回っているからと、サントリー・カクテルバーのシリーズを取り上げたことがあった。
 それならこっちだって取り上げないわけにはいかないだろう、ということで、カクテルパートナーを。
 新しい商品群を取り上げる場合には、複数あるものの中から、私は通常、最もベーシックと思われるフレーバーから 採用することにしている。例えば、缶チューハイなら「レモン」から、という具合だ。
 普段、初めて入った珈琲専門店では、その店のオリジナルブレンドを注文することにしているし、 ラーメン屋ならしょうゆ、関西のうどん屋ならもちろんきつねだ。 ベーシックなメニューにこそ、その店の姿勢と実力が現れる。
 ちなみに、居酒屋等でのアルコール類は、ジョッキの生ビールを飲めば、その店がわかる。 泡が足りないのはもちろんダメだが、ジョッキに油分が残っていたり、ひどい店だと残飯のような匂いが付着していたりして、 そういう場合は、もう評価の対象外だ。
 ちょっと話が脇道にそれたが、ベーシックなものほど大切というのが、私の思想。 だから、派生的な商品から取り上げるというのは、異例なのである。
 さて、これは「初夏の限定缶」とあるので、なくならないうちにと、購入した。
 色は濃いめのシャンパン・ゴールドというか、梅酒ソーダのようだ。グラスの中で炭酸が美しく立ち昇る。
 香りはやはり梅酒を薄めた感じ。口当たりは、爽やか。甘いのか?と思っていたが、結構シャープな飲み口。 酸味がうまくきいていて、後キレも良い。
 アルコール分5%、無果汁。原材料:プラムリキュール、糖類、酸味料、香料、着色料(カラメル)。
 プラムリキュール+トニックウォーターということなので、梅酒ベースのチューハイよりは爽やかだ。 もっと作り込んだようなものを想像していたので、これだけシンプルだというのは、とても好感が持てる。


2005年4月19日 
No.442 新生 / アサヒ

新生  手ぐすね引いて待っていました、この商品。いわゆる第3のビールというカテゴリーだが、 これで4社出揃ったことになる(発売日は、明日4月20日)。

 サッポロ・ドラフトワン(税法上の分類:その他の雑種2)が先頭を走り、 サントリー・スーパーブルー(同:リキュール類)が善戦し、 つい先だってキリン・のどごし生(同:その他の雑種2)も参戦した。 そこに、アサヒも参入。
 さて、中身を見よう。
 缶を開けた瞬間に、コロナビールなどでも感じるようなガスっぽい匂いが立つ(これはもちろんホップ香だろう)。 グラスに注ぐと、その香りは一層強く感じられる。発泡酒のような臭みはないので、 この香りだけだと、ビールとあまり違いはない。
 液色は結構濃い。泡立ちは、当然のことながら弱く、持続はしない。
 口に含むと、予想以上に苦味がぐぐっときて、どういうわけか(使われていないのに)モルトっぽい味わいがある。不思議だ。
 アサヒが造るのだから、もっとストレートで金属的な仕上がりかと思っていたが、予想に反し、苦味に厚みがある。 確かに、単なるスッキリ味だとドラフトワンとの差別化ができないから、このアプローチで正解なのだろう。
 アルコール分5%。原材料:ホップ・糖類・酵母エキス・大豆ペプチド・カラメル色素。
『新素材「大豆ペプチド」と「スーパードライ酵母(アサヒ318号酵母)」の出会いが、キリッとした新しいのどごしを実現しました。』とある。 スーパードライと同じ酵母を使っているというのは、この上ない宣伝文句だと言える。だからこそ、このパッケージデザインなんだろう。
 ドラフトワンへの対立軸という意味では、うまく造り上げたと思う。 しかし、ドラフトワンが、ビールが苦手な人にも飲みやすいという意味で受けているとすれば、 そういう人たちの支持を得るのは難しいかもしれない。この絶妙な飲み応えは、 むしろ玄人受けする仕上がりで、ビール嫌いには嫌われてしまいそうな味だと言える。

 ところでひとつ心配なことがある。
 この製品は、明らかに発泡酒の雑味を克服してしまったので、本生(赤)の支持層が、 こちらに移行してしまうのではないか、ということ。
 まあ、そういう内部の問題はさておき、ドラフトワンとの共存は可能と思われるので、 そこそこいい勝負になりそうだ(支持層の厚みからすると、逆転は無理だろうが)。 のどごし生には、圧倒的に勝っている。


2005年4月21日 
No.443 香果搾り 白桃 / タカラ

香果搾り 白桃  イオングループのみで売られているというタカラの缶チューハイ・香果搾り。 以前にライチを取り上げたが、今日は2種目の白桃。

 柔らかな白桃の香りは、思った以上にナチュラルで、嫌みがない。 ただ、フレッシュな果実というよりは、白桃の缶詰の匂いだ。液色は当然のごとく、ほのかに白濁している。
 口に含むと、炭酸が強いのでそちらに気が行ってしまうが、白桃缶詰の汁を飲んだように、ほの甘い。 でも、その甘さが、後には引きずらない。
 おそらくこのシリーズのコンセプトは、フルーティでリッチな味わいなのだと思うから、 その方向性には概ね沿っているものと評価できる。
 果汁3.4%、アルコール分4%。原材料:白桃果汁、醸造用アルコール、糖類、香料、酸味料、ビタミンC。
 ライチがこってりタイプだったので、白桃はもっとくどいのか?と予想していたが、 その予想に反して、意外にもすっきりした味わいだった。



2005年4月23日 
No.444 沖縄たんかん チューハイ <限定生産> / サントリー

サントリー 沖縄たんかん  サントリーの泡盛入りチューハイ「沖縄」シリーズ。これまで、 パイナップルシークヮーサーと2種出ていたが、 今月19日に、このたんかんが発売になった。
 香りは柑橘系の中でもまろやかなタイプで、酸味が弱くカラッとした味を想像させる。 私はたんかんという果実の現物を知らないが、ポンカンに非常に似ていて、ネーブルにもちょっと近い。 それ以外に、何かに似ていると思ったら、粉末のオレンジジュースみたいな感じだ。
 味はとてもスイートでジューシー。それがアルコールの甘味と重なって、深みのある味わい。 泡盛の使用率はとても低いのだが、泡盛っぽい味が結構ある。
 果汁0.5%、アルコール分5%(うち泡盛0.25%)。原材料名:たんかん、スピリッツ、泡盛、 糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。
『沖縄やんばる地区でとれた、ミカン科の果物「たんかん」の果汁を使用しています。 ほどよい甘さと爽やかな香りをお楽しみください』という説明文がある。
 缶に書かれたイラストを見ると、普通のみかん(温州ミカン)よりも色が濃く、やはりポンカンみたいな感じ。 ググってみたら、「タンカン.com」というサイトに、 詳しい説明があった。

 タンカンの発祥は、時代をさかのぼること、古代中国にたどり着きます。 インド・アッサム地方から渡ってきた「ポンカン」と中国最南部に自生するミカンが自然高配(原文ママ)して生まれたのが 「短桶(タンカン)」のはじまりです。

 やっぱりポンカンの交配種なんだ。どうりでそっくり。
 このチューハイを飲んで、タンカン.comを見ていたら、 ぜひ現物を食べてみたくなった。


2005年4月24日 
No.445 旬果搾り ハッピー 洋なし / アサヒ

旬果搾り ハッピー洋なし  これ、ちょっと前に家の近所のディスカウント酒店でgetしたものだが、 それ以外の店で売っているのを見たことがない。そのくらい、入手困難な商品。
 以前にも書いたが、 旬果搾りには多くのフレーバー(レモングレープフルーツりんごうめもも、 巨峰、洋なしと、 季節限定品の8種)がありながら、スーパーなどで簡単に入手できるフレーバーは限られている。
 私のように各社のサイトを常にチェックし、各社からメルマガを取り寄せて新製品情報をチェックしている消費者など極めて少数派だとは わかっているが、発売しているのに多くの消費者の目に触れないというのは、商品がかわいそうだ。そう思うと、とても愛しく思えてくる。
 さて、中身。
 グラスに注ぐと液色は白濁していて、いかにも梨。 香りも、ドンピシャ洋なし。もともと本物の洋なし自体が、作り物っぽい香りだから、 似せるのは簡単なのかもしれない。
 このシリーズに共通の強めの甘味が特徴だが、炭酸も強いので、それほど甘ったるさはない。
 フルーティで、かつシャープ。このgoodバランスは、「旬果搾り・ハッピー」シリーズ中、 最高の評価を与えていいと思う。
 果汁10%、アルコール分4%。原材料:アルコール、洋なし果汁、糖類、酸味料、香料。


2005年4月25日 
No.446 果汁チューハイ 旬果搾り 洋なし(旧製品)/ アサヒ

旬果搾り 洋なし  昨日取り上げた旬果搾り・ハッピー洋なしは、先月16日に新発売されたものだが、 そのリニューアル以前の商品が、こちら。
 新製品を買ったのと同じ店で、切り替え直前に入手しておいたもの。これまで開ける機会がなかったのだが、 今こそ比較してみようと、今日開けることにした。

 グラスに注いだ液色は、白濁している。香りはツンとした洋なし香そのもの。
 甘く豊かな飲み口だが、強い炭酸が引き締め、全体としてはシャープな印象。
 ここまで比べてみてわかることは、昨日のハッピー洋なしと、味の系統はまったく一緒だということ。 ただ、アルコール度数がこちらのほうが強いようなので、新製品のほうが、よりジュース感を強めているのかもしれない。
 果汁10%、アルコール分5%。原材料:アルコール、洋なし果汁、糖類、酸味料、香料。


2005年4月27日 
No.447 ピーチ&ブラッドオレンジ フィズ / メルシャン

Peach & Blood Orange Fizz Peach & Blood Orange Fizz  これも入手しておきながら開ける機会がなく、今のうちに開けておかなければと思った1本。
 缶にORIGINAL PEACHTREE FIZZ SISTERSと書いてあるとおり、同社の定番品ピーチツリーフィズの 姉妹品である。

 色はルビーグレープフルーツのようだが、香りはオレンジと桃がうまくMixされている。 ほんのりとした甘味。酸はほどほど。想像していたよりは、甘ったるくもなく、 後味がくどくもない。
 果汁8%、アルコール分4%。原材料:ブラッドオレンジ・オレンジ・醸造用アルコール・ピーチリキュール・ 糖類・酸味料・香料・カロチノイド色素。
 缶のデザインもかわいいし、味の印象も可憐。ルックスと中身が一致した商品。


2005年4月28日 
No.448 旬果搾り ハッピー もも / アサヒ

旬果搾り ハッピー もも  ゆっくりと紹介しているこの旬果搾りハッピーシリーズ。今回は、もも。

 結構ナチュラルな白桃の香り。やや生臭い感じがあるところも本物っぽい。
 味は、当然甘い。このシリーズは、香りから想像されるよりも1.3倍くらい甘い (つまり、甘すぎる!というほどではないけど、予想をちょっとだけ上回るような甘さ)。
 飲み進めると、その甘味がだんだん鼻についてくる。とてもチューハイという感じではない。
 果汁11%、アルコール分4%。原材料:アルコール、もも果汁、糖類、酸味料、香料。
 少し後ろ向きの表現をしてしまったが、お酒ということを意識しないで、甘く飲みやすいチューハイを求める人には、うってつけ。 ジュースだと思えば、実に良くできている。


2005年4月29日 
No.449 旬果搾り ハッピー 巨峰 / アサヒ

旬果搾り ハッピー 巨峰 旬果搾り ハッピー 巨峰  旬果搾りハッピーシリーズの今度は、巨峰。

 これも相当ジュースっぽいんだろうなと思っていたが、予想以上だった。 香りはまさにファンタグレープ。いや、ファンタグレープ以上に甘そうで、ジュースっぽい。 色はきれいな薄紫。
 味もまさにぶどうキャンディーのように甘い。が、炭酸が効いているので、後味は爽やか。
 飲み進めても、まったくチューハイだとは思えない。アルコール感がまったくない(と思うのは、 私が単に酒を飲み慣れているからだろうか)。
 果汁14%、アルコール分4%。原材料:アルコール、ワイン、巨峰果汁、糖類、酸味料、香料。


2005年4月30日 
No.450 果汁チューハイ 旬果搾り 巨峰(旧製品)/ アサヒ

旬果搾り 巨峰  昨日取り上げた旬果搾り・ハッピー巨峰は、先月16日に新発売されたものだが、 そのリニューアル以前の商品が、こちら。

 まず香りは新製品とまったく一緒。液色もきれいな薄紫でこちらも一緒(ただ、並べて比べたわけではないので、本当のところはわからないが)。
 香りも、味もキャンディのように甘い。炭酸が効いていて、後味が意外にも爽やかな点も一緒。
 果汁14%、アルコール分5%。原材料:アルコール、ワイン、巨峰果汁、糖類、酸味料、香料。
 新製品は度数が5%から4%へ下がっただけで、他は何も変わっていないのだろうと推測される。この点、洋なしと同じだ。
 客観的に言えば、5%から4%への変化は、度数が2割も低下したことになるのだが、この程度の差異は、飲むときのシチュエーションとか、 体調の如何による感じ方の違いのほうが大きいと思うので、テイスティングではっきりと指摘することは難しいと思う。 まあ、3本くらい飲めば、違いはわかるかもしれない。
 度数1%の違いは、350cc(1缶)あたりエタノールに換算して3.5ccだから、 3本ではエタノール量10.5ccの違いとなる。そのくらい違うと、酔い方にも明らかに違いが出るだろう。 と、科学的っぽい物言いをしてみたものの、今日は風呂上がりに喉が渇いた状態で一気に飲んだら、結構いい気持ちになったのだった。


2005年5月2日 
No.451 香果搾り 巨峰 / タカラ

香果搾り 巨峰 香果搾り 巨峰  イオングループで販売されているタカラのチューハイ。香果搾り。
 全3種あるうち、ライチ白桃 は既に紹介したが、これだけが残っていた。

 香りは甘いぶどうキャンディー。まるでチューハイという感じではない。 この香りの印象からは、相当「濃い」ものを想像するのだが、液色はとても淡く、無理に着色していないことがわかる。 この点は好印象である。
 飲めばやはり香りの印象どおり甘い。かなり甘い。だが、果実感たっぷりのフルボディ・チューハイというのが、 このシリーズに共通の特徴だから、これでいい。ぶどうのタンニン分が口の中にひっかかるような感じもいい。
 果汁1.5%、アルコール分4%。原材料:ぶどう果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。
 先日登場したアサヒ旬果搾り・ハッピー巨峰と比べても、こちらのほうがさらに濃く、その分爽やかさには乏しい。 トータルバランスは旬果搾りのほうが上だと思う。


2005年5月4日 
No.452 神楽の舞 そば焼酎 水割 / サントリー

神楽の舞  出張の帰り、新幹線に乗り込む前に、ビールやおつまみなどをgetしようと、東京駅構内のコンビニに立ち寄った。 するとそこに、見慣れない缶が並んでいた。その瞬間、反射的にカゴに入れていた。

『宮崎県高千穂町の名門「神楽酒造」のそば焼酎「神楽の舞」に天然水を加え、 美味しい水割りに仕上げました』との説明がある。サントリーお得意の天然水割りである。
 そば焼酎なので、香りは非常に柔らかい。これを、癖がないと捉えるか、個性に乏しいと捉えるか、 なんだか薬臭いと感じるかは人それぞれだと思うが、缶入り焼酎としては、守備範囲の広い導入部だと思う。
 口に含むと、予想以上に濃いアルコール感。香りは軽やかなのに、味はグッと重いな、という感じ。 でも、この焼酎の持ち味が良く出ていて、好印象。クリアな甘味が口いっぱいに広がって、すぐに気持ちよく酔えそう。
 アルコール分10%。原材料:そば、麦、米麹。本格焼酎。
 サントリーの缶入り焼酎といえば、代表格は「それから」だが、 玄人好みの味わいを求めるなら、断然こっちだろう。
 缶のデザインも、渋くておしゃれだ。まあ、この辺のイメージ戦略は、まさにサントリーの得意分野なのだろうが。


2005年5月6日 
No.453 ギネス・ビター ドラフト

ギネス・ビター ギネス・ビター・グラス  久しぶりにビールを取り上げよう。

 ギネスから出ているが、スタウトではない。アンバー・エールとでも言ったらいいのだろうか。 液色は明るめの赤銅色。
 缶の中に直径約3cmのプラスティック製球型窒素ガスカプセルが内蔵されているという。 これは、ドラフト・ギネス(スタウト)と同じだ。その効果で、注いだ瞬間から泡がきめ細かくなめらかで、 勢いはないが石けんの泡のように積み上がる。普段から三度注ぎを実行している私としては、 こんな細工があると、むしろいつもと違ってやりにくい。
 オレンジ、パパイヤなどの甘いフルーツ香に、麦茶っぽいフレーバー。 口に含むとベルベットのようにやさしい泡の舌触り。強めの苦味とフルーティさが同時に感じられる。 苦いのにすいすい入ってゆく不思議な味わい。
 アルコール分4.4%。原材料:大麦麦芽、ホップ。輸入者は日本ビール(株)。
 440ml入り缶だが、どうもこのサイズしか出ていない(輸入されていない?)ようだ。


2005年5月8日 
No.454 タカラCANチューハイ ダブルミックス レモン [シシリー&カリフォルニア]

W MIXレモン  以前はスキッシュという冠がついていたが、取れてただのWMIXになったこのシリーズ。 発売後ちょっと時間がたったが、取り上げたいと思う。

 レモンスカッシュのようなジューシーな香りに、ふんわりアルコール感が漂う。
 酸はもちろんシャープで、フレッシュ感満載だが、なにより素晴らしいと思うのは、絶妙な甘みの設定。 薄くならず、甘すぎず、アルコール感も損なわない糖度。このあたりのさじ加減が、 タカラ製品の真骨頂と言えるだろう。
 アルコール分6%、果汁6%。原材料:レモン果汁、スピリッツ、高果糖液糖、酸味料、香料。
 以前の製品と比べて果汁含有量が5%から6%へと増えている。 缶にも「果汁感アップ!」と書かれているが、私は以前の製品をはっきりとは覚えていないので、 微妙な違いはわからない。以前から良い製品であったことには変わりがない。


2005年5月10日 
No.455 タカラCANチューハイ ダブルミックス グレープフルーツ [ルビー&ホワイト]

W MIXグレープフルーツ  新しいWMIXの2種目はグレープフルーツ。

 ポカリスエットを2倍くらいに強めたような香り。酸っぱそう、苦そう、よりは、 甘い雰囲気が優勢。
 炭酸がきいていて、口に入れた瞬間の刺激が強い。香りの印象とは違い、味はきわめてスッキリ。 口中に含んでいるときだけほんのり甘いが、飲み込んだ後には甘さは残らない。 レモンと同じく糖度の設定が絶妙。アルコール感はほどほど。
 アルコール分6%、果汁9%。原材料:グレープフルーツ果汁、スピリッツ、高果糖液糖、 酸味料、香料。
 以前の製品と比べ、果汁が6%から9%にアップしている。 自分のコメントを見る限り、以前はもうちょっとアルコール感を感じていたようだから、 果汁がアップしてアルコール感が若干引っ込んだのだろうか。


2005年5月13日 
No.456 タカラCANチューハイ ダブルミックス ピーチ [白桃&黄桃]

W MIXピーチ  新しいWMIXの3種目はピーチ。

 やや不自然(人工的)ながら、白桃と黄桃が見事にミックスした香り。上品な第一印象。
 口に含むと最初に強い炭酸が感じられるのが、このシリーズの特徴。 これも、桃だからもっと甘くてもよさそうなものなのに、思いのほかシャープな味わいで、 口の中に甘ったるさを残さない。
 ピーチフレーバーのチューハイで、こんなにシャープなものは、他社にはないと思う。
 アルコール分5%、果汁7%。原材料:桃果汁、スピリッツ、高果糖液糖、酸味料、香料。
 以前の製品と比べ、果汁が6%から7%にアップしている。 それよりも、以前の自分のコメントを見て驚いたのだが、前作はもっと甘さが前面に出ていたようだ。 それで、私はあまり高い評価を与えていなかった。それに比べると、今度の製品は、かなりタカラらしくなったと思う。 私の評価にブレがなければだが。


2005年5月16日 
No.457 カクテルパートナー ドライジントニック / アサヒ

カクテルパートナー ドライジントニック  アサヒ・カクテルパートナーのシリーズ。
 先日、<初夏の限定缶>を取り上げてから間が空いたが、 従来から出ているラインナップも紹介しなくては。ということで、まずドライジントニック。

 香りは若干軽めだが、確かにジントニックだなあ、という香りがする。ライム・フレーバーが、 とても爽やかだ。
 予想はしていたが、口に含んだ瞬間、「軽っ」と思う。度数設定が6%だから当然だが、 アルコールの押しが弱い。
 味は柑橘の酸とトニックウォーターの甘みがバランスよく調和。ごくごく飲める。
 カクテルと思わず、それこそチューハイ代わりに飲むのであれば、夏の暑い時期にもぴったり。
 原材料:ジン、レモンライムスピリッツ、糖類、酸味料、香料。無果汁。アルコール分6%。


2005年5月17日 
No.458 本搾りチューハイ ドライライム / メルシャン

本搾り ドライライム  本日発売、本搾りシリーズの新顔である。

 まず香りは、徹頭徹尾グリーンな感じ。ライムの(緑色の)皮だけを搾った感じの香りだ。
 味わいも、香りの印象のまま、実にシャープ。 このシリーズは糖類不使用なので、さもありなんという味わいではあるが、 ここまで愚直に甘くない路線を踏襲しているのは、すごい。
 飲めば飲むほど、グリーンな感じが意識される。まったく甘くないばかりか、 これ以上はないというくらいストイックな味わい。
 いやあ、本搾りらしい味作りに感激。 後味も実にスッキリして、まったく嫌みがない。シャープという言葉がぴったりくる 缶チューハイだ。
 アルコール分7%、果汁10%。原材料:ライム果汁・ウォッカ・ジン。


2005年5月18日 
No.459 ギュギュッと搾った。シトラスマンゴーのお酒 / メルシャン

ギュギュッと搾った。シトラスマンゴーのお酒  これも昨日メルシャンから発売された新製品。このギュギュッとシリーズは、どれも果汁含有率が高く、 濃厚な味が特徴。これも相当に重たい味が予想される。

 グラスに注ぐと、色はまさにオレンジジュース。しかも繊維が浮遊していて、いかにも濃厚。
 目をつぶって香りを嗅ぐと、フルーツポンチの香りだ。とっても甘そう。マンゴーの匂いが強い。
 味も香りの印象どおり。たっぷりと甘くて、オレンジの酸がアクセントになっている。もっと缶が大きかったら飲み干すのがきついかもしれない。 そのくらい濃厚。
 たまに飲むぶんにはいいが、毎日飲みたいとは思わない。少なくとも私は。
 果汁50%、アルコール分4%。原材料:オレンジ・マンゴー・レモン・醸造用アルコール・糖類・香料・酸味料。
 このギュギュッとシリーズ。従来からあるフレーバーもリニューアルされている。 今後、順次紹介してゆきたい。


2005年5月20日 
No.460 キングソロモン・ドラフト

キングソロモン・ドラフト  なんと、カナダ産の第3のビール(その他の雑種2)である。

 飲む前から中身が想像されるが、グラスに注ぐと、果たして液色は淡いゴールドで、泡立ちにあまり力はない。
 軽やかなホップ香。泡が収まると、今度はなぜか紅茶の茶葉のような甘い感じが前面に。 口に含むとまるでアールグレイみたいな華やかさが広がる。この華やかで甘い香りは、 リースリングで作った白ワインの芳香にも似ている。
 もちろん甘い感じだけではなく、苦味もしっかりあるので、決して水っぽくはない。 爽快なのに、味わいがちゃんとある。
 これ、ビールと言われてもわからない。なかなかの内容だ。日本各社の第3のビールより、こっちのほうが良いと思うよ、ホント。 強いて言えば、新生の苦味と、スーパーブルーの甘いニュアンスの合わさった感じか。
 アルコール分5%。原材料:コーンシロップ、ホップ、ユッカ抽出物、カラメル色素。輸入者:日本酒類販売(株)。
 まったく期待していなかっただけに、小さな衝撃を受けた1本。


HOME  ビール・発泡酒・チューハイの部屋メニューへ戻る  このページのトップに戻る  前へ  次へ