2024年12月6日
No.10981: 銀座ライオン ビヤホールスペシャル <限定醸造> / サッポロ
ぎんざらいおん びやほーるすぺしゃる <げんていじょうぞう> / さっぽろ
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12月3日に発売された「銀座ライオン ビヤホールスペシャル」。
昨年 もこの時季に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、しっかり深い黄金色。
泡はほぼ白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、サッポロビールらしい乾いた穀物のような、あるいは少し土臭いような落ち着いたモルト香が主。華やかさはない。
味は苦味が非常に強く、渋味も強く、パンチのある口当たり。
その力強さの後に、わずかに甘味というか旨みが広がる。軽い酸もある。
キレは良く、飲み込んだ後には強い苦味とじんわり旨みが残る。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
日本最古のビアホール「銀座ライオン」監修。
ビヤホールで飲む、生ビールの美味しさを徹底的に追求し、ほのかな香ばしさと、
ほどよい苦味の絶妙なバランス、飲み飽きることない旨さをお楽しみください。
季節限定品として長年続く商品であり、人気を考えれば通年商品にしてもいいくらいなのだが、
サッポロさんはそのあたりは慎重なので、こうして限定販売を続けているのだろう。
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ビール
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2024年12月7日
No.10982: 氷結 福岡産 あまおう <冬限定> / キリン
ひょうけつ ふくおかさん あまおう <ふゆげんてい> / きりん
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キリン氷結の冬限定品「福岡産 あまおう」。発売日は、12月3日。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、かすかに色づいているようにも見える。
多量の細かな気泡がグラスの中に見える。
香りは、非常に甘いいちご香。いかにも香料といった人工的な香りではある。
味は酸味が効いているので、甘ったるくはない。すっきりとした飲み口。
基本的に作り物っぽい風味なのだが、やや青臭いニュアンスがあることによって、果汁風の仕上がりにはなっている。
アルコール分4%。果汁0.3%。
原材料名:いちご果汁、ウォッカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
福岡産あまおうのみずみずしい果汁感、スッキリ爽快なおいしさをお楽しみください。
「あまおう」は全農の登録商標です。
氷結に あまおう が登場するのは、2021年1月以来、およそ4年ぶり。
その間、他の品種のいちごは登場しており、例えば昨年は 宮城産もういっこ であった。
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チューハイ・カクテル等
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2024年12月8日
No.10983: 氷結 山形産 ラ・フランス <冬限定> / キリン
ひょうけつ やまがたさん ら・ふらんす <ふゆげんてい> / きりん
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キリン氷結の冬限定品「山形産 ラ・フランス」。発売日は、12月3日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。多量の細かな気泡がグラスの中に見える。
香りは、非常にシンプルな洋梨香が、ツンと強く立ち上る。
他の果実に間違えようのない、明確な香りだ。
味もその香りのまま。ラ・フランス特有の高貴な香味が口いっぱいに広がる。
甘味は抑えめ。軽い酸味と苦味を伴う。アルコール感は穏やか。
スッと切れる感じの直球勝負な味わい。
アルコール分4%。果汁0.4%。
原材料名:西洋なし果汁(ラ・フランス果汁)、ウォッカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
山形産ラ・フランスのみずみずしい果汁感、スッキリ爽快なおいしさをお楽しみください。
"氷結 ラ・フランス" でネット検索してみると、今回より以前に出てくる情報は、
2015年にまで遡る。
その間にリリースがなかったとすると、実に9年ぶりの登場ということになる。
なぜこんなにメジャーな味の製品の販売頻度が低いのだろう。不思議である。
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チューハイ・カクテル等
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2024年12月9日
No.10984: セブンプレミアム クリアクーラー 強炭酸ドライサワー / アサヒ
せぶんぷれみあむ くりあくーらー きょうたんさんどらいさわー / あさひ
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セブン&アイグループP.B.である セブンプレミアム のチューハイ クリアクーラー「強炭酸ドライサワー」。
発売日は、12月3日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。強炭酸の名の通り、非常に大量の気泡がグラスの中を勢いよく立ち上っている。
ドライサワーだからアルコール臭しかしないのかな?と思いながら香りを嗅ぐと、ほのかに酸っぱそうな柑橘香がする。
原材料を見ると、シークヮーサースピリッツのようだ。
味は甘味がなく、まさにドライ。酸味が穏やかに感じられる。あとはピュアアルコール臭。
でも、そんなにアルコールが強いわけではない。何口飲んでもさっぱり。抜群のキレ味だが、
飲み込んだ後には、酒臭い感じが若干残る。
アルコール分7%。氷点凍結仕込み。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、シークヮーサースピリッツ、糖類/炭酸、酸味料、香料。
アサヒさんはナショナルブランドの通年品でいわゆるストロング系チューハイをやめたが、
このセブンプレミアムでは9%のストロングを供給している。それも撤退の方向というような報道があったが、
いわば置き換え商品として、これを出したのだろうか。
アルコールの強烈さの代わりに、炭酸の強烈さをセールスポイントにするのは、うまいやり方である。
ただ、この製品だってアルコール7%。当サイトで再三書いているとおり、なぜ9%がダメで、7%はOKなのか。
その線引きがよくわからない。この製品は甘くないし、ゴクゴク飲める。
それでいて5%製品に比べれば、アルコール感は強い。
9%チューハイが市場からなくなったら、7%チューハイを2本飲む人が続出するかもしれない。
そのほうが体に悪いことは、言うまでもない。
でも、メーカーさんとしては、2本買ってくれるほうがありがたいわけだから、
業界全体でそういう商売をしようという申しあわせか?と勘ぐりたくもなる。
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チューハイ・カクテル等
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2024年12月10日
No.10985: 濃いめのレモンサワー 深みの熟成 <数量限定> / サッポロ
こいめのれもんさわー ふかみのじゅくせい <すうりょうげんてい> / さっぽろ
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サッポロ 濃いめのレモンサワー シリーズの数量限定「深みの熟成」。発売日は、12月3日。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。細かな気泡が液中に少し見える。炭酸はあまり強くなさそうである。
香りは、このシリーズに特有のコクのありそうなレモン香だが、さらにこの製品は乳酸っぽさが強く感じられ、
マイルドな味が想像される。
味は香りの印象ほどマイルドではなく、酸味が極めて鋭い。口に入れた瞬間に"酸っぱい"と感じるほど。
その酸っぱさを抑えるように、甘味もついている。飲み込んだ後にも、強烈な酸味、軽い苦味、穏やかな甘味が口に残っている。
アルコール分7%。果汁1%。
原材料名:レモン果汁、ウォッカ(国内製造)、レモン浸漬酒、ぶどう糖加工品/酸味料、炭酸、香料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、
酸化防止剤(ビタミンC)。
濃くてはっきりと酸っぱいレモンサワーを求めている人にはぴったり。
深みの熟成という名前ほど深みは感じないが、飲みごたえは十分。
昨年もこの時期に出ており、1年ぶりだが、中味は変わっていないようであった。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45636DAKO#07 |
2024年12月11日
No.10986: ほろよい シャインマスカット <限定> / サントリー
ほろよい しゃいんますかっと <げんてい> / さんとりー
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サントリー ほろよい シリーズの限定「シャインマスカット」。発売日は、12月3日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、非常に甘いぶどう香。シンプルだが、人工的。
味は香りの印象通り甘いものの、あまり濃厚ではなく、軽い酸味もあるので、それほどくどさはない。
アルコール感は弱く、非常に飲みやすい。お酒感がほとんどないと言っていいレベル。
飲み込んだ後には甘味が口に残るが、さらっとした後口ではある。
アルコール分3%。果汁0.1%。
原材料名:シャインマスカット、スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
ほろよいらしい優しさ、飲みやすさで、アルコールに強くない人たちのニーズに応える商品だ。
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チューハイ・カクテル等
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2024年12月12日[1]
No.10987: ほろよい 洋梨&りんご <限定> / サントリー
ほろよい ようなし あんど りんご <げんてい> / さんとりー
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サントリー ほろよい シリーズの限定「洋梨&りんご」。発売日は、12月3日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、まさに洋梨とりんごが共存し、良いバランス。どちらも突出していない。
味も洋梨の妖艶な甘さと、りんごの甘酸っぱさが同時に主張。それでいてどちらもくどくない。
甘味は抑えられ、軽快な酸味が主体。アルコール感は弱い。飲み込んだ後にも、洋梨とりんごの風味がともに残る。
アルコール分3%。果汁1%。
原材料名:りんご、西洋なし、スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
甘いのにすっきりと飲みやすく、飲み飽きない。ほろよいらしい魅力にあふれる製品。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45638LSEE#09 |
2024年12月12日[2]
No.10988: 旅する瓶チュー 台湾産ウーロン茶×ライチレモン / 合同酒精
たびするびんちゅー たいわんさんうーろんちゃ×らいちれもん / ごうどうしゅせい
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まさかこれを発見できるとは思っていなかった。
私の生活圏内では見かけることの少ないGODO製品であり、
その中でも瓶チューシリーズは、通年品も含め、これまで数回しか売られているのに遭遇したことがないのだ。
11月12日に発売された「旅する瓶チュー」シリーズ2種のうち、
まずは「台湾産ウーロン茶×ライチレモン」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、透過性のある薄茶色。細かな気泡が少量グラスの中を立ち上っている。
香りは、ライチがとても強い。そのベースにウーロン茶が確かにある。
ただ、それ以上のことはわからず、アルコール臭もほぼしない。
味はウーロン茶のしっかりお茶感に、ライチの甘味が溶けている。レモンはここでもわからないが、
酸味の存在が少しだけ感じられる。飲み進めると、ウーロン茶特有の苦味や渋味が実感されるようになる。
アルコール分3%。レモン果汁0.5%。
原材料名:レモン果汁、ウーロン茶(台湾産茶葉)、醸造アルコール、果糖ぶどう糖液糖/炭酸ガス、香料、カラメル色素、酸味料。
原料原産地名:国内製造(果糖ぶどう糖液糖)。
販売者:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 神戸市灘区新在家南町3-2-28。
世界を感じる!楽しめる!瓶入りチューハイ。世界の特産素材を使用、食事との相性が良く、旅をしているかのような気分に。
低アルコールで飲みやすく、確かに食事の邪魔はしないようなキャラクターではあるが、
食事のお供として積極的に選ぶべき理由は見当たらないのが正直なところだ。
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チューハイ・カクテル等
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2024年12月13日[1]
No.10989: ザ・プレミアム・モルツ <ジャパニーズエール> 芳醇エール / サントリー
ざ・ぷれみあむ・もるつ <じゃぱにーずえーる> ほうじゅんえーる / さんとりー
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先日、冬ギフト専用商品である ザ・プレミアム・モルツ 醸造家の贈り物 を取り上げたが、
今日は同じ3種セットに入っていた「芳醇エール」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、輝きのある濃いオレンジ〜赤銅色。泡はほぼ白色(ほんのりベージュ色)で非常にきめ細かく、
力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、ややロースティで甘く、しっかりモルト感がある。
味は軽い酸が少し立っている。その後に続くのは、ほんのりとした甘味とロースト感。
苦味は非常に穏やか。ボディの厚みはそこそこ。適度なキレ。飲み込んだ後には、ややブラウンな香味の余韻が残る。
アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造、国内製造)、ホップ。
フルーティで芳醇な味わいのエールビールです。
プレモルは国内量産品の中では高級品としての位置づけがすっかり定着し、このように季節のギフト専用商品が毎年何度か投入される。
また、今回のように6本パックなども積極的に投入し、ギフト以外の自家消費需要にも対応。巧みな戦略と言える。
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ビール
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2024年12月13日[2]
No.10990: 旅する瓶チュー 中国産ジャスミン茶×マスカット / 合同酒精
たびするびんちゅー ちゅうごくさんじゃすみんちゃ×ますかっと / ごうどうしゅせい
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昨日、11月12日に発売された GODO 旅する瓶チューシリーズの 台湾産ウーロン茶×ライチレモン を掲載したが、
今日は同時発売の「中国産ジャスミン茶×マスカット」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、透過性のあるゴールド。細かな気泡が少量グラスの中を立ち上っている。
香りは、ジャスミンとマスカットが拮抗。ジャスミン茶の持つ華やかさ、ハーブっぽさと、
マスカットのやさしい甘さが同時に感じられる。
味はマスカットのぶどうらしい甘味が優勢。その奥に茶葉の存在を感じるが、ジャスミンらしさはそれほどでもない。
甘いといってもさらっとした甘さであり、お茶のタンニンがしっかりと引き締めてくれているので、後口はさっぱり。
アルコール分3%。果汁0.2%。
原材料名:マスカット果汁、ジャスミン茶(中国産茶葉)、醸造アルコール、果糖ぶどう糖液糖/炭酸ガス、香料、酸味料、カラメル色素。
原料原産地名:国内製造(果糖ぶどう糖液糖)。
販売者:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 神戸市灘区新在家南町3-2-28。
世界を感じる!楽しめる!瓶入りチューハイ。世界の特産素材を使用、食事との相性が良く、旅をしているかのような気分に。
昨日はウーロン茶、今日はジャスミン茶と、いずれもお茶割りで引き締まった味わいではあるものの、
甘みがあるため、そんなに食事に合うようには感じられなかった。売上を伸ばすのは厳しいだろうなというのが、正直な感想。
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チューハイ・カクテル等
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2024年12月14日[1]
No.10991: 酸化防止剤無添加のおいしいワイン。 スパークリング贅沢ロゼ <限定辛口> / サントリー
さんかぼうしざいむてんかのおいしいわいん。すぱーくりんぐぜいたくろぜ <げんていからくち> / さんとりー
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サントリー 酸化防止剤無添加のおいしいワイン「スパークリング 贅沢ロゼ」。
発売日は、11月26日。
グラスに注いだ液色は、ややくすんだ赤紫色。ロゼにしてはしっかりめ。
注いでいる時、ピンク色の泡が立つが、すぐに消える。
香りは、やや酸が立ったようなぶどうジュースっぽい匂いで、ワインカクテルやサングリアのよう。
味は香りの印象ほど甘くなく、キリッとした口当たり。酸味が前に出ていて、タンニン分もしっかり。
アルコール感は当初それほど強くないようだが、実は9%なので、飲み進めると次第に強さを実感する。
飲み込んだ後には、酸味と軽い苦味が残る。
アルコール分9%。原材料名:濃縮還元ぶどう果汁(外国産)/炭酸、酸味料。
口当たりが良く、甘すぎないので、すいすい飲んでしまいそうだが、9%はいわゆるストロングチューハイに匹敵するアルコール分なので、
短時間で飲み干すのは危険である。
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チューハイ・カクテル等
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2024年12月14日[2]
No.10992: 福ヱビス / サッポロ
ふくゑびす / さっぽろ
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毎年、年末年始用商品として数量限定で投入される「福ヱビス」。今年の発売は、12月3日であった。
中身は通常のヱビスビールなので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。麦芽100%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
100年以上磨き続けた、旨味あふれる、ふくよかなコク。ヱビスビール。
それは、唯一無二のビールです。
今年の缶は、北陸地域で活躍する若手アーティスト「HART Project produced by aQ-studio」とのコラボによるデザインとのことで、
いつになく色鮮やかで派手なデザインとなっている。これがヱビスブランドに似つかわしいか?というと微妙なところではあるが、
伝統あるブランドだからこそ新たなチャレンジをしようという心意気は評価できる。
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ビール
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2024年12月15日[1]
No.10993: スプリングバレー 華やぐ冬 <香> <冬限定> / キリン
すぷりんぐばれー はなやぐふゆ <かおり> <ふゆげんてい> / きりん
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キリン スプリングバレー シリーズの冬限定「華やぐ冬 <香>」。
発売日は、12月3日。
グラスに注いだ液色は、淡い琥珀とも言えるしっかり深い黄金色。泡はやや黄色で概ねきめ細かく、当初はよく盛り上がり、泡持ちも悪くない。
香りは軽いホップ香の奥に、少しだけスパイシーさが垣間見える。
原材料としてシナモンが使われているようなのだが、このスパイシーな香りだけでは、シナモンだとはわからない。
味は香りの印象通りピリッと辛い口当たりだが、軽快な酸味とうまく溶け合っている。ホップ感は強くなく、大人しい香味。
反面、モルト感はしっかり。白コショウのようなパンチがあり、適度なキレ。飲み込んだ後には苦味と若干の酸味が残る。
また、胃の中がやや温かくなった感覚がある。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、糖類(乳糖)、シナモン。
冬にぴったりの味わいの"ウインターエール"タイプ。ほのかにシナモンの香りがする、やわらかな甘みとコクが特長です。
缶入りスプリングバレーシリーズは苦戦しているようで、スーパーや量販店などでの存在感はどんどん薄くなっている。
比較的高単価のものが出るコンビニでは時折見かけるが、最近は取り扱いのない店も増えているように感じられる。
今回のこの新商品も、近所のスーパーやコンビニでは見当たらず、数店ハシゴした。
品質は申し分ないし、こうして限定品を投入して頑張っているので、ぜひとも応援したいところだが、
諸物価高騰下、多くの市民の生活が一向に改善しない中で、プレミアムビール市場の拡大はなかなか望めないだろう。
何と言っても巨大なヱビスブランドと、そこに食い込んでいるプレモルの二大巨頭があり、厳しいマーケットである。
アサヒ食彩(生ジョッキ缶)のような独自性のある切り口で臨まない限り、厳しいのかもしれない。
当サイトとしては、4大メーカーのプレミアムが揃い踏みしている店頭風景を見続けたいので、
頑張れスプリングバレー!とエールを贈りたい。
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ビール
CODE:45641LSUCH#12 |
2024年12月15日[2]
No.10994: ザ・プレミアム・モルツ 黒 <限定醸造> / サントリー
ざ・ぷれみあむ・もるつ くろ <げんていじょうぞう> / さんとりー
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先日購入した、冬ギフト専用3種6本パックに入っていた、ザ・プレミアム・モルツ<黒>。
不定期で販売されているものであるが、中味は基本的に変わらないものでもあり、当サイトでは全部をフォローしきれていない。
前回掲載したのが、昨年(2023年)12月であったので、1年ぶりの掲載ということになるが、その間に販売があったのかどうかは、定かではない。
味については、前回記事を参照頂きたい。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ。
今しか飲めない豊かなコクとうまみをお楽しみください。
昨年のものと缶デザインも変わっていない。通年販売しないのは、おそらく製造設備に限界があるからではないか
(通常のプレモルの生産量を確保するため)と推測するが、ずっと出ていたらインパクトがないので、
忘れた頃に登場するという今のやり方が、ちょうどいいのかもしれない。
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ビール
CODE:45641DAEE#UK |
2024年12月16日[1]
No.10995: COEDO 白舞 -SHIROGAMAU- / コエドブルワリー
こえど しろがまう / こえどぶるわりー
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小江戸ブルワリーの季節限定商品「白舞」(Shirogamau)。
ビアスタイルは クリスタルIPA と書かれている。
正式な発売日はわからないが、11月中から出ていたようである。
私が今回発見したのは、ローソンである。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いイエローで、濁りがある。泡は純白できめ細かいが、
それほど力強さはなく、泡持ちもほどほど。
香りは、マスカットや柑橘が混じり合うような芳しいホップ香が、少し乳酸っぽい(甘酸っぱい)ニュアンスとともに感じられる。
口当たりにボリューム感はなく優しいと思いきや、ギュッと収斂性のある強い苦味がすぐに感じられる。
透明感があるのに力強く、苦いのに優しい。言い換えれば、繊細さと芯の強さを併せ持っている。
飲み込んだ後には、軽妙な酸味のほか、舌の奥の中程に強い苦味が残っている。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ。
オレンジやベリーを思わせるホップアロマとバランスのとれた苦味、小麦麦芽からくる滑らかな口当たりともちもちな泡。
ドイツのクリスタルヴァイツェンをオマージュした淡い黄金色のKristal IPAです。
冬空に舞う雪のような滑らかさとふわっと香るホップの香りを特別なひとときと共にお楽しみください。
缶体の地色はゴールドというか真鍮のような色。そこに白い雪が舞い、中心には雪だるまのような形状の塊。
クリスタルIPAというビアスタイルのパッケージとしてぴったりのデザイン。さらに「白舞」と書いて「しろがまう」と読ませる秀逸な商品名。
まさにコエドさんのセンスが十二分に発揮された唯一無二の作品である。
ローカルなクラフトビールという位置づけでは最早なく、世界に誇れる優秀なブルワリーによる逸品と言える。
にもかかわらず、コエド(小江戸)という地域に根ざした名前を大切にしているところは、素晴らしい。
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ビール
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2024年12月16日[2]
No.10996: シチリアンレモンサワー / KALDI COFFEE FARM
しちりあんれもんさわー / かるでぃ こーひー ふぁーむ
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KALDI COFFEE FARM で売られている「シチリアンレモンサワー」。
久しぶりに同店に立ち寄ったとき、これまでのパッケージとは変わっているようだったので、入手した。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、ジューシーで甘味の強そうなレモン香。
レモンだけではこんなに甘くはならないだろうというくらいに、丸く甘い香りである。
味は確かに甘味がほんのりあるものの、酸味に非常に尖りがある。乳酸っぽい風味があり、これが丸みを与えているのだが、
それでも酸味が鋭い。アルコール感は弱い。
飲み込んだ後には、酸味、甘味、軽い苦味が残る。
アルコール分5%。果汁6%。
原材料名:ウォッカ(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖、有機レモン果汁(有機レモン(イタリア産))、オリゴ糖シラップ/炭酸、酸味料、香料、
香辛料抽出物、ビタミンC。
販売者:株式会社キャメル珈琲 東京都世田谷区代田2-31-8。
製造所:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。
缶裏に、次の説明文がある。
「文明の十字路」とよばれるイタリアのシチリアにレモンがもたらされたのは9世紀。
エトナ火山によるミネラルたっぷりの土壌と寒暖差のある気候から、しっかりとした味わいのレモンが育ちます。
まさにオーガニックレモンそのものの厚みのある風味と酸味、ちょっぴりほろ苦いピール感をお楽しみください。
当サイトで昨年取り上げた商品は クラフト シチリアンレモンサワー という名前であったが、
今回 クラフト が取れ、昔の名前に戻ったようである。
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チューハイ・カクテル等
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2024年12月17日[1]
No.10997: 陸 ハイボール缶 <限定> / キリン
りく はいぼーるかん <げんてい> / きりん
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キリンウイスキー「陸」を炭酸で割ったR.T.D.「陸 ハイボール缶」が登場。
発売日は、12月10日。
グラスに注いだ液色は、美しいゴールド。極々淡い琥珀と言ってもいい。
非常に細かな気泡が多量グラスの中を立ち上るのが見える。
香りは、桃のような甘いフルーツ香やバニラっぽい甘さの中に、若干の材木(樽由来と思われる)と土臭さ。
しかし、甘さが圧倒的に勝っている。
味もやはり甘く優しい。甘いと言っても密のような甘さではなく、フルーツ系のほのかな甘さ。非常に澄んだ口当たり。
ボリューム感がない分だけ洗練されており、野性味などはないスタイリッシュな味わい。
後味もとてもきれい。
アルコール分7%。原材料名:グレーン、モルト/炭酸。
富士御殿場蒸留所でつくった「キリンウイスキー陸」を100%使用。
サントリーやニッカが慢性的な原酒不足に陥っており、商品流通量が回復しない中、今こそシェアを伸ばす時だと言わんばかりに、
キリンウイスキーが攻勢を掛けている。しかし、正直に白状すると、私は自宅で飲むためのウイスキーとして、これまでキリン銘柄を選ぶ気にはなれなかった。
飲まず嫌いというわけである。だから、この商品もハッキリ言ってまったく期待はしていなかった。その点はキリンさんに謝らなければならない。
ここまでちゃんと魅力のあるウイスキーだとは思わなかった。コク深さとか熟成感はないので、その点をマイナス評価する人もいるかもしれないが、
グレーン原酒の比率が高いようなので、華やかで軽やかに仕上がっているのだろう。あえてこういう味わいを目指したのがわかる。
とりあえず限定販売とのことだが、ヒットしそうなので、できれば通年販売に踏み切って頂けるとうれしい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45643DAEE#07 |
2024年12月17日[2]
No.10998: スタイルフリー 生ジョッキ缶 / アサヒ
すたいるふりー なまじょっきかん / あさひ
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アサヒ スタイルフリー「生ジョッキ缶」。発売日は、12月3日。
説明するまでもなく、大ヒットした スーパードライ 生ジョッキ缶と同様に、
以前からある発泡酒であるスタイルフリーを同じ生ジョッキ缶に詰めて商品化したものである。
但し、今回レギュラーサイズの販売はなく、ロング缶のみである。
ふたを開けるとすぐに泡が盛り上がってきて、そのままにしておくと溢れる。これはもちろん、温度や開ける前に衝撃を与えたかなどの条件によるのだが、
今日開けたものは冷蔵庫に寝かせて冷やしてあったものなので、衝撃がかなり加わっていた恐れがある。だから、泡に勢いがあった。
香りを嗅いでみると、当然のことながらスタイルフリーそのもの。ふんわりホップ香があるものの、あまり香り立たない。
味もすっきりとクリア。発泡酒特有の雑味は少ない。通常缶のスタイルフリーよりも炭酸の刺激は弱まっており、
スムーズな飲み口。元々味の乏しいスタイルフリーが、さらに味気なく感じる。
クリアさ勝負といったところだ。キレは抜群。飲み込んだ後にも、甘さというか味をほぼ残さない。
アルコール分4%。糖質0。原材料名:麦芽、麦芽エキス、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類(国内製造)、
酵母エキス、食物繊維、大豆たんぱく。麦芽使用率25%未満。
プレミアムビールの 食彩 が出た時、こんな良いビールを生ジョッキ缶に詰める意味はあるのか?と思った。
缶のままゴクゴク飲むスタイルには馴染まないと感じたからだ。でも、香り高さが強調され、意味はあるのだと理解した。
一方、今回のスタイルフリーに関しては、そもそも香りを楽しむものではなく、爽快感を楽しむべき発泡酒なので、
生ジョッキ缶がもたらす香りは重要ではなく、冷えている間にゴクゴク飲むべきものである。
こうしてみてみると、生ジョッキ缶がもたらす効用というのは、多岐にわたっているのがわかる。
香り高いビールなら、その香りを一層楽しむことができる。爽快感が売りの発泡酒などは、軽快にゴクゴク飲み干せる。
通常缶だと炭酸の刺激が強すぎると感じるものも、マイルドになってドリンカビリティが向上する。
この生ジョッキ缶という技術は、様々なビール系飲料に無限の可能性を拓いたのだと、改めて思い知らされる。
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発泡酒
CODE:45643DAEE#14 |
2024年12月18日[1]
No.10999: −196 無糖 みかん&伊予柑 <限定> / サントリー
いちきゅーろく むとう みかん あんど いよかん <げんてい> / さんとりー
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サントリー −196(イチキューロク)無糖シリーズの限定「みかん&伊予柑」。
発売日は、12月10日。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。細かな気泡がグラスの中に見える。
香りは、弾けるようなフレッシュ感のある柑橘香。伊予柑らしい甘酸っぱさが香料でうまく表現されている。
香りの甘酸っぱさに対して、味はほぼ甘くない。柑橘のジューシーさから甘みだけを取り去ったように、
苦味と酸味が主体。ただ、酸味もそんなに尖ってはいない。味気ないくらいにさっぱりとしていて、
最後まですっきりした味わい。飲み込んだ後にもしっかり苦味と酸味が口に残る。
果汁2%。みかん浸漬酒使用。アルコール分6%。原材料名:みかん、いよかん、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
196無糖シリーズがこうして限定品も含めてどんどんリリースされるのは、甘くない缶チューハイへの支持が着実に広がっている背景があるように思う。
高アルコールチューハイが批判の的となる中で、甘くなければ中アルコール(本品のような6%程度)でもしっかりアルコールを感じることができるし、
無糖というキーワードはヘルシー志向に馴染みやすい。そんな時代を浮き彫りにしている商品のようだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45644KSES#08 |
2024年12月18日[2]
No.11000: TOPVALU 富良野生ビール エール / サッポロ
とっぷう゛ぁりゅ ふらのなまびーる えーる / さっぽろ
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イオングループP.B.である TOPVALU 富良野生ビール に、派生商品「エール」が登場。
発売日はわからないが、数週間前から店頭で見かける。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、
力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは非常に軽やか。微かに乳酸っぽい香りはあるが、とても控えめで、モルトの穀物的な香りも共存。
それらが混じり合い、なぜか飼料みたいな少しイヤな匂いになっている。
口当たりはすっきりドライ。甘味はなく、ふくらみもない。エールらしさはどこ?といった感じ。
キリッとしてスリムな味わいであり、苦味はマイルド。この大人しさがエールかな?と思うものの、
ただコクがないだけとも言える。
アルコール分5%。北海道富良野産ホップ2種使用。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-4。
製造場:サッポロビール株式会社 東京都渋谷区恵比寿4-20-1。
リトルスター・ゴールドスター合計で50%以上使用。
ラガーである本家 富良野生ビール は見所の多い商品だが、
こちらはお世辞にもエールの魅力を十分表現できているとは言いがたい。
ラガー偏重の日本市場で、多くの人に手に取ってもらいたいがために、あえてボリューム感を抑えて仕上げたというコンセプトがあるのだろうか。
非常に物足りない印象を受けた。
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ビール
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