ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.8761−8780


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2021年6月24日[1]
No.8761: 金麦 香り爽やか <2021夏限定> / サントリー
 きんむぎ かおりさわやか <2021なつげんてい> / さんとりー
サントリー 金麦 香り爽やか サントリー 金麦 香り爽やか review
 サントリー金麦の季節限定派生商品「香り爽やか」。発売日は、6月22日。

 グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。 泡は純白できめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
 香りは爽やかというか、軽やか。甘くやさしいニュアンスがあり、缶にエールタイプと書かれているとおり、 エールらしいふくよかさが感じられる。
 味は香りの印象どおり甘くやさしくふくよか。適度にコクがあり、苦味はマイルド。 もちろんビールらしい飲みごたえは乏しいものの、 それが気にならないくらいに柔らかくバランスが取られている。
 アルコール分5%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、コーン、糖類)、スピリッツ(小麦)。
 昨年 もこの時期に出ていたものであり、味わいはほぼ同じ。ただ、原材料をみると、今年はコーンの文字があり、 ベースとなる発泡酒が若干違うのかもしれない。飲んで違いはわからなかったが。
種別 新ジャンル
CODE:44371DAEE#02
2021年6月24日[2]
No.8762: ザ・モルツ / サントリー
 ざ・もるつ / さんとりー
サントリー ザ・モルツ サントリー ザ・モルツ review
 べつにリニューアル告知などがあったわけではないが、久々店頭でみつけたので、 買ってみた サントリー「ザ・モルツ」。
 近年は プレモル(ザ・プレミアム・モルツ)の台頭により、プレミアムではないこちらの陰が薄くなっているのだが、 まだ細々と売られている。改めて味わってみたい。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。 泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
 香りは、華やかさがあまりなく、その代わりに乾いた穀物のようなモルト香が主体。 ただ、プレモルに感じるような甘くやさしいニュアンスは確かにある。
 口当たりは柔らかく、丸い。ほんのりと甘く、ほんのりと酸味を感じる。苦味は穏やか。 派手すぎずバランスの良い味わい。
 アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造)、ホップ。
 ドリンカビリティという点では、プレモルよりもこちらのほうが上。 プレモルの華やかさ、飲みごたえ、"ごちそう感"に慣れてしまった舌には、 もしかすると物足りなさを感じるのかもしれないが、飽きずに何杯でも飲めるのはこちらのほう。
 もっと評価されていいスタンダードビールだ。
種別 ビール
CODE:44371IKOS#UK
2021年6月25日[1]
No.8763: ノメルズ ハードレモネード サワー!サワー!サワー! / コカ・コーラ
 のめるず はーどれもねーど さわー!さわー!さわー! / こか・こーら
コカ・コーラ ノメルズハードレモネード サワー!サワー!サワー! コカ・コーラ ノメルズハードレモネード サワー!サワー!サワー! review
コカ・コーラ ノメルズハードレモネード サワー!サワー!サワー!
 コカ・コーラ社から6月21日に登場した新しいR.T.D.「ノメルズ ハードレモネード」。
 主にアメリカの若者の間で人気だという、レモネードにアルコールを足したもので、3種同時発売された。
 3種のうち、一昨日既に オリジナル を飲んでいるが、今日は2種目として「サワー!サワー!サワー!」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。気泡はそんなに多くなく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、先日飲んだ オリジナル と同じく、深いレモン香とともにジンのようなハーブ香がある。
 味は名前の通りかなり酸っぱい。甘さは抑えられ、苦味が強い。 強い酸味と共にジンベースのカクテルのような高貴な香味。 飲み込んだ後にも、強い酸味と苦味が口に残る。
 アルコール分5%。果汁14%。 原材料名:レモン(輸入)、スピリッツ、食塩、ジュニパーベリーエキス、果糖ぶどう糖液糖 /炭酸、香料、酸味料、酸化防止剤(ビタミンC)。 製造者:コカ・コーラボトラーズジャパン(株)
 缶にはレシピとして「柚子フレーバー」の文字がある。確かに酸と苦味が交錯した柚子っぽい味わいがあるが、 原材料名に柚子の文字はない。香料や酸味料でそれらしく作っているのであろう。
 この製品もジンのような香味が強いことから、好みは分かれるかもしれない。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44372DAEE#04
2021年6月25日[2]
No.8764: 麦艶 / 眞露
 むぎつや / じんろ
眞露 麦艶 眞露 麦艶 review
 ドラッグストアのツルハグループP.B.新ジャンル「麦艶」。 韓国製造で、眞露が輸入している。
 この商品の存在を知らなかったのだが、 当サイトのご協力者 森康哲さん が寄贈してくださったものである。

 グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。新ジャンルにしては濃いめか。 泡は純白でやや粗く、当初は盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
 香りも新ジャンルにしてはしっかりめ。ビールらしい力強さというよりは、 水飴のような甘さが香りに分厚さを与えている。
 味はやっぱり甘い。口に入れた瞬間は、苦味のパンチがグッとくるのだが、 すぐに甲類焼酎のようなアルコールの甘さが広がる。よって、爽やかさはない。 飲み込んだ後にも、ビールのコクとは違う分厚い甘味と、消毒液のような薬臭さが若干が残る。
 アルコール分5%。原材料名:発泡酒(コーンスターチ、麦芽、ホップ)、スピリッツ(米、大麦)/炭酸ガス。
 原産国名:韓国。輸入者及び引取先:眞露株式会社 東京都港区六本木4-4-8。
 値段の安いP.B.新ジャンルでも、これではリピートしたくなる魅力には欠ける。 変な飲みごたえを付けようとはせず、もっと軽やかにすっきりと仕上げた方が良いのではないか。
種別 新ジャンル
CODE:44372PRST#UK
2021年6月26日
No.8765: 氷結ストロング 夏のレモンミックス <期間限定> / キリン
 ひょうけつすとろんぐ なつのれもんみっくす <きかんげんてい> / きりん
キリン 氷結ストロング 夏のレモンミックス キリン 氷結ストロング 夏のレモンミックス review
キリン 氷結ストロング 夏のレモンミックス
 キリン 氷結ストロングの期間限定「夏のレモンミックス」。発売日は、6月22日。 レモン&すいか と書かれている。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。多量の細かな気泡がグラスの中を立ち昇っており、 炭酸が強そう。
 香りは、尖ったレモン香に、スイカの青臭さが混じる。どちらの香りも強いが、 どちらも自然というよりは、きれいに作られた感じの香りだ。
 口に含むと、炭酸のピリピリッとした刺激があり、レモンの酸味が強く、 同時に甘味料特有のだらっとした甘味も強めで、さらにスイカっぽい青臭さも。 すべての要素がはっきりと主張している。 飲み込んだ後にも、強い酸味と甘味が口に残る。
 アルコール分9%。果汁0.7%。糖類0×プリン体0。 原材料名:果汁(レモン、すいか)、ウオッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 スッキリレモンとみずみずしいすいかの、爽快なおいしさと、しっかりとした飲みごたえ。
 レモンとスイカを合わせるという発想が斬新で、おそらく缶チューハイでは初めての組み合わせではなかろうか。
 明らかに酸味料、香料、甘味料などでつくられた味わいだが、不思議にジューシー感がある。 アルコール9%だから、グラスにたっぷりと氷を入れて飲みたい。
 なお、ネーミングだが、スイカをあえて前面に出さずに レモンミックス とした点は巧妙である。 今レモンサワーブームだからというのも理由の一つかもしれないが、 そうでなくてもスイカを強調すれば敬遠する人も少なからずいるだろうから、 レモンの爽やかなイメージで売るのは正解。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44373DAEE#04
2021年6月27日
No.8766: レモン・ザ・リッチ 旨塩レモン <数量限定> / サッポロ
 れもん・ざ・りっち うましおれもん <すうりょうげんてい> / さっぽろ
サッポロ レモン・ザ・リッチ 旨塩レモン サッポロ レモン・ザ・リッチ 旨塩レモン review
 サッポロ レモン・ザ・リッチ の限定品「旨塩レモン」。 発売日は、6月22日。

 グラスに注いだ液色は、深い濁りのある薄黄色。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、このシリーズに共通の深くコクがありそうなレモン香。
 口当たりはやはりこのシリーズらしく尖った酸味がまず感じられ、かなりシャープなのだが、 追って口の中でほろっとした甘さが広がる。これが塩の効果であろう。 酸っぱいだけではない飲みごたえがあり、しかも後味はさっぱり。
 果汁3%。レモンオイル・果皮・パルプ分を含む果汁使用。アルコール分5%。 原材料名:レモン果汁、ウォッカ(国内製造)、塩こうじ、糖類 /酸味料、炭酸、香料、ビタミンC。
 この味わいは、キリン 麹レモンサワー を思い出す。 パクリと言っては失礼だが、麹がレモンサワーに深みをもたらすことは、キリン製品で実証済。 レモン・ザ・リッチは元々コクがあるのが特徴だから、類似品以上の存在意義がある。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44374DAEE#05
2021年6月28日
No.8767: −196℃ ザ・まるごと青りんご <夏限定> / サントリー
 まいなす196ど ざ・まるごとあおりんご <なつげんてい> / さんとりー
サントリー -196℃ ザ・まるごと青りんご サントリー -196℃ ザ・まるごと青りんご review
 サントリー・−196℃ ザ・まるごと シリーズの限定品「青りんご」。 発売日は、6月22日。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、かすかに色づいているようにも見える。 多量の細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
 香りは、キュンと酸が尖った青りんご香。すっきり感があるが、甘そうな感じもする。
 味は香りから想像されるほど甘味は強くなく、ある程度抑制的。 青りんごらしく酸味が立っている。甘さは確かに控えめながら、 甘味料特有の引っかかる感じはある。 飲み込んだ後には、強いアルコール感、酸味と、舌の両奥にどんより甘さが残る。
 アルコール分7%。りんご果汁2%。青りんご浸漬酒使用。 原材料名:りんご、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 昔ならもっとしっかり甘みを付けていたんだろうなと思われるりんご味チューハイも、 最近はこうしてすっきりと仕上げることが多くなった。そもそも本品はアルコール7%もあるのだから、 お酒を飲み慣れない人たちに飲みやすさをアピールする必要がない。ターゲットは、 ある程度缶チューハイを飲みこなしてきた人たちだと思うので、 アルコールのしっかり感と甘ったるさのないすっきり感とを両立したこの仕上がりで正解。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44375DAEE#06
2021年6月29日
No.8768: ノメルズ ハードレモネード ビターサワー / コカ・コーラ
 のめるず はーどれもねーど びたーさわー / こか・こーら
コカ・コーラ ノメルズハードレモネード ビターサワー コカ・コーラ ノメルズハードレモネード ビターサワー review
 コカ・コーラ社から6月21日に登場した新しいR.T.D.「ノメルズ ハードレモネード」。
 主にアメリカの若者の間で人気だという、レモネードにアルコールを足したもので、3種同時発売された。
 3種のうち、既に オリジナルサワー!サワー!サワー! をレビュー済。 今日は最後に「ビターサワー」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。気泡はそんなに多くなく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、レモンの尖った香りのほか、少し薬臭い感じと、苦味の強そうな感じが混じる。 これは、ジュニパーベリーエキスとトニックフレーバーによるもので、 ジントニックのような香りになっているのだ。
 味は香りの印象どおり酸が鋭いだけでなく、ハーブっぽい香味が強い。 甘さは控えめで、その代わりに苦味が強い。 飲み込んだ後にも、強い酸味と苦味と香草のような味が口に残る。
 アルコール分7%。果汁8%。 原材料名:レモン(輸入)、スピリッツ、食塩、ジュニパーベリーエキス、果糖ぶどう糖液糖 /炭酸、香料、酸味料、酸化防止剤(ビタミンC)。 製造者:コカ・コーラボトラーズジャパン(株)
 シリーズ3種を飲む前は、ふだんアルコールをあまり飲まない若者に向けた商品群だと思っていたが、 飲んでみると、かなり本格的であることがわかった。甘いチューハイすらも飲まない人だと、 このシリーズは決して飲みやすいものではない。特に今日取り上げた「ビターサワー」は、 ジントニックさながらの香味があり、度数はそんなに高くはないけれども、しっかりお酒の味わいである。
 3種飲んで改めて考えると、やはりどんな人がターゲットで、どんな飲み方をして欲しいのか、 明確さに欠けるように思う。
 同社の先行ブランドである檸檬堂は、レモンサワーブームの中で、 一杯目からビールではなくサワーという人が増えている現状にフィットしており、 食事にも合わせやすく、アルコール度数の選択肢も3%、5%、7%、9%と広い、いわばオールラウンダーである。 それに比べて間口の狭い当シリーズがどう生き残るか。まさにお手並み拝見である。
 なお、ノメルズというブランド名は、LEMON をひっくり返して NOMEL にしたもので、 さらに日本語の"飲める"を想起させることから名付けられたと推測される。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44376DAEE#08
2021年6月30日[1]
No.8769: ビアリー / アサヒ
 びありー / あさひ
アサヒ ビアリー アサヒ ビアリー review
アサヒ ビアリー
 関東方面では3月30日に先行発売され、もうその人気が定着していると思われる「アサヒ ビアリー」 がようやく全国発売となり、こちら関西でも入手できるようになった。発売日は、6月29日。

 グラスに注ぐと、驚くほど泡がちゃんと盛り上がり、泡持ちも良い。液色も中程度の黄金色で、 見た目はまったく普通のビールと変わらない。
 香りを嗅ぐと、軽やかなホップ香が香ってくるものの、やはり残念ながらノンアルコールビールに似た 紅茶の茶葉のような匂いと、昔の発泡酒みたいな雑穀臭が少し感じられる。 あるいは、海外から輸入したライトラガーが熱劣化を起こしてしまったかのような匂いとも言えるが、 はっきりと臭みが強いというほどではない。
 口当たりは、スムーズな飲み口で、コクはもちろんないものの、適度な苦味がある。 このしっかり感は、完全なノンアルでは得られないもので、かなりビールっぽい。 糖質オフ発泡酒などと比べても、こちらのほうが力があると言える。 飲み込んだ後には、苦味がしっかり口に残っている。
 名称:炭酸飲料。アルコール分0.5%。 原材料名:麦芽(国内製造)、スターチ、麦芽エキス、ホップ、コーン、米/炭酸。
 本格的なビールのようなおいしさを、シーンやペースに合わせて自由にお楽しみいただける、 微量にアルコールを含んだ商品です。
 缶には「この商品には、アルコールが含まれております。20歳未満の方、 妊娠・授乳期の方、運転される方などは飲用をおやめください。」とも書かれている。
 法律上はビールではなく、ビールテイストの炭酸飲料という扱いだけれど、 アルコールが入っているから未成年等はダメですよという注意書きである。
 近年は、アルコールを飲んでも差し支えない大人の間で、アルコール離れがかなり進行しているので、 ビール会社としては少しでもそういう人たちを顧客として取り込むべく、こういった製品を開発したと考えられる。 また、手っ取り早く酔えるストロングチューハイなどが流行っている現状では、 アルコール中毒患者を増やす懸念もあることから、こうしたライトアルコール製品が一つの分野を築くのは良いことであろう。
 なお、その昔、完全なノンアルコールを造ることが難しかった時代には、 0.1%ほどアルコール分を含む製品をノンアルコールビールと呼んでいたものだが、0.00%製品がたくさん出回っている今、 またこういった製品が出てきたのは、面白い時代の変遷と言える。
種別 低アルコール飲料
CODE:44377DAEE#01
2021年6月30日[2]
No.8770: 贅沢搾り りんご <期間限定> / アサヒ
 ぜいたくしぼり りんご <きかんげんてい> / あさひ
アサヒ 贅沢搾り りんご アサヒ 贅沢搾り りんご review
 アサヒ 贅沢搾り の期間限定「りんご」。発売日は、6月22日。

 りんご果汁33%ということから、相当濁っているのか?と思いながらグラスに注ぐと、 ほぼ濁りのない淡いゴールドであり、透明タイプのりんごジュースのようである。 当初は細かな気泡が多量見えるが、程なくして静まる。
 香りは、ナチュラルなりんご香で、甘味が強そうである。
 味は香りの印象どおり、りんごらしい甘酸っぱさ。 やはり果汁感は抜群であり、一方、アルコール感は弱い。
 果汁33%。アルコール分4%。人工甘味料無添加。 原材料名:ウオッカ、りんご果汁(イタリア製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
 果実1/2個分と書いてある。フルーティという言葉がぴったりくる、 アルコールが苦手な人にも飲みやすいチューハイだ。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44377DAEE#08
2021年7月1日[1]
No.8771: −196℃ ストロングゼロ ダブル パイナップル <夏限定> / サントリー
 まいなす196ど すとろんぐぜろ だぶる ぱいなっぷる <なつげんてい> / さんとりー
-196℃ ストロングゼロ ダブル パイナップル -196℃ ストロングゼロ ダブル パイナップル review
 -196℃ストロングゼロシリーズの期間限定「ダブルパイナップル」。発売日は、6月29日。 前回出たのが昨年5月19日だったので、およそ13か月ぶりの登場である。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。気泡は少なく、炭酸はあまり強くはなさそう。
 香りは、注いでいる時からツンと甘酸っぱいパイン香が立ち昇っている。
 味は、パインらしい軽妙な酸味と、ややわざとらしい感じの甘味料の甘さが混じる。 ジューシー感はあまりない。アルコール感は非常に強い。 飲み込んだ後には、甘酸っぱさと共に、若干の苦みも残る。
 アルコール分9%。プリン体ゼロ。糖類ゼロ。パイナップル果汁1%。パイナップル浸漬酒使用。 原材料名:パイナップル、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 昨年 から中身は変わっていないようである。
 適度な苦味を効かせ、何とか甘ったるくない味わいに仕立ててはいるが、甘味料のだらっとした甘さがどうしても目立ってしまう。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44378DAEE#02
2021年7月1日[2]
No.8772: スーパードライ がんばれ!ニッポン!(ダイエー限定)デザイン缶 / アサヒ
 すーぱーどらい がんばれ!にっぽん!(だいえーげんてい)でざいんかん / あさひ
アサヒスーパードライ がんばれ!ニッポン!ダイエー限定デザイン缶 アサヒスーパードライ がんばれ!ニッポン!ダイエー限定デザイン缶 review
アサヒスーパードライ がんばれ!ニッポン!ダイエー限定デザイン缶
 TOKYO 2020 ゴールドパートナーであるアサヒビールからは、実にたくさんの関連商品が出ている。
 同社最大の売れ筋商品である スーパードライ も、以前から地域限定、店舗限定等で様々なデザイン缶、 びん入り商品ではデザインラベルが投入されており、そのすべてをフォローするのは困難。
 当サイトの使命は、酒類の「味」を伝えることにあるので、単にパッケージだけが違って中身は同じ商品を、 コレクション的に網羅することまでは考えていない。だが、店頭で偶然変わったものを見つけたときには、 なるべく入手するようにはしている。
 今回購入したのは、スーパーダイエー店頭に並んでいたもので、 野球や車椅子バスケの選手などのイラストと共に、「がんばれ!ニッポン!」の文字がある。
 発売日その他詳細情報がまったくわからなかったが、どうやらダイエー限定缶であるらしい。 「缶ビールラベル展示館」さんというサイトで そう紹介されている(掲載ページ)。 1998年に開設されたとのことで、当サイトよりも2年先輩である。 敬意を表し、勝手に紹介させて頂く。

 さて、中身については通常のスーパードライなので、味のレビューは割愛。
 アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
 さらりとした飲み口、キレ味さえる、いわば辛口の生ビールです。
 今回、他のデザイン缶も入手しているので、また後日掲載したい。
種別 ビール
CODE:44378DAEE#UK
2021年7月2日[1]
No.8773: アサヒ ザ・ゴールド <特別限定醸造> / アサヒ
 あさひ ざ・ごーるど <とくべつげんていじょうぞう> / あさひ
アサヒ ザ・ゴールド アサヒ ザ・ゴールド review
アサヒ ザ・ゴールド
 6月29日に発売された「アサヒ ザ・ゴールド」。
 言うまでもなく、アサヒビールは TOKYO 2020 のゴールドパートナーなので、 以前からこういった商品を投入している。
 昨年(2020年)6月に同名商品が出されており、 中身は同じかもしれない。飲んでみたい。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。 泡は純白できめ細かく、しっかり盛り上がって、泡持ちも概ね良い。
 香りは、まさにアサヒビール。スーパードライに近い、落ち着いた穀物っぽいモルト香が中心で、 ホップの香り立ちは穏やか。
 味は苦み走っており、華やかさはないが、スーパードライのように金属的なニュアンスまではなく、 それよりはもっと麦芽の力強さを感じる。 キレは良いが、飲み込んだ後にしっかりと苦味が口に残る。
 アルコール分5%。国産ゴールデン麦芽使用。 原材料名:麦芽(国内製造、外国製造)、ホップ、米、コーン、スターチ。
 中身は 昨年発売品 と同じではないかと思われる。 但し、缶体は昨年の紅白基調から今年は名前の通りゴールドになった。 もちろん商品名は国産ゴールデン麦芽を用いていることに由来するのであろうが、 メダルのゴールドを暗示してもいると思われ、その意味でも、金色の缶は最適である。
 なお、缶には「ORIGINAL BEER FOR JAPAN PRIDE」「がんばれ!ニッポン!」 「KANPAI●JAPAN」などの文字があり、もちろん、TOKYO 2020 のエンブレムもある。
種別 ビール
CODE:44379DAEE#03
2021年7月2日[2]
No.8774: KAVALAN BAR COCKTAIL ハイボール / 金車(輸入:日本酒類販売)
 かう゛ぁらん・ばー・かくてる はいぼーる / きんしゃ(にほんしゅるいはんばい)
KAVALAN BAR COCKTAIL ハイボール KAVALAN BAR COCKTAIL ハイボール review
KAVALAN BAR COCKTAIL ハイボール
 こんな商品の存在をまったく知らなかったのだが、店頭で偶然出会って購入。 台湾製のKAVALANというシングルモルトウイスキーを使った缶入りハイボール。

 グラスに注いだ液色は、極めて淡いイエロー。見た目はとてもハイボールには思えない。
 これでは味も期待できないかな?と思いながら香りを嗅ぐと、その瞬間びっくり。 非常に深い樽由来のバニラ香が漂っている。缶入りハイボールでここまでしっかりモルトウイスキーらしさを感じるのは珍しい。
 口当たりは、まずピリッと炭酸の刺激を感じ、次いでモルトウイスキーの甘さを感じる。 さらに、レモンのような柑橘っぽい鋭さを感じる。べつにレモンが使われているわけではないので、これは酸味料の仕業か。 飲み込んだ後にも柔らかい甘味と軽い酸味、しっかりしたアルコール感が残る。
 アルコール分5%。原材料名:ウイスキー、糖類/炭酸、酸味料。 原産国名:台湾。輸入者及び引取先:日本酒類販売株式会社 東京都中央区新川1-25-4。
 KAVALAN BAR COCKTAIL ハイボールは、カバラン・クラシック・シングルモルト・ウイスキーをベースに使用しソーダ水をブレンド。 ウイスキー原酒からもたらされる樽の香りとフルーティーな風味が特長のまろやかな味わいのウイスキーソーダです。
 KAVALAN BAR COCKTAIL シリーズは、東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC2020)にて 「年間世界最優秀蒸留所賞」に輝いた、台湾の「カバラン蒸留所」で製造された原酒をベースに使用したカクテルです。 自然豊かな台湾「雪山」山麓の清らかな伏流水が使用されています。
 そんなに優秀なウイスキーをベースにしているなら、糖類とか酸味料をなぜ添加するのだろう。 もっと味気なくてもいいから、ウイスキーの味わいを活かして欲しかった。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44379IKOS#UK
2021年7月3日[1]
No.8775: TOKYO CRAFT スパイシーエール <限定醸造> / サントリー
 とうきょうくらふと すぱいしーえーる <げんていじょうぞう> / さんとりー
サントリー TOKYO CRAFT スパイシーエール サントリー TOKYO CRAFT スパイシーエール review
サントリー TOKYO CRAFT スパイシーエール
 サントリー TOKYO CRAFT シリーズの限定品「スパイシーエール」。 発売日は、6月29日。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。 泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
 グラスに鼻を近づけると、はっきりと黒コショウのインパクトある香りが感じられる。 山椒のようでもある。ホップ香はあるものの、陰に隠れている。
 味はピリッとした辛みのアタックを舌先で感じるが、一方で、あまりボリューム感のない柔らかな甘味が静かに広がる。 悪く言うと肩透かし。もうちょっとビール自体のボリューム感があるのかと思っていたが、 意外にも軽快。 飲み込んだ後には、喉の奥にコショウの辛みが残るが、エールらしい余韻は短い。
 アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、糖類、こしょう。
 突き抜ける香りのスパイシーエール
 ブラックペッパーを使用した突き抜ける香りとピリリとした刺激がアクセントの爽快なビールです。
 このインパクトは爽快であり、確かに夏向きの味わいだ。 夕食に鶏の唐揚げを食べながら飲んでみたが、素晴らしい相性であった。
種別 ビール
CODE:44380DAEE#04
2021年7月3日[2]
No.8776: アセロラサワー ゼロ <数量限定> / サンガリア
 あせろらさわー ぜろ <すうりょうげんてい> / さんがりあ
サンガリア アセロラサワー ZERO サンガリア アセロラサワー ZERO review
 コンビニのローソン・ポプラで以前から限定展開されている サンガリア糖類ゼロサワーシリーズの「アセロラサワー」 を入手した。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。 注いでいる時、細かな気泡が踊っているが、程なくして静まる。
 香りは、アセロラらしい酸味の強そうな香りで、混じりけがない。
 味は香りの印象どおり酸が尖っているが、同時に甘味料特有のだらっとした甘味も感じられる。 シンプルであるがゆえ、甘さの引っかかりが気になる。 だが、強い酸味とバランスを取るためなので、致し方ない。
 果汁0.3%。アルコール分5%。着色料0。糖類0。プリン体0。 原材料名:アセロラ果汁、ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 製造者:株式会社 日本サンガリアベバレッジカンパニー 大阪市東住吉区中野4-2-13。 製造所:三重県伊賀市依那具字柳原844-1。
 当サイトで把握している限り、このシリーズでアセロラフレーバーは初めてである。 無論、私が取りこぼしている可能性はあるので、以前にも存在していたかもしれない。 コンビニ巡りにも限界はある。
 そもそも、私の日常生活圏内には存在しないコンビニチェーンもある。 ミニストップやデイリーヤマザキは足を伸ばさないといけないので、 これまでほとんど取り上げていない。悔しい限りだが、限界がある。 
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44380LSEE#UK
2021年7月4日[1]
No.8777: WATTA キーツマンゴー <数量限定> / オリオン
 わった きーつまんごー <すうりょうげんてい> / おりおん
オリオン WATTA キーツマンゴー オリオン WATTA キーツマンゴー review
オリオン WATTA キーツマンゴー
 オリオン WATTA の数量限定「キーツマンゴー」。 発売日は、6月22日。

 グラスに注いだ液色は、透過性のあるごく淡いオレンジ色。 細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
 香りは、甘さをたっぷり湛えたマンゴーの香りだが、 甘ったるい感じはそれほどなく、苦そうな感じすらある。
 味は香りの印象どおり甘いが酸味もあり、軽い苦味もある。 こってり感はなく、適度なキレもある。 ただ、味わいがピュアであるために、単調さは否めない。
 アルコール分3%。果汁0.1%。沖縄豊見城産キーツマンゴー由来エキス使用。 原材料名:マンゴー果汁、マンゴーエキス、ウォッカ、糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖) /炭酸、酸味料、香料、ビタミンC、カロテノイド色素、野菜色素。
 販売者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。 製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
 缶裏に、次の説明文がある。
 幻のマンゴー!キーツマンゴー使用
 皮が緑色のまま完熟する珍しいマンゴーで、濃厚かつ贅沢な甘みが特徴です。 フードロス削減のため、廃棄予定だった果実を活用しています。
 果実として出荷できないものを搾って果汁を活用するというのは、よくやられていることではあるが、 元々希少で高価な果実なら、ありがたさ倍増である。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44381WALIUM#12
2021年7月4日[2]
No.8778: 道産素材 夕張メロンミルクサワー / 北海道麦酒醸造
 どうさんそざい ゆうばりめろんみるくさわー / ほっかいどうびーるじょうぞう
道産素材 夕張メロンミルクサワー 道産素材 夕張メロンミルクサワー review
 先月、近所のLAWSONで北海道フェアのようなものが行われ、そこで入手したもの。
 これまでにもいくつか取り上げているが、北海道麦酒醸造がつくる「道産素材」 ブランドのチューハイ「夕張メロンミルクサワー」だ。

 グラスに注いだ液色は、深く濁りのある黄色とオレンジの中間程度の色。 注いでいる時、白い泡が盛り上がってくるが、しばらくすると消滅。 気泡は少なく、炭酸は弱そうである。
 香りは、夕張メロンらしいコクのありそうな甘さが、ミルクの甘さと調和。
 味は甘味が強く、こってり系だが、そこまでくどさはない。 香りの印象どおりメロンとミルクが溶けており、炭酸のピリッとした刺激も加わるから、 クリームソーダのようである。 飲み込んだ後にも、しっかり甘味が口に残る。
 アルコール分3%。牛乳12%&メロン果汁2.5%使用。 原材料名:低脂肪牛乳(北海道産)、メロン、スピリッツ、糖類/炭酸、酸味料、果実色素、 香料、安定剤(アルギン酸エステル)。
 低アルコールで甘味の強い製品なので、万人受けはしないと思われるが、 日々レモンサワーなどスッキリ系メインの人が、たまに趣向を変えたい時にはいい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44381LSEE#12
2021年7月5日[1]
No.8779: ニッポン クラシカル ビター <限定醸造> / サッポロ
 にっぽん くらしかる びたー <げんていじょうぞう> / さっぽろ
サッポロ ニッポン クラシカル ビター サッポロ ニッポン クラシカル ビター review
 サッポロビールから6月29日に発売された「ニッポン クラシカル ビター」。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。 泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
 香りを嗅ぐと、いかにもサッポロ製品という、穀物っぽいモルト香が感じられる。 質実剛健で地味。但し、エールのようなふわっと甘い香りも混じる。
 味は苦味に厚みがあり、パワフルな口当たりだが、甘味もある。 ジューシーでほろっとしたこの甘味に気づき、もしや?と思う。 そう、これは紛れもなく新ジャンルだったのだ。ここに至るまで、てっきりビールかと思っていた。 飲み込んだ後には、収斂性のある苦味が舌の奥に居座っており、かなりの力強さ。
 アルコール分5%。信州早生ホップ使用。 原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、大麦)、スピリッツ(大麦)。
 見た目と香りの印象からは、ビールだと信じて疑わなかった。 口にした瞬間も、サッポロらしいビールだなあ、と感じた。 苦味とやや分裂した甘さを感じたとき、初めて頭の中にハテナが湧いたのだが、 そのくらいに優秀な新ジャンルである。 考えてみれば、同社の麦とホップの特徴であるソフトクリームみたいな甘さがあるのだが、 それを制するくらいに強い苦味があり、浮ついた感じがない。
 サッポロさんがこれまでリリースしてきたどの新ジャンル製品より、最もビールに近いと感じた。 麦とホップよりも。ゴールドスターよりも。正直、やられた。
種別 新ジャンル
CODE:44382DAEE#06
2021年7月5日[2]
No.8780: 氷結ストロング ピーチ&マンゴー / キリン
 ひょうけつすとろんぐ ぴーち あんど まんごー / きりん
キリン 氷結ストロング ピーチ&マンゴー キリン 氷結ストロング ピーチ&マンゴー review
 キリン 氷結 が新しくなっている。今年(2021年)3月製造分からのリニューアルである。
 スタンダードシリーズ全8種、ストロングシリーズ全6種があり、 スタンダードシリーズのうち みかん、ウメ、パイナップル、ストロングシリーズのうち サワーレモン、 ライムシークヮーサー、ピーチ&マンゴー の各種はパッケージのみの変更だが、 それ以外のものは中身も変わっている。
 当サイトでは既にスタンダードシリーズ全8種をレビューし、 ストロングシリーズは シチリア産レモングレープフルーツ を既にレビューした。 入手できたものから順次取り上げているが、今日はストロング3種目として「ピーチ&マンゴー」を飲む。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、かすかに黄色っぽいようにも見える。 注いでいる時、ジュワジュワと炭酸が音を立てているが、程なくして静まる。
 香りは、桃の柔らかな甘さと、マンゴーのしっかりした甘さの双方を感じさせる。 いかにも香料で作られた、きれいでいて押しの強い香り。
 味は香りの印象どおり、甘味が非常に強い。 甘味料特有のだらっとした甘さであり、そこにアルコールの力強さが加わっている。 炭酸のピリッとした刺激はあるが、ほとんど引き締め役としては機能していない。
 アルコール分9%。果汁0.9%。糖類0×プリン体0。 原材料名:果汁(もも、マンゴー)、ウォッカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 フルーティなピーチとマンゴーの、スッキリ爽快なおいしさとしっかりとした飲みごたえをお楽しみください。
 以前にも書いたが、この製品は堂々「糖類0」をうたいながら、原材料名に「糖類」の文字がある。 これはおそらく表記ルールの問題である。
 法律上、糖類ゼロ表記が許されるのは、製品100mg又は100ml中に糖類使用量が0.5g以下というルールがある。 その範囲内の使用ということなのであろう。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44382DAEE#RN03

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