2020年6月15日[1]
No.8101: ヱビス・ザ・ホップ <限定醸造> / サッポロ
ゑびす・ざ・ほっぷ <げんていじょうぞう> / さっぽろ
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ギフト限定商品として売られることの多い「ヱビス・ザ・ホップ」が今年も登場。
発売日は5月7日であったが、入手に時間が掛かった。
そもそも積極的に探していたわけではないが、たまたま近所のスーパーに6缶入りカジュアルギフトが入荷したので、
買ってみた。当サイトはとにかく数をこなさなければならないため、
普段、同じ商品をたくさん買うことというのは基本的にはないが、
このようなビールに関しては、義務的なレビュー以外に、個人的な晩酌として飲むので、
何本あっても邪魔ではないからだ。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。
泡は純白で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、このビール特有の少し若く、清々しいホップ香が立っている。
それほどフルーティというわけでもなく、ヱビスらしいストイックさはある。
味は香りの印象どおり柔らかく、ジューシーだが、苦味がしっかりと強い。
そのガシッとした骨格に、ヱビスビールとしての矜持のようなものを感じる。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
缶裏に、次の説明文がある。
爽やかにホップ香るこの時期だけのヱビス
厳選されたドイツ・ハラタウ産アロマホップに加え、高品質で香り高いチェコ・ザーツ産ファインアロマホップを一部使用。
さらに今年はホップの配合見直しを実施。上品で爽やかな香りを実現しました。
ヱビスのコクと厳選ホップの香りが調和したおいしさをお楽しみください。
上記説明にあるように、昨年の製品とは中身が異なるようである。そんなに大きく変わったようには感じなかったが、
こうして微調整することで、進化を図っているのだろう。
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ビール
CODE:43997DAKO#39 |
2020年6月15日[2]
No.8102: もぎたてストロング まるごと搾りグレープフルーツ / アサヒ
もぎたて まるごとしぼりぐれーぷふるーつ / あさひ
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アサヒのチューハイシリーズ もぎたて が「もぎたてストロング」として生まれ変わった。
発売日は、4月7日であった。
通年6種あるうち、今日は「まるごと搾りグレープフルーツ」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。いかにも果汁で濁っている感じ(果汁含有量は少ないが)。
香りは、甘味と苦味が強そうなジューシーなグレフル香。
口当たりは酸がキリッとし、苦味も強く、それらとバランスを取るかのように甘さもある。アルコール感ももちろん豊か。
飲み込んだ後にも、強めの酸味、苦味、甘味が全部口に残る。
アルコール分9%。果汁2%。人工甘味料ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、グレープフルーツ果汁、ブドウ種子エキス、糖類/炭酸、酸味料、香料。
今回のリニューアルで、従来品で使われていた甘味料をやめ、糖類が使われるようになった。
それが程良いコクを生んでいるものと思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43997DQES#69 |
2020年6月16日[1]
No.8103: サクラビール 2020 <限定醸造> / サッポロ
さくらびーる 2020 <げんていじょうぞう> / さっぽろ
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6月16日発売のサッポロ「サクラビール」。
グラスに注いだ液色は、オレンジがかった濃いめの黄金色。
泡はやや黄色っぽくきめ細かいが、注いだ当初こそよく盛り上がるものの、泡持ちはほどほど。
香りは、サッポロらしく非常に凝縮感のある麦芽のニュアンスが強い。穀物っぽく、少々甘い。
口当たりはビシッと重く、苦味と渋味が強い。同時にほわっとした甘さも感じられる。
ボディ感の強めの味ながら、ラガーらしく後キレは良い。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米。
缶裏に、次の説明文がある。
大正2年より九州初のビール工場※ で製造されていた「サクラビール」を現代風にアレンジしたビール。
「サクラビール」は対象から昭和初期にかけ愛された歴史あるビールです。
香ばしいコクとスッキリしたのどごしを両立させたバランスの良い味わいをお楽しみください。
※1913年(大正2年)北九州門司地区に竣工。その後サッポロビール(株)が継承し、
2000年まで九州工場としてビールの製造を続けました。現在は"門司赤煉瓦プレイス"としてビール文化や歴史を発信し続けています。
ラベルは1913年頃のものです。
クラシカルな味わいで、垢抜けない印象。国産ビールとして、決して今の主流ではないが、保守本流という感じはする。
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ビール
CODE:43998DAKO#00 |
2020年6月16日[2]
No.8104: もぎたてストロング まるごと搾りオレンジライム / アサヒ
もぎたて まるごとしぼりおれんじらいむ / あさひ
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アサヒのチューハイシリーズ もぎたて が「もぎたてストロング」として生まれ変わった。
発売日は、4月7日であった。
通年6種のうち、今日は「まるごと搾りオレンジライム」を飲む。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄色で、少し濁りがある。
気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、オレンジのほうが強い。尖りがあまりなく、大人しい柑橘香。ライムの匂いはほとんど感じられない。
味は香りの印象よりシャープであり、酸味が強い。
柑橘の皮のような苦味があり、さらにアルコール感も圧倒的。
ライムらしいグリーンな感じはほとんどないが、鋭い酸味がライムだろうか。
アルコール分9%。果汁2.4%。人工甘味料ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、オレンジ果汁、ライム果汁、オリーブ果実エキス、デキストリン、糖類/炭酸、酸味料、香料。
人工甘味料が使われなくなったので、甘味のキレが良くなったように思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43998DAKO#70 |
2020年6月17日[1]
No.8105: 本搾りチューハイ 夏柑 和柑橘ブレンド <期間限定> / キリン
ほんしぼりちゅーはい なつかん わかんきつぶれんど <きかんげんてい> / きりん
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毎年この時季に出ている本搾りチューハイ「夏柑」。
昨年に引き続き、「和柑橘ブレンド」というサブネームもついている。
グラスに注いだ液色は、濁りのあるオレンジ色。みかんジュースのような見た目。
香りは、あまりジューシー感のない、苦味の強そうな柑橘香。
華やかさがないところが、実にナチュラルである。
味は香りの印象どおり実にストイック。柑橘の皮のような苦味が極めて強く、甘味は極めて弱い。
酸味は決して弱くはないものの、苦味の陰に隠れて穏やか。
果汁24%。アルコール分5%。
原材料名:うんしゅうみかん、グレープフルーツ、オレンジ、なつみかん、はっさく、日向夏、ウオッカ/炭酸。
たっぷり果汁とお酒だけでできている、ギュッと搾ったうんしゅうみかん・夏みかん・はっさく・日向夏をブレンドした、
甘酸っぱくて爽やかな和柑橘の果実味を楽しめる夏にぴったりなチューハイ。
昨年の製品 と中身はまったく同じかと思いきや、なんと果汁含有率が23%から24%へと、
たった1ポイントではあるが増量。おそらく増やそうとして増やしたわけではなく、味のバランスを追求した結果ではないかと推察する。
本搾りは香料等を一切使わず、果汁だけで味を整えるので、原価もさることながら、商品開発はたいへんだろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43999DAEE#01 |
2020年6月17日[2]
No.8106: もぎたてストロング 手摘み青梅 / アサヒ
もぎたて てづみあおうめ / あさひ
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アサヒのチューハイシリーズ もぎたて が「もぎたてストロング」として生まれ変わった。
発売日は、4月7日であった。
通年6種のうち、今日飲むのは「手摘み青梅」。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、かすかに黄色っぽく色づいている。
気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、適度なコクを感じさせる甘酸っぱい梅の香り。
味は香りの印象どおり甘味が強いが、酸味が効いているので、甘ったるい感じはない。
軽い苦味もある。アルコール感は極めて強い。
飲み込んだ後には、強い甘味と酸味と軽い苦味がともに残る。
アルコール分9%。果汁1.1%。人工甘味料ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、うめ果汁、ブドウ種子エキス、糖類/炭酸、酸味料、香料。
今回のリニューアルでは、従来品で使われていた甘味料をやめ、糖類が使われるようになった。
以前は、健康志向の高まりもあって、缶チューハイもカロリー抑制合戦のような状況を呈している時代があった。
しかし近年のデフレ経済下では、安くてすぐ酔えるストロング系が幅を利かせるようになり、
カロリーを抑えようという傾向は弱まった。そうであれば、わざわざ人工甘味料を使うよりも、
より自然な味わいの糖類のほうへ流れるのも自然だと言える。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43999DAKO#71 |
2020年6月18日[1]
No.8107: 贅沢搾り パッションフルーツとマンゴー <期間限定> / アサヒ
ぜいたくしぼり ぱっしょんふるーつとまんごー <きかんげんてい> / あさひ
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アサヒ 贅沢搾り の期間限定「パッションフルーツとマンゴー」。発売日は、6月16日。
グラスに注いだ液色は、ごく薄い黄色で濁りがある。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、マンゴーのコクのありそうな甘い香りが強く、そこにパッションフルーツが静かに寄り添う。
但し、商品名で知っているから気づくのであって、知らされてなければ、パッションフルーツを言い当てられるかどうか分からない。
味は、マンゴーのたっぷりとした甘さだけでなく、キュンとした酸味もある。
ここにきて、明らかにパッションフルーツの存在を感じる。
味のバランス的には、マンゴーよりも強い感じだ。だから、それほど甘ったるい印象はない。
果汁8%。アルコール分4%。人工甘味料無添加。
原材料名:ウオッカ、パッションフルーツ果汁、マンゴー果汁、糖類/炭酸、酸味料、香料。
酸味が効いているといってもやはり甘いので、食事に合わせるのは難しい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44000DAKO#02 |
2020年6月18日[2]
No.8108: もぎたてストロング まるごと搾りぶどう / アサヒ
もぎたて まるごとしぼりぶどう / あさひ
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アサヒのチューハイシリーズ もぎたて が「もぎたてストロング」として生まれ変わった。
発売日は、4月7日であった。
通年6種のうち、今日飲むのは「まるごと搾りぶどう」。
グラスに注いだ液色は、透明感のある淡いピンク色。
香りは、ころっと甘いぶどう香。但し、渋い感じもある。
味は香りの印象どおり甘味が強く、コクがある。但し、酸味もしっかり効いている。
アルコール感はもちろん強い。
飲み込んだ後には、強い甘味とぶどうらしい渋味が残る。
アルコール分9%。果汁2%。人工甘味料ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、ぶどう果汁、ブドウ種子エキス、糖類/炭酸、酸味料、香料。
甘さがしっかりとあるので、ぶどうチューハイ好きの人には受け入れやすいだろう。
一方で、ただ甘いだけでなく、ぶどうらしい渋味もしっかりとあり、さらにアルコール感が強烈なので、
ふだんヤワなチューハイしか飲まない人にはつらい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44000DAKO#72 |
2020年6月19日[1]
No.8109: アサヒ・オリオン 夏いちばん <夏季限定醸造> / オリオン(アサヒ)
あさひ・おりおん なついちばん <かきげんていじょうぞう> / おりおん(あさひ)
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毎年出ている「アサヒオリオン夏いちばん」。今年の発売日を知らなかったのだが、
先日近所のスーパーで発見。その時期から類推すると、おそらく発売日は6月16日ではないかと推測される。
グラスに注いだ液色は、オリオンにしては濃いめと思う、中程度の黄金色。泡は純白できめ細かく、
当初こそよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、モルトの凝縮感があって地味。ほんのりホップ香が漂う。
口当たりは基本的に軽快でクリアだが、しっかりめの苦味がある。夏向けだからといって、ただ軽いだけのビールでは決してない。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽(外国製造)、ホップ。
製造者:オリオンビール株式会社、沖縄県豊見城市豊崎1-42。製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
販売元:アサヒビール株式会社。
オリオンオリジナルの 夏いちばん は2013年から。このアサヒブランドのものは2014年から発売されており、
今日まで変わらずに存続している。オリオンドラフトとはキャラクターが異なり、
しっかりとした飲みごたえがある。
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ビール
CODE:44001DAKO#03 |
2020年6月19日[2]
No.8110: もぎたてストロング 手摘み白桃 / アサヒ
もぎたて てづみはくとう / あさひ
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アサヒのチューハイシリーズ もぎたて が「もぎたてストロング」として生まれ変わった。
発売日は、4月7日であった。
通年6種のうち、今日飲むのは「手摘み白桃」。これで全種の紹介を終える。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。かすかにゴールドっぽいかな?という程度。
注いでいる時、ジュワジュワ音を立てているが、その後はすぐに静まる。
香りは、甘く生臭い感じの白桃香が、かなり強く立っている。やや人工的な感じか。
味は香りの印象どおり、こってり甘味が強い。しかし、酸も強く、炭酸の刺激と相まって、くどさを少し軽減している。
アルコール感は極めて強く、こってりした味わい。
アルコール分9%。果汁1.2%。人工甘味料ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、もも果汁、ブドウ種子エキス、糖類/炭酸、酸味料、香料。
今回のリニューアルでは、全フレーバーとも従来品で使われていた甘味料をやめ、糖類が使われるようになった。
だが白桃は元々甘味設定が強いので、違いはそんなにわからない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44001DAKO#73 |
2020年6月20日[1]
No.8111: 氷結 meets アイスの実 <期間限定> / キリン
ひょうけつ みーつ あいすのみ <きかんげんてい> / きりん
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キリン氷結 と グリコの人気商品"アイスの実"がコラボした「氷結 meets アイスの実」。
発売日は、6月16日。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。細かな気泡が、グラスの中を断続的に立ち昇る。
香りは、ころっと甘いぶどう香が中心。アイスの実のぶどう味を彷彿とさせる。あまりジューシーさはなく、人工的な香りだ。
味も香りの印象どおり、ころっと甘いが、酸も効いている。
それほどコクがないので、お勧めのとおり アイスの実 をグラスに入れて飲んだらちょうどいいだろう(実際にやってはいないが)。
アルコール分4%。果汁0.3%。
原材料名:ぶどう果汁、ウオッカ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
江崎グリコ「アイスの実」の人気フレーバーぶどうを氷結流にアレンジ!
ぶどうの氷結ストレート果汁を使用した、ひんやりみずみずしいおいしさ。
昨年は、氷結 loves アイスの実 という商品名だった。
そして、ぶどうだけでなく、ももとメロンも混ざっていて、
果汁0.9%だった。にもかかわらず、ぶどう以外の味はあまりわからなかった。
ならばいっそのことぶどうだけにしてしまえ、との判断か。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44002KSES#04 |
2020年6月20日[2]
No.8112: 本搾りチューハイ グレープフルーツ / キリン
ほんしぼりちゅーはい ぐれーぷふるーつ / きりん
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キリン本搾りチューハイのパッケージが新しくなっている。3月製造品からのリニューアルなので、だいぶ経っている。
通年5種(うち、ライム は新定番として5月19日にラインナップに加わったもので、レビュー済)のうち、
今日は「グレープフルーツ」を掲載。
中身は変わっていないが、簡単にレビュー。
液色はしっかり濁りのある薄黄色でいかにも果汁。
香りは、抑制的で非常に苦そう。
味は香りの印象どおり苦味が強く、甘味は弱い。適度なジューシー感。
果汁28%。アルコール分6%。香料・酸味料・糖類 無添加。
原材料名:グレープフルーツ、ウォッカ/炭酸。
シリーズ中、最も売り上げているのがこのグレフルらしいが、
甘くないナチュラルなグレフルチューハイは極めて少ないので、需要がここに集中しているのであろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44002DAKO#RN03 |
2020年6月21日[1]
No.8113: 梅雨セゾン / コエドビール
つゆせぞん / こえどびーる
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埼玉川越のコエドブルワリーから、数量限定・コロナ対策支援チャリティー商品「梅雨セゾン」が出た。
発売日は、6月8日。
1本あたりなんと20円を寄付するとのことで、ビールを飲むことで医療関係者支援ができるという画期的商品。
恥ずかしながらこの商品の発売を私は知らなかったのだが、スーパー成城石井店頭で偶然発見し、すぐさま購入した。
グラスに注いだ液色は、ややオレンジがかった濃いめの黄金色。泡は黄色っぽく、
非常にきめ細かく、泡持ちも良い。
香りは、清々しいホップ香とともに、あんずのような甘酸っぱさ。ザラメのようなコクのある甘さも同居。
かなり複層的である。
口当たりは、キュンと酸っぱい。しかも厚みのある酸。これは梅だ。
力強いコクは麦芽のものだが、それと拮抗するような梅の存在感。
その周りをホップの苦味がガシッと囲む。当初、舌先に酸っぱさが強く感じられたが、
飲み進めるうち、甘さ、苦さがじわじわ押し寄せ、しっかりした飲みごたえと余韻をつくる。
発泡酒:麦芽使用率50%以上。アルコール分8.5%。原材料名:大麦麦芽、小麦麦芽、梅(埼玉県越生町産)、氷砂糖、ホップ。
製造者:埼玉県川越市中台南2-20-1、株式会社協同商事 コエドブルワリー。
梅雨セゾン -TSUYU SAISON-
日本・埼玉のコエドブルワリー、米・カリフォルニアのストーンブルーイング、ニュージーランド・ウェリントンのガレージプロジェクト
のコラボレーション。
無地の缶に紙ラベルを貼り付けた簡素なパッケージだが、商品についての詳細な説明がある。
アロマホップ・アメリカ産のJarryloとニュージーランド産のMotuekaがトロピカルフルーツ様に甘く香りたつ、
すっきりとした酸味とスパイシーさが特徴的なセゾンです。発酵中に加えた、埼玉が誇る越生梅林・山口農園の梅が爽やかに香りたちます。
出来上がったビールはアメリカ・カリフォルニアのFrancis Ford Coppola Wineryでシャルドネをエイジングした樽でさらに熟成させ、
ワイン樽由来のリンゴやレモンを思わせる爽やかな香りのバレルエイジに仕上がりました。通常の製法だけでは果たせない幾層にも重なり合う
豊かな味わいをゆっくりとお楽しみください。
冷やしてサクッと飲むのではなく、時間をかけ、温度を上げて、ゆっくりと飲みたい。
この「梅雨セゾン」は、従来、樽生で提供されていた商品らしいが、こうして缶入りで全国発売されるのは初めて。
梅雨の時期に、地元埼玉・越生町(おごせまち)でつくられた梅を用いた製品。
ビアスタイルはバレルエイジセゾン(樽熟成させたセゾン)。セゾン(saison)は仏語で季節(英語のseason)を意味し、
まさに梅雨の季節を象徴している。
酒税法上、発泡酒となってしまうようだが、麦芽使用率50%以上でもあるし、当サイトではビールに分類する。
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ビール
CODE:44003SIWU#13 |
2020年6月21日[2]
No.8114: 本搾りチューハイ レモン / キリン
ほんしぼりちゅーはい れもん / きりん
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キリン本搾りチューハイのパッケージが新しくなっている。3月製造品からのリニューアルなので、だいぶ経っている。
通年5種(うち、ライム は新定番として5月19日にラインナップに加わったもので、レビュー済)のうち、
今日は「レモン」を飲む。
中身は変わっていないが、簡単にレビュー。
液色は濁りのある薄黄色。
香りは、フレッシュだがやや抑制的なレモン香。
味は苦味が強く、酸味がそれに追随。甘味は弱い。適度なジューシー感。
果汁12%。アルコール分6%。香料・酸味料・糖類 無添加。
原材料名:レモン、ウォッカ、レモンリキュール/炭酸。
原材料名を見て分かるとおり、レモンリキュールが使われている。
昔の本搾りは果汁とウォッカだけというのが売りだったのに、
2016年12月の改変で、今の中身になってしまった。
その時、当サイトでは酷評し、これは本搾りの破壊であるとも書いた。
飲みやすさを考えての変更だとしても、それは余計な配慮だからだ。
飲みにくくて売れなくなればブランドの存続が危うくなるのも事実だが、魂を売ってまで残ったからといって何になるだろう。
多くの消費者をターゲットにしようとして、コアなファンを裏切るのなら、会社に対する信頼も著しく毀損するということを認識してほしい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44003DAKO#RN03 |
2020年6月22日[1]
No.8115: For Your Dream ゴールデンエール / 黄桜
ふぉー・ゆあ・どりーむ ごーるでんえーる / きざくら
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清酒の黄桜から出ている For Your Dream と名付けられたゴールデンエール。
商品名の下に「夢をあきらめないで」と副題のようなものが書かれている。
缶は白地に赤い丸と、あきらかに日の丸を意識したデザイン。しかもその赤い丸の中をよく見ると、
桜の花びらのようになっている。
「Brewed with "Japanese rice"」「smooth and clear taste」などの表記もあり、
日本の米を使ったビールであることが分かる。
調べてみると、4月13日に発売された商品で、インバウンド需要を狙ったものだという。
おそらく今のようなコロナ禍に見舞われる前の企画と思われ、オリンピックに向けて海外からやってくる旅行者などをターゲットとし、
日本らしさを前面に出した商品なのであろう。渡航が制限され、オリンピックが延期されてしまった現状では虚しいが、
造ってしまったものは売るしかない。
グラスに注いだ液色は、やや明るい黄金色。
泡はほぼ白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、爽やかなホップ香がまず立つが、
ベースにはやや穀物っぽい凝縮感あるモルト香が感じられる。
口当たりは軽快。キュンとした酸味が最初にきて、軽い苦味も伴う。
ボディ感はあまりなく、軽快で繊細。
クリアな飲み口だが、飲み込んだ後には酸味と苦味の余韻が残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽、ホップ、米。
残念ながら大きな注目を浴びることなく、終わっていく商品だろう。中身は確かなのに。
来年もし、五輪が予定通り開かれ、海外からの渡航者が多く訪れたら、再販売するという手もあろう。
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ビール
CODE:44004ASU3#70 |
2020年6月22日[2]
No.8116: ハイリキ レモン 250ml缶 / アサヒ
はいりき れもん / あさひ
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2週ほど前に近所のスーパーに突如としてこの缶がお目見えした。ハイリキレモンの250ml入り小缶。
チューハイ「ハイリキ」は日本における元祖チューハイ製品で、
1983年に東洋醸造からびん入りチューハイ「ハイリッキー」として誕生した。
翌年、現在の「ハイリキ」へと名を変えて缶入りが登場。
その時点で先に発売(同年1月)されていたタカラcanチューハイが日本の缶チューハイ第1号ということになってはいるが、
市販されたチューハイブランドとしては、こちらハイリキが第1号であることは間違いない。
東洋醸造の合併により旭化成工業へ、その後、事業譲渡によりアサヒビールへと移管されるという運命をたどりながら、
現在まで実に37年も続いてきた。
以前は駅売店などで 350ml缶をよく見かけたものだが、近年は残念ながら存在感が低下。
健康志向で度数の低い製品が増えたり、その後コスパ重視傾向が強まってストロングチューハイが市場を席巻しても、
大きく中身を変えることはなかった(2006年に缶入り製品のみマイナーチェンジを実行)。
売れないのは既に時代遅れであり、化石のような存在だからと、
人は言うかもしれない。だが、時代におもねって変節し、自らの存在意義を否定するようにして消えていく商品も多い中、
頑固にポリシーを貫くのは立派であり、真面目に良い製品を作り続ければまた時代が巡ってくることもある。
良い製品が世間に正しく評価されてほしい。そのために品質を率直に伝える。それが当サイトの使命だと考えている。
ハイリキの特徴は質実剛健でしっかりしたアルコール感と素朴なレモン感。ジューシーさや華やかさを追わず、
ちゃんとお酒であることにこだわったナチュラルな飲みごたえという点に尽きる。
それゆえ、飲みにくいと感じる消費者も多いと思われ、決して万人受けはしないのだが、
それこそが存在意義と言える。
果汁4.3%。アルコール分7%。有機レモン果汁使用・
有機農産物6%使用(水を除いた全原材料中の有機農産物の使用割合)。
原材料名:焼酎(国内製造)、レモン果汁、糖類/炭酸、香料、酸味料。
[素材へのこだわり] @有機レモン果汁使用、A焼酎使用、B純水使用
今回入手価格は税別100円。謝恩価格と書かれて店頭に並んでいたが、350ml缶が通常200円以上で売られていることを考えると、
かなりのディスカウント。普段はレビューのためチューハイは1本ずつしか買わないが、お得なので4本も買ってしまった。
これからもハイリキブランドが長く続くことを願う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44004KSES#UK |
2020年6月23日[1]
No.8117: 寶 極上レモンサワー とことん沖縄!塩レモンサワー / 宝酒造
たから ごくじょうれもんさわー とことんおきなわ!しおれもんさわー / きりん
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タカラから、2019年に全国5都市で開催された「レモンサワーフェスティバル2019」の各会場で"キングオブレモンサワー"
を受賞した繁盛店監修の商品が登場。発売日は、6月16日。
「味がかわる!?レモンサワー」と、「とことん沖縄!塩レモンサワー」の2種で、前者が東京、後者が大阪である。
実は、前者については既に4月6日に、セブン&アイグループ限定商品として先行発売されている。
ということで、今日は「とことん沖縄!塩レモンサワー」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、深く濁りのある薄黄色。注いでいる時は、炭酸がジュワジュワと音を立てるが、程なくして静まる。
香りは、やや内にこもったようなレモン香で、強くは香り立たない。シークヮーサーを使っているらしいが、
あまり緑っぽい香りはしない。
口当たりは、キリッとシャープ。甘さが弱く、酸味と苦味と塩気がしっかり。
シークヮーサーの尖った酸が少し感じられるが、とても控えめ。主役はレモンだ。
飲み込んだ後にも、強い酸味、苦味、塩気がすべて残る。
果汁2%。アルコール分6%。
原材料名:レモン、シークヮーサー、レモンエキス、シークヮーサーエキス、焼酎(国内製造)、食塩、糖類/酸味料、炭酸、香料。
「レモンサワーフェスティバル2019in大阪」で1番人気の"キングオブレモンサワー"を獲得した、
大阪のチューハイ専門店"ウメダチューハイ35"が監修したこだわりのレモンサワーです。
チューハイ専門店 ウメダチューハイ 35監修
宝焼酎「純」35度を使ったチューハイがコンセプトのチューハイ専門店。
人気メニュー「沖縄塩レモンサワー」がキングオブレモンサワーを獲得!!
とことん沖縄!塩レモンサワーは"沖縄産ヒラミレモン(シークヮーサー)"と"泡盛"を加え、
沖縄素材にさらにこだわりました。
夏にぴったりな沖縄を感じる味わいをお楽しみください。
レモンサワーブームが続き、様々なタイプの缶入りレモンサワーが登場することで各社切磋琢磨し、
どんどん全体のレベルが上がっていく。消費者にとってはうれしいことだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44005SEST#07 |
2020年6月23日[2]
No.8118: エチゴビール エレガントブロンド / エチゴビール
えちごびーる えれがんとぶろんど / えちごびーる
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エチゴビールの通年定番品の缶が新しくなっている。今年3〜4月にかけてのリニューアルらしい。
ピルスナー、プレミアムレッドエール、エレガントブロンド、スタウト、こしひかり越後ビール の5種で、
既に スタウト と こしひかり越後ビール は取り上げている。
今日飲む「エレガントブロンド」は、以前、ビアブロンド と名乗っていたもので、
この商品だけ今回名前が変わったのだ。
グラスに注いだ液色は、淡いアンバー(琥珀色)と深いブロンド(黄金色)の中間。
泡はベージュ色でやや粗く、勢いよく注げば盛り上がるものの、それほど力はない。
よって、泡持ちもほどほど。
香りは、ややブラウンな焙煎香を伴い、甘く深い。
味は苦味がとても強く、ギュッと収斂性がある。微かに酸味を伴うが、甘さは弱い。
外側の苦味の殻が固いのに、ボディ感はやや薄い。
飲み込んだ後には、強い苦味と軽い酸味が口に残る。
アルコール分5.5%。原材料名:大麦麦芽(フランス製造)・小麦麦芽・ホップ。
エチゴビールといえば、「国産第一号地ビール」が売りで、
中身はともかくパッケージデザインに関しては、以前はハッキリ言って垢抜けない印象があった。
それが限定品などを中心に、徐々に洗練されていって、今回のリニューアルで、定番品各種は極めて都会的な見た目に変わった。
失礼な言い方だが、田舎から都会に出て来て、長い時間を経て、ようやくお洒落になった感じ。
CI戦略はうまくいっているようだ。
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ビール
CODE:44005YMMS#RN03 |
2020年6月24日[1]
No.8119: キリン・ザ・ストロング パイナップルサワー <限定> / キリン
きりん・ざ・すとろんぐ ぱいなっぷるさわー <げんてい> / きりん
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アルコール度数9%のチューハイシリーズ キリン・ザ・ストロング の限定品「パイナップルサワー」。
発売日は、6月23日。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、かすかに黄色っぽく色づいている。
注いでいる時、ジュワジュワと大きな音を立てているが、程なくして静まる。
香りは、同社の氷結シリーズに似た、とてもジューシーで甘酸っぱいパイン香。非常に強く香り立っている。
口に入れた瞬間、香りの印象よりはだいぶシャープであることに気づく。
わりと薄めの感じの味でなじむように入ってきて、ピリッと炭酸の刺激も伴うので、くどい印象はない。
ただ、液体が口中で広がると、ジューシーな甘味とアルコールのボリューム感がともにしっかり感じられ、
やっぱり甘いのだと気づく。しかし、軽い苦味もあるので、キリッとした爽快感はある。
アルコール分9%。無果汁。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、シトラスエキス/炭酸、香料、酸味料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
果実感にこだわり、おいしく爽快に仕立てた、麒麟の特製サワーです。
この製品は無果汁だが、パインの香味は人工的につくりやすいのか、そんなに違和感はない。
むしろジューシー感がない分だけ、飲みやすく仕上がっているようにも思う。
CMでは、キリン特製ストロング と紹介されていて、あたかもそれがブランド名であるかのようだが、
あくまでも キリン・ザ・ストロング というのが正式名称である。CM効果もあってか、売上は絶好調のようだが、
改めてキリンさんは売り方が上手だなあと思う。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44006DAEE#01 |
2020年6月24日[2]
No.8120: 寶 極上レモンサワー 味がかわる!?レモンサワー / 宝酒造
たから ごくじょうれもんさわー あじがかわる!?れもんさわー / きりん
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昨日飲んだ 寶極上レモンサワー とことん沖縄!塩レモンサワー と同時に、6月16日に発売された「味がかわる!?レモンサワー」。
「レモンサワーフェスティバル2019in東京」で、キングオブレモンサワーに輝いた「素揚げや」監修のレモンサワーで、
飲んでいるうちに味が変化するというもの。実は今回が初めての発売ではなく、
4月に セブン&アイグループ限定商品として先行販売されており、
当サイトでもレビュー済。よって、今回は簡単にレビューしたい。
この缶チューハイは当初上澄みをグラスに注ぐと色が薄く、すっきりとした味が楽しめる。
缶の底のほうに濃い液体がいわば沈殿しているので、それを注ぎ足すと、味が変化する。
当初のシャープなレモン味からコクのある分厚い味になる。酸味と苦味がともに強くなり、
飲みごたえが出るのだ。
果汁5%。アルコール分7%。
原材料名:レモン、レモンエキス、焼酎(国内製造)、糖類、はちみつ/炭酸、酸味料、香料。
「レモンサワーフェスティバル2019in東京」で1番人気の"キングオブレモンサワー"を獲得した、
レモンサワーブームの火付け役とも言われる名店「素揚げや」監修のレモンサワーです。
飲むうちにレモン感が変化する味わいをお楽しみください。
また、缶裏には次の説明がある。
レモンの味変を楽しもう!
@ゆっくりと缶の半分程を注いで"すっきりなレモン"を楽しむ!
Aさらに残りを注いで"濃厚なレモン"も楽しむ!
缶チューハイは缶のまま飲むという人も少なくないかもしれないが、
この製品をきっかけとして、他の一般的な缶チューハイもできればグラスに注いで味わってみてほしい。
夏はグラスに氷を入れたり、レモンスライスを追加したりするとなお楽しい。
この数ヶ月、stay home が定着した人も多いに違いないので、日々の晩酌にもひと工夫をお勧めする。
お気に入りのグラスに、温度が上がらないように氷を入れてゆっくり味わえば、100円台の出費で30分ほどの楽しい時間が演出できる。
人生を豊かにするコツは、こんなところにあるということを、多くの人に実感してもらいたい。
当サイトの常連訪問者の皆さんなら、私のこういう生き方提案に、共感して頂けるものと思う。
お酒があってくれて、良かったと。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44006DAKO#08 |