ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.961〜980


 HOME  ビール・発泡酒・チューハイの部屋メニューへ戻る  前へ  次へ

2006年11月4日
No.961: ベルヴュー・クリーク
 べるう゛ゅー・くりーく
ベルヴュー・クリーク ベルヴュー・クリーク review
 久しぶりに海外のビールを。
 世界に冠たるビール王国ベルギーで造られているクリークというスタイルのビール。 ランビックという自然発酵のビールにチェリーを漬け二次発酵させたもので、 このベルヴュー・クリークは、日本でも以前からおなじみの銘柄だ。

 泡はストロベリー・ムースのようにきれいなピンクで、泡持ちもかなり良い。 液体はくすんだ感じのチェリー・レッド。
 香りはもちろんさくらんぼの可憐な酸が中心だが、どこか焦げたような、 燻したような深みがある。味はキュンっと酸っぱく、 適度に苦味もあり、甘さはほとんどない。
 酸といっても幾分か丸っこく、塩気のようなものも感じる。 飲み干した後にじんわりチェリーの風味が余韻として残るのが心地よく、 それがまた次の一口を誘う。
 アルコール分5,1%。原材料:大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ、果汁。 原産国:ベルギー。輸入者:シャンパンハウス(株)。

 日本の酒税法上は、いわゆる発泡酒と同じ扱いだが、本国ではもちろん真っ当なビールの一種であるため、 当サイトでもビールに分類した。
 私は久々にこれを飲んだが(当サイト上は初)、忘れた頃にまた飲みたくなる不思議な魔力を持つ1本だ。
 なお、普通は瓶入りのほうをよく見かけるようなので、どちらかというと缶の方が珍しいかもしれない。
種別 ビール
2006年11月5日[1]
No.962: ハイボーイ グレープフルーツ / 合同酒精
 はいぼーい ぐれーぷふるーつ / ごうどうしゅせい
Hi-BOY グレープフルーツ Hi-BOY グレープフルーツ review
 これも長らく冷蔵庫の奥で眠っていたものだが、 今のうちに飲んでおこうということで、引っ張り出してきた。 かなりのロングセラーであるGODOのハイボーイだ。先日、レモンは飲んだ。

 外観は無色透明で微細な気泡が断続的に立ち上る様子がよく見える。 香りはサイダーとかスプライトみたいな感じが強く、あまりグレフルらしくはない。
 飲めば苦味があって、やはりグレフルだと気づくのだが、 強さはなく、かなり透き通った印象。アルコール感はしっかりある。
 アルコール分7%。果汁2.5%。原材料:グレープフルーツ果汁、醸造用アルコール、 スピリッツ、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料。

 目立たず、実にオーソドックスなつくり。 最近の果汁感あふれるチューハイとは一線を画す。
種別 チューハイ
2006年11月5日[2]
No.963: とっておき 福島産の 白桃酒 / サントリー
 とっておき ふくしまさんの はくとうしゅ / さんとりー
とっておき 福島産の白桃酒 とっておき 福島産の白桃酒 review
 先日夕張メロン酒を飲んだ、サントリー・とっておき果実のお酒シリーズ。 これもロングセラーで、以前はたくさんのフレーバーが存在していたようだが、 現在では3種だけとなっている。今日は、2種目の白桃酒を飲む。

 外観はやや白濁。いかにも白桃らしい。 香りは押しの強くない穏やかな白桃香。実に奥ゆかしい。
 味も桃らしい甘味がありながら、炭酸が効いていて、酸味も適度に。 くどくならない程度のフルーティさに調節されている。 後味も、スッキリとまではいかないものの、 透明感を保った穏やかな甘味が残る。
 アルコール分4%。果汁7%。原材料名:白桃、スピリッツ、 糖類、香料、酸味料、炭酸ガス含有。「福島県で収穫した「白桃」果汁を使ってつくりました。 優しく心地よいおいしさが魅力です。」

 もっとくどいものを想像していたけれど、なかなかバランスが良いと感じた。 ロングセラーの理由がわかる。
種別 チューハイ
2006年11月6日
No.964: とっておき 山梨産の 巨峰酒 / サントリー
 とっておき やまなしさんの きょほうしゅ / さんとりー
とっておき 山梨産の巨峰酒 とっておき 山梨産の巨峰酒 review
 今日はホントは、明日発売の商品がたくさんあるので、 そのうちのどれかを飲むつもりだった。ところが、 日付が変わってから帰宅したために、近所のコンビニ3軒を覗くも、 新製品はすべてなくなっていた。 新発売と表示だけがある空っぽの棚を恨めしい思いで眺め、 仕方なく帰ってきた。
 ということで、帰宅後、冷蔵庫から古い製品を出す。

 サントリー「とっておき果実のお酒」シリーズは現在全3種が発売されており、 既に、夕張メロン酒白桃酒 を飲んだので、残るはこの巨峰酒だけということになる。

 色はごく淡い紫で、透明度が高い。香りは軽やかで、 ドロップのよう。
 味もよく言えばスッキリタイプ。悪く言えばコクがない。 ぶどうらしさよりも、爽やかな飲み心地を優先した感じ。 甘味は強くなく、後味にもまとわりつく感じはないが、 タンニン分が唇の裏にへばりつく感じ。
 アルコール分4%。果汁5%。原材料名:巨峰、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。 「山梨県で収穫した「巨峰ぶどう」の果汁を使ってつくりました。 フルーティーなおいしさが魅力です。」

 フルーティーというほどフルーティーでないところが、この製品の長所なのだと思う。  さっぱりしていて、飲み飽きない。そこが魅力と言えるのだ。
種別 チューハイ
2006年11月7日[1]
No.965: 贅沢日和 / アサヒ
 ぜいたくびより / あさひ
アサヒ 贅沢日和 アサヒ 贅沢日和 review
 本日7日、アサヒから出た発泡酒。

 発泡酒にしては泡立ち、泡持ちが良い。 香りをかいだ瞬間、「ああやっぱり発泡酒だ」と思う。臭みは弱い部類だとは思うが、 ホップ香は軽く、これといった特徴に乏しい。
 味はアサヒらしく、クリーンで雑味がない。適度に苦味がきいている。 発泡酒にありがちな薄ら甘いニュアンスもない。 よくここまでシェイプアップしたな、という印象。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類。 「熟成期間の規準を3割長くしています。(当社発泡酒比)」

 キリン円熟が男性的だとすると、こちらは極めて女性的。 あちらはパンチが効いている反面、粗野でまとまりがないが、こちらは優しく、バランスの美がある。 支持層は異なると思われ、共存は可能だ。

 発泡酒というジャンルでこうやって品質を追求すれば、確かにそれなりの ものができるようになったのは確かで、そこはメーカーの努力を評価しなければならないが、 どうしても物悲しさを感じてしまう。
 喩えて言えば、狭い我が家を広く見せるために、一生懸命インテリアを考え、 それなりに快適な環境をつくりました、といった感じ。 しかし、頑張れば頑張るほど、そもそも広い家との違いが明確に感じられてしまうのだ。
 新ジャンル(第3のビール)登場後、各社とも発泡酒の位置づけをどうすべきか、 右往左往しているように見える。
種別 発泡酒
2006年11月7日[2]
No.966: COCKTAIL カロリ。ウインターメロンボール <冬限定> / アサヒ
 かくてるかろり。ういんたーめろんぼーる <ふゆげんてい> / さんとりー
サントリー カクテルカロリ。ウインターメロンボール サントリー カクテルカロリ。ウインターメロンボール review
 本日7日発売。サントリー「カクテルカロリ。」の冬限定品。2種あるが、 やはりメロン好きの私としては、こちらから。

 グラスに注いだ色は、濁りのある、ごく薄いグリーン。メロン汁っぽい。 香りは、サクマドロップスのメロンみたいな感じ。 そこに少しツンと酸っぱそうなニュアンスが加わる。深みがなく、お菓子チック。
 味は、メロン的な(メロンそのものの味わいではもちろんない)甘味に、 爽やかな酸がアクセントとなっている。メロンだけだと、のっぺりした甘味になりがちなところを、 酸味をうまく使い、味を締めているようだ。
 ただ、「カロリ。」の特徴である人工甘味料的薄ら甘さは、いかんともしがたい。 酸をきかせればきかせるほど、その甘さが鼻につく。
 果汁0.5%。アルコール分4%。原材料名:メロン、スピリッツ、オレンジ蒸留酒、 糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 ベニバナ黄色素、炭酸ガス含有。オレンジスピリッツ0.01%使用。カロリー50%オフ。

 パッケージデザインは冬らしく、ネーミングもバッチリ。 なかなかそそられる商品ではあるけれども、内容はちょっとがっかり。 深みがなく、メロン好きには、物足りない感じ。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年11月8日
No.967: COCKTAIL カロリ。ストロベリーホワイト <冬限定> / アサヒ
 かくてるかろり。すとろべりーほわいと <ふゆげんてい> / さんとりー
サントリー カクテルカロリ。ストロベリーホワイト サントリー カクテルカロリ。ストロベリーホワイト review
 昨日7日発売。サントリー「カクテルカロリ。」の冬限定品。2種あるうち、 昨日はウインターメロンボールを飲んだが、今日はもう一つのストロベリーホワイトだ。

 グラスに注いだ色は、濁りのある、ごく淡いピンク。 ストロベリーホワイトの名のとおり。 香りは、まさにイチゴミルク。ふんわりと甘そう。
 口当たりは、炭酸が効いているので、意外にもシャープ。 ただ、後ろにクリーミーな甘味が控えている。 「ストロベリー&ヨーグルトテイスト」とのことだが、 ヨーグルトというよりは、ミルクのようなまろやかさだ。
 果汁0.5%。アルコール分4%。原材料名:いちご、スピリッツ、乳清はっ酵液、 糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 野菜色素、(原材料の一部に乳成分および大豆を含む)、炭酸ガス含有。カロリー50%オフ。

 人工甘味料特有の甘さはもちろんあるが、乳製品の甘さと呼応して、不自然さは軽減されている。 「カロリ。」シリーズは、このように甘味を基調としたフレーバーか、 反対にアセロラみたいに酸味の強調されたものか、どちらかが良いと思う。 中途半端にスッキリしたフレーバーが一番悪い。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年11月9日[1]
No.968: カクテルパートナー オーロラフランボワーズ <冬の限定缶> / アサヒ
 かくてるぱーとなー おーろらふらんぼわーず <ふゆのげんていかん> / あさひ
アサヒ カクテルパートナー オーロラフランボワーズ アサヒ カクテルパートナー オーロラフランボワーズ review
 7日発売。カクテルパートナーの冬の限定缶。 2種あるうち、オーロラオレンジのほうは、 既に大幅フライングで10月20日に飲んでいるので、そちらを参照して欲しい。 残りのもう一つがこれ。フランボワーズ&ヨーグルトリキュールで、オーロラフランボワーズ。

 グラスに注いだ色は、濁りのある、ごく淡いピンク。図らずも、 昨日飲んだカクテルカロリ。ストロベリーホワイトに酷似。 香りは、ツンと酸が立っている。 いちごに比べると、同じベリーでも尖りがあるのは当然だ。
 味も酸がキュッとして、そこにヨーグルトリキュールの少し丸っこい味わいが加わる。 甘味も強いが、甘ったるいと感じさせないのは、この酸のおかげだろう。 全体としてコクのある味わいになっている。
 果汁0.1%。アルコール分4%。原材料:ヨーグルトリキュール (ウオッカ、はっ酵乳、糖類、酸味料、安定剤(大豆多糖類))、ラズベリー果汁、 糖類、香料、酸味料、乳化剤、アントシアニン色素、クチナシ色素。 「ヨーグルトリキュールにフランボワーズ果汁をミックスした、甘酸っぱいヨーグルトテイストのカクテルです。」

 サントリー「カクテルカロリ。」のほうは、カロリーオフ・糖質オフという至上命題があるから単純に比較はできないが、 やはりカロリーカットなんか狙わないほうが、味に深みが出せるのは当然。 味わいの充実度だけで勝負すれば、カクパーに軍配が上がる。
 ヨーグルトとラズベリーの酸がうまくマッチしていて、味に統一感がある点もよい。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年11月9日[2]
No.969: カロリ。シチリアレモン / サントリー
 かろり。しちりあれもん / さんとりー
サントリー カロリ。シチリアレモン サントリー カロリ。シチリアレモン review
 7日発売。ファミリーマートとサントリーが共同開発し、 ファミリーマート酒類取扱店のみで売り出された新しいカロリ。 これまでと違い、黒を使ったシャープなパッケージデザインが目を引く。

 まず外観は無色透明。香りはシャープなレモン香。何かに似ている。 キリンレモンだろうか。スプライトだろうか。シャワーコロン? ガラスクリーナー? ファミリーフレッシュ?
 味は、一本筋の通った潔いレモンフレーバー。 甘味は抑え込まれ、レモンの皮の渋みのようなものすら感じる。後味もキリッと。
 通常「カロリ。」シリーズに感じられる人工甘味料の薄ら甘さは、 丁度よい具合にレモンの酸に隠されている。ガムをかんだ後のような後味が微妙に残るのは致し方ないが。
 果汁2%。アルコール分4%。原材料名:レモン、ウオツカ、 酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)、炭酸ガス含有。 「イタリア・シチリア産レモンを使用、混じりけの無い水(純水)で仕上げた カロリー50%オフ・糖類ゼロのチューハイです。」

 くしくも昨日、「カクテルカロリ。」のところで書いたが、 鋭い酸を前面に出したフレーバーだと、人工甘味料の甘さがマスクされるという、よい見本。
 昔ながらの正統派チューハイではないが、 最近のレモンテイストチューハイの中では、異彩を放つ存在だと思う。
種別 チューハイ
2006年11月10日
No.970: 焼酎ハイボール ウメドライ <限定生産> / 宝酒造
 しょうちゅうはいぼーる うめどらい <げんていせいさん> / たからしゅぞう
タカラ 焼酎ハイボール ウメドライ タカラ 焼酎ハイボール ウメドライ review
 7日発売。タカラ焼酎ハイボールから、限定生産のウメドライが出た。 元々「ガツンとドライ」というキャッチコピーが冠されているこのシリーズで、 さらに商品名にドライがついているのだから、期待は大きい。色んな店を探し歩いていたのだが、 なかなかみつからなくて、昨日やっと、ファミマに入荷しているのをみつけた。

 グラスに注いだ色は、やや淡いシャンパンゴールド。 炭酸が強いので、注ぐときはジュワジュワと音がし、その後もグラスの中を気泡が断続的に立ち上る。 その様は、まるでシャンパンだ。
 香りは、少し酸の角が取れた感じの柔らかなウメ香。 まろやかなのかな?と思って口に運ぶと、そのドライさにびっくりする。 甘さがほとんど取り払われ、かといって酸味が強調されているわけでもなく、 すっきり軽やかでありながら、炭酸がビリビリと強い。
 薄くて味がないな、と感じる人もあるかもしれない。そのくらい思い切ってスッキリと仕上げている。
 アルコール分6%。果汁1%。原材料:焼酎、梅果汁、糖類、香料、酸味料、カラメル色素。

 梅酒ではなく、梅果汁を使っている。それでこのスッキリ感が達成できているのだろう。 しかし、ちょっと思ったのだが、これで炭酸をものすごく弱くすれば、 同じタカラの「京都のちゅうはい やんわり梅」にかなり似てくるんじゃないだろうか。

 これで7日発売の新製品は一通り網羅できたはずなのだが、実はもっと以前に発売されたチューハイで 入手できていないものがある。10月24日発売のメルシャン本搾り・冬柑だ。 実は今日、「冬柑、まだですか?」というメールを戴いたのだが、当然私も掲載しなきゃと思っている。 血眼になって探し回っているのだが、まったくお目に掛かれない。
 大阪近郊在住で、見かけたよ、という方は、ぜひ教えてください。
種別 チューハイ
2006年11月11日
No.971: CGC 酎ハイ レモン / 宝酒造(CGC P.B.商品)
 しじしー ちゅーはい れもん / たからしゅぞう
CGC 酎ハイ レモン CGC 酎ハイ レモン review
 全国200社以上の中堅・中小スーパーが加盟している共同仕入機構CGCがタカラと開発したチューハイ。 CGCとは、サイトによれば Co-operative Grocer Chainの略だそうで、即ち共同で食料品を扱うチェーンという意味である。
 私がこのチューハイの存在を知ったのは、 当サイト「特命リサーチャー」と勝手に私が任命した 「回転寿司は永遠に不滅です」主宰・お寿司MAX副会長氏 が、もう1ヶ月ほど前に3種セットで寄贈してくださったためである。 開けるタイミングがなくて、今日まで来てしまった。

 まず外観は無色透明。香りはマイルドで、適度に果汁感のあるレモン香。 味はなかなかシャープで、甘味も強くない。レモンのジューシー感を活かしつつ、 アルコールとしての飲み応えもある。
 非常に無難なつくり。毎日飲んでも飽きないキャラクターであると思う。
 アルコール分7%。果汁3.6%。原材料:レモン果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。 製造者:宝酒造(株)。販売者:(株)シジシージャパン。

 上の銘柄名のふりがなを見てもらってもわかるが、CGCはシージーシーではなく、「シジシー」と表記する のが正しいらしい。
種別 チューハイ
2006年11月12日
No.972: CGC 酎ハイ グレープフルーツ / 宝酒造(CGC P.B.商品)
 しじしー ちゅーはい ぐれーぷふるーつ / たからしゅぞう
CGC 酎ハイ グレープフルーツ CGC 酎ハイ グレープフルーツ review
 昨日レモンを飲んだCGC酎ハイ。今日は2種目のグレープフルーツを。 これも、 当サイト「特命リサーチャー」 「回転寿司は永遠に不滅です」主宰・お寿司MAX副会長氏 から寄贈されたもの。

 まず外観は、かすかに白濁。いかにもグレフルらしい。 香りは甘味よりも苦味を感じさせる落ち着いた柑橘香。
 味は甘味が適度に抑えられ、苦味が前面に。それでも決して飲みにくいわけではなく、 スッキリした味。アルコール感がしっかりある。
 レモンと同様、こちらも非常に無難なつくりで、飲み飽きない。
 アルコール分7%。果汁4.2%。原材料:グレープフルーツ果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。 製造者:宝酒造(株)。販売者:(株)シジシージャパン。

 手軽にしっかりアルコール感のある味わいが楽しめる。
種別 チューハイ
2006年11月13日
No.973: CAFE DE PARIS ミラベルの穣り / キリン
 かふぇ・ど・ぱり みらべるのみのり / きりん
CAFE DE PARIS ミラベルの穣り CAFE DE PARIS ミラベルの穣り review
 やっとみつけた。
 このCAFE DE PARISシリーズは、当サイトではまだ定番品を網羅してはいないが、 季節限定品は徐々に飲み進めている。秋季限定のような位置づけで出されたミラベルは、 8月23日の発売だった。当然私は探し続けていたが、まったくみつけられなかった。 いや、正確には、大きなフルボトルを売っているのに遭遇したことはあるが、 こんなにたくさんは要らないよなあ、ということで買わず、このベビーボトル(200ml)を探し続けていた。

 外観は淡い黄金色で、細かな気泡が断続的に立ち上る。 香りは、まさに「黄色」。何の果物か知らされてなかったとしても、 黄色以外には考えられない香り。甘酸っぱそうで、 少しベビーパウダーあるいは石けんのようなニュアンスがある。
 味はキュッとした梅のような酸があり、桃的な甘味もある。どこかタマゴのようなほっこり感もある。 後味も甘く、キレは良くない。
 アルコール分6.7%。品名:スパークリングワイン。 添加物:酸化防止剤(亜硫酸塩、アスコルビン酸)、保存料(ソルビン酸K)、香料、酸味料、炭酸ガス含有。輸入者:麒麟麦酒(株)。 「ミラベル(黄すもも)は秋に収穫されるフランスで大変馴染み深いフルーツです。 フレッシュでフルーティなミラベルの香りと甘酸っぱい味わいが特長のスパークリングワインです。」との説明あり。

 スパークリングワインと言いながら、香料や酸味料などが添加されているので、 当サイトではワイン扱いはせず、「利酒日記」ではなく、 こちら「ビール・発泡酒・チューハイの部屋」に収録している。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年11月14日
No.974: 本搾りチューハイ 冬柑 <期間限定> / メルシャン
 ほんしぼりちゅーはい ふゆかん <きかんげんてい> / めるしゃん
本搾りチューハイ 冬柑 本搾りチューハイ 冬柑 review
 長らくお待たせしました m(_ _)m
 昨年も入手に苦労したが、今年は更に苦労したこの冬柑。 私は当然、発売日(10/24)の前夜から探し回っていた。
 生活圏内にあるイオン系、ダイエー系のほか中小のスーパー、 百貨店、ディスカウント酒店、地元の酒店、コンビニはセブン、ローソン、ファミマなどを何度巡ってもなく、 当サイト特命リサーチャー氏のアドバイスに従いサークルKサンクスを覗いても、ない。 もしやと思い、今日久々am/pmを覗いたら、入荷していた。みつけてうれしかった、というか、安堵した。
 では、試飲を。

 グラスに注いだ色はかなり白濁。香りで目立つのは、ゆずだろうか、かぼすだろうか。
 味に甘味はほとんどなく、見事な苦さだが、昨年よりは幾分かマイルドになった感じがする。 グレープフルーツの比率が高まったのだろうか? 真相はわからないが。
 後味も甘さは弱く、酸味と苦味の二重奏。冬の鍋物にぴったりという特徴は、昨年から変わらない。
 果汁10%。アルコール分6%。原材料:グレープフルーツ・ゆず・かぼす・すだち・ウォッカ。 「冬柑は、国産のゆず・かぼす・すだち果汁に、グレープフルーツ果汁を加えた、冬にぴったりの 和柑橘ブレンドチューハイです。和柑橘のやさしい香りが際立った、鍋に合うすっきりとした 味わいが楽しめます。」との説明あり。


06年と05年の飲み比べ
 パッケージデザインも基本は昨年と変わらないようでいて、 実は結構変わっている。

 中身が実際のところ昨年とどう変わったのかどうしても検証したくて、 我が家の缶チューハイ貯蔵所(冷蔵庫に入りきらないものを段ボールに詰めてしまってある)を ガサゴソ探したら、なんと9月で賞味期限が切れてはいるが、昨年の冬柑を発見! 早速比べてみた。
 すると、苦味は同程度だが、昨年のもののほうが、やはり酸味が強く、 果汁感がかなり弱かった。果汁含有率が昨年の方が11%と、1%多かったのに。
 昨年のものがあまりにも苦酸っぱく、マニアックすぎたので、 今年はジューシーさを加え、マイルドに仕立てたのだろう。
種別 チューハイ
2006年11月15日
No.975: CGC 酎ハイ ウメ / 宝酒造(CGC P.B.商品)
 しじしー ちゅーはい うめ / たからしゅぞう
CGC 酎ハイ ウメ CGC 酎ハイ ウメ review
 既に、レモン、グレープフルーツと2種飲んだCGC酎ハイ。 当サイト「特命リサーチャー」 「回転寿司は永遠に不滅です」主宰・お寿司MAX副会長氏 から3種セットで寄贈されたもので、これが最後となる。

 まず外観は、いかにも梅酒を想像させる淡いゴールド。 香りにしつこさはないが、甘味を彷彿とさせ、梅酒の深みを感じる。
 味もしっかりと芯があり、梅酒ソーダといった感じ。それでも甘ったるくなく、 爽やかさを保っているのは、甘味の設定が絶妙だからだろう。 これ以上甘いとくどいし、もっと甘味が弱いと梅酒らしさがなくなる。 そういった最適ポイントで調整されている感じがする。
 後味には梅らしい甘酸っぱさが残り、後キレは今ひとつ。
 アルコール分7%。原材料:梅酒、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。 製造者:宝酒造(株)。販売者:(株)シジシージャパン。

 しっかり感を求める人にも、 爽快感を求める人にも、ほどほどに支持されるであろう。 悪く言えば、どっちつかずな仕上がり。
種別 チューハイ
2006年11月16日
No.976: まろやか緑茶割り / 宝酒造
 まろやかりょくちゃわり / たからしゅぞう
タカラ まろやか緑茶割り タカラ まろやか緑茶割り review
 先日、本搾り・冬柑を探し回っていたときに、コンビニで偶然みつけたもの。
 焼酎のやわらかお茶割りという製品が前にあったが、これはそのリニューアル品だろうか。

 色はきれいな淡い緑で、まさに緑茶。香りに華やかさはないが、 深く落ち着いた緑茶香。アルコールの匂いはしない。
 味は苦味が強く、アルコールのほろっとした甘味がある。渋みと粉っぽさがかなりある。
 アルコール分4%。原材料:焼酎、緑茶、ビタミンC。「お食事に、お風呂あがりにスッキリとした味わいを お楽しみください。」

 以前の焼酎のやわらかお茶割りと中身は同じか?と思っていたが、 私の感覚ではちょっと変わったかな、とも思う。特に渋みが増した感じがする。
 ところで、タカラのサイトを確認したら、なんとこの商品は載っていなかった。 まだ、焼酎のやわらかお茶割りのほうが載っていた。同社にはありがちなことだけれども。
種別 チューハイ
2006年11月18日
No.977: ラ・カクテル カシス&グレープフルーツ / 合同酒精
 ら・かくてる かしす あんど ぐれーぷふるーつ / ごうどうしゅせい
GODO ラ・カクテル カシス&グレープフルーツ GODO ラ・カクテル カシス&グレープフルーツ review
 我が家の冷蔵庫の奥に死蔵されていたものを引っ張り出してきた。
 GODOの製品は売られているのをあまり見ないし、同社のサイトを見ても製品情報がよくわからない。 このラ・カクテルシリーズはちょっと前にファジー・ネーブルを飲んだので、まだ2種目だが。

 色は極めて淡いピンク。カシスの香りと鋭い柑橘香がうまくマッチ。
 味もカシス&グレープフルーツという名のとおり。飲み口が軽やかで、 カクテルというのにはコクが足りないが、チューハイ代わりにゴクゴク飲むのにはいい。
 アルコール分6%。果汁1.1%。原材料:グレープフルーツ果汁、カシス果汁、スピリッツ、 果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、アントシアニン色素、ベニバナ黄色素。

 目立った特徴もないが、飽きの来ない仕上がりになっている。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年11月19日
No.978: CAFE DE PARIS フランボワーズ / キリン
 かふぇ・ど・ぱり ふらんぼわーず / きりん
CAFE DE PARIS フランボワーズ CAFE DE PARIS フランボワーズ review
 先月18日に発売されたキリンCAFE DE PARISのフランボワーズ。 ずっとみつけることができないでいたのだが、 先日ミラベルの穣りを入手した成城石井阪急三番街店に入荷していた。

 グラスに注ぐと、とても鮮やかだが、かすかにくすんだ感じの赤色。いかにも木イチゴの赤。 香りは甘酸っぱさ満開。ストレートで気持ちがいい。
 味は甘味が適度に抑えられ、キュンとした酸味が活きている。 後味もさっぱり。このシリーズはかなり甘味の強いものが多いのだが、 これは酸優勢の仕上がり。ラズベリー好きの方は、ぜひお試しを。
 アルコール分6%。品名:スパークリングワイン。 添加物:酸化防止剤(亜硫酸塩、アスコルビン酸)、保存料(ソルビン酸K)、香料、酸味料、炭酸ガス含有。輸入者:麒麟麦酒(株)。

 スパークリングワインと言いながら、香料や酸味料などが添加されているので、 当サイトではワイン扱いはせず、「利酒日記」ではなく、 こちら「ビール・発泡酒・チューハイの部屋」に収録している。

 当サイトが守備範囲としている酒類の中で、未入手の新製品は、あと1種(ニッカ・シードルの季節限定品) のみとなった。引き続き探索努力は怠らないつもりだが、気づいてみたら、また明日以降、新製品ラッシュが始まる。 こんなことの繰り返しで、私の1年は過ぎてゆくのだ。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年11月20日
No.979: ウメッシュ 梅のクエン酸1000mg / チョーヤ
 うめっしゅ うめのくえんさん1000みりぐらむ / ちょーや
チョーヤ ウメッシュ 梅のクエン酸1000mg チョーヤ ウメッシュ 梅のクエン酸1000mg review
 21日発売という商品が目白押しだから、本当は今日(20日)ゲットして、少しでも飲み進めておきたかった。 ところが今日私は、東京に日帰り出張で、帰ってきたのが日付の変わる午前0時頃。帰り道、最寄り駅から自宅までの間にある コンビニ3軒を覗いてはみたが、案の定、新製品の棚はすべてゴッソリと空っぽだった。 いつものこととはいえ、空しい思いで帰宅。冷蔵庫の奥から既存製品を引っ張り出してきた。

 チョーヤのウメッシュには以前から様々な缶入り製品があるが、 これはクエン酸を強化したもの。

 色は梅酒にしては淡く、スパークリングワインのよう。 香りにも甘そうな感じは少なく、シャープ。
 味も酸が強く、さっぱりしている。甘味もそこそこあるが、 酸が勝っている。後味はスッキリ。
 アルコール分4%。原材料:梅果汁、砂糖、梅、醸造アルコール。酸味料・香料無添加。

 梅酒の甘さが鼻につく人にも飲みやすい、スッキリ系の梅酒ソーダ。 健康にも良さそうなイメージがある。
種別 チューハイ・カクテル等
2006年11月21日[1]
No.980: 琥珀ヱビス <限定醸造> / サッポロ
 こはくゑびす <げんていじょうぞう> / さっぽろ
琥珀ヱビス 琥珀ヱビス review
 今日のように魅惑的な新製品が一気に出ると、何から飲もうか非常に迷う。 とっても幸せな迷いなのだが、そんなときは、自分の嗜好に素直になって選ぶ。 注目度も一番高いであろう琥珀ヱビスだ。発売日は、明日22日となっている。

 まず外観は淡いブロンズというか、深めのアンバー。泡もほんのり褐色で、きめ細かく、 泡持ちがよい。
 香りはホップよりもモルトの土臭さや干し藁の香りが目立ち、どこか鉄っぽい雰囲気や、かすかに茶葉のニュアンスも感じる。
 味はヱビスらしく苦味が強いものの、酸を帯びた甘味が結構あり、丸っこい印象を与える。 それでも最後は苦味で締めるところは、それらしい。華々しさはないが、じんわりした味わいだ。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ。「厳選クリスタル麦芽による琥珀色の深みのある味わい」

 新製品が目白押しの日は、いっそのこと一口含んで味を利き、飲まずに吐き捨てるという文字通りの「利き酒」 で、一気に全種制覇したいという衝動に駆られる。そんなことが、もったいないと思わず自然にできる境地にもうすぐ到達してしまいそうで、 怖い。
 それが仕事であるなら正当化されるが、私のように単なる趣味でやっている人間がそんなことを するのは、単に飲食物を粗末にしているのに過ぎない。自戒したい。
 もちろんこのビール、1本じっくり楽しませていただきました。ということで、今日は次にチューハイを開けよう。
種別 ビール

 HOME  ビール・発泡酒・チューハイの部屋メニューへ戻る  前へ  次へ