ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.781〜800


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2006年5月28日
No.781: 宝チューハイ壜詰 コーラ味 / 宝酒造
 たからちゅーはいびんづめ こーらあじ / たからしゅぞう
宝チューハイ壜詰 コーラ味 宝チューハイ壜詰 コーラ味 review
 今月22日に発売された宝チューハイ壜詰の新フレーバー。既に昨日、サイダー味を紹介したが、 今日はもう一つのコーラ味。

 外観は淡いカラメル色で、いかにもコーラ。 香りは、コカコーラの香りとも、ペプシの香りとも違う。昔よく駄菓子屋に置いてあったコーラキャンディの匂い。 つまり、あまり深みがなさそうで、甘そうなコーラフレーバー。
 味もまさにそんな感じ。実際のコーラほどコクがない。だが、それゆえに軽やかで、べたつかない。 飲み込んだ後に焼酎のふんわりした甘味がある。炭酸が実際のコーラほど強くないので、 数時間置いて若干気の抜けたコーラみたいだ。
 アルコール分6%。無果汁。原材料名:焼酎、糖類、香料、カラメル色素、酸味料、カフェイン、炭酸ガス含有。 「懐かしさを感じるコーラ味のチューハイです。宝焼酎を使用し、すっきりした味わいに仕上げました。よく冷やしてお楽しみください。」

 なんだか少し悪いように書いてしまったが、甘さがべたつかない点は、チューハイとしてむしろ狙った線なのかもしれない。 コーラとアルコール感が結びつくと、コークハイ(ウイスキーのコーラ割り)を思い起こさせる。そんなところも、とてもノスタルジックだ。
 濃厚な味がお好みの向きには、更にコーラを混ぜてみても面白いかもしれない。それでアルコール感が失われるなら、 焼酎も足してみたらいいかもしれない。って、それなら最初から自分で作れよと、言われそうだが。
種別 チューハイ
2006年5月29日
No.782: 麦焼酎水割 それから(2006年5月上旬リニューアル品) / サントリー
 むぎじょうちゅうみずわり それから / さんとりー
麦焼酎水割 それから 麦焼酎水割 それから review
 サントリーの本格焼酎「それから」が今年3月に新しくなったのに伴い、缶入り水割も刷新された。 サイト情報によれば、この麦焼酎水割は、5月上旬新発売とのことである。

 まず外観は当然、無色透明。香りは、ふっくらと丸みのある麹の香り。冷やしていても、ふんわりと香ってくる。
 口当たりはとても柔らかく、しかも飲み応えがある。度数が高いので、 チューハイなどに比べれば、かなりのしっかり感がある。後味には、どこか芋焼酎にも似たほっこりした味わいがある。
 アルコール分10%。原材料:麦、麦麹。「麦らしい風味とまろやかで口あたりの良い味わいを表現した本格麦焼酎<それから>に 天然水を加え、美味しい水割りに仕上げました。」

 以前の製品をはっきりとは覚えていないが、丸く、甘やかな味わいになったような気がする。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年5月30日
No.783: サマーシュート <生> / サントリー
 さまーしゅーと <なま> / さんとりー
サマーシュート サマーシュート review
 本日30日発売、サントリーの夏季限定発泡酒。

 発泡酒らしく泡にはそれほど力がなく、持続しない。香りには発泡酒特有の臭みがあるものの、それほど強くはない。 同社のマグナムドライに近い印象。
 口に含むと、とにかくビリビリとした炭酸の刺激が強い。うにゃっとした甘味とか、雑穀臭がありながら、 それを力業(ちからわざ)でごまかしている感じがする。このやり方自体も、マグナムドライと同系列。 でも、ここまでパンチ力があれば、後に残るのは爽快感。無骨だが、この実直な攻め方はアリだと思う。
 アルコール分約5%。原材料:麦芽、ホップ、大麦、糖化スターチ。

 昨年の夏季限定品は、サマーショット(SUMMER SHOT)という名で、 小麦スピリッツを使っていたため、カテゴリーはリキュール類となっていた。今年は正攻法の発泡酒で来たわけだが、 味の系統はほとんど変わっていないように思う。商品名は、SHOTにOを1つ追加しただけのSUMMER SHOOTという、 あまり芸のないネーミングと思いきや、缶の真ん中にサッカーボールのイラストがあしらわれ、 「サントリーは、Jリーグのオフィシャルスポンサーです。」との表記もある。
 無論、ワールドカップを意識してのことだろうが、こういった巧妙さは、まさにサントリーならでは。 もちろん中身だって、夏のスポーツ観戦にぴったりのテイストに仕上がっている。

 ところでこの製品、昨日探しに行ったらどこにもなく、本日ようやくスーパーで見つけることができたのだが、 6本パックしか売ってなかった。あと5本あるから、明日以降も、風呂上がりに飲むことにしよう。
種別 発泡酒
2006年5月31日
No.784: クラシックラガー(2006年4月下旬リニューアル缶) / キリン
 くらしっくらがー / きりん
クラシックラガー クラシックラガー review
 これぞ往年のスターといえるのが、このビール。古くからあるが、決して古ぼけてはいない。 良いものは時代を超えて愛されるという見本。
 このたび4月下旬製造品からリニューアルするというので、出回るのを待っていたが、 ようやく手にすることができた。ただ、缶のデザイン変更のみで、中身は変わっていないようであるが。

 純白の泡には力があり、またよく持続する。ホップの香りは控えめで、禁欲的とも言える。 じんわりと麦のような米のような匂いがする。
 味は苦味が強いというよりも重く、華やかなところはない。だが、何口飲んでもくどくならず、 どんどんグラスが進む。そこが、このビールの飽きられない理由なのだろう。
 アルコール分約4.5%。原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ。

 こういった味わいが、これから大ブームになることはあまり考えられないが、 ジャパニーズ・スタンダード・ビアとして、いつまでも残ってゆく製品だろう。 
種別 ビール
2006年6月1日
No.785: 京都のちゅうはい やんわり梅 / 宝酒造
 きょうとのちゅうはい やんわりうめ / たからしゅぞう
京都のちゅうはい やんわり梅 京都のちゅうはい やんわり梅 review
 発売から実に半年以上経って、ようやく入手した。昨年11月8日の発売である。 これまで、どこの店でも決して見ることのなかったこの製品。シリーズ3種あるうち、 檸檬柚子は発売直後に入手したが、梅だけはどこにもなかったのだ。 今回、何げなくスーパーを覗いてみたら、安売りされていた。なぜ、今ごろ? しかも当初は、コンビニ限定販売だったのに。

 外観はほとんど無色に近いが、ほんのりと黄色っぽく色づいている。 炭酸が弱いため、気泡は少ない。
 香りは非常にあっさりした梅ソーダという感じ。ほとんど香り立たない。 味は、香りの印象以上に柔らかい。酸味も甘味も、いわば必要最低限。隠し味に緑茶を使っている点は、他の2種と同じ。
 アルコール分4%。原材料:梅酒、焼酎、緑茶、糖類、酸味料、香料、テアニン、炭酸ガス含有。

 梅酒を使った缶チューハイは、ともすると酸味が強かったり、甘味がくどかったりするものが少なくないのだが、 こんなにあっさりしたものは珍しい。貴重な存在と言えよう。それだけに、もっといろんな店で扱ってくれればいいのに、 と思う。
 それにしても、シリーズ3作をようやく網羅することができて、よかった。
種別 チューハイ
2006年6月2日
No.786: チェリオカクテル シトラスミックス / チェリオ
 ちぇりおかくてる しとらすみっくす / ちぇりお
チェリオカクテル シトラスミックス チェリオカクテル シトラスミックス review
 だいぶ前から出ている製品なのに、どういうわけか私の行動範囲では一度も目にすることがなかった。 ソフトドリンクメーカー・チェリオが作ったアルコール飲料。今日、出張先の北九州のコンビニで偶然見つけ、早速購入した。

 グラスに注ぐと、液色は缶の色のような淡い黄色。炭酸はそれほど強そうではない。
 香りは、シトラスミックスというだけあって、レモンとライムが混ざったような感じ。 この香りの印象から、かなり酸っぱいのかな?と思いながら飲むと、意外にも甘味が強い。しかもその甘味にコクがある。
 原材料名を見て、納得。はちみつが使われている。確かにこの甘味ははちみつだ。 柑橘系の酸味はすっかり抑え込まれてしまっている。炭酸の刺激も弱い。
 アルコール分4%。原材料名:はちみつ、原料用アルコール、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、ビタミンC、べにばな色素。 製造者:(株)チェリオコーポレーション。

 一口飲んだ段階では、これホントにアルコール入ってるんだろうかと、思わず缶の表示を探してしまった。そのくらいアルコール感がなく、 甘いジュースのようだ。
 それにしてもチェリオって大阪(高槻市)の会社なのに、大阪でこの製品をほとんど見ないのはなぜ?
種別 チューハイ・カクテル等
2006年6月3日
No.787: グビッ酎 冷やしラムネハイ / メルシャン
 ぐびっちゅう ひやしらむねはい / めるしゃん
グビッ酎 冷やしラムネハイ グビッ酎 冷やしラムネハイ review
 今日は夏のように暑かったので、こんなものもいいかなと。 かなり以前から出ているメルシャンのグビッ酎・冷やしラムネハイだが、まだ取り上げていなかったので。

 缶のデザインは青色を基調としたものだが、液色は当然透明。大粒の気泡が立ちのぼり、炭酸が強そう。
 グラスに注いでいるときから香りが広がってくるが、やや甘めの感じのラムネ香だ。
 一方、味は思ったほど甘くはない。スッキリとした飲み口。炭酸も強いので、「爽快&クール」と缶に書かれているとおりの飲み応え。
 アルコール分5%。原材料:醸造用アルコール・糖類・酸味料・香料。「高炭酸で爽快な喉越しが楽しめる、昔なつかしい味わいの <ラムネチューハイ>です。ラムネのはじける刺激と、ほんのり甘い味わいをお楽しみください。」との説明文あり。

 お酒に強くない人でも。ごくごく飲めそうなチューハイだ。夏の夜の風呂上がりにもぴったり。
種別 チューハイ
2006年6月4日
No.788: 焼酎のやわらかお茶割り / 宝酒造
 しょうちゅうのやわらかおちゃわり / たからしゅぞう
タカラ 焼酎のやわらかお茶割り タカラ 焼酎のやわらかお茶割り review
 あいかわらず私の部屋のビール・缶チューハイ類専用冷蔵庫には、在庫がたまっている。 せっせとこなして行かなくては。ということで、今日はこれ。以前から出ているタカラのお茶割りだ。

 色はお茶にしては淡い。香りも少し内にこもったような緑茶香。
 味も口当たりがすっきりとし、爽やか。苦味は弱く、渋みもおとなしい。 アルコールのふんわりした甘味があるが、焼酎らしい味わいではない。 とにかくすぅ〜っと体に入ってゆく感じ。
 アルコール分4%。原材料:焼酎、緑茶、ビタミンC。「一番茶の風味がそのまま楽しめる焼酎の緑茶割りです。 お食事に、お風呂上がりにスッキリとした味わいをお楽しみください。」との説明文あり。

 面白いのは、「これはお酒です。お茶ではありません。」という表記があること。 確かにお酒だけど、お茶でもあるだろうがぁ〜っ、と突っ込みたくなる。
 最近キリンから出たお茶のチューハイに比べると、こっちのほうがスッキリ系かな。 あっちのほうがもっとお茶っぽい。
種別 チューハイ
2006年6月5日
No.789: 杏露酒サワー / 永昌源
 しんるちゅうさわー / えいしょうげん
杏露酒サワー 杏露酒サワー review
 今日もせっせと私の冷蔵庫の在庫整理。と言ったらお酒に失礼であるが。
 あんずのお酒でおなじみ杏露酒(シンルチュウ)のソーダ割りだ。

 色は濃い金色というか、薄い銅色というか。梅酒のような感じ。
 香りは、「あー、確かにあんずだ」。でも、ケーキやタルトなんかで味わうアプリコットのイメージより、 だいぶ濃密な香り。
 味は、「甘酸っぱいとは、まさにこういう味なんだな」という感じ。 爽やかさにはやや欠け、こってり感は否めない。炭酸は弱い。
 アルコール分5%。リキュール類。原材料:酸味料・香料・カラメル色素。 「「杏露酒」をほのかな炭酸で仕上げたサワーです。あんず本来の果実感が生きた爽やかな風味と まろやかな味わいをお楽しみください。」との説明文あり。

 もちろん甘いお酒を好む人向きだと思うが、そうであるなら、度数をもっと思い切って低く(3%とか) 設定した方がいいのではないだろうか。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年6月6日
No.790: −196℃ ゴールデンマンゴー <夏限定> / サントリー
 まいなす196ど ごーるでんまんごー <なつげんてい> / さんとりー
-196℃ ゴールデンマンゴー -196℃ ゴールデンマンゴー review
 本日発売、−196℃の夏季限定品。サントリーからは、今年の3月に沖縄完熟マンゴーチューハイ が出ているが、他社チューハイでは決してメジャーなフレーバーではない。 以前には、ダブル搾りネーブル&マンゴーというのもあった。

 まず外観は無色透明。細かな気泡が立ちのぼり、美しい。 香りは、かなり甘そうだ。生臭みはないので、ある意味本物のマンゴーよりもマンゴーらしい。
 味のほうは、こってり感はなく、結構シャープ。甘味はほどほどで、かなりクリアなテイストだと言えよう。 炭酸のピリピリ感が後味を引き締めてもくれる。
 アルコール分5%。原材料名:マンゴー、ウオツカ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。マンゴー浸漬酒使用。

 −196℃らしいすっきりした仕上がりで、マンゴーという果実から想像される味のイメージよりは、相当に軽やか。 これなら夏にぴったりだ。
種別 チューハイ
2006年6月7日
No.791: カルピスサワー 白桃 / カルピス
 かるぴすさわー はくとう / かるぴす
カルピスサワー白桃 カルピスサワー白桃 review
 5日発売の新しいカルピスサワー。以前にも発売されていた白桃が、リニューアルとなった。

 色はしっかり白で、カルピスそのもの。グラスに注いでいるうちから、桃のやさしい香りが振りまかれる。 グラスに鼻を近づけると、白桃の品の良い香りと乳酸飲料の香りがうまく混じっている。
 味は、かなり桃優勢。もう少しカルピスが前面に出てもいいかな?とも思うが、 これでバランスが悪いわけではない。 桃の甘味がそれほどくどく感じられないのは、カルピスの酸がうまく効いているからなのだろう。
 アルコール分4%。果汁1%。原材料:もも果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、 酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アスパルテーム・Lフェニルアラニン化合物、 アセスルファムカリウム)。

 ところで、これは有名な話かもしれないが、カルピスって、アメリカではCALPICOという商品名で売られている。 calpisという音が、cow pissに聞こえるからという理由。cow pissが何を意味するのかは、 皆さんご自身でお調べください。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年6月8日
No.792: 氷結 パイナップルクーラー <夏限定> / キリン
 ひょうけつ ぱいなっぷるくーらー <なつげんてい> / きりん
氷結 パイナップルクーラー 氷結 パイナップルクーラー review
 今年も発売されたこの商品。夏限定のパイナップルクーラーだ。今年の発売は、6月5日。 本当は取り上げるつもりはなかった。というのも、毎年、中身は変わっていないからだ。 昨年も、一昨年の新発売時と同じということで、取り上げなかった。
 ではなぜ今年、取り上げることになったのかといえば、パッケージデザインが微妙に変わったからである。

 液色は無色透明。微細な気泡が断続的に立ちのぼる。香りは、少し不自然だけれども、とてもジューシー感のあるパイン香。 あまり甘さを強調せず、しつこそうではない。
 味は甘味が適度に調整され、酸が効いているので、とてもすっきり感がある。 何口飲んでもくどくならない。この味わいの整え方は、氷結ならではと言えるだろう。
 果汁3%、アルコール分5%。原材料:パインアップル果汁、ウォッカ、糖類、酸味料、香料。

 やはりこのトロピカルな味わいは、夏にぴったり。今年で3年目だが、来年以降も存続し、定着してゆくのだろう。
種別 チューハイ
2006年6月10日
No.793: ヴァイツェン スターボトル / 銀河高原ビール
 う゛ぁいつぇん すたーぼとる / ぎんがこうげんびーる
銀河高原 ヴァイツェン スターボトル 銀河高原 ヴァイツェン スターボトル review
 銀河高原ビールの経営が行き詰まり、会社が清算されたのが昨年。 以前からOEMの供給元として生産してきた東日本沢内総合開発(株)が事業を承継したが、 製品ラインナップはかなり絞り込まれた。このヴァイツェンは、いわば草分け的商品。 今年5月18日からこの「スターボトル」というびん入り商品の販売が開始された。

 グラスに注ぐと泡はきめ細かく、こんもりと盛り上がり、泡持ちが非常によい。 香りは、バナナ、オレンジ、その他パパイヤのようなトロピカルな香りが満載。非常に濃密。
 口当たりも甘酸っぱく、ぎゅっと詰まった味わいだが、ベースに苦味もしっかりあり、 後味はくどくない。以前のヴァイツェンは、もっともっと濃密だったような気がするのだが、 中身が変わったのだろうか。
 アルコール分約5%。原材料:麦芽100%(小麦・大麦)、ホップ。製造者:東日本沢内総合開発(株)。 「にごりのある無濾過「ビール酵母入り」です。 酵母が白く沈殿している場合はビンを軽く揺らし、全体ににごりを行き渡らせてからグラスに注いでください。」 との注意書きがある。

 製法が変わったのかと思い、サイトを覗いてみると、 『素材・醸造等、更なる研究を重ね「芳醇な香り」「豊かでコクのある味わい」が向上』と書いてある。 でも私には、以前よりスッキリしたような気がするのだが、やっぱり気のせいだろうか。
 いずれにせよ、このプレミアム・ビールが世に残ってくれたことは、喜ばしい限りだ。
種別 ビール
2006年6月12日
No.794: 薩摩ビール ヴァイツェン / 薩摩麦酒
 さつまびーる う゛ぁいつぇん / さつまびーる
薩摩ビール ヴァイツェン 薩摩ビール ヴァイツェン review
 一昨日、銀河高原のヴァイツェンを飲んで、やっぱり真面目なビールは良いな、と思い、 今日も地ビールのヴァイツェン(ヴァイス・ビール)を開けることにした。

 グラスに注ぐと泡はきめ細かく、力があるが、泡持ちはほどほど。色は白濁した淡いブロンド。 香りは、バナナ、オレンジ、ヨーグルトのようなニュアンスもあり、軽快。
 味も、一口めのアタックでは酸の鋭さが目立つものの、苦味もかなり強く、やや中抜けした印象。 後味にはフルーティさよりも、苦味が残る。
 アルコール分約5%。原材料:麦芽、ホップ。製造者:薩摩麦酒(株)、鹿児島県霧島市国分姫城3080-1。

 これだけ苦み走っていると、小麦のビールを飲み慣れない人にも、 入門編として楽しんでもらえるのではないだろうか。香りが華やかすぎないので、繊細な日本食とも合わせやすそうだ。 330ml入り小瓶で、入手価格は420円。
種別 ビール
2006年6月13日
No.795: カクテルパートナー ハワイアンルージュ <夏の限定缶> / アサヒ
 かくてるぱーとなー はわいあんるーじゅ <なつのげんていかん> / あさひ
カクテルパートナー ハワイアンルージュ カクテルパートナー ハワイアンルージュ review
 明日14日が発売日となっているアサヒ・カクテルパートナーの新製品。例によって発売前夜の今日、コンビニでゲットし、試してみる。

 色はやや濁りのある淡いピンク。炭酸は強そうではない。香りは、まず桃のような甘さを感じたが、 どうやら原材料に桃はないみたいだ。ならばこれは、グァバとアプリコットが混ざった結果の香りなのだろうか。 確かにグァバっぽさはある。
 飲むと意外にも炭酸が強く、ピリッとした飲み口。グァバのやさしい甘さが感じられる。アプリコットは強くないが、 オレンジの酸は適度に効いている。後味は想像以上にスッキリ。
 果汁2%。アルコール分4%。原材料:グァバリキュール、アプリコット果汁、オレンジ果汁、糖類、酸味料、 香料、アントシアニン色素、ベニバナ色素。

 売場でパッケージデザインを見たとき、これが新製品なんだろうかと、一瞬とまどった。 そのくらい、これまでにもあったような、見慣れたデザイン。変わり映えがしない。 もっと注目を集めるようなデザインにすればいいのに、と思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年6月14日
No.796: カクテルパートナー パッションチチ <夏の限定缶> / アサヒ
 かくてるぱーとなー ぱっしょんちち <なつのげんていかん> / あさひ
カクテルパートナー パッションチチ カクテルパートナー パッションチチ review
 本日14日発売、アサヒ・カクテルパートナーの夏限定品。昨日既に、ハワイアンルージュを取り上げたが、 今日はパッションチチ。

 チチというからもっとしっかりした白を想像したのに、実際の色はかなり薄い。 濃いめのスポーツドリンク程度。香りは、なぜか和梨(豊水など)のような感じがする。いや、これは パイナップルとココナツの混じり合った香りなんだろう。押しつけがましくなく、やさしく香る。
 口当たりは、炭酸のピリッとした感じに、軽めのパインフレーバーと、そのベースにココナツ風味。 パッションフルーツはあまり感じない。夏にふさわしく、爽快に仕上がっている。
  果汁2.2%。アルコール分4%。原材料:ココナツリキュール、パイナップル果汁、パッションフルーツ果汁、糖類、酸味料、 香料。

 本来のチチというカクテルが好きな人にとっては、かなりもの足りないかもしれない。 しかし、万人受けという意味では、こんな感じでいいのかもしれない。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年6月15日
No.797: スーパードライ 鮮度実感パック / アサヒ
 すーぱーどらい せんどじっかんぱっく / あさひ
スーパードライ 鮮度実感パック
スーパードライ 鮮度実感パックと通常製品の飲み比べ
review
 以前から毎月一回、数量限定で発売されていたようだが、 私は特に気にも止めないでいた。製造後3日以内に工場から出荷し、 出来たてのうまさを実感してもらおうという製品だ。今月は、本日15日発売ということで、今回改めてテイスティングしてみることにした。 ちなみに6缶パックで販売されており、缶自体のデザインは通常製品と同じだ。

 まず泡は純白できめ細かく、ある程度持続。それほど力はない。香りはおとなしい。ホップ香は軽く、 ほんのり麦のニュアンス。普段のスーパードライと何ら変わらない印象。
 口に含むと、変な甘味とか雑味はなく、キリッとした飲み口。引っかかりがないから、発泡性ミネラルウォーターのようだ。 そして、アフターも、すうーっと消えてゆく。
 まさに上記はスーパードライの特長そのものだが、通常スーパードライに感じられる後キレの金属的なタッチはなく、 かなり柔らかいような気がする。より一層水のように、跡形もなく減衰してゆく感じ。 ビール工場で飲んだ、あの引っかかりのないナチュラルな味を思い出した。いや、やっぱり気のせいなのだろうか??
 ちょっとこれだけでは判断しかねるので、やっぱり通常製品と飲み比べをしてみる必要があるかな。 今日はうっかりしていて、通常製品を買ってくるのを忘れた。明日にでも実行してみよう。

 ところで、今回の鮮度実感パックの製造年月日は6月6日と書かれている。 もう9日も経ってしまっているが、まあそれでも普通に比べれば造りたてだろう。
 6月16日追記

 通常製品との飲み比べをしてみた。
 今日、近所のスーパーに寄ったら鮮度実感パックはなく、通常製品だけだった。しかし、その6缶パックを見ると、 製造日:6月6日と書いてある。これでは昨日入手した鮮度実感パックと同じ。 バラ売り品も、これがバラされて並べられていたら元も子もないので、バラ売り品の缶の底を注意深く見、 5月下旬製造品を買ってきた。珍しいよね、わざわざ古いものを買う客なんて。
 で、鮮度実感パックと飲み比べてみた。缶はまったく同じなので、どちらがどちらか分からない状態で、 同じグラスに注いで、ブラインドで比較。
 交互に匂いを嗅いでみても、香りはまったく同じ。 ならば味はどうだろうと、交互に味わってみるが、違いはわからない。 ただ、一方のほうが、アタックが少々柔らかい感じがする。こっちの方が新しいのか?
 柔らかいと思った方の缶底の製造日を見ると、5月下旬製造だった。アタックの柔らかさは、 どうやらグラスへの注ぎ方が微妙に違ったからかもしれない。勢いよく注げば、それだけ炭酸が抜け、 口当たりは柔らかくなっても不思議はない。
 結局、この飲み比べ実験でわかったことは、両者の明確な違いはわからなかったということ。 考えてみれば、たかだか数週間程度の違いなど、わかるはずはないのだ。むしろ、普段から鮮度の落ちていない製品が 流通しているという事実をこそ、評価すべきなのだろう。
種別 ビール
2006年6月18日
No.798: ドラフトワン Special Version 夏色缶 / サッポロ
 どらふとわん すぺしゃる・う゛ぁーじょん なついろかん / さっぽろ
ドラフトワン 夏色缶 ドラフトワン 夏色缶 review
 今月21日に発売となるサッポロ・ドラフトワンの夏季限定品、夏色缶。 本日6缶パックを入手することができたので、さっそく飲んでみよう。

 まずグラスに注ぐと液色は薄い。これはまあ、カラメル色素での色のつけ具合によるものだから、どうでもいい。 泡立ちはあまりよくなく、泡持ちも悪い。これも仕方ない。
 香りは、以前私が高く評価したサントリーの発泡酒さわやか春生を彷彿とさせるような、 清々しいホップの香りが際立つ。発泡酒のような臭みはまるでない。
 味は、ドラフトワンらしく、水のようなナチュラルさで、毒にも薬にもならない感じなのだが、 ホップのフレーバー(なぜかマスカットのよう)が適度に香って、とても爽やか。
 アルコール分4.5%。原材料:ホップ・糖類・エンドウたんぱく・カラメル色素。 缶には、Special Version for Summer 2006 only の文字がある。

 どうせ第3のビールに味わいなど求めてはいけない。ならば雑味のないものを。そういうコンセプトを素直に商品化したのが ドラフトワンだと私は思うのだが、そこにホップの薄化粧が加わると、こんなにキュートで魅惑的な表情になる。 長所・短所を知り尽くした先駆者だからこそできた工夫ではないかと思う。
 売れているのどごし生とか、ジョッキ生などより、 よほど素直で、スッキリと美しい飲物に仕上がっていると思う。
 ビールとはまったく別の飲物だけれど、まったく別物ということを肯定した上で、 少しだけビールに似た香りをまとっている。この技術力には、脱帽である。
種別 第3のビール
2006年6月19日
No.799: 沖縄パパイヤチューハイ <限定生産> / サントリー
 おきなわぱぱいやちゅーはい <げんていせいさん> / さんとりー
沖縄パパイヤチューハイ 沖縄パパイヤチューハイ review
 明日20日が発売日のサントリー沖縄チューハイシリーズの新顔。2種あるが、まずはパパイヤから。

 グラスに注ぐと、外観は無色透明。香りはほのかに香る程度。 前知識が与えられていなかったら、いったい何の香りだろう? 桃かな? マンゴーかな? あ、いやそんなに強くはないか・・。 といった感じ。言われてみれば、確かにパパイヤなのだが。
 香りのおとなしい印象に比べて、味のほうは結構甘味が強い。 まあ、パパイヤらしい雰囲気を出そうとすれば、このくらいの甘味は必要だとは思うが。
 そして、口の中で転がしていると、ほのかに麹っぽいニュアンスがあり、ああ、お前が泡盛なのかと。 そのくらいアルコール感は弱い。
 果汁0.1%。アルコール分5%。原材料名:パパイヤ、スピリッツ、泡盛、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。泡盛0.5%使用。 「沖縄産パパイヤの芳醇な香りとなめらかな口当たりで南国気分をお楽しみください。 沖縄県の産業振興に貢献した商品ということで同県知事から感謝状を授与されました。」との説明がある。

 結構甘い感じだが、やはりこのシリーズらしく、スッキリした味わいに仕上がっている。 これなら暑い夏に何本飲んでも、べたつく感じはない。
種別 チューハイ
2006年6月20日
No.800: 沖縄パッションフルーツチューハイ <限定生産> / サントリー
 おきなわぱっしょんふるーつちゅーはい <げんていせいさん> / さんとりー
沖縄パッションフルーツチューハイ 沖縄パッションフルーツチューハイ review
 本日20日発売、サントリー沖縄チューハイシリーズの新顔。既に昨日パパイヤを飲んだが、今日はパッションフルーツ。

 グラスに注ぐと、外観は無色透明。香りはパパイヤと同じく、ほのかに香る程度。 でもこちらは、すぐにパッションフルーツだとわかる。
 味は、酸が思いのほか効いていて、甘味は控えめ。あまりコクがなく、さらっとしているのは、このシリーズに共通の特徴だが、 これは泡盛らしさがみつからない。パッションフルーツ特有の甘酸っぱさの陰に隠れてしまっているのだろうか。
 果汁0.1%。アルコール分5%。原材料名:パッションフルーツ、スピリッツ、泡盛、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。泡盛0.5%使用。 「沖縄産パッションフルーツの華やかな香りと甘酸っぱさをお楽しみください。 沖縄県の産業振興に貢献した商品ということで同県知事から感謝状を授与されました。」との説明がある。

 今回の2種では、こっちのほうが、よりシャープな味。酸味が効いているからだろう。 アルコール感が全然ないかと思いきや、飲み込んだ後、鼻から息を抜くと、わずかに泡盛というより焼酎みたいな アルコール感がある。
種別 チューハイ

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