2025年9月13日
No.11421: 焼酎ハイボール キレの5% レモン / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる きれの5ぱーせんと れもん / たからしゅぞう
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タカラ焼酎ハイボールのアルコール5%シリーズが、「キレの5%」にリニューアル。
9月から順次切り替えとのこと。
通年4種のうち、まずは「レモン」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、淡いレモン色。注いでいる時、大粒の気泡が音を立てて踊る。
香りは、爽やかでさっぱりしたレモン香。ややジューシー感もある。焼酎の香りは弱い。
味は、焼酎ハイボールらしく、まったく甘くない。炭酸のビリビリした口当たり、
レモンのやや丸い酸に、軽やかな苦味。適度なアルコール感。
キレが良く、飲み込んだ後には、ほとんど味を残さない。
アルコール分5%。果汁1.5%。糖質0。プリン体0。甘味料0。
原材料名:焼酎(国内製造)、レモン果汁、レモンエキス、糖類/炭酸、香料、カラメル色素、酸味料。
東京下町の大衆酒場で愛され続ける元祖"焼酎ハイボール"の味わいを追求した、強炭酸でキレ味爽快な辛口チューハイです。
従来品は、もう少しジューシーさがあったように記憶しているが、今回のリニューアルで、
一層シャープでキレ味抜群に生まれ変わったのではないかと思う。
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チューハイ・カクテル等
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2025年9月14日
No.11422: 焼酎ハイボール キレの5% ドライ / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる きれの5ぱーせんと どらい / たからしゅぞう
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タカラ焼酎ハイボールのアルコール5%シリーズが、「キレの5%」にリニューアル。
9月から順次切り替えとのこと。
通年4種のうち、新登場の「ドライ」を飲みたい。ドライはこれまで7%製品しかなかったので、
5%は初投入というわけである。
グラスに注いだ液色は、淡いレモン色。7%の製品と比べて薄いかな?という気もする。
大粒の気泡が音を立てている様は同じ。
香りは、ほぼ7%製品と同じ。ピュアな焼酎に、焼酎ハイボールドライ特有のシロップみたいな香り。
味は、拍子抜けするくらいに軽快。焼酎ハイボールだとわかって飲むから、余計に軽く感じる。
味わいはほぼ変わらないのだが、まずアルコール感が弱く、味わいに重たさがない。
ガツンとくる感じがない。炭酸の刺激は強く、甘味はまったくないが、さらっと飲めて、キレがある。
飲み込んだ後には、軽い酸味が残る。
アルコール分5%。無果汁。糖質0。プリン体0。甘味料0。
原材料名:焼酎(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
東京下町の大衆酒場で愛され続ける元祖"焼酎ハイボール"の味わいを追求した、強炭酸でキレ味爽快な辛口チューハイです。
味わいは従来の7%製品とほとんど変わらないのに、ガツンとくるアルコール感だけ削がれている感じ。
飲みやすいドライだが、飲みやすくする必要などあったのだろうか。
そもそもタカラ焼酎ハイボールは酒好きの支持するブランドである。アルコールが強くて甘くないというのが魅力のはずだが、
そこに低アルコール版を投入する意味がわからない。昨今の健康志向に迎合した商品展開なのか?と思う一方で、
ブランドの裾野を広げるために、これまでターゲットとしてこなかった層にもアピールするための新展開だとも思える。
従来のファンが、あえてこの5%を選ぶとは思えない。味がライトになっただけと捉えられるのが関の山である。
やはり、新たなファンをどれだけ獲得できるか、というところに掛かっていると思う。
それにより、この5%ドライが存続できるかどうかが決まってくる。
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チューハイ・カクテル等
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2025年9月15日[1]
No.11423: 焼酎ハイボール キレの5% グレープフルーツ / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる きれの5ぱーせんと ぐれーぷふるーつ / たからしゅぞう
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タカラ焼酎ハイボールのアルコール5%シリーズが、「キレの5%」にリニューアル。
9月から順次切り替えとのこと。
通年4種のうち、今日は「グレープフルーツ」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、淡いレモン色。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、グレープフルーツの苦そうな部分を強調したようなフレッシュな香りが立つ。焼酎のアルコール臭は弱い。
味はもちろんまったく甘くなく、酸味と苦味がバランス良く両立。
アルコール感はほどほど。キレが良く、飲み込んだ後には苦味以外ほぼ味を残さないものの、
柑橘らしい香りは残る。
アルコール分5%。果汁1.5%。糖質0。プリン体0。甘味料0。
原材料名:焼酎(国内製造)、グレープフルーツ果汁、レモン果汁、グレープフルーツエキス、糖類/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素。
東京下町の大衆酒場で愛され続ける元祖"焼酎ハイボール"の味わいを追求した、強炭酸でキレ味爽快な辛口チューハイです。
この「グレープフルーツ」については、今回名称のみの変更であり、中身は変わっていないようである。
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チューハイ・カクテル等
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2025年9月15日[2]
No.11424: CARABAO BEER LAGER
からばおびーる らがー
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タイのビール CARABAO(カラバオ)のラガー。びん入り。
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡はほぼ白色で概ねきめ細かく、よく盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、ホップの爽やかで芳しい香りが立つ。やや穀物的なニュアンスもあり、麦芽の力強さも感じる。
口に含むと、わりと苦味をしっかり感じるものの、基本的には軽やか。そもそもボリューム感があまりないため、
相対的なバランスとして、苦味が前に出てくるものと思われる。スムーズな飲み心地。
キレも良いが、じんわりとした旨味が残り、麦芽の存在感がある。
アルコール分4.5%以上5.5%未満。原材料名:麦芽、ホップ/香料、酸化防止剤(亜硫酸塩、ビタミンC)、安定剤(アラビアガム)。
原産国名:タイ。輸入者及び引き取り先:ユーラシア・トレーディング株式会社 東京都江東区永代1-10-11。
実は賞味期限が 2025.07.11と表記されており、2か月を過ぎている。しかし、そのわりに劣化臭をあまり感じなかった(わずかに雑穀的匂いはあった)。
びん入りだからか?とも思ったが、もしかすると酸化防止剤のお陰か。
原材料名に列記されている香料、酸化防止剤、安定剤の文字を見ると、どうしてこうした添加物を用いているのか?と、
マイナスのイメージを受けてしまうが、これによって輸送や時間経過に伴う劣化を抑制できているのだとすれば、
輸出用ビールのテクニックとしては有りかもしれないなあ、と感じた。
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ビール
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2025年9月16日[1]
No.11425: 焼酎ハイボール キレの5% サイダー割り / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる きれの5ぱーせんと さいだーわり / たからしゅぞう
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タカラ焼酎ハイボールのアルコール5%シリーズが、「キレの5%」にリニューアル。
9月から順次切り替えとのこと。
通年4種のうち、今日は「サイダー割り」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、淡いレモン色。サイダー割りらしからぬ見た目だが、これはベースの熟成焼酎の色だろう。
多量の気泡がグラスの中を立ち上っている。
香りは、サイダーらしく甘いが、焼酎ハイボールなので、味は甘くないことが容易に想像される。
酒臭さも少し混じる。
味は当然のことながら、まったく甘くない。炭酸のビリビリした舌触りとともに、軽い酸味があり、あとは焼酎の味わい。
アルコール感は適度。サイダー味なのに、キレが良い。
アルコール分5%。無果汁。糖質0。プリン体0。甘味料0。
原材料名:焼酎(国内製造)、りんごエキス、糖類/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
東京下町の大衆酒場で愛され続ける元祖"焼酎ハイボール"の味わいを追求した、強炭酸でキレ味爽快な辛口チューハイです。
昨日飲んだ グレープフルーツに続き、この「サイダー割り」も今回中身は変わっていない。
名称変更のみである。
サイダー味チューハイというのは、甘味の強い製品がほとんどなので、このように甘くないサイダー味というのは、
大変貴重である。ただ、そんなにニーズがあるのか?と、若干疑問ではあるが。
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チューハイ・カクテル等
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2025年9月16日[2]
No.11426: プレミアムハイボール 甲州 / 富永貿易(販売者:ユニー)
ぷれみあむはいぼーる こうしゅう / とみながぼうえき(ゆにー)
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甲州ハイボールは、元々富永貿易が販売している商品だが、この「プレミアムハイボール甲州」は、
ユニーグループが販売する留型商品。
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ色は、淡い琥珀色。しっかりめのゴールドとも言える程度。
非常に細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは甘いバニラが、やや甘酸っぱいシェリーのようなニュアンスを帯びている。
どちらも熟成樽由来と思われる。
舌触りはやさしく滑らか。樽香の甘さが広がるが、少しまとわりつくような甘味も感じる。
ゴムっぽい風味もあるが、こちらも少しわざとらしい。
香りに感じたシェリーっぽい甘酸っぱさが余韻として残る。
アルコール分7%。プリン体ゼロ。原材料名:ウイスキー(国内製造)、レモンリキュール、糖類/炭酸、香料。
販売者:ユニー株式会社 愛知県稲沢市天池五反田町1番地。
製造場:大東乳業株式会社 岐阜県各務原市松本町二丁目466番地。
若干不自然な香りや甘味を感じたのは、糖類や香料が使われているからだろう。
バランスを取ろうとの意図だろうが、まあそれがそこそこうまく働いており、飲みやすく仕上がってはいる。
ウイスキーを飲み慣れない人なら、まろやかで深みがあると感じてしまう程度の上手なまとめ方だと思う。
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チューハイ・カクテル等
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2025年9月17日
No.11427: 晴耕雨読 焼酎ハイボール / 三菱食品
せいこううどく しょうちゅうはいぼーる / みつびししょくひん
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鹿児島県の佐多宗二商店がつくる芋焼酎「XX(ダブルエックス)晴耕雨読 ジョイホワイト」を用いたR.T.D
「晴耕雨読 焼酎ハイボール」。
製造はオエノンプロダクトサポート、販売は三菱食品。発売日は、8月26日であった。
グラスに注いだ色は、ほぼ無色透明だが、わずかににごりがあるように見える。
細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、芋焼酎らしいほっこりとした甘さだが、ややスッキリ系。
口当たりもキリッとしている。甘味よりも軽い酸味を感じ、パンチはあまりない。軽い苦味も感じる。
アルコール感は強からず。キレが良いが、飲み込んだ後には、ほっこり甘い香りを漂わせつつ、軽い酸味が残る。
アルコール分5%。焼酎乙類(発泡性)。
原材料名:焼酎乙類(さつまいも(鹿児島県産)、米こうじ(国産米)、米(国産))/炭酸。
販売者:三菱食品(株)東京都文京区小石川1-1-1。
製造場:オエノンプロダクトサポート(株)兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
XX晴耕雨読ジョイホワイトは割り方によって味わいが七変化する焼酎。
どんな料理に合わせてもエンジョイできる!そんな、食中酒の新たなスタンダードとして産まれました。
原材料を見ると、単に乙類焼酎を炭酸で割っただけの商品だとわかる。
つまり、缶チューハイではなく、焼酎そのもの。ごまかしのきかない製品なのだが、非常に上品でバランスの良い味わいである。
缶説明のとおり、食中酒に最適。これからの季節、例えば栗ごはんなどによく合いそうである。
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チューハイ・カクテル等
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2025年9月18日
No.11428: Secoma 無糖 塩レモンサワー / セコマ
せこま むとう しおれもんさわー / せこま
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北海道を地場とするコンビニ セイコーマート のP.B.「Secoma 無糖 塩レモンサワー」。
大阪梅田にある北海道のアンテナショップ「北海道うまいもの館」で入手したものだが、
今年6月23日の発売だったようである。
グラスに注いだ色は、ほぼ無色透明だが、わずかに白濁。
細かな気泡がグラスの中を立ち上っている。
香りは、スキッと軽快。キュンと酸っぱそうなレモン香が立つ。
味は香りの印象通り酸味が鋭く、甘味はほぼない。さすがに無糖だが、ほんのり旨みを感じるのは、塩のお陰。
喉にも少し塩の刺激を感じる。味がないのに味気なくはない、不思議な飲みごたえ。
飲み進めると、どんどん酸と塩気の刺激が強く感じられるようになる。
アルコール分7%。果汁2%。
原材料名:レモン果汁、食塩(北海道稚内市産)、スピリッツ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、苦味料。
販売者:株式会社セコマ 札幌市中央区南9条西5丁目パーク9・5ビル。
製造場:日本アスパラガス株式会社 北海道千歳市北信濃864番地6。
稚内で作られた [宗谷の塩]
宗谷海峡の海底を掘り、海の自然浄化作用を利用して濾過した、清澄な海水を使用。まろやかな口当たりの塩です。
甘くないという無糖の長所を活かしつつ、塩の旨みにより味わい深さをプラスしている。
技ありのレモンサワーだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45918SEST#22 |
2025年9月18日[2]
No.11429: NEKONIHIKI / 伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)
ねこにひき / いせかどやびーる(にけんぢゃやもちかどやほんてん)
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伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)の「NEKONIHIKI」(ねこにひき)。
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、深い濁りのある黄金色。
泡はほぼ白色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、トロピカルフルーツ、クリームみたいな甘さ、草原のようなハーブ香など、複雑に重なり合って分厚い。
味はその香りの印象のまま、甘く、濃密。苦味も強烈だが、甘いコクの存在感の方が強い。
軽い酸味も伴う。飲み進めると、その濃い甘さがどんどん実感され、その余韻が長く続く。
アルコール分8.0%。原材料名:大麦麦芽(外国製造)、小麦麦芽、小麦、ホップ。
製造者:有限会社二軒茶屋餅角屋本店 三重県伊勢市神久6-8-25。
製造所:伊勢角屋麦酒 下野工場 三重県伊勢市下野町564-17。
ISEKADO 20周年の2017年、アメリカ東海岸で広まっていた新しいIPAを、米国カルミネーション・ブルーイングとのコラボレーション醸造しました。
白濁した外観と、瑞々しいホップの豊かな香り。滑らかなのどごしと柔らかな口当たり、鼻に抜けるホップの存在感と苦み、
芳醇な余韻と爽やかな飲み応えを、両立したIPAです。
ビアスタイル HAZY DOUBLE IPA と書いてある。平たく言うと、濁った濃いIPAなのだが、
その魅力がこれでもかと強調されている、満足感の高い1本。ただ、飲み疲れるので、1本で十分。
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ビール
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2025年9月19日[1]
No.11430: オリオン ザ・プレミアム / オリオン
おりおん ざ・ぷれみあむ / おりおん
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オリオン ザ・プレミアムが新しくなっている。
7月15日の発売なので、もう2ヶ月ほど経ってしまっているが、取り上げたい。
グラスに注いだ液色は、しっかりめの黄金色で、ややオレンジ掛かっている。
泡はほぼ白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、モルトの力強さを感じさせる乾いた穀物のような香り。一方、ホップの芳しさは大人しく、
華やかさはほとんどない。
味も香りの印象通りしっかり力強く、中域のコクが強い。
じんわりした甘味というか旨味が感じられ、ファットな印象だが、
飲み進めると強い苦みが際立ってくる。まろやかでほんのり甘い後味。飲み込んだ後には、若干渋味も残る。
アルコール分5%。沖縄酵母OB-001。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、大麦。
香りとともに、くつろぎの時間へ。
忙しい日常をそっと離れて、香りと余韻に心ほどける。そんな時間に寄り添う一杯です。
ニュースリリースでは、味わいの特徴を次のように説明している。
これまでご好評いただいている味わいを生かしつつ、クリスタル麦芽の配合を調整することにより、
沖縄酵母OB-001特有のフルーティーな香りをより一層引き立て、華やかな香りとまろやかな旨味を長く楽しんでいただける、
風味豊かな味わいへと改良しました。
"華やかな香り"を私はそれほど感じなかったが、"まろやかな旨味"は確かに感じた。
ただ重たいだけではない、やさしい飲み応えのあるビールに仕上がっている。
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ビール
CODE:45919WALIUM#66 |
2025年9月19日[2]
No.11431: 香薫ハイボール / 合同酒精
こうくんはいぼーる / ごうどうしゅせい
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合同酒精の「香薫ハイボール」。これまで私は見たことがなかったのだが、発売は昨年(2024年)9月10日。
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈され、飲むに至った。
グラスに注いだ液色は、淡いゴールド。缶ハイボールとしては標準的。
細かな気泡が少量、グラスの中に見える。
香りは、甘い樽香が穏やかに香る。プンプン香らないところが好印象。
繊細さを感じる。
味は軽やかな甘味と酸味。香りにはウッディな感じを受けたが、味わいには樽の深みは感じない。さらっとした舌触り。
芳醇そうなパッケージからするとちょっと拍子抜けだが、このスッキリそしてまろやかな味わいが持ち味なのだろう。
飲み込んだ後には、軽い酸味が残る。
アルコール分7%。原材料名:スピリッツ(国内製造)、ウイスキー/炭酸ガス、香料、酸味料、カラメル色素。
香薫という名前ほど香らないし、味わいに深みもない。原材料名を見ても、ウイスキーの純粋なハイボールとは違い、
添加物が入っているので、なんとかそれらしく作り上げたR.T.D.だということがわかる。
パッケージが本格的に見えるだけに、残念だ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45919PRST#374 |
2025年9月20日
No.11432: こだわり酒場のタコハイ 芳醇プレーン / サントリー
こだわりさかばのたこはい ほうじゅんぷれーん / さんとりー
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サントリー こだわり酒場のタコハイ「芳醇プレーン」。
発売日は、9月16日。缶に限定等の文字はないが、期間限定品である。
グラスに注いだ液色は、無色透明。多量の細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、爽やかなレモン香が感じられ、焼酎の香りは弱い。芳醇の名前から、もっと焼酎がフィーチャーされているのかと思ったが、
酒臭くなく、爽やか。
味も香りの印象通り、キュンとした酸味が立っている。アルコール感はほどほど。
やはり焼酎のパンチはあまり感じないが、味わいの真ん中に少し芯がある。
飲み込んだ後にも、尖った酸味が少し残る。
アルコール分6%。
原材料名:スピリッツ(国内製造)、レモン、糖類/炭酸、酸味料、香料。
秋の晩酌にぴったりなタコハイ<芳醇プレーン>
焙煎麦焼酎による香ばしさと余韻が引き立つ秋ならではの食事の美味しさを引き立てる一杯です。
残念ながら焙煎麦焼酎の香ばしさを私は感じ取れなかった。私の味覚センサーが鈍い部分なのか、
芯のある酸っぱさという程度にしか感じられなかった。
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当サイトの連続無欠勤更新記録が、2004年6月6日から数えて本日で7777日となりました。
もういつ途絶えてもいい、というくらいの思いで続けてきましたが、明日以降も、
毎日これが最後と思いながら、気負わずに日課としてできるところまで続けたいと思います。
毎日見てくださる方もかなり減ってしまいましたが、たまにでもご訪問頂きたく、これからも宜しくお願い致します。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45920DAKO#04 |
2025年9月21日
No.11433: 男梅サワー 熟成梅 <限定> / サッポロ
おとこうめさわー じゅくせいうめ <げんてい> / さっぽろ
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サッポロ 男梅サワー の限定「熟成梅」。発売日は、9月17日。
グラスに注いだ液色は、かなり黒っぽい暗赤色。通年品の男梅サワーよりも濃く、暗い印象。
気泡は非常に細かく、炭酸は強くなさそう。
香りは、熟成梅というだけあって、落ち着いて渋い。酸はあまり強そうではない。
味も香りの印象通り、重たさがある。やはり酸味は丸くなっていて、刺激は強くない。その代わりに、塩気が強い。
飲み込んだ後にも、渋味と酸味が入り交じった重々しい風味が残る。
梅果汁5%。アルコール分5%。
原材料名:梅果汁、梅干ペースト、スピリッツ(国内製造)、梅干浸漬酒、糖類/酸味料、炭酸、香料、果実色素、
カラメル色素、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)。
缶に「3年物の梅干しペースト使用」とあり、それが「熟成梅」と名付けられた根拠であろうが、
確かにまろやかで重たい味わいである。昨年も同時期に出ていたが、中身は変わっていないようである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45921DAKO#04 |
2025年9月22日
No.11434: 氷結 巨峰スパークリング <期間限定> / キリン
ひょうけつ きょほうすぱーくりんぐ <きかんげんてい> / きりん
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キリン氷結の期間限定「巨峰スパークリング」。発売日は、9月16日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が少量グラスの中に見える。
香りは、甘く華やかなぶどう香。ツンと良く香り立つ。
味は香りの印象通り深い甘味が特徴。あまりコクがないのと、軽い酸味を伴うことで、わりとスッキリした味わいになっている。
酸っぱいくらいの味なのに、香りは非常に甘い。このギャップが面白い。アルコール感は強くない。
飲み込んだ後にも、甘い香りが残る。
アルコール分5%。果汁0.3%。
原材料名:ぶどう果汁、ウオッカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
果汁が0.3%しか入っていないが、香料によって美しくフルーティに仕上がっている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45922DAEE#06 |
2025年9月23日
No.11435: 不知火 クラフトジンソーダ / 黄桜
しらぬい くらふとじんそーだ / きざくら
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存在を知らなかったのだが、コンビニで偶然遭遇して購入した黄桜「不知火クラフトジンソーダ」。
発売は、4月5日だったようである。
グラスに注いだ液色は、無色透明。多量の細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、オレンジの皮のような苦みを主体とした柑橘香が立ち、
ベースにはジンらしいボタニカルの香りがしっかり。
味は甘味がまったくなく、軽い柑橘の苦みと、微かにピリッとした辛みも感じる。
甘い香りが鼻を抜けるものの、舌では甘さを感じない。
柔らかさもあるのに、シャープさも兼ね備えた味わい。
飲み込んだ後には、ふんわり柑橘香が残る。
アルコール分7%。原材料名:スピリッツ(国内製造)/炭酸ガス。
「黄桜 丹波蒸溜所」で蒸留したジンを"クラフトジンソーダ"にしました。
華やかに香る不知火とほのかに香る山椒等の和素材が炭酸と共に口の中で弾けます。
不知火(しらぬい)とは
「清見オレンジ」と「ポンカン」を掛け合わせて作られたみかんの一種で、皮が厚いが果肉はやわらかく、
濃厚な甘みとまろやかな酸味の果汁がたっぷりで苦みが少ないことが特長です。
原材料名を見ると、ジンを炭酸で割っただけである。つまり、黄桜のクラフトジン「不知火」のソーダ割りである。
改めてジンというのは、色々な素材でつくることができるスピリッツだとわかる。
大ヒットしたサントリー翠もそうだが、国産ジンは和素材を用いることで、輸入品とは違う個性を追求する方法が一般化している。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45923DAKO#171 |
2025年9月24日
No.11436: 金麦 帰り道の金木犀 <限定醸造> / サントリー
きんむぎ かえりみちのきんもくせい <げんていじょうぞう> / さんとりー
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サントリー金麦の限定派生商品「帰り道の金木犀」。発売日は、9月16日。
昨年もこの時季に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、淡いアンバー。
泡はほんのりベージュ色できめ細かく、当初よく盛り上がって、泡持ちも悪くない。
アンバーエールタイプということで、甘いホップ香が立つ。厚みはあるが、力強さはあまりない。
ふんわりやさしい印象。
口当たりも優しいタッチ。香りに感じた甘さはあるが、苦味もしっかり強い。
やはりコクやボリューム感は今ひとつ。ただ、一般的な新ジャンルのように薄ら甘い感じではなく、
渋味もしっかりあるので、適度に引き締まっている。この辺りのまとめかたが金麦は上手だ。
アルコール分5%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、糖類)、スピリッツ(小麦)。
ほのかに香るアンバーエールタイプ
商品名から、もしかして金木犀の香りがするのかな?と考える人もいるかもしれないが、そんなことはない。
ただ、この甘い香りを金木犀に例えているのかな?と考えられなくもない。
金木犀というキーワードから、秋が深まる風景を思い起こして欲しいというのが、ネーミングの意図であろう。
そのイメージ戦略が功を奏したのか、昨年好調だったために、今年の再販に繋がったようである。
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新ジャンル
CODE:45924LSEK#08 |
2025年9月25日[1]
No.11437: −196 巨峰 <限定出荷> / サントリー
いちきゅーろく きょほう <げんていしゅっか> / さんとりー
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サントリーチューハイ -196(イチキューロク)シリーズの限定「巨峰」。発売日は、9月24日。
グラスに注いだ液色は、透過性のある薄紫。ピンク色に近い。
細かな気泡がグラスの中に少量見える。
香りは、ころっと甘いぶどう香。巨峰らしく、コクがありそう。
味は香りの印象通り甘味が強いが、適度に酸味も効いており、あまりコクがないので、くどさも感じない。
さらにぶどうらしい軽い渋味も。アルコール感は適度。飲み込んだ後にも、甘味と軽い渋味が口に残る。
アルコール分5%。果汁1%。巨峰浸漬酒使用。山梨産巨峰使用。
原材料名:ぶどう、ウオツカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
この-196シリーズは、「果物が美味しいチューハイ」というキャッチフレーズだが、さすがに果汁1%では、
本物のフルーティ感にはほど遠い。ただ、浸漬酒も使われているので、ある程度のコクを生むことに貢献しているのかもしれない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45925DAKO#01 |
2025年9月25日[2]
No.11438: BROOKLIN SORACHI ACE FILTERED
ぶるっくりん そらちえーす ふぃるたーど
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キリンが製造する「ブルックリン ソラチエース フィルタード」。
昨年の8月26日に発売されたものだが、1年以上の時を経て、飲むことになった。
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものだが、
賞味期限がなんと今年の5月に切れてしまっているため、劣化を覚悟の上で飲んでみる。
グラスに注いだ液色は、しっかりめの黄金色。濾過しているので、濁りはない。
泡はやや黄色できめ細かく、当初よく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、清々しくも甘いホップ香が鮮烈。オレンジ、マンゴー、ヨーグルトなど、様々な甘酸っぱい香りが混じる。
だが、やはりほんの少し劣化臭がある。
味は甘く濃く力強い。甘さに若干黒糖のようなニュアンスがあり、これは鮮度が落ちているためだろう。
凝縮感があり、重たくギッシリした味わい。飲み進めると、どんどん苦味が強く感じられる。
キレは良くなく、飲み込んだ後にもたっぷりした甘味と苦味、渋味がはっきり残る。
アルコール分7%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、糖類。
※本製品は、米国ブルックリンブルワリー社のライセンスにより、麒麟麦酒株式会社が販売しております。
元々ホップをふんだんに使い、力強いビールなので、それほど劣化は進んでいなかった。
100%健康体ではないものの、元気だったときが容易に想像できる状態だ。
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ビール
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2025年9月26日
No.11439: 寶 丸おろしスタンド レモンサワー / 宝酒造
たから まるおろしすたんど れもんさわー / たからしゅぞう
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寶 丸おろし シリーズが、この度「丸おろしスタンド」へとリブランド(re-brand)を行った。
明確な変更としては、アルコール度数がこれまでの7%から4%へと大幅に引き下げられたことである。発売日は、9月16日であった。
通年4種あるが、まずは「レモンサワー」から飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、深い濁りのある薄黄色。
この濁りゆえ、炭酸の気泡はあまり見えない。
香りは、今レモンを搾ったような、弾けるような酸っぱさと苦さを湛えたレモン香が強い。
アルコール臭はあまり感じない。
味はキリッと引き締まって、苦い。酸味も決して弱くはないのだが、あまり尖りを感じず、
苦味の分厚さの中に酸味が溶け込んでいるような味わい。甘味はほぼない。
アルコール感が弱いので、パンチはないのだが、それゆえ、レモンがより際立っている感じもする。
飲み込んだ後にも、しっかり苦味と、その中に包まれたような酸味が口に残る。
レモン果汁を10%も使っているところが、このフルーティさを生んでいると思う。
アルコール分4%。果汁10%。
原材料名:レモン果汁(イスラエル製造、国内製造)、レモンペースト、レモンスピリッツ、焼酎、糖類/炭酸、酸味料、香料。
丸おろしスタンドというブランド名は、最近若者を中心に受けているスタンド酒場を意識したものである。
スタンド酒場とは、つまり立ち飲み酒場のことだが、酒店に併設された角打ちに代表されるような、
従来型の立ち飲みではなく、内装やメニュー構成をお洒落にすることによって、主に若者層に支持されている最近のトレンドの一つである。
タカラさんはこれまで、焼酎ハイボールシリーズのように、高アルコールでそのまま角打ちで売ってもらえるような商品を得意としており、
いわゆる酒飲みのためのブランドとしては絶大な信頼を得ている。我々消費者は、それで十分だと思ってきたところがあるが、
大手酒類メーカーとしては、売上を拡大するために、より多くの支持を得なければならない。
ゆえに、これまでも、お酒にあまり親しみのない層にも好んでもらえるようにと、高果汁であったり、低アルコールの商品を投入してきてはいる。
しかし、厳しい見方をすると、どれもあまり成功を遂げていない。
宝酒造=寶焼酎=高年齢層で地味な酒飲み向け といったイメージが強すぎるからかもしれない。
社名そのものについてしまったこのようなイメージを覆すのは、簡単ではない。
下手に壊せば、既存商品の価値をも毀損してしまうかもしれない。では、酒飲みに支持されるこれまでのブランドイメージを維持しつつ、
より若い人たちにも受け入れてもらうためにはどうしたらいいか。これまで考えあぐね、良い打開策がみつからなかったこの問題への新たな答えが、
今のトレンドであるスタンド酒場をフィーチャーすることだという結論に至ったのだろう。
この考え方は正解だとは思うのだけれど、だとしたら、このパッケージはどうなのか。
あまり若者受けするとも思えないし、低アルコール製品だということもわかりづらい。
もちろん、サントリー ほろよい のような、いわば軽薄なイメージで売るようなことは、タカラさんはしたくはないのだろうし、
そうすべきとも思えないのだが、だったらもっとスタイリッシュな、チューハイらしくないパッケージで若者に訴求するやり方を採るべきではないか。
これは私見であるが、令和のスタンド酒場は、昭和末期のバブル時代に栄華を極めたカフェバーに相当する飲食業態の進化形ではないだろうか。
売り方も価格帯もまったく違うのだけれど、それは時代が変わったからで、昨今の若者の傾向にある、
お洒落にあまりお金を掛けないとか、これ見よがしなトレンド追随は逆に古くさいと思うとか、
背伸びをするのはむしろ格好悪いといった感覚が、スタンド酒場のような業態の支持に繋がっているのではないかと、私は分析している。
つまり、飲食のユニクロ化である。
まさに日本人が貧しくなり、上昇志向が既に時代遅れになった象徴のようだが、だからといって、ただバブル以前に逆戻りすればいいのではない。
地に足のついた堅実指向の中にも、今なりのスタイリッシュさは必要である。
もっとシンプルな、それでいて商品特性がすぐに伝わるようなパッケージはないものか。私自身に良い案があるわけではないが、
少なくともこれまでの「酒場」が想像されるようなデザインではダメではないかと、私は思う。
商品ラインナップも、レモンサワー、グレフルサワーのような、伝統的なサワーだけでは地味すぎるので、
もっとアレンジを加えた展開が必要にも思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45926DAEE#10 |
2025年9月27日
No.11440: 寶 丸おろしスタンド グレフルサワー / 宝酒造
たから まるおろしすたんど ぐれふるさわー / たからしゅぞう
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寶 丸おろし シリーズが、この度「丸おろしスタンド」へとリブランド(re-brand)を行った。
明確な変更としては、アルコール度数がこれまでの7%から4%へと大幅に引き下げられたことである。発売日は、9月16日であった。
通年4種あるうち、昨日既に レモンサワー を飲んでおり、今日は2種目として「グレフルサワー」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、深い濁りのある薄黄色。
この濁りゆえ、炭酸の気泡はあまり見えない。
香りは、非常にフレッシュ感があり、グレープフルーツの皮のような、苦味の強そうなグレフル香。アルコール臭はあまり感じない。
味は香りの印象通り苦味が強く、甘味はほんのり。酸味はレモンに比べれば穏やかだが、グレフルサワーとしてはかなり酸っぱい部類である。
アルコール感は強くないが、甘さがないため強いように感じる。
飲み込んだ後には、強い苦味とシャープな酸味が口に残る。
アルコール分4%。果汁20%。
原材料名:グレープフルーツ果汁(イスラエル製造、国内製造)、グレープフルーツペースト、グレープフルーツスピリッツ、焼酎、糖類
/炭酸、酸味料、香料、ナリンジン。
既レビューのレモンの果汁設定10%にも驚いたが、グレフル果汁の20%も破格である。しっかり生搾りサワーのような味わいを出すために、
高果汁設定にしていることがわかる。また、缶に「皮までまるごとすりおろし」との表記があるように、
柑橘の皮の苦味を活かした味わいを再現しており、この技巧は、非常にグレフル向きであるように思う。
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チューハイ・カクテル等
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