2020年2月16日
No.7881: 氷結 復刻版 シチリア産レモン / キリン
ひょうけつ ふっこくばん れもん / きりん
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キリンの人気チューハイブランド「氷結」の復刻版が出た。
2010年当時の味とパッケージを再現した商品で、レモンとストロンググレープフルーツの2種が登場。
発売日は2月12日。
2種のうち、まず「復刻版 シチリア産レモン」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、無色透明。注いでいる時、炭酸がジュワジュワと音を立てているが、程なくして静まる。
香りは、すっきり透明感のあるレモン香。フレッシュで酸の強そうな印象だ。
味は香りの印象どおり、すっきりした口当たり。適度な甘み、適度なジューシー感。炭酸の刺激もほどほど。
アルコール感も強すぎず、弱すぎず、すべてにおいて中庸な味わいといえる。
飲み込んだ後には、軽い苦味も残る。
現在の氷結と比べると、弾けるようなジューシー感は乏しい印象を受けた。
果汁2.5%。アルコール分6%。
原材料名:レモン果汁、ウオッカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
キリン社のニュースリリースでは、今回の発売に関し、次のような説明がある。
当社が実施した調査では、当商品の発売を機に「10年前を懐かしみたい」「今の氷結と比較してみたい」など、
10年前と今の「氷結」の違いを飲み比べてみたいお客様が多いことが分かりました。
RTDのライトユーザー・ノンユーザーの中には「氷結」に対して「ずっと変わらない定番ブランド」というイメージを持っている方もおり、
今回の「復刻版」の発売をきっかけに「氷結が進化している」ことを感じてもらい、
「氷結」ブランドの魅力を改めて伝えていくとともに、伸長するRTD市場のさらなる活性化を図ります。
その 10年前の氷結 を、当サイトではリアルタイムにレビューしているが、
その時点で既に発売10年目の定番ブランドであった。
21世紀の缶チューハイ市場で、ずっと存在感を示し続けてきた功績は称賛に値するし、
こうして自ら過去を振り返ることで、これからも変化しながら残り続けるという強い意志を感じ取ることができる。
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チューハイ・カクテル等
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2020年2月17日
No.7882: 氷結ストロング 復刻版 グレープフルーツ / キリン
ひょうけつすとろんぐ ふっこくばん ぐれーぷふるーつ / きりん
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キリンの人気チューハイブランド「氷結」の復刻版が出た。
2010年当時の味とパッケージを再現した商品で、レモンとストロンググレープフルーツの2種が登場。
発売日は2月12日。
2種のうち、昨日既に 復刻版 シチリア産レモン を飲んでいるので、
今日はもう一方の氷結ストロング「復刻版 グレープフルーツ」を。
グラスに注いだ液色は、ほんのりと白濁。注いでいる時は、炭酸がジュワジュワと音を立てているが、すぐに静まる。
香りは、まさに昔ながらのグレフルチューハイで、ガムのように甘い匂く、そして苦そうな匂いがする。
味は酸味と苦味が際立ち、甘味は少し引っ込んでいる。昔のグレフルチューハイだから、もっと甘かったように記憶していたが、
意外にもシャープ。飲み込んだ後、キシキシするくらいの酸が口に残る。
果汁3.7%。アルコール分8%。
原材料名:グレープフルーツ果汁、ウオッカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
10年前の製品(2008年の発売)を、
当サイトではリアルタイムにレビューしており、ほぼ今回と同じような味の感想であった。
2010年11月のリニューアル で、糖類に代わって甘味料が使われるようになってから、
味の変節が始まった。それまでは、こんなにシャープだったのに。
ところで、アルコール度数8%は、当時はかなり強いと感じていた。
今ではストロングといえば9%が当たり前で、12%なんて商品も出ているくらいだから、
8%ではそんなに強いと思わない。まさに麻痺というか、消費者が飼い慣らされている感じ。
いや、安く酔いたいというニーズがあるからこそ、高アルコールを競い合う状況が生まれている。
この10年で経済弱体化が進んでいる証だ。
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チューハイ・カクテル等
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2020年2月18日[1]
No.7883: 果実の瞬間 国産桃とさくらんぼ <春限定> / アサヒ
かじつのしゅんかん こくさんももとさくらんぼ <はるげんてい> / あさひ
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アサヒ果実の瞬間シリーズから春限定2種が登場。発売日は、2月18日。
2種のうち、今日は「桃とさくらんぼ」のほうを飲む。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、かすかに黄色っぽく濁っている。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、商品名のとおり、桃の甘さと、さくらんぼの甘酸っぱさの双方を感じる。
口に含んだ最初の印象では、さくらんぼの甘酸っぱさがやや勝っている。
飲み進めると、桃の甘さも感じられる。
甘ったるいことはなく、飲み込んだ後にはキュンとした甘酸っぱさが残る。
果汁0.9%。アルコール分4%。
原材料名:アルコール、もも果汁、さくらんぼ果汁、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
昨年 もこの時期に出ていたものであるが、中身は変わっていないようである。
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チューハイ・カクテル等
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2020年2月18日[2]
No.7884: BOLS PEACH ORANGE / アサヒ
ぼるす ぴーちおれんじ / あさひ
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オランダ産リキュール BOLS を用いてつくられた缶カクテル。
ファミリーマート限定商品だが、当サイトの記録によると、2018年に2種が登場している。
今回も2種の登場であり、発売日は2月11日。
2種のうち、今日は「ピーチオレンジ」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、鮮やかなオレンジ色で、やや濁っている。注いでいる時はジュワジュワと音を立てているが、
すぐに静まる。
香りは、一瞬カシスかな?と思うほどのコクを感じさせるが、よく嗅ぐと桃の甘さであり、
オレンジ香と混じり合って、分厚い香りになっている。
口当たりは、まずピリッと炭酸の強めの刺激があり、次に鋭い酸味がくる。
オレンジというよりはレモンみたいな酸味だが、そこに桃の甘さが加わるから、適度に柔らかい。
最後まで甘酸っぱい爽やかさが続いている。アルコール感は強くない。
アルコール分5%。果汁6%。原材料:ピーチリキュール、オレンジ果汁、もも果汁、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、
着色料(黄4、赤102)。
1575年にオランダで創業したリキュールブランド「BOLS」監修の本格カクテルです。
ピーチリキュールにオレンジを合わせて甘すぎないすっきりとした飲み口。
アルコール5%で強すぎず弱すぎず。見た目は鮮やかだが、味はくどくない。最近では珍しい、クラシカルな雰囲気の缶カクテル。
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チューハイ・カクテル等
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2020年2月19日[1]
No.7885: 果実の瞬間 和歌山産はっさく <春限定> / アサヒ
かじつのしゅんかん わかやまさんはっさく <はるげんてい> / あさひ
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アサヒ果実の瞬間シリーズから春限定2種が登場。発売日は、2月18日。
2種のうち、先日既に 国産桃とさくらんぼ を掲載しているので、
今日はもう一方の「和歌山産はっさく」を。
グラスに注いだ液色は、ほんのり濁りのあるレモン色。
気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、フレッシュ感があり揮発成分の多そうな鋭い柑橘香。あまりコクはなさそうである。
味は香りの印象どおり、キュンと酸っぱい口当たりで、適度な苦味もある。甘さは抑えめ。
ジューシーな飲みごたえ。
果汁1.3%。アルコール分4%。
原材料名:アルコール、はっさく果汁、糖類(国内製造)/酸味料、炭酸、香料。
昨年は 広島産はっさく であったが、今年は和歌山産。
しかしながら、アルコール度数、果汁含有率、原材料名もすべて同じであるし、
昨年の私自身のコメントと比較する限り、味の違いもほとんど感じなかった。
まあ、果汁はたったの1.3%なので、ほとんど香料で風味が決まっているのであろう。
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チューハイ・カクテル等
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2020年2月19日[2]
No.7886: BOLS BITTER CASSIS / アサヒ
ぼるす びたーかしす / あさひ
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オランダ産リキュール BOLS を用いてつくられた缶カクテル。
ファミリーマート限定商品だが、当サイトの記録によると、2018年に2種が登場している。
今回も2種の登場であり、発売日は2月11日。
2種のうち、昨日既に ピーチオレンジ を飲んでいるので、今日はもう一方の「ビターカシス」を。
グラスに注いだ液色は、深い赤紫。ぶどうジュースを少し薄めたような色。
香りは、商品名の通りやや苦み走ったカシス香で、少し柑橘香も感じる。
味はオレンジのような柑橘の酸が強いのだが、正体はオレンジではなくグレフル。そういえば苦味も強い。
カシスらしいコクがあり、甘味は控えめ。アルコール感もそれほど強くない。
アルコール分5%。果汁6%。原材料名:カシスリキュール、グレープフルーツ果汁、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、
着色料(カラメル、赤2、青1、黄4)。
1575年にオランダで創業したリキュールブランド「BOLS」監修の本格カクテルです。
カシスリキュールにグレープフルーツを合わせて甘すぎないすっきりとした飲み口。
昨日飲んだ ピーチオレンジ は今回新登場だが、今日飲んだ「ビターカシス」は、
2018年にも出されていた。中身は変わっていないようである。
カシスを使ったカクテルは甘味が強いものが多いが、これはグレフルの酸と苦味が効き、適度にシャープである。
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チューハイ・カクテル等
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2020年2月20日
No.7887: 焼酎ハイボール 大分産かぼす割り <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる おおいたさんかぼすわり <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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焼酎ハイボールの期間限定「大分産かぼす割り」。発売日は、2月18日。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある淡いイエローグリーン。
注いでいる時、ジュワジュワと音を立て、その後も大粒の気泡がグラスの中を断続的に立ち昇る。
香りは、グリーンな感じの柑橘香で、かなりのジューシー感もある。さらに焼酎の酒臭さも。
口当たりは極めてシャープ。甘さはほぼない。
香りの印象どおり、緑っぽい柑橘の味わい。酸味と苦味が共に強い。アルコール感も強いが、後キレは良い。
アルコール分7%。果汁1%。甘味料ゼロ。プリン体ゼロ。糖質80%オフ。
原材料名:焼酎(国内製造)、かぼす果汁、レモン果汁、糖類/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
缶裏側に、次の説明文がある。
タカラ焼酎ハイボールは東京下町の大衆酒場で生まれた元祖酎ハイの味わいを追究したキレ味爽快な辛口チューハイです。
「かぼす」はクエン酸が豊富な柑橘で、その強い酸味と独特の香りから、古来より食酢として
広く親しまれてきました。「かぼす」のキレのある酸味を、この時期だけの限定生産でお楽しみください。
シャープで酒臭い本格派「焼酎ハイボール」には、キレのある柑橘フレーバーが打ってつけ。
毎日飲んでも飲み飽きないキャラクターだ。
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チューハイ・カクテル等
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2020年2月21日[1]
No.7888: 一刻者 樽貯蔵ハイボール <限定出荷> / 宝酒造
いっこもん たるちょぞうはいぼーる <げんていしゅっか> / たからしゅぞう
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タカラのびん入り 一刻者ハイボール の限定派生商品「一刻者 樽貯蔵ハイボール」。
このようなびん入り製品は見つけるのが難しいことが多く、半ば諦めていたのだが、
12月3日の発売から2か月以上が経って、ようやくというか、偶然発見した。
グラスに注いだ液色は、わずかにゴールドっぽく色づいている。注いでいる時、ジュワジュワと音を立て、
その後も大量の気泡が、グラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、深みのある香ばしい芋。見た目もそうだが、樽貯蔵というだけのことはある。
しっとりと落ち着き、深い。
口当たりは、ビリビリとした炭酸の刺激がまずあり、次にさつまいもの甘さが広がる。
これは、通年品の 一刻者ハイボール と同じだが、甘味がとても柔らかい。
飲み込んだ後にも、焼き芋のようなやさしい甘さの余韻が、焼酎の味わいと渾然一体となって続く。
アルコール分9%。南九州産さつまいも100%使用。原材料名:さつまいも(南九州産)、いも麹/炭酸。
麹まで芋だから、炭酸割りで"香り咲く"
このシリーズは、2019年6月の 一刻者白ハイボール 限定販売に始まり、その後、
同年9月に通年品として 一刻者ハイボール と
一刻者赤ハイボール が登場。
さらに同年10月に限定品の 一刻者紫ハイボール、そしてこの「一刻者 樽貯蔵ハイボール」と続く。
今年(2020年)1月にも限定品 一刻者茜ハイボール が発売されており、当サイト未掲載だが、
実は今回同時入手しているので、後日掲載したい。
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チューハイ・カクテル等
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2020年2月21日[2]
No.7889: サッポロ黒ラベル / サッポロ
さっぽろくろらべる / さっぽろ
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サッポロ黒ラベルの現行通年品。
昨年(2019年)1月下旬製造分からリニューアルしたもので、発売から既に1年以上が経っている。
なぜ今改めてこれを取り上げるのかといえば、リニューアル時にレビューを怠っていたからである。
そのことをご指摘頂いて、遅ればせながら掲載することとした(リニューアル後のデザイン缶はいくつか掲載済)。
酒の百科事典を標榜する当サイトとしては、大手の看板商品を取りこぼすことがあってはならないわけで、
反省している。
グラスに注いだ液色は、しっかりした黄金色。泡は純白で非常にきめ細かく、
力強く盛り上がって泡持ちも良い。
香りは、華やかすぎない軽妙なホップ香と、モルトの力強さを感じさせるハーブっぽさ、甘さがある。
味はすっきりとクリーンなタッチでありながら、いかにも「麦」らしい飲みごたえがある。
このバランスの妙が、黒ラベルのキャラクターの一つと言えるわけで、しっかり味わいがあるのに、
食事の邪魔をしない。ドリンカビリティの非常に優れたビールである。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
サッポロ社のニュースリリースでは、次のような説明がある。
当社は、これまでも生ビールの重要な要素である「泡」品質向上への取り組みを続けてきましたが、このたび、
世界で初めてビールの「泡の色」を測定する方法を開発し、「鮮度が良いビールの泡はより白く美しい」ことを解明しました。
原料・製法・お客様のお口に届くまでの品質管理への徹底した取り組みに加え、製造方法をさらに工夫し、
その測定技術を活用することで、味は変えずに、より「白く美しい泡」を実現しました。
これにより「完璧な生ビールを。」を訴求し続ける「サッポロ生ビール黒ラベル」がさらに進化しました。
つまり、リニューアル前と味は変わっていないが、泡がより美しくなったということ。
なんだそんなことか、と思う人もいるかもしれないが、ビールにおける泡の重要性にもっと多くの人が気づくべきである。
泡が変われば、実は味の感想も変わるのである。
日々経験することで、私が残念に思っていることのひとつに、飲み会等でビールの注ぎ方に気を配らない人が多すぎるということがある。
接待等ならば仕方ない面もあるが、気の置けない仲間同士の宴席でも、人にビールを注いでもらう時に自分のグラスを持ち上げ、
少しグラスを傾けて受ける人が多い。注ぐ人が注ぎやすいようにとの配慮なのだろうが、ビールを美味しく飲むという観点からは、
最悪の注ぎ方である。
私が時々やることであるが、ピッチャー等で供された時には、注ぎ役を一手に引き受ける。
全員のグラスを並べて置き、全部にきれいな泡が立つように時間をかけ、何度かに分けて注ぐ。
余計なお世話と知りつつ、こうして正しく注いだほうが絶対に美味しいんですよという解説も付ける。
早く飲ませろよと、心の中で思っている人もいるかもしれない。けれども美味しい飲み方を知って欲しいし、
知らなければもったいないとも思うからである。
ついでに言うと、グラスを手で持って受ければ温度が上がりやすくて良くないし、
まだグラスの中に残っているのに注ぎ足すなどは最悪である。そういったことをレクチャーしたりもするのだが、
おそらくうるさいオッサンだと思われているだろう。
もし貴方が家でも最高の状態でビールを飲みたいと考える人なら、ぜひ実践して欲しい。
黒ラベルのようなピルスナーなら冷蔵庫でしっかり冷やし、
さらにグラスもきれいに洗った上で冷蔵庫で冷やしておく。
注ぐときはだいたい3回ほどに分けて注ぐ。
1投目は高い所から勢いよく注ぎ、こんなに泡だらけでいいの?と思うくらいに思い切り泡を立てる。
しばらく待ってその泡が落ち着いたら、2投目で泡のトップがグラスの天に達するくらいまで静かに液面を上げていく。
さらに待った後、3投目で泡の上にさらに泡を重ねるような気持ちで少し高い所から少量ずつ注ぎ、
グラスから泡がこぼれる直前くらいまで液量を増やして完了。
この時、泡のトップはグラスの天より上にこんもりと盛り上がっている状態となる。
こうすることで、雑に注いだビールとはまるで別物と思えるくらいに美味しくなる。
泡が蓋となって炭酸が抜けるのを抑えつつ、温度の上昇も避けられる。
当サイトのこんな解説を真剣に読んでくださる皆さんなら、ぜひ明日から、最高の状態でビールを楽しんで頂きたい。
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ビール
CODE:43882SEEE#RN1901 |
2020年2月22日[1]
No.7890: 一刻者 茜 ハイボール <限定出荷> / 宝酒造
いっこもん あかねはいぼーる <げんていしゅっか> / たからしゅぞう
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タカラのびん入り 一刻者ハイボール の限定派生商品「一刻者 茜 ハイボール」。
発売日は、1月21日。
一刻者 茜(あかね)とは、南九州(宮崎・鹿児島)産の稀少な橙芋を使った焼酎とのことである。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。かすかにゴールドっぽいかな?という程度。
注いでいる時、ジュワジュワと音を立て、その後も大量の気泡が、グラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、芋焼酎にしては軽く明るい。柑橘のように爽やかで、桃のように甘いニュアンスも持つ。
口当たりは、ビリビリとした炭酸の刺激がまずあり、次にオレンジのような甘酸っぱさとともに、
さつまいもの甘さがふわっと広がる。軽やかなタッチなのに、奥深い。
基本はすっきりだが、飲み込んだ後には、芋のやさしい甘さの余韻がキュンとした軽い酸とともに残っている。
アルコール分9%。南九州産橙芋100%使用。原材料名:さつまいも(南九州産)、いも麹/炭酸。
麹まで橙芋だから、炭酸割りで"香り咲く"
昨日も書いたが、このシリーズは、2019年6月の 一刻者白ハイボール 限定販売に始まり、その後、
同年9月に通年品として 一刻者ハイボール と
一刻者赤ハイボール が登場。
さらに同年10月に限定品の 一刻者紫ハイボール、
12月に限定品の 一刻者 樽貯蔵ハイボール 、そしてこの「一刻者 茜ハイボール」に続く。
どれも芋焼酎の魅力をダイレクトに伝える素晴らしい製品群。
微妙な違いのようにも思えるが、それぞれ味わいは大きく違う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43883DAKO#32 |
2020年2月22日[2]
No.7891: サッポロ黒ラベル 桜デザイン缶 / サッポロ
さっぽろくろらべる さくらでざいんかん / さっぽろ
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昨日、現行品の サッポロ黒ラベル を遅ればせながら掲載したが、
今日は「桜デザイン缶」。発売日は、2月18日。
全国販売ではなく、東海北陸以西のエリア限定とのこと。もしかすると、
北日本などは桜の開花時期が遅いから、時間差で発売するつもりなのだろうか。今のところ発表はないようであるが。
なお、中身は当然のことながら昨日掲載した現行通年品なので、味のレビューは割愛する。
昨日の記事を参照されたい。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
この時期、各社から桜の花をあしらったデザイン缶はたくさんリリースされるが、
漢字でデカデカと「桜」と書かれた缶はめずらしい。文字通り「桜デザイン」である。
ゆえに店頭でとても目立つし、和の感じが強調されている。
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ビール
CODE:43883DAKO#04 |
2020年2月23日[1]
No.7892: ニッカ 淡麗辛口ハイボール ドライジンジャー <期間限定> / アサヒ
にっか たんれいからくちはいぼーる どらいじんじゃー <きかんげんてい> / あさひ
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ニッカ 淡麗辛口ハイボール の期間限定派生商品「ドライジンジャー」。
発売日は、2月18日。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある濃いめのゴールド。
注いでいる時、ジュワジュワと大きな音を立てて大粒の気泡が踊り、
その後も、たくさんの気泡がグラスの中を断続的に立ち昇る。
香りは、しっかりと生姜。ドライというだけあって、ジンジャーエールでも辛口タイプのような匂いがする。
反面、ウイスキー香は強くない。
口に含むと、炭酸のビリビリした刺激がまずくる。甘味は抑えめで、ジンジャーの味わい。
喉に辛味の刺激も感じる。ウイスキーはどこへ行った?と思っていると、
後追いでふわっとウイスキー味が感じられる。
バランスが悪いようでいて、悪くない。
無果汁。瀬戸内産レモンエキス入り。アルコール分7%。プリン体0.0。人工甘味料0。
原材料名:ウイスキー(国内製造)、レモンエキス、糖類/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素。
適度な辛口で、飲みやすいが、アルコール7%なので、ゴクゴク飲むのは禁物だ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43884ASU3#05 |
2020年2月23日[2]
No.7893: 一番搾り 春デザイン缶 / キリン
いちばんしぼり はるでざいんかん / きりん
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一番搾りの「春デザイン缶」。発売日は、2月18日。
昨年もこの時期に発売されたものである。
中身は通常の一番搾りなので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
一番搾り麦汁だけでつくるから、一番搾り。春もおいしいに決まってます。
昨日は サッポロ黒ラベルの桜デザイン缶 を取り上げたが、毎年2月には、
各社からこのような春向けの華やかなパッケージの商品が続々登場する。
今年は暖冬とはいえ、まだまだ春は先である。また、新型肺炎の影響で、海外からの観光客も減り、
沈んだムードでもある。
桜をあしらった商品は、インバウンド需要も狙ったもので、
肩すかしを食らった感もあるが、明るい春が迎えられるように、このような商品を積極的に購入したい。
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ビール
CODE:43884DAEE#05 |
2020年2月24日[1]
No.7894: レモン・ザ・リッチ 濃い味レモン / サッポロ
れもん・ざ・りっち こいあじれもん / さっぽろ
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サッポロのチューハイ「レモン・ザ・リッチ」が新しくなっているようである。
ようである・・と書いたのは、事前に情報を得ていなかったから。近所のスーパーで見慣れない缶を発見し、
POPを見ると「新発売」と書かれていた。サッポロ社のニュースリリースを確認しても見当たらず、
正式な発売日などはわからない。現物を発見したのは、先週のことである。
通年3種のうち、まずは「濃い味レモン」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、しっかりと白濁。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、深くコクのありそうなレモン香だが、内にこもったように大人しい。
味は香りの印象どおりコクがある。酸味と甘味がともに強いのだが、
従来品よりも少しマイルドになったかな?とも感じる。
それでも、飲み込んだ後にはしっかり酸、甘味、苦味が口に残る。
果汁3%。レモンオイル・果皮・パルプ分を含む果汁使用。アルコール分5%。
原材料名:レモン、ウォッカ、糖類/酸味料、炭酸、香料、ビタミンC。
理想の贅沢果汁
"レモンを搾った瞬間のようなおいしさ"が味わえる、3つのいいところを選りすぐった、贅沢果汁を使用。
確かにフレッシュ感はあるが、「レモンを搾った瞬間」のイメージとはちょっと違う。
果汁の炸裂する感じは少なく、それよりも複層的な分厚さがある。だからチューハイというよりは、
カクテルっぽい。
それでも、従来品 よりは少しさっぱりとし、後キレも良くなったようには感じた。
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チューハイ・カクテル等
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2020年2月24日[2]
No.7895: 淡麗グリーンラベル 桜デザイン缶 / キリン
たんれいぐりーんらべる さくらでざいんかん / きりん
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キリン淡麗グリーンラベルの「桜デザイン缶」。
発売日は、2月12日。
中身は通常商品と同じであるが、久々に飲むので、味を簡単にみておく。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。
泡はやや粗く、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
軽快なホップ香があるが、少し甘いニュアンスも。
味は非常にクリアで軽快。コクは当然ないが、臭みは弱い。
後キレも良い。
アルコール分4.5%。糖質70%オフ。麦芽使用率25%未満。原材料名:麦芽、ホップ、大麦、コーン、糖類(国内製造)。
今や最小派閥となってしまった「発泡酒」。そもそも新ジャンルとの違いを理解していない方も多いと思われるので、
改めて説明しておく
(詳細は、当サイト内「ビール・発泡酒・新ジャンルの定義」ページ参照)。
発泡酒とは、ビールと同じように原料に麦芽または麦を用いているが、麦芽の使用比率が50%に満たないもの、または、
法律上ビールに使用が認められていない原料も併せて使われているもの。一方、新ジャンルとは、
麦芽をまったく用いていないもの、または、発泡酒にリキュールやスピリッツを混ぜているものである。
予定されているビール系飲料の酒税統一で、ビールとの販売価格差が縮小すると、
発泡酒や新ジャンルの売れ行きは確実に落ちるであろう。特に発泡酒など、息の根を止められてしまうかもしれない。
一般的な消費者感覚としては、ビールの税率が低くなったら販売価格も安くなって嬉しいとは思うが、
私個人的には、ビールの価格は今のまま据え置いて、その利益をもって発泡酒・新ジャンルの増税分に充て、
価格上昇をできるだけ抑えたほうが良いと思ってしまう。
もちろん、そうは問屋が卸さない、いや、仕入れないし、国も許さないだろうけれども、このままいくと発泡酒・新ジャンルの先行きは暗い。
何よりこれまでのメーカーさんの努力が、ビールの泡ならぬ 水の泡 である。
まったく、ビール系飲料の課税に関する一連の国の所業は腹立たしく、許し難い。
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発泡酒
CODE:43885DAEE#12 |
2020年2月25日
No.7896: レモン・ザ・リッチ ドライレモン / サッポロ
れもん・ざ・りっち どらいれもん / さっぽろ
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昨日、新しくなったサッポロ レモン・ザ・リッチ の「濃い味レモン」を飲んだが、
今日は同ラインナップのうち「ドライレモン」を飲みたい。
サッポロ社からのリニューアル告知が見当たらないため、
詳細な発売日は不詳である。
グラスに注いだ液色は、しっかりと白濁。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、昨日飲んだ 濃い味レモン と同様、深くコクのありそうなレモン香で、
なおかつ内にこもったように大人しい。
味は、一言でいって甘くない。ドライの名前どおり、口に含んだ瞬間、味がしないと思うくらいに甘さやコクがなく、
ただ酸っぱくて、ほろ苦い。レモン果汁からジューシー感を取り去った感じ。
アルコール感はそんなに強くない。
果汁5%。レモンオイル・果皮・パルプ分を含む果汁使用。アルコール分5%。
原材料名:レモン、ウォッカ、糖類/酸味料、炭酸、香料、ビタミンC。
理想の贅沢果汁
"レモンを搾った瞬間のようなおいしさ"が味わえる、3つのいいところを選りすぐった、贅沢果汁を使用。
果汁5%は少ないように感じるかもしれないが、レモン果汁で5%というのは、一般的にはかなり多い部類。
その果汁の多さを感じさせないストイックな味わいが、この製品の特徴である。
なお、従来品 は「濃い味ドライレモン」という商品名だったが、「濃い味」が取れて、
ただの「ドライレモン」になった。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43886DAEE#UK |
2020年2月26日[1]
No.7897: さくら白波 ハイボール / 薩摩酒造
さくらしらなみ はいぼーる / さつましゅぞう
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2月18日にファミリーマート限定商品として登場した「さくら白波 ハイボール」。
鹿児島の薩摩酒造がつくる芋焼酎 さくら白波をベースにした炭酸割り製品で、
以前に出た さつま白波ハイボール の姉妹品である。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇る。
香りは、芋焼酎にしては非常に軽妙でやさしい。
穏やかに美しく香り、いわゆる芋臭さは弱い。
口当たりも香りの印象どおり、とても軽く、透明感がある。
甘さはほのかで、苦味すら感じる。
アルコール感はしっかりめだが、決して強烈には感じない。
芋焼酎らしからぬキレもある。
アルコール分7%。原材料名:本格焼酎(国内製造)/炭酸、酸味料。
製造所:三幸食品工業株式会社、広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
販売者:薩摩酒造株式会社、鹿児島県枕崎市立神本町26番地。
缶の側面に、次の説明文がある。
本格芋焼酎 さくら白波とは
南薩摩産の新鮮なさつまいもを原料に清酒の仕込みにも使われる黄麹で仕込んだ
華やかな香りの本格芋焼酎。すっきりとキレのある風味とさらりとした口当たりをハイボールでお楽しみください。
通常の白波は焼酎の有名銘柄なので何度も飲んだことはあるが、さくら白波を私は飲んだことがなかった。
こうしてコンビニ限定ではあれ、気軽に試せる商品をリリースして頂けると、選択の幅が広がって嬉しい。
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チューハイ・カクテル等
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2020年2月26日[2]
No.7898: レモン・ザ・リッチ ビターレモン / サッポロ
れもん・ざ・りっち びたーれもん / さっぽろ
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新しくなったサッポロ レモン・ザ・リッチ シリーズを飲み進めてきたが、
今日は3種めとして「ビターレモン」を。
グラスに注いだ液色は、しっかりと白濁。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、既に飲んだ2種と同系統。深くコクのありそうなレモン香で、あまり強くは香らない。
味は酸味が極めて強いが、甘味もあるので、バランスは良い。
ビターという名前ではあるが、それほどビターではない。
柑橘らしい果汁感が少し弱いために、相対的に苦さが前に出ているかな?という程度。
飲み込んだ後には、酸味と苦味が共に残る。
果汁3%。レモンオイル・果皮・パルプ分を含む果汁使用。アルコール分5%。
原材料名:レモン、レモン果皮エキス、ウォッカ、糖類/酸味料、炭酸、香料、ビタミンC、苦味料。
理想の贅沢果汁
"レモンを搾った瞬間のようなおいしさ"が味わえる、3つのいいところを選りすぐった、贅沢果汁を使用。
原材料に苦味料が使われており、それで苦味が強調されているようだが、レモンの酸味が勝っているように思う。
そのため、あまりビターとは感じないのだ。この特徴は 従来品 と同じ。
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チューハイ・カクテル等
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2020年2月27日[1]
No.7899: 氷結ストロング サワーレモン / キリン
ひょうけつすとろんぐ さわーれもん / きりん
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2月25日に発売された キリン 氷結ストロング「サワーレモン」。
以前は、セブン&アイグループ限定商品として売られていたものだが、
今回は店舗限定なく全国での販売である。
グラスに注いだ液色は、ほとんど無色だが、微かに白っぽく濁っている。
香りは、非常にシャープなレモン香で、かなり青臭く、酸っぱそう。
味は香りの印象どおり、極めてシャープ。甘さはほぼなく、強烈な酸味と苦味が目立つ。
その強い酸のために、アルコール感はあまり強くは感じない。
アルコール分7%。果汁1.0%。原材料名:レモン果汁、ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
早摘みレモンの氷結ストレート果汁を主に使用した、爽やかな酸味が際立つみずみずしい果汁感と飲みごたえ。
以前の製品 はアルコール9%だったが、
同じストロングといいながら、今回は7%。よってインパクトの強烈さがなくなり、さらっと飲みやすい味わいに仕上がっている。
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チューハイ・カクテル等
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2020年2月27日[2]
No.7900: 金沢百万石 ペールエール / わくわく手づくりファーム川北
かなざわひゃくまんごく ぺーるえーる / わくわくてづくりふぁーむかわきた
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石川県の 金沢百万石ビール「ペールエール」。
以前に飲んだ時と缶デザインが変わっていたので、買ってみた。
金沢駅にある「鼓門」と、なぜか、富士山と思われるイラストがある。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある淡いオレンジ。泡はほんのり黄色できめ細かく、
力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、ペールエールらしくややブラウンな香ばしさを伴いつつ、トロピカルフルーツの甘い匂いと、ハーブっぽさが同居。
味は香りの印象どおり、フルーティな甘さと、穏やかな酸に、ほんのりと香ばしさが加わる。
適度なコクがあり、重すぎない。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽・ホップ。
製造者:(有)わくわく手づくりファーム川北、石川県能美郡川北町字壱ツ屋183-3。
白山の伏流水と石川県内産大麦を使用した地ビール。心地よいホップの苦味とすっきりとした
飲み口をお楽しみください。
前回 飲んだのが約1年前。
その時の感想とほぼ同じだったから、中身は変わっていないのだろう。
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ビール
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