ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.941〜960


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2006年10月21日[2]
No.941: タカラCANチューハイ WMIX 山のきぶどう&りんご <東北限定> / 宝酒造
 たからかんちゅーはい だぶるみっくす やまのきぶどう あんど りんご <とうほくげんてい> / たからしゅぞう
タカラ WMIX 山のきぶどう&りんご タカラ WMIX 山のきぶどう&りんご review
 今年6月にリニューアルしたWMIXシリーズ。 東北限定のこの商品は、旧製品こそ飲んだことはあるものの、リニューアル後はまだだった。 今回偶然入手できたので、早いうち飲んでおこう。

 色は極々淡い紫。ピンクに近いと言ってもいい。 甘さを内包しながらも、ツンとシャープな感じのグレープ香。
 味は香りの印象以上に引き締まっており、ぶどうのニュアンスは弱い。 炭酸のピリピリ感も手伝って、キリッとした口当たり。後味もシャープで、ぶどうの甘味より、 りんごの酸味が残る。
 アルコール分5%。果汁2.4%。原材料:ぶどう果汁、りんご果汁、 スピリッツ、高果糖液糖、オリゴ糖、酸味料、香料。

 以前の製品に書かれていた「(株)佐幸本店の山のきぶどう果汁を使用」の文字が消えている。 原料仕入れ先を変えたのか。気のせいか、ぶどうの味わいが弱まったように思うのは、そのためか。
種別 チューハイ
2006年10月22日
No.942: タカラCANチューハイ WMIX 日向夏みかん&レモン <九州限定> / 宝酒造
 たからかんちゅーはい だぶるみっくす ひゅうがなつみかん あんど れもん <きゅうしゅうげんてい> / たからしゅぞう
タカラ WMIX 日向夏みかん&レモン タカラ WMIX 日向夏みかん&レモン review
 今年6月にリニューアルしたWMIXシリーズ。 昨日東北限定品を飲み、今日は九州限定品を。

 外観はほとんど透明に近いが、かすかに濁っている。 香りはシャープでグリーンな柑橘香。レモンと日向夏の酸っぱさが呼応しているような感じ。
 味もキリッとした酸が強いが、甘味も結構ある。しかし、全体としては炭酸のシャープさもあり、 実にスッキリした味わい。アルコール感も適度にあって、チューハイらしい。
 アルコール分5%。果汁1%。原材料:日向夏果汁、レモン果汁、スピリッツ、高果糖液糖、酸味料、香料。

 旧製品を飲んだときの記憶をたどると、ほぼ中身は変わっていないような気がする。 従来から、それだけ完成度の高い味わいだということか。
種別 チューハイ
2006年10月23日[1]
No.943: バーゲンブロー ノイヴェルト(韓国産第3のビール)
 ばーげんぶろー のいう゛ぇると(かんこくさんだい3のびーる)
バーゲンブロー ノイヴェルト バーゲンブロー ノイヴェルト review
 今月12日にダイエー系列の店舗で数量限定で売り出された第3のビール。 なんと1本89円である。入手していたものの、なかなか開ける機会がなかったが、 ようやく飲むこととなった。

 泡には意外と力があるが、やはり泡持ちはそれほどよくない。 香りにそれほどくせはなく、ビールみたいなモルト香があって、 それとともに発泡酒特有の穀物系の香りがほのかに。
 味に重みや深みはないが、苦味がきいている。その苦味が、発泡酒的ほの甘さを包み込んでいる感じ。 スッキリごくごくと飲めて、嫌みがない。
 アルコール分5%。原材料:発泡酒、スピリッツ。原産国:韓国。輸入者:(株)ダイエー。

 発泡酒にスピリッツを混ぜる製法を取っているのは、最近ではアサヒ極旨があるが、 その極旨に匹敵するスッキリ度であり、この値段でこの内容なら、十分買いだろう。 あくまでもこの89円という値段を踏まえての話だが。
種別 第3のビール
2006年10月23日[2]
No.944: タカラCANチューハイ サワー スッキリ果実のお酒 白桃 / 宝酒造
 たからかんちゅーはい さわー すっきりかじつのおさけ はくとう / たからしゅぞう
タカラ サワー スッキリ果実 白桃 タカラ サワー スッキリ果実 白桃 review
 タカラの「サワー・スッキリ果実のお酒」シリーズは全8種あるが、 これまで当サイトでは、巨峰ライチパイナップルの3種を取り上げている。 最近、このシリーズはリニューアルしているので、旧ラインナップの掲載を急いでいるところ。 今日は白桃を。

 色はかすかに白濁。 香りは軽く嫌みのない白桃香。
 ほのかな甘味。桃味チューハイとしては甘味が弱い部類だが、 タカラのチューハイにしてはかなり甘いなあという印象。
 甘味と共に渋みのような引き締まった感じもあり、 後味はスッキリ。
 アルコール分4%。果汁3.4%。原材料:白桃果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料、ビタミンC。 「白桃ならではの上品な香りとやさしい甘さをすっきりと仕上げた、気軽に楽しめるチューハイです。」

 桃フレーバーとスッキリ感を両立させることは容易ではないが、 なんとかそこに近づこうという努力の跡はうかがえる。
種別 チューハイ
2006年10月24日[1]
No.945: 冬物語(2006-2007 Limited Edition)/ サッポロ
 ふゆものがたり / さっぽろ
サッポロ 冬物語 サッポロ 冬物語 review
 今年もこの季節がやってきた。今年の冬物語の発売日は、明日25日だ。 今年はまだ一向に寒くならない(関西では)ので、季節感がないが、このビールを見ると、 早く暖かい部屋に帰って飲みたいなあ、という気分になる。毎年パッケージデザインは変わるが、 青が基調となっている点は変わらない。

 グラスに注ぐと泡はこんもり盛り上がり、泡持ちも良い。 液色はそれほど濃くはない黄金色。
 ホップ香はおとなしく、派手さはない。味はズシッと苦味があり、 モルトのうまみがじんわりある。中身の詰まった重さというより、 外側の固い味わい。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ。「いい冬は、いいビールから」 というコピーが書かれている。

 昨年の製品は、私自身のコメントを見る限り、もっと華やかで、香り高いビールだったようだ。 今年はなんというか、妖艶な部分が取り払われ、スリムで楚々とした感じになった。 年々線が細くなってゆくのは、消費者の嗜好を捉えてのことだろう。
 おそらく発泡酒や新ジャンルが躍進し、多くの人々の味覚が、 ある意味飲み応えのない製品に慣れてしまったという背景もあるのかもしれない。
種別 ビール
2006年10月24日[2]
No.946: タカラCANチューハイ サワー スッキリ果実のお酒 ウメ / 宝酒造
 たからかんちゅーはい さわー すっきりかじつのおさけ うめ / たからしゅぞう
タカラ サワー スッキリ果実 ウメ タカラ サワー スッキリ果実 ウメ review
 タカラの「サワー・スッキリ果実のお酒」シリーズは全8種あるが、 これまで当サイトでは、巨峰ライチパイナップル白桃の4種を取り上げている。 最近、このシリーズはリニューアルしているので、旧ラインナップの掲載を急いでいるところ。 今日はウメを飲む。

 色はほんのりゴールド。香りは梅酒っぽいが、酸が際だっており、甘さは強くなさそう。
 実際に甘味は強くなく、口に含んだ最初の感想は「酸っぱい」。梅酒から甘味をうまく取り去って、 フレッシュな酸だけ残した感じ。炭酸は強くない。何口飲んでもさっぱりしている。
 アルコール分4%。原材料:梅酒、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。 「ウメならではのふくらみのある香り。すっきりした甘さに仕上げた、気軽に楽しめるチューハイです。」

 梅酒を使って、風味は損なわず、そしてこれだけスッキリとした味わいにまとめているチューハイは珍しい。 隠れた名品と呼びたい。
種別 チューハイ
2006年10月25日
No.947: とれたてホップ一番搾り 2006年限定醸造 / キリン
 とれたてほっぷいちばんしぼり 2006ねんげんていじょうぞう / きりん
キリン とれたてホップ一番搾り キリン とれたてホップ一番搾り review
 本日25日に発売のとれたてホップ一番搾り。これも毎年この時期の恒例となった。

 とてもクリーミーに盛り上がる泡には力があり、泡持ちもそこそこ良い。 アロマホップが穏やかに香り、華々しさはあまりない。
 味もじんわりやさしく、透き通った感じの酸が特徴。 いかにも麦っぽい感じは、通常の一番搾りにはないもので、 変な言い方だが、ジューシーな味わいだ。 あまり突出した感じのない、まとまりのよいビール。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ。

 この製品、04年から出ているが、味わいの傾向は変わっていないように思う。 源流は、02年に出た毬花一番搾りにあると思うのだが、あれに比べると、こちらのほうがだいぶおとなしいような気もする。 あくまでも私の記憶によればの話だが。
 いずれにせよ、同じキリンの秋味よりも、また、サッポロ冬物語よりも、 繊細なビールである。
種別 ビール
2006年10月26日
No.948: 本搾りチューハイ PREMIUM 和歌山みかん <期間限定> / メルシャン
 ほんしぼりちゅーはい ぷれみあむ わかやまみかん / めるしゃん
メルシャン 本搾りチューハイ 和歌山みかん メルシャン 本搾りチューハイ 和歌山みかん review
 24日発売の本搾りチューハイ・プレミアム版。これまでこのプレミアム版は、 国産林檎を唯一の例外として、すべて柑橘類である。 今回も、日本の柑橘を代表する温州みかんが主体で、「三宝柑」がブレンドされている。

 グラスに注いだ瞬間、その鮮やかな色に驚かされる。 まさにみかん色というか、山吹色である。
 香りは、ポンジュースにそっくり(*注:ポンジュースは愛媛みかんだが)。いかにもみかん汁。 その印象のまま口に入れると、甘味が弱いことにまた驚かされる。 糖類無添加であるし、果汁100%ではないのだから、当然と言えば当然。
 みかん汁を炭酸で割った感じなのだが、水っぽくはない。 おそらく、本搾りチューハイに共通の「香り芳醇果汁」というのが、ミソなのだろう。 みかんの他に入っている「三宝柑」というのを私は食べたことがないが、 これが濃厚なんだろうか。

 果汁44%。アルコール分4%。原材料:温州みかん、オレンジ、三宝柑、ウォッカ。 糖類・香料・着色料無添加。 『糖酸バランスに優れた果汁とメルシャンオリジナルの「香り芳醇果汁」で 造った「本搾りチューハイ」。 「和歌山みかん」は、和歌山県産温州みかんに、 かつて美味しさゆえに和歌山城外不出とされていたと伝えられる三宝柑、 オレンジの香り芳醇果汁を使用した、期間限定品です。』との説明文がある。

 このシリーズは、毎回すばらしいクオリティのものを繰り出してくる。 マンネリに陥らず、ヒットを連発してくれるのはうれしい。 間違いなく、現時点でのオレンジチューハイの最高峰だろう。
 缶のデザインは、これまで、ともすると通常版とプレミアム版の区別がつきにくい 感じもあったが、今回のはゴールドが基調になっていることもあり、 十分プレミアム感が出ている。
種別 チューハイ
2006年10月27日
No.949: タカラCANチューハイ サワー スッキリ果実のお酒 グレープフルーツ / 宝酒造
 たからかんちゅーはい さわー すっきりかじつのおさけ ぐれーぷふるーつ / たからしゅぞう
タカラ サワー スッキリ果実 グレープフルーツ タカラ サワー スッキリ果実 グレープフルーツ review
 タカラの「サワー・スッキリ果実のお酒」シリーズは全8種あるが、 これまで当サイトでは、巨峰ライチパイナップル白桃ウメと取り上げてきた。 今日は、グレフルを。

 外観はやや濁っているというか、ほんのり黄色っぽい。 香りはフレッシュで直球勝負のグレフル香。変にジューシーさを強調したりせず、 尖りのある柑橘香で、レモンみたいな雰囲気だ。
 口当たりも酸っぱく、そしてほろ苦い。 コンクをソーダで割ったみたいに、素っ気ないが、嫌みもない。 後味もシャープ。
 アルコール分4%。果汁4.2%。原材料:グレープフルーツ果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。 「グレープフルーツのほのかな苦味と、爽やかな酸味をすっきり仕上げた、気軽に楽しめるチューハイです。」

 技巧を凝らしてそれらしく味付けするより、 こういうシンプルな仕上げの方が、飲み飽きしないような気がする。
種別 チューハイ
2006年10月28日
No.950: カクテルパートナー ゴールドワインスパークリング <冬の限定缶> / アサヒ
 かくてるぱーとなー ごーるどわいんすぱーくりんぐ <ふゆのげんていかん> / あさひ 
アサヒ COCKTAIL PARTNER ゴールドワインスパークリング アサヒ COCKTAIL PARTNER ゴールドワインスパークリング review
 フライングにも程がありますが・・・。
 12月5日に発売予定のカクテルパートナー冬の限定缶。 当サイトのレビュー本数の充実に多大なる貢献をしていただいている "特命リサーチャー" 「回転寿司は永遠に不滅です」 主宰・お寿司MAX副会長氏が何処からか調達してこられたもの。 実は半月以上前に戴いていたものだが、 あまり早すぎても・・という気持ちもあって、 なんとなく今日まで来たのだ。

 グラスに注いだ色は、ごく淡いゴールド。 香りはマスカット香が中心で、柑橘は強くない。
 味は酸が強めで、白ワインの甘い感じをうまく抑え込んでいる。 炭酸も効いていて、後キレも良い。
 果汁1%。アルコール分5%。原材料:レモンリキュール、白ワイン、 レモン果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。 「白ワインにレモン果汁を加えソーダで割った、スッキリした味わいのワインカクテルです。」

 使用しているのがどんな白ワインなのかはわからないが、 マスカット香がすることから、結構甘味のあるワインなのではないかと思う。 そこにレモンを加えることによって、バランスをとっているのだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年10月29日[1]
No.951: タカラCANチューハイ サワー スッキリ果実のお酒 レモン / 宝酒造
 たからかんちゅーはい さわー すっきりかじつのおさけ れもん / たからしゅぞう
タカラ サワー スッキリ果実 レモン タカラ サワー スッキリ果実 レモン review
 タカラの「サワー・スッキリ果実のお酒」シリーズは全8種あるが、 これまで当サイトでは、巨峰ライチパイナップル白桃ウメグレープフルーツと6種取り上げてきた。 今日は、レモンを。

 外観は透明に近いが、かすかに白濁。 香りは軽やかで、刺激の少ないレモン香。 甘さすら彷彿とさせる角の取れた香りだ。
 味も適度に甘味がきいて、口当たりは柔らかい。 アルコール感は弱いので、レモンスカッシュのよう。
 アルコール分4%。果汁1.4%。原材料:レモン果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。 「爽やかなレモンの酸味をやさしい甘さで包んですっきり仕上げた、気軽に楽しめるチューハイです。」

 キリッと冷やして氷を入れたりすれば、風呂上がりなどにもゴクゴク飲めるタイプのチューハイだ。
種別 チューハイ
2006年10月29日[2]
No.952: リザーブ&ウォーター / サントリー
 りざーぶ あんど うぉーたー / さんとりー
サントリー リザーブ&ウォーター サントリー リザーブ&ウォーター review
 9月にスペシャルリザーブ12年&ウォーターという、12年物リザーブの水割り製品が出たが、 これは、それ以前に存在していた10年物リザーブの水割り。既に製造終了しているものと思われるが、 私はかなり前に入手しておきながら、飲まずに冷蔵庫に保管してあったのだ。

 色はしっかり琥珀。水割り製品にしては、少し濃い部類。 香りは甘いが、ツンと鼻をくすぐるクリスピーさもある。
 味も少しだけピリッとして、12年物よりは辛口な印象。コクもある。
 アルコール分9%。原材料:モルト、グレーン。 「10年リザーブの<天然水>割り」

 飲みやすさと腰の強さを併せ持った水割りと言えよう。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年10月30日
No.953: タカラCANチューハイ サワー スッキリ果実のお酒 夕張メロン / 宝酒造
 たからかんちゅーはい さわー すっきりかじつのおさけ ゆうばりめろん / たからしゅぞう
タカラ サワー スッキリ果実 夕張メロン タカラ サワー スッキリ果実 夕張メロン review
 タカラの「サワー・スッキリ果実のお酒」シリーズは全8種あるが、 これまで巨峰ライチパイナップル白桃ウメグレープフルーツレモンと7種飲み、ついにこれが最後となった。

 外観は透明に近いが、ややオレンジに色づいている。 夕張メロンをイメージした色なのだろう。 メロンシャーベットあるいはクリームソーダのように、やや甘そうな香り。 夕張メロンのムスクっぽい香りの雰囲気は、そこそこ出ている。
 味もやさしい甘さで、ソフトな飲み口だが、炭酸が効いているので、 甘ったるくはない。メロンソーダよりは後味はあっさりしている。
 アルコール分4%。果汁0.8%。原材料:夕張メロン果汁、白桃果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。 「夕張メロンの上質な香りと甘さをすっきり仕上げた、気軽に楽しめるチューハイです。 (この商品は原料供給元:夕張めろん城との共同開発商品です。)」

 原料に白桃果汁を使っているのは、メロン果汁の含有量の低さを補い、 甘味を与える目的なのだろうか。それにしても両者のトータルで0.8%なのだから、 自然な果汁感を求めるのは無理だろう。

 これで、このシリーズ全8種を制覇したわけだが、既にリニューアルしているので、 今度はリニューアル後の新製品にとりかからなくてはいけない。 それから、同じタカラのSOURシリーズもまだ網羅できていないので、こちらにも着手する必要がある。 いずれにせよ、新製品の谷間でこなしてゆくので、なかなかはかどらない懸念はあるのだが。
種別 チューハイ
2006年10月31日[1]
No.954: ジョッキ黒 <限定醸造> / サントリー
 じょっきくろ <げんていじょうぞう> / さんとりー
サントリー ジョッキ黒 サントリー ジョッキ黒 review
 明日11月1日が発売日のサントリー・ジョッキ黒。 名前とパッケージデザインからもわかるとおり、同社ジョッキ生 のダーク版という位置づけ。期間限定らしい。

 泡はきめ細かく、かなりしっかりと盛り上がるが、泡持ちはほどほど。 ほのかなロースト香があるが、カラメルのニュアンスは弱い。
 味はほんのり甘いが、焦げた感じは弱く、コクもない。 目をつぶって飲んだら、よもやこんな色だとは思わないんじゃないだろうか。
 アルコール分5%。原材料:発泡酒、スピリッツ(小麦)、炭酸ガス含有。

 発泡酒に小麦スピリッツを混ぜる製法は、スーパーブルーと同じ。 コーンを使っている通常のジョッキ生とは、基本的に違う製品であることがわかる。
 黒だと思って飲むと物足りないが、 普通の発泡酒や第3のビールにありがちな雑穀臭はうまくマスクされていて、くせが少ない。 その長所を評価してあげるべきだろう。通常のジョッキ生に比べれば、かなりマシである。
種別 第3のビール
2006年10月31日[2]
No.955: 氷結 アップルヌーヴォー <冬限定> / キリン
 ひょうけつ あっぷるぬーう゛ぉー <ふゆげんてい> / きりん
キリン 氷結 アップルヌーヴォー キリン 氷結 アップルヌーヴォー review
 明日11月1日が発売日となっている キリン氷結の冬限定品。この製品は2002年に始まっていて、その時には当サイトでも取り上げた。 翌03年にも発売されたが、内容が同じだったため当サイトでは取り上げなかった。 それから製品自体が途絶えていたが、今回、3年ぶりに復活となったようである。面白いのは、 以前の製品は「アップルヌーボー」との表記だったが、今回は「アップルヌーヴォー」になっているところ。 私の書き間違いかと思って、念のため、キリンのサイトで確認したら、 やはり前回は「ヌーボー」だった。

 外観はかすかにゴールドに色づき、きめ細かな気泡が断続的に立ち上り、シャンパンのように美しい。 香りはごく自然で奥ゆかしいりんご香。
 酸味が結構きいているが、甘味とのバランスが良く、りんごをサクッとかじったときのような味。 くどさはなく、後味はスッキリ。
 果汁3.5%。アルコール分5%。原材料:りんご果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料・酸化防止剤(ビタミンC)。 製造者:キリンディスティラリー(株)。販売者:麒麟麦酒(株)。 「国産初摘みアップルの氷結果汁を使用した旬の美味しさが楽しめる冬限定チューハイ」

 プレミアムシリーズではないが、昇格させてあげてもいいと思うくらいの内容。 非常にまとまりが良く、幅広い層に支持されるであろうチューハイだ。いや、チューハイというより、 カクテルの域にある。
種別 チューハイ
2006年11月1日[1]
No.956: タカラCANチューハイ スッキリ果実のお酒 ライチ / 宝酒造
 たからかんちゅーはい すっきりかじつのおさけ らいち / たからしゅぞう
タカラ スッキリ果実のお酒 ライチ タカラ スッキリ果実のお酒 ライチ review
 つい先日、旧ラインナップ「サワー・スッキリ果実のお酒」全8種を網羅したのだが、 実は既にリニューアルしていた。「サワー」の名が取れ、「スッキリ果実のお酒」となり、 5種に減った。1つずつ飲み進めてゆこう。まずは、ライチから。

 外観はかすかに白濁。いかにもライチという色。 香りもナチュラルで軽やかなライチ香。
 甘味は強いが濃厚ではない。炭酸の刺激と相まって、 さわやかな飲み口。後味もスッキリ。
 アルコール分4%。果汁1.7%。原材料:ライチ果汁、白桃果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。 「本場台湾産のライチを厳選。個性的な香りと甘さをすっきり仕上げた、気軽に楽しめるチューハイです。」

 アルコール分も、果汁含有率も、原材料も、製品説明さえも、旧製品とまったく同じ。 何も変えていないということなのだろうか。それだけ従来から完成度が高かったということか。
種別 チューハイ
2006年11月1日[2]
No.957: とっておき 北海道産の 夕張メロン酒 / サントリー
 とっておき ほっかいどうさんの ゆうばりめろんしゅ / さんとりー
サントリー とっておき 夕張メロン酒 サントリー とっておき 夕張メロン酒 review
 新製品の間隙を縫って、既存製品をどんどん取り上げてゆこう。
 サントリー「とっておき果実のお酒」シリーズは、かなり昔から存在し、 たくさんのフレーバーが造られてきたというのに、残念ながら当サイトではこれまで取り上げてこなかった。 気づいたら2006年の現在、販売されているのは3種だけとなってしまった。 今日は夕張メロン酒を飲むことに。

 外観はかなりしっかりめのオレンジ色。言うまでもなく夕張メロンの果肉のイメージだ。 香りもしっかり深みのあるメロン香。ただ、どこかお菓子っぽく、薄っぺらくて、 メロン特有のムスク香はあまりうまく表現できていない。
 口当たりはもちろん甘いが、ほのかに酸味を感じる。だから全体のバランスは良く、 程よく豊潤でありながら、サッパリ感も両立している。
 果汁5%。アルコール分4%。原材料名:夕張メロン、スピリッツ、糖類、酸味料、 香料、カルミン酸色素、ベニバナ黄色素、炭酸ガス含有。 「北海道で収穫した「夕張メロン」の果汁を使ってつくりました。 香り高いおいしさが魅力です。【原料供給元 夕張市農業協同組合】」

 今ではあまり売っているのを見ないが、細々と長く続いてきた理由がわかる。 定番品となりうる条件である、奇をてらわない、飲み飽きしない安定感がある。
種別 チューハイ
2006年11月2日[1]
No.958: ラ・カクテル ファジー・ネーブル / 合同酒精
 ら・かくてる ふぁじー・ねーぶる / ごうどうしゅせい
GODO ラ・カクテル ファジー・ネーブル GODO ラ・カクテル ファジー・ネーブル review
 我が家の冷蔵庫の肥やしになっていた缶をどんどん開けてゆこうというこの企画 (え?いつからそんな企画が始まったかって? なんとなく最近私はそんな気分なのです)。 今日は、GODOのラ・カクテルシリーズから、ファジー・ネーブルを。

 色はややくすんだ感じの淡いオレンジ。いや、黄色に近い。 香りはあまりフレッシュ感のない、駄菓子チックなオレンジ香が中心。芳香剤的でもある。
 味はオレンジとピーチが拮抗している。これ以上ピーチを強調すると 爽やかさが失われそうなので、このバランスの取り方はよい。 オレンジの皮のような苦味が少し感じられる。強めの炭酸が、後味のすっきり感に貢献している。
 アルコール分6%。果汁1%。原材料:ピーチ果汁、オレンジ果汁、スピリッツ、果糖ぶどう糖液糖、 酸味料、香料、クエン酸Na、ベニバナ黄色素、アントシアニン色素。

 これ、昨年購入したものなので、今も同じものが売られているのかどうか定かでない。 そもそもこのシリーズは、ごく限られた酒店やスーパーでしかお目に掛かれないのだ。 残念ながら中身も、取り立てて褒めるべきところがみつからなかった。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年11月2日[2]
No.959: バーゲンブロー(韓国産発泡酒)
 ばーげんぶろー(かんこくさんはっぽうしゅ)
バーゲンブロー バーゲンブロー review
 ダイエー系列で売られている発泡酒。
 先日、限定生産されている同じブランドの新ジャンル(第3のビール) バーゲンブロー ノイヴェルトを飲んだが、 こちらのほうはだいぶ以前からある発泡酒だ。

 泡は純白できめ細かく、当初はよく盛り上がるが、すぐに減衰。 泡持ちの悪さは発泡酒としては致し方ないところ。 香りは強くはないが、日なたで乾いたムシロのような匂いがある。
 口に入れるとほんのり甘く、この点も典型的な発泡酒といえる。 ただ、臭みはかなり抑え込まれていて、決して耐え難いレベルではない。 軽い酸味や苦味もあって、それなりに味わいがある。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ、スターチ、コーン、大麦、米。 原産国:韓国。輸入者:(株)ダイエー。

 決してスカスカではないし、それなりに飲んだ充実感も得られる。 これで税込102円なのだから、文句は言えないだろう。
種別 発泡酒
2006年11月3日
No.960: タカラCANチューハイ サワー スウィートレモン / 宝酒造
 たからかんちゅーはい さわー すうぃーとれもん / たからしゅぞう
タカラ SOUR スウィートレモン タカラ SOUR スウィートレモン review
 これも前々から飲み進めなければと思いつつ、なかなか進まなかったもの。 かなり以前からあるタカラSOURシリーズだが、なんと12種もフレーバーがある。 当サイトにはこれまで、レモングレープフルーツ白桃の3種しか登場していない。 これが4種め。とにかく地道に飲み進めよう。

 グラスに注いだ色は、ほとんど透明だが、かすかに白濁。 スウィートレモンの名にふさわしい、ふくよかでジューシーなレモン香。
 口に含んだ瞬間も、甘味がまず感じられ、炭酸のシャープさが後を締める。 アルコール感はあまり強くない。最後までまろやかで、酸味の弱いレモンスカッシュみたいな味わい。
 アルコール分6%。果汁1.4%。原材料:レモン果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、 香料。「すっきりとしたレモンの酸味をやさしい甘さでつつみました。 気軽に楽しめるスウィートな味わいのチューハイです。」

 同じシリーズのレモンが、ひたすらシンプルで直球勝負な味であることを考えると、 実に好対照をなしていると言える。両方とも存在意義がある。
種別 チューハイ

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