2024年11月4日[1]
No.10941: TOPVALU BESTPRICE ジンソーダ / ニッセー
とっぷばりゅ・べすとぷらいす じんそーだ / にっせー
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イオングループP.B.である TOPVALU BESTPRICE ブランドの「ジンソーダ」。
正式な発売日はわからないが、発見した日から、おそらく10月29日ではなかったかと推測される。
グラスに注いだ液色は、無色透明。非常に細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、ジンらしくジュニパーベリーの香りはあるものの、ミックススパイスでも使われているかのように、
かなりスパイシーでパンチがある。
味は香りの印象以上にスパイス感が強い。白コショウのようなパンチがあるが、まさかコショウではあるまい。
ピリッと辛みがある一方、甘味はまったくない。飲み進めると、口の中がどんどん辛くなってくる。
アルコール分5%。無果汁。原材料名:スピリッツ(国内製造)、ゆずエキス、スパイス混合エキス(ケイヒ、乾燥ダイダイの皮、ナツメグ、
コリアンダー)、ジュニパーベリーエキス。添加物:炭酸、香料、酸味料。
販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1。
製造場:株式会社ニッセー 静岡県焼津市下江留896-6。
コショウのように感じたのは、ナツメグだったようだ。それにしても、なぜここまでスパイシーに仕上げたのだろう。
昨今はジンベースR.T.D.ブームなので、目敏い戦略だと思ったのだが、この個性は好き嫌いが分かれるだろう。
P.B.商品としては、イレギュラーである。ただ、サッポロクラフトスパイスソーダ を好きな人なら、
気に入るかもしれない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45600DAKO#UK |
2024年11月4日[2]
No.10942: WATTA オリオンサイダー味 <数量限定> / オリオン
わった おりおんさいだーあじ <すうりょうげんてい> / おりおん
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オリオン WATTA「オリオンサイダー味」。
当サイトで 昨年(2023年)4月 に一度取り上げているが、
あのときはオリオン社の通常販売エリア(沖縄県及び奄美群島地区)での販売であった。
その後、今年(2024年)5月28日に沖縄以外の全国に向けて、数量限定ではあるが発売された。
もう発売から半年近く経っているが、ようやく入手した。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、かすかにゴールドっぽく色づいているように見える。
注いでいる時は大量の気泡が踊り、その後は細かな気泡がグラスの中を立ち上っている。
香りは、非常に大人しいサイダー香。甘味はあまり強くなさそうで、極めて上品。
味も香りの印象通り、甘さは抑えめ。炭酸のビリビリ感と相まって、かなりシャープ。キレがあり、ほんのり甘い余韻とアルコール感が残る。
アルコール分5%。原材料名:ウォッカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。
オリオンビールが1971年に発売した「オリオンサイダー」をチューハイにしました。
ほのかな甘みと爽快さあふれる炭酸感をお楽しみください。
決して甘くないわけではないが、非常に控えめ。柑橘っぽい酸も感じられ、爽やかに飲める。
飲み飽きないサイダー味チューハイだ。
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チューハイ・カクテル等
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2024年11月5日[1]
No.10943: 一番搾り とれたてホップ生ビール <限定醸造> / キリン
いちばんしぼり とれたてほっぷなまびーる <げんていじょうぞう> / きりん
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キリン「一番搾り とれたてホップ 生ビール」。毎年この時期に出されているものだが、
今年の発売は、11月5日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、キリンビールにしてはかなりホップ香が強め。甘く芳しい香りがふわっと立つのだが、
ベースにはやや穀物っぽいモルト香もある。
味は香りの印象通りホップの爽やかな香味が広がるが、軽快な酸がアクセントとなっている。
スムーズで重たさがないのが特徴だが、適度に苦味が引き締める。
飲み込んだ後にも爽やかな香味が残る。
アルコール分5%。2024年岩手県遠野産ホップ使用。
原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
※2023年に岩手県遠野市で収穫したての生ホップ「IBUKI」を急速凍結し、使用しています。
日本産ホップの旬のおいしさを、あなたに。未来に。
とれたてホップの旬の味わい。あなたのおいしい!が岩手県遠野のホップ農家の笑顔につながります。
2004年から始まった製品であり、今年で21年目となる。
地域を応援する製品として、非常に意義深いものなので、今後も継続されることを期待する。
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ビール
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2024年11月5日[2]
No.10944: 日向夏&日南レモンサワー / 高千穂酒造(製造:三幸食品工業)
ひゅうがなつ あんど にちなんれもんさわー / たかちほしゅぞう
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存在を知らなかったのだが、酒DSの やまや 店頭で偶然遭遇して入手した高千穂酒造「日向夏&日南レモンサワー」。
検索してみると、2年くらい前から存在していた商品のようである。
グラスに注いだ液色は、深い濁りのある薄黄色。果汁がたくさん入っているような見た目。
香りは、引き締まって酸っぱそうな柑橘香。そこにしっかり焼酎の香りが混じる。
味は確かに酸味が強いが、甘味もちゃんとある。焼酎らしい味わいもあるのに、アルコール感があまり強くないのは、
度数が4%設定だからだろう。柔らかい口当たりで、飲み進めると苦味がどんどん感じられるものの、
やはり甘さがどうしても残る。
果汁10%。アルコール分4%。
原材料名:果汁(日向夏、レモン)、米焼酎(国内製造)、果糖/炭酸、ビタミンC、酸味料。
販売者:高千穂酒造株式会社 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字押方925。
製造所:三幸食品工業株式会社 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
せっかく米焼酎をベースにつくったのなら、もっと焼酎の味わいを活かし、度数設定も高くすれば良かったのに、というのが私の見解。
だが、これは酒好き特有の見解かもしれない。万人受けを狙ったからこその4%設定なのかもしれない。
じゃあ、地元米を用いた米焼酎をわざわざ使う必要があるのか?とも思う。
ウォッカでも使って、もっとすっきり仕上げたら良いのではないか。それだと、地域らしさが出せないということなのだろうが。
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チューハイ・カクテル等
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2024年11月6日[1]
No.10945: ほろよい ネトフリ コーラサワー / サントリー
ほろよい ねとふり こーらさわー / さんとりー
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サントリー ほろよい「ネトフリ コーラサワー」。発売日は、11月5日。
動画配信サービス Netflix(通称ネトフリ)とのコラボ商品で、缶に限定等の文字はないが、期間限定販売である。
グラスに注いだ液色は、透明感のある焦げ茶色。細かな気泡が少量グラスの中に見える。
香りは、甘味が強そうで、薬草感の強めなコーラ。アルコール臭はほとんど感じない。
味は香りの印象通り甘味が強めではあるが、べたつくほどの甘さではない。
炭酸の刺激は穏やか。もちろんアルコール感も穏やか。すべてが抑制的なので、飲みやすさは抜群。
飲み込んだ後には、コーラらしいスパイシーな風味と甘味が口に残る。
アルコール分3%。原材料名:スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、カラメル色素、酸味料、香料、苦味料。
作品をもっと好きになれる一杯を。Netflix専用のほろよいです。
2種の缶が出ているようだが、私が入手したのは「極悪女王」と「トークサバイバー!ラストオブラフ」
のイラストが描かれたものである。
もう一種「イカゲーム シーズン2」と「あいの里 シーズン2」が描かれた缶があるようなのだが、
中身は同じであるため、おそらくもう私は購入しない。
サントリー社のニュースリリースを参照頂きたい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45602DAKO#01 |
2024年11月6日[2]
No.10946: 翠ジンソーダ 柚子搾り <限定> / サントリー
すいじんそーだ ゆずしぼり <げんてい> / さんとりー
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サントリー 翠ジンソーダ の限定「柚子搾り」。発売日は、10月15日。
少し遅くなってしまったが、取り上げたい。
今年(2024年)6月に一度限定品として出されたものだが、およそ4か月での再発売である。
中身は変わっていないはずだが、再度レビュー。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。微かに濁りがあるかな?という程度。
注いでいる時、炭酸が音を立ててが踊っており、その後は多量の気泡がグラスの中を立ち上っている。
香りは、ゆずらしいグリーンな柑橘香が最初に感じられるものの、
グラスに鼻を近づけると、ジンらしいジュニパーベリーの香りが強い。
味はほんのりとした甘さがあり、通年品の翠ジンソーダとはやや異なるキャラクターながら、
基本はすっきりとシャープな味わいである。アルコール感は、5%にしてはしっかりめ。
キレは良いが、飲み込んだ後には少し甘い風味が残る。
柚子果汁0.1%。柚子浸漬酒使用。アルコール分5%。プリン体ゼロ。
原材料名:スピリッツ(国内製造)、柚子、糖類/炭酸、酸味料。
翠ジンソーダは、和素材(柚子・緑茶・生姜)を使用した爽やかな味わい。
更に柚子をひと搾りすることで、柚子の風味を引き立てました。
翠ジンソーダ缶は、ジンベースR.T.D.を広めた立役者である。そのシリーズ初の限定フレーバーがこの「柚子搾り」であり、
6月発売時には、なんと800万本超も売り上げたとのことで、今回の非常に短いタームでの再発売につながった。
これからの季節、特に海鮮系鍋料理にはぴったりの味であるが、冬に限らず一年中活躍しそうな味わいなので、
ぜひ限定品といわず通年販売して欲しい。今回の売上が良ければ、それも実現するかもしれないので、
気に入った方は、ぜひたくさん買って頂きたい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45602DAKO#22 |
2024年11月7日[1]
No.10947: 冬物語 <冬季限定> / サッポロ
ふゆものがたり <とうきげんてい> / さっぽろ
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季節限定ビールのパイオニアであるサッポロ「冬物語」。
今年の発売日は、11月6日。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。
泡はほぼ白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りはぎっしりと目の詰まったような凝縮感あるモルト香主体で、華やかさはあまりない。
サッポロ黒ラベルや赤星にも通ずるキャラクターである。
味はピリッと辛いような苦味の強い口当たりなのだが、
ほろっとした甘さが後から来る。それと共に、軽妙な酸がついてくる。
決して重たすぎないが、しっかりとした旨みと、苦味の存在感も強い。
飲み込んだ後にも、強めの苦味が口に残る。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
缶裏に次のような記述がある。
冬にしか、出会えない
1988年に日本初の冬季限定ビールとして誕生したサッポロ「冬物語」。
発売以来、30年以上にわたって愛され続けてきた冬の定番ビールが今年も登場。
冬を贅沢に彩るまろやかなコクとキレの良い後味をお楽しみください。
この冬物語の面白いところは、毎年微妙に味わいが異なるところ。
今年の製品は昨年と同様、一部小麦麦芽を用いてまろやかに仕上げているとのことだが、
私の感想では、今年は昨年より少しだけシャープさが増したように感じられた。真偽の程はわからないが。
今年で登場37年目。途中2009年に穴が開いた(発売がなかった)のは、今となっては悔やまれるが、
立派なロングセラーである。当サイトでは2002年から継続して掲載しているが、
サッポロ社サイトに 過去の缶デザインが一挙紹介されているので、
そちらも是非ご覧頂きたい。
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ビール
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2024年11月7日[2]
No.10948: 北海道ハイボール ガラナ風味 / 合同酒精
ほっかいどうはいぼーる がらなふうみ / ごうどうしゅせい
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合同酒精・ご当地チューハイシリーズの「北海道ハイボール ガラナ風味」。
今年(2024年)8月6日に発売されたものである。
ふだんGODO製品はなかなか見つからないことが多いのだが、今回は発売からおよそ3か月ほどで入手することができた。
グラスに注いだ液色は、ほぼ黒色。グラスの向こう側が見えないくらいに濃い。
注いでいる時は炭酸が踊っているが、すぐに静まり、その後は多量の細かな気泡が立ち昇っている。
香りは、まさにガラナ。コーラに似ているが、少し薬品っぽいクセがある。非常に甘味が強そう。
味も香りの印象通り、甘味が非常に強い。確かにコーラに似ているが、少し薬臭いような風味。
だから爽快感はあまりなく、飲み込んだ後にも、しっかり甘味が口に残る。
アルコール分4%。無果汁。
原材料名:ガラナエキス、ウォッカ、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/炭酸ガス、カラメル色素、酸味料、香料。
ブラジル・アマゾン川流域原産の植物"ガラナ"の実から抽出したエキスに炭酸を合わせた「ガラナ飲料」は、
北海道民に広く愛されてきた ご当地飲料です。
コーラのようでコーラではない、ちょっぴり大人の味わい。北海道のご当地の味を、ぜひご堪能ください。
以前 ホッカイドウハイボール の名で売られていたもののリニューアル発売であるが、
中身は変わっていないようであった。
"ご当地"を前面に出し、缶裏には北海道を思わせるイラスト(キタキツネ、札幌時計台、クラーク博士像等)がちりばめられている。
もちろん全国で売られている商品だが、流通量が少ないのが残念。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45603AEND#93 |
2024年11月8日[1]
No.10949: 焼酎ハイボール 5% 特製青りんごサイダー割り <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる 5ぱーせんと とくせいあおりんごさいだーわり <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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タカラ焼酎ハイボールのアルコール5%シリーズから限定品「特製青りんごサイダー割り」が出た。
発売日は、11月5日。
グラスに注いだ液色は、透過性のある薄レモン色。少し黄緑っぽく見えるのは、青りんごという先入観からだろうか。
注ぐ時、サワーっと大きな音が立ち、その後はキリキリと多量の細かな気泡が立ち上っている。
香りは、サイダーらしい甘さの中に、ほのかにりんごの香りがある。爽やかでありつつ、甘い香り。
味はまったく甘くない。焼酎ハイボールとしてはごく当然のこの導入部だが、初めて飲む人は面食らうかもしれない。
なにしろ、香りはサイダーらしくしっかり甘いのに、それを裏切るような無味。
ただ、無味といっても、口に含んでいる時は、甘い香りだけは持続。
アルコール感は強くないが、炭酸の刺激は強烈。非常にキレが良く、飲み込んだ後に甘さは全く残さないが、
ピュアな甲類焼酎らしい余韻は残る。
アルコール分5%。果汁0.1%。特製果実エキス使用。プリン体ゼロ。糖質ゼロ。甘味料ゼロ。
原材料名:焼酎(国内製造)、青りんご果汁、青りんごエキス、糖類/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
缶裏には、次の説明がある。
チューハイは昭和20年代後半の東京下町の大衆酒場で"焼酎ハイボール(酎ハイ)"として生まれたといわれています。
この元祖酎ハイの味わいを追求した宝焼酎ベースのキレ味爽快な辛口チューハイ、それがタカラ「焼酎ハイボール」です。
焼酎の飲みごたえが楽しめる5%シリーズから、爽やかな香りが特長の <特製青りんごサイダー割り> が期間限定で登場!
青りんごサイダーと聞くと、焼酎ハイボールには合わないように思われそうだが、
この甘い香りと非常にシャープな味わいがマッチしており、これなら食中でも飲めそうである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45604DAEE#33 |
2024年11月8日[2]
No.10950: 75BEER ヴァイツェン / オリオン
なごびーる う゛ぁいつぇん / おりおん
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オリオン 75BEER(ナゴビール)WEIZEN(ヴァイツェン)。
発売日は、10月15日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色でほぼ濁りはない。
泡は純白で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも概ね良い。
香りは、過熟のバナナみたいな乳酸っぽく、少し納豆みたいな匂いもあって、あまり爽やかではない。
一般的なヴァイツェンの特徴である発酵由来のエステル香とは少し様相が違って、ねっとりとくどい。
これは、原料にバナナが用いられているから。
味は香りに感じたバナナが強いのだが、甘味はほぼなく、酸が立っている。苦味は穏やかで、スリムな味わい。
適度にキレがあるが、爽やかとは言いがたい。
アルコール分5%。沖縄県産バナナ使用。原材料名:麦芽(外国製造)(小麦麦芽、大麦麦芽)、ホップ、バナナ。
製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。
製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
ヴァイツェンは、元々バナナやマンゴーその他トロピカルフルーツのような香りが特徴的であることから、
「だったら沖縄のバナナを使ってしまえ」という発想からこのビールが生まれたようなのだが、
地元の材料を使ってオリジナリティを出そうという考えには共感するけれども、仕上がりは微妙である。
いや、もっとハッキリ言うと、余計なことをしたというのが、素直な感想である。
爽やかでないバナナの臭みだけが強調され、ヴァイツェン本来の魅力が消されてしまっている。
以前の製品(2020年発売)にはバナナが使われていなかったので、もっとスッキリしていた。
あれで良かったのに・・と思う。
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ビール
CODE:45604WALIUM#24 |
2024年11月9日
No.10951: 麒麟特製アップルサイダーサワー <冬限定> / キリン
きりんとくせい あっぷるさいだーさわー <ふゆげんてい> / きりん
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麒麟特製サワー の冬限定「アップルサイダーサワー」。発売日は、11月5日。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。グラスの中を細かな気泡が多量立ち上っている。
香りは、シャキッと酸の立ったようなりんご香。非常にシャープで、アルコール臭も強いが、
サイダーの感じはほとんどない。
味もりんごらしい酸と、それに負けないくらいの甘味も付いていて、何よりアルコール感が強烈。
炭酸の刺激も強い。サイダーを感じるとすると、この炭酸の刺激だが、サイダーらしい甘味はほぼ感じない。
適度にキレがあり、飲み込んだ後には、酸味、甘味と軽い苦味が残る。
アルコール分9%。無果汁。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。 原材料名:ウオッカ(国内製造)、
シトラスエキス/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
昨年は12月に出されていたので、およそ11か月ぶりの再登場。
より一層りんごらしい味わいが強まり、サイダーっぽさは後退したように私には感じられたのだが、実際のところはわからない。
それにしても、高アルコールのいわゆるストロングチューハイはやめる方針だと、確かキリンさんは表明していたはずだが、
こうしてまた9%の新製品を投入してきた。私は、当サイトで以前から述べているように、高アルコールR.T.D.悪玉論には非常に違和感があり、
べつにやめる必要はないとの立場だが、実際にニーズがあって、メーカーさんとしても、出せば売れるのだから出しましょうという判断なのかもしれない。
誤解して欲しくないが、売れるものは内容にかかわらず売ればいい、などと私は考えているわけではない。
国民の健康を考えたとき、害悪になりかねない可能性のあるものを売るべきではないというのはその通りだと思う。
であるならば、そもそもタバコやアルコール飲料を売ること自体をやめた方がいい。
でも、そんなことは、経済に大きなダメージがあるから、国もそういう規制はするはずがない。
スーパーやコンビニで、20度以上ある焼酎や、40度以上あるウイスキーが、小容量で売られているのは放置し、
缶入りR.T.D.だというだけで悪者扱いするというのは、いかにも恣意的である。
しかも、7%ならOKで、8%以上はアウトという線引きに、科学的根拠など皆無であろう。
ただ「人々の健康を思ってやってます」というポーズをしたいだけではないのか。
未成年が購入しないような手立てを厳格に講ずるのは当然のこととして、大人の飲酒はまさに自己責任なのであるから、
節度を持った飲酒を勧める啓発活動こそが必要なのではないか。それでも、アルコール中毒になる人をゼロにすることは絶対にできない。
たとえ禁酒法を制定して公に売ることをやめたとしても、逆に危険な密造酒が横行することは、歴史が証明している。
ただ、割安なロング缶の販売は中止した方がいいかもしれない。9%以上の製品は350ml缶を限度とするという自主規制を業界内で設けてもいいのではないか。
いや、2本、3本飲む人もいるから意味はないという意見もあろうが、それこそが自己責任である。
多量&割安の商品展開をやめ、ロング缶もmlあたりの単価をレギュラー缶と同じにすればいいのだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45605DAKO#04 |
2024年11月10日
No.10952: 贅沢搾り PREMIUM ふじ林檎 <冬限定> / アサヒ
ぜいたくしぼり ぷれみあむ ふじりんご <ふゆげんてい> / あさひ
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アサヒ贅沢搾りPREMIUM の冬限定「ふじ林檎」。発売日は、11月6日。
グラスに注いだ液色は、かすかに濁りのある薄黄色。
細かな気泡が少量グラスの中を立ち上っている。
香りは、甘味の強そうなフルーティなりんご香。さらに酸味も適度にありそうである。
味は香りの印象以上にしっかりと甘みがあり、それを制するように酸味も効いている。
アルコール感は弱い。炭酸の刺激も強くない。飲み込んだ後には、強い甘味と酸味が口に残る。
アルコール分4%。果汁5%。
原材料名:ウオッカ、りんご果汁、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
昨年 も同時期に出ていたもので、中身は変わっていないようであった。
贅沢搾りシリーズらしいフルーティな飲みごたえで、昔懐かしいチューハイの雰囲気を色濃く残す製品。
缶入りR.T.D.全盛の時代に、アサヒさんは、こういう路線を堅持した方がいいように思う。
決して今のトレンドではないが、皆が無糖や酒場風を求めているわけではない。
しっかり甘いチューハイに対するニーズは、多くはないにせよ一定数あるはずである。
そういうところを拾っていけば、ある程度の売上は維持できると思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45606DAEE#04 |
2024年11月11日[1]
No.10953: 黄桜ウイスキー プレミアムハイボール 日本酒杉樽Finish / 黄桜
きざくらういすきー ぷれみあむはいぼーる にほんしゅすぎだるふぃにっしゅ / きざくら
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以前、清酒黄桜から出ている 黄桜ウイスキー プレミアムハイボール を飲んだが、
その派生商品「日本酒杉樽Finish」が出たので買ってみた。
調べてみると、10月8日発売という情報があった。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。非常に細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、まさに杉樽。というか、木材、あるいは酒升そのものの香り。
ウイスキーらしさはないのか?と探ってみると、奥の方に少し土臭さとともに、
モルトウイスキーらしい甘い匂いがある。同時に、レモンのような尖りも感じる。
当然のことながら、香りを嗅げば嗅ぐほど、複雑さが実感される。
口に含むと、ピリッとした口当たりとともに、芝生のような青臭く土臭い風味がある。
甘さはほんのり。口の中を支配するのは、やはり杉樽の風味。
だから、炭酸の刺激を除けば、日本酒(樽酒)を飲んでいるような感じすらある。
飲み込んだ後にも、その木材のような風味が残る。
アルコール分8%。原材料名:モルト/炭酸ガス。原料原産地名:英国製造、国内製造(モルトウイスキー)。
丹波蒸留所で蒸留、熟成したモルトウイスキーに、スコッチモルトをブレンドし、
日本酒を貯蔵した杉樽で後熟しました。清々しい杉のアロマが香るモルトウイスキーと炭酸のみで造った、
贅沢で爽やかなハイボールを是非ご賞味ください。
本品はウイスキー本来の香味をお楽しみいただくため、冷却ろ過・着色を行っておりません。
以前に飲んだ通常版 黄桜ウイスキー プレミアムハイボール と同じく、
販売価格は税込495円(税抜450円)。内容は確かに素晴らしいが、この値段を出してリピートするか?というと、難しいところ。
サントリーの白州や山崎のハイボール缶が600円でも圧倒的な香り、深み、余韻で納得させられるのと比べ、
黄桜さんのこのシリーズは、すべてにおいてスケールが小ぶり。通常版の時も思ったが、せめて300円台なら・・というのが、正直な感想である。
もちろん、100円台、あるいは200円程度で売っている普及版ハイボール缶とはまったく別物の本格的な味わいであり、
特筆すべきクオリティであることは間違いない。ただ、日常的に消費するという観点と、価格対品質の観点から、450円は厳しいということである。
(追伸)今日は11月11日で ポッキー&プリッツの日 だったことを忘れていた。
ハイボール飲むならポッキーを用意すれば良かったのに・・。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45607LSEE#34 |
2024年11月12日
No.10954:TWILIGHT HAZY IPA / DHC
とわいらいと・へいじー・あいぴーえー / でぃー・えいち・しー
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DHCビールの「TWILIGHT HAZY IPA」(トワイライト・ヘイジーIPA)。
存在を知らなかったのだが、やまや店頭で偶然遭遇して購入。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色で、やや濁りがある。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、鮮烈で爽やかなホップ香が強く立つ。
味は柔らかな甘味の中に、しっかり芯のように苦味が存在。ジューシーだが適度に引き締まる。
少しスモーキーさも感じられる。飲み込んだ後にも、柔らかな甘さとともに凝縮感のある苦味が残る。
アルコール分6.0%。原材料名:麦芽(大麦麦芽・小麦麦芽)(外国製造)、ホップ、オーツ麦、乳酸菌(殺菌)。
製造者:株式会社ディーエイチシー 東京都港区南麻布2-7-1。
製造所:静岡県御殿場市保土沢炭焼沢1015-1。
オレンジ色がかった液色と、オーツ麦が醸し出すネクターのような口当たりが特長のHAZY IPA(ヘイジーアイピーエイ)。
100億個のシールド乳酸菌を配合し、ホップの華やかでジューシーな香りをドライホッピングで引き立てることで、
奥行きある味わいに仕上げました。
上記缶説明にあるネクターのような口当たりというほどの過度なジューシー感は感じなかったものの、
IPAにしてはかなり丸みのある味わいであり、それをしっかりした苦味がうまく引き締めている印象があった。
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ビール
CODE:45608YMOZ#UK |
2024年11月13日[1]
No.10955: 金麦 ぬくもりの窓灯り <限定醸造> / サントリー
きんむぎ ぬくもりのまどあかり <げんていじょうぞう> / さんとりー
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サントリー金麦の限定派生商品「ぬくもりの窓灯り」。発売日は、11月12日。
秋に出た 帰り道の金木犀 に次ぐ、叙情的ネーミングの第2弾である。
グラスに注いだ液色は、淡いアンバー(琥珀色)。
泡はほんのりベージュ色できめ細かく、当初よく盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、ロースト感のあるブラウンな感じながら、新ジャンル特有の甘いニュアンスも強い。
適度にコクはありそう。
味は香りに感じた甘さが目立つが、ロースティな風味に伴って苦味もそれなりに強く、適度に引き締まっている。
ただ、ビールらしいコクはなく、飲み込んだ後には薄ら甘い感じが残ってしまう。
アルコール分6%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、糖類)、スピリッツ(小麦)。
香りふくらむアンバータイプ
正直なところ、中身はそれほど特筆すべきところのないダークなタイプの新ジャンルで、
金麦らしい無難なまとめ方ではあるのだが、抜群のネーミングと素晴らしいパッケージデザインがこの製品の命である。
「ぬくもりの窓灯り」と聞くだけで、寒い季節に暖かい部屋へ帰る安心感というか、即ち幸せが連想される。
帰る家に灯りがともっているということは、待つ人がいるということを暗示している。
さらに、缶には「いつかと同じ窓の雪、こたつの温もり。」とも書かれており、今度は家に帰った後に、部屋の中から窓の外を眺める情景が書かれている。
つまり、視点(居場所)が移っている。
非常によく練られた"作品"であり、缶を見るだけで味が何割増しか美味しくなる気がする。
人がお酒を飲むのは何故か。その本質を突かれたような気がする。"美味しい"というのは通過点であり、
真のゴールは幸せな気分になることである。人に寄り添い、幸せを増幅させることができるなら、嗜好品たるお酒はその使命を十分に果たしている。
そんな役割をちゃんと自覚しているからこそ、サントリーさんはこういう作品をリリースできるのだと思う。褒めすぎ?
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新ジャンル
CODE:45609LSSTJH#01 |
2024年11月13日[2]
No.10956: 不二家ネクターサワー / アシードビバレッジプラス
ふじやねくたーさわー / あしーどびばれっじぷらす
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アシードビバレッジプラスが販売する「不二家 ネクターサワー」。
発売を知らず、セブンイレブン店頭で偶然発見して入手。しかも残りが2本しかなかったため、みつけた瞬間に慌てて購入した。
ネクターサワーは、以前は長らくサッポロビールが不二家とのコラボで製造販売していたものであり、
また復活したのか!?と思ったのだが、今回は違うようである。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのあるペールオレンジ。まさに桃果汁を思わせる見た目。
香りは、桃にありがちな生臭い匂いはあまりせず、芳香部分をうまく切り取ったかのようなきれいなジューシーさを漂わせる。
さらに、あまり甘ったるいような印象は受けず、さらっとした味わいを想起させる。
もちろん、香料による調整であろう。
口当たりは確かにネクター特有のねっとり感がわずかにあるものの、基本はあっさりした導入部。
酸が効いていて、甘さがまとわりつくことはない。香りにはあまり感じなかった桃の生臭いような風味が少しあり、
これは果実由来のものだろう。炭酸は弱いながらもうまく甘さを制している。アルコール感は弱い。
飲み込んだ後には、軽い苦味を伴った甘酸っぱさが口に残る。
果汁15%。アルコール分3%。
原材料名:桃ピューレ(あかつき(福島県産))、ウォッカ(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖/炭酸、酸味料。
販売者:アシードビバレッジプラス株式会社 広島県福山市箕島町5725-1。
製造場:アシードブリュー株式会社 宇都宮飲料工場 栃木県下野市下石橋561。
この商品は株式会社不二家と国分グループ本社が共同開発した商品です。
上記缶表記にあるように、今回の商品企画自体は、ネクターブランドを持つ不二家と国分グループ本社のコラボによるもの。
その製造をアシードグループに委託したものである。
肝心の中身であるが、昔のサッポロ社製品と比べ、少しだけ引き締まったような、あっさりした印象を受けた。
ただそれは、桃ピューレを15%使ったナチュラルさ(以前は10%だった)によるもので、
人工的な味づくりに過度に頼らなかった結果のように感じられた。つまり、グレードアップしたナチュラルさだとも言える。
ネクターらしい"とろっと感"が少ないのは、増粘剤などを用いていないからだと思われ、そこは高く評価すべきだが、
物足りない(ネクターらしくない)と受け取る人もあるかもしれない。
さて、販売者のアシードビバレッジプラスという会社名に馴染みがないと思ったが、
これは今年(2024年)2月に、
アシードホールディングス傘下の旧アシードブリュー(株)と、旧宝積飲料(株)を統合・再編したことによる。
具体的には、旧2社の販売部門を統合してアシードビバレッジプラス(株)という販売会社を設立(承継会社は旧宝積飲料(株))。
旧2社の製造部門を統合して新アシードブリュー(株)という製造会社を設立(承継会社は旧アシードブリュー(株))したものである。
これまで東西に分かれ、それぞれ製造部門と販売部門を持っていた旧2社を実質的に統合し、
部門ごとに分社しつつ全国への販売体制を整えたものである。
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チューハイ・カクテル等
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2024年11月14日[1]
No.10957: −196 無糖 赤りんご&青りんご <限定> / サントリー
いちきゅーろく むとう あかりんご あんど あおりんご <げんてい> / さんとりー
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サントリー −196(イチキューロク)無糖シリーズの限定「赤りんご&青りんご」。
発売日は、11月12日。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、かすかに濁りがあるように見える。
多量の細かな気泡がグラスの中を立ち上っている。
香りは、甘酸っぱそうなりんごの香りが非常に強く立ち上る。
無糖というから味はあっさりしているのだろうが、この香りの印象からは、しっかりと甘酸っぱい味わいが想像される。
実際、味はほぼ甘味がなく、りんご果汁の上澄みといった感じで、シャープな酸味とわずかに苦味が感じられる。
それでもしっかりりんご味。飲み進めると、口の中いっぱいにりんごの甘酸っぱい風味が広がるのに、舌では味を感じない。
飲み込んだ後に残るのも、酸味と若干の苦味とアルコール感である。
りんご果汁2%。赤りんご・青りんご浸漬酒使用。アルコール分6%。原材料名:りんご、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
サントリーさんがここまでストイックな味わいの缶チューハイをつくるようになるなんて、隔世の感がある。
こういうのは元々タカラさんの独壇場だった。昔はマイナーだった製品カテゴリーが、時を経てメジャーになる。
このようなサイトを20年以上もやっていると、そうした時代の変化を自ずと目の当たりにすることになる。
私の個人的好みを言えば(当サイトで極力避けていることではあるが)甘くない方が好きなので、
最近のトレンドは嬉しくもある。
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チューハイ・カクテル等
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2024年11月14日[2]
No.10958: 横浜ビール グリーンシトラスピルスナー / 横浜ビール
よこはまびーる ぐりーんしとらすぴるすなー / よこはまびーる
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横浜ビールの「グリーンシトラスピルスナー」。
生産過程で間引かれる緑色のみかんを用いて仕込んだビールであるため、
Green Citrus(緑色の柑橘)の名が付けられている。
グラスに注いだ液色は、やや濁りの見られる淡い黄金色で、黄色みが強い。
泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、キュンと爽やかな柑橘香が強いが、ベースにモルトの存在感がしっかりある。
みかんが使われていることから、ホップ由来のシトラスフレーバーに、本物のシトラス香が呼応している。
口当たりもシャープでなおかつジューシー。かなり甘酸っぱさがフィーチャーされているものの、
ベースのピルスナーの持つ凝縮感のある苦味が存在感を示し、適度な重たさとキレを生んでいる。
飲み込んだ後にも、ジューシーな酸味としっかりした苦味が共に残る。
アルコール分5.0%。原材料名:麦芽(外国製造)・摘果みかん果汁・ホップ。
販売者:株式会社横浜ビール醸造所 横浜市中区住吉町6-68-1。
美味しいみかんを育てる過程で 間引きした緑色の小さなみかんは 多くが廃棄されています。
それらの貴重な資源を活かす取り組みとして 小田原のあきさわ園と協力し 摘果みかんのシャープな香りを活かした
すっきりと爽やかなビールを仕込みました。
まさに横浜ビールとして、地元神奈川の特産品であるみかんを有効活用したローカル色豊かな製品であり、好感が持てる
(横浜は県東部、小田原は県西部の西湘と呼ばれる風光明媚な地域にある)。
みかんの甘酸っぱさが活かされているから好みは分かれるかもしれないが、ビアカクテルだと思って飲めば、
むしろしっかりビールの味がする。
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ビール
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2024年11月15日
No.10959: ビアサプライズ 至福の苦み <ファミリーマート限定> / サッポロ
びあさぷらいず しふくのにがみ <ふぁみりーまーとげんてい> / さっぽろ
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ファミリーマート限定商品のサッポロ ビアサプライズ「至福の苦み」。
発売日は、11月12日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、モルト感のしっかりある穀物っぽいアロマが強い。華やかさはなく、落ち着いている。
味は、口に含んだ瞬間に収斂性のある苦味がガシッと強烈に感じられる。
香りの印象通り、味わいにも華やかさはない。落ち着き払っているが、膨らみもないので、ストイックな味わい。
飲み込んだ後にも、ギュッと強い苦味の余韻が残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
缶に「鮮烈な苦味と華やかな香り」とあるが、華やかさはあまり感じられなかった。
よく嗅げばホップ香を感じるものの、強く香り立つ感じはなかった。
当サイトで前回取り上げたのは4年前の 2020年。
その前は 2016年だったので、4年ごとに帰ってくるのだろうか。
途中で私が見逃していないということが前提なのだが。
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ビール
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2024年11月16日
No.10960: ウィズビア アンバーエール <限定> / サッポロ
うぃず・びあ あんばーえーる <げんてい> / さっぽろ
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サッポロ WITH BEER(ウィズビア)「アンバーエール」。発売日は、11月12日。
今年6月に出た ホワイトエール に次ぐ、WITH BEER シリーズの第2弾である。
グラスに注いだ液色は、透明感のある淡いアンバー(琥珀色)。
泡はほんのりベージュ色できめ細かく、当初は力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、穏やかで丸いカラメル香と、麦芽由来と思われる穀物っぽい香りが同居。
味はまろやかな苦味が先行するもののボディ感は弱く、あっさりした飲み口。
柔らかい口当たりで、重たさはない。軽い渋味がアクセントになっている。
アルコール分4.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
缶裏に、第1弾 ホワイトエール と同じメッセージが書かれている。
「じぶんらしく一歩ずつ。成長って、そういうことかも。やるじゃん、じぶん。」
このようなメッセージから、この商品のターゲットは若者であることがわかる。
第1弾、第2弾とも、穏やかな味わいのエールであり、日本の若者にはあまり馴染みのない、
しかしながら飲みやすいビアスタイルを提案することにより、ビール人口の裾野を広げようという戦略と思われる。
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ビール
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