2020年8月27日
No.8201: ご褒美搾り レモン / サンガリア
ごほうびしぼり れもん / さんがりあ
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ご褒美搾り は、LAWSON限定とみられるサンガリア社のチューハイブランド。
既に当サイトでは、6月30日発売の パイン と もも
を掲載しているが、今日取り上げるのは、先日入手した「レモン」。発売日は、7月28日だったようである。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。レモン果汁10%入りということで、
かなり酸味が強そうだが、この色を見ると、とてつもなく酸っぱそうである。気泡は少なく、炭酸は強くはなさそう。
香りは、やはりかなりパンチのあるレモン香。フレッシュ感はそれほどでもないが、
内に秘めたパワーを感じる奥深い香りである。
実際の味は、身構えたわりには肩すかしで、強烈な酸味というほどではない。むしろ苦味が前面に出て、
酸っぱめのグレープフルーツみたいな感じもある。酸味を制するようにしっかり甘味もつけられており、
バランスは悪くない。アルコール感は弱いので、あまりチューハイっぽくはない。
果汁10%。アルコール分3%。
原材料名:レモン果汁(イタリア製造)、レモンピール、ウォッカ、食塩、糖類/炭酸、香料、酸味料、ビタミンC。
強い苦味の正体は、レモンピールだった。甘味は糖類だけでなく、食塩も使うことで、奥深さを出しているようだ。
LAWSONでの売価は税込128円と、スーパーのP.B.などに比べたら高いが、この内容なら安いのではないだろうか。
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チューハイ・カクテル等
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2020年8月28日
No.8202: 北海道ミルクサワー / 北海道麦酒醸造
ほっかいどうみるくさわー / ほっかいどうびーるじょうぞう
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北海道麦酒醸造による「北海道ミルクサワー」。
このような商品が出ていることを知らなかったが、偶然に発見。
近所のLAWSONで北海道フェアのようなものが行われており、売られていた。
グラスに注いだ液色は、しっかり深い白色。白いペンキを水に溶いたような色。
注いだ直後は、たくさん白い泡が立っている。だが、炭酸はそんなに強そうではない。
香りは、ミルク味のアイスキャンディのよう。甘酸っぱそうで、濃い味が想像される。
実際の味は、かなり酸味が立っていて、甘ったるさはそれほど感じない。
カルピスサワーなどより相当に濃厚で甘いのかと想像していたが、むしろ軽快。
アルコール分3%。北海道産牛乳20%使用。
原材料名:低脂肪牛乳(北海道産)、アルコール、糖類/炭酸、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)。
実際に牛乳が20%も使われているとのことだが、低脂肪乳のためまったく濃さはない。
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チューハイ・カクテル等
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2020年8月29日
No.8203: 琥珀ヱビス プレミアム アンバー <限定販売> / サッポロ
こはくゑびす ぷれみあむ あんばー <げんていはんばい> / さっぽろ
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毎年この時期に登場する サッポロ「琥珀ヱビス」。今年は「プレミアムアンバー」というサブタイトルまでついている。
発売日は、8月25日。
グラスに注いだ液色は、名前のとおり美しいアンバー。やや淡く、透過性がある。
泡はほんのりベージュ色で、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、甘いロースト香と、ヱビスらしい麦芽の穀物っぽさがあって、非常に凝縮感がある。
味はややロースティでふわっと甘く、苦味と渋味はしっかり。
適度なジューシー感と飲みごたえ。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
缶裏に次のような説明がある。例年にはないものである。
普段は飲食店でしか楽しめない、本格アンバー。
[アンバーとは]
濃厚なコク、香ばしいカラメルのような香り、琥珀の宝石のような色合いが特徴のビールスタイルです。
[琥珀ヱビスならではのこだわり]
麦芽の中が輝くように美しいことから「クリスタル麦芽」と呼ばれる麦芽を一部使用し、
美しい琥珀色とまろやかな味わいを実現しています。
深い色と豊かな味わいは、まさに秋にぴったり。旬の食材とともに味わいたいビール。
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ビール
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2020年8月30日
No.8204: キリン・ザ・ストロング 桃サワー <期間限定> / キリン
きりん・ざ・すとろんぐ ももさわー <きかんげんてい> / きりん
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8月25日にファミリーマート限定商品として登場した キリン・ザ・ストロングの期間限定「桃サワー」。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。
注いでいる時、炭酸がジュワジュワと音を立て、その後も、やや大きめの気泡がグラスの中を断続的に立ち昇る。
香りは、同社の氷結シリーズに似た、人工的なピーチ香。
これぞ桃という香りだが、天然の桃ではなく、典型的な桃香料。
味はふわっと甘いが、同時に苦味も感じ、幾分か引き締まっている。
この苦味の効かせ方がくどさを抑え、あっさりめの後味をつくる。
アルコール感は強いが、トゲトゲした感じはない。但し、飲み込んだ後にどんよりした甘さが残り、
甘味料を実感。
アルコール分9%。無果汁。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、シトラスエキス/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
豊かな果実感とやさしい香りにこだわった麒麟の特製サワーです。
このシリーズは今年4月にリニューアルしてから、缶に「麒麟 特製」と大きく書かれ、広告でもそれが強調されているが、
商品名としてはリニューアル前と同じ「キリン・ザ・ストロング」である。缶にも小さく「KIRIN THE STRONG」と書かれている。
しかし単に売り方が変わっただけでなく、中身も当初とはだいぶ変わってきている。アルコールの強さや味の濃さを前面に出すのではなく、
広告戦略と同じように、味も出しゃばらず、品良くまとめられている。そういったトータルなブランド戦略の見直しにより、
売上も好調なようである。2018年の誕生当時は先が見えない感じもあったが、
上手にキャラ変し、今や別物になったかのようである。消費者の意向を真摯にくみ上げる、マーケティングの勝利と言えるだろう。
本品は限定商品だが、定番化して全国販売しても良いように思う。
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チューハイ・カクテル等
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2020年8月31日[1]
No.8205: 秋の金麦 / サントリー
あきのきんむぎ / さんとりー
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サントリー金麦3種(金麦、金麦ゴールドラガー、金麦糖質75%オフ)は、
今年(2020年)から季節ごとに味を変えるようになった。
春の金麦、夏の金麦 と掲載したあと、
つい先日、季節の付いていない ただの金麦 を発見。2020年6月製造品であったことから、
おそらく夏の金麦と秋の金麦の間のつなぎの製品ではないか?と私は推測した。
そのうち「秋の金麦」も出回るだろう。そう思っていたところ、ようやく発見したのだ。
7月下旬製造分からの切替である。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡はかすかに黄色っぽく、当初は力強く盛り上がるが、
泡持ちはほどほど。
香りは、これまでの金麦よりもボリューム感があり、言ってみればゴールドラガーに近い。
ホップ香の芳しさがありつつ、かなりの濃密さを感じる。
味は、ひとことで言うと丸っこい。ほんわか優しく、苦味も決して弱いわけではないのに、角がない。
温かい味とでもいう印象だ。
アルコール分5%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、糖類)、スピリッツ(小麦)。
いつでもおいしく楽しんでもらいたいから金麦は季節ごとに味わいをととのえています。
まろやかに仕立てた秋の金麦を秋の料理とお楽しみください。
春よりも夏、夏よりもこの秋のほうが、よりボリューム感があり、丸い味わいになっているようだ。
冷静に品質を見れば、新ジャンルもよくここまで到達したものだと、素直に評価したい。
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新ジャンル
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2020年8月31日[2]
No.8206: もぎたて まるごと搾りオレンジライム(旧製品) / アサヒ
もぎたて まるごとしぼりおれんじらいむ / あさひ
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アサヒのチューハイシリーズ もぎたて の「オレンジライム」。旧製品(2019年4月登場)である。
現在、このシリーズは2020年4月から「もぎたてストロング」と名前を変えて存在しているが、
そのリニューアル(リブランド)直前の製品を当サイトではフォローできていなかった。
その旨を書いたところ、当サイトの協力者
森康哲さん がこのオレンジライムとぶどうをわざわざゲットして、
贈ってくださったのだ。誠に感謝の念に堪えない。
グラスに注いだ液色は、濁りのある淡い黄色。
気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、オレンジが前面に出て、尖りのない穏やかな柑橘香となっている。アルコール臭も強い。
味は、酸と甘味がともに強い。さらに、オレンジの皮のような苦味と、強いアルコール感が加わる。
ライムらしい味わいは目立たない。
アルコール分9%。果汁2.4%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。着色料ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、オレンジ果汁、ライム果汁、オリーブ果実エキス、マルトデキストリン/炭酸、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
2020年4月に出た現行品 では、甘味料の使用をやめて糖類に切り替えているが、それと比べると、
甘味料特有の引っかかるような甘さが後味に残る。カロリーの削減を優先するか、自然な甘さを優先するか。
そもそも高アルコール製品はカロリーダウンにも限界があるのだから、それなら自然な味わいを優先すべきだと私は思う。
その意味で、本日飲んだこの旧製品より、本年4月にリニューアルした現行品のほうが好ましい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44074PRST#RN1904 |
2020年9月1日[1]
No.8207: 秋の金麦 ゴールドラガー / サントリー
あきのきんむぎ ごーるどらがー / さんとりー
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サントリー金麦3種(金麦、金麦ゴールドラガー、金麦糖質75%オフ)は、
今年(2020年)から季節ごとに味を変えるようになった。
春の金麦、夏の金麦 と掲載したあと、
つい先日、季節の付いていない ただの金麦 を発見。2020年6月製造品であったことから、
おそらく夏の金麦と秋の金麦の間のつなぎの製品ではないか?と私は推測した。
そのうち「秋の金麦」も出回るだろう。そう思っていたところ、ようやく発見した。
7月下旬製造分からの切替である。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。新ジャンルにしてはしっかりめ。泡はやや黄色で当初はサワサワと盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、かなり重たく甘い。新ジャンルらしい甘さを凝縮させたというか。
味もふわっとした甘味が強い。苦味のパンチもあるが、丸いボリューム感が優勢。
夏の製品がもっと無骨でカラッとしていたのに比べると、ややぼんやりした甘さである。
アルコール分6%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、糖類)、スピリッツ(小麦)。
いつでも美味しく楽しんでもらいたいから金麦のラガーは季節ごとに味わいをととのえています。
力強い麦のうまみと飲みごたえを秋らしく仕立てました。
このボリューム感は、秋の食材との相性を考えてのことだろう。
ビールらしいコクとはちょっと違うので、新ジャンルの限界を感じてしまうが、
よく頑張っているほうだとは思う。
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新ジャンル
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2020年9月1日[2]
No.8208: もぎたて まるごと搾りぶどう(旧製品) / アサヒ
もぎたて まるごとしぼりぶどう / あさひ
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アサヒのチューハイシリーズ もぎたて「ぶどう」。旧製品(2019年4月登場)である。
現在、このシリーズは2020年4月から「もぎたてストロング」と名前を変えて存在しているが、
そのリニューアル(リブランド)直前の製品を当サイトではフォローできていなかった。
その旨を書いたところ、当サイトの協力者
森康哲さん がオレンジライム(昨日掲載済)とぶどうをわざわざゲットして、
贈ってくださったものである。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いピンクまたはオレンジ色で、透明感がある。見た目では、ぶどうという感じではない。
ところが、香りを嗅ぐと、しっかり甘そうなぶどう香。
味は香りの印象どおりしっかり甘味が強く、さらに酸味も効いている。
アルコール感は強烈である。
飲み込んだ後には、強い甘味と渋味が口に残る。
アルコール分9%。果汁2%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、ぶどう果汁、ブドウ種子エキス/炭酸、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)。
昨日飲んだ オレンジライム 同様、この「ぶどう」も
2020年4月発売の現行品 では、甘味料の使用をやめて糖類に切り替えている。
それに比べると、こちら旧製品は甘味料特有の引っかかるような甘さが若干後味に残るのだが、
ぶどうの渋味があるから、そんなに気にならないとも言える。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44075PRST#RN1904 |
2020年9月2日[1]
No.8209: 氷結 高知産 土佐文旦 <期間限定> / キリン
ひょうけつ こうちさんとさぶんたん <きかんげんてい> / きりん
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キリン氷結の期間限定「高知産 土佐文旦」。発売日は、9月1日。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、苦そうで酸っぱそうな柑橘香。但し、それほど鋭いわけではなく、氷結らしくジューシーさがある。
味は強めの苦味と酸味を基調としながらも、甘味もしっかりある。ゆえに適度に丸く、ジューシーな味わい。
ややグリーンな感じがあるが、ライムほどの青臭さではない。
アルコール感はあまり強くない。
アルコール分4%。果汁0.3%。
原材料名:ぶんたん果汁、ウォッカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
土佐文旦味の氷結は、2017年11月の氷結ストロング 以来、約3年ぶり。レギュラーの氷結となると、
2016年8月 以来となる。もっと何度か出ていたように錯覚してしまうのは、他社製品との混同だろうか。
ピチピチと甘酸っぱいのは、実に氷結らしいキャラクター。度数も弱く、飲みやすいチューハイだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44076DAEE#01 |
2020年9月2日[2]
No.8210: 秋の金麦 糖質75%オフ / サントリー
あきのきんむぎ とうしつ75ぱーせんとおふ / さんとりー
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サントリー金麦3種(金麦、金麦ゴールドラガー、金麦糖質75%オフ)は、
今年(2020年)から季節ごとに味を変えるようになった。
春の金麦、夏の金麦 と掲載したあと、
つい先日、季節の付いていない ただの金麦 を発見。2020年6月製造品であったことから、
おそらく夏の金麦と秋の金麦の間のつなぎの製品ではないか?と私は推測した。
そのうち「秋の金麦」も出回るだろう。そう思っていたところ、ようやく発見した。
7月下旬製造分からの切替である。
グラスに注いだ液色は、糖質オフ新ジャンルにしては、かなり濃い黄金色。
泡まで少し黄色っぽい。勢いよく注いだら、当初は泡が盛り上ったが、泡持ちはもちろん良くない。
香りは、レギュラーの金麦にも近い、新ジャンルらしい甘いニュアンスが少しあるが、大人しい。
味は軽快で透明感がある。新ジャンル特有の甘さはほぼなく、苦味がしっかりしている。
ガシッとした骨格があり、糖質オフにしては押しが強い。
アルコール分4%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、糖類、食物繊維)、スピリッツ(小麦)。
いつでも美味しく楽しんでもらいたいから金麦のオフは季節ごとに味わいをととのえています。
まろやかに仕立てた金麦のオフを秋の料理とお楽しみください。
レギュラーの金麦ほどのボリューム感はもちろんないが、糖質オフにしては確かにまろやかで、
それなりに飲みごたえがある。
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新ジャンル
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2020年9月3日[1]
No.8211: エチゴビール ピルスナー / エチゴビール
えちごびーる ぴるすなー / えちごびーる
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エチゴビールの通年定番品の缶が新しくなっている。今年3〜4月にかけてのリニューアルらしい。
ピルスナー、プレミアムレッドエール、エレガントブロンド、スタウト、こしひかり越後ビール の5種で、
既に スタウト、こしひかり越後ビール、
エレガントブロンド、プレミアムレッドエール、
は掲載済。
残る一つが、この「ピルスナー」だったのだが、やっとみつけた。
グラスに注いだ液色は、深いブロンド(黄金色)。
泡はほぼ白色できめ細かく、当初力強く盛り上がるが、泡持ちはほどほど
(写真は勢いよく注ぎすぎて、相当に泡が多くなっている)。
香りに華やかさはなく、穀物っぽさが際立っている。この少し田舎くさい感じが、エチゴビールの特徴でもある。
味にも華やかさはなく、落ち着いている。軽快な酸味を伴い、じんわりと麦の旨みを感じる。
苦味はそれほど強くはなく、繊細さがある。
アルコール分5%。原材料名:大麦麦芽(イギリス製造・ドイツ製造・国産)・ホップ。
缶に「芳しく麗しい 香味のハーモニー」とあるが、そんなにエレガントな感じはなく、地味な味わいだと言える。
ピルスナーなのに華やかなホップ香をプンプンに効かせるのは違う・・おそらくそんな思想に基づく味設計なのかもしれない。
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ビール
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2020年9月3日[2]
No.8212: オリオンドラフト リフレッシュ / オリオン
おりおんどらふと りふれっしゅ / おりおん
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今年(2020年)2月4日が発売日であった「オリオンドラフト リフレッシュ」。
入手できないでいたところ、当サイトの協力者
森康哲さん が贈ってくださった。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。
泡はほぼ白色でやや粗く、当初こそ力強く盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りを嗅ぐと、少し鮮度が落ちていることに気づく。わずかに古い穀物のような匂いがあるが、
基本的には爽やかなホップ香が立っている。もっと新しいときには、このホップの芳しさがもっと際立っていたのだろう。
味は基本的にクリアで軽快なのだが、苦味のパンチも強い。
カラッと乾いた系統の味わいで、そこに苦味が加わるからキレはかなり良い。
通年品のオリオンドラフトよりもボディ感がなく、その点軽やかに感じるけれども、
逆に外側の苦味の殻が固い感じがする。飲み込んだ後にも固い苦味と、ヒヤッと冷涼感が残る。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、米、コーン、スターチ、糖類。
インパクト勝負のビールという感じがする。夏にグワっと一気に飲んで、強めの刺激を楽しむべきだろう。
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ビール
CODE:44077PRST#212 |
2020年9月4日[1]
No.8213: −196℃ メロンソーダパンチ <限定> / サントリー
まいなす196ど めろんそーだぱんち <げんてい> / さんとりー
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9月1日発売、ファミリーマート限定商品 −196℃「メロンソーダパンチ」。
当サイトで把握している限り、昨年8月 に初登場し、これが2度目の販売である。
グラスに注いだ液色は、非常に毒々しい緑色。
昔ながらのメロンソーダってこんな色だったよなあという、中年世代には郷愁を誘う色。
忖度なし。健康志向などにはなびかず。
香りを嗅ぐと、こちらも昔ながらのメロンソーダを彷彿とさせる。
とても人工的なシロップといった感じ。実際のメロンとは、似ても似つかず。
味は見た目のとおりとても濃く、甘さが非常に強い。かき氷のシロップを少し薄めただけで飲んでしまったかのよう。
ただ甘いだけとも言えるが、ここまで徹底しているのはある意味すごい。
アルコール分8%。レモン浸漬酒使用。
原材料名:スピリッツ(国内製造)、メロン蒸留酒、レモン/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
黄色4号、青色1号。
いちおうメロン蒸留酒が使われていることに驚き。しかもレモン浸漬酒まで使われている。なるべく自然な素材を使いつつ、
駄菓子っぽさを表現したということか。ガチャガチャした缶デザインもむしろ好印象。
昔のどぎつい着色料を使ったお菓子などを知らない最近の若い人たちは、いったいどう受け止めるのか。
高度経済成長時代に生まれた私のような世代にはまったく違和感はないが、平成生まれの若者がこの人工的な色と味を受け入れられるのか、
少々微妙だ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44078FMEEK#03 |
2020年9月4日[2]
No.8214: サザンスター 麦の味わい / オリオン
さざんすたー むぎのあじわい / おりおん
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オリオンから今年3月24日に発売された サザンスター の派生商品「麦の味わい」。
通常のサザンスターよりもコクがあることを強調した赤色のパッケージである。
入手できないでいたところ、当サイトの協力者
森康哲さん が贈ってくださったものである。
グラスに注いだ液色は、濃いめの黄金色。泡もほんのりベージュ色で、やや粗く、当初こそ良く盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、概ねクリア。新ジャンルらしい甘いニュアンスがほんの少し感じられるが、その臭みは非常に弱く、
ホップの芳しさと、ほんのりロースティな感じがある。
味はまろやかで適度な深みと苦味が感じられる。新ジャンル特有の薄ら甘い感じもなくはないが、
コク深さが勝っている。豊かなアルコール感。
アルコール分6%。原材料:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類)、
スピリッツ(大麦)。
実はこの製品は、発売後約3か月にして、本年7月にリニューアルしているようなのだが、
未入手である。
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新ジャンル
CODE:44078PRST#164 |
2020年9月5日[1]
No.8215: 淡麗 極上 <生> / キリン
たんれい ごくじょう <なま> / きりん
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今年3月上旬製造分から、キリン「淡麗 極上 生」が新しくなっているのだが、
まだ取り上げていなかった。売場で缶を発見し、慌てて購入した。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は少しだけ黄色っぽく、かなりきめ細かく、力強く盛り上がる。
泡持ちも悪くない。
香りを嗅ぐと、かなり自然。キリンらしく抑制的ではあるが、穏やかにホップが香っている。
見た目から香りまで、ビールと間違えそうなほどだ。
味は、最初にふわっと甘さが感じられ、この点でやはり発泡酒だとは気づくものの、
雑穀臭などはほとんどない。強い苦味のパンチがあり、甘さをうまく包囲している。
とてもバランスが良い。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽、ホップ、大麦、コーン、糖類(国内製造)。
麦芽使用率25%未満。
発泡酒 淡麗 がこれほど長く存続しているのは、このビールに近い飲みごたえが評価され、
ファンに愛されている証拠だろう。もうすぐ迎える税率変更にも負けずに、生き残って欲しいものだ。
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発泡酒
CODE:44079DAEE#RN03U |
2020年9月5日[2]
No.8216: ほろよい コーラサワー(2019年8月リニューアル版)/ サントリー
ほろよい こーらさわー / さんとりー
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ほぼ1年前(2019年8月初旬)にリニューアルした、サントリー ほろよい シリーズ。
当サイトでは、限定品についてはすべてフォローしているものの、通年品は何一つ取り上げていなかった。
ほろよい の通年品は、同リニューアル時点で全12種。パッケージのみの刷新ということもあり、
全部を取り上げるのも大変だと考え、買っていなかった。
ところが、今年(2020年)8月下旬からまたリニューアルしており、
それなら旧製品がなくなる前に入手しておこうという気持ちが強くなり、買い集めた。
2019年リニューアルの通年品の中から、今日は夏にふさわしい「コーラサワー」を取り上げる。
グラスに注いだ液色は、まさにコーラ。
やや透過性のある黒色で、注いでいる時、かなり泡が立つ。
香りもまさにコーラ。いや、甘ったるそうなので、コーラキャンディか。アルコール臭は、ほぼしない。
味も香りの印象どおり。シンプルなコーラ味で、炭酸の刺激も強い。ほろよいシリーズの中では、最強炭酸ではないだろうか。
甘さはもちろんべたつくように甘い。だがその甘さが、いかにもコーラを飲んでいる感じ。
アルコール分4%。原材料名:スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、カラメル色素、香料、酸味料、苦味料。
シュワシュワした炭酸と心地よい刺激感が楽しめる、コーラ味のほろよいです。
振り返ってみると、2018年にも ほろよい はリニューアルしているが、
その時の通年定番品も取り上げなかった。今となってはもうフォロー不能だが、当サイトでは ほろよい を冷遇しすぎか。
その反省も込めて、2019年リニューアルの通年定番品全種を、これから順次取り上げたい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44079DAEE#RN1908U |
2020年9月6日[1]
No.8217: NIPPON PREMIUM 静岡県産 緑茶ハイ / 合同酒精
にっぽんぷれみあむ しずおかけんさんりょくちゃはい / ごうどうしゅせい
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GODO NIPPON PREMIUM シリーズの「静岡県産 緑茶ハイ」。
本年4月中旬からリニューアルしたようである。
グラスに注いだ液色は、濁りのある深緑色。濁りの正体は抹茶だ。写真にはうまく写っていないが、
抹茶の固まりのようなものが、缶から出てきて、グラスの底に沈んだ。もしかして不良品なのかもしれないが、
香りは別に悪くないので、そのまま飲むことにする。
香りは、非常に深みのある、落ち着いた緑茶香。焼酎のほのかな香りもある。
味は緑茶の苦味、深みがあって、落ち着いた味。甘味はやわらか。
渋味は強からず。抹茶の適度なコクがある。緑茶の甘さと焼酎の甘さがシンクロしている。
アルコール分4%。香料・着色料不使用。かぶせ茶・深蒸し茶使用。抹茶入り。
原材料名:緑茶(静岡県産緑茶)、焼酎/ビタミンC。
旨味の多い「かぶせ茶」と渋味の少ない「深蒸し茶」を使用。軽く振って抹茶のコクをお楽しみください。
缶には、従来品 と同じく、大きく富士山が描かれており、静岡茶であることを主張。
中身は、静岡茶らしい柔らかで繊細な味わいが活かされている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44080PYSO#RN04M |
2020年9月6日[2]
No.8218: ほろよい 白いサワー(2019年8月リニューアル版)/ サントリー
ほろよい しろいさわー / さんとりー
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サントリー ほろよい シリーズの現行通年品。2019年8月初旬から缶デザインが新しくなったものであるが、
当サイトでは未掲載だったので、少しずつ飲み進める。
今日は、「白いサワー」を飲みたい。
後日追記:この缶は装飾を見ると2019年8月リニューアル缶ではなく、
今年の夏限定デザイン缶のようである。中身は同じであるが。
グラスに注いだ色は、透過性のあるごく淡い白色。
香りは、乳酸飲料なのだが、かなり軽快。重たくなく、それほど甘ったるくはなさそう。
味は見た目の印象よりはしっかりと甘い。軽い酸味もあるが、甘さが勝っている。アルコール感はほとんどない。
アルコール分3%。原材料名:乳酸菌飲料、スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、乳化剤。
やさしい甘酸っぱさが楽しめる、さわやかな乳性飲料味のお酒です。
強いお酒を好まない最近の若者にも受け入れられやすいキャラクター。大変飲みやすい。
名前も、ホワイトサワーと言ってしまえばありきたりなところを、白いサワーというネーミングは実に心憎い。
なお、ほろよいシリーズは、2020年8月下旬製造分からまたリニューアルが実施されている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:44080DAEE#RN1908U |
2020年9月7日[1]
No.8219: 僕ビール君ビール×FLOWER FLOWER / ヤッホーブルーイング
ぼくびーるきみびーる×ふらわー・ふらわー / やっほーぶるーいんぐ
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コンビニのローソン、ナチュラルローソン、ポプラ限定の「僕ビール君ビール」の缶が、少し変わっている。
ヤッホーブルーイングとgr8!records(ソニー・ミュージックレーベルズ)が行うプロジェクト「Craft Beer Music Project」
の第3弾として出された、バンド FLOWER FLOWER とのコラボデザイン缶「僕ビール君ビール×FLOWER FLOWER」。
LAWSON等で売られている同ビールの缶が、8月からこれに切り替わっている。
中身は今年4月にリニューアルした通年品「僕ビール君ビール」と何ら変わらないので、
味のレビューは割愛する。
アルコール分4.5%。原材料:大麦麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、小麦麦芽、ホップ。
製造者:株式会社ヤッホー・ブルーイング、
長野県軽井沢町長倉2148。
ハッとする味と香り。心晴れるメロディ。
時代のテンポは変わってく。変化にあわせて僕らも変われば見える景色も、ほら、違う。
ビール片手にリズムにのって軽い心で、また明日。
ビアスタイル「セゾン」
レモンやマスカット、ハーブを思わせる軽快な香り。スッと抜ける爽やかな苦み。
開放的な時間に寄り添う「セゾン」スタイルのビール。
缶には、このビールのキャラクターである「かえるくん」とともに、FLOWER FLOWERのキャラクターである「インコ」が描かれている。
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ビール
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2020年9月7日[2]
No.8220: ほろよい カシスとオレンジ / サントリー
ほろよい かしすとおれんじ / さんとりー
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サントリー ほろよい シリーズの現行通年品。2019年8月初旬から缶デザインが新しくなったものであるが、
当サイトでは未掲載だったので、少しずつ飲み進める。
今日は、「カシスとオレンジ」を飲みたい。
後日追記:この缶は装飾を見ると2019年8月リニューアル缶ではなく、
今年の夏限定デザイン缶のようである。中身は同じであるが。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある朱色。
香りは、カシスの甘酸っぱさが強く、さらにオレンジの酸っぱさが混じっている。
口当たりも非常に甘酸っぱい。酸味が立っているおかげで、あまりくどさは感じない。
アルコール分3%。果汁1.2%。原材料名:オレンジ、カシス、スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、紅花色素、野菜色素。
カシスとオレンジのハーモニーが楽しめる、甘酸っぱくフルーティーな味わいです。
カクテルのカシスオレンジを意識した製品であろうが、あくまでも「カシスとオレンジ」。
果汁感が前面に出た味わいに合った絶妙な名前だ。
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チューハイ・カクテル等
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