ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.821〜840


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2006年7月12日
No.821: 沖縄島バナナチューハイ <限定生産> / サントリー
 おきなわしまばななちゅーはい <げんていせいさん> / さんとりー
沖縄島バナナチューハイ 沖縄島バナナチューハイ review
 昨日11日、セブン&アイホールディングスのお店限定で発売された沖縄チューハイシリーズの新作。 私は、まさに昨日サントリーのサイトを見るまで知らなくて、急きょ我が家の目の前にあるセブンイレブンまで走った。

 グラスに注ぐと、外観はほぼ透明で、わずかに白濁している。香りは、サクマ式ドロップスに入っている透明なヤツ。 あれを舐めているような感じだ。ただ、グラスに鼻を近づけてよく嗅ぐと、バナナの生臭い感じもうまく再現されていて、そこそこリアル。
 味は、かなり甘味が強い。果汁含有率が低いだけに、バナナをかじったような味とは言い難いが、 なかなか良くできた香料だなあという印象。余韻にあまりすっきり感はなく、デザートを食べたような後味。
 果汁0.1%。アルコール分5%。原材料名:バナナ、スピリッツ、泡盛、糖類、香料、酸味料、炭酸ガス含有。泡盛0.5%使用。 「沖縄県産島バナナのまろやかな果実のおいしさをお楽しみください。 沖縄県の産業振興に貢献した商品ということで同県知事から感謝状を授与されました。」との説明あり。

 サントリーは色々と想像を超えるようなフレーバーを出してくるなあ、というのが率直な感想。 バナナ味のチューハイなんて、それだけでインパクトがあるし、新しい物好きには、 十分アピールする。でも、続けて3本も飲んだら口の中がくどくなりそうではあるが。
種別 チューハイ
2006年7月13日
No.822: トロピカルサマー イエローパッションフルーツ <夏限定> / アサヒ
 とろぴかるさまー いえろーぱっしょんふるーつ <なつげんてい> / あさひ
トロピカルサマー イエローパッションフルーツ トロピカルサマー イエローパッションフルーツ review
 今月5日、アサヒから出た夏季限定チューハイ。 もう一種のキウイフルーツのときに書いたが、 入手に苦労した製品だ。

 グラスに注ぐと、色は濁りのあるオレンジピンク。ルビーグレープフルーツ果汁みたいな色。 香りは、「あーパッションフルーツだ」。これぞ、トロピカル。
 酸がキュッとした口当たりで、爽やかな導入部。甘味は強くなく、実に華やかな味わい。 飲み込んだ後に赤い花のようなフレーバーを残し、余韻もスッキリ。
 果汁2%。アルコール分5%。原材料:アルコール、パッションフルーツ果汁、オレンジ果汁、 糖類、酸味料、香料、アントシアニン色素、ベニバナ色素。

 発売当初、私の探した範囲内では、まったくどこにも見あたらなかった。 あきらめかけたとき、仕事途中に立ち寄ったコンビニで、キウイフルーツのほうだけみつけた。 こっちのほうもそのうち出会えるだろうと思っていたら、 我が家の目の前にあるセブンイレブンで、 昨日飲んだサントリー・沖縄島バナナチューハイを買ったときに、並んで売られているのに遭遇。 (もちろん、前日までは入荷していなかった) 今までの苦労はいったい何だったのかと。また今日、他のスーパーでも発見した。
 ないときはどんなに探してもないけれど、みつかるときは色んな店でみつかる。 なんと不条理なことか。
 ところでこの製品、キウイフルーツでは厳しい評価を下したが、 こちらはなかなか正攻法で、良いと思う。パッケージデザインも、 キウイフルーツの緑基調とこちらの赤基調が並ぶと、実に目立つし、おしゃれである。 そう考えると、液色の毒々しさも、あえて狙ったものなのかもしれない。
種別 チューハイ
2006年7月15日
No.823: CALPIS BARTIME カルピス ライチグレープフルーツ / カルピス
 かるぴすばーたいむ かるぴす らいちぐれーぷふるーつ / かるぴす
CALPIS BARTIME カルピスライチグレープフルーツ CALPIS BARTIME カルピスライチグレープフルーツ review
 今月10日に発売されたCALPIS BARTIMEの新作は、ライチグレープフルーツ。 最近、新商品が目白押しで、全部をリアルタイムでというのはなかなかむずかしい。 これも発売日にはgetしていたが、開けるのが今日になってしまった。

 グラスに注ぐと色はカルピスらしい白だが、若干黄色というかオレンジというか、色づいている。 香りは、まず、ライチがストレートにくる。 グラスに鼻を近づけると、カルピスの香りがしっかり感じられる。
 口当たりは柔らかく、酸味はほどほどに抑えられている。炭酸は入っていないので、 爽快感はないが、その分、実に優しい飲み口。じっくりと、ライチらしい味わいを堪能できる。 グレープフルーツを感じるのは、苦味くらいだろうか。 アルコール感が弱いので、新作のフルーツカルピス(ソフトドリンク)か?とすら思う。
 アルコール分4%。果汁5%。原材料名:ウォッカ、ミルクスピリッツ、ライチリキュール、 グレープフルーツ果汁、乳酸菌飲料、脱脂粉乳、糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)。

 BARTIMEシリーズは石垣忍氏というバーテンダー(2005年国際バーテンダー協会公認世界大会で優勝)が監修しているとのことで、 この製品にも顔写真入りで紹介されている。 いったい、こういうフィーって、いくらくらい支払われてるんだろう?と、ちょっと気になる。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年7月16日
No.824: タカラCANチューハイ WMIX 沖縄シークァーサー&パッションフルーツ <季節限定> / 宝酒造
 たからかんちゅーはい だぶるみっくす おきなわしーくぁーさー あんど ぱっしょんふるーつ きせつげんてい / たからしゅぞう
WMIX 沖縄シークァーサー&パッションフルーツ WMIX 沖縄シークァーサー&パッションフルーツ review
 これもいつの間にか新しくなっていたWMIXの季節限定品。 以前から出ているものだが、WMIXシリーズが今年リニューアルしたのに合わせ、 昨年とはデザインが変わっている。何日の発売なのかは、タカラのサイトにも載っていない。

 グラスに注ぐと、色は淡い黄色で、イメージ通り。香りは、柑橘の鋭い感じと、パッションフルーツの甘さがほどよく ミックスされている。
 口当たりはスッキリ。酸味が効いていて、甘さはうまく抑え込まれている。 このシャープなまとめ方は、タカラならでは。
 アルコール分5%、果汁1%。原材料:シークァーサー果汁、パッションフルーツ果汁、スピリッツ、泡盛、糖類、酸味料、香料、 カロチノイド色素、紅花色素。

 中身は変わってないのだろうかと、昨年の記述を見たが、原材料表示のうち「高果糖液糖」が「糖類」に変わっているだけ。 私自身のテイスティングコメントを見ても、やっぱり変わってないのかなあという感じ。
種別 チューハイ
2006年7月17日
No.825: スリムス (2006年7月12日リニューアル)/ サッポロ
 すりむす / さっぽろ
スリムス スリムス review
 今月12日にリニューアル発売となったサッポロ・スリムス。以前の製品とどう変わったのだろうか。

 泡には当然のごとく勢いはなく、液色も薄い。が、ごく淡い黄金色なので、光にかざすと結構キレイ。
 香りは、第3のビールにありがちなミルクっぽい甘いニュアンスがあるものの、それほどイヤらしくはない。
 口当たりは軽く、スッキリとしており、味らしい味はない。苦い炭酸水といった感じだ。 後にもほとんど味を残さない。
 アルコール分3%。原材料:ホップ・糖類・水溶性食物繊維・エンドウたんぱく・カラメル色素。 カロリー40%オフ、糖質70%オフ。プリン体0〜5.3mg。

 以前の製品も味はなかったのだが、より一層磨きが掛かった感じだ。 特に香りから臭みのようなものが一掃されたように思う。
 味も臭みもないビール風飲料として、ここまで潔いのはむしろ好感が持てる。 一生懸命味を作ろうとして変なくせのあるのどごし生とかジョッキ生なんかより、 よっぽどマシではないだろうか。しょせん、ビールじゃないんだから。
種別 第3のビール
2006年7月18日
No.826: サッポロラガービール / サッポロ
 さっぽろらがーび−る / さっぽろ
サッポロラガー サッポロラガー review
 昔からあるロングセラーで、ビールファンなら一度はどこかで口にしているはず。 ところが現在は、ほとんど売られているのを見なくなった。 飲食店でお目にかかることも少ない。
 先日、ネットで北海道限定ビールを購入したときに、一緒に購入したものだ。

 色は淡い黄金色。泡立ち、泡持ちはほどほど。
 香りはおとなしいというか、禁欲的な感じで、ややうちにこもっている。 ホップ香がほんのりと。
 口に含むと、がちっとした苦味を感じる。あまり横に広がるような味わいではなく、 ぐぐっと苦味が奥へ押してくるような、ストレートで男性的な味。キリンラガーによく似ている。
 飲み込んだ後、鼻から息を抜くと、じんわり麦の風味。これぞサッポロのビールという特徴。 この芳醇さが、キリンとは違うところ。
 アルコール分約5%。原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ。

 びん入りだけの製品(大壜、中壜)だが、こういう日本のビールの原風景を感じさせる貴重な製品は、 細々とでもいいから、作り続けていただきたい。
種別 ビール
2006年7月19日
No.827: スーパーモルト / アサヒ
 すーぱーもると / あさひ
スーパーモルト スーパーモルト review
 ロングセラーといえば、昨日飲んだサッポロ・ラガーほどではないにせよ、 これもまあそこそこの年数、細々と続いているビールだ。 最近ほとんど見かけなくなったが、製造は続けているようだ。

 泡はきめ細かく盛り上がり、泡持ちはほどほど。液色は非常に淡い。
 香りは非常にクリーンで軽やか。温度が上がってくると、麦っぽさが際立ってくる。 苦味はそこそこ強いものの、度数が低い分、軽快な飲み口。 やや水っぽいと感じる人があるかもしれないが、発泡酒などとは違い、 モルトの旨味がちゃんとある。
 アルコール分約3.5%。原材料:麦芽、ホップ。「モルトの味わいと、ライトの軽やかな飲み口を兼ねそなえた、 新・麦芽100%生ビールです」との説明あり。

 ライトの軽やかな飲み口って、何だ? ライトタイプビアという意味か。 そのわりに麦の味わいがあるから、新しいタイプということなんだろう。
 飲み応えのないビール、と言ったら、けなしているみたいだが、 そう表現したくなるほど、気楽にくいくいと飲めるビールなのに、決してスカスカじゃない。 昔はキリンからもライトビールというのが出ていたが、それもなき今、非常に特異な存在と言える。
種別 ビール
2006年7月20日[1]
No.828: カルピスサワー はちみつレモン / カルピス
 かるぴすさわー はちみつれもん / かるぴす
カルピスサワー はちみつレモン カルピスサワー はちみつレモン review
 18日に発売された新しいカルピスサワー。ファミリーマート限定だ。

 まず外観はしっかりカルピスの白。炭酸が弱いので、あまりシュワシュワした感じはない。
 香りは、しっかりレモンが感じられ、カルピスとうまくマッチしている。 味もカルピス、レモンの酸、ほんのりはちみつ的甘さが渾然一体となった感じ。 もちろんはちみつ以外に糖類を使っているので、この甘さを作っている主体はわからないが、 イメージして飲むせいもあってか、確かにはちみつっぽい味わいを感じるのだ。
 酸が効いているので、後味もスッキリ。まるでカルピスソーダ(ソフトドリンク)を 飲んだときと変わらない後味。あいかわらずお酒らしくないところが、 さすがカルピスサワーだ。
 アルコール分4%。果汁2%。原材料名:レモン果汁、はちみつ、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、 酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、 アセスルファムカリウム)。

 ふつう、チューハイなどで「ジュースっぽい」という言葉は、どちらかといえば否定的な意味で使うことが 多いのだが(少なくとも私は)、この製品は本当にいい意味で「ジュースっぽい」。
 それにしても、何でファミマ限定なのか。ファミマが働きかけて開発した商品なんだろうか。 他のコンビニやスーパーでも扱えば、きっと売れると思うのに。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年7月20日[2]
No.829: 淡麗 <生> サッカー日本代表応援缶 / キリン
 たんれい <なま> さっかーにっぽんだいひょうおうえんかん / きりん
キリン 淡麗 日本代表応援缶 キリン 淡麗 日本代表応援缶 review
 上記ファミマ限定カルピスサワーと一緒に購入したもの。こちらもファミマ限定。
 キリン淡麗は、今さら取り上げる必要もない定番品だが、 今回は企画ものということで、こんな製品も出てますよ、という紹介の意味で、取り上げることにした。

 いちおう中身をレビューしておこう。
 純白の泡はきめ細かいが、持続力はそこそこ。香りは干し藁を彷彿とさせる典型的な発泡酒のそれだが、 ホップも効いており、気のせいか昔ほど臭くなくなった。改良が加えられているということか。
 味は軽やかだが、発泡酒の中では飲み応えのある部類。苦味が強く、主張がはっきりしている。 さすがに長く支持されるだけのことはある。
 アルコール分約5.5%。原材料:麦芽・ホップ・大麦・米・コーン・スターチ・糖類。

 缶には、次のような文字がある。「ともに戦った時間を、私たちは忘れない。 ありがとうSAMURAI BLUE!」
 サッカーファンではない私は、ワールドカップ中、世間がどんなに熱狂していても、 一切試合は見なかった。だって、サッカーのルールすら知らないんだもん。 でもこうやってお酒になると、話は違う。発売された以上、どうしても飲みたくなってしまう。
 興味のあることはとことん追求し、興味のないことは一切関知しない、というのが、 私のスタイルなのでね。
種別 発泡酒
2006年7月21日[1]
No.830: ヨーグリート スパークリング / サントリー
 よーぐりーと すぱーくりんぐ / さんとりー
ヨーグリート スパークリング ヨーグリート スパークリング review
 昨日カルピスサワーの新作を飲んだが、近い製品として、今日はこれ。 サントリーが以前から出しているヨーグルトリキュール「ヨーグリート」をベースにした発泡性のカクテル。 今月5日に発売された。

 グラスに注ぐと、色は意外にも薄く、グラスの向こうが辛うじて見えそうなほど(実際には、よく見えない)。 カルピスサワーよりは薄い感じだ。香りはヨーグルトキャラメルみたいに甘く、お菓子っぽい。
 炭酸はそれほど強くない。甘味はやや強めだが、酸味も効いていて、全体的には爽やかな味わいに仕上がっている。 カルピスを飲んだときのように、乳酸菌飲料の脂肪分が喉に引っかかる感じ。
 アルコール分5%。原材料名:乳酸菌飲料、レモン、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、 安定剤(大豆多糖類)、乳化剤、炭酸ガス含有。

 当ページでは、ビール類のほかはチューハイやカクテルなど、基本的に「割ったもの」を取り上げるという編集方針なので、 当製品のベースとなっている「ヨーグリート」や「ヨーグリート・ストロベリー」など割る前のリキュールそのものは取り上げていない。 理由は、単に私の身体がもたないからだが、このヨーグリートというリキュールは、結構応用範囲が広そうで、 面白そうだ。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年7月21日[2]
No.831: 淡麗 グリーンラベル サッカー日本代表応援缶 / キリン
 たんれい ぐりーんらべる さっかーにっぽんだいひょうおうえんかん / きりん
キリン 淡麗グリーン 日本代表応援缶 キリン 淡麗グリーン 日本代表応援缶 review
 昨日開けた、淡麗・日本代表応援缶と一緒に、ファミマ限定で出ている淡麗グリーンだ。 これも中身は普通の淡麗グリーンだから、今さら取り上げることもないが、パッケージの紹介ということで。

 泡は純白できめ細かいが、持続はしない。液色は非常に淡いブロンド。 香りは確かにホップを感じるものの、やはり発泡酒らしい雑穀臭のようなものがある。
 味は、淡麗のコクがなくなり、なんだか悪い部分だけが残った感じもしないではない。 味わいらしいものはなく、すっきり感が身上だが、それならもっと思い切って味を取り去ったらいい。 そういったフラストレーションが残る。サッポロ・ドラフトワンが出る前なら、 この製品のスッキリ感はなかなかのものと言えるのだが、ドラフトワン後の世界では、 この程度のスッキリ感では、中途半端と評されても仕方ない。
 アルコール分約4.5%。原材料:麦芽・ホップ・大麦・糖類。

 こちらも淡麗と同じく、「ともに戦った時間を、私たちは忘れない。 ありがとうSAMURAI BLUE!」の文字がある。ただ、サムライブルーといいながら、こちらは淡麗グリーンだから、 文字もグリーンになっている。
 ところで、どうしてスポーツになると、サムライブルーやら、なでしこジャパンやら、 前時代的な呼び名が採用されるのだろうか。日本といえば、サムライとか、なでしこなんて言葉しか 生まれてこない、発想の貧困! とっても滑稽に思うよ、私は。
種別 発泡酒
2006年7月22日
No.832: 旬果搾り 福島産幸水なし <秋限定> / アサヒ
 しゅんかしぼり ふくしまさんこうすいなし <あきげんてい> / あさひ
旬果搾り 幸水なし 旬果搾り 幸水なし review
 さて、当サイトも本日で連続無欠勤更新記録が777日となった。この佳き日にふさわしい飲物は何か? と考えていたところ、私のネット上の大切な友人というか恩人である 「回転寿司は永遠に不滅です」主宰・お寿司MAX副会長氏 より、「珍しいものをみつけました」とのご一報をいただき、なんと現物を送ってくださった。
 旬果搾りの季節限定品だが、どうやら今年の秋限定品のようなのだ。私の知る限り、まだプレス発表もされていないし、 本日現在、アサヒのサイトにも掲載、あるいは予告もされていない。試飲缶とも書かれていない。もちろん、昨年以前の製品でもない。
 こんなタイミングで世に出てくることがあるのか。販売促進、あるいは事前のリサーチのために、ごく一部に配られ、 試験的に販売していたのか。謎は深まるばかり。

 さて、中身である。
 グラスに注ぐと、ほとんど透明だが、やや白濁しているので、細かな気泡が立ちのぼるのが見える。 香りは、「わっ、梨だ」(注:和梨のダジャレではありません)とすぐわかるフレッシュなもの。
 味は、梨のみずみずしさが結構うまく再現されているが、やや甘味が強い印象。 もちろん、甘味がしっかりあるのが旬果の特徴だが、この製品に限って言えば、もっとシャープに仕上げて欲しかった。
 果汁3%。アルコール分4%。原材料:アルコール、なし果汁、糖類、酸味料、香料。福島県産幸水なし果汁使用。 ちなみに、昨年の秋限定品にはあった「Autumn Selection」の文字(今年の夏限定品までSummer Selectionの文字があった) がなくなっている。

 2種以上の果物をミックスするのもいいが、このように単品の魅力を前面に押し出すのもいい。 梨はデリケートなフレーバーだけに、甘さの設定が難しいと感じる。もちろん私が甘味が強いと感じたのは、 開発者の意図する消費者像とはやや違うということなのだろう。あまりスッキリしすぎてしまうと、 キリン氷結とかタカラWMIXとの差別化が図れないだろうという、周到なポジショニングなのかもしれない。
 それにしても、まだ梅雨も明けていないというのに、秋の製品を飲めるなんて幸せだ。 この場を借りて「副会長さんありがとう」。 持つべきものは良き友、そして情報網である。
種別 チューハイ
2006年7月23日
No.833: カクテル アイス・スプラッシュ ラムネ&レモン / メルシャン
 かくてる あいす・すぷらっしゅ らむね あんど れもん / めるしゃん
ICE SPLASH ラムネ&レモン ICE SPLASH ラムネ&レモン review
 連続更新777+1日めを迎え、今日は早めの更新だ。

 先日ジンジャー&ライムを飲んだアイス・スプラッシュ。今日は、もう一つのラムネ&レモン。

 外観は無色透明。香りはまさにラムネ。あの、縁日などで見かける首のすぼまったびん入りの。 そしてよく嗅ぐと、その奥に焼酎のようなアルコール感が。
 口当たりも爽やか。本当にラムネかサイダーを飲んでいるみたいに、 ごくごくと一気に飲める。レモンはあまり目立たず、隠し味程度に使われている感じ。
 温度が上がってくると、少しアルコール臭が目立ってくるが、それでも爽快感が失われるわけではない。
 アルコール分5%。果汁1%。原材料:レモン果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。氷点下濾過ウォッカ使用。

 ここまでくると、もうカクテルという感じはぜんぜんない。これはやっぱりターゲットは若い女性ということに なるんだろうか。休日の昼間、ジュース代わりに飲むのにはいいかも。っていうのは、アル中ですかね。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年7月24日
No.834: カルピスフィーズ ラベンダー <北海道限定> / カルピス
 かるぴすふぃーず らべんだー <ほっかいどうげんてい> / かるぴす
カルピスフィーズ ラベンダー カルピスフィーズ ラベンダー review
 先日ネットで札幌の酒屋さんから北海道限定ビールを購入した際に、 一緒に入手したもの。カルピスが地方限定で出している「カルピスフィーズ」のうち、 これは北海道限定のラベンダー。もう、数年前から出ているもの。

 色は想像していたよりはカルピスっぽくなく、少し透明感のある淡い紫。 香りももっと強いのかと思いきや、花の香りは弱く、ほとんど乳酸菌飲料の香りだ。 しかも、カルピスよりもう少しまろやかな雰囲気があって、森永マミーの匂いに近い。
 口に含むと、若干ハーブっぽい感じがある。もっともっとフラワリーな感じに仕上げても良かったのでは? と思うのだが、万人受けを狙うと、この程度が穏当な線なのだろう。 炭酸はかなり弱い。カルピスのミルキーな味が結構きいていて、まろやかな味わい。
 アルコール分4%。原材料名:脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、ミルクスピリッツ、糖類、酸味料、香料、 安定剤(大豆多糖類)、アカキャベツ色素、クチナシ黄色素。

 まるで北海道の景色みたいなラベンダー畑をイメージしたパッケージが、とてもかわいい。 このカルピスフィーズのシリーズはすべて地域限定で、従来からお土産品としても人気があるらしい。 あえて限定品とすることでプレミア感を出すのはよくある手法だが、例えば年に数ヶ月間だけ全国販売するなどの 方策をとれば、もっと売上が伸びると思うのだが、どうだろうか。もちろん、全国販売の際には地域限定の文字は カットすれば、地域のプレミア感は失われずに済む。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年7月25日
No.835: 酎ハイ FUJISHIRO レモン / 中野BC
 ちゅうはい ふじしろ れもん / なかのBC
酎ハイ FUJISHIRO レモン 酎ハイ FUJISHIRO レモン review
 コンビニで偶然、こんなものをみつけた。和歌山県海南市にある 中野BCという会社から出ているもの。 私はこの会社を知らなかったが、清酒や本場紀州の梅酒などを造っているらしい。 FUJISHIROとは名水の地、藤白山脈に由来するとのことであり、 同社では「富士白」のブランド名で焼酎を造っている。だからこの缶酎ハイにも「富士白」の表記がある。

 グラスに注ぐと、液色は白濁している。香りは、見た目とは違いかなりピュアで、 レモンのフレッシュ感がある。
 味も結構軽やかだが、レモンの果汁感と、アルコール感もしっかりしている。 実にオーソドックスなレモン酎ハイ。飲み干した後に、口中に少しヒリヒリ感が残る。
 アルコール分5%。果汁4.5%。リキュール類。香料、炭酸ガス含有。 中野BC(株)酒造事業部:和歌山県海南市藤白758-45。

 タカラCANチューハイレモンと、ハイリキレモンとの中間のような味わいだが、 口当たりはもっと柔らかいかな。懐かしいタイプでありながら、最近流行のジューシー感も兼ねそなえている。 毎日飲むのに適した缶チューハイだと言える。惜しむらくは、関西の一部でしか売られていないであろうことだ。
種別 チューハイ
2006年7月26日
No.836: タカラCANチューハイ WMIX 福島産白桃&山形産ぶどう <東北限定> / 宝酒造
 たからかんちゅーはい だぶるみっくす ふくしまさんはくとう あんど やまがたさんぶどう <とうほくげんてい> / たからしゅぞう
WMIX 福島産白桃&山形産ぶどう WMIX 福島産白桃&山形産ぶどう review
 実はこれ、どうやら終売品のようである。
 今年、WMIXの通期商品が全種リニューアルしたのに合わせ、地方限定品も順次リニューアルしたのだが、 この東北限定品は、なくなったようだ。売れ行きが悪かったのだろうか。 私は、これまで入手できず飲んでいなかったが、同じ関西在住の 「回転寿司は永遠に不滅です」主宰・お寿司MAX副会長氏 が首尾良くgetされ、先日の旬果搾り幸水なしと一緒に、私に贈ってくださったのだ。

 色は淡いピンクと紫の中間程度。桃とぶどうのMIXというイメージそのまま。 香りは、グラスに注いでいるとき遠くに届くのは軽〜いぶどうフレーバーだが、グラスに鼻を近づけると、桃もほのかに香っているのがわかる。
 味も一見ぶどうが主体。軽い渋みと苦味があり、甘味は強くない。なぜか、リースリング種を使った白ワインみたいな、石油っぽい香味があるが、 これは桃とぶどうのコラボによるものなのか。
 後味はスッキリ。さすがはWMIXである。甘そうな果物を混ぜても、シャープに作り上げている。
 アルコール分5%。果汁3%。原材料:白桃果汁、ぶどう果汁、スピリッツ、高果糖液糖、酸味料、香料、野菜色素。

 なかなか繊細な味わいで、開発者の思いが伝わってくる製品。インパクトが強くないので、 熱烈支持を取りつけるには至らなかったということなのだろうか。これがなくなるとは、残念である。
種別 チューハイ
2006年7月28日
No.837: タカラCANチューハイ WMIX 瀬戸内産レモン&白桃 <中国・四国限定> / 宝酒造
 たからかんちゅーはい だぶるみっくす せとうちさんれもん あんど はくとう <ちゅうごく・しこくげんてい> / たからしゅぞう
WMIX 瀬戸内産レモン&白桃 WMIX 瀬戸内産レモン&白桃 review
 上記東北限定品と一緒に、 「回転寿司は永遠に不滅です」主宰・お寿司MAX副会長氏 より寄贈されたもの。こちらは中四国限定品。現在ではリニューアルされているようなので、 旧製品ということになるが、私はまだ飲んでいなかった。関西では普通、入手できないものなので。

 外観はほとんど透明に近いが、ほんのりオレンジっぽく色づいている。 香りは、レモンの鋭さと桃の甘さが混じって、どこかネーブルオレンジみたいな香りがする。
 味はまずレモンの酸がキュッと立って、その後ろに白桃のやさしい甘さがある。アルコール感も比較的しっかり。
 口当たりはかなり甘い感じなのに、酸が効いているので、後味はサッパリ。このキレイなまとめ方は、 WMIXならでは。
 アルコール分5%。果汁1%。原材料:レモン果汁(瀬戸内産)、白桃果汁、スピリッツ、高果糖液糖、酸味料、香料。

 こういう本場の果物を使った製品こそ、他地域で売って欲しいと思うのだが、どうだろうか。
種別 チューハイ
2006年7月29日
No.838: タカラCANチューハイ WMIX 日向夏みかん&レモン <九州限定> / 宝酒造
 たからかんちゅーはい だぶるみっくす ひゅうがなつみかん あんど れもん <きゅうしゅうげんてい> / たからしゅぞう
WMIX 日向夏みかん&レモン WMIX 日向夏みかん&レモン review
 上記東北限定品、中四国限定品とともに、こちらも 「回転寿司は永遠に不滅です」主宰・お寿司MAX副会長氏 から寄贈されたもの。九州限定品で、リニューアル前の旧製品だが、私はまだ飲んでいなかった。ホントに当サイトは、 私だけの努力じゃなくて、周りの方にも支えられていると実感。ありがたい。

 外観はほぼ無色透明で、かすかに白濁。 香りは、レモンの皮をキュッと搾って果汁が飛び散ったような、フレッシュでグリーンな柑橘香。かなり酸っぱそうな感じ。
 実際の酸味は、香りの印象ほどではないが、サッパリした飲み口で、 飲んでいる間もグラスからこぼれ落ちるみずみずしい柑橘香がすばらしい。
 酸っぱくなりすぎないようにとの配慮だろうか、糖度が結構高めに設定されているように思うが、 フレッシュ感は失われていないし、アルコール感もしっかり感じられる。
 アルコール分5%。果汁1%。原材料:日向夏果汁、レモン果汁、スピリッツ、高果糖液糖、酸味料、香料。

 日向夏というのは、近年お菓子などにも多用され、南九州のお土産品としても人気のご当地果物。 例えば伊予柑などのように、もっともっと全国区になっていいと思う。 それだけに、このチョイスはシブイ。
種別 チューハイ
2006年7月31日
No.839: FUJISHIRO ハイ-酎ハイ 梅 / 中野BC
 ふじしろ はい・ちゅうはい うめ / なかのBC
FUJISHIRO ハイ-酎ハイ 梅 FUJISHIRO ハイ-酎ハイ 梅 review
 上記WMIXの一連の地域限定版などと一緒に、こちらも 「回転寿司は永遠に不滅です」主宰・お寿司MAX副会長氏 から寄贈されたもの。くしくもこのFUJISHIRO酎ハイは、先日レモンを近所のコンビニでみつけて飲んだところ。 しかしこちらは名前が「ハイ-酎ハイ」であり、缶の容量は250mlと小さい。プレミアム版という位置付けなんだろうか。

 グラスに注ぐと、色はシャンパンゴールドともいうべき、ごく淡い黄金色。 香りは、とても奥ゆかしい。最近の各社のウメ味チューハイは、もっと果実味を強調したものが主流なのだが、 これは自然な「梅漬け」といったフレーバー。とても好感が持てる。
 味も極めてナチュラル。わざとらしい味付けはなく、すっきりとした飲み口。酸はそれほど強くなく、もちろん糖分も抑えられている。 後味も実にさらっとしている。
 アルコール分7%。果汁5%。リキュール類。香料、炭酸ガス含有。 中野BC(株)酒造事業部:和歌山県海南市藤白758-45。

 こういうあっさりした製品は最近少ないので、確実にニーズは存在すると思う。 できればメジャーになって欲しい製品だ。
種別 チューハイ
2006年8月1日
No.840: 香果搾り スウィートレモン / 宝酒造(イオングループ限定商品)
 こうかしぼり すうぃーとれもん / たからしゅぞう
タカラ 香果搾り スウィートレモン タカラ 香果搾り スウィートレモン review
 イオングループで売られているタカラの限定チューハイ「香果搾り」が新しくなった。 新しくなったといっても、私がこれをgetしたのは先月の初めだから、少なくとも発売からもう1ヶ月は経っているはず。 メジャーどころの新製品ラッシュが一段落して、ようやくテイスティングの順番がやってきたのだ。 いや、あの・・タカラさんがメジャーじゃないというわけではありません。店舗限定だから、どうしても後回しになったんです。

 色はほぼ透明に近いが、やや白濁。香りは、言ってみればかなり人工的な感じのレモン香で、 尖りがなく、丸くやさしい。
 味も香りのイメージ通り、酸は丸く、甘味がしっかりとあり、やさしい飲み口。 レモネードあるいははちみつレモンといった感じの味だ。 その分、アルコール感は弱いし、後味も今ひとつスッキリはしていない。
 果汁1.4%。アルコール分4%。原材料:レモン果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。

 250ml入り缶で税込85円。缶チューハイにアルコール感を求める人にはお勧めしないが、 飲みやすいチューハイを探している人にはぴったりだと思う。 気軽に飲める値段だし、味にも主張があって、なかなかよい。 このスウィートレモンは、今回の刷新で新たに登場したフレーバーだが、 以前からあるフレーバーで今回リニューアルしたものが 2種あるので、追って登場予定。
種別 チューハイ

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