ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.4741−4760


 
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2015年6月23日[1]
No.4741: 氷結 サワーアップル <期間限定> / キリン
 ひょうけつ さわーあっぷる <きかんげんてい> / きりん
キリン 氷結 サワーアップル キリン 氷結 サワーアップル review
 本日6月23日が発売日となっている、氷結「サワーアップル」。 期間限定品だ。
 毎年冬に アップルヌーヴォー という製品は出ているが、 夏に、しかもサワーアップルという名で出るのは初めてである。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。気泡は少なく、炭酸は穏やかそう。
 香りは、シャキッと酸味の強そうなりんご香。 サワーアップルの名前の通り。
 味もそのまま、キリッと酸が強く、甘さはかなり抑えられている。 氷結らしいジューシーさもちゃんとあって、バランスは良い。 まさに夏向きの味わいといえる。
 アルコール分4%。果汁2.0%。 原材料:りんご果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
 グリーンアップルの氷結ストレート果汁を使用した、さわやかな香りですっきり飲みやすい夏の氷結。
 これまでなかったのが不思議なくらい、氷結のキャラクターにしっくりと馴染んでいる。 これはかなり門戸の広い味わいである。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42178KSES#00
2015年6月23日[2]
No.4742: スタイルバランス ノンアルコールビールテイスト / アサヒ
 すたいるばらんす のんあるこーるびーるていすと / あさひ
アサヒ スタイルバランス ノンアルコールビールテイスト アサヒ スタイルバランス ノンアルコールビールテイスト review
アサヒ スタイルバランス ノンアルコールビールテイスト
 つい先日、16日発売の キリンパーフェクトフリー をレビューしたが、 こちらは同じ「機能性表示食品」としてアサヒビールから発売された「スタイルバランス」。 発売日は本日6月23日で、このノンアルコールビールテイストのほか、レモンサワーテイスト、 グレープフルーツサワーテイストの3種がある。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濃い黄金色。泡は粗いがよく盛り上がり、泡持ちも悪くない。
 香りは、いかにもノンアルコールな、酸化したビールや、甘くない飴のような匂いが強い。
 味の特徴としては、口に入れた瞬間から続く強い渋味。そして、舌の根っこのほうで感じる苦味。 変な言い方だが、口から水分が奪われるような、粉っぽい味。 だから、すっきり感は今ひとつなのだが、妙な甘味が残ったりするよりはいいだろう。 渋味、苦味の存在感が、最後までとても強い。
 アルコール分0.00%。カロリーゼロ。糖類ゼロ。食事の脂肪の吸収を抑える。食事の糖分の吸収を抑える。
 原材料名:難消化性デキストリン(食物繊維)、大豆ペプチド、 ホップ/炭酸、香料、安定剤(大豆多糖類)、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、 甘味料(アセスルファムK)。
 先日のキリン製のほうがすっきり感があり、こちらアサヒ製のほうがグッと強いというのは、 会社のキャラクター的に反対のような気もするが、一度試した上で、好みで選んでもらえばいいので、 共存も可能かもしれない。
 だが、そもそもこの機能性表示食品としてのノンアルコール飲料に、 どれだけの需要が存するのかを考えると、そんなに先行きが明るいとも思えない。
種別 ノンアルコール飲料
CODE:42178GCKO#00
2015年6月24日[1]
No.4743: −196℃ ストロングゼロ ダブル グレープフルーツ / サントリー
 まいなす196ど すとろんぐぜろ だぶる ぐれーぷふるーつ / さんとりー
-196℃ ストロングゼロ ダブルグレープフルーツ -196℃ ストロングゼロ ダブルグレープフルーツ review
 ストロング系缶チューハイがここまでメジャーになった立役者ともいえる、−196ストロングゼロシリーズ。 そのグレープフルーツが新しくなった。発売日は、昨日6月23日である。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。
 香りは、いかにもグレフルチューハイという、ガムのように甘く苦いグレープフルーツ香。
 味も香りの印象どおり、甘みと苦味が強い。ただ、初期の頃の製品に比べると、 かなり甘さは抑えめになってきたかな?という気もする。 アルコール感はしっかりと強く、ホットな甘さと苦さが、口中に残る。
 アルコール分9%。グレープフルーツ果汁4%。糖類ゼロ。グレープフルーツ浸漬酒使用。 原材料:グレープフルーツ、ウオツカ、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 ホワイトとルビーの2種類のグレープフルーツをダブルで使用したストロングな果実感とストロングな飲みごたえ!
 今回のリニューアルでは、アルコール度数がこれまでの8%から9%へと強化された。 ストロング系に要求されるコストパフォーマンスのよさ、ガツンとくる満足感を実現している。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42179GCES#01
2015年6月24日[2]
No.4744: スタイルバランス レモンサワーテイスト / アサヒ
 すたいるばらんす れもんさわーていすと / あさひ
アサヒ スタイルバランス レモンサワーテイスト アサヒ スタイルバランス レモンサワーテイスト review
アサヒ スタイルバランス レモンサワーテイスト
 6月23日発売のアサヒ「スタイルバランス」。 機能性表示食品として認められたノンアルコール飲料である。
 3種登場したうち、昨日 ノンアルコールビールテイスト を取り上げたが、 今日は2種めとして「レモンサワーテイスト」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、しっかりと白濁。レモン果汁のイメージか。
 香りは、非常にフレッシュ感があり、爽やかなレモン香。
 味もその香りの印象どおり、レモンらしい鋭い酸味が際立っており、まるで生レモンサワーのよう。 甘さはほとんどなく、非常にシャープ。 飲み込んだ後にも、鋭い酸味、渋味が残る。
 アルコール分0.00%。無果汁、炭酸飲料。 カロリーゼロ。糖類ゼロ。食事の脂肪や糖分の吸収を抑える。
 原材料名:難消化性デキストリン(食物繊維)/炭酸、酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC)、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 ここまでチューハイにそっくりだとは驚いた。アルコール代わりはもちろんのこと、 夏の日中に、甘くないソフトドリンクとして飲んでもいいだろう。
 ノンアルコール飲料も、ビールテイストには限界が見えるものの、 チューハイテイストはどんどん優秀な製品が出てくる。
種別 ノンアルコール飲料
CODE:42179GCKO#01
2015年6月25日[1]
No.4745: スタイルバランス グレープフルーツサワーテイスト / アサヒ
 すたいるばらんす ぐれーぷふるーつさわーていすと / あさひ
アサヒ スタイルバランス グレープフルーツサワーテイスト アサヒ スタイルバランス グレープフルーツサワーテイスト review
アサヒ スタイルバランス グレープフルーツサワーテイスト
 6月23日発売のアサヒ「スタイルバランス」。 機能性表示食品として認められたノンアルコール飲料である。
 3種登場したうち、既に ノンアルコールビールテイストレモンサワーテイスト と2つ取り上げた。 残る1つが、この「グレープフルーツサワーテイスト」である。

 グラスに注いだ液色は、しっかりと白濁。昨日飲んだレモンと同じく、 果汁が入っていないのに、果汁のイメージか。
 香りは、まさにグレープフルーツチューハイ。甘く苦そうなグレープフルーツの 感じが良く出ている。
 味もその香りの印象どおり苦味が強く、ほんのりと甘い。炭酸は穏やか。
 アルコール分0.00%。無果汁、炭酸飲料。 カロリーゼロ。糖類ゼロ。食事の脂肪や糖分の吸収を抑える。
 原材料名:難消化性デキストリン(食物繊維)/炭酸、香料、酸味料、酸化防止剤(ビタミンC)、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 こちらもかなりチューハイに近い味わい。もうちょっと大胆に甘味を抑えても良かったようにも思うが、 そうすると味気なくなってしまうのだろうか。
 それにしても、難消化性デキストリンを含むこの手の製品は、お腹の弱い私のような人間が飲むと、 すぐにお腹がごろごろとしてくる。普段の食生活で油ものが苦手だったり、すぐにお腹を壊しがちな 人は、あまり飲まないほうがいいかもしれない(キシリトールガムですらお腹に影響がある 私のような体質が特異なのかもしれないが)。申し訳ないが、もう今後買うことはないだろう。
種別 ノンアルコール飲料
CODE:42180GCKO#02
2015年6月25日[2]
No.4746: トリスハイボール "夏トリス" デザイン缶 / サントリー
 とりすはいぼーる "なつとりす" でざいんかん / さんとりー
サントリー トリスハイボール サントリー トリスハイボール review
サントリー トリスハイボール
 コンビニ(セブンイレブン)に行ったら、偶然これが売られていたので、買ってきた。
 缶裏に「スッキリ うまい 夏トリス」の文字があり、花火が打ち上げられているイラストがある。 また、表側にも通常の商品名の左肩に「夏は」という枕ことばがつけられている。 この時期限定デザインとして出されたものと思うが、 事前に発売情報をつかんでいなかった。

 中味は通常の トリスハイボール と思われるので、味のレビューは割愛する。
 アルコール分7%。レモン浸漬酒使用。果汁0.1%。 原材料名:ウイスキー、レモンスピリッツ、レモン、糖類、香料、酸味料。
 売場ではイラストの描かれている面を前にして陳列されていたので、パッと見て「新しい」と気づいた。 それでこうやって買って帰ってくれる客がいるわけで、こういった季節限定デザイン缶というのは、 非常にコストの安い販売促進策になりうるということだ。
 もっとも、見た目がちょっと違うだけでも取り上げたい、コンプリートしたいと考える 私のような人間が特殊なのかもしれないけれど。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42180SEST#UK
2015年6月26日
No.4747: サッポロクラシック <北海道限定> / サッポロ
 さっぽろくらしっく <ほっかいどうげんてい> / さっぽろ
サッポロクラシック サッポロクラシック review
 ずっと北海道限定で売られ続けているサッポロクラシックが、今年で30周年を迎えたようである。
 それを記念して、今年の4月下旬からリニューアルしているのだが、これまで取り上げてこなかった。 改めて紹介したい。

 グラスに注いだ液色は、やや淡い黄金色。泡は純白で非常にきめ細かく、クリーミーに盛り上がって、 泡持ちも良い。
 香りは、清澄なホップ香の奥に、ギッシリと濃密感のあるモルトの甘さが潜んでいる。
 口に入れた瞬間、「甘い」と思う。それは、麦芽由来の凝縮感ある甘味なのだが、 このぶ厚さがこのビールのキャラクターをつくっている。それと同時に、 グッと強い苦味が押し寄せるようにやってきて、大きな存在感を見せつける。
 爽やかなのに重厚。そう表現したくなる味。
 アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ。
 派手さはない代わりに、何度飲んでも飲み飽きない安定感があって、 ロングセラーとしての要件を満たしている。
種別 ビール
CODE:42181THES#RN04L
2015年6月27日
No.4748: 辛口焼酎ハイボール 青ゆず <期間限定> / アサヒ
 からくちしょうちゅうはいぼーる あおゆず <きかんげんてい> / あさひ
アサヒ 辛口焼酎ハイボール 青ゆず アサヒ 辛口焼酎ハイボール 青ゆず review
 アサヒ・辛口焼酎ハイボールの期間限定「青ゆず」。発売日は、6月23日。
 自宅周辺の店ではなかなか入荷がなく、大きなイオンモールまで行ってやっとみつけてきた。 ブランド誕生からわずかに1年ほどだが、既に苦戦を強いられているのか、 通年品ですら常時置いてある店というのはとても少ないように見受けられる。

 グラスに注いだ液色は、ほんのり淡いゴールド。
 香りは、青ゆずの名の通り、やや青臭い感じを伴ってシャープであるが、 甘そうなニュアンスも伴っている。
 味は確かにほんのりと甘いが、シンプルなゆずの香味でさらっとした口当たりのため、 全体的にはドライに仕上がっている。ピリッと炭酸も効いている。 アルコール感はとても強い。
 アルコール分8%。炭酸強め。糖質ゼロ。プリン体ゼロ。 原材料:焼酎、香料、酸味料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK)。
 2015年6月〜8月までの出荷予定
 この「青ゆず」は、ますますタカラ焼酎ハイボールに近づいた感じがあり、 二番煎じの感は否めない。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42182AEIT#04
2015年6月28日[1]
No.4749: カロリ。サイダークリア <夏限定> / サントリー
 かろり。さいだーくりあ <なつげんてい> / さんとりー
サントリー カロリ。サイダークリア サントリー カロリ。サイダークリア review
 6月30日が発売日となっているカロリ。「サイダークリア」。
 製品自体は2011年から存在し、途中でコンビニ限定になったり してはいるが、今年で5年目を迎える。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。サイダーというわりには気泡が少なく、炭酸は弱そう。
 香りは、まさにサイダーで、爽やかな感じだが、甘味も強そう。
 味も香りの印象どおり、まさにサイダーだ。 やはり炭酸は強くないが、アルコール感が弱く、爽やか。
 飲み込んだ後に、若干甘味料特有の甘さが口に残る。
 アルコール分3%。カロリー50%オフ。 原材料名:スピリッツ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 しゅわしゅわと心地よい炭酸感をお楽しみいただける、夏限定のチューハイです。 うれしいカロリー50%オフ!
 十分完成度の高い製品なので、中味は変わっていないようである。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42183GCES#-02
2015年6月28日[2]
No.4750: スーパードライ ドライプレミアム 和の贅沢プレミアム <限定醸造> / アサヒ
 すーぱーどらい どらいぷれみあむ ぜいたくかおりじこみ <げんていじょうぞう> / あさひ
アサヒ スーパードライ ドライプレミアム 和の贅沢プレミアム アサヒ スーパードライ ドライプレミアム 和の贅沢プレミアム review
アサヒ スーパードライ ドライプレミアム 和の贅沢プレミアム
 アサヒスーパードライ ドライプレミアム「和の贅沢プレミアム」。 発売されて少し時間が経つが、この夏のギフト専用商品である。
 6本入りギフトセットというのがスーパーで売られていたので、 迷わず購入した。

 グラスに注いだ液色は、深い黄金色で、オレンジに近い。 泡はやや粗いものの、力強く盛り上がる。
 香りを嗅いで、見た目とのギャップを感じる。もっと濃いのかと想像していたが、 香りの基本線は、通常のスーパードライと一緒。軽やかなホップ香の後ろに、 穀物的ニュアンスがある。但し、全体的にちょっと濃縮したような感じ。 本家スーパードライと同じ酵母が使われているのか。
 口に含んだ瞬間のインパクトは、やはりスーパードライ。非常にシャープ。 ところが、そのすぐ後に凝縮感のある苦味がぐいぐいと押してくる。これはドライのキャラクターとだいぶ違う。
 ある程度の繊細さを保ちつつ、麦芽の力強さも主張する。そんな絶妙なバランスの取り方。
 アルコール分6%。原材料:麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ。
 これまでに出たドライプレミアムの派生商品をすべて並べてみると、 香りの琥珀初仕込みプレミアム煎りたてコクのプレミアム贅沢香り仕込みと4種あり、 これが5種めとなる。
 人気銘柄の派生商品を出すと、食い合いが生ずる可能性があるので、 こうやってギフト限定という縛りをかけて投入するのは一つの常套手段。
 サッポロ社のヱビスビールなどを見ていると、派生商品がそこそこ売れて、 その分本家を食っているような感じだが、 スーパードライの場合は、本家の力が強すぎるので、 今回のような派生商品は、空振りに終わることも多いだろう。
 だが、この製品の面白いところは、通年の ドライプレミアム よりも ドライらしいキャラクターが残っているところであり、 ドライの本分である繊細な和食の邪魔をしないという役割はきっちり果たしている。
 あまりヒットしないであろうことを思うと、不憫である。
種別 ビール
CODE:42183DATS#33
2015年6月29日[1]
No.4751: トリスハイボール缶 レモン&ライム [SUMMER EDITION] / サントリー
 とりすはいぼーるかん れもん あんど らいむ / さんとりー
トリスハイボール缶 レモン&ライム トリスハイボール缶 レモン&ライム review
トリスハイボール缶 レモン&ライム
 6月30日発売のトリスハイボール缶「レモン&ライム」。夏季限定商品である。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。とてもウイスキーらしくない色だ。
 香りは、ウイスキーに鋭い柑橘香が混ざり、なぜかジンジャーのような匂いになっている。 いずれにせよ、かなり刺激のありそうな香り。
 味は思いのほかウイスキー感が強く、そこにキュンとした酸味が溶け合っている。 度数のわりにしっかりとした飲みごたえがあり、爽快感も兼ね備えている。
 アルコール分6%。レモン浸漬酒使用。ライム果汁0.1%。 原材料名:ウイスキー、レモン浸漬酒、ライム、糖類、酸味料、香料。
 まさに夏にふさわしいキリッとした味わいだから、氷を入れたグラスに注いで 爽やかに飲めば、ビールに飽きた舌をも満足させてくれるだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42184GCES#-01
2015年6月29日[2]
No.4752: [特別企画] ビールは製造工場によって味が違ったりしないのか 第4回
 [とくべつきかく] びーるはせいぞうこうじょうによってあじがちがったりしないのか だい4かい
アサヒ スーパードライ
アサヒ スーパードライ
review
アサヒ スーパードライ アサヒ スーパードライ
 大手メーカーの通年販売の定番品は、製造する工場によって味が微妙に異なったりしないのだろうか?
 この素朴な疑問を検証すべく始まったこのコーナー。ビール売上No.1のアサヒスーパードライを 題材として、既に実験は3回行われている。
 第4回めとなる今回も、私の地元で容易に手に入る「吹田工場製」(製造所固有記号:U)を基準とし、 比較対象として今回取り上げるのは、「四国工場製」(同:R)である。 たまたま近所のスーパーで購入した品が四国工場製だったのだ。

 グラスに注いだ見た目は、まったく一緒。 香りは、しかし、若干の違いを感じた。吹田工場製は少し甘いニュアンスをまとい、 四国工場製のほうがすっきり透明感がある。これはどういうことか。 前に経験したように、開缶した時の温度の差か?と思い、数分間置いてみた。
 ところが、時間が経っても、吹田のほうが分厚い香りで、 四国のほうが軽やかな印象は変わらない。
 味も吹田のほうは少し穀物っぽさが強く、四国のほうが透明感がある。 本当にわずかな差だが、何度口にしてもその印象は変わらない。

 このシリーズも4回目に来て、K氏も少し変化球を投げたくなったのではないか?と 勘ぐる向きもあろう。だが、微妙な香りや味の違いを感じ取ってしまったのは事実である。
 これに対する私の解釈はこうだ。
 吹田工場製は5月上旬製造であり、一方の四国工場製は6月上旬製造である。 また、250ml缶と350ml缶という違いもある。
 つくってから時間が経てば経つほど劣化が進む。それは保管状態にも左右される。
 今回採用した吹田工場製250ml缶は、私が地元で買ったものではなく、先日来ご協力頂いている、 関東在住S氏からご提供頂いたもの。つまり、流通過程や私の自宅における保管状態等、 これまでの経緯によって、鮮度が落ちた結果なのではないか。四国工場製は、 近所で購入してからまだ間がない。
 時間が経ったり、保管状態が悪いと、ビールは劣化する。それは少なからぬ人が経験している ことであろう。今回そのことが確認できたと解釈するのが、正しいだろう。
種別 コラムほか
CODE:42184PRST#XX
2015年6月30日
No.4753: 欧州四大セレクション ドルトムンダー <限定醸造> / サッポロ
 おうしゅうよんだいせれくしょん どるとむんだー <げんていじょうぞう> / さっぽろ
サッポロ 欧州四大セレクション ドルトムンダー サッポロ 欧州四大セレクション ドルトムンダー review
 6月30日にセブン&アイ限定で発売された、サッポロ 欧州四大セレクション「ドルトムンダー」。
 これは、1月に発売された ミュンヒナーデュンケル に続く商品であり、 "四大セレクション"の2種めということになる。

 グラスに注いだ液色は、オレンジがかった深いゴールド。 泡はほんのりとベージュっぽく色づいており、きめ細かいが、泡持ちはほどほど。
 甘く穏やかな香り。ホップは目立たないが、深く凝縮感があり、力強さを感じさせる。
 味は香りの印象以上にパワフル。濃密な苦味、甘味、渋味。 ただ、バランスがとても良いので、それぞれの要素が突出することもなく、 高いテンションでまとまっている。
 アルコール分6%。原材料:麦芽・ホップ。
 ミュンヒナー、ドルトムンダー、ウィンナー、ピルスナー。 欧州四大ビールとして親しまれる伝統的なビールシリーズです。
 ドイツ・ドルトムント発祥の、麦の濃い味わいが特徴的なビールスタイルです。 ドイツ産の麦芽とホップを100%使用した、力強いコクをお楽しみください。
 国産の量産品でこのスタイルにあたるのは同社のヱビスビールとのことだが、 この製品はヱビスよりも甘さとコクが強く、飲みごたえがある。
種別 ビール
CODE:42185SEST#00
2015年7月1日[1]
No.4754: 焼酎ハイボール すだち割り <限定生産> / 宝酒造
 しょうちゅうはいぼーる すだちわり <げんていせいさん> / たからしゅぞう
タカラ 焼酎ハイボール すだち割り タカラ 焼酎ハイボール すだち割り review
タカラ 焼酎ハイボール すだち割り
 タカラ焼酎ハイボールの「すだち割り」。発売日は、昨日6月30日。 前回出たのが 昨年9月16日 であったから、9か月半ぶりということになる。

 グラスに注いだ液色は、ほんのり淡いイエローグリーン。気泡が大きく、炭酸がジュワジュワと音を立てる。
 香りはほんのりとおとなしく、グリーンな柑橘香。強くは香らない。
 味は非常にシャープ。甘さが弱いだけでなく、酸味も抑え込まれているため、 非常にすっきり。アルコール感は強い。
 アルコール分7%。果汁0.5%。甘味料ゼロ。プリン体ゼロ。糖質80%オフ。 原材料:焼酎、すだち果汁、レモン果汁、糖類、酸味料、香料、 カラメル色素。
 缶裏にはイラストと共に、次のような説明文がある。
限定生産【すだち割り】
 タカラ焼酎ハイボールは東京下町の大衆酒場で生まれた元祖酎ハイの味わいを追究したキレ味爽快な辛口チューハイです。 「すだち」は古来、果汁を食酢として利用したことから、その名の「酢橘」が付いたと言われています。 「すだち」ならではの爽やかな香りと豊かな酸味を、この時期だけの限定生産でお楽しみください。
 中身は以前の製品からまったく変わっていない。 完成度が高く、改善すべき点がないということなのだろう。
 当サイトで把握している限り、すだちは2008年のデビュー以来、 毎年発売されており、特に昨年は2度出たため、これが9回目の登場ということになる。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42186GCES#01
2015年7月1日[2]
No.4755: 氷結 アイススムージー シチリア産レモン <期間限定> / キリン
 ひょうけつ あいすすむーじー しちりあさんれもん <きかんげんてい> / きりん
キリン 氷結 アイススムージー シチリア産レモン review
 6月30日発売のキリン 氷結 アイススムージー。コンビニエンスストア限定商品だ。
 3種あるが、今日はまず「シチリア産レモン」を取り上げる。

 中味を見るため、当初はなんとか搾り出してグラスに注いでみようと頑張ったが、 うまくきれいに出ないため断念。
 中味の色は白というか透明で、レモンシャーベットのよう。 味も酸味が立ち、さわやか。口に含んだ瞬間は、ほとんどアルコール感というものを感じないが、 チューチューと吸うスタイルであるせいか、飲み進めるうちに、意外にお酒感を強く感じてくる。
 シャーベット状のものを飲むので、相当甘さをつけられているはずだが、それでも 酸味と苦味が際立っており、まさにレモンシャーベットという味わい。
 果汁1.9%。アルコール分5%。 原材料:レモン果汁・アルコール・糖類・酸味料・グリセリン・香料・安定剤(増粘多糖類)・甘味料(アセスルファムK)。
 このシリーズは、昨年7月に首都圏1都6県のコンビニ+野球場限定で発売され、好評を博したため、 今回満を持して全国展開したもの。昨年販売時に私は入手できなかったため、今回初体験となるが、 シャーベットにお酒が入った自然な味わいに好感が持てる。 味は特に氷結らしいというわけではないが、 氷結ブランドのイメージにはよく合致していると思う。
 暑い夏の休日の昼下がりに、都会の公園の木陰でスタイリッシュに楽しみたい。そんな商品だ。
 なお、昨日からLAWSONの「お試し引換券」対象商品となっており、70ponta ポイントで入手した。 通常販売価格が178円なので、約61%引きの計算になる。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42186GCES#01
2015年7月2日[1]
No.4756: −196℃ 北海道夕張メロンのお酒 <限定生産> / サントリー
 まいなす196ど ほっかいどう ゆうばりめろんのおさけ <げんていせいさん> / さんとりー
サントリー -196℃ 北海道夕張メロンのお酒 サントリー -196℃ 北海道夕張メロンのお酒 review
 6月30日にファミリーマート限定で発売されたサントリー「-196℃ 北海道夕張メロンのお酒」。 昨年は5月27日の発売だったから、約13ヶ月ぶりの登場となる。

 グラスに注いだ液色は、透明感のあるごく淡いオレンジ。 夕張メロンのイメージなのだろうが、かなり薄い。
 香りは、いかにも香料という感じのメロン香で、甘味も強そう。
 味も香りの印象どおり甘味が強いが、 コクがないので案外さらっとしている。 いわゆるメロンソーダ(緑色の)とは風味が異なり、 赤肉メロンらしい独特の甘さが印象的である。
 アルコール分4%。夕張メロン浸漬酒使用。 原材料名:夕張メロン、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、紅花色素、野菜色素。
 北海道で育てられた贅沢果実「夕張メロン」をまるごと使用。 芳醇で華やかな香りと、赤肉ならではのコクのある甘みがお楽しみいただけます。
 昨年 の製品と中味は まったく変わっていないようである。
 昨年出た時、ファミマで告知されていた商品名としては"-196℃"が特についていなかったようだが、 今年はサイト上の商品情報で「-196℃ 北海道夕張メロンのお酒」と記載されている。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42187FMTSE#02
2015年7月2日[2]
No.4757: 氷結 アイススムージー ライチ <期間限定> / キリン
 ひょうけつ あいすすむーじー らいち <きかんげんてい> / きりん
キリン 氷結 アイススムージー ライチ review
 6月30日発売のキリン 氷結 アイススムージー。コンビニエンスストア限定商品だ。
 3種あるうち、昨日既に シチリア産レモン をレビュー済。 今日は2種めとして「ライチ」を取り上げる。

 シャーベット状だが、パウチから搾り出して見てみると、色は白色。 味はまさにライチの甘さ満載。甘味自体は相当に強いのだが、 不思議とくどさはない。 レストランでコース料理の後、あるいは合間に出てくるシャーベットみたいで、上品である。
 果汁1.7%。アルコール分5%。 原材料:ライチ果汁・アルコール・糖類・酸味料・グリセリン・香料・安定剤(増粘多糖類)・甘味料(アセスルファムK)。
 今回このシリーズを入手するためいくつかコンビニを巡ったが、 あまり扱われていない。LAWSONの「お試し引換券」対象商品となっているのにもかかわらず、 そのLAWSONでも仕入れていない店が多い。
 この手の商品は、アイスや冷凍食品と同じ冷凍ショーケースに入れる必要があり、 そうすると未成年も手に取る危険性があることから、「お酒」ということを強調して売る必要がある。 その手間やスペース確保の問題から、仕入れに二の足を踏むコンビニも少なくないと想像される。
 昨年首都圏で実験的に販売した時のように、野球場など、手渡しで販売する形態 が一番ふさわしいのかもしれない。 良い商品であるだけに、売り方の難しさがネックになるのはもったいない気がする。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42187GCES#02
2015年7月3日[1]
No.4758: アサヒオリオン 沖縄だより / アサヒ(オリオン)
 あさひおりおん おきなわだより / あさひ(おりおん)
アサヒオリオン 沖縄だより アサヒオリオン 沖縄だより review
 アサヒビールと、業務提携している沖縄のオリオンビールとの共同開発で生まれた 「アサヒオリオン沖縄だより」。 発売地域はオリオン社のテリトリー(沖縄県及び奄美群島地区)を除く全国。 3年目となる今年の発売日は、6月30日であった。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。泡は新ジャンルにしてはきめ細かく、力強く盛り上がって、 泡持ちもそこそこ良い。
 香りも、とても新ジャンルとは思えないクリアさで、爽快なホップ香が立つ。
 味も概ねクリア。苦味は弱く、さらっと飲める。新ジャンル特有のくせとか甘味が口に残らず、 後キレも良い。
 アサヒビール+オリオンビール 共同開発
 アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類)、スピリッツ(大麦)。 製造者:オリオンビール(株)。販売元:アサヒビール(株)。
 昨年の製品 から中味は変わっていないようである。 2013年から続く商品であるが、販売エリアはオリオンビールのテリトリー(沖縄県及び奄美群島地区) を除く全国。但し、2014年から同内容のものをオリオン社が ちゅらたいむ の名で自社エリアで販売している。
種別 新ジャンル
CODE:42188ASTS#03
2015年7月3日[2]
No.4759: 氷結 アイススムージー パイナップル <期間限定> / キリン
 ひょうけつ あいすすむーじー ぱいなっぷる <きかんげんてい> / きりん
キリン 氷結 アイススムージー パイナップル review
 6月30日発売のキリン 氷結 アイススムージー。コンビニエンスストア限定商品だ。
 3種あるうち、既に シチリア産レモンライチ をレビュー済。 今日は3種めとして「パイナップル」を取り上げる。

 シャーベット状だが、パウチから搾り出して見てみると、色は白色。 味はかなり濃厚なパイン。甘さが強く、しっかりとコクがある。 しかも、アルコール感もちゃんと感じられる。
 一般に、人間の味覚というのは、温度が低くなるほど甘さを感じにくくなるものなので、 アイスやシャーベットというのは、相当に甘味を強くしている。この製品も、 パインらしい濃厚さがちゃんと感じられるため、 これを溶かして温めたら、多分飲めないくらいに甘ったるいのだろうと想像される。
 果汁2.1%。アルコール分5%。 原材料:パインアップル果汁・アルコール・糖類・酸味料・グリセリン・香料・安定剤(増粘多糖類) ・甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
 昨年首都圏で売り出された時には、レモンとライチの2種だったが、 今年全国展開するにあたり、このパイナップルが新たにラインナップに加えられた。
 夏らしい味覚という意味では、ど真ん中ストライクであり、 絶妙な選択と言えよう。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42188GCES#03
2015年7月4日[1]
No.4760: スミノフ アイス ブリスクレモネード / キリン
 すみのふ あいす ぶりすくれもねーど / きりん
SMIRNOFF ICE BRISK LEMONADE SMIRNOFF ICE BRISK LEMONADE review
 6月30日発売のスミノフアイス「ブリスクレモネード」。

 グラスに注いだ液色は、やや濁りのあるレモン色。いや、パイナップル色というべきか。
 香りは、かなり酸っぱそうな尖りのあるレモン香が、ウォッカのアルコール臭に溶けている。
 味は香りの印象よりも相当に甘味が強い。酸っぱそうと思って飲むから余計にそうなのかもしれないが、 とにかくべたつく甘さ。それを追って強めの酸と、レモンの皮のような苦さがくる。
 アルコール分5%。無果汁。原材料:ウォッカ・糖類・酸味料・香料・カラメル色素・黄色4号。 原産国:韓国、輸入者:麒麟麦酒(株)。
 レモンのやさしい甘酸っぱさが際立つレモネードテイスト(無果汁)。 すっきりと飲みやすい炭酸入り低アルコール飲料です。 プレミアムウオッカ「スミノフ」がベース。
 見た目も風味もいかにも人工的。だが、人工的であるがゆえにクラシカルな印象があり、 ギスギスしたナチュラル指向の製品よりも安定感がある。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42189GCES#04

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