2016年10月26日[1]
No.5641: 一番搾り とれたてホップ生ビール 2016 <限定醸造> / キリン
いちばんしぼり とれたてほっぷなまびーる 2016 <げんていじょうぞう> / きりん
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毎年この時期の恒例となっているキリン一番搾り・とれたてホップ生ビール。
今年の発売日は、昨日10月25日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、泡持ちも良い。
香りは、みずみずしいホップ香があるものの、いつもどおりこの製品は香りの押しがそんなに強くない。
味はスキッと透明感がある。フレッシュな酸が軽妙な口あたりなのだが、
苦味はかなりしっかりと感じられる。爽快な若草のような後味。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ。
風に揺らぐ「いぶき」という名のホップ。
ビールの里、岩手県遠野市に、今年も収穫の季節がやってきました。
燦々と照りつける太陽と、冷涼な気候が育んだ、沈丁花のような凜とした華やかな香りをお楽しみください。
私自身のコメントを参照する限り、昨年 はもう少し地味だったように思うが、
今年はフレッシュ感や透明感が増したような感じ。まさに「とれたて」感の際立つ作品だ。
この製品は毎年試行錯誤を繰り返しているというか、あっちへ行ったりこっちへ来たり、変化が楽しい。
悪くいうと、一つに定まっていない。
もしかすると、その年に得られた素材によって、最適な解をその都度探しているのかもしれない。
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ビール
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2016年10月26日[2]
No.5642: 47都道府県の一番搾り 愛媛づくり (名古屋工場製造)/ キリン
47とどうふけんのいちばんしぼり えひめづくり / きりん
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47都道府県の一番搾りは5月10日に9種(キリンの工場所在地)、6月7日に16種、
7月5日に工場所在地9種の再発売+1種(熊本)、8月2日に12種、10月12日に9種が発売され、全47種が出揃った。
当サイトではこれまで工場所在地9種の全部、6月7日発売品のうち11種
(新潟、千葉、東京、静岡、岐阜、信州、京都、大阪、広島、島根、山口)、
8月2日発売品のうち6種(埼玉、山梨、三重、徳島、香川、宮崎)と、
10月12日に全国発売された 熊本づくり をレビューした。
今日取り上げる「愛媛づくり」は、8月2日発売のものであり、
昨日レビューの 香川づくり 同様、こちらも地元の親しい友人から戴いたものである。
グラスに注いだ液色は、極めて淡い黄金色。
泡は純白で非常にきめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、非常に清澄で軽やかなホップ香が、まるでそよ風のように爽やか。
ニスを塗った木材とか、搾った後のレモンの皮みたいな尖った匂いがある。
口あたりも香りの印象どおりとてもみずみずしい。
わかりやすいスッキリ感。コクがなさ過ぎるといえるほど軽快。
香りに感じた鋭い酸を味にも感じるが、それほど尖ってはいない。後キレは、もちろん良い。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ。
缶裏には、次のような説明文がある。
おおらかに。それが一番、気持ちいい。愛媛の人は、それを知ってる。
愛媛の皆さまと、地元のことを語り合いました。
とことん人に優しい、愛媛の人のしあわせな時間に、一番似合うビールをつくるために。
いつもの仲間と、いつものように楽しむ、すっきりとした後味がうれしい一番搾り。柑橘の香りを感じる、愛媛らしい一杯です。
松山支社長 平田誠一
パッケージのイメージカラーは「オレンジ」。缶右肩には、オレンジ色で愛媛県の形状が描かれている。
缶裏にはみかん畑のイラストもある。
愛媛ということで、みかんをイメージしたものだが、結果として瀬戸内の海の幸にもよく合う軽快な味わいに仕上がっている。
軽すぎて味がないと評価されてしまう恐れもあるが、ここまで明確なコンセプトを打ち出したのは、高く評価できる。
ところで、これがつくられているのは、名古屋工場。愛媛なのになぜ?と不思議なのだが、
47都道府県分をキリンの9工場で分担しなければならないための割り当てだろう。
先日掲載した 新潟づくり が北海道千歳工場製造だったのも同じ理由であろう。
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ビール
CODE:42669PRST#85 |
2016年10月27日[1]
No.5643: のんある気分 あんず酒サワーテイスト <限定> / サントリー
のんあるきぶん あんずしゅさわーていすと <げんてい> / さんとりー
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10月4日発売の のんある気分 期間限定「あんず酒サワーテイスト」。
例によってノンアルコールなので、取り上げるのが遅くなってしまった。
グラスに注いだ液色は、やや黄色みの強いシャンパンゴールド。
香りは、まさに「あんず」。シンプルだが、甘酸っぱい香りが力強い。
味も香りの印象どおり、甘酸っぱい。酸が強めで、さらっとしている。
果汁1%。アルコール分0.00%。カロリーゼロ。糖類ゼロ。
原材料名:あんず果汁、デキストリン、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
カラメル色素。
あんずサワーを思わせる、甘酸っぱく深みのある味わい。嬉しいカロリーゼロ&糖類ゼロ
昨年の製品 と、中身は変わっていないようである。
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ノンアルコール飲料
CODE:42670YMOZ#23 |
2016年10月27日[2]
No.5644: 47都道府県の一番搾り 高知づくり (北海道千歳工場製造)/ キリン
47とどうふけんのいちばんしぼり こうちづくり / きりん
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47都道府県の一番搾りは5月10日に9種(キリンの工場所在地)、6月7日に16種、
7月5日に工場所在地9種の再発売+1種(熊本)、8月2日に12種、10月12日に9種が発売され、全47種が出揃った。
当サイトではこれまで工場所在地9種の全部、6月7日発売品のうち11種
(新潟、千葉、東京、静岡、岐阜、信州、京都、大阪、広島、島根、山口)、
8月2日発売品のうち7種(埼玉、山梨、三重、徳島、香川、愛媛、宮崎)と、
10月12日に全国発売された 熊本づくり をレビューした。
今日取り上げる「高知づくり」は、8月2日発売のものであり、
昨日レビューの 愛媛づくり 同様、こちらも地元の親しい友人から戴いたものである。
グラスに注いだ液色は、しっかりめの黄金色。
泡は少しだけ黄色っぽく色づいており、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、キュンと尖った柑橘のようなトップノーズがありながら、
ベースに凝縮感あるモルトの甘さが横たわっている。
口に含むと、軽やかな酸を伴った、かなりボリューム感のある甘味が広がる。
それと同時に、収斂性のある渋味がキュッと引き締め、
飲み込んだ後にガチッと固い苦味とふくらみある甘味が残る。非常に充実感のある味わいで、
はっきり言って、飲み疲れる。
アルコール分6.5%。原材料:麦芽・ホップ。
缶裏には、次のような説明文がある。
たっすいがは、いかん! それが、高知の心意気。
高知の皆さまと、地元のことを語り合いました。
高知の人のしあわせな時間に、一番似合うビールをつくるために。
皿鉢を囲んで、おらんく自慢し合いながら飲む、グッとあおれば、ドシッと強い、一番搾り。
いごっそうもはちきんもうなる、高知だけの一杯です。
高知支社長 石田健志
パッケージのイメージカラーは「深い青」。缶右肩には、その色で高知県の形状が描かれている。
なんとアルコール分6.5%と、おそらくシリーズ中の最高度数。無骨でパワフル。
まさに高知のイメージだが、つくっているのは北海道千歳工場。
昨日も同じことを書いたが、47都道府県分をキリンの9工場で分担しなければならないための
割り当てと考えられる。
それにしても、地元の人はどう思っているのだろう。地理的位置でいえば岡山工場か、
せめて神戸工場に担当してもらいたいのではないか。
4日続けて四国4県分を掲載したが、すべて同じ方から戴いたもの。
なんと、夫婦で地元関西から車で四国に渡り、4種を求めて県境を越え、探し出してきたという。
相当な変わり者(親しみを込めて、あえてそう書かせてもらう)だが、私の友人には、
こういう馬鹿げたことを真面目にやる人が少なくない。かかった費用を考えたら、1本いったいいくらになるのだろうか。
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ビール
CODE:42670PRST#86 |
2016年10月28日[1]
No.5645: ザ・プレミアム・モルツ スパークリング ゴールド / サントリー
ざ・ぷれみあむ・もるつ すぱーくりんぐ ごーるど / さんとりー
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10月25日にセブン&アイグループ限定で発売された、サントリー ザ・プレミアム・モルツ「スパークリング ゴールド」。
グラスに注いだ液色は、極めて淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、泡持ちも上々。
香りは、非常に爽やかでマスカットのようにフルーティなホップ香が立つが、その下にモルトの凝縮感ある甘い匂いがある。
軽快な印象。
口あたりはすっきりと軽いが、苦味はわりとしっかり。
通常のプレモルほどの厚みはまったくなく、ボディはスリム。香りに感じたマスカットフレーバーが広がり、
ジューシーな味わい。プレモルにしては、後キレが良い。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ。
シャンパーニュ産麦芽使用。気品のある華やかな味わいをお楽しみください。
シャンパーニュ産麦芽を使っているとのことで、缶にはフランス国旗を思わせる青・白・赤のトリコロールカラーが
帯状に配されている。本家プレモルのイメージからは大きく逸脱する軽妙なパッケージと味。
プレミアムビールの重たさを負担に感じる人にも親しんでもらおうという意図か。
セブン&アイグループでの販売ということで、セブンイレブン、イトーヨーカドー等実店舗のほか、
ネット通販の omni7 でも買えるらしい。
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ビール
CODE:42671SEST#03 |
2016年10月28日[2]
No.5646: 47都道府県の一番搾り 栃木づくり (取手工場製造)/ キリン
47とどうふけんのいちばんしぼり とちぎづくり / きりん
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47都道府県の一番搾りは5月10日に9種(キリンの工場所在地)、6月7日に16種、
7月5日に工場所在地9種の再発売+1種(熊本)、8月2日に12種、10月12日に9種が発売され、全47種が出揃った。
当サイトではこれまで工場所在地9種の全部、6月7日発売品のうち11種
(新潟、千葉、東京、静岡、岐阜、信州、京都、大阪、広島、島根、山口)、
8月2日発売品のうち8種(埼玉、山梨、三重、徳島、香川、愛媛、高知、宮崎)と、
10月12日に全国発売された 熊本づくり をレビューした。
今日取り上げる「栃木づくり」は、10月12日発売のものであり、
既掲載の埼玉づくり、山梨づくりを寄贈頂いた
関東地区在住S氏から今回もご提供頂いたもの。地元うまれシリーズ第1弾の頃からお世話になっている、
当サイトの重要なサポーターのお一人である。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。
泡は純白でサワサワと盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは穏やかで落ち着いており、ふんわりとモルトの甘さ、凝縮感を感じる。
口あたりもふんわりと甘いが、苦味はしっかりめ。フルーツのようなジューシーな甘さや酸味がほんのりとあるのだが、
男性的でしっかりとした骨格を持っている。飲み込んだ後にも、適度な苦味と渋味が残る。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ・米。
缶裏には、次のような説明文がある。
表には出さない。でも人一倍仲間思いなのが、栃木です。
栃木の皆さまと、地元のことを語り合いました。
栃木の人のしあわせな時間に、一番似合うビールをつくるために。
気の合う仲間との、大切な時間を輝かせる、華やかな香りと、栃木県産大麦麦芽の豊かな味わいがうれしい一杯。
栃木だけの、黄金色の一番搾りを、どうぞ。
栃木支社長 神元佳子
パッケージのイメージカラーは「紅色」。缶右肩には、その色で栃木県の形状が描かれている。
缶裏には栃木を代表する観光地・日光のイラストがある。日光といえば紅葉だから、紅色なのだろう。
華やかで柔らかい風味、スリムなボディなのに、苦味だけはしっかり。
一番搾りらしい酸も活かされた、多くの人に好まれるであろう味わいだ。
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ビール
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2016年10月29日[1]
No.5647: 辛口焼酎ハイボール ドライ緑茶 <限定出荷> / アサヒ
からくちしょうちゅうはいぼーる どらいりょくちゃ <げんていしゅっか> / あさひ
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アサヒ辛口焼酎ハイボールから期間限定「ドライ緑茶」が出た。
発売日は、10月25日。
グラスに注いだ液色は、ほんのり淡い黄緑色。
このシリーズに共通だが、注いでいる時からジュワジュワと音を立て、大きな気泡が踊る。
香りは、抹茶の粉っぽい部分だけのような匂いで、はっきり言ってあまりお茶感はない。
葉っぱの青臭さだけを抽出したような感じで、背後に焼酎の香りがある。
味はなぜか梅のような甘酸っぱさを感じるが、これはベースの焼酎と酸味料によるものだろう。
緑茶の感じとしては、少しだけ粉っぽいグリーンな感じがある程度。
緑茶と言われなければわからないほど、弱い。
甘酸っぱい感じが強い。
アルコール分9%。炭酸強め。糖質0。プリン体0.0。
原材料:焼酎、酸味料、香料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK)。
2016年10月〜12月までの出荷予定。
緑茶ハイで炭酸入りというのは、非常に珍しい。炭酸との相性を考えて、ほんのり淡い味わいに仕立てたのだとは思うが、
どうせならもっとお茶を濃く、どぎつくしても面白かったのではないか。反面、甘味と酸味は抑えたほうがいい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42672DAKO#04 |
2016年10月29日[2]
No.5648: 47都道府県の一番搾り 群馬づくり (北海道千歳工場製造)/ キリン
47とどうふけんのいちばんしぼり ぐんまづくり / きりん
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47都道府県の一番搾りは5月10日に9種(キリンの工場所在地)、6月7日に16種、
7月5日に工場所在地9種の再発売+1種(熊本)、8月2日に12種、10月12日に9種が発売され、全47種が出揃った。
当サイトではこれまで工場所在地9種の全部、6月7日発売品のうち11種
(新潟、千葉、東京、静岡、岐阜、信州、京都、大阪、広島、島根、山口)、
8月2日発売品のうち8種(埼玉、山梨、三重、徳島、香川、愛媛、高知、宮崎)と、
10月12日発売の2種(栃木、全国発売の熊本)をレビューした。
今日取り上げる「群馬づくり」も10月12日発売のものであり、昨日掲載の 栃木づくり
と一緒に、関東地区在住S氏から寄贈頂いたものである。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。
泡は純白で非常にきめ細かく、クリーミーに盛り上がって、泡持ちも概ね良い。
香りは、麦のパワーをしっかり感じる凝縮感があるが、ホップの爽やかさも香り立つ。
味は強めの酸が先行し、しっかりとした渋味、苦味が追う。
それらの要素はすべて主張が強いのだが、ボディの厚みが今ひとつのため、
酸っぱ苦い感じであり、飲み込んだ後にほんのりとした甘味が残る。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ。
缶裏には、次のような説明文がある。
言葉は荒いが、気は優しい。情に厚いのが、"ぐんま"です。
ぐんまの皆さまと、地元のことを語り合いました。
ぐんまの人のしあわせな時間に、一番似合うビールをつくるために。
行き会う人と心を通わせ、自由に気ままなときを紡ぎだす。そんな、麦の豊かで力強い味わいと、
絹のような泡がうれしい、ぐんまだけの一番搾りです。
群馬支社長 笠原賢一
パッケージのイメージカラーは「シルキーホワイト」。缶右肩には、その色で群馬県の形状が描かれている。
群馬といえば、世界文化遺産「富岡製糸場」が有名。だからシルクをイメージしたのは、あまりにも当然。
泡の白さ、きめ細かさはまさに絹のよう。味わいも、か細い感じでありながら、芯が一本通っている。
悪くいうとコクがないのに、不思議な飲みごたえがある。
この製品も、ちょっと違和感があるが北海道千歳工場製造である。
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ビール
CODE:42672PRST#17 |
2016年10月30日[1]
No.5649: −196℃ 山梨県初摘み白桃のお酒 <2016収穫> / サントリー
まいなす196ど やまなしけんはつづみはくとうのおさけ <2016しゅうかく> / さんとりー
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10月18日にコンビニのファミリーマート限定で発売された、
サントリー -196℃「山梨県初摘み白桃のお酒」。昨年もこの時季に出ていたものだ。
グラスに注いだ液色は、ほんのりと白濁。桃果汁が溶け込んだような色。
気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、作り物っぽいが、穏やかな白桃香。甘味は強そう。
味は香りの印象どおり甘味が強い。やさしい飲み口で、女性に受けそうな味わい。
後味にもしっかりと甘味が残る。
アルコール分5%。桃浸漬酒使用。
原材料名:桃、スピリッツ、糖類、酸味料、香料。
山梨県古屋農園で2016年に収穫された白桃のみを使用。
みずみずしくフルーティーで華やかな味わいです。
昨年の缶には、
「山梨県古屋農園で2015年に収穫された白桃のうち、収穫開始から7日以内の白桃を使用」との説明があった。
今年は「7日以内」のくだりがない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42673FMEEK#12 |
2016年10月30日[2]
No.5650: 47都道府県の一番搾り 奈良づくり (神戸工場製造)/ キリン
47とどうふけんのいちばんしぼり ならづくり / きりん
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47都道府県の一番搾りは5月10日に9種(キリンの工場所在地)、6月7日に16種、
7月5日に工場所在地9種の再発売+1種(熊本)、8月2日に12種、10月12日に9種が発売され、全47種が出揃った。
当サイトではこれまで工場所在地9種の全部、6月7日発売品のうち11種
(新潟、千葉、東京、静岡、岐阜、信州、京都、大阪、広島、島根、山口)、
8月2日発売品のうち8種(埼玉、山梨、三重、徳島、香川、愛媛、高知、宮崎)と、
10月12日発売の3種(栃木、群馬、全国発売の熊本)をレビューした。
今日取り上げる「奈良づくり」も10月12日発売のものである。
最近、人様から頂くばかりだったが、これは先日妻が奈良に一人で行ってきた際にコンビニでみつけて買ってきてくれたもの。
私のこの道楽に、家族まで巻き込んでいるわけだが、そもそも既に他人様をたくさん巻き込んでしまっている。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。
泡は純白で非常に細かく、当初はサワサワと盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、非常に爽やかでハーブっぽいホップ香が立つが、少しクリーミーさも伴っている。
口に含んだ瞬間の味は極めてクリア。澄みきっているのだが、軽いわけではなく、
適度なジューシー感をガシッとした苦味が包む。
麦らしい旨みをしっかり感じ、飲み込んだ後にもその余韻が残る。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ。
缶裏には、次のような説明文がある。
日本の原風景があるんです、奈良には。
奈良の皆さまと、地元のことを語り合いました。伝統を受け継ぎ、自然ととけあって暮らす。
そんな奈良の人のしあわせな時間に、一番似合うビールをつくるために。
奥深く重厚な味わいと、若草のようなみずみずしい香りの一番搾り。まほろばの地で味わい、奈良だけの一杯です。
奈良支社長 平田恭史
パッケージのイメージカラーは「若草色」。缶右肩には、その色で奈良県の形状が描かれている。
缶裏には「若草山と鹿」のイラストがある。
缶の説明ほど "奥深く重厚な味わい" とは思わなかったが、確かに骨格だけはガッシリとしている。
そんなに重厚ではないからこそ、香りの爽やかさが活かされているのだ。
また、若草のような香りと説明されているが、それも大人しい。
こちらも抑制的であるからこそ、ドリンカビリティの向上に役立っている。
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ビール
CODE:42673PRST#18 |
2016年10月30日[3]
No.5651: 神戸居留地チューハイ 糖類ゼロ グレープフルーツ / 富永貿易(製造者:大東乳業)
こうべきょりゅうちちゅーはい とうるいぜろ ぐれーぷふるーつ / とみながぼうえき
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神戸居留地チューハイ「糖類ゼロ グレープフルーツ」は、
昨年、近所のスーパーで 500mlロング缶 だけが売られているのを発見し、
レビューしたのだが、その後、このレギュラー缶(350ml)も発見した。
無論、ロング缶と中身は同じであろうが、取り上げる。
グラスに注いだ液色は、うっすらと黄色っぽく濁っている。
香りは、適度な甘味を湛えたグレフル香で、
アルコール臭も強い。さらに果皮のニュアンスがあり、苦味も強そうだ。
味はやはり甘味がしっかりあるものの、酸味はそれ以上に効いている。苦味も強い。
後味に甘味料特有の甘さが残るが、わずかである。
果汁3.0%。アルコール分6%。原材料:グレープフルーツ果汁、スピリッツ、
グレープフルーツリキュール、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
製造者:大東乳業(株)、
岐阜県各務原市松本町二丁目466番地。
販売者:富永貿易(株)、
神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。
糖類ゼロという、昨今受けのいい製品でありながら、甘味と飲みごたえもそれなりにある。
神戸居留地チューハイは、大手のN.B.や、GMSなどで大々的に扱われているP.B.商品の陰に隠れながらも、
細々と続いているお手頃商品だ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42673KSES#UK |
2016年10月31日[1]
No.5652: 氷結 アップルヌーヴォー 2016 <期間限定> / キリン
ひょうけつ あっぷるぬーう゛ぉー 2016 <きかんげんてい> / きりん
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キリン氷結から期間限定「アップルヌーヴォー」が出た。発売日は、明日11月1日。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いシャンパンゴールド。細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇り、美しい。
香りは、シャキッと酸味の強そうなりんご香。ややわざとらしく、強めなところが、氷結らしい。
味も香りの印象どおり、キリッと酸が強いのだが、甘さもある。アルコール感は穏やか。
飲み込んだ後にも、キュンとした酸味が残る。
アルコール分4%。果汁2.3%。
原材料:りんご果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
その年に収穫された国産リンゴの氷結ストレート果汁を使用した、みずみずしい果汁感とすっきりとしたおいしさ。
昨年は アップルスパークリング という商品名だったが、
今年はそれ以前と同じアップルヌーヴォーに戻った。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42674DAKO#-01 |
2016年10月31日[2]
No.5653: ザ・プレミアム・モルツ 新幹線デザイン缶(第1弾)N700A / サントリー
ざ・ぷれみあむ・もるつ しんかんせんでざいんかん(だい1だん)N700A / さんとりー
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サントリーから7月19日に発売された、ザ・プレミアム・モルツの新幹線デザイン缶アソートセットの第1弾。
全部で12種あるのだが、ゆっくり紹介しており、これまで H5系 はやぶさ、
E6系 こまち、E3系 つばさ、
E4系 Max、E2系 あさま、E7系 かがやき
の6種を掲載済。
今日取り上げるのは、東海道・山陽新幹線で活躍中の「N700A」(JR東海・JR西日本/のぞみ・ひかり・こだま)だ。
中味は通常のプレモルなので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ。天然水100%仕込。
ダイヤモンド麦芽を加え、「華やかな香り、深いコクと旨み」が一層楽しめます。
N700A は、N700系の改良型で、2013年から営業運転を開始している(N700系は2007年から)。
頭のNは、それ以前の700系よりも新しいという意味で、Newの頭文字とされる。東海道・山陽新幹線で
(東京〜博多通しで)運行されるため、それまでの車両と同様に、JR東海とJR西日本の共同で開発された。
なお、現存の700系、N700系は、2019年までにすべてN700Aに置き換えられ、引退するとのことである。
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ビール
CODE:42674LQBSRI#104 |
2016年10月30日[3]
No.5654: タカラCANチューハイ ドライ (250ml缶)/ 宝酒造
たからかんちゅーはい どらい / たからしゅぞう
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何度も書いているが、当サイトではビール系飲料、缶チューハイ等のR.T.D.ともに350ml缶を取り上げることを基本としており、
この タカラcanチューハイ ドライ も、既に350ml缶を取り上げている。
ところが、このシリーズは値段が少々高く、アルコール度数も高めであるからか、
250ml缶もよく売られている。1ヶ月ほど前に出たこの新顔にも、ラインナップとして250ml缶があるので、買ってみた。
中身については、発売直後に350ml缶を掲載した時の記事を参照頂きたい。
アルコール分9%。プリン体ゼロ。糖質ゼロ。甘味料ゼロ。
原材料:焼酎、レモン、グレープフルーツ、香料、紅花色素。
プレミアムの理由
・11種類の樽貯蔵熟成酒 ・クリアな炭ろ過水
手頃な量だから、寝酒にはいいかもしれない。また、タカラ社の商品ページでも推奨されているように、
氷を入れたグラスに注いでゆっくり飲んでも、あまり味が薄くならないのでいい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42674DAKO#40 |
2016年11月1日[1]
No.5655: こくしぼり 淡麗ゆず <季節限定仕込み> / サントリー
こくしぼり たんれいゆず <きせつげんていじこみ> / さんとりー
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サントリー こくしぼり から季節限定「淡麗ゆず」が出た。発売日は、本日11月1日である。
グラスに注いだ液色は、しっかりと濁りのある黄色。気泡は少なめで、炭酸は弱そう。
香りは、ゆずの青臭い感じが良く出ている。シンプルだが力強い。
口あたりは、きりっと。酸味が強く、甘さはかなり抑えられている。
ゆずらしい、グリーンな味わいが広がるが、適度なジューシー感もある。
アルコール分6%。果汁11%。ゆず浸漬酒使用。
原材料名:グレープフルーツ、レモン、ゆず、ライム、スピリッツ、ゆず浸漬酒、焼酎、糖類、酸味料、香料。
国産のゆずを漬け込んでつくった「ゆず浸漬酒」に、
ゆずの「果汁」を合わせました。さらに隠し味に「本格焼酎」を合わせることで、
香り豊かなゆずの味わいを最大限に引き出しています。
昨年は 本格ゆず という製品名だったのだが、
味はほとんど変わっていない。原材料名を見比べると、ゆず浸漬酒と焼酎の順番が入れ替わっているだけで、
あとはまったく同じ。焼酎よりゆず浸漬酒の分量が多くなったとすると、よりフルーティになっているのかもしれないが、
昨年の私自身のコメントを見る限り、違いを感じなかった。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42675DAKO#00 |
2016年11月1日[2]
No.5656: ザ・プレミアム・モルツ 新幹線デザイン缶(第1弾)700系 / サントリー
ざ・ぷれみあむ・もるつ しんかんせんでざいんかん(だい1だん)700けい / さんとりー
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サントリーから7月19日に発売された、ザ・プレミアム・モルツの新幹線デザイン缶アソートセットの第1弾。
全部で12種あるのだが、ゆっくり紹介しており、これまで H5系 はやぶさ、
E6系 こまち、E3系 つばさ、
E4系 Max、E2系 あさま、
E7系 かがやき、N700A
の7種を掲載済。
今日取り上げるのは、昨日のN700A同様、東海道・山陽新幹線で活躍中の「700系」(JR東海・JR西日本/のぞみ・ひかり・こだま)だ。
中味は通常のプレモルなので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ。天然水100%仕込。
ダイヤモンド麦芽を加え、「華やかな香り、深いコクと旨み」が一層楽しめます。
700系は、その後 N700系、N700A と続く、いわば兄弟の長男である。
それまでの車両とは違い、カモノハシのような先頭形状が特徴。最高速度を上げるために、この形状が採用されたとのこと。
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ビール
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2016年11月2日[1]
No.5657: 冬物語 <限定醸造> / サッポロ
ふゆものがたり / さっぽろ
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今年で29年目を迎える季節限定ビールのパイオニア、サッポロ「冬物語」。
発売日は、昨日11月1日。
グラスに注いだ液色は、極めて深い黄金色、あるいは淡いアンバーと言ってもいい。
泡はほぼ白(かすかに黄色)で非常にきめ細かく、泡持ちも良い。
香りは、とても凝縮感がありモルトの重厚感を感じさせる。ホップ香は穏やか。
味は香りの印象どおり非常に分厚く、苦味と渋味が強い。
さらに、口の中で甘味が広がる。重たく、ある意味飲み疲れるビールだが、
これからの季節に時間をかけてじっくりと味わいたい。
アルコール分6%。原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ。
このビールは基本的に毎年しっかりした飲みごたえが特徴なのだが、
今年は例年以上にパワフルで、甘渋苦い印象だ。
なお、昨年 まで「2015-2016 Limited Edition」という表記があったのだが、今年はない。
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ビール
CODE:42676KSES#01 |
2016年11月2日[2]
No.5658: 47都道府県の一番搾り 岩手づくり (仙台工場製造)/ キリン
47とどうふけんのいちばんしぼり いわてづくり / きりん
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47都道府県の一番搾りは5月10日に9種(キリンの工場所在地)、6月7日に16種、
7月5日に工場所在地9種の再発売+1種(熊本)、8月2日に12種、10月12日に9種が発売され、全47種が出揃った。
当サイトではこれまで工場所在地9種の全部、6月7日発売品のうち11種
(新潟、千葉、東京、静岡、岐阜、信州、京都、大阪、広島、島根、山口)、
8月2日発売品のうち8種(埼玉、山梨、三重、徳島、香川、愛媛、高知、宮崎)と、
10月12日発売の4種(栃木、群馬、奈良、全国発売の熊本)をレビューした。
今日取り上げる「岩手づくり」は、6月7日に発売されたもので、もう5か月ほど経ってしまっている。
入手をあきらめていたのだが、当サイトの中京地区在住協力者の一人で、
森康哲のブログ を運営する森康哲さんから寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。
泡はほぼ純白できめ細かく、泡持ちも概ね良い。
香りは、ややハーブっぽいホップ香が立つが、そんなに強くは香らない。
その下にある甘いモルト香の存在感が強い。しかしこれは、鮮度がやや落ちているためかもしれない。
味はやや金属的でクリア。一番搾りの特徴である酸味は弱く、甘味も弱く、澄んで軽やかな味わい。
苦味も強くない。全体的に大人しく、何杯でも飲めてしまいそうなビールだ。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ・米。
缶裏には、次のような説明文がある。
どこまでもまっすぐに、どこまでもピュア。それが岩手。
岩手の皆さまと、地元のことを語り合いました。岩手の人のしあわせな時間に、一番似合うビールをつくるために。
雄大な自然が育んだ、"食材"の純粋なうまさを引き立てる、飲み飽きない一杯。
岩手県産ホップのおだやかな苦味と柑橘の香りがうれしい一番搾りです。
岩手支社長 泉水謙二
パッケージのイメージカラーは「黄金色」。缶右肩には、その色で岩手県の形状が描かれている。
缶裏には岩手山のイラストがある。
缶の説明にあるような柑橘香をあまり感じなかったのは鮮度が落ちているからかもしれないが、
ピュアで飲み飽きないキャラクターであるのは確か。素朴で控えめな東北人を思わせる。
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ビール
CODE:42676PRST#148 |
2016年11月3日[1]
No.5659: 極ZERO CHU-HI ゴクハイナイン 辛口ジンジャー <限定> / サッポロ
ごくぜろちゅーはい ごくはいないん からくちじんじゃー <げんてい> / さっぽろ
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サッポロ 極ZERO CHU-HI ゴクハイ の派生シリーズ「ゴクハイナイン」から限定品「辛口ジンジャー」が登場。
発売日は11月1日。
グラスに注いだ液色は、淡いゴールド。細かな気泡が断続的に立ち昇り、まるでスパークリングワインのよう。
香りは、辛みの強いジンジャーエール。メーカーは違うが、ウィルキンソンのように、かなり引き締まっている。
味は確かにピリッと辛口だが、それ以上に甘味料のだらっとした甘さが気になる。
飲み進めると、その両極端とも言える辛みと甘さが、どんどん距離を広げ、
真ん中のコクのなさが際立ってくる。飲み進めると、強いアルコールと生姜のお陰で、
胃の中がポカポカしてくる。
アルコール分6%。ジンジャーエキス入り。糖質0、プリン体0.00、人工甘味料0。
原材料:ジンジャーエキス・ウォッカ・酸味料・香料・酸化防止剤(ビタミンC)・甘味料(ステビア)・カラメル色素。
辛口のジンジャーテイストといえば、10年ほど前にあった サントリー -196℃ ジンジャードライ
が強烈に印象に残っている。むせかえるほど辛みが強く、あんなに破天荒な缶チューハイは、他にはなかった。
それに比べると、本製品は非常に大人しい。甘さも気になる。でも、多くの人に受け入れられようと思ったら、
この程度が無難なのかもしれない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:42677KSES#02 |
2016年11月3日[2]
No.5660: 47都道府県の一番搾り 秋田づくり (仙台工場製造)/ キリン
47とどうふけんのいちばんしぼり あきたづくり / きりん
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47都道府県の一番搾りは5月10日に9種(キリンの工場所在地)、6月7日に16種、
7月5日に工場所在地9種の再発売+1種(熊本)、8月2日に12種、10月12日に9種が発売され、全47種が出揃った。
当サイトではこれまで工場所在地9種の全部、6月7日発売品のうち12種
(岩手、新潟、千葉、東京、静岡、岐阜、信州、京都、大阪、広島、島根、山口)、
8月2日発売品のうち8種(埼玉、山梨、三重、徳島、香川、愛媛、高知、宮崎)と、
10月12日発売の4種(栃木、群馬、奈良、全国発売の熊本)をレビューした。
今日取り上げる「秋田づくり」は、昨日飲んだ 岩手づくり と同じ6月7日に発売されたもの。
こちらも当サイトの中京地区在住協力者の一人で、
森康哲のブログ を運営する森康哲さんから寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。
泡は純白できめ細かく、泡持ちも概ね良い。
香りは、モルトの甘く穀物っぽいニュアンスが強く、派手さはない。
ホップ香は穏やか。
口あたりはクリア。苦味は穏やかで落ち着いており、ふんわりとした甘味がある。
その甘味がマイルドなコクとなって続く。度数が高めであるのも奏功しているようだ。
一方、一番搾りの特徴である酸味は弱め。
良く言えばバランスが良く、悪く言うと小さくまとまりすぎている。
アルコール分6%。原材料:麦芽・ホップ・米。
缶裏には、次のような説明文がある。
練習で、乾杯で、締めで。とことんもてなすのが秋田です。
秋田の皆さまと、地元のことを語り合いました。秋田の人のしあわせな時間に、一番似合うビールをつくるために。
秋田の自然が育んだ県産ホップと県産米を活かし、コクも香りも豊かな一番搾りができました。
めでたい話に花を咲かせる、秋田だけの一杯をどうぞ。
秋田支社長 本田洋行
パッケージのイメージカラーは「朱茶色」。缶右肩には、その色で秋田県の形状が描かれている。
缶裏には竿燈のイラストがある。
上記缶の説明に、コクも香りも豊かとあるが、いずれもそんなにスケール感を感じなかった。
東北の人の奥ゆかしさゆえか?と思ってしまった。
米どころだから、副原料に米を使っているのは好感が持てる。
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ビール
CODE:42677PRST#149 |